JP6645366B2 - モータ装置の製造方法及びモータ装置 - Google Patents

モータ装置の製造方法及びモータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6645366B2
JP6645366B2 JP2016115669A JP2016115669A JP6645366B2 JP 6645366 B2 JP6645366 B2 JP 6645366B2 JP 2016115669 A JP2016115669 A JP 2016115669A JP 2016115669 A JP2016115669 A JP 2016115669A JP 6645366 B2 JP6645366 B2 JP 6645366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
hook
protrusion
yoke
brush holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016115669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017221064A (ja
Inventor
松本 直樹
直樹 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016115669A priority Critical patent/JP6645366B2/ja
Publication of JP2017221064A publication Critical patent/JP2017221064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6645366B2 publication Critical patent/JP6645366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明はモータ装置の製造方法及びモータ装置に係り、特に、回転子を囲繞するヨークをブラシホルダに組付けて形成されるモータ装置の製造方法及び組付けられた状態のモータ装置に関するものである。
一般的に、昨今の自動車には、快適な車内空間や効率的な運転を提供するために様々な機構が搭載されており、このような機構の駆動源として、モータ装置が使用されることも多い。
例えば、パワーシートの駆動源として、パワーシートモータ装置が使用されている。
このようなモータ装置としてブラシ付直流モータ装置の例を挙げると、回転子が回転することにより得られる回転駆動力を外部に伝達する構成となっており、この回転子(電機子部分)は、通常、ヨークによって、その周囲が囲繞されている。
また、このような装置では、回転子に対して電気供給を行うために、ブラシが使用されるが、このブラシは、ブラシホルダに配設されており、このブラシホルダは、ヨークの開口部を閉塞するように取付けられる。また、ブラシホルダの中心部分には、整流子が配置される収容部が形成されており、回転軸に取付けられた整流子をブラシホルダの収容部に収容した状態においては、ブラシの端面が整流子の外側面に圧接するように構成されている。そして、この状態で、ヨーク開口部をブラシホルダで閉塞する。このように構成されているため、外部電源に接続されたブラシを介して、整流子により整流された電流が回転子のコイルに供給され、ヨークの内壁面に配置された界磁との相互作用によって回転子が回転することとなる。そして、前述のようにこの回転駆動力が外部へと伝達される。
そして、このようなモータ装置を製造するにあたっては、上記に説明した通り、ブラシホルダに対し、ヨークを組付ける必要がある。
この組付けを効率的に行うために、特許文献1のような技術が提案されている。
特許文献1には、スナップフィット形式により、カバーケースを本体ケースに取付ける技術が開示されている。
この技術では、本体ケースに係合凸部が形成されるとともに、カバーケースには係合片が形成されている。
この係合片は、力を加えることにより弾性変形可能な素材で形成されている。
係合凸部には、傾斜面(すべり面)が形成されており、係合片を係合凸部に近づけていくと、係合片の先端部(鉤状に形成されている)が併合凸部の傾斜面(すべり面)を摺動しながら、弾性変形していく。そして、傾斜面の終端部まで摺動した後、係合片の先端部が傾斜面から外れると、傾斜面から受けていた力が開放されるため、係合片は撓みの無い初期状態に復帰するとともに、係合片の先端部は、係合凸部の斜面の下面(係合面)に係止されることとなる。このようにして、カバーケースを本体ケースに係止する(所謂「スナップフィット」)ことが開示されている。
特開2014−001825号公報
このような技術は、例えば、ヨークをブラシホルダに組付ける際にも利用されるものである。
例えば、ブラシホルダと一体的にスナップフィットを形成し、このスナップフィットでヨークの鍔部を係止する方法が知られている。この場合にも、上記従来技術と同様の機構が使用される。
詳しく説明すると、このスナップフィットは、モータの回転子を収容する回転子収容部と給電用のコネクタ部との間に配置されるものである。そして、ヨークとブラシホルダとを回転子の軸方向に合わせると、ヨークの鍔部が、スナップフィットの先端部分に形成された鉤部のすべり面に接触する。この状態で、ヨークとブラシホルダとの軸方向距離を縮めていくと、これに伴い、ヨークの鍔部が鉤部のすべり面を摺動し、その力によって、スナップフィットの柄部がコネクタ方向に撓む。そして、ヨークの鍔部が鉤部のすべり面を摺動し終える時点で、ヨークの鍔部はブラシホルダ上に配置されるよう構成されており、また、この状態において、鉤部はすべり面から外れ、ヨークの鍔部より受けていた力から開放されるため、復元力により、スナップフィットの柄部が初期状態に戻る(撓みがなくなる)。そして、この状態において、ヨークの鍔部が、鉤部によって係止されることとなる。
しかしながら、ヨークの鍔部が鉤部のすべり面と接触し、すべり面に軸方向の力が強くかかると、スナップフィットが撓む方向の力(鉤部の突出方向と逆方向の力)と軸方向の力が同時にスナップフィットに強くかかるため、柄部に応力が集中し、折損してしまう恐れがあった。
このような状況下、スナップフィットを採用するにあたり、スナップフィットの柄部の折損をより有効に防止する技術の開発が望まれていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、スナップフィット形式の係止において、スナップフィットに複雑な方向の力が加わることを防止し、必要最小限の負荷のみかかるようにすることによって折損等の不具合を回避することができるモータ装置の製造方法及びモータ装置を提供することにある。
上記課題は、本発明に係るモータ装置の製造方法によれば、回転中心となる回転軸及び該回転軸に取付けられる整流子を備え回転駆動力を発生させる回転子と、該回転子を収容するヨークと、前記回転子に電力を供給するブラシを保持したブラシホルダと、該ブラシホルダから起立するように形成されたスナップフィットと、を有したモータ装置を製造する方法であって、前記スナップフィットは、前記ブラシホルダから突出する柄部と、該柄部の先端部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出している鉤部と、を少なくとも有して構成されており、前記ヨークの開口部側と、前記ブラシホルダの前記スナップフィットが形成された側と、を前記回転軸の軸方向に対面させる第一の工程と、治具に形成された突起部により前記柄部を、若しくは、前記柄部から軸方向と所定の角度を成す方向へ突出している突起部を治具により、前記鉤部が突出する方向と逆方向に押圧することにより、前記柄部を前記鉤部が突出する方向と逆方向に撓ませるとともに、前記ヨークの開口部側と前記ブラシホルダとの軸方向距離を縮めるように相対移動させる第二の工程と、前記治具の押圧力を開放し、前記ヨークの開口部側の鍔部に前記鉤部を係止する第三の工程と、を行うことにより解決される。
また、上記課題は、本発明に係るモータ装置によれば、回転中心となる回転軸及び該回転軸に取付けられる整流子を備え回転駆動力を発生させる回転子と、該回転子を収容するヨークと、前記回転子に電力を供給するブラシを保持したブラシホルダと、該ブラシホルダから起立するように形成されたスナップフィットと、を有し、前記スナップフィットは、前記ブラシホルダから突出する柄部と、該柄部の先端部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出し、前記ヨークの開口部側の鍔部に係止されている鉤部と、前記柄部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出している突起部と、を有して構成され、前記ブラシホルダには、治具挿通用の挿通部が形成され、該挿通部の内部若しくは前記挿通部の内部を軸方向に延長した空間に、前記突起部が少なくとも一つ配置されていることにより解決される。
このように、構成されているので、モータ装置組付け用の治具にブラシホルダを載置すると、スナップフィットに形成された突起部は、鉤部が突出する側と反対方向側に、治具によって押圧されることとなる。これにより、スナップフィットは、鉤部の突出方向と逆方向に撓む。
このため、ヨークの鍔部を鉤部のすべり面に摺動させることなく、スナップフィットを撓ませることができる。
そして、ヨークとブラシホルダとを軸方向に合わせた後、治具をブラシホルダから取り外すと、治具により生じていた押圧力が開放され、スナップフィットはその復元力により初期状態に戻る(撓みがなくなる)。そして、これと同時に、ヨークの鍔部に鉤部が係止されることとなり、ヨークがブラシホルダから外れることを有効に防止することができる(つまり、仮止めを行うことができる)。
よって、スナップフィットには、鉤部の突出方向の逆方向の力のみがかかり、ヨークから受ける軸方向の力がかからない。これにより、スナップフィットの柄部に複雑な方向の力が作用することを有効に防止することができ、ヨーク組付け時のスナップフィットの折損を有効に防止することができる。
また、従来技術のように、ヨークの鍔部が鉤部のすべり面を摺動する必要がないため、鉤部にすべり面を形成しなくても、鉤部をヨーク鍔部に係止することができる。このため、鉤部の形状の設計自由度が高まる。
なお、「該挿通部の内部若しくは前記挿通部の内部を軸方向に延長した空間に、前記突起部が少なくとも一つ配置」とは、突起部が配置される位置は、挿通部の内部のみではなく、一部又は全部がヨーク配設側に突出している状態を排除するものではないという意味である。
また、「軸方向」とは、回転軸の軸心方向である。
更に、「軸方向と所定の角度を成す」とは、つまり、軸方向に沿う方向を除く方向に突出しているという意味であり、軸方向に沿う方向以外のあらゆる方向を含む。
また、請求項1に係るモータ装置の製造方法においては、治具側に突起部を設け、この突起部にて柄部を押圧することを排除しないものである。
そして、このとき、前記鉤部と前記突起部とは、軸方向に重ならない位置に形成されると好適である。
また、このとき、前記柄部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる柄部第一面を少なくとも有して構成され、前記鉤部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる鉤部第一面を少なくとも有して構成されており、前記突起部を構成する面のうち、前記柄部第一面と対向する面である突起部第一面の軸方向延長上に、前記鉤部第一面が配置されていると好適である。
このように構成されていると、ブラシホルダの成形時に有利である。
つまり、ブラシホルダには、軸方向に穿たれた孔が多く形成されている(軸受配置部や挿通部等)ため、型は、軸方向に対して垂直方向に分かれて外れるものが使用される。
このため、鉤部と突起部とが軸方向に重ならない位置に形成されていると、軸方向から見たときに、互いの全体を見ることができる。よって、軸方向に対して垂直方向に分かれる型で形成されるブラシホルダのスナップフィットに突起部を設けても、容易に型抜きができるようになる。
同様に、柄部第一面と対向する面である突起部第一面の軸方向延長上に、鉤部第一面が配置されている構成であると、突起部と鉤部とが軸方向に重なることがないため、容易に型抜きができる。
更に、前記突起部を形成する面のうち、前記柄部の基端部側を向く面である突起部第二面は、前記柄部の基端部側から先端側へ向かうにつれて、前記鉤部の突出方向に向けて延出する傾斜面として構成されていると好適である。
このように構成されていると、治具にブラシホルダを固定するときに、突起部第二面の基端部側に当接した治具が突起部第二面を摺動しやすくなり、突起部を押圧しやすくなる。
なお、「基端部側」とは、柄部が起立する根元を指す文言であり、モータ装置としてみると、駆動力の「出力側」となる。
また、前記柄部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる柄部第一面を2個有して構成されており、前記突起部は、2個の前記柄部第一面各々に設けられていると、組付け時に、治具により安定してスナップフィットを撓ませることができるため好適である。
更に、前記突起部は、前記鉤部の突出方向と同方向に突出すると、治具に突起部が当りやすくなるため好適である。
また、前記突起部の突出方向からの図面視において、前記柄部の幅の中心線と、前記突起部の幅の中心線とは、同一の総中心線上にあり、前記鉤部は、前記総中心線に対して線対称となるように、前記柄部の先端部から二股に分岐して形成されていても好適に使用される。
このように、柄部の幅の中心線と、突起部の幅の中心線とが一致することによって、安定してスナップフィットを撓ませることができるため好適である。
また、鉤部が、総中心線に対して線対称に二股に分かれているため、夫々の鉤部によって、ヨークの鍔部が均等の力で係止される。これにより、二股に分かれていない場合に比して、ヨークの鍔部を広範囲でより強く係止することができる。
更に、前記突起部の突出方向からの図面視において、前記柄部の基端部側から先端部側に向かう所定の位置までの幅は、該所定の位置から先端部に向かう幅よりも小さくなるように構成されていると好適である。
このように構成されていると、柄部の基端部側において、押圧力に抗う力が比較的小さくなるため、治具によりスナップフィットを撓ますことが容易になるため好適である。
本発明によれば、ヨークとブラシホルダのスナップフィット形式の係止において、スナップフィットの鉤部をヨークに当接させながら、組付けの力によって柄部を撓ませるのではなく、柄部に突起部を形成し、この突起部を治具で押圧することにより、柄部を撓ませることとした。
このため、スナップフィットの柄部には、撓ませる方向に向けた力のみが作用し、複雑な方向の力が加わることがない。
よって、スナップフィットの柄部に対し、必要最小限の負荷のみかかるようにし、折損等の不具合を有効に回避することができる。
本発明の第一実施形態に係るモータ装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係るブラシホルダを示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 本発明の第一実施形態に係るスナップフィットの動作説明図である。 本発明の第二実施形態に係るブラシホルダを示す斜視図である。 図6のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。 第一改変例を示す説明図である。 第二改変例を示す説明図である。 第三改変例を示す説明図である。 第四改変例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、治具の圧接箇所である突起部を備えたことにより、柄部を撓ますことが容易となったスナップフィットと、これにより、ブラシホルダとヨークとを組付ける方法及び組付けられたモータ装置を説明するものである。
突起部により、スナップフィットにかかる力を作用方向に限定し、スナップフィットの柄部の折損を有効に防止できることを特徴としている。
図1乃至図5は、本発明の第一実施形態を示すものであり、図1は、モータ装置の概略構成図、図2はブラシホルダを示す斜視図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5はスナップフィットの動作説明図である。
また、図6乃至図8は、本発明の第二実施形態を示すものであり、図6はブラシホルダを示す斜視図、図7は図6のC−C線断面図、図8は図6のD−D線断面図である。
更に、図9乃至図11は、第一乃至第三改変例を示し、スナップフィットの突起部の構成を改変したものである。また、図12は第四改変例を示し、突起部の形成箇所を改変したものである。
≪第一実施形態≫
最初に、第一実施形態について説明する。
なお、以下の説明において、モータ装置Sの「出力側」とは、モータ装置Sの出力が伝達されていく側を指す。
また、「軸方向」とは、回転軸11の回転中心軸が延びる方向を指す。
<モータ装置の概略について>
図1により、本実施形態に係るモータ装置Sの概略について以下に説明する。
図1に示すように、モータ装置Sは、回転子1、ヨーク2、ブラシホルダ3、カバー部材4、を有して構成されている。
まず、回転子1について説明する。
本実施形態に係る回転子1は、公知の回転子が使用されていればよいため、詳細な図示及び説明は省略し、簡単に説明する。
回転子1は、回転中心となる回転軸11と、この回転軸11に一体回転可能に組み付けられるロータコア(図示せず)と、このロータコアに巻装されるコイル(図示せず)と、このコイルと電気的に接続されるとともに回転軸11の出力側に固定された整流子12とを備えて構成されている。
ロータコアは、例えば、平板状のコアシートが複数枚積層された公知の積層コアが使用される。コイルは、ロータコアの所謂ティース部に巻装されるとともに整流子12と電気的に接続されている。以下、コイルが巻装された電機子コアを、単に「電機子」と記す。
そして、ロータコアは、その中央部を軸方向に貫通する回転軸11に固定されている。
また、回転軸11のうちロータコアに対して出力側に突出する部分は、整流子12の中央部に軸方向に貫通しており、この状態で、整流子12は回転軸11に固定されている。
次いで、ヨーク2について説明する。
本実施形態に係るヨーク2もまた、公知のヨークが使用されていればよいため、簡単に説明する。
ヨーク2は、有底円筒状のカバー部21と、このカバー部21の開口部の周縁からフランジ状に延びる鍔部22と、を有して構成される。
なお、この「鍔部22」が特許請求の範囲の「(ヨークの開口部側の)鍔部」に相当する。つまり、この鍔部22の一部分が、後述するスナップフィット34aの被係止部となる。
また、カバー部21の底面中央部には、円筒状に屈曲形成された軸受保持部21aが設けられ、軸受保持部21aの内周面にはリア軸受(図示せず)が配置されている。このリア軸受には、回転軸11の端部(出力側と反対側の端部)が回転可能に支承されている。
更に、カバー部21の内側面には、複数の界磁用マグネット(図示せず)が貼設されており、カバー部21が、電機子を被覆するように配設された際、電機子の外側面とマグネットが対面するよう構成されている。
次いで、ブラシホルダ3について説明する。
本実施形態に係るブラシホルダ3は樹脂製の成形品であり、ヨーク2の開口部を覆うように配設されるものであり、ブラシ(図示せず)や、雑防素子(図示せず)等を支持する役割を果たす。
ブラシホルダ3は、有底円筒状に穿たれた回転子収容部31、この回転子収容部31の開口周縁から、軸方向と直交する方向に延びる部材保持部32、給電ターミナルTが配置されるコネクタ部33、部材保持部32とコネクタ部33とを連結する連結部34、を有して構成されている。
回転子収容部31の底面中央部には、軸貫通孔31aが形成されている。
この回転子収容部31には、回転軸11の出力側端部を軸貫通孔31aから出力側へと突出させた状態で、回転子1の整流子12が収容される。なお、この軸貫通孔31aには、フロント軸受Rが配置されており、この軸貫通孔31aを貫通した回転軸11は、このフロント軸受Rで回転可能に支承されるよう構成されている。
モータ装置Sの完成時点において、部材保持部32の出力側を向く面側には、ブラシ及びその周辺機構(押圧部材等)、雑防素子等の電子部品が配設されており、形状はこれらを支持することが可能なように成形されているが、当該構成は公知の構成が使用されていればよいため、説明は省略する。
なお、回転子収容部31の側壁には、ブラシ貫通孔31bが形成されており、部材保持部32に保持されたブラシの一端側が当該ブラシ貫通孔31bから回転子収容部31の内部へと侵入可能となっている。
このように構成されているため、部材保持部32に保持されたブラシの一端面が、回転子収容部31に収容された整流子12の外側面(詳しくは、整流子片)に当接可能となる。
コネクタ部33は、有底筐体状の部分であり、その内部空間には、給電ターミナルTが起立する。
連結部34は、部材保持部32とコネクタ部33とを連結している箇所(つまり、これらの間にある部分)である。
連結部34には、スナップフィット34aが配設されるとともに、軸方向に貫通する空間である挿通部34bが形成されている。
本実施形態においては、連結部34は、部材保持部32とコネクタ部33とを連結する2個の壁体と、部材保持部32においてコネクタ部33と対向する壁面と、コネクタ部33において部材保持部32と対向する壁面と、において囲まれた軸方向に貫通した略矩形の空間(以下、「連結部空間K」と記す)であり、スナップフィット34aは、コネクタ部33の底面部33aのうち連結部34内に延びた部分(以下、「連結部内底部34c」と記す)から軸方向に起立している。
そして、連結部空間Kのうち、スナップフィット34aを除いた空間が、挿通部34bである。
なお、スナップフィット34aの詳細な構成は、本発明の主要構成であるため、後に、詳述する。
本実施形態に係るカバー部材4は、有底筐体状の部材であり、ブラシホルダ3の回転子収容部31を出力側から覆うように配設される。
以上のように、回転子1の一部(電機子)を内部に収容したヨーク2の開口部には、ブラシホルダ3が装着される。ブラシホルダ3には、整流子12が収容されるとともに、その中心部に設けられた軸貫通孔31aからは、回転軸11の先端部が外部に突出している。
そして、この状態において、ブラシホルダ3に配設されたブラシの一端面が整流子12の外側面(詳しくは、整流子片)に圧接している。
このブラシに連結されたピグテールは、ブラシホルダ3に配設された雑防素子等を介して給電ターミナルTに電気的に接続されている。
よって、給電ターミナルTが外部電源に接続されると、ブラシに給電されることとなり、このブラシに供給された電流が整流子12により整流されて回転子1(電機子)に供給される。そして、ヨーク2内壁面に貼設された界磁用マグネットとの相互作用により、回転子1が回転する。なお、ブラシホルダ3の回転子収容部31は、カバー部材4により被覆されている。
なお、このとき、ヨーク2の鍔部22は、スナップフィット34aにより係止されている。また、ヨーク2の鍔部22と、ブラシホルダ3とは、ネジ等の締結部材により本固定されている。
以下、このスナップフィット34aについて詳述する。
<スナップフィットの構成について>
図3及び図4により、スナップフィット34aの構成について説明する。
本実施形態に係るスナップフィット34aは、連結部内底部34cから、出力側と反対方向側(以下、「反出力側」と記す)に軸方向に沿って起立する柄部51、この柄部51の先端(反出力側端部)に形成された鉤状の鉤部52と、柄部51の軸方向中央部付近に形成された2個の突起部53と、を有して構成されている。
柄部51は、四角柱状の棒状体であり、ヨーク側を向く長方形状の面である柄部内側面51aと、コネクタ部33側でこの柄部内側面51aと対向する柄部裏面51bと、柄部内側面51aの軸方向に延びる辺と、柄部裏面51bの軸方向に延びる辺と、を連結する柄部側面51c,51cと、を有して形成されている。なお、この「柄部側面51c」が、特許請求の範囲の「柄部第一面」に相当する。
そして、鉤部52は、柄部裏面51bの軸方向延長上に形成される鉤部裏面52bと、柄部側面51cの軸方向延長上に形成される鉤部側面52c,52cと、鉤部裏面52bの先端部から鉤部裏面52bに対して垂直にヨーク2側へと延出する鉤部天面52dと、柄部内側面51aの先端部から柄部内側面51aに対して垂直にヨーク2側へと延出する鉤部係止面52eと、鉤部天面52dのヨーク2側の辺と、鉤部係止面52eのヨーク2側の辺とを連結する斜面である鉤部傾斜面52aと、を有して構成されている。
この鉤部傾斜面52aは、鉤部天面52d側から鉤部係止面52e側へと下るに連れてヨーク2側へ近づくように傾斜している。つまり、鉤部52は、ヨーク2側へ突出していることとなる。
なお、「鉤部側面52c」が、特許請求の範囲の「鉤部第一面」に相当する。
次いで、突起部53の構成について説明する。
突起部53は、柄部内側面51aと同方向を向く突起部内側面53aと、柄部裏面51bと同一方向を向く突起部裏面53bと、柄部側面51cと同方向を向く突起部側面53c,53cと、突起部内側面53aの反出力側辺と突起部裏面53bの反出力側辺とを連結する突起部反出力側傾斜面53dと、突起部内側面53aの出力側辺と突起部裏面53bの出力側辺とを連結する突起部出力側傾斜面53eと、を有して構成されている。
なお、突起部反出力側傾斜面53dは、突起部裏面53bから突起部内側面53aに至るに連れ、ヨーク2側に近づくとともに反出力側から出力側へと下る斜面となる。また、突起部出力側傾斜面53eは、突起部裏面53bから突起部内側面53aに至るに連れ、ヨーク2側に近づくとともに出力側から反出力側へと上る斜面となる。
このように構成された突起部出力側傾斜面53eは、柄部51の出力側(基端部側)を向く面であり、特許請求の範囲の「突起部第二面」に相当する。
そして、突起部側面53c,53cの一方側の一部分(突起部裏面53b側の部分)が、柄部側面51cに配設されている(本実施形態においては、一体成形されているため、上記位置部分が柄部側面51cと一体化している)。なお、本実施形態においては、突起部53は、2個形成されており、2個の柄部側面51c,51cに各々配設されている。
この「突起部側面53c,53cの一方側」が、特許請求の範囲の「突起部第一面」に相当する。
よって、柄部側面51cと接している突起部側面53cの延長上には、柄部側面51cの延長上に存在する鉤部側面52cが存在することとなる。
このように構成されているため、鉤部52と突起部53,53とは、軸方向に重ならない位置に形成される。このような構成は、ブラシホルダ3の成形を行う際に有利である。
ブラシホルダ3には、軸受の配設部や部品の挿入部とするために軸方向に穿たれた孔が多く形成される。このため、型は、軸方向に対して垂直方向に分かれて外れるものが使用される。
よって、鉤部52と突起部53,53とが軸方向に重ならない位置に形成されていると、軸方向から見たときに、互いの全体を見ることができる。よって型抜きが容易になり、軸方向に対して垂直方向に分かれる型で形成されるブラシホルダ3の柄部51に対して突起部53を設けることができるようになる。
<スナップフィットによるヨークの鍔部を係止する方法について>
次いで、図5により、スナップフィット34aにより、ヨーク2の鍔部22を係止形成する方法を説明する。
まず、第一の工程で、ヨーク2の開口部側と、ブラシホルダ3のスナップフィット34aが形成された側(回転子収容部31が開口する側)と、を回転軸11の軸方向に対面させる。
第二の工程で、治具Jを挿通部34bに侵入させ(図5(a))、この治具Jの先端を、突起部53の突起部出力側傾斜面53eに摺動させながら突起部内側面53aに到達させる。そして、突起部内側面53aを鉤部52が突出する方向と逆方向に押圧し、柄部51を鉤部52が突出する方向と逆方向に撓ませる。そして、この後、若しくはこれと同時進行で、ヨーク2の開口部側とブラシホルダ3との軸方向距離を縮めるように相対移動させる(図5(b))。なお、柄部51を治具Jにて完全に撓ませた後、相対移動してもよいし、相対移動しながら柄部51を治具Jにて撓ませてもよい。つまり、鉤部52が鍔部22に接触しないようなタイミングで柄部51を撓ますことができるのであれば、撓ませることと相対移動のタイミングに関しては、特に限定するものではない。
このとき、鉤部52の鉤部係止面52eが、鍔部22の反出力側面に達する程度まで移動させることとなる(固定位置に達すると、自動的にその位置に配置されるように設計されている)。
なお、突起部出力側傾斜面53eは、上記のように、突起部裏面53bから突起部内側面53aに至るに連れ、ヨーク2側に近づくとともに出力側から反出力側へと上る斜面となる。つまり、突起部53の突出側から見た図面視(例えば、図4)において、この突起部出力側傾斜面53eを視認することができるような斜面となる。
これにより、治具Jが突起部出力側傾斜面53eを押圧する際、治具Jが当該面を摺動しやすくなり、容易に突起部内側面53aに到達させることができる。
次いで、第三の工程で、治具Jの押圧力を開放し、柄部51を初期状態に復帰させ、ヨーク2の鍔部22に鉤部52(の鉤部係止面52e)を係止する。
なお、このスナップフィット34aによる係止は、仮止めであり、本固定は、ネジ等による締結により実行される。この本固定は、第三の工程の後の工程にて実施される。
また、鉤部52の外れる方向は、軸方向と略直交する方向であり、ヨーク2とブラシホルダ3の組付け方向とも略直交する。
≪第二実施形態≫
次いで、図6乃至図8により、第二実施形態について説明する。
なお、第二実施形態においては、上記第一実施形態のスナップフィット34aの形状が異なるのみで、他の構成は同様であるため、上記第一実施形態との相違点であるスナップフィット134aのみを説明する。
また、スナップフィット134aに関して、上記第一実施形態に係るスナップフィット34aと同様の構成に関しては、重複するため説明を省略する。
本実施形態に係るスナップフィット134aは、柄部151と、鉤部152,152と、突起部153と、を有して構成されている。
突起部153の突出方向からみた図面視(例えば、図8)において、柄部151を構成する柄部内側面151a及び柄部裏面151bは、幅が異なる2部位に分割されている。
つまり、基端部側から軸方向中央部付近までは、幅(t1)が小さい幅狭部W1となっており、軸方向中央部付近から先端部までは幅(t2)が広い幅広部W2となっている。
そして、鉤部152,152は柄部151の先端部から、同図面視において、柄部内側面151aの幅中心線L1と線対称となる位置に各々延びている。(なお、幅狭部W1と幅広部W2とは、同一の幅中心線L1を有する)。つまり、柄部151の先端部から二股に分かれて、鉤部152,152が軸方向に延びていることとなる。
また、同図面視において、突起部153は、この幅中心線L1に、自己の突起部内側面153aの幅中心線L2が重なる位置に形成されている。つまり、同図面視において、本実施形態に係るスナップフィット134aは、幅中心線L1と幅中心線L2とが重なる総中心線Lに対して、線対称となるようバランス良く形成されている。
更に、柄部151の基端部側の幅が狭くなっている(幅狭部W1)ため、柄部151を撓みやすくすることができる。
なお、この「幅狭部W1」が、特許請求の範囲の「前記柄部の基端部側から先端部側に向かう所定の位置まで」の部分に相当し、「幅広部W2」が、「該所定の位置から先端部に向かう」部分に相当する。
このように、本実施形態においては、柄部内側面151aの幅中心線L1と、突起部内側面153aの幅中心線L2とが一致することによって、安定して柄部151を撓ませることができる。
また、鉤部152が、総中心線Lに対して線対称に二股に分かれているため、夫々の鉤部152,152によって、ヨーク2の鍔部22が均等の力で係止される。これにより、二股に分かれていない場合に比して、ヨーク2の鍔部22を広範囲でより強く係止することができる。
≪第一改変例≫
次いで、図9により、第一改変例について説明する。
第一実施形態においては、一方の突起部側面53cの突起部裏面側が、軸方向全体に沿って柄部側面51cに接触していたが、図9に示すように、一部が接触していない構成であってもよい。
≪第二改変例≫
次いで、図10により、第二改変例について説明する。
第一実施形態においては、突起部53が、柄部内側面51aよりもヨーク2側に突出していたがこれに限られることはなく、突出していなくてもよい。
つまり、突起部内側面53aが柄部内側面51aと面一であっても、図10(b)に示すように、治具Jの形状を変更することにより、柄部51を撓ますことができる。
≪第三改変例≫
次いで、図11により、第三改変例について説明する。
第一実施形態においては、柄部51に突起部53を形成したが、これに限られることはなく、図11に示すように、治具J側に突起部53を設けても良い。
このように構成されていても、図11(b)に示すように、柄部51を撓ますことが可能であり、押圧力を開放することによって、図11(c)に示すように柄部51を初期状態に復帰させ、鉤部52にて鍔部22を係止することができる。
≪第四改変例≫
次いで、図12により、第四改変例について説明する。
第一実施形態においては、鉤部52に鉤部傾斜面52aが形成されていたが、従来すべり面として使用されていた当該面は、本実施形態に係るスナップフィット34aの方式を使用するのであれば、必ずしも必要ではない。
このため、図12に示すように、斜面等を形成せず、係止手段のみを作成したシンプルな形状のものであってもよい。
よって、スナップフィット34aの設計自由度が向上する。
以上のように、モータ装置S組付け用の治具Jにブラシホルダ3を載置すると、突起部53は、鉤部52が突出する側と反対方向側に、治具Jによって押圧されることとなる。
これにより、柄部51は、鉤部52の突出方向と逆方向に撓む。このため、ヨーク2の鍔部22を鉤部52のすべり面(鉤部傾斜面52a)に摺動させることなく、柄部51を撓ませることができる。
よって、柄部51には、鉤部52の突出方向の逆方向の力のみがかかり、複雑な方向の力が作用することを回避することができる。このため、ヨーク組付け時のスナップフィット34aの折損を有効に防止することができる。
また、従来技術のように、ヨークの鍔部が鉤部のすべり面を摺動する必要がないため、設計の自由度が向上する。
S・・モータ装置、
1・・回転子、11・・回転軸、12・・整流子、
2・・ヨーク、21・・カバー部、21a・・軸受保持部、22・・鍔部、
3・・ブラシホルダ、
31・・回転子収容部、31a・・軸貫通孔、31b・・ブラシ貫通孔、
32・・部材保持部、33・・コネクタ部、33a・・底面部、
34・・連結部、
34a,134a・・スナップフィット、
51,151・・柄部、51a,151a・・柄部内側面、
51b,151b・・柄部裏面、
51c・・柄部側面(柄部第一面)、
52,152・・鉤部、52a・・鉤部傾斜面、52b・・鉤部裏面、
52c・・鉤部側面(鉤部第一面)、
52d・・鉤部天面、52e・・鉤部係止面、
53,153・・突起部、53a,153a・・突起部内側面、53b・・突起部裏面、
53c・・突起部側面(突起部第一面)、53d・・突起部反出力側傾斜面、
53e・・突起部出力側傾斜面(突起部第二面)、
34b・・挿通部、34c・・連結部内底部、
J・・治具、L・・総中心線、L1,L2・・幅中心線、
W1・・幅狭部、W2・・幅広部、
4・・カバー部材、
K・・連結部空間、T・・給電ターミナル

Claims (9)

  1. 回転中心となる回転軸及び該回転軸に取付けられる整流子を備え回転駆動力を発生させる回転子と、該回転子を収容するヨークと、前記回転子に電力を供給するブラシを保持したブラシホルダと、該ブラシホルダから起立するように形成されたスナップフィットと、を有したモータ装置を製造する方法であって、
    前記スナップフィットは、前記ブラシホルダから突出する柄部と、該柄部の先端部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出している鉤部と、を少なくとも有して構成されており、
    前記ヨークの開口部側と、前記ブラシホルダの前記スナップフィットが形成された側と、を前記回転軸の軸方向に対面させる第一の工程と、
    治具に形成された突起部により前記柄部を、若しくは、前記柄部から軸方向と所定の角度を成す方向へ突出している突起部を治具により、前記鉤部が突出する方向と逆方向に押圧することにより、前記柄部を前記鉤部が突出する方向と逆方向に撓ませるとともに、前記ヨークの開口部側と前記ブラシホルダとの軸方向距離を縮めるように相対移動させる第二の工程と、
    前記治具の押圧力を開放し、前記ヨークの開口部側の鍔部に前記鉤部を係止する第三の工程と、を行うことを特徴とするモータ装置の製造方法。
  2. 回転中心となる回転軸及び該回転軸に取付けられる整流子を備え回転駆動力を発生させる回転子と、該回転子を収容するヨークと、前記回転子に電力を供給するブラシを保持したブラシホルダと、該ブラシホルダから起立するように形成されたスナップフィットと、を有し、
    前記スナップフィットは、前記ブラシホルダから突出する柄部と、
    該柄部の先端部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出し、前記ヨークの開口部側の鍔部に係止されている鉤部と、
    前記柄部から軸方向に対して所定の角度を成す方向へと突出している突起部と、を有して構成され、
    前記ブラシホルダには、治具挿通用の挿通部が形成され、該挿通部の内部若しくは前記挿通部の内部を軸方向に延長した空間に、前記突起部が少なくとも一つ配置されていることを特徴とするモータ装置。
  3. 前記鉤部と前記突起部とは、軸方向に重ならない位置に形成されることを特徴とする請求項2に記載のモータ装置。
  4. 前記柄部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる柄部第一面を少なくとも有して構成され、
    前記鉤部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる鉤部第一面を少なくとも有して構成されており、
    前記突起部を構成する面のうち、前記柄部第一面と対向する面である突起部第一面の軸方向延長上に、前記鉤部第一面が配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のモータ装置。
  5. 前記突起部を形成する面のうち、前記柄部の基端部側を向く面である突起部第二面は、前記柄部の基端部側から先端側へ向かうにつれて、前記鉤部の突出方向に向けて延出する傾斜面として構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4いずれか一項に記載のモータ装置。
  6. 前記柄部は、軸方向に沿って延びるとともに前記突起部が突出する方向に沿って延びる柄部第一面を2個有して構成されており、
    前記突起部は、2個の前記柄部第一面各々に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項5いずれか一項に記載のモータ装置。
  7. 前記突起部は、前記鉤部の突出方向と同方向に突出することを特徴とする請求項2乃至請求項6いずれか一項に記載のモータ装置。
  8. 前記突起部の突出方向からの図面視において、前記柄部の幅の中心線と、前記突起部の幅の中心線とは、同一の総中心線上にあり、
    前記鉤部は、前記総中心線に対して線対称となるように、前記柄部の先端部から二股に分岐して形成されていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項7いずれか一項に記載のモータ装置。
  9. 前記突起部の突出方向からの図面視において、
    前記柄部の基端部側から先端部側に向かう所定の位置までの幅は、該所定の位置から先端部に向かう幅よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のモータ装置。

JP2016115669A 2016-06-09 2016-06-09 モータ装置の製造方法及びモータ装置 Active JP6645366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016115669A JP6645366B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 モータ装置の製造方法及びモータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016115669A JP6645366B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 モータ装置の製造方法及びモータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017221064A JP2017221064A (ja) 2017-12-14
JP6645366B2 true JP6645366B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=60656314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016115669A Active JP6645366B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 モータ装置の製造方法及びモータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6645366B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7008485B2 (ja) * 2017-11-16 2022-01-25 株式会社藤商事 遊技機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06194787A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Fuji Photo Film Co Ltd レンズ付きフイルムユニット
JPH07180711A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Sony Corp 分解容易なスナップフィット結合構造
JP3713092B2 (ja) * 1996-03-12 2005-11-02 富士写真フイルム株式会社 レンズ付きフイルムユニット
JP2003068176A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Hitachi Ltd 電力供給装置及び過負荷保護装置
JP5950712B2 (ja) * 2012-06-20 2016-07-13 株式会社東海理化電機製作所 部品の結合構造
JP2015516661A (ja) * 2012-06-25 2015-06-11 東莞宇球電子有限公司 平型導体用電気コネクタ及びこれと平型導体との組み立て方法
JP5898045B2 (ja) * 2012-10-19 2016-04-06 アスモ株式会社 ブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータ
JP6285295B2 (ja) * 2014-06-25 2018-02-28 アスモ株式会社 減速機付モータ及び減速機付モータの組立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017221064A (ja) 2017-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7859149B2 (en) Electric motor and method of manufacturing the same
JP6635338B2 (ja) 回転装置
JP5394864B2 (ja) モータ
JP6668043B2 (ja) モータ
JP2018182909A (ja) 回転電機
JP2007097339A (ja) 電動モータ
JP2018182912A (ja) 回転電機
JP6645366B2 (ja) モータ装置の製造方法及びモータ装置
JP2002142411A (ja) 電動機
JP4430592B2 (ja) モータ
JP4441597B2 (ja) 小型ロータリエンコーダ
JP2005287152A (ja) 電動弁におけるステッピングモータの電磁コイル
JP2017034742A (ja) モータ
JP4968531B2 (ja) 電磁クラッチ
JP5173349B2 (ja) ブラシホルダ
JP7134650B2 (ja) 回転装置、回転装置の取付構造、及び回転装置と外部コネクタとの接続構造
JP5953143B2 (ja) 直流電動機の製造方法
JP6390460B2 (ja) ブラシホルダ装置及び回転電機
JP5022760B2 (ja) モータの給電構造
JP2019115153A (ja) モータ
JP6262291B2 (ja) モータ及び車両用パワーウインド装置
JP6697987B2 (ja) 電動モータ、及び減速機付モータ
JP2009213326A (ja) 電動モータ
JP5756153B2 (ja) モータ
KR102345903B1 (ko) 모터

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6645366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250