JP6651823B2 - マニピュレータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、床に開口された孔から床下の作業空間に挿入されるマニピュレータ装置に係り、特に、遠隔作業に好適なマニピュレータ装置に関する。
例えば、特許文献1には、原子炉圧力容器(Reacter Pressure Vessel:以下、「RPV」と称する。)内の底部に設置された部品を点検補修するマニピュレータ装置として、RPVの上部に台車を配設し、台車からマニピュレータ装置を吊り降ろし、RPVの底部に吊り降ろされたマニピュレータ装置に設けられた伸縮アームを水平方向に伸長させ、伸縮アームの先端に設けられた点検補修用ヘッドによって、RPVの底部に設置された各種部品(CRDハウジング、CRDスタブチューブ、ICMハウジング等)を補修・点検するようにした構成が開示されている。
特開2005−227020号公報
特許文献1に記載されたマニピュレータ装置においては、伸縮アームが、RPV底部に平面視格子状に複数設けられたCRDハウジング同士の狭隘な隙間を通すように伸縮される。このため、RPV底部に高い密度で複数格子状に設置されたCRDハウジング等を補修・点検する専用装置としては優れているが、補修・点検エリアが伸縮アームの伸縮方向に沿った領域に限られてしまうという問題があった。
本発明は、上述した問題点を鑑みて創案されたものであり、作業範囲を拡張することができ、作業効率の向上を図ることができる、マニピュレータ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、床に開口された孔から床下の作業空間に挿入可能に構成されたマニピュレータ装置において、前記床を走行可能な台車と、該台車に昇降可能に配置された昇降体と、該昇降体の昇降方向に沿って配設された支持柱と、該支持柱に配置され前記昇降体から出没可能に構成された伸縮アームと、昇降方向を軸として前記昇降体を旋回させる昇降体旋回機構と、前記支持柱を軸として前記伸縮アームを旋回させるアーム旋回機構と、を備え、前記昇降体旋回機構によって前記伸縮アームを備えた前記昇降体の全体を旋回させるとともに、前記アーム旋回機構によって前記伸縮アームを個別に旋回させるようにした、ことを特徴とするマニピュレータ装置が提供される。
前記アーム旋回機構は、昇降方向に沿って前記台車に配置されアーム旋回用モーターによって回転される旋回用第一ロッドと、昇降方向に沿って前記昇降体に配置された旋回用第二ロッドと、前記旋回用第一ロッドの回転を前記旋回用第二ロッドに伝達する旋回用第一ギヤ機構と、前記旋回用第二ロッドの回転を前記支持柱に伝達する旋回用第二ギヤ機構と、を有していてもよい。
前記伸縮アームは、複数の平行リンクによって構成されたパンタグラフ式の伸縮アームであって、前記支持柱に支持された二つの支持部材を有し、一方の支持部材を前記支持柱に沿って昇降させることによって略水平方向に伸縮するように構成されていてもよい。
前記マニピュレータ装置は、前記伸縮アームの先端に昇降可能に配置された先端ツールを備えていてもよい。
本発明に係るマニピュレータ装置によれば、床下の作業空間に挿入された伸縮アームを旋回可能に構成したことにより、旋回角度に応じて作業位置を変更することができ、作業範囲を拡張することができるとともに、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るマニピュレータ装置の使用状態を示す側面図である。 図1に示した伸縮アームの伸縮機構を示す部分拡大図である。 図1に示したアーム旋回機構を示す部分拡大図である。 図1に示した伸縮アームを収縮させた状態を示す側面図である。 図4に示した第二昇降体を第一昇降体に引き上げた状態を示す側面図である。 図5に示した第一昇降体及び第二昇降体を台車に引き上げた状態を示す側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付すことにより重複した説明を省略し、また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1を用いて、本発明の一実施形態に係るマニピュレータ装置1の概要を説明する。本実施形態に係るマニピュレータ装置1は、床2に開口された孔3から床下の作業空間4に少なくとも一部(例えば、伸縮アーム8)が挿入可能に構成され、床2を走行可能な台車5と、台車5に昇降可能に配置された昇降体6と、昇降体6の昇降方向に沿って配設された支持柱7と、支持柱7に配置され昇降体6から出没可能に構成された伸縮アーム8と、伸縮アーム8の先端に昇降可能に配置された先端ツール9と、支持柱7を軸として伸縮アーム8を旋回させるアーム旋回機構10と、を備えている。
マニピュレータ装置1は、例えば、高放射性廃液が貯留されたタンクの内部を監視・計測等するために用いられ、タンクの上部に設けられた床2に開口された孔3からタンク内にアクセスするように構成されている。また、マニピュレータ装置1は、高放射線領域で使用する場合には、遠隔操作可能に構成されていることが好ましい。なお、マニピュレータ装置1は、上述した作業環境下での使用に限定されるものではない。
先端ツール9は、例えば、カメラ等の撮影機器や放射線計測器等のセンサである。かかる先端ツール9をマニピュレータ装置1によってタンク内に挿入することによって、タンク内の状況を撮影・監視したり、タンク内の放射線量を測定したりすることができる。
図1に示したように、台車5は、例えば、床2を走行する車輪11を備えた下部フレーム5aと、下部フレーム5aに昇降方向の軸として回動可能に載置された上部フレーム5bと、を有している。下部フレーム5aは、例えば、基板12と、基板12に設けられた車輪11と、を備えている。上部フレーム5bは、例えば、基板12の上方に配置された上板13と、基板12の下方に配置された下板14と、これらを連結する柱15と、を備えている。柱15は、基板12に形成された開口を通して上板13と下板14とを連結する。台車5は、例えば、作業員によって押されて床2上を走行し、孔3の位置に合わせて停車される。
台車5の上部フレーム5bには、床2の孔3に挿入される昇降体6が昇降可能に支持されている。昇降体6は、例えば、上部フレーム5bに対して昇降可能な第一昇降体6aと、第一昇降体6aに対して昇降可能な第二昇降体6bと、を有している。第一昇降体6aは、例えば、第一上板16と第一下板17とを柱18で連結した構成を有しており、台車5の基板12に形成された開口に挿通される。第二昇降体6bも、第一昇降体6aと同様に、第二上板19と第二下板20とを柱21で連結した構成を有しており、第一昇降体6aの第一下板17に形成された開口に挿通される。
また、第二昇降体6bには、二本の支持柱7が昇降方向(例えば、鉛直方向)に沿って並設され、これら支持柱7の下部に伸縮アーム8がそれぞれ装着されている。すなわち、支持柱7及び伸縮アーム8は、昇降体6に複数配設されている。なお、本実施形態では、二組の支持柱7及び伸縮アーム8を左右対称となるように配置した場合について説明しているが、かかる構成に限定されるものではなく、支持柱7及び伸縮アーム8は、一組であってもよいし、三組以上であってもよい。
第二昇降体6bの第二上板19には、台車5の上部フレーム5bに設けられたウィンチ22から繰り出されたワイヤ23が、プーリー24で転向されて接続されている。ウィンチ22でワイヤ23を巻き取ることによって、第二昇降体6bが引き上げられ、第一昇降体6aに格納され(図5参照)、ウィンチ22からワイヤ23を繰り出すことによって、第二昇降体6bが第一昇降体6aから下降する。この第二昇降体6bの昇降時には、伸縮アーム8は、予め折り畳んで収縮した状態としておく。
第二昇降体6bを第一昇降体6aに格納した状態で、更にウィンチ22でワイヤ23を巻き取ると、第二昇降体6bの第二上板19が第一昇降体6aの第一上板16を押し上げ、第一昇降体6aが第二昇降体6bと一体となって引き上げられ、第一昇降体6a及び第二昇降体6bが台車5の上部フレーム5bに格納される(図6参照)。
図4に示したように、台車5の上部フレーム5bは昇降体旋回機構25によって、下部フレーム5aに対して昇降方向を軸として回動可能に構成されている。昇降体旋回機構25は、例えば、上部フレーム5bに設けられた大径ギヤ26と、大径ギヤ26に噛合するピニオン27と、ピニオン27を回転駆動させる旋回用モーター28と、を備えている。旋回用モーター28を正逆回転させることで、ピニオン27及び大径ギヤ26を介して上部フレーム5bが下部フレーム5aに対して正逆回転し、上部フレーム5bに支持された昇降体6及び二本の伸縮アーム8が、一体となって略鉛直軸回りに正逆回転する。
すなわち、昇降体6は、昇降方向を軸として旋回可能に構成されている。このように昇降体6を旋回可能に構成することによって、伸縮アーム8を個別に旋回させることなく、昇降体6の全体を旋回させることができる。したがって、例えば、伸縮アーム8の旋回角度に制限がある場合には、伸縮アーム8の旋回のみでは届かない場所であっても、昇降体6を旋回させることによって伸縮アーム8を移動させることができる。
図1に示したように、伸縮アーム8は、複数の平行リンクによって構成された、いわゆるパンタグラフ式の伸縮アームである。伸縮アーム8は、支持柱7に支持された二つの支持部材29を有し、一方の支持部材29を他方に対して支持柱7に沿って昇降させることで伸縮アーム8が略水平方向に伸縮するように構成されている(図4参照)。また、伸縮アーム8の先端には、プーリー30が設けられており、プーリー30に巻き掛けられたワイヤ31の先端に先端ツール9が接続されている。
また、図示しないが、ワイヤ31の後端は、昇降体6や台車5に配置されたプーリーを介して作業空間4の外部に引き出されており、台車5又は床2に配置された巻き取り装置に接続されている。かかるワイヤ31を巻き取り又は繰り出すことによって、先端ツール9を作業空間4内で昇降させることができる。なお、先端ツール9の昇降手段は、かかる構成に限定されるものではない。例えば、プーリー30に電動モーターを配置してプーリー30をワイヤ31の巻き取り装置としてもよいし、ワイヤ31を使用せずにリニアアクチュエータに先端ツール9を接続するようにしてもよい。
伸縮アーム8は、アーム伸縮機構32により、例えば、略水平方向に伸縮される。アーム伸縮機構32は、例えば、支持部材29を支持柱7に沿って昇降させるように構成されている。図1に示したように、アーム伸縮機構32は、上部フレーム5bに昇降方向に沿って配置されアーム伸縮用モーター33によって回転される伸縮用第一ロッド34と、第一昇降体6aに昇降方向に沿って配置された伸縮用第二ロッド35と、第二昇降体6bに昇降方向に沿って配置されたネジロッド36と、ネジロッド36に装着されたナット部材37と、ナット部材37を支持部材29に連結する連結部材38と、を有している。また、図2に示したように、アーム伸縮機構32は、伸縮用第一ロッド34の回転を伸縮用第二ロッド35に伝達する伸縮用第一ギヤ機構39と、伸縮用第二ロッド35の回転をネジロッド36に伝達する伸縮用第二ギヤ機構40と、を有している。
図2に示したように、伸縮用第一ロッド34の下端は上部フレーム5bの下板14に軸支され、伸縮用第二ロッド35の上端は第一昇降体6aの第一上板16に軸支され、伸縮用第二ロッド35の下端は第一昇降体6aの第一下板17に軸支されている。伸縮用第一ギヤ機構39は、伸縮用第一ロッド34に装着され第一昇降体6aの第一上板16に軸支されたギヤ41と、第一上板16に軸支されたギヤ42と、伸縮用第二ロッド35に固設されたギヤ43と、を有し、これらギヤ41,42,43が直列に噛合されている。ギヤ41は、伸縮用第一ロッド34にスプライン噛合されており、伸縮用第一ロッド34に対して軸方向に移動可能かつ周方向に一体となって回転するように構成されている。
また、伸縮用第二ギヤ機構40は、伸縮用第二ロッド35に装着され第一昇降体6aの第一下板17に軸支されたギヤ44と、第一下板17に軸支されたギヤ45と、ネジロッド36に固設されたギヤ46と、を有し、これらギヤ44,45,46が直列に噛合されている。ギヤ44は、伸縮用第二ロッド35にスプライン噛合されており、伸縮用第二ロッド35に対して軸方向に移動可能かつ周方向に一体となって回転するように構成されている。
ネジロッド36にはナット部材37が装着されており、ナット部材37には連結部材38が固設されている。連結部材38は、支持部材29を上下から挟んで保持する一対のブラケット38aによって構成され、各ブラケット38aには、支持柱7が回転可能に挿通される孔が形成されている。かかる構成によれば、ナット部材37のネジロッド36に対する供回りを抑制することができ、ネジロッド36の回転によってナット部材37を昇降させることができる。
支持柱7には、支持部材29が軸方向に移動可能に装着されている。したがって、伸縮用第一ロッド34が回転されると、伸縮用第一ギヤ機構39を介して伸縮用第二ロッド35が回転し、伸縮用第二ギヤ機構40を介してネジロッド36が回転し、ナット部材37が昇降し、支持部材29が支持柱7に沿って昇降し、伸縮アーム8が略水平方向に伸縮することとなる(図1、図4参照)。なお、上述したアーム伸縮機構32の構成は単なる一例であり、かかる構成に限定されるものではない。また、伸縮アーム8の伸縮方向は、水平方向に限定されるものではなく、斜め下方や斜め上方に向かって伸縮させるようにしてもよい。
また、伸縮アーム8は、図1に示したアーム旋回機構10によって支持柱7回りに旋回可能に構成されている。アーム旋回機構10は、図1に示したように、例えば、上部フレーム5bに昇降方向に沿って配置されアーム旋回用モーター47によって回転される旋回用第一ロッド48と、第一昇降体6aに昇降方向に沿って配置された旋回用第二ロッド49と、図3に示したように、旋回用第一ロッド48の回転を旋回用第二ロッド49に伝達する旋回用第一ギヤ機構50と、旋回用第二ロッド49の回転を支持柱7に伝達する旋回用第二ギヤ機構51と、を有している。
図3に示したように、旋回用第一ロッド48の下端は上部フレーム5bの下板14に軸支され、旋回用第二ロッド49の上端は第一昇降体6aの第一上板16に軸支され、旋回用第二ロッド49の下端は第一昇降体6aの第一下板17に軸支されている。旋回用第一ギヤ機構50は、旋回用第一ロッド48に装着され第一昇降体6aの第一上板16に軸支されたギヤ52と、第一上板16に軸支されたギヤ53と、旋回用第二ロッド49に固設されたギヤ54と、を有し、これらギヤ52,53,54が直列に噛合されている。ギヤ52は、旋回用第一ロッド48にスプライン噛合されており、旋回用第一ロッド48に対して軸方向に移動可能かつ周方向に一体となって回転するように構成されている。
旋回用第二ギヤ機構51は、旋回用第二ロッド49に装着され第一昇降体6aの第一下板17に軸支されたギヤ55と、第一下板17に軸支されたギヤ56と、支持柱7に固設されたギヤ57と、を有し、これらギヤ55,56,57が直列に噛合されている。ギヤ55は、旋回用第二ロッド49にスプライン噛合されており、旋回用第二ロッド49に対して軸方向に移動可能かつ周方向に一体となって回転するように構成されている。
支持柱7には、スプラインが形成されており、支持柱7に装着される支持部材29には、スプラインに噛合するスプライン孔が形成されている。かかる構成によれば、支持部材29は、支持柱7に沿って昇降し、支持柱7と一体的に回転する。したがって、旋回用第一ロッド48が回転されると、旋回用第一ギヤ機構50を介して旋回用第二ロッド49が回転し、旋回用第二ギヤ機構51を介して支持柱7が回転し、支持柱7にスプライン噛合された支持部材29が回転し、支持部材29に装着された伸縮アーム8が支持柱7を軸として旋回することとなる(図1参照)。
ここで、上述したマニピュレータ装置の使用方法について説明する。先ず、図6に示したように、ウィンチ22でワイヤ23を巻き取って、昇降体6を床2よりも上方に引き上げて台車5に格納した状態としておき、この状態で作業者が台車5を押すことで、台車5を床2の孔3の位置に移動する。
次に、ウィンチ22からワイヤ23を繰り出し、図5に示したように、第一昇降体6aを自重により第二昇降体6bと一体に下降させて孔3に挿入する。更にウィンチ22からワイヤ23を繰り出し、図4に示したように、第一昇降体6aから第二昇降体6bを自重により下降させる。このとき、第二昇降体6bの第二上板19が第一昇降体6aの第一下板17に載置され、第一昇降体6aの第一上板16が台車5の下部フレーム5aの下板14に載置され、それぞれ重量が支持される。
その後、アーム伸縮用モーター33を駆動させ、図1に示したように、各伸縮アーム8を個別に略水平方向に所定の位置まで伸長する。各伸縮アーム8の伸長長さは、アーム伸縮用モーター33の回転を制御することによって調節することができる。
次に、アーム旋回用モーター47を駆動させ、各伸縮アーム8を個別に支持柱7回りに旋回させ、先端ツール9を所定の位置に移動させる。各伸縮アーム8の旋回角度は、アーム旋回用モーター47の回転を制御することによって調節することができる。
そして、ワイヤ31を繰り出して先端ツール9を所定の高さ位置まで移動させ、撮影や計測等の作業を行う。先端ツール9の高さ位置は、図示しない巻き取り装置を制御することによって調節することができる。
作業終了後は、上述した説明と逆の手順によって、伸縮アーム8を台車5に回収する。具体的には、ワイヤ31を巻き取って先端ツール9を初期位置まで移動させて図1の状態になった後、伸縮アーム8を収縮させて図4の状態とし、昇降体6を引き上げて図5の状態を経由して図6の状態とすることによって、伸縮アーム8を台車5に回収する。
上述した本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、床下の作業空間4に挿入された伸縮アーム8を旋回可能に構成したことにより、旋回角度に応じて作業位置を変更することができ、作業範囲を拡張することができるとともに、作業効率の向上を図ることができる。また、伸縮アーム8の旋回に加えて、昇降体6を旋回可能に構成することによって、旋回可動域を拡大することができ、作業範囲をより拡張することができる。
また、昇降体6を第一昇降体6a及び第二昇降体6bによってテレスコピック状に構成することで、図6に示したように、台車5に格納したときの高さ寸法を抑えつつ、図4に示したように、下降させたときの下降長さを十分に稼ぐことができる。したがって、本実施形態に係るマニピュレータ装置1によれば、床2の上方の天井が低い現場にも容易に対応することができる。なお、本実施形態では、昇降体6を第一昇降体6a及び第二昇降体6bによって構成しているが、三つ以上の昇降体に分割してテレスコピック状に構成するようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
1 マニピュレータ装置
2 床
3 孔
4 作業空間
5 台車
5a 下部フレーム
5b 上部フレーム
6 昇降体
6a 第一昇降体
6b 第二昇降体
7 支持柱
8 伸縮アーム
9 先端ツール
10 アーム旋回機構
11 車輪
12 基板
13 上板
14 下板
15,18,21 柱
16 第一上板
17 第一下板
19 第二上板
20 第二下板
22 ウィンチ
23 ワイヤ
24 プーリー
25 昇降体旋回機構
26 大径ギヤ
27 ピニオン
28 旋回用モーター
29 支持部材
30 プーリー
31 ワイヤ
32 アーム伸縮機構
33 アーム伸縮用モーター
34 伸縮用第一ロッド
35 伸縮用第二ロッド
36 ネジロッド
37 ナット部材
38 連結部材
38a ブラケット
39 伸縮用第一ギヤ機構
40 伸縮用第二ギヤ機構
41,42,43,44,45,46 ギヤ
47 アーム旋回用モーター
48 旋回用第一ロッド
49 旋回用第二ロッド
50 旋回用第一ギヤ機構
51 旋回用第二ギヤ機構
52,53,54,55,56,57 ギヤ

Claims (4)

  1. 床に開口された孔から床下の作業空間に挿入可能に構成されたマニピュレータ装置において、
    前記床を走行可能な台車と、
    該台車に昇降可能に配置された昇降体と、
    該昇降体の昇降方向に沿って配設された支持柱と、
    該支持柱に配置され前記昇降体から出没可能に構成された伸縮アームと、
    昇降方向を軸として前記昇降体を旋回させる昇降体旋回機構と、
    前記支持柱を軸として前記伸縮アームを旋回させるアーム旋回機構と、を備え、
    前記昇降体旋回機構によって前記伸縮アームを備えた前記昇降体の全体を旋回させるとともに、前記アーム旋回機構によって前記伸縮アームを個別に旋回させるようにした、
    ことを特徴とするマニピュレータ装置。
  2. 前記アーム旋回機構は、昇降方向に沿って前記台車に配置されアーム旋回用モーターによって回転される旋回用第一ロッドと、昇降方向に沿って前記昇降体に配置された旋回用第二ロッドと、前記旋回用第一ロッドの回転を前記旋回用第二ロッドに伝達する旋回用第一ギヤ機構と、前記旋回用第二ロッドの回転を前記支持柱に伝達する旋回用第二ギヤ機構と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のマニピュレータ装置。
  3. 前記伸縮アームは、複数の平行リンクによって構成されたパンタグラフ式の伸縮アームであって、前記支持柱に支持された二つの支持部材を有し、一方の支持部材を前記支持柱に沿って昇降させることによって略水平方向に伸縮するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のマニピュレータ装置。
  4. 前記伸縮アームの先端に昇降可能に配置された先端ツールを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のマニピュレータ装置。
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