JP6644550B2 - プラズマ発生装置及びプラズマ発生装置を備える携帯デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ発生装置に係り、特に、圧電トランスを励起するために前記圧電トランスと電気的に接続された駆動回路に係る。また、本発明は、格納部及び電圧源を備えるプラズマ表面処理用の携帯デバイスに係る。
特許文献1は、圧電素子を用いたプラズマ発生装置を開示する。この圧電素子は一次側領域及び二次側領域を有し、低電圧かつ高周波数により、圧電素子の一次側領域活性化を行う。この結果、圧電素子の二次側領域表面で電場が増強されてプラズマ点火する。プラズマの制御は、接地電位の対電極、及び圧電素子を通過するガス流で行う。前記ガス流により、プラズマ発生装置からプラズマが流出する。
また。特許文献2は、入力側圧電変換器及び少なくとも二相を備える出力側圧電変換器を有する圧電トランスを開示する。入力側圧電変換器と出力側圧電変換器との間に、少なくとも1つの第1電気絶縁層が配置される。前記第1電気絶縁層は、入力側圧電変換器及び出力側圧電変換器と機械的に接続される。また、出力側圧電変換器の二相の間に、少なくとも1つの第2電気絶縁層が配置される。
特許文献3は、多層圧電トランスの構造を開示する。第1電気活性素子と第2電気活性素子を、結合層で機械的に接続する。この結合層は、第1電気活性素子の第1主表面と第2電気活性素子の第1主表面との間に、設置される。また、化合物層は付勢手段を有し、第1及び第2電気活性素子の長手方向に圧縮負荷を加える。
また、特許文献4は、圧電トランスの回路装置、及び圧電トランスの駆動方法を開示する。この回路装置は、駆動回路、電流センサ、制御ユニット及び振動子を有する。また、回路装置はパルス幅変調器を有し、パルス幅変調器は振動子と駆動回路との切り換えを行う。振動子の出力端子は、パルス幅変調器の入力端子と接続される。パルス幅変調器の出力側は駆動信号入力側と接続される。また、パルス幅変調器の別の出力側は、駆動回路の駆動信号入力側と接続される。また、制御ユニットの出力側は、変調器の指向入力側を介してパルス幅変調器の入力側と接続される。二次側電圧を用い、フラシュトリガーなどのために、圧電トランスにタップ電圧をかける。
特許文献5には、ガスチャンバー内でプラズマ点火し、プラズマを維持する方法が開示される。圧電材料をキャビティーに挿入し、共鳴振動で電気励起させて高電圧を発生させる。前記キャビティーはイオン化するガスを含有する。また、圧電材料に外部から電極を付ける。この方法はプラズマ光源を実現するのに好適である。
さらに、特許文献6は、しみ取り用のマイクロプラズマピンを開示する。このマイクロプラズマピンは、皮膚浄化用のプラズマヘッド、グリップ格納部、前記グリップ格納部に配置したマイクロ変換器、出力制御部、及び出力モジュールを有する。前記マイクロプラズマピンによって、高出力で可変的なプラズマ機能が実現できる。このために、集積回路または半導体チップマイクロプロセッサがグリップ格納部内に設置され、圧電トランスを作動させる。
特許文献7は圧電トランスを用いたプラズマ発生器を開示する。増幅器の出力段により、所望の共振周波数で圧電トランスを作動させる。圧電トランスには、2つの電極が接続される。圧電トランスによって発生した電圧は、誘電体バリア放電を起こすのに好適である。誘電体バリア放電発生器は、チューブまたはカップ状の形状からなる。例えば、接地電位のチューブ内に、高電圧電極を設置している。
特許文献8は、少なくとも1つの圧電トランスを用い、大気圧プラズマを発生する装置を開示する。前記圧電トランスは、長手方向において、少なくとも1つの励起領域及び少なくとも1つの高電圧領域に区分される圧電材料から構成される。この圧電トランスは、ガス流が通って導出される、少なくとも1つの開口部を有し、前記開口部においてプラズマが発生する。
また、特許文献9は、大気圧プラズマ発生装置を開示する。ガス導入口と接続するガスライン及び前記プラズマ発生装置に電力を供給する供給ラインは、ともに電源装置に接続される。
さらに、特許文献10は、圧電素子を備えた発光素子を開示する。この圧電素子はAC電圧によって励起される。
また、特許文献11は、室内空気清浄機を開示する。この空気清浄機は格納部を有し、この格納部は、浄化した空気を吹き出すために、周囲の空気を導入する少なくとも1つの開口部及び少なくとも1つの吹き出し用開口部を備える。この空気清浄機では、プラズマ発生器を前記格納部内に配置し、微生物や不快臭を除去する。
さらに、非特許文献1では、圧電トランスが、従来型トランスの好適な代替品となることを示す。駆動電圧を一次側に印加すると、出力側(つまり、二次側)で電圧が高くなる。
また、非特許文献2では、圧電トランスを振動節の部分で支持する。励起エネルギを、圧電トランスの前半部分に供給する。また、圧電トランスの後半部分を、バリア放電を行う2つの電極間に設置する。このように構成することで、圧電トランスの自由端にのみプラズマを発生させる。
ドイツ特許出願公報第102008018827B4号明細書 ドイツ特許出願公報第102011006764A1号明細書 米国特許第5,834,882号明細書 ドイツ特許出願公報第102009023505A1号明細書 ドイツ特許出願公報第102007055014A1号明細書 中国特許出願公報第101259036A号明細書 欧州特許出願公報第2256835A2号明細書 ドイツ特許出願公報第102005032890B4号明細書 ドイツ実用新案第202008008908U1号明細書 特開2003−297295 ドイツ特許出願公報第102008063052A1号明細書
C.Kauczor、T.Schlte、H.Grotstollen;イルメナウ工科大学;「圧電トランス−回路及び応用」;第47回国際セミナー、9月23−26日、2002年 Kenji Teranishi、Susumu Suzuki、Haruro Itoh;千葉工業大学;「圧電トランスを用いたコンパクトオゾナイザーによる高効率オゾン製造」
本発明は、少なくとも1つの圧電トランスを用い、大気圧プラズマを発生させる装置に係る。この圧電トランスは圧電材料から構成され、前記圧電材料は長さ方向で、少なくとも1つの励起領域及び少なくとも1つの高電圧領域に区分される。本発明によれば、圧電トランスは少なくとも1つのガス導出用の開口部を有し、ガスが流出して前記開口部でプラズマが発生する。
また、本発明の別の態様では、圧電トランスの2領域の分極方向を規定し、高電圧領域表面にプラズマを発生させる。例えば、対向する電極をもつ照明源とすることができる。
本発明の目的は、大気圧でプラズマを発生する、構造が単純で低価格な装置を提供することである。この目的は、本願請求項1の装置によって実現できる。また、本発明の別の目的は、安価かつ容易に製造できる、大気圧でプラズマ表面処理する携帯デバイスを提供することである。この目的は、本願請求項12のプラズマ表面処理用携帯デバイスによって実現できる。
本発明のプラズマ発生装置は、圧電トランスと電気的に接続され、圧電トランスを励起させる駆動回路を特徴とする。圧電トランスは誘電体材料からなる複数の積層体から構成され、各層の一部は伝導体または導電面を有する。伝導体をもつ膜の一部は、圧電トランスの第1端部に位置する。次の焼成過程で個々の層は互いに接続され、圧電トランスが形成される。
圧電トランスを駆動する駆動回路は、回路基板上に実装される。通常、圧電トランスに電圧を印加し、共振周波数で圧電トランスを励起する。また、温度の影響及び経時変化によって、圧電トランスの共鳴周波数が変化する場合、駆動回路を用いて励起電圧を調節する。また、周囲の誘電特性が変化することで、または、ガス環境放電における点火強度によって、圧電トランスの共振周波数も変動する。圧電トランスは、回路基板上の第1端部領域に保持または支持される。励起電圧をかけることにより、圧電トランスの第2自由端部に高電圧が発生する。続いて、大気圧で第2自由端部にプラズマが発生する。圧電トランスの支持では、共振周波数の振動節の部分で圧電トランスを支持する。
回路基板と圧電トランスとの間に間隙を形成し、圧電トランスと回路基板とを空間的に離す。このように構成することで、圧電トランスの機械的消耗を防止する。
圧電トランス自体は、平行六面体形状であり、その厚さよりも長さ及び幅の方がそれぞれ長い。圧電トランスの多層は、圧電トランスの側面に対し略直角に配置され、圧電トランスの長さ及び厚さによって規定される。また、圧電トランスの対向する両側面には、励起電圧を印加するために電気的接続が備えられる。電気的接続は、圧電トランスの振動節の部分に設置するのが好適である。
また、圧電トランスの支持具を、圧電トランスの振動節の部分に設置する。接続用パッドに励起電圧をかけるために電気接続する場合、支持具は弾性材料からなることが好ましい。支持具で支持した圧電トランスに励起エネルギを供給する場合、支持具の材料は、弾力性を有する導電体とする。
なお、作動ガス流は、支持具に支持された圧電トランスの第1端部から圧電トランスの第2自由端部方向に少なくとも流れるように発生させる。この作動ガス流は、プラズマ発生用及び圧電トランス冷却用に使用される。なお、熱エネルギ損失は振動節で最大となる。また、圧電トランスの第2自由端部に作動ガス流が流れるように、送風機を設置する。
共振周波数で励起すると、圧電トランスには少なくとも2つの振動節が発生する。両振動節ともに、第1端部及び第2自由端部から空間的に離れている。ある実施形態では、圧電トランスの両側の各表面を、回路基板と電気的に接続する。圧電トランスの各側面の振動節の部分で、接続用パッドを用いて接続する。接続用パッドは、第2端部よりも第1端部に近い振動節の部分に取り付ける。
また、圧電トランスの振動節の部分に温度センサを設置し、温度が一定の閾値を超えたときにスイッチを切れるよう、圧電トランスの温度をモニターするのが好ましい。この構成は、回路基板及び圧電トランスが一体型構造であるときに、特に好適である。この一体型構造は、格納部内に全て挿入または設置できる。
また、プラズマ表面処理用の携帯デバイスは、少なくとも格納部及び電圧源を有する。この携帯デバイスの出力を用い、表面をプラズマ洗浄し、塗料や付着剤の付着特性を向上可能である。格納部内には、圧電トランスを励起させる駆動回路を実装した回路基板を配置する。圧電トランスは第1端部を用いて回路基板上方に支持し、回路基板と一体型構造を形成する。また、圧電トランスの第2自由端部は、格納部の開口部と一列に並んで配置される。圧電トランスの第2自由端部から高電圧を発生させることで、大気圧でプラズマを発生させる。また、電源用に、バッテリ及び/または標準電源用コネクタを備える。
格納部は送風機を備え、この送風機によって、圧電トランスを通って格納部の開口部に向かう気流を発生させる。前記送風機は、格納部の構造に応じて軸流送風機として設置してもよい。また、携帯デバイスは、ガスコネクタをもう1つ備えていてもよい。このガスコネクタを介して、圧電トランスの第2自由端部に、別の作動ガスを導入できる。ガス導入部を介して流入する作動ガスは、周囲の空気と混合される。本発明の装置において特に有利な点は、少なくとも1つの圧電トランスを用いて大気圧プラズマを発生できることである。
圧電トランスは圧電材料から構成され、前記圧電材料は長さ方向で、少なくとも1つの励起領域及び少なくとも1つの高電圧領域に区分される。励起領域はAC電圧が印加される接続用パッドを有し、励起領域を機械的に振動させて、高電圧領域に電場を形成させる。
また、本発明は、携帯デバイスに組み入れることもできる。この携帯デバイスは持ち運びが容易なので、どのような所望の場所にでも労力をかけずに運搬できる。同様に、電源を単純なものにして、適用分野に有益な広がりをもたせることもできる。
本発明によれば、幾何学的構造を変化させて、単位時間で発生したプラズマ容量を最大化し、局所電場を増強できる。つまり、圧電性結晶の高電圧側の構造を調整することで、単位時間当たりに発生するプラズマ容量を最大化できる。この構造調整は、圧電性結晶の高電圧側に適するように行う。つまり、この構造調整は、圧電性結晶の高電圧側と直に電気的に接続した、別の装置によって行う。こうして、圧電性結晶(つまり、圧電トランス)の電場増強領域を、作動ガス(つまり、プロセスガス)が流れる。
なお、以下の図面及び説明で、本発明の利点及び優れた実施形態を示す。
本発明に係る大気圧プラズマ発生装置の基本原理を示す概略図である。 本発明に係る格納部で囲まれた装置の斜視的断面図である。 本発明に係る格納部内の装置の側面図である。 本発明に係る装置を格納した格納部の一実施形態の斜視図である。 本発明に係る装置の平面図である。 本発明に係る装置の側面図である。 圧電トランスの側面図であり、層構造を示す。 圧電トランスの個々の層の平面図であり、励起エネルギを供給するために側面接続させた接続を示す。 (a)及び(b)は圧電トランスの設置方法を示す概略図である。 圧電トランスの長さの関数として、様々な物理状態を示した図である。 本発明に係るプラズマ発生装置を内部にもつ携帯デバイスの一実施形態を示す。 本発明に係るプラズマ発生装置を内部にもつ携帯デバイスの別の実施形態を示す。
本発明に係る同等または等価な構成要素は、同じ参照番号で表記する。なお、図示した実施形態は、プラズマ発生装置及びプラズマ発生装置を組み込んだ携帯デバイスの一例を示しただけであり、変更可能である。
図1は、本発明に係る、大気圧プラズマ発生装置1の基本原理を示す概略図である。格納部30内に、圧電トランス5を設置する。圧電トランス5の第2自由端部8は、格納部30の開口部32方向を向く。格納部30に搭載した送風機17によって、作動ガス流15が発生し、格納部30の開口部32方向に向かって供給される。作動ガス流15は、駆動回路3によって導入され、基本的に圧電トランス5を冷却する役割を果たす。なお、本発明は、図1に示した送風機17の配置に限定されるものではない。当業者にとって、格納部30の任意の位置に送風機17を設置できることは自明である。
圧電トランス5の各側面10に、接続用パッド20がそれぞれ設置される。圧電トランス5が共振周波数で振動するように、この接続用パッド20を介して圧電トランス5に電圧が印加される。前記接続用パッド20は、圧電トランスの第2自由端部8よりも第1端部に近いように設置される。図10に示すように、圧電トランス5が励起されると、2つの振動節14を形成する。接続用パッド20は、この振動節14の部分に設置されることが好ましく、圧電トランス5の第1端部の方により近く設置される。好適には、基本モードにおいて、圧電トランス5の長さに沿って2つの振動節14(図10参照)が形成されるように、圧電トランス5を構成する。
図2は、本発明のプラズマ発生装置1を覆う格納部30の斜視断面図である。圧電トランス5は、駆動回路3を実装した回路基板7の上方に設置される。回路基板7自体は、複数の電子素子4を有するが、図面では分かり易くするために電子素子4の一部のみを示した。第一実施形態では、圧電トランス5は、第1端部6の区画6Bで回路基板7と互いに対面するように配置され、後で述べるように、空間的に離して支持される。
格納部30は開口部32を有し、前記開口部32で、圧電トランス5の第2自由端部8は終点となる。圧電トランス5の第2自由端部8は高電圧となり、大気圧でプラズマPが発生する(図5参照)。先に述べたように、送風機17によって作動ガス流15が生じ、圧電トランス5の第2自由端部8で、作動ガスからプラズマPが発生する。
図3は格納部30内での本発明のプラズマ発生装置1の側面図である。図2でも説明したが、図3が示すように、プラズマ発生装置1は、圧電トランス5及び駆動回路3を実装し複数の電子素子4を有する回路基板7からなる構造ユニットとして構成される。従って、本発明のプラズマ発生装置1は、構成ユニットとして先ず製造され、続いて、例示した格納部30の中に組み込まれる。図3に示すように、回路基板7と圧電トランス5の間には間隙18が存在する。
図4は、格納部30の一実施形態の斜視図である。本発明のプラズマ発生装置1を、格納部30内に収めている。図4に示した本発明のプラズマ発生装置1では、格納部30の開口部32で終点となる、圧電トランス5の第2自由端部8だけが観察される。
図5は、本発明のプラズマ発生装置1の概略平面図である。先に説明したように、本発明のプラズマ発生装置1は、圧電トランス5及び回路基板7とからなる構造ユニットである。複数の電子素子4を有する回路基板7に、駆動回路3が実装される。駆動回路3を用いることで、共振周波数で圧電トランス5を励起できる。本発明のプラズマ発生装置1は外部電源と接続される。外部電源は従来の標準電源(図示なし)であり、ケーブル21によって本発明のプラズマ発生装置1と接続される。同様にして、本発明のプラズマ発生装置1はバッテリを備えてもよい。また、バッテリと標準電源とを組み合わせてもよい。また、励起電圧は、回路基板7の駆動回路3から各電気接続線12を介して圧電トランス5の各側面10に印加される。
圧電トランス5の側面10に励起電圧が印加されることで、圧電トランス5の第2自由端部8に高電圧が発生する。本発明のプラズマ発生装置1の送風機17で作動ガス流15を発生させ、この作動ガス流15に第2自由端部8でプラズマ点火してプラズマPが発生し、維持される。このプラズマPは、本発明のプラズマ発生装置1を収納した格納部の開口部32を通って噴射される。プラズマPの点火及び維持は大気圧で行う。
図6は、本発明のプラズマ発生装置1の側面図である。回路基板7上に、複数の電子素子4とともに、駆動回路3が実装される。圧電トランス5は、第1端部6の区画6Bを用い、回路基板7の上方に自在に支持される。圧電トランス5の各側面10上の接続用パッド20に、回路基板7から電気接続線12を取り付ける。電気接続用パッド20は、圧電トランス5の各側面10上、圧電トランス5の振動節14の部分に配置する(図9参照)。同様に、振動節14の部分に圧電トランス5を誘導して物理的に支持する。また、回路基板7と圧電トランス5の間に間隙18が生じるように、圧電トランス5を誘導して支持する。本発明のプラズマ発生装置1では、例えば、AC電圧12Vの低電圧(ピーク−ピーク12V)を一対の接続用パッド20に印加し、圧電トランス5の第2自由端部8に高電圧を発生させる。
また、先に説明したように、回路基板7は送風機17を搭載し、圧電トランス5の冷却に必要な気流を発生させる。また、接続用パッド20の温度を検知する温度センサ24を、接続用パッド20に設置してもよい。温度センサ24の信号は、接続子11を介して回路基板7に送られる。図1の記載から明らかなように、接続用パッド20の領域(つまり振動節14の位置)で、熱エネルギ損失が最大となる。図6に示すように、温度センサ24の測定は非接触型で行う。一方、温度センサ24を、接続用パッド20に半田付けしてもよい。なお、図5及び図6で示すように、圧電トランス5の幅及び厚さを、幅B及び厚さDで表す。
図7は圧電トランス5の側面図であり、圧電トランス5の層構造を概略的に示す。圧電トランス5は、圧電トランス5の長さL及び厚さDで画定される側面10に対し略垂直方向に、複数の層S、S....Sを積層して構成される。圧電トランス5は、誘電体材料からなる複数の層の積層体として構成され、各層の一部に導電経路が塗布される。焼成過程で、各々の層は互いに接続し、圧電トランスを形成する。図8に、S、S....Sの各層の電気接続を示す。先に述べたように、各々の側面10に接続用パッド20が設置され、圧電トランス5の厚さD全体に渡って伸長させる。なお、S、S....Sの各層は、L字型の導体層27を備える。これらL字型の導体層27は、2つの接続用パッド20の一方と交互に接続するように配置されるので、S、S....Sの個々の層は並列接続される。上記のように、2つの接続用パッド20は、圧電トランス5の側面10上、振動節の部分にそれぞれ設置される。
図9(a)及び(b)は、圧電トランス5を挿入して支持した実施形態を示す。図9(a)は、スルーホール実装(つまり挿入実装技術、THT(Through−hole technology)に使用する圧電トランス5の支持具25を示す。本実施形態中、支持具25は、スルーホール実装用の通路を形成する2本のピンであり、この通路に圧電トランス5は挿入されて支持される。図9(b)に示す圧電トランス5の支持具の型式は、表面実装具(SMD、surface−mounted device)である。電気接続線12は、半田付け可能なパッド(図示なし)を用いて回路基板7に取り付けられる。
電気接続線12は、支持具25の構成部分を用い、圧電トランス5を接続用パッド20の位置で支持する。本実施形態に係る図9(b)に示す支持具25は、平面材でつくられる。なお、支持具25の材料は、弾力性及び導電性があるものが好適である。
図10は、圧電トランス5の長さを関数とし、様々な物理状態を表した図である。圧電トランス5を共振周波数領域で励起すると、圧電トランス5に2つの振動節14をもつ振動モード13を生成する。接続用パッド20は、圧電トランス5の第1端部の方に近い振動節14の部分に設置する。圧電トランス5を振動させると、圧電トランス5の第1端部6側の振動節14において熱エネルギ損失40が最大となる。なお、熱エネルギ損失40は、各振動節14で生じる。また、圧電トランス5の第2自由端部8で、電場41は最大となる。作動ガスの流速42は、第1端部6側の振動節14で最大となる。前記流速42は、第1端部6側の振動節14から第2自由端部8にかけて減少する。
図11は、本発明のプラズマ発生装置1を収納した携帯デバイス100の一実施形態を示す。この携帯デバイス100は、ワイヤレスであり、バッテリ101(通常12V)を電源として圧電トランス5を励起する。また、携帯デバイス100は、空気以外の作動ガス供給用のガスコネクタ102を有する。さらに、携帯デバイス100は、本発明のプラズマ発生装置1の軸A方向に送風する送風機17を有する。携帯デバイス100内の送風機17によって、圧電トランス5の第2自由端部に向けて、作動ガス(通常は空気)が送風される。また、この流入する作動ガスによって、圧電トランス5は空冷され、この結果、熱エネルギ損失を除去する。携帯デバイス100は格納部30を有し、この格納部30内にプラズマ発生装置1を一部品として組み込む。
図12は、本発明のプラズマ発生装置1を組み込んだ携帯デバイス100の別の実施形態を示す。携帯デバイス100は、標準電源のケーブル用にコネクタ103を備える。同様に、携帯デバイス100は、作動ガス(空気以外)供給用にガスコネクタ102を備える。携帯デバイス100は円筒形状をしており、格納部30の開口部32の方向に、作動ガスを圧電トランス5の第2自由端部8にまで送る送風機(図示なし)を、格納部30内に有する。
なお、本明細書中、携帯デバイス100について2つの実施形態だけを開示したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。当業者にとって、携帯デバイス100の格納部30を別の形状に変更可能なことは自明である。但し、格納部30に開口部32を形成し、大気圧でプラズマPを発生させることは必須要件である。
1 装置
3 駆動回路
4 電子素子
5 圧電トランス
6 第1端部
6B 区画
7 回路基板
8 第2自由端部
10 側面
11 接続子
12 電気接続線
13 振動モード
14 振動節
15 作動ガス流
17 送風機
18 間隙
20 接続用パッド
21 電源ケーブル
24 温度センサ
25 支持具
27 導電層
28 カバー
30 格納部
32 開口部
40 熱損失
41 電場
42 流速
50 電圧源
100 携帯デバイス
101 バッテリ
102 ガスコネクタ
103 コネクタ
A デバイス軸
L 長さ
B 幅
D 厚さ
P プラズマ
、S、・・・、S

Claims (13)

  1. プラズマ(P)発生装置(1)であって、前記プラズマ(P)発生装置(1)は、
    第1端部(6)と第2自由端部(8)とを有する圧電トランス(5)と、
    前記圧電トランス(5)を励起させるため、前記圧電トランス(5)と電気的に接続される駆動回路(3)と、
    前記駆動回路(3)を実装する回路基板(7)を有し、
    前記圧電トランス(5)の前記第1端部(6)は、前記回路基板(7)の基板面の垂直方向上方に位置し、前記圧電トランスの前記第1端部(6)を含む区画(6B)と前記回路基板(7)との間に間隙(18)が存在し、前記第1端部(6)を含む前記区画(6B)と前記回路基板(7)とは対向して配置されており、
    前記第2自由端部(8)で高電圧を発生させて大気圧でプラズマ(P)点火し、
    作動ガス流(15)を流して、プラズマ(P)を発生させるとともに前記圧電トランス(5)を冷却し、
    前記圧電トランス(5)は誘電体材料からなる複数の層(S1、S2、...SN)から構成され、前記複数の層(S1、S2、...SN)は互いに接続され、各層(S1、S2、...SN)は少なくとも導電層(27)を部分的に有し、
    前記圧電トランス(5)の一対の側面(10)の各面上で、前記圧電トランス(5)の振動節(14)の部分に、電気的に接続された接続用パッド(20)を取り付け、
    電気接続線(12)が前記回路基板(7)から前記接続用パッド(20)までつながり、
    前記接続用パッド(20)の位置に位置する支持具(25)によって、前記圧電トランスは前記区画(6B)において支持されることを特徴とする、プラズマ発生装置(1)。
  2. 前記圧電トランス(5)は直方体であって、前記圧電トランス(5)の長さ(L)及び幅(B)各々が、前記圧電トランス(5)の厚さ(D)よりも長いことを特徴とする、請求項1に記載のプラズマ発生装置(1)。
  3. 前記支持具(25)は弾性材料からなることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のプラズマ発生装置(1)。
  4. 前記作動ガス流(15)が、前記回路基板(7)の上方に支持されている前記圧電トランス(5)の少なくとも前記第1端部(6)から前記第2自由端部(8)に向かって流れること特徴とする、請求項1から請求項3の何れか一項に記載のプラズマ発生装置(1)。
  5. 前記作動ガス流(15)が、前記圧電トランス(5)の周りを流れ、前記圧電トランス(5)の前記第2自由端部(8)にまで流れるのを補助する送風機(17)が備えられること特徴とする、請求項1から請求項4の何れか一項に記載のプラズマ発生装置(1)。
  6. 共振周波数で前記圧電トランス(5)を励起することで、前記第1端部(6)及び前記第2自由端部(8)の両方から離れた位置に、少なくとも2つの振動節(14)を発生させることができること特徴とする、請求項1から請求項5の何れか一項に記載のプラズマ発生装置(1)。
  7. 前記振動節(14)は前記圧電トランス(5)の前記第2自由端部(8)よりも前記第1端部(6)の近くに位置すること特徴とする、請求項6に記載のプラズマ発生装置(1)。
  8. 前記圧電トランス(5)の少なくとも1つの振動節(14)の部分に、温度センサ(24)を設置すること特徴とする、請求項1に記載のプラズマ発生装置(1)。
  9. 前記回路基板(7)及び前記圧電トランス(5)は構造ユニットを構成すること特徴とする、請求項1から請求項8の何れか一項に記載のプラズマ発生装置(1)。
  10. プラズマ表面処理用携帯デバイス(100)であって、前記携帯デバイス(100)は、
    開口部(32)を有する格納部(30)と、
    電圧源(50)と、
    駆動回路(3)と、
    前記駆動回路(3)により励起され、第1端部(6)と第2自由端部(8)とを有する圧電トランス(5)と、
    前記駆動回路(3)を実装し、前記格納部(30)内に配置された回路基板(7)とを有し、
    前記回路基板(7)の基板面の垂直方向上方に間隙(18)を介して離して、前記圧電トランス(5)の前記第1端部(6)を含む区画(6B)が前記回路基板(7)と対向するように前記圧電トランス(5)は、支持具(25)を介して支持され、
    前記圧電トランス(5)の前記第2自由端部(8)は前記格納部(30)の前記開口部(32)に位置し、
    前記圧電トランス(5)の前記第2自由端部(8)で発生した高電圧により、大気圧でプラズマ(P)点火し、
    作動ガス流(15)の流れから、プラズマ(P)が発生し、及び前記圧電トランス(5)が冷却され、
    前記圧電トランス(5)は誘電体材料からなる複数の層(S1、S2、...SN)から構成され、前記複数の層(S1、S2、...SN)は互いに接続され、各層(S1、S2、...SN)は少なくとも導電層(27)を部分的に有し、
    前記圧電トランス(5)の一対の側面(10)の各々の側面上で、且つ、前記圧電トランス(5)の振動節(14)の部分に、各々電気的に接続された接続用パッド(20)を取り付け、
    電気接続線(12)が、前記回路基板(7)から前記接続用パッド(20)までつながり、
    前記接続用パッド(20)の位置に位置する前記支持具(25)によって、 前記圧電トランス(5)は前記区画(6B)において支持され、
    前記圧電トランス(5)及び前記回路基板(7)は構造ユニットを形成する、ことを特徴とするプラズマ表面処理用携帯デバイス(100)。
  11. 前記圧電トランスの少なくとも1つの振動節(14)には温度センサ(24)が取り付けられることを特徴とする、請求項10に記載の携帯デバイス(100)。
  12. 前記格納部(30)は送風機(17)を備え、前記送風機(17)は、前記圧電トランス(5)から前記格納部(30)の前記開口部(32)方向に気流を発生させることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の携帯デバイス(100)。
  13. 追加のガスコネクタ(102)を有し、前記追加のガスコネクタ(102)を介して前記圧電トランス(5)の前記第2自由端部(8)に、別の作動ガスが供給されることを特徴とする、請求項10から請求項12の何れか一項に記載の携帯デバイス(100)。
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