JP2016169122A - オゾン発生装置 - Google Patents

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JP2016169122A JP2015050481A JP2015050481A JP2016169122A JP 2016169122 A JP2016169122 A JP 2016169122A JP 2015050481 A JP2015050481 A JP 2015050481A JP 2015050481 A JP2015050481 A JP 2015050481A JP 2016169122 A JP2016169122 A JP 2016169122A
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宏志 浅野
Hiroshi Asano
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Abstract

【課題】オゾンを効率よく発生するオゾン発生装置を提供する。【解決手段】圧電体板11と、圧電体板11に形成された入力電極12A,12Bおよび出力電極13A,13Bを有し、入力電極12A,12Bに印加される電圧の昇圧電圧が出力電極13A,13Bに現れる板状の圧電トランス10を備えたオゾン発生装置1において、出力電極13A,13Bは、圧電体板11の中央部の両主面にそれぞれ形成されている。入力電極12A,12Bは、圧電体板11の中央部を囲う領域の両主面にそれぞれ形成されている。さらに、出力電極13A,13Bに対向して放電電極16A,16Bを設けている。出力電極13A,13Bと放電電極16A,16Bとの間に誘電体(筐体20)を設けている。【選択図】図3

Description

本発明は、放電によりオゾンを発生させるオゾン発生装置に関する。
特許文献1には、板状の圧電トランスを用いて、小型化したオゾン発生装置が開示されている。圧電トランスは、圧電体板の厚み方向に分極され、その厚み方向の両面に駆動電極が形成された駆動部と、長さ方向に分極され、その長さ方向の端面に出力電極が形成された発電部とを有している。そして、発電部の端面には誘電体層を介して放電電極が設けられている。駆動電極に交流電圧を印加すると、出力電極に高電圧が発生する。この出力電極と放電電極との間に電界が生じると、この電界が放電電極に集中し、放電電極と誘電体層との間に大きな電位差が生じて、沿面放電が発生する。この沿面放電により、周囲の空気中の酸素が放電界と接触し、オゾンが発生する。
特開平7−165403号公報
特許文献1に記載のように、圧電トランスの発電部の端面にのみ放電電極が設けられた構造では放電領域が小さいため、放電界と周囲の空気(酸素)との接触面積も小さくなり、その結果、オゾンを効率よく発生させることができない。
そこで、本発明の目的は、オゾンを効率よく発生するオゾン発生装置を提供することにある。
本発明に係るオゾン発生装置は、圧電体板と、前記圧電体板に形成された入力電極および出力電極を有し、前記入力電極に印加される電圧の昇圧電圧が前記出力電極に現れる板状の圧電トランスを備えたオゾン発生装置において、前記出力電極は、前記圧電体板の中央部の両主面にそれぞれ形成され、前記入力電極は、前記圧電体板の前記中央部を囲う領域の両主面にそれぞれ形成され、前記出力電極に対向して設けられた放電電極と、前記出力電極と前記放電電極との間に設けられた誘電体とを備えていることを特徴とする。
この構成では、誘電体を挟んで対向する出力電極と放電電極とに高い交流電圧を通電させると放電現象が生じ、放電中に流体(例えば、空気)を接触させることで、空気中の酸素がオゾン化する。このオゾンを発生させる出力電極を、圧電体板の中央部の両主面に形成しているため、放電領域と空気とが接触する面積を大きくできる。この結果、オゾンを効率よく発生させることができる。
本発明に係るオゾン発生装置において、前記出力電極と前記誘電体との間には空隙が設けられていることが好ましい。
この構成では、出力電極に対向して設けられる放電電極に配線しても、圧電トランスの振動により、その配線が断線するおそれがない。このため、信頼性のあるオゾン発生装置を実現できる。また、配線が圧電トランスの振動を阻害することがない。このため、オゾンを効率よく発生させることができる。
本発明に係るオゾン発生装置において、前記圧電体板は、前記中央部に、前記圧電体板の主面の法線方向に沿って形成された貫通孔を有し、前記出力電極は、平面視で前記貫通孔に重合する位置に形成された開口を有している、ことが好ましい。
この構成では、例えば、圧電体板の一方の主面側から貫通孔を介して他方主面に向かって送風させることで、圧電体板の両主面それぞれで発生するオゾンを、同時に装置外へ出力させることができる。このため、オゾンを効率よく発生させることができる。
本発明に係るオゾン発生装置の前記圧電体板および前記出力電極は、平面視で円形状であり、前記入力電極は、平面視で、前記出力電極を囲うように形成された円環状であることが好ましい。
この構成では、円形とすることで製造が容易となる。
本発明に係るオゾン発生装置は、前記圧電トランスを収容する放電室と、前記放電室内に流体を流すポンプ部と、を備えていることが好ましい。
この構成では、ポンプ部を一体に備えることで、外部にポンプを必要としない。
本発明に係るオゾン発生装置において、前記流体は酸素を含む気体であることが好ましい。
本発明に係るオゾン発生装置では、前記放電室の前記出力電極に対向する領域は、前記誘電体で形成されていることが好ましい。
この構成では、放電室の一部を誘電体にすることで、部品点数を少なくでき、また、誘電体の配置スペースを設ける必要がない。
本発明に係るオゾン発生装置において、前記放電電極は、前記誘電体の壁面または内部であって、前記出力電極と対向する領域に設けられていることが好ましい。
この構成では、オゾンを効率よく発生させることができる。
本発明に係るオゾン発生装置において、前記ポンプ部は、前記放電室と空間的に繋がるポンプ室と、前記ポンプ室内の流体を流動させる振動板とを有していることが好ましい。
この構成では、振動板を変位させることで、ポンプ室内の圧変動を生じさせ、放電室とポンプ室との間で気流を発生させることができる。
本発明に係るオゾン発生装置の前記ポンプ部は、前記圧電トランスの主面の法線方向からの平面視で、前記圧電トランスと重なる位置に設けられていることが好ましい。
この構成では、放電室とポンプ部とを重ねて形成することで、圧電トランスの主面に沿った平面方向に大きくなることを抑制できる。
本発明によれば、放電領域を大きくできるため、オゾンを発生させることができる。
実施形態1に係るオゾン発生装置を示す図 (A)は、オゾン発生装置が備える圧電トランスの平面図、(B)は、(A)のII−II線における断面図 オゾン発生装置のオゾン発生について説明するための図 (A)は、下側から視た圧電振動板の平面図、(B)は、圧電振動板の正面図 圧電振動板の振動に伴う、オゾン発生装置内の気流について説明する図であり、(A)は、圧電素子が伸びる場合、(B)は、圧電素子が縮む場合を示す図 実施形態2に係るオゾン発生装置を示す図 (A)は、オゾン発生装置が備える圧電トランスの平面図、(B)は、(A)のVII−VII線における断面図 圧電振動板の振動に伴う、オゾン発生装置内の気流について説明する図あり、(A)は、圧電素子が伸びる場合、(B)は、圧電素子が縮む場合を示す図
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るオゾン発生装置1を示す断面図である。図2(A)は、オゾン発生装置1が備える圧電トランス10の平面図、図2(B)は、(A)のII−II線における断面図である。
オゾン発生装置1は、誘電体で形成された筐体20を備えている。筐体20は、放電室20Aとポンプ室20Bとを形成している。放電室20Aは、オゾンを発生させる空間である。ポンプ室20Bは、装置内の空気を流動させるための空間である。
放電室20Aとポンプ室20Bとは、オゾン発生装置1の高さ方向に重なっていて、連通孔20Cにより繋がっている。また、筐体20には、装置外部から空気を取り込む吸気口20Dと、装置内の空気を外部へ排気する排気口20Eとが形成されている。吸気口20Dは、放電室20Aに連通している。排気口20Eは、連通孔20Cの近傍に形成されている。吸気口20Dから放電室20A内に取り込まれた空気は、放電室20Aでオゾン化され、排気口20Eから排気される。
放電室20Aには、圧電トランス10が設けられている。圧電トランス10は、板状の圧電体板11を備えている。圧電体板11は、平面視で円形である。圧電体板11は、例えばPZT系セラミックスシートが積層されて形成されている。圧電トランス10は、2次振動モードを利用して径方向に振動する。
圧電体板11の両主面には、入力電極12A,12Bと、出力電極13A,13Bとが、径方向に沿って間隙をおいて形成されている。出力電極13A,13Bは、平面視で円形状であり、圧電体板11の中央部に形成されている。入力電極12A,12Bは、平面視で円環状であり、出力電極13A,13Bを囲っている。入力電極12A,12Bと出力電極13A,13Bとは、径方向に間隙をおいて形成されている。そして、圧電体板11における間隙部分の領域11Aは、図2(B)の矢印に示すように、径方向に分極されている。また、圧電体板11の入力電極12A,12Bが形成された領域は、厚み方向に分極されている。分極処理の方法としては、例えば、圧電体板を170℃の絶縁油中で2kV/mmの電圧を印加する方法等が挙げられる。
圧電トランス10は、支持電極15A,15Bにより、筐体20の放電室20A内に支持されている。支持電極15Aは、棒状であり、一端が圧電トランス10の入力電極12Aに固定され、他端が、入力電極12Aに対向する筐体20の内壁面に固定されている。同様に、支持電極15Bは、棒状であり、一端が圧電トランス10の入力電極12Bに固定され、他端が、入力電極12Bに対向する筐体20の内壁面に固定されている。この支持電極15A,15Bは、例えば導電性のバネ端子であり、圧電トランス10を固定すると共に、入力電極12A,12Bへ電圧を印加する配線の役割も兼ねている。
圧電トランス10は、図2(A)に示す、入力電極12A,12Bの支持領域12Sに支持電極15A,15Bにより支持されている。支持領域12Sは、振動する圧電体板11のノード点(振動せず振幅が0になる点)に一致する位置に形成されている。なお、図2(A)に示す円形状の破線N上は、圧電体板11のノード点となる位置である。支持領域12Sは、破線N上であれば、位置は特定されない。
筐体20の出力電極13A,13Bが対向する領域には、放電電極16A,16Bが設けられている。放電電極16A,16Bは、誘電体である筐体20の壁面に設けられていてもよいし、内部に設けられていてもよい。少なくとも、出力電極13A,13Bと放電電極16A,16Bとの間に誘電体が介在すればよい。また、放電電極16A,16Bは、平面視で円形であってもよいし、多角形であってもよい。
この放電電極16A,16Bは、圧電トランス10とは間隙をおいて設けられている。このため、放電電極16A,16Bに配線しても、この配線が、圧電トランス10の振動により断線することはない。また、放電電極16A,16Bの配線が、圧電トランス10の振動を阻害することはない。
図3は、オゾン発生装置1のオゾン発生について説明するための図である。
支持電極15A,15Bは、交流電源Vinに接続されている。また、放電電極16A,16Bは、グランドに接続されている。入力電極12A,12Bには、支持電極15A,15Bを介して交流電圧が印加される。入力電極12A,12Bに交流電圧が印加されると、圧電体板11の厚み方向に電圧が印加される。圧電体板11の入力電極12A,12B間は、厚み方向に分極されているため、逆圧電効果により分極方向に直交する方向、すなわち、圧電体板11の径方向に縦振動が励振される。縦振動が励振されると、領域11A(図2(A)参照)では径方向に機械的歪みが生じ、圧電横効果により分極方向に電位差が発生する。この電位差により圧電体板11の出力電極13A,13B間の領域は高電圧部となり、出力電極13A,13Bに高電圧が現れる。
出力電極13A,13Bに高電圧が現れると、誘電体(筐体20)が介在する出力電極13A,13Bと放電電極16A,16Bとの間には電界が生じ、その電界強度が一定以上になると、誘電体バリア放電が開始され、その放電により、空気中の酸素が電離される。そして、電離された酸素と電離されていない酸素とでオゾンが生成される。本実施形態では、圧電体板11の両主面それぞれにおいて、オゾンを発生させるため、放電領域と空気とが接触する面積が大きく、オゾンを効率よく発生させることができる。
なお、圧電体板11が振動しても、支持電極15A,15Bは、ノード点を支持しているため、支持電極15A,15Bが圧電体板11の振動を阻害しない。このため、オゾンを効率よく発生させることができる。また、圧電体板11の振動によって、支持電極15A,15Bが断線することはなく、信頼性が低下することを抑制できる。
ポンプ室20Bには、圧電振動板30が設けられている。ポンプ室20Bおよび圧電振動板30は、本発明に係る「ポンプ部」の一例である。
図4(A)は、下側から視た圧電振動板30の平面図、図4(B)は、圧電振動板30の正面図である。
圧電振動板30は、平面視で円形状の圧電素子31、電極32およびダイヤフラム33とを有している。圧電素子31は、電極32とダイヤフラム33とで挟み込まれている。電極32とダイヤフラム33とには交流電圧が印加される。交流電圧が印加されることで、圧電素子31は伸縮を繰り返す。圧電素子31の伸縮により、ダイヤフラム33はベンディング振動する。
図5は、圧電振動板30の振動に伴う、オゾン発生装置1内の気流について説明する図である。図5(A)は、圧電素子31が伸びる場合、図5(B)は、圧電素子31が縮む場合をそれぞれ示す。なお、図5では、放電室20A内の圧電トランス10の図示は省略している。
圧電素子31が伸びた場合、図5(A)に示すように、圧電振動板30は外側に断面円弧状に突出する。このとき、吸気口20Dから流入した空気は、放電室20Aから、連通孔20Cを通り、ポンプ室20Bへと流れ込む。圧電素子31が縮んだ場合、図5(B)に示すように、圧電振動板30は内側に断面円弧状に突出する。このとき、吸気口20Dから流入した空気、および、ポンプ室20B内の空気は、排気口20Eから排気される。このように、圧電振動板30の振動に伴い、ポンプ室20B内に圧変動が生じる。これに起因して、吸気口20Dから流入した空気は、排気口20Eから排気される。すなわち、圧電振動板30の振動によってオゾン発生装置1内に生じる気流により、放電室20A内で発生したオゾンは、装置外へと排出される。
このポンプ室20Bは、放電室20Aと高さ方向に重ねて形成されているため、圧電体板11の主面に沿った平面方向に大きくなることを抑制できる。また、簡易な構成で、オゾン発生装置1内に空気を取り込み、オゾン化させた空気を排出することができる。
なお、圧電体板11、入力電極12A,12B、出力電極13A,13Bは、製造容易のため、平面視で円形としているが、正多角形であってもよい。また、筐体20を誘電体で形成し、筐体20に放電電極16A,16Bを形成しているが、誘電体を別途設け、その誘電体が、出力電極13A,13Bと放電電極16A,16Bとの間に介在するよう構成してもよい。また、圧電トランス10と誘電体との間に間隙を設けなくてもよい。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係るオゾン発生装置2を示す図である。図7(A)は、オゾン発生装置2が備える圧電トランス40の平面図、図7(B)は、(A)のVII−VII線における断面図である。
オゾン発生装置2は、誘電体で形成された筐体50を備えている。図1に示す筐体20は断面で示している。筐体50は、放電室50Aとポンプ室50Bとを形成している。
放電室50Aとポンプ室50Bとは、オゾン発生装置2の高さ方向に重なっていて、連通孔50Cにより繋がっている。また、筐体50には、装置外部から空気を取り込む吸気口50Dと、装置内の空気を外部へ排気する排気口50Eとが形成されている。吸気口50Dおよび排気口50Eは、放電室50Aに連通している。また、連通孔50Cと排気口50Eとは、高さ方向において、同一直線上に位置するよう形成されている。
放電室50Aには、圧電トランス40が設けられている。圧電トランス40は、板状の圧電体板41を備えている。圧電体板11は、平面視で円形であり、中心部に開口41Hが形成されている。この開口41Hは、後述するが、発生したオゾンの排出流路となる。
圧電体板41の両主面には、入力電極42A,42Bと、出力電極43A,43Bとが、径方向に沿って間隙をおいて形成されている。出力電極43A,43Bは、平面視で円形状であり、圧電体板11の中央部に形成されている。また、出力電極43A,43Bは、平面視で、圧電体板41の開口41Hと重合する位置に、開口が形成されている。入力電極42A,42Bは、平面視で円環状であり、出力電極43A,43Bを囲っている。入力電極42A,42Bと出力電極43A,43Bとは、径方向に間隙をおいて形成されている。そして、圧電体板41における間隙部分の領域41Aは、図7(B)の矢印に示すように、径方向に分極されている。また、圧電体板41の入力電極42A,42Bが形成された領域は、厚み方向に分極されている。
圧電トランス40は、実施形態1と同様、支持電極15A,15Bにより、筐体50の放電室40A内に支持されている。支持電極15A,15Bは、振動する圧電体板11のノード点に一致する位置に形成されている、入力電極42A,42Bの支持領域42Sに固定されている。
筐体50の出力電極43A,43Bが対向する領域であって、連通孔50Cと排気口50Eとの周囲には、放電電極17A,17Bが設けられている。放電電極17A,17Bは、放電電極17A,17Bは、平面視で円形であってもよいし、多角形であってもよい。
本実施形態2に係るオゾン発生装置2のオゾン発生の原理は、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
ポンプ室50Bには、圧電振動板30が設けられている。圧電振動板30の構造は、実施形態1と同様である。
図8は、圧電振動板30の振動に伴う、オゾン発生装置2内の気流について説明する図である。図8(A)は、圧電素子31が伸びる場合、図8(B)は、圧電素子31が縮む場合をそれぞれ示す。なお、図8では、放電室20A内の圧電トランス10の図示は省略している。
圧電素子31が伸びた場合、図8(A)に示すように、圧電振動板30は外側に断面円弧状に突出する。このとき、吸気口50Dから流入した空気は、放電室50Aから連通孔50Cを通り、ポンプ室50Bへと流れ込む。圧電素子31が縮んだ場合、図8(B)に示すように、圧電振動板30は内側に断面円弧状に突出する。このとき、吸気口50Dから流入した空気は、排気口50Eから排気され、また、ポンプ室50B内の空気は、連通孔50Cを通り、排気口50Eから排気される。このように、圧電振動板30の振動に伴い、ポンプ室50B内に圧変動が生じる。これに起因して、吸気口50Dから流入した空気は、排気口50Eから排気される。圧電振動板30の振動によってオゾン発生装置2内に生じる気流により、すなわち、放電室50A内で発生したオゾンは、装置外へと排出される。
ここで、オゾンの排出流路となる連通孔50C、排気口20Eおよび開口41Hは、略一直線上に位置している。このため、ポンプ室50B内から排出される空気は、連通孔50C、圧電体板41の開口41Hおよび排気口20Eを通りやすい。また、オゾンの排出流路を圧電トランス40におけるオゾンが発生する領域に形成することで、オゾンを効率よく外部へ排出できる。
また、ポンプ室50Bから排気口20Eへのオゾン排出流路は最短となる。このため、この経路近傍にある内部配線または圧電体板41(PZT)が、オゾンにより劣化することを最小限に抑えることができる。さらに、オゾン排出流路を最短にすることで、オゾン発生装置2を小型化、低背化できる。
1,2…オゾン発生装置
2…オゾン発生装置
10…圧電トランス
11…圧電体板
11A…領域
12A,12B…入力電極
12S…支持領域
13A,13B…出力電極
15A,15B…支持電極
16A,16B…放電電極
17A,17B…放電電極
20…筐体
20A…放電室
20B…ポンプ室
20C…連通孔
20D…吸気口
20E…排気口
30…圧電振動板
31…圧電素子
32…電極
33…ダイヤフラム
40…圧電トランス
40A…放電室
41…圧電体板
41A…領域
41H…開口
42A,42B…入力電極
42S…支持領域
43A,43B…出力電極
50…筐体
50A…放電室
50B…ポンプ室
50C…連通孔
50D…吸気口
50E…排気口

Claims (10)

  1. 圧電体板と、前記圧電体板に形成された入力電極および出力電極を有し、前記入力電極に印加される電圧の昇圧電圧が前記出力電極に現れる板状の圧電トランスを備えたオゾン発生装置において、
    前記出力電極は、前記圧電体板の中央部の両主面にそれぞれ形成され、
    前記入力電極は、前記圧電体板の前記中央部を囲う領域の両主面にそれぞれ形成され、
    前記出力電極に対向して設けられた放電電極と、
    前記出力電極と前記放電電極との間に設けられた誘電体と、
    を備えている、オゾン発生装置。
  2. 前記出力電極と前記誘電体との間には空隙が設けられている、
    請求項1に記載のオゾン発生装置。
  3. 前記圧電体板は、前記中央部に、前記圧電体板の主面の法線方向に沿って形成された貫通孔を有し、
    前記出力電極は、平面視で前記貫通孔に重合する位置に形成された開口を有している、
    請求項2に記載のオゾン発生装置。
  4. 前記圧電体板および前記出力電極は、平面視で円形状であり、
    前記入力電極は、平面視で、前記出力電極を囲うように形成された円環状である、
    請求項1から3のいずれかに記載のオゾン発生装置。
  5. 前記圧電トランスを収容する放電室と、
    前記放電室内に流体を流すポンプ部と、
    を備えている請求項1から4のいずれかに記載のオゾン発生装置。
  6. 前記流体は酸素を含む気体である、請求項5に記載のオゾン発生装置。
  7. 前記放電室の前記出力電極に対向する領域は、前記誘電体で形成されている、
    請求項5または6に記載のオゾン発生装置。
  8. 前記放電電極は、前記誘電体の壁面または内部であって、前記出力電極と対向する領域に設けられている、
    請求項7に記載のオゾン発生装置。
  9. 前記ポンプ部は、
    前記放電室と空間的に繋がるポンプ室と、
    前記ポンプ室内の流体を流動させる振動板と、
    を有している、請求項5から8のいずれかに記載のオゾン発生装置。
  10. 前記ポンプ部は、
    前記圧電トランスの主面の法線方向からの平面視で、前記圧電トランスと重なる位置に設けられている、
    請求項9に記載のオゾン発生装置。
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