JP2020170703A - 圧電トランス - Google Patents

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Doellgast Bernhard
ベルハルド デルガスト,
フランツ リナー,
Rinner Franz
フランツ リナー,
パヴォル クデラ,
Kudela Pavol
パヴォル クデラ,
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Abstract

【課題】圧電トランスの出力領域における鋭いエッジでの電圧ピークの発生を防止する。【解決手段】圧電トランス1は、1つの入力領域4および1つの出力領域5を有する1つの円柱状の基体2を備え、当該基体2の円柱軸3は長手方向に延在しており、当該入力領域4は、印加された交流電圧を機械的振動に変換するように構成されており、当該出力領域5は、機械的振動を電圧に変換するように構成されている。上記出力領域5は、1つの単一の圧電層12を備え、当該圧電層12は上記長手方向に分極されている。上記入力領域4には、1つの第1の圧電層と1つの第2の圧電層とが重なって巻回されており、当該第1の圧電層上には1つの第1の内部電極が配設されており、そして当該第2の圧電層上には1つの第2の内部電極が配設されており、当該第1の圧電層および当該第2の圧電層はそれぞれ、上記長手方向に対して垂直な径方向に分極されている。【選択図】図1

Description

本発明は圧電トランスに関する。この圧電トランスは、プラズマの発生、具体的には非熱大気圧プラズマの発生に使用することができる。
圧電トランスは、共振トランスの1つの構造形態であり、これは圧電現象に基づいたものであり、従来の磁気トランスとは対照的に、1つの電気機械システムとなっているものである。
矩形の断面を備える圧電トランスが知られている。図4は、従来技術で公知のこのような圧電トランス1を示す。この圧電トランス1は、1つの入力領域4および1つの出力領域5を備える。この入力領域4において、この圧電トランス1は、電極(複数)7,8を備える。これらの電極には1つの交流電圧が印加されてよい。この入力領域4において、圧電効果の結果、この交流電圧が機械的振動に変換され、この機械的振動は今度は出力領域5において高電圧に変換される。
非特許文献1には、圧電トランス1をプラズマの点火用に用いることができることが開示されている。ここにはプラズマの点火が、側面の長手方向エッジ(複数)15でも、また出力側の端面のエッジ(複数)13でも起こることが記載されている。
図4には、上記の入力領域4側でない、出力側の端面13でのプラズマの点火部16、および側面エッジ15でのさらなるプラズマの点火部17が示されている。電位は出力領域5の表面に沿って均等には分布しておらず、むしろこの出力側の端面13から数ミリメートル離れた1つの極大部を備えている。このため具体的にはエッジ15の沿って配設されたプラズマ点火部(複数)17が生じ、そしてこれらのプラズマ点火部は、端面13から数ミリメートル離れている。
しかしながら上記の非特許文献1には、上記の側面エッジ15での点火部17は、フィードバックをもたらし、このフィードバックでは大きな機械的応力が出力領域5における圧電材料に生成され、この機械的応力は、この圧電トランス1の動作において亀裂をもたらし得る。これによってこの圧電トランス1の寿命が低減される。
さらに棒形状の圧電トランスも知られている。これらはたとえば特許文献1および特許文献2に記載されている。これらのトランスは、手間のかかる構造を備えている。これらの特許文献は1つの管状のトランスを記載し、このトランスはその入力領域に2つの電極を備え、これらの電極間に高電圧が生成される。さらに出力領域は複数の領域を備え、これらの領域は互いに反対方向に分極されている。さらに、入力領域は2つの領域に分割されてよく、これらの領域は互いに反対向きに駆動される。
国際公開第2007/006298A2号パンフレット 欧州特許第1062702B1号明細書
Ito et al., "Discharge plasmas generated by piezoelectric transformers and their applications", Plasma Sources Sci. Technol. 15 (2006)
本発明の課題は、1つの改善された圧電トランスを提示することであり、この圧電トランスは、具体的にはその出力領域における鋭いエッジでの電圧ピークの発生を防止する。
これらの課題は請求項1に記載の圧電トランスによって解決される。
1つの圧電トランスが提示され、この圧電トランスは、1つの入力領域および1つの出力領域を有する1つの円柱状の基体を備え、ここでこの基体の円柱軸は長手方向に延在している。この入力領域は、印加された交流電圧を機械的振動に変換するように構成されている。この出力領域は、機械的振動を電圧に変換するように構成されている。この出力領域は、1つの単一の圧電層を備え、この圧電層は上記の長手方向に分極されている。上記の入力領域には、1つの第1の圧電層と1つの第2の圧電層とが重なって巻回されており、この第1の圧電層上には1つの第1の内部電極が配設されており、そしてこの第2の圧電層上には1つの第2の内部電極が配設されている。
この第1の圧電層およびこの第2の圧電層はそれぞれ、上記の長手方向に対して垂直な径方向に分極されている。
上記の基体の円柱状の形状によって、鋭いエッジの無いように成形されたものが提供される。このようにして鋭いエッジでの電界ピークの発生を避けることができる。これに対応して、プラズマの制御されない点火またはこのプラズマ点火の場所が端面から望ましくない移動を起こす等の、この電界ピークに依存する問題を避けることができる。上記の円柱形状の基体は、ある程度コストのかかる製造方法を必要とするが、しかしながらこの場合には従来の矩形形状の基本的な欠点が克服され、こうして全体としてこの円柱状の基体の利点が上回ることになる。
上記の入力領域と上記の出力領域との間には、絶縁層は全く設けられていない。むしろ上記の入力領域の第1および第2の圧電層は、直接上記の出力領域の圧電層に接触している。このようにして上記の入力領域に励起された機械的振動が減衰されずに上記の出力領域に伝達され、そしてエネルギーは全く損失されないことを確実にすることができる。
本発明による圧電トランスは、1つの駆動回路と接続されていてよく、この駆動回路は、上記の入力領域に交流電圧を印加するように構成されている。ここでこの交流電圧の周波数は、この圧電トランスがその共振周波数を用いて、あるいはその共振周波数の高調波を用いて駆動されるように設定することができる。上記の出力領域は、1つの単一の圧電層を備え、この圧電層は全体に渡って1つの単一の分極方向に分極することができる。この出力領域の圧電層の分極方向は、上記の長手方向である。こうしてこの出力領域の圧電層全体は、1つの単一の方向に分極することができる。この方向は、上記の円柱軸が延在している上記の長手方向である。上記の出力領域は、特にこの方向に反対側の向きの方向に分極されている部分領域を含まない。こうしてこの圧電トランスの簡単な構造がもたらされる。
上記の出力領域は、特に対電極を含まないようにすることができる。これに対応して、プラズマはこの圧電トランスの出力領域と周囲との間で点火することができる。
上記の第1の内部電極および上記の第2の内部電極は、上記の入力領域において、巻貝状に巻回することができる。これに対応して、上記の長手方向に対して垂直な方向においては、この第1の内部電極とこの第2の内部電極とは交互に重ねて積層することができる。これによってこの入力領域は、この径方向で機械的振動を引き起こすように構成されている。この入力領域は、31モードで振動を引き起こすことができる。
この巻回された構造は、製造技術的には簡単に実現することができる。具体的には、この構造は、電極ペーストを用いて印刷された2つのシートによって、容易に製造することができ、そしてコストのかかるパターニングを全く必要としない。
本発明による圧電トランスは、ほぼ回転対称とすることができる。この回転対称のおかげで、長手方向に延在している外面に沿った制御されないプラズマ放電が生じないようにされる。
上記の出力領域は、上記の入力領域から離れた方のこの出力領域の端面と、このトランスの周囲との間に高電圧を生成するように構成されている。これに対応してこの出力領域には、全く対電極が設けられていなくともよい。この圧電トランスによってその出力領域に生成された電圧は、対電極無しにこのトランスの周囲に対する電位差のみでプロセスガスをイオン化するのにむしろ充分な位である。以上により、対電極を省略することができ、この圧電トランスは省スペースの構造とすることができる。
上記の出力領域は、長手方向において上記の入力領域と直接繋げることができる。具体的には、上記の圧電トランスには、出力領域と入力領域とを分離する絶縁層が無くともよい。これに応じてこの出力領域には、電極を全く必要としない。
具体的にはこの出力領域の圧電層は、上記の入力領域の第1の圧電層および第2の圧電層に直接繋げることができる。ここでこの出力領域の圧電層は、上記の入力領域のこれらの圧電層に対して長手方向で隣接していてよい。
上記の入力領域の第1の圧電層および上記の入力領域の第2の圧電層は、互いに反対方向に分極されており、ここでこの第1の圧電層の分極方向も、またこの第2の圧電層の分極方向も、上記の長手方向に対して垂直な径方向である。このようにしてこれらの層の巻回によって入力領域が構築され、この入力領域は、径方向での振動を励起することができる。ここで径方向とは、上記の円柱軸に対して垂直であるか、あるいはこの円柱軸から垂直に離れる方向を意味している。
上記の基体は、1つの中空円筒または中身の詰まった1つの円柱形状を備えてよい。中身の詰まった円柱形状の利点は、この基体の総体積を圧電活性な層として使用することができることである。中空円筒状の基体の利点は、1つの心棒に層(複数)を巻き付けることができるという極めて簡単な製造方法であるということである。
上記の入力領域の層(複数)は、上記の第1の内部電極がこの入力領域の外面で部分的に露出され、そして上記の第2の内部電極がこの入力領域の外面で部分的に露出されるように巻回することができる。ここでこれらの露出された領域はそれぞれ、この入力領域の外部電極となるように厚膜化することができる。これに適合してこの圧電トランスは、これらの露出された領域でこれらの内部電極に接続することができる。
本願に説明されている、上記の2つの内部電極の領域が圧電トランスの外面上で露出されている構成体は、上記の第1の圧電層および上記の第2の圧電層が、それぞれ巻回される1つのシートから形成され、この際これらのシートのその長さが異なることで実現することができる。
上記の第1の内部電極は、上記の入力領域の外面で露出され、そしてその厚さが厚膜化されている1つの領域を備えることができる。上記の第2の内部電極は、上記の入力領域の外面で露出され、そしてその厚さが厚膜化されている1つの領域を備えることができる。これらの領域は、この圧電トランスの外部電極(複数)として用いることができる。これらの第1および第2の内部電極のそれぞれの領域の厚膜化によって、充分なはんだ付け作業性を保証することができる。さらにこれらの厚膜化された、外面で露出された領域は、この厚膜化のおかげで摩耗による損傷に対してそれほど弱くはない。
上記の圧電トランスは、具体的にはローゼン型のトランスであってよい。
本発明のもう1つの態様は、上述の圧電トランスを備えるプラズマ発生用の1つの装置に関する。ここでたとえばこの圧電トランスに沿ってプロセスガスが導入され、そしてこのトランスの出力領域で生成される高電圧によってイオン化される。この装置は、特に非熱大気圧プラズマの生成用に設計されている。
以下では、図を参照して、本発明を詳細に説明する。
1つの圧電トランス1を斜視図で示す。 1つの中空円筒のトランスの断面を示す。 1つの第2の実施形態例による、1つの圧電トランスの断面を示す。 従来技術で公知の1つの圧電トランスを示す。
図1は、1つの圧電トランス1を斜視図で示す。この圧電トランス1は1つの円柱形状の基体2を備える。ここでこの基体2は、長手方向Lに延在しており、円柱軸3はこの長手方向に配設されている。
この基体2は、1つの入力領域4および1つの出力領域5を備える。この出力領域5は、長手方向Lで直接この入力領域4に接続している。具体的には、この入力領域4とこの出力領域5との間には、他の絶縁層は全く設けられていない。
圧電トランス1は、その入力領域4に印加される交流電圧を、出力領域5に印加される電圧に変換するように構成されている。ここでこの入力領域4には、たとえば25V未満の低電圧が印加され、この低電圧は、出力領域5に印加される高電圧に変換される。
この入力領域4は、印加される交流電圧を機械的振動に変換するように構成されている。次にこの機械的振動は出力領域5に伝播する。この出力領域5は、機械的振動を電圧に変換するように構成されており、ここでこの電圧は高電圧であり得る。
入力領域4は、1つの第1の圧電層6を備え、この圧電層上に、1つの第1の内部電極7が配設されている。さらにこの入力領域4は、1つの第2の圧電層8を備え、この第2の圧電層上に、1つの第2の内部電極9が配設されている。これら2つの圧電層6,8は、巻貝形状に巻回されており、こうして円柱軸3から外側に向かう径方向Rにおいて、上記の第1の内部電極7と上記の第2の内部電極9とが重なって配設されている。
上記の第1の圧電層6および上記の第2の圧電層8は、それぞれ径方向Rにおいて分極されており、ここでこの第1の圧電層6の分極方向は、上記の第2の圧電層8に対して反対向きとなっている。これに対応してこれらの圧電層の1つの分極方向は、円柱軸3に向かっており、そして別の圧電層の分極方向は、この円柱軸から離れる向きとなっている。
ここでこの第1の内部電極7とこの第2の内部電極9との間に交流電圧が印加されると、これよりこれらの圧電層6,8に径方向Rにおいて長さ変化が励起される。この長さ変化は、機械的な波として長手方向Lに伝播し、そしてこうして出力領域5に到達する。
第1の圧電層6および第2の圧電層8は、入力領域4の外面上の第1の電極7の領域10が露出されるように、この入力領域4に対して巻回されている。この内部電極7の領域10は、この第1の内部電極7の他の領域より大きな厚さとなるように厚膜化されている。この第1の内部電極7の厚膜化された領域10は、第1の外部電極を形成しており、この第1の外部電極を用いて、この第1の内部電極を電気的に接続することができる。この第1の内部電極7の領域10は、ここに他の接続部材をはんだ付けすることができるように構成されており、この接続部材を介してこの圧電トランス1は駆動回路と接続することができる。
さらに第2の内部電極9の1つの領域11は、入力領域4の外面上に配設されている。この第2の内部電極9の領域11もその厚さが厚膜化されており、そして第2の外部電極を形成し、この第2の外部電極を用いて第2の内部電極9を電気的に接続することができる。具体的には、この第2の内部電極9の領域11は、同様にここに他の接続部材をはんだ付けすることができるように構成されており、この接続部材を介してこの圧電トランス1は駆動回路と接続することができる。
図1には、上記の領域10,11によって形成される外部電極(複数)が、それぞれ入力領域4の半周に渡って延在していることが示されている。これらの外部電極の接続は、クランプ、はんだ付けまたは他の技術を用いて行うことができる。
出力領域5は、1つの単一の圧電層12を備え、この圧電層は全体に渡って1つの単一の分極方向に全体が分極されている。この出力領域5の圧電層12は、長手方向Lにおいて分極されている。これに対応してこの出力領域5は、この長手方向Lにおける機械的振動を電圧に変換するように構成されている。
ここで入力領域4に機械的な波が励起されると、この波は出力領域5に伝播し、これにより圧電効果の結果、この出力領域5の圧電層12に電圧が生成される。ここでこの電圧は、具体的には高電圧であり得る。この入力領域4側でない、出力領域5の端面13には、こうしてこの圧電トランスの周囲に対して高電圧が印加される。この圧電トランス1がプラズマ生成用の装置に用いられると、これによりこのプラズマはこの出力領域5の端面13で点火される。これはここに周囲に対して大きな電圧が印加されるからである。
具体的には、出力領域5は、長手方向Lに延在する鋭いエッジを全く備えていない。さもなければこのような鋭いエッジでは、局所的な高電界が生じ、この高電界は、制御されないプラズマ放電をもたらし得る。上記の出力領域5の円柱形状の構成のおかげで、この出力領域5の長手方向に延在する外面には、エッジが全く無い。したがって最大の電界はこの端面13に印加される。これに対応してこの端面13に、プラズマ発生器において所望に使用することができるようなプラズマ点火が生じる。
基体2は、1つの中空円筒の形状を備える。具体的には入力領域4も、また出力領域5も、1つの中空円筒の形状を備える。
図2は、長手方向Lに対して垂直な断面における、1つの中空円筒圧電トランス1の入力領域4の断面を示す。ここで第1および第2の圧電層6,8の分極方向が、矢印で示されている。図2に示すトランス1は、補強された領域10,11の大きさが図1に示すトランスと異なるだけである。ここでこれらの補強された領域は、それぞれ角度方向の大きさで30°〜60°の大きさを覆っている。
図1および2に示す中空円筒形状を有する圧電トランス1は、以下のようにして製造することができる、後に第1の圧電層6を形成する第1のセラミックシート上に、この圧電トランス1において第1の内部電極7を形成することになるペーストが塗布される。後に第2の圧電層8を形成する第2のセラミックシート上に、ペーストが同様に塗布され、ここでこのペーストは第1の内部電極9を形成することになる。
これら2つのシートは、上下に重なって置かれ、そして1つの心棒に巻回される。この際これらのシートは、第1の内部電極7の1つの領域10も、また第1の内部電極9の1つの領域11も、この巻回体の外面上に配設されるように寸法決めされる。この構成は、たとえば異なる長さのシートによって達成することができる。
この状態において、圧電トランス1はさらに加工される。グリーン状態における高密度化は、上記の心棒上での等圧プレス、または押圧無しにペースト状の中間層によって行うことができる。次のステップにおいて、このトランスは脱バインダされて焼結することができる。後に上記の心棒は抜き取られ、こうして基体2の内部領域には、長手方向Lに延在する1つの円柱状の空洞14が生じる。上記の心棒上には、場合により1つの薄い担体シートが巻回されてよく、この担体シートは、圧電トランス1をこの心棒から取り外す際に、この心棒の抜き取りを容易にすることができる。この担体シートは、この心棒の抜き取りの際に、この圧電トランス1からも取り外される。
上記の心棒への巻回のおかげで、本願で説明した製造方法はとりわけ高速に、そして少ない手間で実施することができる。
図3は、1つの第2の実施形態例による、1つの圧電トランス1の入力領域4の断面を示す。この第2の実施形態例による圧電トランス1は、基体2が1つの中身の詰まった円柱形状を備えることが、図1に示す第1の実施形態例と異なっている。具体的には、入力領域4も、また出力領域5も、1つの中身の詰まった円柱形状を備えている。
この中身の詰まった円柱形状の圧電トランス1は、上記の中空圧電トランス1の静電容量に相当する、第1の内部電極7と第2の内部電極9との間の静電容量を、より小さな直径で実現することができる。これによりこの第1の実施形態例は、具体的には、トランスの必要スペースに厳しい条件を要求するアプリケーションに適している。
本発明による圧電トランス1は、プロセスガスのイオン化によるプラズマの生成用に、またはオゾン発生用に使用することができ、このオゾン発生では空気がイオン化される。
1 : 圧電トランス
2 : 基体
3 : 円柱軸
4 : 入力領域
5 : 出力領域
6 : 第1の圧電層
7 : 第1の内部電極
8 : 第2の圧電層
9 : 第2の内部電極
10 : 第1の内部電極の1つの領域
11 : 第2の内部電極の1つの領域
12 : 圧電層
13 : 端面
14 : 空洞
15 : エッジ
16 : プラズマの点火
17 : プラズマの点火
L : 長手方向
R : 径方向

Claims (10)

  1. 圧電トランス(1)を備えるプラズマ発生装置であって、前記圧電トランス(1)は、
    1つの入力領域(4)および1つの出力領域(5)を有する1つの円柱状の基体(2)を備え、
    前記基体(2)の円柱軸(3)は長手方向(L)に延在しており、
    前記入力領域(4)は、印加された交流電圧を機械的振動に変換するように構成されており、
    前記出力領域(5)は、機械的振動を電圧に変換するように構成されており、
    前記出力領域(5)は、1つの単一の圧電層(12)を備え、当該圧電層は前記長手方向(L)に分極されており、
    前記入力領域(4)には、1つの第1の圧電層(6)と1つの第2の圧電層(8)とが重なって巻回されており、当該第1の圧電層上には1つの第1の内部電極(7)が配設されており、そして当該第2の圧電層上には1つの第2の内部電極(9)が配設されており、当該第1の圧電層(6)および当該第2の圧電層(8)はそれぞれ、前記長手方向(L)に対して垂直な径方向(R)に分極され、
    前記出力領域は、円柱状の構成のためにエッジがなく、その結果、エッジに沿った局所的な高電界、および制御されないプラズマ点火が回避される、ことを特徴とするプラズマ発生装置。
  2. 前記出力領域(5)は、前記入力領域(4)から離れた方の前記出力領域(5)の端面(13)と、前記圧電トランス(1)の周囲との間に高電圧を生成するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマ発生装置。
  3. 前記出力領域(5)は、前記長手方向(L)で直接前記入力領域(4)に接続していることを特徴とする、請求項1または2に記載のプラズマ発生装置。
  4. 前記出力領域(5)の圧電層(12)は、前記入力領域(4)の前記第1の圧電層(6)および前記第2の圧電層(8)に直接繋がっていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  5. 前記入力領域(4)の前記第1の圧電層(6)および前記入力領域(4)の前記第2の圧電層(8)は、互いに反対方向に、径方向(R)で分極されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  6. 前記基体(2)は、1つの中空円筒の形状を備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  7. 前記基体(2)は、中身の詰まった1つの円柱形状を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  8. 前記入力領域(4)の複数の層は、前記第1の内部電極(7)が前記入力領域(4)の外面で部分的に露出され、そして前記第2の内部電極(9)が前記入力領域(4)の外面で部分的に露出されるように巻回されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  9. 前記第1の内部電極(7)は、前記入力領域(4)の外面で露出され、そしてその厚さが厚膜化されている1つの領域(10)を備え、
    前記第2の内部電極(9)は、前記入力領域(4)の外面で露出され、そしてその厚さが厚膜化されている1つの領域(11)を備える、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
  10. 前記圧電トランス(1)は、ローゼン型のトランスであることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のプラズマ発生装置。
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