JP6587469B2 - コンロ - Google Patents
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Description
コンロバーナは、筐体の天板に設けたバーナ開口内に位置し、上面に載置されるバーナキャップとの間で炎口を形成するバーナ本体と、そのバーナ本体から突設され、ガスノズルに対向するガス導入孔を備えたスロート管とを含んでなり、ガスノズルから噴出された燃料ガスと一次空気とをスロート管に導入して混合し、混合気を炎口から噴出させて燃焼させるようになっている。
この問題を解決するものとして、特許文献1には、スロート管の両側に形成される張り出し片を差し込むためのスリットを備えた左右一対の側板と、両側板を連結してガスノズルを差し込むための貫通孔を備えた連結片とからなる固定具を用いた取り付け構造が開示されている。
連結具は、スロート管に固定される固定部と、導入孔の左右で導入孔から離れる方向に突出する一対の突出部と、スロート管の軸線方向で導入孔から所定距離離れた位置で一対の突出部間に架設される架設部と、を備える一方、
ガス供給装置は、ガスノズルの突設方向と反対側の上面に、ガスノズルに対するスロート管の適正位置で架設部が上方から載置される載置部を備え、
架設部が載置部に載置されて固定手段で固定された状態で、連結具を介してスロート管がガスノズルに対して位置合わせされることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、架設部と載置部との何れか一方には、突起が設けられ、他方には、載置部への架設部の載置と共に突起が嵌合して架設部を適正位置で位置決めする被嵌合部が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、突起と被嵌合部との採用により、コンロバーナ及び連結具の仮組を容易且つ精度よく行うことができ、組み付け作業の作業性がより良好となる。
図1は、コンロの一例であるテーブルコンロの説明図である。テーブルコンロ1は、筐体2の左右(図1の手前側を前方とする。)に一対のコンロ部3,3を、両コンロ部3,3の間にグリル部4を備えてなる。コンロ部3に備えられるコンロバーナ5は、図2に示すように、炎口を形成するバーナキャップ7が上面に載置されるバーナ本体6と、そのバーナ本体6から突設されるスロート管8とからなり、筐体2内に固定された状態で、バーナ本体6及びバーナキャップ7が、筐体2の天板9に設けられたバーナ開口10から上方に露出している。11は五徳、12は、内部に温度センサを備えてバーナ本体6及びバーナキャップ7の中央を貫通して上方へ突出し、五徳11上に載置した鍋底に当接する感熱棒である。
また、コンロバーナ5は、図4に示すように、バーナ本体6及びスロート管8の上部分をプレス成形した上板37と、バーナ本体6及びスロート管8の下部分をプレス成形した下板38とをカシメ結合して形成される。スロート管8の端部には、図7に示すように、中心にガス導入孔40を、その周囲に円弧状の一次空気導入孔41,41をそれぞれ形成したダンパキャップ39が被せられている。コンロバーナ5は、図5に示すように、上板37及び下板38のカシメ結合によって周囲に形成されるフランジ部42のうち、バーナ本体6の左右部位が支持板34にネジ43,43によって固定される。一方、スロート管8の左右部位は、連結具44を介して調整部31にネジ止めされる。
各突出部46は、カシメ片48から斜め上方に折曲される格好でカシメ片48から延設されており、カシメ片48の内縁から突出部46の一部の内縁に掛けて、補強用のリブ44a,44aがそれぞれ立ち上げ形成されている。
そして、架設部47には、平面視でスロート管8の軸線上に位置する被嵌合部としての嵌合孔50と、その両側に位置する2つのネジ止め孔51,51とが形成されて、前縁には、補強用のリブ52が立ち上げ形成されている。
さらに、張出部59において、後端寄りには位置決め用の透孔65が形成され、その前方にはネジ止め用の透孔66が形成されて、張出部59の外縁には、斜め上向きに係止部としての係止片67が折曲形成されている。
このカバー56及び支持カバー68は、鏡面対称の形状で左右一対用意されて、支持カバー68,68がグリル壁13の左右の側部にそれぞれ取り付けられ、各支持カバー68側に張出部59を向けて配置したカバー56,56が、左右の弁部29,29の上方でそれぞれスライド可能に支持されることになる。
次に、そのまま各コンロバーナ5を、前述のように支持板34と調整部31との間に連結具44を利用して組み付ける。すると、図12に示すように、連結具44によって組み付けと同時にガスノズル33がダンパキャップ39に対して精度よく位置決めされる。
一方、引火が生じなければ、ガス量調整装置23のシール性は十分であるとして、確認作業を終了し、カバー56を図12のカバー位置へスライドさせて、図3に示すように張出部59の透孔66から支持カバー68のネジ孔部74へカバー固定手段としてのネジ75によって固定する。その後、天板9を筐体2に組み付けて製品を完成させる。
よって、調理中に煮汁等がバーナ開口10から筐体2内に浸入し、コンロバーナ5上に滴下することがあっても、カバー56によって保護されるガス量調整装置23の弁部29への煮汁等の付着は防止される。
さらに、連結具は、例えば連結片をなくしてカシメ片のみとする等、固定部の形状を変えたり、カシメでなく他の手段で固定部をスロート管に固定したり等、適宜変更可能である。
また、カバー56を、弁部29の上方を覆う本体部57と、本体部57におけるグリル庫14の側部側の端縁から下向きに折曲される垂下部58と、垂下部58の下部からグリル庫14側に張り出す張出部59と、張出部59からグリル庫14側へ斜め上向きに突出する係止片67と、を備えたものとし、支持カバー68を、張出部59が載置される平面部70と、張出部59の載置状態で係止片67に上方から被さり、係止片67のスライドを案内するガイド片72と、を備えるものとしたことで、グリル庫14側に支持カバー68を設ければ足り、グリル庫14と反対側でカバー56を支持する機構が不要となるため、少ない部品点数でカバー56のスライド支持が可能となる。
さらに、上記形態ではグリル庫に支持カバーを設けてスライド支持部を形成しているが、スペース的に余裕があればグリル庫に関係なく単独で支持カバー等のスライド支持部を筐体内に設けても差し支えない。従って、グリル部のないコンロであってもカバーのスライドに係る発明は採用可能である。
Claims (2)
- 下流端にガスノズルを突設するガス供給装置と、
前記ガスノズルから噴出される燃料ガスの導入孔を端部に有するスロート管と、そのスロート管に連設され、上部に載置されたバーナキャップとの間で炎口を形成するバーナ本体とを備えたコンロバーナと、
前記ガス供給装置と前記コンロバーナとを連結する連結具と、を含んでなるコンロであって、
前記連結具は、前記スロート管に固定される固定部と、前記導入孔の左右で前記導入孔から離れる方向に突出する一対の突出部と、前記スロート管の軸線方向で前記導入孔から所定距離離れた位置で前記一対の突出部間に架設される架設部と、を備える一方、
前記ガス供給装置は、前記ガスノズルの突設方向と反対側の上面に、前記ガスノズルに対する前記スロート管の適正位置で前記架設部が上方から載置される載置部を備え、
前記架設部が前記載置部に載置されて固定手段で固定された状態で、前記連結具を介して前記スロート管が前記ガスノズルに対して位置合わせされることを特徴とするコンロ。 - 前記架設部と前記載置部との何れか一方には、突起が設けられ、他方には、前記載置部への前記架設部の載置と共に前記突起が嵌合して前記架設部を前記適正位置で位置決めする被嵌合部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のコンロ。
Priority Applications (1)
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JP2015179932A JP6587469B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | コンロ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015179932A JP6587469B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | コンロ |
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JP2017053609A JP2017053609A (ja) | 2017-03-16 |
JP6587469B2 true JP6587469B2 (ja) | 2019-10-09 |
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ID=58320607
Family Applications (1)
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JP2015179932A Active JP6587469B2 (ja) | 2015-09-11 | 2015-09-11 | コンロ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6587469B2 (ja) |
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2015
- 2015-09-11 JP JP2015179932A patent/JP6587469B2/ja active Active
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JP2017053609A (ja) | 2017-03-16 |
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