JP6647323B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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    • B60W40/08Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models related to drivers or passengers

Description

本発明は車両用制御装置に関する。
車両の制動時、旋回時のように車両に加速度が発生している場合、乗員に慣性力が作用し、その姿勢が乱れる場合がある。特許文献1には車両の加速度を検出して、乗員に対して姿勢が乱れる可能性があることを触覚で知らせる装置が開示されている。
特開2015−182564号公報
車両を自動運転で走行する場合、乗り心地や車酔いの点で乗員の姿勢の乱れが小さい制御が好ましい。しかし、慣性力の作用に対する乗員の姿勢変化の程度は乗員によって異なる。一律に緩慢な車両挙動となる制御とすれば、乗員がいらだつ等、その不快感を招く場合もある。
本発明の目的は、乗員に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することにある。
本発明によれば、
自動運転により車両を走行可能な車両用制御装置であって、
シートに着座した乗員の姿勢変化を検知する検知手段と、
前記乗員が睡眠中か否かを判定する判定手段と、
前記乗員が睡眠中であると判定された場合であって、前記自動運転において前記車両に加速度が発生している場合の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記車両の走行制御の設定を変更する設定変更手段と、を備える、
ことを特徴とする車両用制御装置が提供される。
本発明によれば、乗員に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
実施形態に係る車両及び制御装置のブロック図。 (A)〜(D)は乗員の姿勢変化の説明図。 図1の車両用制御装置で実行される処理例を示すフローチャート。 (A)及び(B)は図1の車両用制御装置で実行される処理例を示すフローチャート。 (A)は閾値と加速度との関係の例を示すグラフ、(B)は走行制御の設定の違いによる車速の変化例を示すグラフ、(C)及び(D)は走行制御の設定の違いによる自動変速機の制御例を示すグラフ、(E)及び(F)は走行制御の設定の違いによる旋回時の車速の変化例を示すグラフ。 (A)は図1の車両用制御装置で実行される処理例を示すフローチャート、(B)は走行制御の設定の段階的な変更例を示す説明図。 (A)〜(C)は図1の車両用制御装置で実行される処理例を示すフローチャート。 乗員が睡眠中か否かの閾値の設定方法の説明図。 (A)及び(B)は図1の車両用制御装置で実行される処理例を示すフローチャート。
<第一実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両V及びその制御装置1のブロック図である。図1において、車両Vはその概略が平面図と側面図とで示されている。車両Vは一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
本実施形態の車両Vは、例えばパラレル方式のハイブリッド車両である。この場合、車両Vの駆動輪を回転させる駆動力を出力するパワープラント50は、内燃機関、モータおよび自動変速機から構成することができる。モータは車両Vを加速させる駆動源として利用可能であると共に減速時等において発電機としても利用可能である(回生制動)。
<制御装置1>
図1を参照して車両Vの車載装置である制御装置1の構成について説明する。制御装置1は、ECU群(制御ユニット群)2を含む。ECU群2は、互いに通信可能に構成された複数のECU20〜29を含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。なお、図1においてはECU20〜29の代表的な機能の名称を付している。例えば、ECU20には「運転制御ECU」と記載している。
ECU20は、車両Vの自動運転を含む走行支援に関わる制御を実行する。自動運転においては車両Vの駆動(パワープラント50による車両Vの加速等)、操舵および制動を、運転者の操作を要せずに自動的に行う。また、ECU20は、手動運転において、例えば、衝突軽減ブレーキ、車線逸脱抑制等の走行支援制御を実行可能である。衝突軽減ブレーキは、前方の障害物との衝突可能性が高まった場合にブレーキ装置51の作動を指示して衝突回避を支援する。車線逸脱抑制は、車両Vが走行車線を逸脱する可能性が高まった場合に、電動パワーステアリング装置41の作動を指示して車線逸脱回避を支援する。
ECU21は、車両Vの周囲状況を検知する検知ユニット31A、31B、32A、32Bの検知結果に基づいて、車両Vの走行環境を認識する環境認識ユニットである。本実施形態の場合、検知ユニット31A、31Bは、車両Vの前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ31A、カメラ31Bと表記する場合がある。)、車両Vのルーフ前部に設けられている。カメラ31A、カメラ31Bが撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
本実施形態の場合、検知ユニット32Aは、ライダ(Light Detection and Ranging)であり(以下、ライダ32Aと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ32Aは5つ設けられており、車両Vの前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット32Bは、ミリ波レーダであり(以下、レーダ32Bと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ32Bは5つ設けられており、車両Vの前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、電動パワーステアリング装置41を制御する操舵制御ユニットである。電動パワーステアリング装置41は、ステアリングホイールSTに対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。電動パワーステアリング装置41は、操舵操作のアシストあるいは前輪を自動操舵するための駆動力(操舵アシストトルクと呼ぶ場合がある。)を発揮するモータを含む駆動ユニット41a、操舵角センサ41b、運転者が負担する操舵トルク(操舵負担トルクと呼び、操舵アシストトルクと区別する。)を検知するトルクセンサ41c等を含む。ECU22は、また、運転者がステアリングハンドルSTを把持しているか否かを検知するセンサ36の検知結果を取得可能であり、運転者の把持状態を監視することができる。
ECU23は、油圧装置42を制御する制動制御ユニットである。ブレーキペダルBPに対する運転者の制動操作はブレーキマスタシリンダBMにおいて液圧に変換されて油圧装置42に伝達される。油圧装置42は、ブレーキマスタシリンダBMから伝達された液圧に基づいて、四輪にそれぞれ設けられたブレーキ装置(例えばディスクブレーキ装置)51に供給する作動油の液圧を制御可能なアクチュエータであり、ECU23は油圧装置42が備える電磁弁等の駆動制御を行う。また、制動時にECU23Bはブレーキランプ43Bを点灯可能である。これにより後続車に対して車両Vへの注意力を高めることができる。
ECU23および油圧装置42は電動サーボブレーキを構成することができる。ECU23は、例えば、4つのブレーキ装置51による制動力と、パワープラント50が備えるモータの回生制動による制動力との配分を制御することができる。ECU23は、また、四輪それぞれに設けられた車輪速センサ38、ヨーレートセンサ(不図示)、ブレーキマスタシリンダBM内の圧力を検知する圧力センサ35の検知結果に基づき、ABS機能、トラクションコントロールおよび車両Vの姿勢制御機能を実現することも可能である。
ECU24は、後輪に設けられている電動パーキングブレーキ装置(例えばドラムブレーキ)52を制御する停止維持制御ユニットである。電動パーキングブレーキ装置52は後輪をロックする機構を備える。ECU24は電動パーキングブレーキ装置52による後輪のロックおよびロック解除を制御可能である。
ECU25は、車内に情報を報知する情報出力装置43Aを制御する車内報知制御ユニットである。情報出力装置43Aは例えばヘッドアップディスプレイやインストルメントパネルに設けられる表示装置、或いは、音声出力装置を含む。更に、振動装置を含んでもよい。ECU25は、例えば、車速や外気温等の各種情報や、経路案内等の情報、車両Vの状態に関する情報を情報出力装置43Aに出力させる。
ECU26は、車車間通信用の通信装置26aを備える。通信装置26aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU27は、パワープラント50を制御する駆動制御ユニットである。本実施形態では、パワープラント50にECU27を一つ割り当てているが、内燃機関、モータおよび自動変速機のそれぞれにECUを一つずつ割り当ててもよい。ECU27は、例えば、アクセルペダルAPに設けた操作検知センサ34aやブレーキペダルBPに設けた操作検知センサ34bにより検知した運転者の運転操作や車速等に対応して、内燃機関やモータの出力を制御したり、自動変速機の変速段を切り替える。なお、自動変速機には車両Vの走行状態を検知するセンサとして、自動変速機の出力軸の回転数を検知する回転数センサ39が設けられている。車両Vの車速は、回転数センサ39の検知結果から演算可能である。
ECU28は、車両Vの現在位置や進路を認識する位置認識ユニットである。ECU28は、ジャイロセンサ33、GPSセンサ28b、通信装置28cの制御、および、検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ33は車両Vの回転運動を検知する。ジャイロセンサ33の検知結果等により車両Vの進路を判定することができる。GPSセンサ28bは、車両Vの現在位置を検知する。通信装置28cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。データベース28aには、高精度の地図情報を格納することができ、ECU28はこの地図情報等に基づいて、車線上の車両Vの位置をより高精度に特定可能である。
入力装置45は運転者が操作可能に車内に配置され、運転者からの指示や情報の入力を受け付ける。
ECU29は、車両Vのシートに着座した乗員の状態を検知する検知ユニット29a〜29dの検知結果に基づいて乗員の状態を認識する乗員認識ユニットである。検知ユニット29a〜29dは、本実施形態の場合、車室内を撮影するカメラである(以下、カメラ29a〜29dと表記する場合がある)。カメラ29a〜29dの撮影画像から、車室内に存在する乗員を認識できる。カメラ29a及び29bは前列シート(運転席、助手席)に着座した乗員を撮影するように配置されており、カメラ29aは前列シートを正面から、カメラ29bは前列シートを側方から、それぞれ撮影するように配置されている。カメラ29c及び29dは後列シート(後部座席)に着座した乗員を撮影するように配置されており、カメラ29cは後列シートを正面から、カメラ29dは後列シートを側方から、それぞれ撮影するように配置されている。
本実施形態の場合、カメラ29a〜29dにより、シートに着座した乗員の姿勢変化を検知する。図2(A)及び図2(B)は車両Vの減速時における姿勢変化の例を示している。車両Vの減速時には乗員の上体或いは頭部が前傾する傾向にある。図2(A)は相対的に傾斜角度が小さい場合を示し、図2(B)は相対的に傾斜角度が大きい場合を示している(θ2>θ1)。乗員の体格や状態、或いは、減速加速度によって傾斜角度は異なる。こうした姿勢変化量(傾斜角度θ1、θ2)は、カメラ29b、29dが乗員の側方(車幅方向)から撮影した乗員の画像を解析することで演算することができる。例えば、減速前と減速中の画像から傾斜角度θ1、θ2を演算することができる。車両Vの加速時における姿勢変化量も同様の考え方で演算可能である。但し、図示の例のようにシートバックが備えられているシートの場合、乗員の姿勢変化量は減速時に比べて小さい場合がある。
図2(C)及び図2(D)は車両Vの旋回時における姿勢変化の例を示している。車両Vの旋回時には乗員の上体或いは頭部が側方に傾斜する傾向にある。図2(C)は相対的に傾斜角度が小さい場合を示し、図2()は相対的に傾斜角度が大きい場合を示している(θ4>θ3)。乗員の体格や状態、或いは、横加速度によって傾斜角度は異なる。こうした姿勢変化量(傾斜角度θ3、θ4)は、カメラ29a、29cが乗員の正面から撮影した乗員の画像を解析することで演算することができる。例えば、旋回前と旋回中の画像から傾斜角度θ3、θ4を演算することができる。
なお、姿勢変化量は傾斜角度に限られず、頭部の水平方向の変位量や上下方向の変位量であってもよい。姿勢変化を検知するためのカメラ29a〜29dの数や配置も図示の例に限られず、また、カメラの以外の検知ユニットで乗員の姿勢変化を検知してもよい。例えば、シートの複数個所に荷重センサを配置し、荷重センサの検知結果に基づく乗員の重心位置の変化を姿勢変化とみなしてもよい。姿勢変化を検知する対象とする乗員は、全乗員であってもよいし、運転者のみ、或いは、後列シートの乗員のみ、等、一部の乗員であってもよい。
<制御例>
制御装置1の制御例について説明する。図3はECU20が実行する運転制御のモード選択処理を示すフローチャートである。
S1では運転者からモードの選択操作があったか否かを判定する。運転者は例えば入力装置45に対する操作により、自動運転モードと手動運転モードとの切り替え指示が可能である。選択操作があった場合はS2へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
S2では選択操作が自動運転を指示するものであるか否かを判定し、自動運転を指示するものである場合はS3へ進み、手動運転を指示するものである場合はS4へ進む。S3では自動運転モードが設定され、自動運転制御が開始される。S4では手動運転モードが設定され、手動運転制御が開始される。運転制御のモードに関する現在の設定はECU20から各ECU21〜29へ通知され、認識される。
手動運転制御では、運転者の運転操作にしたがって、車両Vの駆動、操舵、制動を行い、ECU20は、適宜、走行支援制御を実行する。自動運転制御では、ECU20がECU22、ECU23、ECU27に制御指令を出力し車両Vの操舵、制動、駆動を制御し、運転者の運転操作によらずに自動的に車両Vを走行させる。ECU20は、車両Vの走行経路を設定し、ECU28の位置認識結果や、物標の認識結果を参照して、設定した走行経路に沿って車両Vを走行させる。物標は、検知ユニット31A、31B、32A、32Bの検知結果に基づき認識される。
<乗員の姿勢変化に対応した走行制御>
車両Vを自動運転で走行する場合、乗り心地や車酔いの点で乗員の姿勢の乱れが小さい制御が好ましい。しかし、慣性力の作用に対する乗員の姿勢変化の程度は乗員によって異なる。一律に緩慢な車両挙動となる制御とすれば、乗員がいらだつ等、その不快感を招く場合もある。本実施形態では、自動運転中に、車両Vに加速度が発生している状況下において乗員の姿勢変化を検知し、その検知結果に基づき走行制御の設定を変更する。例えば、乗員の姿勢変化量が閾値を超えると、運動特性が緩慢な設定に走行制御の設定を変更する。乗員の姿勢変化に基づいて走行制御の設定を変更することで、乗員に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
なお、車両Vに加速度が発生している状況には、車両Vの加速時、減速時、旋回時が含まれる。しかし、減速時のみを対象としてもよいし、旋回時のみを対象としてもよい。或いは、減速時と旋回時を対象としてもよい。
図4(A)は乗員の姿勢変化を認識する認識処理例を示す。同図の処理は、自動運転中にECU29が実行する。S11では車両Vに加速度が発生している状態か否かを判定する。加速度が発生していると判定した場合はS13へ進み、発生していないと判定した場合はS12へ進む。加速度が発生しているか否かは、例えば、車両Vに加速度センサを搭載しておき、加速度センサで検知された加速度が閾値を超えたか否かにより判定してもよい。加速度センサは、加減速Gを検知するセンサでもよいし、横Gを検知するセンサでもよい。また、別の例として、車両Vの運転状態から加速度が発生しているか否かを判定してもよい。例えば、車速が閾値を超え、かつ、操舵角が閾値を超えている場合は、一定以上の横Gが発生していると推測される。同様に、ブレーキ装置51の駆動制御量が閾値を超えている場合は、一定以上の減速Gが発生していると推測される。こうした現在の運転状態から、S11の加速度の判定を行ってもよい。
S12では、カメラ29a〜29dの検知結果を保存する。保存先は例えばECU29が備える記憶デバイスである。ここでは、車両Vの加速度発生時の姿勢変化量を評価するために、比較対象として加速度が発生していない状態の乗員の姿勢(基準姿勢)を特定するための撮影画像を保存する。したがって、加速度発生直前の最新の画像が保存されていればよい。
S13では、カメラ29a〜29dの検知結果を保存する。ここでは、車両Vの加速度発生時の乗員の姿勢を特定するための撮影画像を保存する。S14では、S11で加速度が発生していると判定した後、これが発生しなくなったか否かを判定する。判定手法はS11の判定手法と同様である。加速度が発生していない場合はS15へ進み、発生中の場合はS13へ戻る。加速度発生中の撮影画像は全て保存することができる。
S15では、S12で保存した撮影画像と、S13で保存した撮影画像とに基づいて、乗員の姿勢変化量を演算する。姿勢変化量は、S12で保存した基準姿勢に対する最大の姿勢変化量とすることができる。図2(A)〜(D)の例で言うと、乗員の上体を破線で示した位置が、S12で保存した撮影画像に基づく基準姿勢であり、実線で示した位置がS13で保存した撮影画像に基づく変化後の姿勢であって、最大の変化があったときの姿勢である。姿勢変化の方向が加速度による慣性力の作用方向と逆方向である場合は、車両Vに発生した加速度に起因する姿勢変化ではないとみなし、姿勢変化量を0としてもよい。姿勢変化量の演算結果は例えばECU29が備える記憶デバイスに保存する。複数の乗員の姿勢変化量を評価する場合、乗員毎に演算結果を保存することができる。
図4(B)は車両Vの走行制御の設定変更処理例を示す。同図の処理は、自動運転中、ECU20が実行する。ECU20は同図の処理を周期的に行ってもよいし、S15で姿勢変化量が保存されたタイミングで行ってもよい。後者のタイミングとしては、例えば、ECU29がECU20へ通知した場合や、車両Vに加速度が発生した後、発生しなくなって所定時間経過後の場合である。
S21ではECU29からS15で保存された姿勢変化量を取得する。S22ではS21で取得した姿勢変化量が閾値を超えるか(姿勢変化が大きいか)否かを判定する。閾値は加速度の方向(減速、加速、旋回)に応じて設定されてもよい。閾値は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。可変値とする場合、例えば、図5(A)に示すように加速度の大きさに応じて変化する値であってもよい。図5(A)の例では、加速度の大きさに比例して閾値が上限値まで増加している。
図4(B)に戻り、姿勢変化量が閾値を超えている場合はS23へ進み、超えていない場合はS24へ進む。S23では走行制御の設定を緩慢設定にする。S24では走行制御の設定を標準設定とする。標準設定は通常の設定であり、緩慢設定は、車両Vの運動特性を標準設定よりも緩慢にする設定である。図5(B)は標準設定と緩慢設定との車両Vの加減速特性の例を示している。緩慢設定の場合、標準設定よりも加速、減速の加速度を小さくしており、乗員の慣性力が小さくされる。これにより乗員の姿勢変化をより小さくすることができる。複数の乗員がある場合、姿勢変化が最も大きい乗員の姿勢変化量と閾値を比較して設定を変更してもよいし、複数の乗員の姿勢変化量の平均値と閾値を比較して設定を変更してもよい。
標準設定及び緩慢設定における走行制御の設定対象としては、パワープラント50の駆動に関する設定やブレーキ装置51の駆動に関する設定を挙げることができる。この他に、図示しないが走行制御の設定対象にサスペンション装置の設定が含まれてもよい。
パワープラント50の駆動に関する設定としては、エンジンやモータの出力トルクの設定を挙げることができる。例えば、緩慢設定では制御ゲインを下げることで、同じ走行条件下で標準設定よりも出力トルクを下げて車両Vを運転する。また、ブレーキ装置51については、緩慢設定では相対的に制動時間を長くして制動力を下げることで、同じ走行条件下で標準設定よりも減速Gを下げて車両Vを運転する。
パワープラント50の駆動に関する設定としては、また、自動変速機の変速動作に関する設定を挙げることができる。複数の変速段を有する自動変速機の場合、変速動作に関する設定として、変速スケジュールや変速時間を挙げることができる。図5(C)は変速スケジュールの例を示している。実線で示した標準設定よりも、破線で示す緩慢設定は、同じ走行条件下で、シフトアップが早く行われる。これにより、加速時、減速時の加速度の発生を小さくすることができる。図5(D)は変速時間の例を示している。同図の例は3速から4速へシフトアップする際の変速時間を示しており、標準設定よりも緩慢設定では変速時間が長くされている。これにより変速ショックを軽減することができる。
また、パワープラント50の駆動或いはブレーキ装置51の駆動に関する設定として、旋回時の車速を減速することが挙げられる。図5(E)及び図5(F)はその一例を模式的に示しており、図5(E)は標準設定の場合を例示しており、相対的に速い車速で旋回している状態を示している。図5(F)は緩慢設定の場合を例示しており、相対的に遅い車速で旋回している状態を示している。緩慢設定ではブレーキ装置51の効きを強くして旋回前に車速をより遅くして旋回中の車速を遅くすることで、旋回時に発生する横Gを小さくすることができる。
このように加速度発生時における乗員の姿勢変化に基づいて走行制御の設定を切り替えることで、乗員に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
なお、図4(B)の例では、S23で緩慢設定がなされた後、S24の標準設定に戻るためには、次回の加速度発生時に乗員の姿勢変化量が閾値以下の場合となる。しかし、S23で緩慢設定がなされた後、所定の時間の経過後に標準設定に戻る処理としてもよい。或いは、S23で緩慢設定がなされた後、次回の加速度発生時に乗員の姿勢変化量が閾値以下となった場合と所定の時間を経過した場合のうちのいずれかが成立した場合に標準設定に戻る処理としてもよい。
<第二実施形態>
緩慢設定は複数種類或いは複数段階の設定であってもよい。図6(A)及び図6(B)は複数段階の緩慢設定の例を示している。図6(A)は、図4(B)の例に代わる本実施形態における設定変更処理の例を示しており、図6(B)は姿勢変化量に対する走行制御の設定の対応を示している。
まず、図6(B)を参照する。本実施形態では、姿勢変化量が閾値3以下の場合、標準設定とし、姿勢変化量が閾値3を超えて閾値1以下の場合は、標準設定又は緩慢設定(EGトルク減)のいずれかとなる。閾値1を超えると緩慢設定(EGトルク減)となり、閾値2を超えると緩慢設定(EGトルク減及びシフトアップ)となる。姿勢変化量が閾値3を超えて閾値1以下の場合においては、姿勢変化量が閾値3以下の状態から閾値3を超えた場合は標準設定が維持され、姿勢変化量が閾値1を超えていた状態から閾値以下になった場合は、緩慢設定(EGトルク減)が維持される。EGトルク減とは、パワートレイン50の駆動に関する設定であって、エンジンやモータの出力トルクの制御ゲインを下げる設定である。シフトアップとは、図5(C)に例示したように自動変速機の変速スケジュールについて、シフトアップが早めに行われる設定である。
図6(A)を参照する。S31ではECU29からS15で保存された姿勢変化量を取得する。S32ではS31で取得した姿勢変化量が閾値1を超えるか否かを判定する。姿勢変化量が閾値1を超えている場合はS33へ進み、超えていない場合はS36へ進む。S33では走行制御の設定を緩慢設定(第1段階:EGトルク減)にする。
S34ではS31で取得した姿勢変化量が閾値2を超えるか否かを判定する。姿勢変化量が閾値2を超えている場合はS35へ進み、超えていない場合は処理を終了する。S35では走行制御の設定を緩慢設定(第2段階:EGトルク減及びシフトアップ)にする。その後、処理を終了する。
S36では、S31で取得した姿勢変化量が閾値3以下か否かを判定する。姿勢変化量が閾値3以下の場合はS37へ進み、超えている場合は処理を終了する。S37では走行制御の設定を標準設定とする。
このように緩慢設定を複数段階の設定とすることで、乗員に適応してその姿勢変化をより小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
<第三実施形態>
姿勢変化量と比較される閾値(S22、S32、S34、S36)は乗員の年齢に応じて設定されてもよい。例えば、大人、子供、高齢者に区分けして閾値を設定してもよい。高齢者は姿勢変化が繰り返されると疲れやすい場合や、車酔いをしやすい場合がある。子供は全身の中で頭部が大きいため、頭部の姿勢変化が大きくなる場合がある。よって、高齢者や子供については緩慢設定に設定され易いように閾値を下げてもよい。例えば、大人の閾値に1未満のゲイン、例えば、0.8を乗算した値を閾値としてもよい。
乗員の年齢判別は、カメラ29a〜29dで撮影した乗員の画像を解析することで行うことができる。図7(A)はECU29が実行する処理例を示しており、年齢に応じた閾値の設定処理を例示している。
S41ではカメラ29a〜29dで撮影した乗員の画像を取得する。S42ではS41で取得した乗員の画像からその年齢を判別し、その乗員用の閾値を設定する。画像に基づく乗員の年齢判別は、公知の解析技術を用いればよく、例えば、人相、全身の大きさ、手足の長さ、頭髪の量等から判別することができる。乗員の年齢は、カメラ29a〜29dの撮影画像からの判別以外に、乗員が入力装置45からシートと、着座する乗員の年齢との関係を入力するようにしてもよい。
<第四実施形態>
乗員が睡眠中である場合、車両Vの加速度の発生に身構える意識がなく、姿勢変化が大きくなる傾向がある。そこで、乗員が睡眠中に姿勢変化に基づいて走行制御の設定を変更することが有効である。前提として、乗員が睡眠かどうかを判定する必要がある。
睡眠中か否かの判別は、カメラ29a〜29dで撮影した乗員の画像を解析することで行うことができる。図7(B)はECU29が実行する処理例を示しており、乗員が睡眠中か覚醒中か否かを判定する処理例を示している。
S51ではカメラ29a〜29dで撮影した乗員の画像を取得する。S52ではS51で取得した乗員の画像からその乗員が睡眠中か否かを判定し、判定結果をECU29の記憶デバイスに保存する。乗員の画像から睡眠中か否かを判別する方法としては、例えば、顔の画像から所定時間連続して両目を閉じているか否かに基づいて判別することができる。
図7(C)は、図4(B)の例に代わる本実施形態における設定変更処理の例を示している。本実施形態では、乗員が睡眠中であることを条件として走行制御の設定が変更される場合を例示している。S61ではECU29からS52の判定結果を取得して乗員が睡眠中か否かを判定する。睡眠中である場合はS62へ進み、睡眠中でない場合はS65へ進む。
S62ではECU29からS15で保存された姿勢変化量を取得する。S63ではS62で取得した姿勢変化量が閾値を超えるか(姿勢変化が大きいか)否かを判定する。姿勢変化量が閾値を超えている場合はS64へ進み、超えていない場合はS65へ進む。S64では走行制御の設定を緩慢設定にする。S65では走行制御の設定を標準設定とする。これにより睡眠中の乗員の姿勢変化をより小さくすることができる。
複数の乗員がある場合、S61の判定では睡眠中の乗員が少なくとも一人存在するか否かを判定し、また、S63で比較する姿勢変化量は睡眠中の乗員の姿勢変化量とすることができる。睡眠中の乗員が複数存在する場合、姿勢変化が最も大きい乗員の姿勢変化量と閾値を比較して設定を変更してもよいし、睡眠中の複数の乗員の姿勢変化量の平均値と閾値を比較して設定を変更してもよい。
<第五実施形態>
乗員が睡眠中か否かは、車両Vに加速度が発生している場合の乗員の姿勢変化に基づいて判定することもできる。図8はその説明図である。
同図は、車両Vの加速度変化と、乗員が覚醒中の姿勢変化量及び睡眠中の姿勢変化量とを例示している。乗員が覚醒中の場合、加速度発生時における姿勢変化は、加速度変化に対して小さい傾向にあり、睡眠中の場合、加速度変化に対して大きい傾向にある。そこで、覚醒中のときの加速度発生時における姿勢変化量から閾値を設定し、加速度発生時における姿勢変化量と閾値とを比較して睡眠中か否かを判定することができる。図9(A)は閾値の設定処理の例を示すフローチャートであり、ECU29が実行する。
S71では乗員が車両Vに乗車してから規定時間(例えば10分)が経過しているか否かを判定する。この規定時間内は乗員が覚醒しているものとみなす。経過している場合はS77へ進み、経過していない場合はS72へ進む。S72〜S76の処理は図4(A)の姿勢変化認識処理と同様の処理である。簡単に述べると、S72では車両Vに加速度が発生している状態か否かを判定する。加速度が発生していると判定した場合はS74へ進み、発生していないと判定した場合はS73へ進む。S73では、カメラ29a〜29dの検知結果を基準姿勢を特定するための撮影画像として保存する。
S74では、カメラ29a〜29dの検知結果を保存する。ここでは、車両Vの加速度発生時の乗員の姿勢を特定するための撮影画像を保存する。S75では、S72で加速度が発生していると判定した後、これが発生しなくなったか否かを判定する。加速度が発生していない場合はS76へ進み、発生中の場合はS74へ戻る。
S76では、S73で保存した撮影画像と、S74で保存した撮影画像とに基づいて、乗員の姿勢変化量を演算する。S77では規定時間内にS76で保存された姿勢変化量から睡眠判定用の閾値を設定する。例えば、姿勢変化量に所定値を加算して閾値を設定する。睡眠判定用の閾値は、加速度の方向(減速、加速、旋回)に応じて設定されてもよく、また、加速度の大きさに対応して設定されてもよい。複数の乗員が存在する場合、睡眠判定用の閾値は乗員毎に設定する。以上により閾値の設定が完了する。
図9(B)は乗員が睡眠中か否かを判定する処理の例を示すフローチャートであり、ECU29が実行する。この処理は周期的に行うことができる。
S81では図4の姿勢変化認識処理のS15で保存した姿勢変化量を取得する。S82では取得した姿勢変化量が図9(A)のS77で設定した睡眠判定用の閾値を超えるか否かを判定する。超えている場合はS83へ進みその乗員が睡眠中であると判定する。超えていない場合はS84へ進みその乗員が覚醒中であると判定する。以上により処理が終了する。
なお、乗員が睡眠中か否かの判定は、カメラ29a〜29dの撮影画像からの判定以外に、乗員の寝息を集音可能なマイクを設け、マイクで集音した音声に基づいて判定することもできる。また、乗員の心拍数等、乗員の生体情報を検知するセンサを設け、センサが検知した生体情報から判定することもできる。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態の車両用制御装置(例えば1)は、
自動運転により車両(例えばV)を走行可能な車両用制御装置であって、
シートに着座した乗員の姿勢変化を検知する検知手段(例えば29a-29d)と、
前記自動運転において前記車両に加速度が発生している場合の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記車両の走行制御の設定を変更する設定変更手段(例えば20,図4(B))と、を備える。
この実施形態によれば、加速度発生時における乗員の姿勢変化に基づいて走行制御の設定を切り替えることで、乗員に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
2.上記実施形態では、
前記車両に加速度が発生している場合とは、前記車両の加速時、減速時、旋回時の少なくともいずれか一つの場合である。
この実施形態では、車両の加速時、減速時又は旋回時の少なくともいずれかを契機として乗員の姿勢変化を小さくする走行制御が可能となる。
3.上記実施形態では、
前記乗員が睡眠中か否かを判定する判定手段(例えば29,図7(B),図9(B))を更に備え、
前記設定変更手段は、
前記乗員が睡眠中であると判定された場合であって、前記自動運転において前記車両に加速度が発生している場合の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記設定を変更する(例えば図7(C))。
この実施形態では、姿勢変化が大きくなる傾向にある乗員の睡眠中において、乗員の姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
4.上記実施形態では、
前記設定変更手段は、
前記乗員の姿勢変化の量が閾値を超えた場合に、前記車両の挙動がより緩慢になるように前記設定を変更する(例えば図4(B)のS23)。
この実施形態では、前記乗員の姿勢変化が大きい場合に、前記車両の挙動をより緩慢にすることで姿勢変化を小さくした自動運転を実現できる。
5.上記実施形態では、
前記閾値は、前記乗員の年齢に応じて異なる。
この実施形態によれば、乗員の年齢に適応してその姿勢変化を小さくすることが可能な自動運転を実現することができる。
6.上記実施形態では、
前記車両は自動変速機を備え、
前記設定は、少なくとも前記自動変速機の変速動作に関する設定を含む(例えば図5(C)(D))。
この実施形態によれば、自動変速機を利用して前記車両の挙動を変更することができる。
V 車両、AT 自動変速機、1 制御装置、29a〜29d 検知ユニット

Claims (6)

  1. 自動運転により車両を走行可能な車両用制御装置であって、
    シートに着座した乗員の姿勢変化を検知する検知手段と、
    前記乗員が睡眠中か否かを判定する判定手段と、
    前記乗員が睡眠中であると判定された場合であって、前記自動運転において前記車両に加速度が発生している場合の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記車両の走行制御の設定を変更する設定変更手段と、を備える、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用制御装置であって、
    前記車両に加速度が発生している場合とは、前記車両の加速時、減速時、旋回時の少なくともいずれか一つの場合である、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用制御装置であって、
    前記設定変更手段は、
    前記乗員の姿勢変化の量が閾値を超えた場合に、前記車両の挙動がより緩慢になるように前記設定を変更
    所定の時間が経過した場合に、変更した前記設定を元の設定に戻す、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用制御装置であって、
    前記閾値は、前記加速度の大きさに応じて変化する可変値である、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  5. 請求項に記載の車両用制御装置であって、
    前記乗員の撮影画像から前記乗員の年齢を判別する判別手段を備え、
    前記閾値は、前記乗員の年齢に応じて異な子供は大人よりも前記閾値が小さい、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の車両用制御装置であって、
    前記設定変更手段は、標準設定と、前記車両の挙動が緩慢になる第一の緩慢設定及び第二の緩慢設定を設定可能であり、
    前記標準設定又は前記第二の緩慢設定の設定中に、前記乗員の姿勢変化の量が第一の閾値を超えて、前記第一の閾値よりも大きい第二の閾値を超えない場合に、前記第一の緩慢設定を設定し、
    前記標準設定又は前記第一の緩慢設定の設定中に、前記乗員の姿勢変化の量が前記第二の閾値を超えた場合に、前記第二の緩慢設定を設定し、
    前記第一の緩慢設定又は前記第二の緩慢設定の設定中に、前記乗員の姿勢変化の量が前記第一の閾値よりも小さい第三の閾値以下である場合に、前記標準設定を設定する、
    ことを特徴とする車両用制御装置
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