JP6650319B2 - こんろ - Google Patents

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Description

本発明は、バーナを備えたこんろに関する。
従来、バーナを備えたこんろが知られている。特許文献1に開示されたこんろは、バーナ、点火電極、熱電対及びセンサのそれぞれをこんろの筐体に設置するための機構として、取付台、取付座、第1フレーム部材及び第2フレーム部材を備えている。取付座は、中央にバーナ本体を受け入れ可能な左右幅を有する凹部を有しており、凹部の内側にセンサを係止する。第1フレーム部材は、点火電極及び熱電対を設置する。第2フレーム部材は、バーナ本体を固定するとともに、こんろの天板とバーナとを連結する。取付台の上に取付座が、取付座の上に第1フレーム部材が、第2フレーム部材の上に第2フレーム部材がそれぞれ重ね合された状態で、第2フレーム部材の上にバーナ本体が配置される。そして、バーナ本体とともに取付座、第1フレーム部材、第2フレーム部材が取付台に対してねじ止めされる。
特開2012−32097号公報
しかしながら、このようなバーナ等取付機構の部品点数が増加するにつれて、バーナ等取付機構の組み付け工程も増加しやすくなる。また、バーナ等取付機構の部品点数が増加することは、製造コスト・管理コスト軽減の観点からも好ましくない。
また、グリル庫が設けられるこんろでは、バーナ等取付機構が、筐体の側壁とグリル庫との間に架設されることがある。筐体の内部には、グリル庫をはじめ、バーナ本体へ燃料を供給するための燃料供給機構、電池・ハーネス等の各種電装部品等の各種の部品が配置されている。天板側から筐体内部に向けて煮汁などの液体が浸入した場合、筐体内部の部品に液体が滴下すると、バーナ本体への燃料供給に不具合が生じたり、電気的なトラブルが生じたりする可能性があるといった問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、少ない部品でバーナ及びバーナに近接配置される電装部品を設置するとともに、筐体内部への液体の浸入による不具合の発生を低減できるこんろを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るこんろは、上部が開口されるとともに、内部にグリルユニットが配置される筐体と、ガスと空気を混合する管状部であって所定方向に延びる混合管部と、前記混合管部の一端部が下部に接続されるとともに、上部にバーナヘッドを載置するバーナ本体と、前記バーナ本体に設けられたバーナ取付部とを備えるバーナと、前記筐体の側壁と前記グリルユニットとの間を架設して、前記バーナを前記筐体の内部に取り付ける取付台とを備えたこんろであって、前記取付台は、前記筐体の前記側壁に取り付けられる第一取付部と、前記グリルユニットに取り付けられる第二取付部と、前記第一取付部と前記第二取付部との間を同じ高さで延び、前記バーナを取り付けるための第三取付部とを備え、前記第三取付部は、内側に前記混合管部の下部を位置させる開口部と、前記開口部を挟む位置に設けられ、前記第一取付部と前記第二取付部とを結ぶ第一方向と前記所定方向とが交差するように前記混合管部を配置した前記バーナの前記バーナ取付部を固定するバーナ固定部とを備え、前記第三取付部における前記混合管部が配置される側とは反対側の端部には、電装部品を前記バーナヘッドの近傍に設置するための第一設置部が設けられており、前記開口部における前記第一設置部側の縁部には、前記バーナによって加熱される被加熱物の温度を検知する温度センサを設置するための第二設置部が設けられており、前記第三取付部における前記第一設置部が設けられる側とは反対側の端部には、前記第三取付部よりも下方において前記第一方向に沿って延びる溝部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係るこんろは、請求項1に記載の構成に加えて、前記第一取付部は、前記筐体の前記側壁側の端部から上方に延びる第一取付片を備え、前記筐体の前記側壁は、前記第一取付片を差し込むための第一差込孔を備え、前記第二取付部は、前記第三取付部と同じ高さから下方に延びる第二取付片を備え、前記グリルユニットの上面部は、前記第二取付片を差し込むための第二差込孔を備え、前記取付台は、前記第一差込孔に対して前記第一取付片が下方から差し込まれ、前記第二差込孔に対して前記第二取付片が上方から差し込まれた状態で、前記筐体の側壁と前記グリルユニットとの間に架設されていることを特徴とする。
請求項3に係るこんろは、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記溝部は、前記第三取付部から下方に屈曲して延びる第一壁部と、前記第一壁部の下端から水平に屈曲して延びる水平部と、前記水平部の前記第一壁部側とは反対側の端部から上方に屈曲して延びる第二壁部とを備えることを特徴とする。
請求項4に係るこんろは、請求項2又は3に記載の構成に加えて、前記溝部は、前記第二取付部側の端部に設けられた第一固定孔を備え、前記グリルユニットは、前記上面部に対して下方に段差を有する段差部を備え、前記段差部において、前記第一固定孔と上下方向に重なり合う位置には、第二固定孔が設けられており、前記第一固定孔と前記第二固定孔とは螺子止め固定され、前記溝部における前記第一固定孔よりも前記第三取付部側に、前記溝部を上下方向に貫通する孔部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るこんろは、取付台の第三取付部において、混合管部の下部を位置させる開口部と、開口部を挟む位置においてバーナ取付部を固定するバーナ固定部とを備えている。このため、バーナ取付部が第三取付部のバーナ固定部に取り付けられたときに、混合管部が取付台に干渉することがない。また、混合管部が配置される側とは反対側の第三取付部の端部に第一設置部が、開口部における第一設置部側の縁部に第二設置部がそれぞれ設けられている。このため、請求項1に係るこんろは、部品点数を増やすことなく、温度センサを含むバーナに近接配置される電装部品を、バーナとともに取付台に設置できる。さらに、取付台は、溝部において筐体内部へ浸入した液体を受けることができる。したがって、請求項1に係るこんろは、筐体内部への液体の浸入による不具合の発生を低減できる。
第一取付部には、筐体の側壁側の端部から上方に延びる第一取付片が設けられ、第二取付部には、第三取付部と同じ高さから下方に延びる第二取付片が設けられている。第一取付片が、筐体の前記側壁に備えられた第一差込孔に下方から差し込まれると、第二差込孔に対して第二取付片が上方から差し込まれる。すなわち、請求項2に係るこんろは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、筐体の側壁とグリルユニットとの間を架設させて取付台を設置する際に、取付台を容易に位置決めすることができる。
請求項3に係るこんろは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、溝部が第一壁部、水平部及び第二壁部を備えて構成されているので、溝部を取付台に一体に成型できる。
請求項4に係るこんろは、請求項2又は3に記載の発明の効果に加えて、溝部の第二取付部側の端部に設けられた第一固定孔と、グリルユニットの段差部に設けられた第二固定孔とが螺子止め固定されるので、グリルユニットに対して取付台をより強固に取り付けることができる。また、溝部の前記第一孔部よりも第三取付部側に孔部が設けられているので、溝部に受け止められた液体は、孔部から下方に落ちる。これにより、溝部に受け止められた液体が、溝部とグリルユニットとの螺子止め部に至ることが防止されるので、グリルユニットの内部に液体が浸入するような不具合の発生が低減される。
こんろ1の斜視図である。 天板を省略したこんろ1の斜視図である。 こんろ1の分解斜視図である。 バーナ取付台27の斜視図である。 バーナ取付台27の平面図である。 こんろバーナ5の取り付けられたバーナ取付台27の斜視図である。 筐体2内部へのバーナ取付台26の取付構造を示す、こんろ1の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1及び図2を参照して、こんろ1の概略構成を説明する。こんろ1は、グリル付きテーブルこんろである。こんろ1は、筐体2と天板3を備える。筐体2は、上面に開口部25(図2参照)を備えた略直方体状に形成されている。天板3は、平面視略矩形状に形成され、筐体2の開口部25の上部に螺子(図示せず)で固定されている。天板3の種類は限定しないが、例えばホーロー素材等を採用できる。天板3の内側には、左右一対のこんろバーナ5,5が設けられている。天板3の左右方向の中央部の後端側には、排気口部9が設けられている。排気口部9は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成されている。排気口部9は、筐体2内に設置されたグリル庫500(図2参照)内の燃焼によって生じた燃焼ガスを外部に排出する。排気口部9には、複数のスリット191を備える安全カバー190が上側から装着されている。
図2に示すように、筐体2は、筐体本体部20、前板部24の二つの板金部材を互いに組み付け、螺子(図示せず)で固定することによって構成されている。筐体本体部20は、前側が開口する平面視略U字形状に形成されている。筐体本体部20は、右側板部21、左側板部22、後板部23を備える。右側板部21は、筐体2の右側壁をなす。右側板部21の上部における前後方向略中央部には、固定孔211,212が設けられている。左側板部22は、筐体2の左側壁をなす。左側板部22の上部における前後方向略中央部には、固定孔221,222が設けられている(図3参照)。後板部23は、筐体2の後側壁をなし、右側板部21及び左側板部22のそれぞれの後端部同士を繋いでいる。このような筐体本体部20の開口する前側に、正面視略矩形状の前板部24が螺子(図示せず)で組み付けられている。前板部24は、筐体2の前側壁をなす。
前板部24の左右方向の中央部には、グリル用の開口部241(図7参照)が設けられている。開口部の内側には、グリル庫500(図7参照)の前側に設けられたグリル開口500A(図7参照)が配置されている。開口部には、グリル扉10が前後方向に移動可能に設けられている。ユーザがグリル扉10を手前側に引き出すと、グリル扉10の背面下部に連結した受皿(図示せず)及び焼き網(図示せず)を、グリル庫500内から同時に取り出すことができる。
前板部24の前面において、グリル扉10の右側には、ツマミ11,12が設けられている。グリル扉10の左側には、ツマミ13が設けられている。ツマミ11〜13は押し回し式である。ツマミ11,13は、こんろバーナ5,5を点火する場合に、正面視反時計回りに約90°押し回しされる。点火後は、時計回りに回動させることによって、火力が大火力から小火力に調節される。ツマミ11,13を点火前の位置に戻すと、こんろバーナ5,5が消火される。なお、ツマミ12の操作方法は、ツマミ11と同じである。ツマミ12は、グリル庫500内に設置されるグリルバーナ(図示せず)を点火する場合に押し回しされる。ツマミ13の左側には、電池ボックス15が設けられている。電池ボックス15は、こんろ1に電源を供給する乾電池(図示せず)を格納する。なお、ツマミ11〜13は、押し込み式のスイッチ等であってもよい。
図2及び図3を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の内側における左右方向の略中央部には、グリルユニット40が設置されている。グリルユニット40は、グリル庫500と遮熱板70とを備える。図3に示すように、グリル庫500は、下から順に、ユニット本体部50とグリルフード60を備える。ユニット本体部50は、上面が開口する断面略U字状の箱型であり、内部に、被調理物を加熱する加熱空間を形成する。
グリルフード60は、平面視略矩形の板状である。グリルフード60は、ユニット本体部50の開口する上部を塞ぐように螺子(図示せず)で固定されている。グリルフード60は、フード本体部61、右縁部62、左縁部63、排気筒66等を備える。フード本体部61は、平面視略矩形状に形成されている。フード本体部61の下側に、グリルバーナが設けられている。スロート部651は、フード本体部61の後部から右方向に延びる。スロート部651の右端部には、ガスを流入させる流入口653が設けられている。流入口653は、ガス配管28の下流側端部に設けられたノズル(図示せず)と対向する。該ノズルは、ツマミ12の回動量に応じた量のガスを、流入口653に向かって噴出する。スロート部651は、ノズルから噴出されたガスと、ガスの噴出により引き込まれる筐体2内の空気を管内で混合し、燃焼部に供給する。
右縁部62は、フード本体部61の右端部から右方に向かって略水平に延設され、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。右縁部62の前後方向の略中央部には、円形状の固定孔621が設けられている。左縁部63は、フード本体部61の左端部から左方に向かって略水平に延設され、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。左縁部63前後方向の略中央部には、固定孔631が設けられている。排気筒66は、グリルフード60の後部に設けられている。排気筒66は、下側から上側に向けた筒状に形成されている。排気筒66の上端部には、平面視左右方向に長い略矩形状の開口部661が設けられている。開口部661は、天板3の後部に設けられた排気口部9の直下に配置される。排気筒66は、グリル庫500内の燃焼により生じた燃焼ガスを、開口部661を介して天板3の排気口部9に導く。
遮熱板70は、金属板で構成され、グリルフード60を上方から覆うことができる程度の大きさの平面視略矩形状である。遮熱板70は、グリルフード60の上面を覆うように隙間を空けて支持され、グリルバーナ65から伝わる熱を遮断することで、天板3の温度が過度に上昇することを防止する。
遮熱板70は、本体部71、右縁部72、左縁部73等を備える。本体部71は、正面視下側が開口する略コの字型で、且つ平面視略矩形状に形成されている。本体部71の右部における前後方向略中央部には、上下方向に貫通する平面視略矩形状の貫通孔711,712が設けられている。本体部71の左部における前後方向略中央部には、上下方向に貫通する平面視略矩形状の貫通孔713,714が設けられている。
右縁部72は、本体部71の右部の上面に対して一段下方に段差を有して右側方に突出し、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。右縁部72の前後方向略中央部には、固定孔721が設けられている。遮熱板70がグリルフード60の上面を覆った状態で、右縁部72は、グリルフード60の右縁部62の上面に当接する。このとき、固定孔721は、右縁部62に設けられた固定孔621に位置決めされる。
左縁部73は、本体部71の左部の上面に対して一段下方に段差を有して左側方に突出し、平面視前後方向に延びる略帯状に形成されている。左縁部73の前後方向略中央部にも、固定孔731が設けられている。遮熱板70がグリルフード60の上面を覆った状態で、左縁部73は、グリルフード60の左縁部63の上面に当接する。このとき、固定孔731は、左縁部63に設けられた固定孔631に位置決めされる。
遮熱板70の上面の右端側と、筐体2の右側板部21の上端部との間には、バーナ取付台26が略水平に架設されている。バーナ取付台26は、本体部71の右部に設けられた貫通孔711,712と、右側板部21に設けられた固定孔211,212との間を、左右方向に延びる。バーナ取付台26には、右側のこんろバーナ5が取り付けられている。こんろバーナ5は、バーナ本体部51とスロート部56とを備える。バーナ本体部51は、円環状のバーナキャップ52が上部に載置されることで、外周面に複数の炎孔部を形成する。バーナ本体部51の左縁部には、フランジ部57が設けられている。バーナ本体部51の右縁部には、フランジ部58が設けられている。フランジ部57,58には、フランジ部57,58のそれぞれを上下に貫通する丸穴である固定孔571,581が設けられている。固定孔571,581は、バーナ取付台26にフランジ部57,58を固定するための螺子孔である。スロート部56の後端部は、バーナ本体部51の下部に前側から接続する接続部51A(図6参照)を形成している。スロート部56の前端部は、接続部51Aから前方向に延びる。スロート部56の前端部には、ガスを流入させる流入口561が設けられている。スロート部56は、バーナ取付台26における後述の第一取付部31と第二取付部32とを結ぶ方向である左右方向に交差するように、前後方向に延びて配置される。
他方、遮熱板70の上面の右端側と、筐体2の左側板部22の上端部との間には、バーナ取付台27が略水平に架設されている。バーナ取付台27は、本体部71の左部に設けられた貫通孔713,714と、左側板部22に設けられた固定孔221,222との間を、左右方向に延びる。バーナ取付台27は、バーナ取付台26と左右対称の構造を有する。バーナ取付台27には、左側のこんろバーナ5が取り付けられている。左側のこんろバーナ5は、右側のこんろバーナ5と同一形状である。フランジ部57,58に設けられた固定孔571,581はバーナ取付台27にバーナ本体部51を固定するための螺子孔である。スロート部56は、バーナ取付台27における後述の第一取付部31と第二取付部32とを結ぶ方向である左右方向に交差するように、前後方向に延びて配置される。
前板部24の背面側において、ツマミ11,13に対応する位置には、こんろバーナ5,5用のガス量調節装置18,19が設けられている。ガス量調節装置18,19には、図示しないガス配管からガスが供給される。ガス量調節装置18,19はガスを噴出するノズル18A,19Aを備える。ノズル18A,19Aは後方に突出し、ツマミ11,13の回動量に応じた量のガスを、こんろバーナ5,5のスロート部56,56の流入口561,561に向けて噴出する。スロート部56,56は、ノズル18A,19Aから噴出されるガスと、ガスの噴出により引き込まれる筐体2内の空気をスロート部56、56内で混合し、バーナ本体部51,51に供給する。
図4から図7を参照して、バーナ取付台27の詳細構造について説明する。バーナ取付台26は、バーナ取付台27と左右対称の構造を有するので、バーナ取付台26の詳細構造については、説明を適宜省略する。なお、バーナ取付台26において、バーナ取付台27の各部と左右対称の位置に設けられる各部の名称については、バーナ取付台27の各部と同様の名称を用いることとする。バーナ取付台26,27は、例えば、板金をプレス加工すること等によって形成される。
図4及び図5に示すように、バーナ取付台27は、左右方向に延びる金属製の帯状である。バーナ取付台27は、本体部33、開口部38、第一取付部31、第二取付部32、第一設置部34、第二設置部35、第三設置部36、溝部37等を備える。
本体部33は、左右方向に長さを有する平面視略矩形状に形成されている。本体部33は、バーナ取付台27の上面を、左右方向に略水平に延びる面部である。開口部38は、本体部33の右端側に寄った位置において、本体部33を上下に貫通する平面視略矩形状の開口部である。開口部38の左右方向の長さは、バーナ本体部51の左右方向の長さよりも僅かに長くされている。本体部33には、開口部38を左右に挟む位置に、本体部33を上下に貫通する丸穴である固定穴331,332が設けられている。固定穴331,332は、本体部33にこんろバーナ5を固定するための螺子孔である。左側のこんろバーナ5は、フランジ部57の固定孔571と、本体部33の固定穴331とを上下に位置決めし、また、フランジ部58の固定孔581と、本体部33の固定穴332とを上下に位置決めした状態で、フランジ部57,58のそれぞれの下面を本体部33に当接させる(図3参照)。このとき、接続部51Aが、本体部33に干渉することなく、開口部38の内側に位置する(図6参照)。この状態で、フランジ部57の固定孔571と、本体部33の固定穴331とが、螺子57A(図3参照)によって締結される。また、フランジ部58の固定孔581と、本体部33の固定穴332とが、螺子58A(図3参照)によって締結される。これにより、バーナ取付台27に、左側のこんろバーナ5が取り付けられる。
なお、バーナ取付台26への右側のこんろバーナ5の取り付けでは、フランジ部57の固定孔571と、本体部33の固定穴332とが上下に位置決めされ、また、フランジ部58の固定孔581と、本体部33の固定穴331とが上下に位置決めされ状態で、フランジ部57,58のそれぞれの下面が本体部33に当接される。このとき、接続部51Aが、開口部38の内側に位置する。この状態で、フランジ部57の固定孔571と、本体部33の固定穴332とが、螺子57A(図3参照)によって締結される。また、フランジ部57の固定孔581と、本体部33の固定穴332とが、螺子58A(図3参照)によって締結される。これにより、バーナ取付台26に、右側のこんろバーナ5が取り付けられる。
第一取付部31は、バーナ取付台27の左端部を構成する。第一取付部31は、バーナ取付台27の左端部を、筐体本体部20の左側板部22に対して取り付けるための部分である。第一取付部31には、第一取付部31の左端から左斜め上方に突出する一対の第一取付片311,312が設けられている。第一取付片311,312は、筐体本体部20の左側板部22に設けられている固定孔221,222(図3参照)に差し込まれる。図3のW領域に示すように、固定孔221,222は、第一取付片311,312を下方から上側に向けて差し込み可能に設けられている。第一取付部31は、本体部33の上面から上方にやや隆起して設けられており、第一取付片311,312が固定孔221,222に差し込まれた状態で左側板部22に支持されるバーナ取付台27の強度を保っている。第一取付部31の下方には、ストッパ393,394(図6参照)が設けられている。ストッパ393,394は、第一取付片311,312が固定孔221,222に差し込まれた状態で、左側板部22における固定孔221,222の下側の位置に当接することで、本体部33を略水平に安定して支持する。
なお、バーナ取付台26の第一取付部31は、バーナ取付台26の右端部を構成する。第一取付部31には、第一取付部31の右端から右斜め上方に突出する一対の第一取付片311,312が設けられている。筐体本体部20の右側板部21に設けられている固定孔211,212も、固定孔221,222と同様に、バーナ取付台27の第一取付片311,312を、下方から上側に向けて差し込み可能に設けられている(図3参照)。
図4及び図6に示すように、第二取付部32は、バーナ取付台27の右端部を構成する。第二取付部32は、バーナ取付台27の右端部を、グリルユニット40における遮熱板70の本体部71の左部に対して取り付けるための部分である。第二取付片321は、第二取付部32において、本体部33の前側端部の一部が本体部33から下方に折り返されて形成される爪状部である。図5及び図6に示すように、第二取付片322は、第二取付部32において、本体部33の後側端部の一部が本体部33から下方に折り返されて形成される爪状部である。すなわち、第二取付片321,322は、本体部33の右端部にあたる第二取付部32において、本体部33の上面と同じ高さから下方に延びている。第一取付部31の第一取付片311,312が、左側板部22に設けられている固定孔221,222に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、第二取付部32は、遮熱板70の本体部71の左部に向けて延び、第二取付片321,322が、本体部71に設けられた貫通孔713,714(図3参照)に差し込まれる。このようにして、バーナ取付台27は、筐体本体部20の左側板部22と、グリルユニット40との間を架設する。
なお、バーナ取付台26においても同様に、第一取付部31の第一取付片311,312が、右側板部21に設けられている固定孔211,212に差し込まれた状態で、本体部33は左右方向に延びる。このとき、本体部33の左端は、遮熱板70の本体部71の右部に向けて延び、第二取付片321,322が、本体部71に設けられた貫通孔711,712(図3参照)に差し込まれる。このようにして、バーナ取付台26は、筐体本体部20の右側板部21と、グリルユニット40との間を架設する。
図4に示すように、第二取付部32の右端には、上方に折り返された折り返し部391が設けられている。固定穴331と本体部33の左端との間には、上方に折り返された折り返し部392が設けられている。折り返し部391,392のそれぞれの上部は、本体部33の左右の外側に向けて略水平に延びる。折り返し部391,392は、加熱等によって下方に撓んだ天板3を下側で支持し、天板3がさらに下方へ変位することを規制する
図4及び図5に示すように、第一設置部34は、開口部38の後方の位置にあたる本体部33の後端部に設けられ、点火電極54(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための部位である。点火電極54は、こんろバーナ5に放電による点火を行うための、軸状の電装部品である。第一設置部34は、本体部33の後端部の一部が略垂直上方に折り曲げられることで形成されている。点火電極54は、所定の針金等を用いて第一設置部34に固定される(図3参照)。
図4及び図5に示すように、第二設置部35は、本体部33の後端部において第一設置部34の右側に設けられ、熱電対55(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための部位である。熱電対55は、こんろバーナ5における火炎の有無を検知するための、軸状の電装部品である。第二設置部35は、本体部33の後端部の一部が斜め上方に折り曲げられることで形成されている。熱電対55は、所定の針金等を用いて第二設置部35に固定される(図3参照)。
図4及び図5に示すように、第三設置部36は、開口部38の後端側の縁部に設けられ、鍋センサ53を(図3参照)をバーナ取付台27に設置するための板状部である。鍋センサ53は、内部にサーミスタを格納し、バーナキャップ52の中央に配置されて、鍋底温度等、被加熱物の温度を検知するための、軸状の電装部品である。第三設置部36は、開口部38の後端側の縁部が、左右方向に所定の長さを有して下方に折り曲げられて形成されている。第一設置部34、第二設置部35、及び、第三設置部36がバーナ取付台27に一体に設けられているので、こんろ1は、部品点数を増やすことなく、点火電極54、熱電対55、及び鍋センサ53を、こんろバーナ5とともにバーナ取付台27に設置できる。
図4に示すように、第三設置部36は、一対の上係止爪361、一対の下係止爪362、固定穴363を備える。一対の上係止爪361は、第三設置部36の上端部における左右方向略中央に設けられている。一対の下係止爪362は、第三設置部36の下端部における左右方向略中央に設けられている。一対の上係止爪361及び一対の下係止爪362は、第三設置部36の前方に突出して設けられている。固定穴363は、一対の上係止爪361と、一対の下係止爪362との上下方向における間の位置に設けられている円孔である。図6に示すように、鍋センサ53は、その軸部の下端部に金属製のホルダ53Aを装着している。鍋センサ53は、その軸部を一対の上係止爪361及び一対の下係止爪362のそれぞれに挟持された状態で、螺子53Bによってホルダ53Aに設けられている図示しない螺子孔を介して固定穴763に螺子止めされる。
図4及び図5に示すように、溝部37は、本体部33の前端部に設けられ、本体部33よりも低い位置で左右方向に略水平に延びる溝状の部位である。溝部37は、第一壁部371、底面部372、第二壁部373を備える。第一壁部371は、本体部33の前端部が左右方向に所定の長さを有して下方に屈曲し、本体部33に対して略垂直に延びている。
なお、前述の開口部38は、第一壁部371の右端寄りの位置において、第一壁部371の略上半分の部分を、前後方向に開口するように設けられている。すなわち、開口部38は、本体部33の上面に対して、図4に示す第一壁部371の略上半分の部分の長さHに対応する深さを有する。接続部51Aは、スロート部56の後端部をバーナ本体部51に接続するため、少なくともスロート部56の後端部における太さに対応する上下方向の長さを有する。長さHは、フランジ部57,58と、接続部51Aの下端との間の長さに対応して設けられている。したがって、バーナ取付台27にこんろバーナ5が取り付けられた状態で、接続部51Aとバーナ取付台27とが干渉しない。
底面部372は、第一壁部371の下端から前方に屈曲して略水平に延設され、平面視左右方向に延びる略帯状に形成されている。底面部372には、バーナ取付台27の第二取付部32側の端部である右端部に、底面部372を上下方向に貫通する丸孔である固定孔374が設けられている。固定孔374は、溝部37における第二取付部32側の端部を、遮熱板70の右縁部72に設けられた固定孔721、及び、グリルフード60の右縁部62に設けられた固定孔621に対して螺子止めするための螺子孔である。底面部372において、固定孔374よりもバーナ取付台27の第一取付部31側である左側には、底面部372を上下方向に貫通する孔部375が設けられている。孔部375は、固定孔374よりもやや大きな丸孔である。
第二壁部373は、底面部372の前端部が左右方向に所定の長さを有して上方に屈曲し、底面部372に対して略垂直に延びている。このように、溝部37が、第一壁部371、底面部372、第二壁部373を備えて一体に形成されるので、こんろ1は、溝部37を、例えば、プレス加工によって一体に形成することができる。
こんろ1が使用されると、煮こぼれ等により天板3の上側において生じた液体が、こんろバーナ5,5と天板3との間の隙間を介して筐体2の内部に浸入し、浸入した液体がバーナ取付台26,27に向けて滴下することがある。溝部37は、バーナ取付台26,27に向けて滴下した液体を、その内側において受け止めることができる。溝部37において受け止められた液体は、第二壁部373によってせき止められて、バーナ取付台26,27の前方に滴下することが規制される。バーナ取付台26,27の前方にあたる筐体2の前板部24の背面側には、前述のガス量調節装置18,19が設けられている。筐体2の内部に浸入した液体が、ガス量調節装置18,19に向けて滴下することは、こんろ1の安全性担保の観点から好ましくないが、バーナ取付台26,27に溝部37が設けられているので、液体が、ガス量調節装置18,19に向けて滴下し難い。したがって、こんろ1の安全性が保たれる。
底面部372には、孔部375が設けられているので、溝部37において受け止められた液体は、孔部375を介して筐体2の内部下方にさらに滴下する。すなわち、底面部372に孔部375を設けることで、溝部37において受け止められた液体が筐体2の内部下方に滴下する位置が、孔部375に対応する位置に限定される。
本実施形態では、バーナ取付台27が、遮熱板70の上面の右端側と筐体2の右側板部21の上端部との間を架設した状態で、孔部375がグリルユニット40の右端よりも右側に配置される。また、バーナ取付台27が、遮熱板70の上面の左端側と筐体2の左側板部22の上端部との間を架設した状態で、孔部375がグリルユニット40の左端よりも左側に配置される。この場合、溝部37に受け止められた液体が、底面部372の上をグリルユニット40の方に向けて流れても、流れた液体は、固定孔374の位置まで到達する前に、孔部375を介して下方に滴下しやすい。すなわち、バーナ取付台26の底面部372の上を左方に流れる液体は、固定孔374と螺子止めされる遮熱板70の右縁部72の固定孔721、及び、グリルフード60の右縁部62の固定孔621に到達し難い。同様に、バーナ取付台27の底面部372の上を右方に流れる液体は、固定孔374と螺子止めされる遮熱板70の左縁部73の固定孔731、及び、グリルフード60の左縁部63の固定孔631に到達し難い。したがって、筐体2の内部に浸入した液体が、遮熱板70の固定孔721,731、及び、グリルフード60の固定孔621,631を介して、グリルユニット40の内部に浸入するような不具合が防止される。このように、こんろ1は、溝部37における孔部375の配置を工夫することで、溝部37の受け止めた液体を、こんろ1の安全性に問題の生じない位置に滴下させることができる。
図7を参照して、筐体本体部20の右側板部21とグリルユニット40との間においてバーナ取付台26を架設する際における、作業者の作業内容について説明する。作業者は、バーナ取付台26を、筐体本体部20の右側板部21とグリルユニット40との間を架設するとき、まず、第一取付片311,312を下側にしてバーナ取付台26を傾ける。次いで、作業者は、下側にされたバーナ取付台26の第一取付片311,312を、固定孔211,212に対して下方から差し込む。その後、作業者は、第一取付片311,312が固定孔211,212に対して差し込まれている箇所を支点にして、バーナ取付台26の左端を下方に移動させて、バーナ取付台26の左端をグリルユニット40の上側に近接させる。バーナ取付台26の本体部33の下面が遮熱板70の本体部71の上面に当接すると、第二取付片321,322が、貫通孔711,712に対して上側から差し込まれる。このように、こんろ1は、右側板部21における固定孔211,212、遮熱板70の本体部71における貫通孔711,712、及び、バーナ取付台26における第一取付片311,312及び第二取付片321,322の各配置の工夫により、筐体2の内部におけるバーナ取付台26の位置決めを容易にしている。また、右端部が、右側板部21の固定孔211,212に対して下方から差し込まれ、左端部が遮熱板70の貫通孔711,712に対して上側から差し込まれたバーナ取付台26は、右側板部21と、グリルユニット40との間を安定して架設される。また、バーナ取付台26の右端部と左端部とで、右側板部21又はグリルユニット40に対して差し込まれる方向が上下反対にされているので、バーナ取付台26が、右側板部21とグリルユニット40との間から外れにくくなる。
左側板部22とグリルユニット40との間を架設されたバーナ取付台26の溝部37は、底面部372の左端において、遮熱板70の右縁部72に当接する。このとき、グリルユニット40において、グリルフード60の右縁部62に設けられた固定孔621と、遮熱板70の右縁部72に設けられた固定孔721とが、上下に位置決めされている。したがって、上下に位置決めされた固定孔621及び固定孔721に対して、底面部372に設けられた固定孔374が、上側から位置決めされる。作業者は、上下に位置決めされた固定孔621,721,374に対して、上方から螺子374A(図2参照)を差し込んでそれぞれ締結する。このようにして、作業者は、遮熱板70と、グリルフード60と、バーナ取付台26とを、一度に締結できるので、こんろ1の組み立てにおける作業性が向上する。
このようにして、バーナ取付台26の左端部は、遮熱板70の右部に対して、本体部71においては貫通孔711,712に第二取付片321,322が差し込まれ、右縁部72においては固定孔721と固定孔374とが螺子止めされた状態で固定される。バーナ取付台26の左端部は、遮熱板70の右端部における上下に異なる位置のそれぞれに固定されるので、バーナ取付台26の左端部がグリルユニット40の右端部において安定する。
なお、図示しないが、左側板部22における固定孔211,212、遮熱板70の本体部71における貫通孔713,714、及び、バーナ取付台27における第一取付片311,312及び第二取付片321,322の各配置も、同様に工夫されている。したがって、こんろ1は、筐体2の内部におけるバーナ取付台27の位置決めを容易にし、また、バーナ取付台27を、左側板部22とグリルユニット40との間から外れにくくしている。また、作業者は、遮熱板70と、グリルフード60と、バーナ取付台27とを締結する際に、上下に位置決めされた固定孔631,731,374(図3参照)の上方から、螺子374A(図2参照)を差し込んで一度に締結できる。したがって、こんろ1の組み立てにおける作業性が向上される。また、バーナ取付台26の右端部は、遮熱板70の左端部に対して、本体部71においては貫通孔713,714に第二取付片321,322が差し込まれ、右縁部72においては固定孔731と固定孔374とが螺子止めされた状態で固定される。バーナ取付台27の右端部は、遮熱板70の左端部における上下に異なる位置のそれぞれに固定されるので、バーナ取付台26の右端部がグリルユニット40の左端部において安定する。
以上説明したように、バーナ取付台26,27の第一取付部31は、バーナ取付台26,27を、筐体本体部20の右側板部21又は左側板部22に対して取り付けるための部分である。第二取付部32は、バーナ取付台26,27を、グリルユニット40における遮熱板70の本体部71の左部に対して取り付けるための部分である。バーナ取付台26,27は、本体部33に開口部38を備えている。開口部38を左右に挟む位置に、固定穴331,332が設けられている。こんろバーナ5,5の固定孔571,581と、本体部33の固定穴331,332とが、螺子57A,58Aによって締結される。このとき、こんろバーナ5の接続部51Aが、本体部33に干渉することなく、開口部38の内側に位置する。開口部38の後方の位置にあたる本体部33の後端部には、点火電極54を設置する第一設置部34及び熱電対55を設置する第二設置部35が設けられている。開口部38の後端側の縁部に、鍋センサ53を設置する第三設置部36が設けられている。このため、こんろ1は、部品点数を増やすことなく、点火電極54、熱電対55、及び鍋センサ53を、こんろバーナ5,5とともにバーナ取付台26,27に設置できる。さらに、バーナ取付台26,27には、本体部33の前端部において、本体部33よりも低い位置で左右方向に略水平に延びる溝部37を備えている。溝部37は、筐体2の内部に浸入した液体を受け止めることができるので、こんろ1は、筐体2の内部への液体の浸入による不具合の発生を低減できる。
バーナ取付台26,27には、筐体2の右側板部21及び左側板部22に近接する側の端部を構成する第一取付部31から斜め上方に突出する、一対の第一取付片311,312が設けられている。また、バーナ取付台26,27には、グリルユニット40に近接する側の端部を構成する第二取付部32において、本体部33の上面と同じ高さから下方に延びる第二取付片321,322が設けられている。バーナ取付台26の第一取付片311,312は、右側板部21の固定孔211,212に下方から差し込まれる。バーナ取付台27の第一取付片311,312は、左側板部22の固定孔221,222に下方から差し込まれる。第一取付片311,312が右側板部21の固定孔211,212に差し込まれている箇所を支点にして、バーナ取付台26の左端をグリルユニット40の上側に近接させることで、第二取付片321,322が、遮熱板70の本体部71の右部における貫通孔711,712に上方から差し込まれる。第一取付片311,312が左側板部22の固定孔221,222に差し込まれている箇所を支点にして、バーナ取付台27の右端をグリルユニット40の上側に近接させることで、第二取付片321,322が、遮熱板70の本体部71の左部における貫通孔713,714に上方から差し込まれる。したがって、筐体2の内部において、バーナ取付台26,27が容易に位置決めされる。
溝部37は、第一壁部371、底面部372、第二壁部373を備えて一体に形成される。したがって、こんろ1は、溝部37を、例えば、プレス加工によって一体に形成することができる。
バーナ取付台26は、筐体2の右側板部21と、グリルユニット40との間を架設した状態で、固定孔374において遮熱板70の右縁部72の固定孔721、及び、グリルフード60の右縁部62の固定孔621に対して螺子止めされる。バーナ取付台27は、筐体2の左側板部22と、グリルユニット40との間を架設した状態で、固定孔374において遮熱板70の左縁部73の固定孔731、及び、グリルフード60の左縁部63の固定孔631に対して螺子止めされる。したがって、バーナ取付台26,27は、グリルユニット40に対して強固に取り付けられる。バーナ取付台26の溝部37において、孔部375は、固定孔374よりも右側に配置される。バーナ取付台27の溝部37において、孔部375は、固定孔374よりも左側に配置される。よって、溝部37に受け止められた液体が、底面部372の上をグリルユニット40の方に向けて流れても、流れた液体は、固定孔374の位置まで到達する前に、孔部375を介して下方に滴下しやすい。したがって、筐体2の内部に浸入した液体が、遮熱板70の固定孔721,731、及び、グリルフード60の固定孔621,631を介して、グリルユニット40の内部に浸入するような不具合が防止される。
本実施形態において、こんろ1が、本発明の「こんろ」に相当する。グリルユニット40が、本発明の「グリルユニット」に相当する。筐体2が、本発明の「筐体」に相当する。右側板部21及び左側板部22が、本発明の「側壁」に相当する。こんろバーナ5が、本発明の「バーナ」に相当する。スロート部56が、本発明の「混合管部」に相当する。バーナ本体部51が、本発明の「バーナ本体」に相当する。固定孔571,581が、本発明の「バーナ取付部」に相当する。バーナ取付台26,27が、本発明の「取付台」に相当する。第一取付部31が、本発明の「第一取付部」に相当する。第一取付片311,312が、本発明の「第一取付片」に相当する。第二取付部32が、本発明の「第二取付部」に相当する。第二取付片321,322が、本発明の「第二取付片」に相当する。本体部33が、本発明の「第三取付部」に相当する。開口部38が、本発明の「開口部」に相当する。固定穴331,332が、本発明の「バーナ固定部」に相当する。第一設置部34及び第二設置部35が、本発明の「第一設置部」に相当する。第三設置部36が、本発明の「第二設置部」に相当する。溝部37が、本発明の「溝部」に相当する。第一壁部371が、本発明の「第一壁部」に相当する。底面部372が、本発明の「水平部」に相当する。第二壁部373が、本発明の「第二壁部」に相当する。固定孔374が、本発明の「第一固定孔」に相当する。孔部375が、本発明の「孔部」に相当する。固定孔211,212,221,222が、本発明の「第一差込孔」に相当する。貫通孔711,712,713,714が、本発明の「第二差込孔」に相当する。固定孔721,731が、本発明の「第二固定孔」に相当する。右縁部72及び左縁部73が、本発明の「段差部」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、バーナ取付台26,27の第一取付部31において、第一取付片311,312が斜め下方に突出するように設けられていてもよい。そして、筐体本体部20の右側板部21に設けられている固定孔211,212、及び、左側板部22に設けられている固定孔221,222は、バーナ取付台26,27の第一取付片311,312を上方から下側に向けて差し込み可能に設けられていてもよい。
筐体2内部へのバーナ取付台26の取り付けにおいては、バーナ取付台26の第二取付片321,322が、遮熱板70の貫通孔711,712に対して上側から差し込まれた後に、第一取付片311,312が固定孔211,212に対して下方から差し込まれてもよい。
上記実施形態では、グリルユニット40は、グリル庫500と遮熱板70とを備えているが、グリルユニット40が遮熱板70を備えない構成であってもよい。この場合、バーナ取付台26,27は、筐体本体部20の右側板部21又は左側板部22と、グリル庫500との間を架設されてもよい。この場合、貫通孔711,712,713,714に相当する第二差込孔が、グリル庫500の上面に設けられれば良い。
バーナ取付台26,27において、第一取付片311,312は一対になっているが、第一取付片の数は2つに限らず、1つでもよく、3つ以上であってもよい。第二取付片321,322についても同様に、第二取付片の数は2つに限らず、1つでもよく、3つ以上であってもよい。また、固定穴331,332の形状、個数、孔部375の形状、個数は、上記実施形態に限らず、任意に変更可能である。
上記実施形態では、バーナ取付台26,27がプレス加工によって形成されているが、この他、バーナ取付台26,27が、複数の部材を組み合わせて構成されていてもよい。したがって、溝部37も、一体に形成される態様に限られず、複数の部材を組み合わせて構成されていてもよい。
上記実施形態のこんろ1はグリル付きテーブルこんろであるが、ビルトインタイプのこんろであってもよい。また、こんろ1は、右側のこんろバーナ5と右側のこんろバーナ5の2つのバーナを備えるが、バーナの数は2つに限らず、1つでもよく、3つ以上であってもよい。
1 こんろ
2 筐体
5 こんろバーナ
21 右側板部
22 左側板部
26,27 バーナ取付台
31 第一取付部
32 第二取付部
33 本体部
34 第一設置部
35 第二設置部
36 第三設置部
37 溝部
38 開口部
40 グリルユニット
51 バーナ本体部
56 スロート部
72 右縁部
73 左縁部
211,212,221,222 固定孔
311,312 第一取付片
321,322 第二取付片
331,332 固定穴
371 第一壁部
372 底面部
373 第二壁部
374 固定孔
375 孔部
571,581 固定孔
711,712,713,714 貫通孔
721,731 固定孔

Claims (4)

  1. 上部が開口されるとともに、内部にグリルユニットが配置される筐体と、
    ガスと空気を混合する管状部であって所定方向に延びる混合管部と、前記混合管部の一端部が下部に接続されるとともに、上部にバーナヘッドを載置するバーナ本体と、前記バーナ本体に設けられたバーナ取付部とを備えるバーナと、
    前記筐体の側壁と前記グリルユニットとの間を架設して、前記バーナを前記筐体の内部に取り付ける取付台とを備えたこんろであって、
    前記取付台は、前記筐体の前記側壁に取り付けられる第一取付部と、前記グリルユニットに取り付けられる第二取付部と、前記第一取付部と前記第二取付部との間を同じ高さで延び、前記バーナを取り付けるための第三取付部とを備え、
    前記第三取付部は、
    内側に前記混合管部の下部を位置させる開口部と、
    前記開口部を挟む位置に設けられ、前記第一取付部と前記第二取付部とを結ぶ第一方向と前記所定方向とが交差するように前記混合管部を配置した前記バーナの前記バーナ取付部を固定するバーナ固定部とを備え、
    前記第三取付部における前記混合管部が配置される側とは反対側の端部には、電装部品を前記バーナヘッドの近傍に設置するための第一設置部が設けられており、
    前記開口部における前記第一設置部側の縁部には、前記バーナによって加熱される被加熱物の温度を検知する温度センサを設置するための第二設置部が設けられており、
    前記第三取付部における前記第一設置部が設けられる側とは反対側の端部には、前記第三取付部よりも下方において前記第一方向に沿って延びる溝部が設けられていることを特徴とするこんろ。
  2. 前記第一取付部は、前記筐体の前記側壁側の端部から上方に延びる第一取付片を備え、
    前記筐体の前記側壁は、前記第一取付片を差し込むための第一差込孔を備え、
    前記第二取付部は、前記第三取付部と同じ高さから下方に延びる第二取付片を備え、
    前記グリルユニットの上面部は、前記第二取付片を差し込むための第二差込孔を備え、
    前記取付台は、前記第一差込孔に対して前記第一取付片が下方から差し込まれ、前記第二差込孔に対して前記第二取付片が上方から差し込まれた状態で、前記筐体の側壁と前記グリルユニットとの間に架設されていることを特徴とする請求項1に記載のこんろ。
  3. 前記溝部は、
    前記第三取付部から下方に屈曲して延びる第一壁部と、
    前記第一壁部の下端から水平に屈曲して延びる水平部と、
    前記水平部の前記第一壁部側とは反対側の端部から上方に屈曲して延びる第二壁部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のこんろ。
  4. 前記溝部は、前記第二取付部側の端部に設けられた第一固定孔を備え、
    前記グリルユニットは、前記上面部に対して下方に段差を有する段差部を備え、
    前記段差部において、前記第一固定孔と上下方向に重なり合う位置には、第二固定孔が設けられており、
    前記第一固定孔と前記第二固定孔とは螺子止め固定され、
    前記溝部における前記第一固定孔よりも前記第三取付部側に、前記溝部を上下方向に貫通する孔部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のこんろ。
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