JP6817166B2 - 自動運転のポリシー生成装置及び車両 - Google Patents

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本発明は、自動運転のポリシー生成装置及び車両に関する。
自動運転において車両を制御するためのパラメータを人間がルールベースで生成するのではなく、機械学習によって生成する方法が検討されている。特許文献1には、車両の状態を変更させるための操作量を強化学習によって生成する方法が記載されている。
特開平10−254505号公報
特許文献1では、強化学習によって車両の適切な操作量を生成することが可能になる。しかし、操作量が適切であったとしても、車両の軌道自体が適切でないと走行中に車両の搭乗者に違和感を与えてしまう。本発明は、車両の搭乗者に与える違和感が少ない軌道を生成するための技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、車両の自動運転における軌道を決定するためのポリシーを生成する装置であって、ポリシーに従って所定時間後の前記車両の目標位置を決定するパスプランナと、前記車両が前記目標位置へ移動することの妥当性を判定する妥当性判定部と、前記妥当性に基づいて前記目標位置への移動に対する報酬を算出する報酬算出部と、を備え、前記パスプランナは、前記報酬に基づいて前記ポリシーを更新し、前記妥当性の判定は、前記車両の搭乗者の乗り心地に関する基準を用いた判定を含むことを特徴とする装置が提供される。
上記手段により、車両の搭乗者に与える違和感が少ない軌道が生成可能になる。
実施形態に係る車両の構成例を説明する図。 実施形態に係るポリシーを生成する装置のハードウェア構成を説明する図。 実施形態に係るポリシーを生成する装置の機能構成を説明する図。 実施形態に係るポリシーを生成する方法を説明するフローチャート。
添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について以下に説明する。様々な実施形態を通じて同様の要素には同一の参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置のブロック図であり、車両1を制御する。図1において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図1の制御装置は、制御ユニット2を含む。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20〜29を含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等のメモリ、外部デバイスとのインタフェース等を含む。メモリにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、メモリおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。例えば、ECU20は、プロセッサ20aとメモリ20bとを備える。メモリ20bに格納されたプログラムが含む命令をプロセッサ20aが実行することによって、ECU20による処理が実行される。これに代えて、ECU20は、ECU20による処理を実行するためのASIC等の専用の集積回路を備えてもよい。
以下、各ECU20〜29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、統合したりすることが可能である。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速を自動制御する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、前輪を自動操舵したりするための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41〜43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部に2つ設けられている。カメラ41が撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42は、ライダ(レーザレーダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ42と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪即等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、メモリに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。ECU24、地図データベース24a、GPSセンサ24bは、いわゆるナビゲーション装置を構成している。
ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替えたりする。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席表面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせたりしてもよい。入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
続いて、図2を参照して、車両1の自動運転における軌道を決定するためのポリシーを生成する装置200のハードウェア構成について説明する。ポリシーとは、車両1の所与の状態及び所与の周囲状況に対して車両1がとるべき軌道を算出するためのモデル(関数)のことである。
車両1がとるべき軌道とは、例えば、目的地へ向けて車両1が走行するために所定時間(例えば0.1秒間等の短期間)で車両1が走行すべき軌道のことである。ここでの「所定時間」は、車両1が走行する全行程と比較して大幅に短い期間である。また、「所定時間」は、周囲の環境の変化に車両1が適応することができるような短さに設定される。ECU20は、このようにして特定した軌道に従って、ECU21、ECU26および29に指示して、車両1の操舵、駆動及び制動を制御する。
装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ユーザインタフェース203と、記憶装置204とを備える。プロセッサ201は、例えばCPU等の汎用回路であり、装置200全体の処理を司る。メモリ202は、ROMやRAMの組み合わせによって構成され、装置200の動作に必要なプログラムやデータが記憶装置204から読み出されて実行される。
ユーザインタフェース203は、装置200のユーザと情報のやりとりを行うためのデバイスである。ユーザインタフェース203は、キーボードやマウスなどの入力装置とディスプレイなどの出力装置とによって構成される。記憶装置204は、装置200の処理に用いられるデータを格納し、例えばHDDやSDDで構成される。記憶装置204は装置200に含まれてもよいし、装置200とは別個の装置として構成されてもよい。例えば、記憶装置204は、ネットワークを通じて装置200に接続されたデータベースサーバなどであってもよい。
続いて、図3を参照して、装置200の機能構成について説明する。装置200は、走行目標設定部301と、パスプランナ302と、車両制御部304と、妥当性判定部305と、車両・環境シミュレータ306と、報酬算出部307と、リスク算出部308とを備える。装置200は、これらの機能を用いて強化学習を行うことによってポリシーを生成する。装置200の各機能は、図2で説明したハードウェア構成によって実現される。例えば、パスプランナ302は、メモリ202に格納されたプログラムが含む命令をプロセッサ20a1実行することによって実現される。装置200の各機能は、ASIC等の専用の集積回路によって実現されてもよい。
走行目標設定部301は、走行目標を設定し、走行目標をパスプランナ302及び報酬算出部307に供給する。走行目標とは、強化学習を行う際の車両の走行の指針であり、例えば平均時速(高速道路を走行するシナリオでは例えば平均時速100km)、目的地までの経路などを含む。
パスプランナ302は、走行目標及びセンサ情報をポリシー303に適用することによって、所定時間後(例えば、0.1秒後)の車両の目標位置を決定し、この目標位置を車両制御部304及び妥当性判定部305へ供給する。目標位置は例えば地図上の座標として与えられる。センサ情報は、自車両の状態に関するセンサ情報(例えば、自車両の速度及び加速度)と、周囲環境に関するセンサ情報(例えば、周囲の物標(他車両や歩行者、障害物など)との相対位置、道路形状、車両の車線内の位置(横位置))とを含んでもよい。パスプランナ302は、乱数を考慮して目標位置を決定してもよい。例えば、パスプランナ302は、ポリシー303を適用することによって決定された目標位置を、乱数によって決定して方向へ、乱数によって決定した距離だけ移動した位置を最終的な目標位置としてもよい。
車両制御部304は、目標位置に車両を移動させるための各アクチュエータの操作量を生成する。操作量は、例えばステアリング操舵角、アクセル開度、ブレーキ踏圧力、ギア段数を含む。車両制御部304は、自動運転用のECU20と同様の操作量を出力するように構成される。したがって、装置200によって生成されたポリシーをECU20に搭載することによって、ECU20がこのポリシーに従って車両1を自動運転させることが可能となる。
妥当性判定部305は、車両が目標位置へ移動することの妥当性を判定し、判定結果を妥当性として報酬算出部307へ供給する。妥当性の判定は、車両の搭乗者の乗り心地に関する基準を用いた判定を含んでもよい。乗り心地に関する基準として、車両が目標位置へ移動した場合の加速度・加加速度を含んでもよい。妥当性判定部305は、加速度・加加速度の絶対値が小さいほど高い妥当性を生成する。妥当性の判定はさらに、車両が目標位置へ移動可能の判定を含んでもよい。例えば、妥当性判定部305は、目標位置へ移動するために時速150km以上での移動が必要な場合に、そのような移動が不能であると判定してもよい。妥当性判定部305は、移動可能な範囲であれば高く、移動不能な範囲であれば低い妥当性を生成する。妥当性判定部305は、車両の状態及び車両の周囲環境に基づいて妥当性の基準を変更してもよい。例えば、車両の付近に物標が存在する場合に、この物標から回避するための急加速を行ったとしても、妥当性に低い値を与えなくてもよい。
車両・環境シミュレータ306は、車両が操作量に従って移動した場合に車両が検知するセンサ情報をシミュレーションによって生成する。車両・環境シミュレータ306は、生成したセンサ情報を、妥当性判定部305、リスク算出部308、報酬算出部307及びパスプランナ302へ供給する。上述したように、生成されるセンサ情報は、自車両の状態に関するセンサ情報と、周囲環境に関するセンサ情報とを含んでもよい。
リスク算出部308は、センサ情報に基づいて、車両が目標位置へ移動したことによるリスクを算出し、算出したリスクを報酬算出部307へ供給する。リスク算出部308が利用するセンサ情報は、例えば周囲の物標との相対的位置を含む。例えば、リスク算出部308は、周囲の物標との距離が近い場合に高いリスクを算出する。
報酬算出部307は、妥当性と、リスクと、センサ情報と、走行目標とのうちの少なくとも1つに基づいて、目標位置への移動に対する報酬を算出する。例えば、報酬算出部307は、妥当性と報酬とが正の相関を有するように(すなわち、妥当性が高いほど報酬が高い)報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、リスクと報酬とが負の相関を有するように(すなわち、リスクが高いほど報酬が低い)報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、センサ情報に含まれる車両の速度が走行目標の速度に近いほど高い報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、センサ情報に含まれる車両の加速度が0に近いほど高い報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、センサ情報に含まれる車両の車線内の位置が基準範囲の収まる場合に高い報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、走行目標の経路を車両が走行している場合に高い報酬を算出してもよい。報酬算出部307は、複数の基準に従って報酬を算出する場合に、それらの合計値をパスプランナ302へ供給してもよい。
続いて、図4を参照して、自動運転における経路を算出するためのポリシーを生成するための方法について説明する。以下の方法では、強化学習によってポリシーが生成される。強化学習のアルゴリズムは既存のものであってもよいので、以下ではその概要を説明する。
ステップS401で、報酬算出部307は各事象に対する報酬の初期設定を行い、走行目標設定部301は、走行目標の初期設定を行う。これらの初期設定は、例えば装置200のユーザ(例えば自動車メーカの設計者)からの入力に応じて行われてもよいし、ネットワークを通じて他のサーバから読み込まれてもよい。
ステップS402で、パスプランナ302は、暫定ポリシーの初期設定を行う。暫定ポリシーとは、後続の処理によって必要に応じて更新される暫定的なポリシー303のことである。例えば、暫定ポリシーの初期設定は、モデルのパラメータをランダムに設定することによって行われてもよい。
ステップS403で、パスプランナ302は、暫定ポリシーに従って所定時間後(例えば、0.1秒後)の目標位置を決定する。具体的に、パスプランナ302は、走行目標設定部301から供給される走行目標と、車両・環境シミュレータ306から供給されるセンサ情報とに対して暫定ポリシーを適用することによって目標位置を決定する。車両・環境シミュレータ306には、初期値として、あるシナリオにおける車両の初期状態及び初期の周囲環境が設定されている。
ステップS404で、車両制御部304は、目標位置へ車両を移動させるための操作量を算出し、車両・環境シミュレータ306は、その操作量に従ってシミュレーションにおける車両の現在位置を変更する。その後、報酬算出部307は、上述したように、車両を移動したことによる報酬を算出する。
ステップS405で、パスプランナ302は、反復終了条件を満たすかどうかを判定する。パスプランナ302は、反復終了条件を満たす場合(ステップS405で「YES」)に処理をステップS406へ進め、満たさない場合(ステップS405で「NO」)に処理をステップS403に戻す。例えば、今までに決定された目標位置の個数が閾値(例えば、10万個)に到達した場合に、反復終了条件を満たすと判定されてもよい。このようにステップS403〜S405が反復されることによって、車両の現在位置が変化しつつ、各位置への移動に対する報酬が算出される。
ステップS406で、パスプランナ302は、各位置への移動に対する報酬の合計値を算出する。ステップS407で、パスプランナ302は、学習終了条件を満たすかどうかを判定する。パスプランナ302は、学習終了条件を満たす場合(ステップS407で「YES」)に処理をステップS409へ進め、満たさない場合(ステップS407で「NO」)に処理をステップS408に進める。学習終了条件とは、強化学習を終了するための条件であり、例えば報酬の合計値やその変化に応じて判定される。
ステップS408で、パスプランナ302は、報酬の合計値に基づいて暫定ポリシーを更新し、処理をステップS403に戻す。暫定ポリシーの更新は既存の強化学習のアルゴリズムを用いて行われてもよい。
ステップS410で、パスプランナ302は、ステップS401〜S408を通じて得られた暫定ポリシーを最終ポリシーとする。最終ポリシーとは、車両1のECU20へ格納され、自動運転に使用されるポリシーである。
ECU20のメモリ20bにこの最終ポリシーが格納される。ECU20のプロセッサ20aは、車両1の周囲の状況に対して最終ポリシーを適用することによって軌道を決定し、この軌道に従って車両1の走行を制御する。
<実施形態のまとめ>
<構成1>
車両(1)の自動運転における軌道を決定するためのポリシー(303)を生成する装置(200)であって、
ポリシーに従って所定時間後の前記車両の目標位置を決定するパスプランナ(302)と、
前記車両が前記目標位置へ移動することの妥当性を判定する妥当性判定部(305)と、
前記妥当性に基づいて前記目標位置への移動に対する報酬を算出する報酬算出部(307)と、
を備え、
前記パスプランナは、前記報酬に基づいて前記ポリシーを更新し、
前記妥当性の判定は、前記車両の搭乗者の乗り心地に関する基準を用いた判定を含む
ことを特徴とする装置。
この構成によれば、車両の搭乗者に与える違和感が少ない軌道を生成可能となる。
<構成2>
前記パスプランナは、乱数を考慮して前記目標位置を決定することを特徴とする構成1に記載の装置。
この構成によれば、強化学習の学習速度とポリシーの性能が向上する。
<構成3>
前記報酬算出部は、前記車両が前記目標位置へ移動したことによる前記車両の状態及び前記車両の周囲環境に更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする構成1又は2に記載の装置。
この構成によれば、報酬を更に適切に算出可能になる。
<構成4>
前記報酬算出部は、前記車両が前記目標位置へ移動したことによるリスクに更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする構成1乃至3の何れか1項に記載の装置。
この構成によれば、報酬を更に適切に算出可能になる。
<構成5>
前記報酬算出部は、前記車両の速度及び加速度と、前記車両の車線内の位置とに更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする構成1乃至4の何れか1項に記載の装置。
この構成によれば、報酬を更に適切に算出可能になる。
<構成6>
前記妥当性判定部は、前記車両の状態及び前記車両の周囲環境に基づいて前記妥当性の基準を変更することを特徴とする構成1乃至5の何れか1項に記載の装置。
この構成によれば、妥当性の基準を適切に変更可能になる。
<構成7>
自動運転を行う車両であって、
構成1乃至6の何れか1項に記載の装置によって生成されたポリシーを格納する記憶部と、
前記車両の周囲の状況に対して前記ポリシーを適用することによって軌道を決定し、前記軌道に従って前記車両の走行を制御する制御部(20)とを備えることを特徴とする車両。
この構成によれば、車両の搭乗者に与える違和感が少ない軌道で車両が走行可能となる。
1 車両、200 装置、302 パスプランナ、303 ポリシー、305 妥当性判定部、307 報酬算出部

Claims (7)

  1. 車両の自動運転における軌道を決定するためのポリシーを生成する装置であって、
    ポリシーに従って所定時間後の前記車両の目標位置を決定するパスプランナと、
    前記車両が前記目標位置へ移動することの妥当性を判定する妥当性判定部と、
    前記妥当性に基づいて前記目標位置への移動に対する報酬を算出する報酬算出部とを備え、
    前記パスプランナは、前記報酬に基づいて前記ポリシーを更新し、
    前記妥当性の判定は、前記車両の搭乗者の乗り心地に関する基準を用いた判定を含む
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記パスプランナは、乱数を考慮して前記目標位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記報酬算出部は、前記車両が前記目標位置へ移動したことによる前記車両の状態及び前記車両の周囲環境に更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記報酬算出部は、前記車両が前記目標位置へ移動したことによるリスクに更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の装置。
  5. 前記報酬算出部は、前記車両の速度及び加速度と、前記車両の車線内の位置とに更に基づいて前記報酬を算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の装置。
  6. 前記妥当性判定部は、前記車両の状態及び前記車両の周囲環境に基づいて前記妥当性の基準を変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の装置。
  7. 自動運転を行う車両であって、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の装置によって生成されたポリシーを格納する記憶部と、
    前記車両の周囲の状況に対して前記ポリシーを適用することによって軌道を決定し、前記軌道に従って前記車両の走行を制御する制御部とを備えることを特徴とする車両。
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