JP6645788B2 - 注出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を収容する容器本体の口部に注出口を備えた注出キャップが装着されて成る注出容器に関する。
各種の食品調味料をはじめ、化粧料や薬剤等の内容液を収容する容器としては、注出口を有する注出キャップを容器本体の口部に装着し、容器を傾けたり容器本体の胴部を押圧(スクイズ)したりすることで、容器本体に収容されている内容液を注出口から所望の量だけ注出することができるようにした注出容器が知られている。
従来、このような注出容器では、例えば特許文献1に記載されるように、注出キャップの内側部分に円筒状のシールリング部(インナーリング)を設け、このシールリング部を容器本体の口部の内周面に嵌合させることにより、容器本体の口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を確保するようにしていた。
特開2014−28641号公報
注出容器に、例えば酸素や水蒸気に接触することで品質の劣化を引き起こし易い内容液を収容する場合には、流通時等において内容液の品質の劣化が進行することを防止するために、容器本体を酸素や水蒸気に対するバリア性の高いバリア層を備えたものとするとともに容器本体の口部を酸素や水蒸気に対するバリア性を有するアルミシート等の密封シートにより密封した構成とするのが一般的である。この場合、注出キャップを一旦取り外し、密封シートを口部から剥離して再度注出キャップを口部に装着することで、注出容器を開封して内容液を注出可能な状態とすることができる。
このように、収容する内容液によっては容器本体の口部を密封シートで密封する構成とすることが必須となる場合があるが、この場合、注出キャップに設けたシールリング部を口部の内周面に嵌合させようとすると密封シートと干渉することになるので、注出キャップにシールリング部を設けることができなくなる。そのため、密封シートを口部から剥離して容器本体を開封した後に、口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を十分に確保することができなくなるという問題点があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、口部を密封シートで密封する構成としつつ当該密封シートを口部から剥離した後においても口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を確実に確保することができる注出容器を提供することにある。
本発明の注出容器は、内容液を収容する収容室と該収容室に連なる筒状の口部とを備えた容器本体と、前記収容室に連なる注出口が設けられ前記口部の開口を覆う頂壁部と前記口部の外周を覆う筒壁部とを備えた有頂筒状に形成されて前記口部に装着された注出キャップと、を有する注出容器であって、前記口部の開口端に剥離可能に固着されて該口部の開口を密封する、前記口部の上端面の外径よりも小径の密封シートと、前記頂壁部に設けられた当接部と前記口部の開口端との間に配置され、一端が前記当接部に当接するとともに他端が前記密封シートの外周端よりも径方向内側のみにおいて前記密封シートに固着されたスペーサ部材と、前記口部の内周面に嵌合可能な筒状に形成され、前記頂壁部から前記密封シートの側に向けて前記当接部と前記密封シートとの間の範囲で突出するシールリング部と、を有し、前記口部の上端が、前記開口端を構成する上側面と、前記上側面よりも下方且つ径方向外側にある下側面とを有する段差状であり、前記上端面が前記上側面と前記下側面とからなることを特徴とする。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記口部の開口端に該開口端に沿う環状に形成された基材シートが固着され、該基材シートに前記密封シートが剥離可能に固着されているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記基材シートが前記口部の開口端に溶着され、前記密封シートが前記スペーサ部材に溶着されているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記スペーサ部材が、前記口部の開口端に沿う筒状に形成されたスペーサ本体部と該スペーサ本体部の内側を閉塞する閉塞壁部とを備えているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記閉塞壁部と前記密封シートとの間に隙間が設けられているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記スペーサ本体部の外周側に、前記スペーサ本体部の外周に沿って延びる帯状に形成され、一端において前記スペーサ本体部に一体に連結されるとともに他の部分が複数の弱化片により該スペーサ本体部に切り離し可能に連結された開封帯が設けられているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記閉塞壁部の前記頂壁部の側を向く上面に引き上げリングが設けられているのが好ましい。
本発明の注出容器は、上記構成において、前記容器本体は、前記口部に対応する部分に外気導入孔を備えた外層体と該外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体とを有する二重容器であり、前記注出キャップと前記口部との間に、前記外気導入孔に連通するとともに前記注出キャップに設けられた吸気孔を介して該注出キャップの外部に連通可能な空気流路が設けられ、前記注出キャップに前記空気流路を開閉する外気用逆止弁と前記注出口を開閉する注出液用逆止弁とが設けられているのが好ましい。
本発明によれば、注出キャップを口部から取り外し、スペーサ部材とともに密封シートを口部から剥離させて容器本体を開封し、次いでスペーサ部材と密封シートとが取り除かれた状態で注出キャップを口部に装着することにより、注出キャップに設けられたシールリング部を口部の内周面に嵌合させることができる。これにより、口部を密封シートで密封して流通時等における内容液の劣化を抑制する構成としつつ、密封シートを口部から剥離させた後にはシールリング部を口部の内周面に嵌合させて口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を確実に確保することができる。
このように、本発明によれば、口部を密封シートで密封する構成としつつ当該密封シートを口部から剥離した後においても口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を確実に確保することができる注出容器を提供することができる。
口部の開口端に該開口端に沿う環状に形成された基材シートを固着し、基材シートに密封シートを剥離可能に固着した構成とした場合には、口部の開口端への密封シートの固着作業を容易にして、この注出容器の製造コストを低減することができるとともに口部の開口端からの密封シートの剥離作業を容易にすることができる。
基材シートを口部の開口端に溶着し、密封シートをスペーサ部材に溶着する構成とした場合には、基材シートの口部への固着作業および密封シートのスペーサ部材への固着作業をさらに容易にして、この注出容器の製造コストを低減することができる。
スペーサ部材を、口部の開口端に沿う筒状に形成されたスペーサ本体部と、このスペーサ本体部の内側を閉塞する閉塞壁部とを備えた構成とした場合には、閉塞壁部により密封シートを保護して、口部への注出キャップの装着作業時等において密封シートが破損することを防止することができる。
閉塞壁部と密封シートとの間に隙間を設けた構成とした場合には、閉塞壁部が密封シートに接触することを防止して、当該密封シートの破損をより確実に防止することができる。
スペーサ本体部の外周側に、スペーサ本体部の外周に沿って延びる帯状に形成され、一端においてスペーサ本体部に一体に連結されるとともに他の部分が複数の弱化片によりスペーサ本体部に切り離し可能に連結された開封帯を設けた構成とした場合には、弱化片を破断させながら開封帯を引き上げることでスペーサ部材とともに密封シートを口部の開口端から容易に剥離させることができるので、容器本体の開封作業を容易にすることができる。
閉塞壁部の頂壁部の側を向く上面に引き上げリングを設けた構成とした場合には、引き上げリングを把持して引き上げることでスペーサ部材とともに密封シートを口部の開口端から容易に剥離させることができるので、容器本体の開封作業を容易にすることができる。
容器本体を、口部に対応する部分に外気導入孔を備えた外層体とこの外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体とを有する二重容器とし、注出キャップと口部との間に、外気導入孔に連通するとともに注出キャップに設けられた吸気孔を介して注出キャップの外部に連通可能な空気流路を設け、注出キャップに空気流路を開閉する外気導入用逆止弁と注出口を開閉する注出液用逆止弁とを設けた構成とした場合には、注出キャップに設けられたシールリング部を口部の内周面に嵌合させて口部と注出キャップとの間の気密性や液密性を確保することにより、口部と注出キャップとの間を通して内容液が空気流路に流入することを確実に防止するとともに口部と注出キャップとの間を通して空気流路から容器本体の内部に外気が導入されることを確実に防止することができる。
本発明の一実施の形態である注出容器の要部を示す側面視での断面図である。 (a)はシート部材を構成する密封シートと基材シートを示す斜視図であり、(b)はシート部材を口部およびスペーサ部材に固着する手順を説明する図であり、(c)はシート部材が口部およびスペーサ部材に固着された状態を示す斜視図であり、(d)はスペーサ部材とともに密封シートを容器本体の口部から剥離させた状態を示す斜視図である。 図1に示す注出容器の注出キャップが取り外された状態の断面図である。 図3に示す状態からスペーサ部材と密封シートとを口部から取り除き、再度注出キャップを装着した状態を示す断面図である。 スペーサ部材の変形例であって、当該スペーサ部材を閉塞壁部が密封シートとの間に隙間を有する構成とした場合を示す断面図である。 スペーサ部材の外周側に開封帯を設けた変形例であって、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図である。 スペーサ部材の閉塞壁部の上面に引き上げリングを設けた変形例であって、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態である注出容器1は容器本体10を備えている。詳細は図示しないが、容器本体10は口部11と胴部12とを有するボトル形状のものとすることができる。胴部12の内部は収容室12aとなっており、容器本体10はこの収容室12aに内容液を収容することができる。口部11は円筒状に形成されており、収容室12aに連ねられている。
容器本体10としては、例えば酸素や水蒸気に対するバリア性を有するバリア層が積層配置された構成のものや各種コーティングによりバリア性が高められた構成のものを用いるのが好ましい。
口部11の外周面には、後述する注出キャップ20を装着するための雄ねじ11aが一体に設けられている。また、口部11の根元側部分には、口部11よりも大径の円筒状の密封用段部11bが一体に設けられている。
本実施の形態においては、容器本体10は、外層体13の内側に内層体14を収容した二重容器(積層剥離容器)に構成されている。この場合、容器本体10は、例えば、容器本体10の外面側から内面側に向けて、L−LDPE層/LDPEとその再生材の混合層/LDPE層/接着帯(AD)/EVOH層/接着層(AD)の順で6つの層を積層した層構成のものや、容器本体10の外面側から内面側に向けて、L−LDPE層/LDPEとその再生材の混合層/LDPE層/接着帯(AD)/EVOH層/接着層(AD)/L−LDPE層の順で7つの層を積層した層構成のもの、あるいは容器本体10の外面側から内面側に向けて、L−LDPE層/LDPEとその再生材の混合層/LDPE層/接着帯(AD)/EVOH層/接着層(AD)/EVOH層の順で7つの層を積層した層構成のものとすることができる。上記において、L−LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレン、EVOHはエチレンビニルアルコール共重合体樹脂であり、接着帯(AD)は変性ポリオレフィン系樹脂である。各層構成においては、接着帯よりも外面側の層が外層体13を構成し、接着帯よりも内面側の層が内層体14を構成する。なお、容器本体10の層構成は、上記に限らず、バリア性が高められた層構成であれば種々の構成を採用することができる。
内層体14は、例えば合成樹脂材料により減容変形可能な薄肉の袋状に形成され、外層体13の内面に剥離可能に積層配置されている。内層体14は、容器本体10の口部11の開口端にまで回り込んで当該開口端において開口しており、その内側は上記した収容室12aとなっている。
外層体13は、例えば合成樹脂材料により所定の剛性を有するボトル形状に形成されて容器本体10の外郭を構成している。外層体13の胴部12に対応する部分はスクイズ(押圧)可能であるとともに元の形状への復元性を有している。また、外層体13の口部11に対応する部分には、当該外層体13を径方向に貫通して内層体14と外層体13との間に連通する外気導入孔15が設けられている。図示する場合では、外層体13の口部11に対応する部分には、その軸線を挟んだ対向配置で2つの外気導入孔15が設けられているが、少なくとも1つの外気導入孔15が設けられていればよい。
容器本体10は、外層体13と内層体14との間に、それぞれ口部11から胴部12の底部分に向けて縦方向に延びて内層体14を外層体13に対して部分的に接着する複数本の接着層(不図示)を備えた構成とすることもできる。この場合、それぞれの接着層の間の部分において内層体14と外層体13との間に連通する複数の外気導入孔15を外層体13の口部11に対応する部分に設けるのが好ましい。
容器本体10の口部11には注出キャップ20が装着されている。注出キャップ20は、合成樹脂材料により、口部11の開口を覆う頂壁部21と口部11の外周を覆う円筒状の筒壁部22とを備えた有頂筒状に形成されている。筒壁部22の内周面には雌ねじ22aが設けられており、この雌ねじ22aが口部11の外周面に設けられた雄ねじ11aにねじ結合することにより、注出キャップ20は容器本体10の口部11に着脱自在に装着されている。また、頂壁部21には、当該頂壁部21から上方に向けて突出する注出筒21aが一体に設けられている。
注出キャップ20の内側には中栓部材30が装着されている。この中栓部材30は合成樹脂製となっており、頂壁部21に対して軸方向に間隔を空けて配置される本体壁部31と、本体壁部31の外周縁から頂壁部21の側に向けて延びる支持筒部32とを備えている。支持筒部32は、その上端が頂壁部21の下面に当接するとともに外周部において筒壁部22の内面に嵌合し、これにより中栓部材30は注出キャップ20の内部に固定保持されている。中栓部材30の本体壁部31には流出孔31aが設けられており、注出キャップ20の頂壁部21に設けられた注出筒21aの内側流路はこの流出孔31aを介して容器本体10の収容室12aに連なっている。
本実施の形態においては、中栓部材30の本体壁部31は注出キャップ20の頂壁部21の一部を構成しており、注出筒21aと流出孔31aとにより注出キャップ20の注出口が構成されている。
注出キャップ20の頂壁部21と中栓部材30との間には支持体部40が配置されている。この支持体部40は、例えば低密度ポリエチレン(軟質ポリエチレン)により円筒状に形成されており、その一端が頂壁部21の下面に設けられた環状溝21bに嵌合し、他端が中栓部材30の本体壁部31の上面に設けられた環状溝31bに嵌合して頂壁部21と中栓部材30との間に固定保持されている。そして、注出キャップ20の頂壁部21と中栓部材30との間の空間は、この支持体部40によって頂壁部21に設けられた注出筒21aと中栓部材30の本体壁部31に設けられた流出孔31aとを連通させる液体の流路部分(支持体部40の内側部分)と、当該液体の流路部分とは隔離された支持体部40の外側部分とに区画されている。
支持体部40の径方向内側つまり注出キャップ20の注出口には、通常状態では本体壁部31の上面に当接して流出孔31aを閉鎖する一方、収容室12aの内部の圧力が高まると本体壁部31の上面から上方に向けて離れて流出孔31aを開放する注出液用逆止弁41が一体に設けられている。図示する場合では、注出液用逆止弁41は、支持体部40と同一の材料により円板状に形成され、弾性変形する3本のアーム41a(図中では1本のみを示す)を介して支持体部40と一体連結される3点弁に構成されている。
なお、注出液用逆止弁41は、上記した3点弁に限らず、例えば1点弁や2点弁などの他の構成の逆止弁とすることもできる。
中栓部材30はサックバック機構を備えた構成とすることもできる。この場合、本体壁部31には注出筒21aを収容室12aに連通させる筒体部31cが流出孔31aと並列に設けられ、この筒体部31cの内部にサックバック用のボール33が軸方向に移動自在に配置されている。注出筒21aが下方側を向く姿勢にまで注出容器1が傾けられた状態で内容液が注出され、注出の終了後に注出容器1が正立姿勢に戻されると、ボール33が自重により筒体部31cの内部を注出筒21aの側から収容室12aの側に向けて移動し、これにより注出筒21aの内部の内容液が筒体部31cの側に向けて引き込まれ、注出筒21aからの液だれが防止される。
注出キャップ20と口部11との間には、口部11に設けられた外気導入孔15に連通するとともに中栓部材30に設けられた通気孔34と頂壁部21に設けられた吸気孔23とを介して注出キャップ20の外部に連通可能な空気流路35が区画形成されている。なお、図1に示す状態では、空気流路35は注出キャップ20の筒壁部22の下端側において外部に開放されているが、図4に示すように、注出容器1が内容液を注出可能な開封状態とされたときには、筒壁部22の下端が密封用段部11bに気密に当接して外気導入孔15と吸気孔23とを空気流路35により気密に連通させることができる。雄ねじ11aには縦方向に延びるスリットが形成され、雄ねじ11aおよび雌ねじ22aが設けられた部分においては、このスリットにより空気流路35の一部が構成されている。なお、雄ねじ11aにスリットを設けることなく、雄ねじ11aと雌ねじ22aとに沿って空気を流通させるようにしてもよい。
図1に示すように、支持体部40の径方向外側すなわち空気流路35には、通常状態では頂壁部21の下面に弾性接触して吸気孔23を閉塞する一方、外層体13と内層体14との間の圧力が低くなると頂壁部21の下面から離隔して吸気孔23を空気流路35と連通させる外気用逆止弁42が一体に設けられている。図示する場合では、外気用逆止弁42は支持体部40と同一の材料により薄肉環状に形成され、その外周縁において頂壁部21の下面に弾性接触するように構成されている。
注出キャップ20は蓋体50を備えた構成とすることもできる。図示する場合では、オーバーキャップとも呼ばれる蓋体50は、注出キャップ20とほぼ同径の有頂筒状に形成されており、ヒンジ51により注出キャップ20の頂壁部21に回動自在に連結されて頂壁部21とともに注出筒21aを覆うことができるようになっている。蓋体50の内面には円筒状のシール壁52が一体に設けられており、蓋体50が閉じられるとシール壁52が注出筒21aの内側に嵌合して注出筒21aを閉塞するようになっている。蓋体50のヒンジ51に対向する側には蓋体50を開操作する際の指掛かりとなる摘み部53が設けられている。
なお、蓋体50はヒンジ51により注出キャップ20に一体連結される構成に限らず、注出キャップ20とは別体に形成されて注出キャップ20にねじ込みやアンダーカット等により装着される構成としてもよい。
容器本体10の口部11の開口端には口部11に対応した円形形状に形成された密封シート60が剥離可能に固着され、この密封シート60により口部11の開口が密封されている。密封シート60としては、例えばアルミニウム(AL)等の金属箔などの、酸素や水蒸気に対するバリア性を有するバリア層を備えたものが用いられる。
密封シート60は口部11の開口端に直接固着することができるが、本実施の形態に示すように、口部11の開口端に当該口部11に沿う環状に形成された基材シート61を固着し、この基材シート61に密封シート60を容易に剥離可能に固着する構成とすることもできる。この場合、図2(a)、図2(b)に示すように、密封シート60に基材シート61を剥離可能に積層配置したシート部材62に構成しておき、このシート部材62を口部11の開口端に固着する構成とすることができる。
密封シート60としては、バリア層に、接着性ポリオレフィン等で形成される接着層を介してポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、酢酸ビニル等によって形成された剥離層を積層配置した構成のものを用いることができる。一方、基材シート61は、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)やポリプロピレン(PP)など、密封シート60の剥離層に対して疑似接着する材質で構成することができる。このような材質とすることにより、密封シート60と基材シート61とをイージーピール性を有する積層シートであるシート部材62に構成することができる。
このように、口部11の開口端に基材シート61を固着し、この基材シート61に密封シート60を容易に剥離可能に固着した構成とすることにより、口部11の開口端への密封シート60の固着作業を容易にして、この注出容器1の製造コストを低減することができるとともに口部の開口端からの密封シート60の剥離作業を容易にすることができる。
図1に示すように、密封シート60が固着される容器本体10の口部11の上端つまり開口端は、口部11の軸方向に対して垂直な平坦面に形成されている。一方、注出キャップ20の頂壁部21の一部を構成する中栓部材30の本体壁部31の下面には口部11の開口端と対向する当接部36が設けられている。当接部36は、本体壁部31の外周縁に沿って延びる環状であるとともに口部11の開口端と同様に当該口部11の軸方向に対して垂直な平坦面に形成されている。
互いに対抗する当接部36と口部11の開口端との間にはスペーサ部材70が配置されている。このスペーサ部材70は、口部11の開口端に沿う円筒状つまり口部11と略同径の円筒状に形成されたスペーサ本体部71と、このスペーサ本体部71の内側を閉塞する閉塞壁部72とを備えた有底筒状に形成されている。スペーサ部材70は、スペーサ本体部71の軸方向の一端(上端)において当接部36に当接するとともに、スペーサ本体部71の軸方向の他端(下端)において密封シート60の上面に固着されている。なお、スペーサ本体部71の軸方向の両端はそれぞれ口部11の軸方向に対して垂直な平坦面に形成されている。
スペーサ部材70の閉塞壁部72は密封シート60に重ねて配置されており、この閉塞壁部72により密封シート60を保護して、口部11への注出キャップ20の装着作業時等において密封シート60に注出キャップ20の種々の部分が当接する等して密封シート60が破損することを防止することができる。
容器本体10の口部11に対する密封シート60の固着および密封シート60に対するスペーサ部材70の固着は、以下の手順で行うことができる。すなわち、図2(b)に示すように、容器本体10の口部11の開口端に密封シート60と基材シート61とが一体化されたシート部材62を配置するとともにその上にスペーサ部材70を配置し、次いで図示はしないが口部11に注出キャップ20を装着した状態とする。そして、この状態で口部11の開口端と基材シート61との間および密封シート60とスペーサ部材70との間を高周波誘導加熱することにより金属製の層を有する密封シート60を加熱し、図2(c)に示すように、その熱により口部11の開口端に基材シート61を溶着させるとともに密封シート60にスペーサ部材70を溶着させる。
このように、基材シート61を口部11の開口端に溶着し、密封シート60をスペーサ部材70に溶着する構成とした場合には、高周波誘導加熱を用いて基材シート61の口部11への固着作業および密封シート60のスペーサ部材70への固着作業を容易に行うことができ、これにより注出容器1の製造コストを低減することができる。
密封シート60は基材シート61に対して容易に剥離可能とされているので、図2(d)に示すように、スペーサ部材70を口部11から取り除くことにより、基材シート61を口部11の側に残したまま密封シート60を基材シート61から剥離させてスペーサ部材70とともに口部11から取り除くことができる。このように、スペーサ部材70とともに密封シート60を口部11から取り除くことができるので、容器本体10を容易に開封することができる。
図1に示すように、中栓部材30の本体壁部31の下面にはシールリング部37が一体に設けられている。シールリング部37は口部11の内周面と略同一径の外周面を有するとともに口部11と同軸の円筒状に形成されており、本体壁部31の下面から密封シート60の側に向けて突出している。シールリング部37の本体壁部31の下面から密封シート60の側に向けた突出量は、当接部36と密封シート60との間の範囲、つまりシールリング部37の密封シート60の側を向く先端(下端)が当接部36よりも密封シート60の側に位置するとともに密封シート60にまでは達しない位置に配置されるように設定されている。このような設定により、シールリング部37はスペーサ部材70のスペーサ本体部71の内側に収容されることになる。
上記のように、本発明の注出容器1は、当接部36と口部11の開口端との間にスペーサ部材70を設けたことにより、注出キャップ20を、内容液を注出する際の正規の位置に対してスペーサ部材70の分だけ図中上方にオフセットさせた状態で口部11に装着させることができる。これにより、流通時等における内容液の劣化を防止するために容器本体10の口部11を密封シート60によって密封した構成としても、密封シート60に干渉させることなく口部11に嵌合可能なシールリング部37を注出キャップ20に設けることができる。
一方、容器本体10から内容液を注出する際には、以下の手順で注出容器1が開封される。まず、注出キャップ20を容器本体10の口部11から取り外し、図3に示すように、口部11とスペーサ部材70とを露出させる。そして、スペーサ部材70を手で引き上げることにより密封シート60を口部11から剥離させ、密封シート60とともにスペーサ部材70を口部11から取り除く(図2(d)に示す状態)。次に、図4に示すように、密封シート60とスペーサ部材70とが取り除かれた状態の口部11に再度注出キャップ20を装着する。このとき、注出キャップ20は、当接部36が口部11の開口端に基材シート61を挟んで当接するまでねじ込まれる。これにより、注出キャップ20に設けられたシールリング部37が口部11の内周面に嵌合し、口部11と注出キャップ20との間の気密性や液密性が確実に確保される。
このように、本発明の注出容器1では、口部11を密封シート60で密封した構成として流通時等における内容液の劣化を抑制することができるとともに、密封シート60とともにスペーサ部材70を口部11から取り除くことにより、密封シート60を口部11から剥離させた後に、注出キャップ20に設けられたシールリング部37を口部11の内周面に嵌合させて口部11と注出キャップ20との間の気密性や液密性を確実に確保することができる。
また、本実施の形態のように容器本体10として二重容器(積層剥離容器)を用いた場合には、注出キャップ20に設けられたシールリング部37を口部11の内周面に嵌合させて口部11と注出キャップ20との間の気密性や液密性を確保することにより、口部11と注出キャップ20との間を通して内容液が空気流路35に流入することを確実に防止するとともに口部11と注出キャップ20との間を通して空気流路35から容器本体10の内部に外気が導入されることを確実に防止することができる。
図4に示すように、密封シート60とスペーサ部材70とが取り除かれた状態で注出キャップ20が口部11に装着されて注出容器1が内容液を注出可能な開封状態とされたときには、注出キャップ20の筒壁部22の下端が密封用段部11bに気密に当接して外気導入孔15と吸気孔23とが空気流路35を介して気密に連通する。これにより、蓋体50を開いて注出筒21aが下方を向くように容器本体10を傾けつつ胴部12をスクイズすることで、注出液用逆止弁41を開いて注出筒21aから内容液を注出することができる。ここで、外層体13の胴部がスクイズされたときには、吸気孔23が外気用逆止弁42によって閉じられることにより外層体13と内層体14との相互間に存在する空気が外部に漏れ出すことがないので外層体13のスクイズにより内層体14を押圧することができる。
一方、内容液の注出後に胴部12のスクイズを解除したときには、流出孔31aを注出液用逆止弁41で閉塞しつつ外気用逆止弁42を開いて吸気孔23から空気流路35と外気導入孔15とを介して内層体14と外層体13との間に外気を導入して、内層体14を減容変形させたまま外層体13を元の形状に復元させることができる。これにより、内層体14の内部へ外気が導入されることを抑制することで容器本体10に収容される内容液の外気との接触を減らし、注出容器1の開封後における内容液の劣化を抑制することができる。
本実施の形態のように容器本体10として二重容器(積層剥離容器)を用いた場合には、内層体14が口部11の開口端にまで回り込んで配置されているため、密封シート60を直接口部11の開口端に固着させると、密封シート60を口部11から剥離させる際に内層体14が密封シート60とともに持ち上げられて口部11から引っ張り出されるおそれがある。しかしながら、本実施の形態のように、口部11の開口端に基材シート61を固着し、この基材シート61に密封シート60を剥離可能に固着する構成とすることにより、密封シート60を剥離したときに基材シート61が口部11に残るようにして上記不具合を解消することができる。なお、密封シート60を剥離した後、再度注出キャップ20を口部11に装着することで、当接部36と口部11の開口端との間で基材シート61を挟持するとともに基材シート61の内周縁部を口部11の内周面とシールリング部37との間に挟み込んで口部11と注出キャップ20との間の気密性および液密性をより高めることができる。
図5はスペーサ部材の変形例であって、当該スペーサ部材を閉塞壁部が密封シートとの間に隙間を有する構成とした場合を示す断面図であり、図6はスペーサ部材の外周側に開封帯を設けた変形例であって、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図であり、図7はスペーサ部材の閉塞壁部の上面に引き上げリングを設けた変形例であって、(a)はその斜視図であり、(b)はその断面図である。なお、図5〜7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図5に示すように、スペーサ部材70は、閉塞壁部72を、スペーサ本体部71の軸方向端部から所定距離だけ軸方向内側にずれた位置に設けた構成とすることができる。この場合、スペーサ部材70の閉塞壁部72と密封シート60との間には一定間隔の隙間が設けられることになる。このような構成により、口部11への注出キャップ20の装着作業時等において、他の部材の接触等によって閉塞壁部72が変形して密封シート60の表面に接触することを防止して、当該密封シート60の破損をより確実に防止することができる。
図6に示すように、スペーサ部材70はその外周側に開封帯73を備えた構成とすることができる。この開封帯73は、円筒状に形成されたスペーサ本体部71の外周に沿って周方向に向けて延びる帯状に形成されており、その一端においてスペーサ本体部71の外周面に連結部74により一体に連結されている。一方、開封帯73の他端は連結部74に所定の間隔を空けて隣接する自由端73aとなっており、また、開封帯73の連結部74と自由端73aとの間の部分は複数の弱化片75により該スペーサ本体部71の外周面に切り離し可能に連結されている。
この変形例の構成では、密封シート60を口部11から剥離させて注出容器1を開封するにあたり、注出キャップ20を口部11から取り外した後、スペーサ部材70に設けられた開封帯73の自由端73aを指で摘み、図6(a)に矢印で示すように、弱化片75を破断させながらスペーサ本体部71の外周面に沿って回しながら引き上げることにより、スペーサ部材70とともに密封シート60を口部11の開口端から容易に剥離させることができる。これにより、容器本体10の開封作業を容易に行うことができる。
図7に示すように、スペーサ部材70は、閉塞壁部72の頂壁部21の側を向く上面に引き上げリング76を設けた構成とすることもできる。この引き上げリング76は、スペーサ本体部71と同軸となってスペーサ本体部71の内側に配置された円環状のリング本体76aの一部が脚部76bによって閉塞壁部72に一体に連結された構成となっている。
この変形例の構成では、密封シート60を口部11から剥離させて注出容器1を開封するにあたり、注出キャップ20を口部11から取り外した後、スペーサ部材70に設けられた引き上げリング76のリング本体76aに指を挿入し、図7(b)に二点鎖線で示すように当該リング本体76aを引き上げることにより、スペーサ部材70とともに密封シート60を口部11の開口端から容易に剥離させることができる。これにより、容器本体10の開封作業を容易に行うことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、スペーサ部材70は円筒状のスペーサ本体部71の内側に閉塞壁部72が設けられた構成とされているが、閉塞壁部72が設けられない構成とすることもできる。また、閉塞壁部72を備えた構成とされる場合には、スペーサ本体部71は円筒状に限らず、例えば周方向に複数に分割されたセグメント形状とするなど種々の形状とすることができる。
また、口部11と基材シート61および密封シート60とスペーサ部材70は、それぞれ溶着に限らず、例えば接着等により互いに固着する構成とすることもできる。
さらに、注出キャップ20は、上記構成のものに限らず、内容液を外部に注出させることができるとともに、内容液の注出後に内層体14の内部への外気の流入を防止しつつ外層体13と内層体14との間に外気を導入して内層体14を減容変形させたまま外層体13を元の形状に復元させることができる構成のものであれば、種々の構成のものを採用することができる。
さらに、容器本体10は外層体13と内層体14とを備えた二重容器に限らず、内層体14を備えない通常の容器に形成することもできる。この場合、注出キャップ20としては、吸気孔23、中栓部材30、注出液用逆止弁41、外気用逆止弁42等を備えない構成のものとすることができる。
さらに、容器本体10の口部11および注出キャップ20の筒壁部22は、それぞれ円筒状に形成されているが、これに限らず、これらを角筒状や楕円筒状に形成することもできる。
また、注出キャップ20をねじ結合に替えて打栓によって口部11に装着する構成とすることもできる。この場合、口部11の開口端と当接部36との間にスペーサ部材70が配置されている状態において注出キャップ20を口部11に保持可能な第1係止部と、スペーサ部材70が取り除かれた状態において注出キャップ20を口部11に保持可能な第2係止部とが、注出キャップ20または口部11の少なくとも何れかに設けられることになる。
1 注出容器
10 容器本体
11 口部
11a 雄ねじ
11b 密封用段部
12 胴部
12a 収容室
13 外層体
14 内層体
15 外気導入孔
20 注出キャップ
21 頂壁部
21a 注出筒(注出口)
21b 環状溝
22 筒壁部
22a 雌ねじ
23 吸気孔
30 中栓部材
31 本体壁部
31a 流出孔(注出口)
31b 環状溝
31c 筒体部
32 支持筒部
33 ボール
34 通気孔
35 空気流路
36 当接部
37 シールリング部
40 支持体部
41 注出液用逆止弁
41a アーム
42 外気用逆止弁
50 蓋体
51 ヒンジ
52 シール壁
53 摘み部
60 密封シート
61 基材シート
62 シート部材
70 スペーサ部材
71 スペーサ本体部
72 閉塞壁部
73 開封帯
73a 自由端
74 連結部
75 弱化片
76 引き上げリング
76a リング本体
76b 脚部

Claims (8)

  1. 内容液を収容する収容室と該収容室に連なる筒状の口部とを備えた容器本体と、前記収容室に連なる注出口が設けられ前記口部の開口を覆う頂壁部と前記口部の外周を覆う筒壁部とを備えた有頂筒状に形成されて前記口部に装着された注出キャップと、を有する注出容器であって、
    前記口部の開口端に剥離可能に固着されて該口部の開口を密封する、前記口部の上端面の外径よりも小径の密封シートと、
    前記頂壁部に設けられた当接部と前記口部の開口端との間に配置され、一端が前記当接部に当接するとともに他端が前記密封シートの外周端よりも径方向内側のみにおいて前記密封シートに固着されたスペーサ部材と、
    前記口部の内周面に嵌合可能な筒状に形成され、前記頂壁部から前記密封シートの側に向けて前記当接部と前記密封シートとの間の範囲で突出するシールリング部と、を有し、
    前記口部の上端が、前記開口端を構成する上側面と、前記上側面よりも下方且つ径方向外側にある下側面とを有する段差状であり、前記上端面が前記上側面と前記下側面とからなることを特徴とする注出容器。
  2. 前記口部の開口端に該開口端に沿う環状に形成された基材シートが固着され、該基材シートに前記密封シートが剥離可能に固着されている、請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記基材シートが前記口部の開口端に溶着され、前記密封シートが前記スペーサ部材に溶着されている、請求項1または2に記載の注出容器。
  4. 前記スペーサ部材が、前記口部の開口端に沿う筒状に形成されたスペーサ本体部と該スペーサ本体部の内側を閉塞する閉塞壁部とを備えている、請求項1〜3の何れか1項に記載の注出容器。
  5. 前記閉塞壁部と前記密封シートとの間に隙間が設けられている、請求項4に記載の注出容器。
  6. 前記スペーサ本体部の外周側に、前記スペーサ本体部の外周に沿って延びる帯状に形成され、一端において前記スペーサ本体部に一体に連結されるとともに他の部分が複数の弱化片により該スペーサ本体部に切り離し可能に連結された開封帯が設けられている、請求項4または5に記載の注出容器。
  7. 前記閉塞壁部の前記頂壁部の側を向く上面に引き上げリングが設けられている、請求項4または5に記載の注出容器。
  8. 前記容器本体は、前記口部に対応する部分に外気導入孔を備えた外層体と該外層体の内側に収容された減容変形可能な内層体とを有する二重容器であり、
    前記注出キャップと前記口部との間に、前記外気導入孔に連通するとともに前記注出キャップに設けられた吸気孔を介して該注出キャップの外部に連通可能な空気流路が設けられ、
    前記注出キャップに前記空気流路を開閉する外気用逆止弁と前記注出口を開閉する注出液用逆止弁とが設けられている、請求項1〜7の何れか1項に記載の注出容器。
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