JP6645510B2 - シート製造装置、シート製造装置の制御方法およびシート製造方法 - Google Patents

シート製造装置、シート製造装置の制御方法およびシート製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シート製造装置、シート製造装置の制御方法、シート製造方法および添加物供給装置に関する。
特許文献1には、樹脂と着色剤や凝集抑制剤とを一体化した複合体を供給する供給部と、繊維と複合体を混ぜ合わせる混合部とを備えるシート製造装置が開示されている。
特開2015−92032号公報
複数の供給部を備えるシート製造装置において、複数の供給部のうち一部の供給部しか稼働しない場合、他の供給部が使用されず無駄になる。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、複数の供給部を有効に活用することができるシート製造装置、シート製造装置の制御方法、シート製造方法および添加物供給装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
(1)本発明に係るシート製造装置の一態様は、繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部と、同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行う制御部と、を有する。
このようなシート製造装置では、同種の添加物を複数の収容部に収容させて当該添加物を供給することができ、複数の供給部を有効に活用することができる。また、シート製造装置の連続稼働時間を延ばすことが可能となる。
(2)本発明に係るシート製造装置において、前記制御部は、前記供給部の稼働率に基づいて、いずれか1つの前記供給部を選択してもよい。
このようなシート製造装置では、複数の供給部の稼働率を平均化することが可能となり、メンテナンス周期を伸ばすことができ、また、各供給部の動作状態を良好に保つことができる。
(3)本発明に係るシート製造装置において、前記供給部の状態を検出する検出部を有し、前記制御部は、前記検出部により異常が検出された場合、当該異常が検出された前記供給部による前記添加物の供給から、他の前記供給部による前記添加物の供給に切り替えてもよい。
このようなシート製造装置では、供給部に異常が発生しても、同種の添加物を収容する収容部を有する他の供給部から添加物の供給を継続することができる。
(4)本発明に係るシート製造装置において、添加物を収容し前記シート製造装置に装着される添加物収容カートリッジを有し、前記収容部には、前記添加物収容カートリッジから前記添加物が補給されてもよい。
このようなシート製造装置では、収容部への添加物の補給を容易に行うことができ、また、混合部への添加物の供給を中断することなく収容部に添加物を補給することができる。
(5)本発明に係るシート製造装置において、前記添加物収容カートリッジは、収容している添加物に関する情報を記録する記録部を有し、前記制御部は、前記記録部の前記情報に基づいて、前記添加物の種類を判別してもよい。
このようなシート製造装置では、添加物収容カートリッジに収容されている添加物の種類を容易に判別することができる。
(6)本発明に係るシート製造装置において、前記シート製造装置で製造するシートの形態の指示を受け付ける受付部を有し、前記受付部により受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容する収容部であって、同種の添加物を収容する収容部が複数ある場合に、前記制御部は第1供給動作を行ってもよい。
このようなシート製造装置では、製造するシートの形態や、収容部に収容されている添加物に応じて、最適な供給動作を選択することができる。
(7)本発明に係るシート製造装置において、前記制御部は、異種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、少なくとも2つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第2供給動作を行ってもよい。
このようなシート製造装置では、製造するシートの形態や、収容部に収容されている添加物に応じて、第1供給動作と第2供給動作を選択することができる。
(8)本発明に係るシート製造装置の制御方法の一態様は、繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部とを有するシート製造装置の制御方法であって、同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行う。
このようなシート製造装置の制御方法では、同種の添加物を複数の収容部に収容させて当該添加物を供給することができ、複数の供給部を有効に活用することができる。また、シート製造装置の連続稼働時間を延ばすことが可能となる。
(9)本発明に係るシート製造方法の一態様は、繊維を含む原料を気中で解繊する工程と、解繊された解繊物と添加物とを、混合部により気中で混合する工程と、前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって添加物が収容される収容部を有する供給部を用いて、前記収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する工程と、前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する工程とを含み、同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行う。
このようなシート製造方法では、同種の添加物を複数の収容部に収容させて当該添加物を供給することができ、複数の供給部を有効に活用することができる。
(10)本発明に係る添加物供給装置の一態様は、原料と添加物とを混合する混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部を有する添加物供給装置であって、同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行う。
このような添加物供給装置では、同種の添加物を複数の収容部に収容させて当該添加物を供給することができ、複数の供給部を有効に活用することができる。また、添加物供給装置の連続稼働時間を延ばすことが可能となる。
本実施形態に係るシート製造装置を模式的に示す図である。 本実施形態に係るシート製造装置の機能ブロック図を示す図である。 添加物供給部の一例を模式的に示す図である。 添加物供給部の詳細な構成を示す斜視図である。 表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.全体構成
まず、本実施形態に係るシート製造装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るシート製造装置100を模式的に示す図である。
シート製造装置100は、図1に示すように、原料供給部10と、製造部102と、制御部104と、を備える。製造部102は、シートを製造する。製造部102は、粗砕部12と、解繊部20と、選別部40と、第1ウェブ形成部45と、回転体49と、混合部50と、堆積部60と、第2ウェブ形成部70と、シート形成部80と、切断部90と、を有している。堆積部60、第2ウェブ形成部70、シート形成部80は、成形部の一部を構成する。
原料供給部10は、粗砕部12に原料を供給する。原料供給部10は、例えば、粗砕部12に原料を連続的に投入するための自動投入部である。原料供給部10によって供給される原料は、例えば、古紙やパルプシートなどの繊維を含むものである。
粗砕部12は、原料供給部10によって供給された原料を、空気中で裁断して細片にする。細片の形状や大きさは、例えば、数cm角の細片である。図示の例では、粗砕部12は、粗砕刃14を有し、粗砕刃14によって、投入された原料を裁断することができる。粗砕部12としては、例えば、シュレッダーを用いる。粗砕部12によって裁断された原料は、ホッパー1で受けてから管2を介して、解繊部20に移送(搬送)される。
解繊部20は、粗砕部12によって裁断された原料を解繊する。ここで、「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる原料(被解繊物)を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。解繊部20は、原料に付着した樹脂粒やインク、トナー、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能をも有する。
解繊部20を通過したものを「解繊物」という。「解繊物」には、解きほぐされた解繊物繊維の他に、繊維を解きほぐす際に繊維から分離した樹脂(複数の繊維同士を結着させるための樹脂)粒や、インク、トナーなどの色剤や、にじみ防止材、紙力増強剤等の添加剤を含んでいる場合もある。解きほぐされた解繊物の形状は、ひも(string)状や平ひも(ribbon)状である。解きほぐされた解繊物は、他の解きほぐされた繊維と絡み合っていない状態(独立した状態)で存在してもよいし、他の解きほぐされた解繊物と絡み合って塊状となった状態(いわゆる「ダマ」を形成している状態)で存在してもよい。
解繊部20は、乾式で解繊を行う。ここで、液体中ではなく、大気中(空気中)等の気中において、解繊等の処理を行うことを乾式と称する。解繊部20として、具体的にはインペラーミルを用いる。解繊部20は、原料を吸引し、解繊物を排出するような気流を発生させる機能を有している。これにより、解繊部20は、自ら発生する気流によって、導入口22から原料を気流と共に吸引し、解繊処理して、解繊物を排出口24へと搬送することができる。解繊部20を通過した解繊物は、管3を介して、選別部40に移送される。なお、解繊部20から選別部40に解繊物を搬送させるための気流は、解繊部20が発生させる気流を利用してもよいし、ブロアー等の気流発生装置を設け、その気流を利用してもよい。
選別部40は、解繊部20により解繊された解繊物を導入口42から導入し、繊維の長さによって選別する。選別部40は、ドラム部41と、ドラム部41を収容するハウジング部43とを有している。ドラム部41としては、例えば、篩(ふるい)を用いる。ドラム部41は、網(フィルター、スクリーン)を有し、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子(網を通過するもの、第1選別物)と、網の目開きの大きさより大きい繊維や未解繊片やダマ(網を通過しないもの、第2選別物)と、を分けることができる。例えば、第1選別物は、管7を介して、混合部50に移送される。第2選別物は、排出口44から管8を介して、解繊部20に戻される。具体的には、ドラム部41は、モーターによって回転駆動される円筒の篩である。ドラム部41の網としては、例えば、金網、切れ目が入った金属板を引き延ばしたエキスパンドメタル、金属板にプレス機等で穴を形成したパンチングメタルを用いる。
第1ウェブ形成部45は、選別部40を通過した第1選別物を、混合部50に搬送する。第1ウェブ形成部45は、メッシュベルト46と、張架ローラー47と、吸引部(サクション機構)48と、を含む。
吸引部48は、選別部40の開口(網の開口)を通過して空気中に分散された第1選別物をメッシュベルト46上に吸引することができる。第1選別物は、移動するメッシュベルト46上に堆積し、ウェブVを形成する。メッシュベルト46、張架ローラー47および吸引部48の基本的な構成は、後述する第2ウェブ形成部70のメッシュベルト72、張架ローラー74およびサクション機構76と同様である。
ウェブVは、選別部40および第1ウェブ形成部45を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態に形成される。メッシュベルト46に堆積されたウェブVは、管7へ投入され、混合部50へと搬送される。
回転体49は、ウェブVが混合部50に搬送される前に、ウェブVを切断することができる。図示の例では、回転体49は、基部49aと、基部49aから突出している突部49bを有している。突部49bは、例えば、板状の形状を有している。図示の例では、突部49bは4つ設けられ、4つの突部49bが等間隔に設けられている。基部49aが方向Rに回転することにより、突部49bは、基部49aを軸として回転することができる。回転体49によってウェブVを切断することにより、例えば、堆積部60に供給される単位時間当たりの解繊物の量の変動を小さくすることができる。
回転体49は、第1ウェブ形成部45の近傍に設けられている。図示の例では、回転体49は、ウェブVの経路において下流側に位置する張架ローラー47aの近傍に(張架ローラー47aの横に)設けられている。回転体49は、突部49bがウェブVと接触可能な位置であって、ウェブVが堆積されるメッシュベルト46と接触しない位置に設けられている。これにより、メッシュベルト46が突部49bによって磨耗する(破損する)ことを抑制することができる。突部49bとメッシュベルト46との間の最短距離は、例えば、0.05mm以上0.5mm以下である。
混合部50は、選別部40を通過した第1選別物(第1ウェブ形成部45により搬送された第1選別物)と、樹脂を含む添加物と、を混合する。混合部50は、添加物を供給する添加物供給部52と、第1選別物と添加物とを搬送する管54と、ブロアー56と、を有している。図示の例では、添加物は、ホッパーを備える添加物供給部52から管54に供給される。管54は、管7と連続している。
混合部50では、ブロアー56によって気流を発生させ、管54中において、第1選別物と添加物とを混合させながら、搬送することができる。なお、第1選別物と添加物とを混合させる機構は、特に限定されず、高速回転する羽根により攪拌するものであってもよいし、V型ミキサーのように容器の回転を利用するものであってもよい。
添加物供給部(以下、単に供給部と称する)52としては、スクリューフィーダーやディスクフィーダーなどを用いる。供給部52から供給される添加物は、複数の繊維を結着させるための樹脂を含む。樹脂が供給された時点では、複数の繊維は結着されていない。樹脂は、シート形成部80を通過する際に溶融して、複数の繊維を結着させる。
供給部52から供給される樹脂は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂であり、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、などである。これらの樹脂は、単独または適宜混合して用いてもよい。供給部52から供給される添加物は、繊維状であってもよく、粉末状であってもよい。
なお、供給部52から供給される添加物には、繊維を結着させる樹脂の他、製造されるシートの種類に応じて、繊維を着色するための着色剤や、繊維の凝集を防止するための凝集防止材抑制剤 、繊維等が燃えにくくするための難燃剤が含まれていてもよい。混合部50を通過した混合物(第1選別物と添加物との混合物)は、管54を介して、堆積部60に移送される。
堆積部60は、混合部50を通過した混合物を導入口62から導入し、絡み合った解繊物(繊維)をほぐして、空気中で分散させながら降らせる。さらに、堆積部60は、供給部52から供給される添加物の樹脂が繊維状である場合、絡み合った樹脂をほぐす。これにより、堆積部60は、第2ウェブ形成部70に、混合物を均一性よく堆積させることができる。
堆積部60は、ドラム部61と、ドラム部61を収容するハウジング部63とを有している。ドラム部61としては、回転する円筒の篩を用いる。ドラム部61は、網を有し、混合部50を通過した混合物に含まれる、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子(網を通過するもの)を降らせる。ドラム部61の構成は、例えば、ドラム部41の構成と同じである。
なお、ドラム部61の「篩」は、特定の対象物を選別する機能を有していなくてもよい。すなわち、ドラム部61として用いられる「篩」とは、網を備えたもの、という意味であり、ドラム部61は、ドラム部61に導入された混合物の全てを降らしてもよい。
第2ウェブ形成部70は、堆積部60を通過した通過物を堆積して、ウェブWを形成する。第2ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、張架ローラー74と、サクション機構76と、を有している。
メッシュベルト72は、移動しながら、堆積部60の開口(網の開口)を通過した通過物を堆積する。メッシュベルト72は、張架ローラー74によって張架され、通過物を通しにくく空気を通す構成となっている。メッシュベルト72は、張架ローラー74が自転することによって移動する。メッシュベルト72が連続的に移動しながら、堆積部60を通過した通過物が連続的に降り積もることにより、メッシュベルト72上にウェブWが形成される。メッシュベルト72は、例えば、金属製、樹脂製、布製、あるいは不織布等である。
サクション機構76は、メッシュベルト72の下方(堆積部60側とは反対側)に設けられている。サクション機構76は、下方に向く気流(堆積部60からメッシュベルト72に向く気流)を発生させることができる。サクション機構76によって、堆積部60により空気中に分散された混合物をメッシュベルト72上に吸引することができる。これにより、堆積部60からの排出速度を大きくすることができる。さらに、サクション機構76によって、混合物の落下経路にダウンフローを形成することができ、落下中に解繊物や添加物が絡み合うことを防ぐことができる。
以上のように、堆積部60および第2ウェブ形成部70(ウェブ形成工程)を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態のウェブWが形成される。メッシュベルト72に堆積されたウェブWは、シート形成部80へと搬送される。
なお、図示の例では、ウェブWを調湿する調湿部78が設けられている。調湿部78は、ウェブWに対して水や水蒸気を添加して、ウェブWと水との量比を調節することができる。
シート形成部80は、メッシュベルト72に堆積したウェブWを加圧加熱してシートSを成形する。シート形成部80では、ウェブWにおいて混ぜ合された解繊物および添加物の混合物に、熱を加えることにより、混合物中の複数の繊維を、互いに添加物(樹脂)を介して結着することができる。
シート形成部80は、ウェブWを加圧する加圧部82と、加圧部82により加圧されたウェブWを加熱する加熱部84と、を備えている。加圧部82は、一対のカレンダーローラー85で構成され、ウェブWに対して圧力を加える。ウェブWは、加圧されることによりその厚さが小さくなり、ウェブWの密度が高められる。加熱部84としては、例えば、加熱ローラー(ヒーターローラー)、熱プレス成形機、ホットプレート、温風ブロワー、赤外線加熱器、フラッシュ定着器を用いる。図示の例では、加熱部84は、一対の加熱ローラー86を備えている。加熱部84を加熱ローラー86として構成することにより、加熱部84を板状のプレス装置(平板プレス装置)として構成する場合に比べて、ウェブWを連続的に搬送しながらシートSを成形することができる。ここで、カレンダーローラー85(加圧部82)は、加熱ローラー86(加熱部84)によってウェブWに印加される圧力よりも高い圧力をウェブWに印加することができる。なお、カレンダーローラー85や加熱ローラー86の数は、特に限定されない。
切断部90は、シート形成部80によって成形されたシートSを切断する。図示の例では、切断部90は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断する第1切断部92と、搬送方向に平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有している。第2切断部94は、例えば、第1切断部92を通過したシートSを切断する。
以上により、所定のサイズの単票のシートSが成形される。切断された単票のシートSは、排出部96へと排出される。
図2に、シート製造装置100の機能ブロック図を示す。シート製造装置100は、制御部104と、状態検出部105と、残量検出部106と、情報読取部107と、受付部108と、表示部109とを含む。また、シート製造装置100は、複数の供給部52を含む。
状態検出部105は、供給部52の状態を検出し、検出結果を制御部104に出力する。例えば、状態検出部105は、供給部52のモーターを駆動するドライバー53(モータードライバ)からのアラート信号を監視することで、供給部52の状態(異常であるか正常であるか)を検出する。
残量検出部106は、後述する添加物収容カートリッジに収容された添加物の残量が無いことを検出し、検出結果を制御部104に出力する。残量検出部106としては、後述する収容部に設けた光学式または電気式のセンサー等を用いる。
情報読取部107は、後述する添加物収容カートリッジが備える記録部に記録された情報(添加物収容カートリッジが収容している添加物に関する情報)を読み取り、読み取った情報を制御部104に出力する。例えば、記録部がICタグ(RFID等)で構成される場合、情報読取部107としては、ICタグリーダーを用いる。また、記録部が一次元バーコードまたは二次元シンボル(例えばQRコード(登録商標))で構成される場合、情報読取部としては、イメージセンサーを用いる。また、記録部が添加物収容カートリッジの形状(凹凸等)自体で構成される場合、情報読取部107としては、添加物収容カートリッジの形状を検出するセンサーを用いる。また、情報読取部107は、添加物収容カートリッジがシート製造装置100に装着されたことを検出する機能を有する。例えば、添加物収容カートリッジが備える記録部に記録された情報を読み取ることができた場合に、添加物収容カートリッジが装着されたと判定することができる。尤も、添加物収容カートリッジの装着状態(装着されているか否か)を検出する検出部(例えば、光学式または電気式のセンサー)を設けてもよい。
受付部108(操作部)は、ユーザーの入力を受け付けるための機器であり、入力情報を制御部104に出力する。受付部108の機能は、キーボード、マウス、ボタン、タッチパネル等の入力機器により実現できる。受付部108は、シート製造装置100で製造するシートの形態(色、匂い等)を指示する入力を受け付ける。
表示部109(出力部の一例)は、制御部104で生成された画像を出力するものであり、LCD或いはCRTなどのディスプレイ、タッチパネル等により実現できる。
制御部104は、入力情報や検出情報、プログラムなどに基づいて、シート製造装置100の各部を制御する。制御部104の機能はプロセッサー(CPU)、記憶部(ROM、RAM)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。制御部104は、状態検出部105や残量検出部106で検出された情報、情報読取部107で読み取られた情報、受付部108で入力された情報等に基づいて、制御信号を生成してドライバー53に出力し、各供給部52の動作(供給動作や後述する撹拌動作)を制御する。また、制御部104は、各供給部52の稼働率を算出し保持する。稼働率は、単に供給部52の稼働時間であってもよく、この場合制御部104は稼働時間をカウントする。また、稼働率は、供給部52のスクリューの回転数(回転回数)やモーターの駆動信号(駆動パルス数)等に基づく値であってもよい。
2.添加物供給部の構成
図3は、本実施形態の供給部52の一例を模式的に示す図である。本実施形態のシート製造装置は、複数(図3に示す例では7つ)の供給部52を有する。複数の供給部52のそれぞれは、添加物が収容される収容部150と、収容部150の底部に設けられたスクリュー(スクリューフィーダー)140とを有する。収容部150はホッパー型の容器であり、スクリュー140は収容部150に収容された添加物を管54(混合部50)に供給する。各収容部150の上部は、添加物を収容する添加物収容カートリッジ160が装着(着脱)可能に構成され、収容部150には、装着された添加物収容カートリッジ160から添加物が補給される。各添加物収容カートリッジ(以下、単にカートリッジと称する)160には、収容された添加物の種類(例えば、添加物に含まれる着色剤の色や芳香剤の種類)を特定するための情報を記録した記録部(図示省略)が設けられている。また、カートリッジ160が装着されるそれぞれの位置近傍には、記録部から情報を読み出す情報読取部107が設けられる。
図4は、供給部52の詳細な構成を示す斜視図である。収容部150の内部には、収容されている添加物を撹拌するための撹拌部材151、152が設けられている。撹拌部材151、152を動作させるモーターは、制御部104によって制御される。また、収容部150の側面には、添加物の残量の有無を検出するための残量検出部106(センサー)が設けられている。残量検出部106は、収容部150の底部から所定の高さの位置に設けられ、当該位置において収容部150に添加物があるか否かを検出する。残量検出部106により添加物が検出されなかった場合には、収容部150に装着されたカートリッジ160には残量がないと判定される。
図5は、表示部109に表示される表示画面(ユーザーインターフェース)の一例を示す図である。表示画面DIには、現在装着されているカートリッジ160の種類と残量を示すステータス画像STが表示されている。図5に示す例では、1番目の収容部150(供給部52)には、黄色の着色剤を含む添加物を収容するカートリッジ160が装着され、2番目の収容部150には、マゼンタの着色剤を含む添加物を収容するカートリッジ160が装着され、3番目の収容部150には、シアンの着色剤を含む添加物を収容するカートリッジ160が装着され、4番目〜6番目の収容部150には、白色の着色剤を含む添加物を収容するカートリッジ160が装着されていることを示している。また、図5に示す例では、7番目の収容部150にはカートリッジ160が装着されておらず、6番目の収容部150に装着されたカートリッジ160には残量がないことを示している。制御部104は、情報読取部107で読み取られた情報と、残量検出部106で検出された情報とに基づいて、ステータス画像STを生成する。
また、表示画面DIには、ユーザーに対する通知MSが表示されている。図5に示す例では、6番目の収容部150に装着されたカートリッジ160の交換を促す通知MSが表示されている。
ユーザーは、表示画面DIにおいて、操作部(受付部108)を用いて選択メニューSMを操作することで、製造するシートの色やシートに添加する機能(例えば、匂い)を選択(指示)する入力を行うことができる。図5に示す例では、製造するシートの色として白色が選択されている。また、ユーザーは、表示画面DIにおいて、操作部を用いて製造開始ボタンMBを操作することでシートの製造を開始する入力を行うことができ、停止ボタンSBを操作することでシートの製造を停止する入力を行うことができる。
図6は、制御部104の処理の一例を示すフローチャートである。まず、制御部104は、各情報読取部107で読み取られた情報に基づいて、装着されているカートリッジ160の種類(本実施形態では添加物に含まれる着色剤の色)を取得し(ステップS10)、受付部108で受け付けたシートの形態(本実施形態では色)を取得する(ステップS12)。
次に、制御部104は、受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容するカートリッジ160であって、同種の添加物を収容するカートリッジ160が装着されているか否かを判断する(ステップS14)。すなわち、同種の添加物を収容する収容部150が複数あるかを判断する。
ステップS14の条件を満たす場合には、制御部104は、受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容した収容部150であって同種の添加物を収容した収容部150を有する供給部52のうち、稼働率が最も低い供給部52を選択して、選択した供給部52を制御して添加物を混合部50に供給させる動作(第1供給動作)を行う(ステップS16)。例えば、図5に示す例において、製造するシートの色として白色が選択された場合、制御部104は、白色の着色剤を含む添加物を収容したカートリッジ160が装着されている4〜6番目の収容部150のうち、空のカートリッジ160が装着されている6番目の収容部150を除いた収容部150を有する4番目の供給部52と5番目の供給部52のうち稼働率が低い供給部52から添加物を供給させる制御を行う。また、製造するシートの色として水色が選択された場合、制御部104は、シアンの着色剤を含む添加物を収容した収容部150を有する3番目の供給部52と、4番目と5番目の供給部52のうち稼働率が低い供給部52とから添加物を供給させる制御を行う。
次に、制御部104は、残量検出部106で検出された情報に基づいて、添加物を供給中の供給部52が有する収容部150に添加物の残量があるか否かを判断し(ステップS18)、残量がある場合(ステップS18のY)には、ステップS16に移行する。残量がない場合(ステップS18のN)には、制御部104は、ユーザーに対して、その収容部150に装着されたカートリッジ160の交換を通知する(例えば、通知メッセージを表示部109に表示させる)制御を行い(ステップS20)、受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容した収容部150であって残量のある収容部150を有する供給部52を選択して添加物を供給させる制御を行い(ステップS22)、ステップS16に移行する。なお、残量検出部106により収容部150に添加物の残量がないことが検出された場合であっても、収容部150には未だ添加物が残っているため、添加物を供給することは可能である。したがって、残量検出部106により残量がないことが検出された後、所定量または所定時間、添加物の供給を行った後に、ステップS22の処理を行うよう構成してもよい。あるいは、収容部150の底部近傍に他の残量検出部(図示省略)を設け、その残量検出部により残量がないことが検出された後に、ステップS22の処理を行うよう構成してもよい。
ステップS14の条件を満たさない場合には、制御部104は、受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容した収容部150を有する供給部52を選択して、選択した供給部52を制御して添加物を混合部50に供給させる動作を行う(ステップS24)。例えば、図5に示す例において、製造するシートの色として赤色が選択された場合、制御部104は、黄色の着色剤を含む添加物を収容した収容部150を有する1番目の供給部52と、マゼンタの着色剤を含む添加物を収容した収容部150を有する2番目の供給部52とから添加物を供給させる制御(第2供給動作)を行う。
次に、制御部104は、残量検出部106で検出された情報に基づいて、添加物を供給中の供給部52が有する収容部150に添加物の残量があるか否かを判断し(ステップS26)、残量がある場合(ステップS26のY)には、ステップS24に移行する。残量がない場合(ステップS26のN)には、制御部104は、ユーザーに対して、その収容部150に装着されたカートリッジ160の交換を通知する制御を行う(ステップS28)。次に、制御部104は、残量検出部106で検出された情報に基づいて、カートリッジ160の交換が行われたか否かを判断し(ステップS30)、交換が行われた場合(ステップS30のY)には、ステップS24に移行し、交換が行われていない場合(ステップS30のN)には、所定時間後に自動停止させる制御を行う(ステップS32)。所定時間は、例えば、収容部150の添加物がなくなるまでの、添加物を安定して供給することが可能な時間である。ここで、カートリッジ160が交換された場合であっても、残量検出部106により添加物があることを検出できない場合には、ステップS32に移行する。
なお、装置の再起動を行った際に、受付部108で受け付けたシートの形態が前回停止時と同じ場合には、前回選択した供給部52から添加物を供給させる制御を行ってもよい。
このように、本実施形態のシート製造装置100では、同種の添加物を収容した収容部150を有する供給部52の中から、いずれか1つの供給部52を選択して添加物を混合部50に供給することで、同種の添加物を複数の収容部150に収容させて当該添加物を供給することができ、複数の供給部52を有効に活用することができる。また、シート製造装置100の連続稼働時間(添加物を補給せずに稼働可能な時間)を延ばすことができる。また、最も稼働率が低い供給部52を選択して添加物を供給することで、複数の供給部52の稼働率(負荷)を平均化してメンテナンス周期を伸ばすことができ、各供給部52の動作状態を良好に保つことができる。
また、本実施形態のシート製造装置100では、シート製造装置100に装着可能なカートリッジ160から添加物が補給されるように構成することで、収容部150への添加物の補給を容易に行うことができ、また、混合部50への添加物の供給を中断することなく収容部150に添加物を補給することができる。また、カートリッジ160に設けられた記録部から情報を読み取ってカートリッジ160の種類(収容する添加物の種類)を判別することで、任意の種類のカートリッジ160を任意に組み合わせて装着することができる。
また、本実施形態のシート製造装置100では、受付部108により受け付けたシートの形態と、情報読取部107で読み取られた情報とに基づいて、同種の添加物を収容した収容部150を有する供給部52の中からいずれか1つの供給部52を選択して添加物を供給する第1供給動作と、異種の添加物を収容した収容部150を有する供給部52の中から少なくとも2つの供給部52を選択して添加物を供給する第2供給動作とを切り替えることで、製造するシートの形態や収容部150に収容されている添加物に応じて最適な供給動作を選択することができる。
図7は、制御部104の処理の他の例を示すフローチャートである。なお、図7に示すステップS40〜S46、S54については、図6に示すステップS10〜S16、S24と同様であるから、説明を省略する。
ステップS48において、制御部104は、状態検出部105で検出された情報に基づいて、異常が検出されたか否かを判断し、異常が検出されていない場合(ステップS48のN)には、ステップS46に移行する。異常が検出された場合(ステップS48のY)には、制御部104は、ユーザーに対して供給部52に故障が発生したことを通知する制御を行い(ステップS50)、受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容した収容部150を有する供給部52であって正常な(異常が検出されていない)供給部52を選択して添加物を供給させる制御を行い(ステップS52)、ステップS46に移行する。
ステップS56において、制御部104は、状態検出部105で検出された情報に基づいて、異常が検出されたか否かを判断し、異常が検出されていない場合(ステップS56のN)には、ステップS54に移行する。異常が検出された場合(ステップS56のY)には、制御部104は、動作を停止させ(ステップS58)、ユーザーに対して供給部52に故障が発生したことを通知する制御を行う(ステップS60)。次に、制御部104は、情報読取部107で読み取られた情報に基づいて、カートリッジ160の装着位置が変更されたか(受付部108で受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容するカートリッジ160が正常な供給部52に装着されたか)否かを判断し(ステップS62)、装着位置が変更された場合(ステップS62のY)には、ステップS54に移行する。
このように、本実施形態のシート製造装置100では、状態検出部105により異常が検出された場合に、当該異常が検出された供給部52による添加物の供給から、正常な供給部52による添加物の供給に切り替えることで、供給部52に異常が発生しても、同種の添加物を収容した収容部150を有する他の供給部52から添加物の供給を継続することができる。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形態や変形例を組み合わせたりしてもよい。なお、製造部102は、シートを製造できる範囲において、一部の構成を省略したり、他の構成を追加したり、公知の構成と置き換えてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
例えば、上記実施形態では、本発明をシート製造装置に適用した場合について説明したが、本発明を、原料と添加物とを混合する混合物に添加物を供給するための複数の供給部を有する添加物供給装置に適用してもよい。
1 ホッパー、2,3,7,8 管、10 原料供給部、12 粗砕部、14 粗砕刃、20 解繊部、22 導入口、24 排出口、40 選別部、41 ドラム部、42 導入口、43 ハウジング部、44 排出口、45 第1ウェブ形成部、46 メッシュベルト、47 張架ローラー、48 吸引部、49 回転体、49a 基部、49b 突部、50 混合部、52 添加物供給部、53 ドライバー、54 管、56 ブロアー、60 堆積部、61 ドラム部、62 導入口、63 ハウジング部、70 第2ウェブ形成部、72 メッシュベルト、74 張架ローラー、76 サクション機構、78 調湿部、80 シート形成部、82 加圧部、84 加熱部、85 カレンダーローラー、86 加熱ローラー、90 切断部、92 第1切断部、94 第2切断部、96 排出部、100 シート製造装置、102 製造部、104 制御部、105 状態検出部、106 残量検出部、107 情報読取部、108 受付部、109 表示部、140 スクリューフィーダー、150 収容部、151,152 撹拌部材、160 添加物収容カートリッジ、R 方向、S シート、V ウェブ、W ウェブ

Claims (9)

  1. 繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、
    前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、
    前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、
    前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部と、
    同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行う制御部と、を有するシート製造装置であって、
    添加物を収容し前記シート製造装置に装着される添加物収容カートリッジを有し、
    前記収容部には、前記添加物収容カートリッジから前記添加物が補給され、
    前記添加物収容カートリッジは、収容している添加物に関する情報を記録する記録部を有し、
    前記制御部は、前記記録部の前記情報に基づいて、前記添加物の種類を判別することを特徴とする、シート製造装置。
  2. 繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、
    前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、
    前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、
    前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部と、
    同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作と、異種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、少なくとも2つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第2供給動作を行う制御部と、を有することを特徴とする、シート製造装置。
  3. 前記制御部は、前記供給部の稼働率に基づいて、いずれか1つの前記供給部を選択することを特徴とする、請求項1または2に記載のシート製造装置。
  4. 前記供給部の状態を検出する検出部を有し、
    前記制御部は、前記検出部により異常が検出された場合、当該異常が検出された前記供給部による前記添加物の供給から、他の前記供給部による前記添加物の供給に切り替えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  5. 前記シート製造装置で製造するシートの形態の指示を受け付ける受付部を有し、
    前記受付部により受け付けた形態のシートを製造するのに必要な添加物を収容する収容部であって、同種の添加物を収容する収容部が複数ある場合に、前記制御部は第1供給動作を行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  6. 繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部とを有するシート製造装置の制御方法であって、
    前記収容部には、添加物を収容し前記シート製造装置に装着される添加物収容カートリッジから前記添加物が補給され、
    前記添加物収容カートリッジは、収容している添加物に関する情報を記録する記録部を有し、
    前記記録部の前記情報に基づいて、前記添加物の種類を判別し、同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行うことを特徴とする、シート製造装置の制御方法。
  7. 繊維を含む原料を気中で解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と添加物とを、気中で混合する混合部と、前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって、添加物が収容される収容部を有し当該収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する供給部と、前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する成形部とを有するシート製造装置の制御方法であって、
    同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作と、異種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、少なくとも2つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第2供給動作を行うことを特徴とする、シート製造装置の制御方法。
  8. 繊維を含む原料を気中で解繊する工程と、
    解繊された解繊物と添加物とを、混合部により気中で混合する工程と、
    前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって添加物が収容される収容部を有する供給部を用いて、前記収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する工程と、
    前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する工程とを含み、
    前記収容部には、添加物を収容する添加物収容カートリッジから前記添加物が補給され、
    前記添加物収容カートリッジは、収容している添加物に関する情報を記録する記録部を有し、
    前記記録部の前記情報に基づいて、前記添加物の種類を判別し、同種の添加物を収容し
    た前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作を行うことを特徴とする、シート製造方法。
  9. 繊維を含む原料を気中で解繊する工程と、
    解繊された解繊物と添加物とを、混合部により気中で混合する工程と、
    前記混合部に添加物を供給するための複数の供給部であって添加物が収容される収容部を有する供給部を用いて、前記収容部に収容された添加物を前記混合部に供給する工程と、
    前記混合部により混合された混合物を堆積し、加熱加圧してシートを形成する工程とを含み、
    同種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、いずれか1つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第1供給動作と、異種の添加物を収容した前記収容部を有する前記供給部の中から、少なくとも2つの前記供給部を選択して、前記添加物を前記混合部に供給する第2供給動作を行うことを特徴とする、シート製造方法。
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