JP5240706B2 - バー型イオン発生器及び除電器 - Google Patents

バー型イオン発生器及び除電器 Download PDF

Info

Publication number
JP5240706B2
JP5240706B2 JP2008005392A JP2008005392A JP5240706B2 JP 5240706 B2 JP5240706 B2 JP 5240706B2 JP 2008005392 A JP2008005392 A JP 2008005392A JP 2008005392 A JP2008005392 A JP 2008005392A JP 5240706 B2 JP5240706 B2 JP 5240706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
electrode
support plate
shaped case
element support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008005392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009170198A (ja
Inventor
誠一 平澤
正明 辻
章文 瀬戸
康文 穂積
進 斎藤
秋徳 柴田
明 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2008005392A priority Critical patent/JP5240706B2/ja
Publication of JP2009170198A publication Critical patent/JP2009170198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5240706B2 publication Critical patent/JP5240706B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

本発明はバー型イオン発生器及び除電器に関し、詳しくは効率的なイオン生成が可能であり、メンテナンス性及び取扱性に優れたバー型イオン発生器及び除電器に関する。
一般的な従来のイオン発生器・除電器は、例えば、従来型除電器の場合では、先鋭な針形状のイオン発生電極に高電圧電源より高電圧を印加して、コロナ放電を生じさせ、空気をイオン化する。針形状のイオン発生電極は、対極する接地電極との間で、コロナ放電を効率的に発生する必要があるため、ある一定の絶縁距離を確保することが必要となり、イオン発生を構成するためのスペースに制約があり、効率的な除電器の小型化に限界が生じるという課題を有していた。
また、長期間の使用により、針形状のイオン発生電極は、チリなどの堆積や物理スパッタリングによる摩耗などの影響により、コロナ放電が生じ難くなり、イオン発生効率が低下する傾向にあった。また、針形状のイオン発生電極と対向し、放電を安定させるために設けられた接地電極についても、高電圧による静電吸着及びイオン発生電極の物理スパッタリングなどにより、チリなどの堆積が生じ表面の汚れが進行し、イオン発生効率を低下させる要因ともなっていた。
したがって使用者は定期的に、針形状のイオン発生電極先鋭部の清掃または交換、さらに接地電極及びその周辺の清掃を行ない、イオン発生効率を改善するためのメンテナンス作業を強いられることになる。かかるメンテナンス作業は、先鋭部を有する構造体内部の清掃であり、さらに高電圧が印加されている部分でもあるため、作業は危険かつ煩わしいものとなっている。
そこで、イオン発生電極を針形状ではなく板状の誘電体に放電電極と誘導電極を配設した板状のイオン発生素子が開発された(特許文献1〜3参照)。
特許文献1〜3に示す技術では、誘電体を介し放電電極と誘導電極との間で高電圧電源を印加して局所で且つ連続的に放電させイオンを発生させるため、物理的な先鋭構造を持たないフラットな形状となっている。また局所部分での放電を利用している為、針形状のイオン発生電極に比べ、低電圧、低消費電力で同等のイオン量を発生させることが可能になり、さらに、放電電極にコーティング層なる絶縁保護層を形成することで、電極の劣化や沿面への電流リーク、更にはメンテナンス性向上が可能になるため、針形状のイオン発生電極が抱えていた問題が低減されている。
しかし、上記のような誘電体を介して形成された電極構造によるイオン発生は、比較的高周波な電力を供給しなければ電極間のインピーダンスが大きくなるため、効率が極端に低下しイオンを発生することができなくなる。
そして、例えば、AC型電源を印加することで1つのイオン発生素子から正イオンと負イオンを周期的に交互に発生させる構成では、高周波高電圧電源を印加した場合、正イオン及び負イオンの生成時間間隔が非常に短いため、生成されたイオンが次の周期で生成される逆極性のイオンと中和し、電気的に安定となり、非常にイオンが飛び出しにくく、結果的に全体としての発生効率が減少してしまうという欠点を有している。
また、イオン濃度の調整が容易な高周波成分を含む直流成分を有する高電圧電源(パルス波など)を印加した場合では、正極性の直流成分を有する高電圧電源を印加することで生成された正イオンがクーロン力による反発作用で、上述の高周波高電圧電源を印加した場合に比べて、広域にイオンが飛び出し中和を防止することが可能となる。しかし、どちらか一極性のみのイオン発生となるため、両極性のイオンを必要とするイオン発生器や除電器の場合、少なくとももう一組の計2組の装置を必要とするので、コスト及び省スペースの点でのメリットが見込めない。
また、両極性のイオンを必要とする場合は、例えば、少なくとも2つのイオン発生素子を使用して、正イオン及び負イオンを発生させるが、それぞれのイオン発生素子の取り付け位置関係によってイオン発生能力にバラツキが生じ易い。即ち、夫々のイオン発生素子の距離が比較的近い場合は、生成されたイオン同士の中和により、全体としてのイオン発生効率が低下し、またイオン発生素子の距離が遠い場合は、空間的にイオンのアンバランスした箇所が生じる。そのため、用途・サイズの違うアプリケーションを製品化する際に、イオン発生素子の取り付け位置による能力差を考慮して最適条件を導き出さなくてはならないので、製品展開を考えた上でのコストへの影響は大きい。
また、省スペース化させるために2つのイオン発生素子をワンパッケージ化し、各極性の直流高電圧電源を印加することも可能であるが、正イオン発生の放電電極と負イオン発生の放電電極とで、空間的に近接しているため正イオンと負イオンの混ざり合いによる中和が増大し、全体としての発生効率が減少してしまう。また、イオン発生素子の構造をとっても、2つの素子を製造した場合と等価なため、コストメリットも見込めない。
本発明者は、上記した従来の課題を解決するために、少なくとも2つの面を有する誘電体と、該誘電体の少なくとも2つの面に配設される少なくとも2つの放電電極と、前記誘電体の内部に配設されて前記少なくとも2つの放電電極の作用を受ける誘導電極とを有してなるイオン発生素子、イオン発生器及び除電器を先に提案した(特許文献4参照)。
この先提案技術は、1つのイオン発生素子で正イオンと負イオンの両イオンを発生させることができ、しかも発生効率が高いと共に発生能力のバラツキが少なく安定しており、更に低コスト及び省スペース化が可能なものである。さらにイオン発生素子を配設したイオン発生器では、イオン発生素子を気流環境下に配設することにより、発生したイオンを容易に送出することが可能である。
更に本発明者は、イオン発生素子をプラグ+ソケット状として脱着可能な構成とすることで交換時や清掃時等のメンテナンス性を向上させたイオン発生素子、イオン発生器及び除電器を次に提案した(特許文献5参照)。
特開2003−323964 特開2003−249327 特開2004−105517 特開2006−228641 特開2006−228646
本発明者は、これらの先提案技術について更に研究を続けた結果、イオン生成がより効率的となり、交換・清掃等のメンテナンス性及び取扱性をより向上させる必要が生じた。
そこで本発明の課題は、イオン発生効率、メンテナンス性及び取扱性が良好で、しかも低コスト化及び省スペース化が可能なバー型イオン発生器及び除電器を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、下記構成を有する。
1.微細な突起を複数有する線状の導電材を用いて構成される放電電極と、該放電電極に対向する線状の導電材を用いて構成される誘導電極と、前記放電電極及び誘導電極に挟まれた誘電体と、を有してなる微細電極イオン発生素子の少なくとも1つ以上をバー状ケースに配設して構成されており、
前記バー状ケースには、電源からの電力を供給する電極が設けられ、
前記微細電極イオン発生素子は、前記バー状ケースに脱着可能に装着される素子支持板の少なくとも1面に配設されており、
該素子支持板には、前記微細電極イオン発生素子の電気接点部を接続し、前記バー状ケースの電極に接続される電極端子が1つ以上設けられているバー型イオン発生器において、
前記電極端子が、素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に設けられており、
前記素子支持板の電極端子が設けられた部分の少なくとも一部及び/又は電極端子が設けられていない部分の少なくとも一部を前記バー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに前記素子支持板を装着する構成であり、
前記素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に、前記バー状ケースに脱着可能に装着される脱着用突起部を有し、
前記脱着用突起部の少なくとも1つ以上に前記電極端子が設けられており、
前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面が、被除電物に対する除電方向と平行となるように配設される構成であり、
前記バー状ケースの被除電物に向き合う部分に開口部が設けられ、該開口部内に前記微細電極イオン発生素子が配設されており、
前記バー状ケースの開口部内が、開口部内の奥から開口部に向かって拡開する構成であり、
しかも、前記バー状ケースの開口部が、開口部内の奥から開口部に向かって、且つ、前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面から離開する方向に向かって拡開する傾斜部を有する構成であり、
発生したイオンを気流によって送出する送出手段が設けられており、
前記送出手段が、前記バー状ケース内にエアーチャンバー部を設け、該エアーチャンバー部を介して前記エアーチャンバー部に連通する送風口から気流を発生させる構成であり、
該送風口が、前記バー状ケースの開口部が有する傾斜部のいずれかの位置に設けられている構成であること、
を特徴とするバー型イオン発生器。
2.請求項1に記載のバー型イオン発生器によって除電する構成であることを特徴とする除電器。
また、本発明の具体的実施態様として、以下の構成を挙げることができる。
(a)前記バー状ケースの開口部が、開口部内の奥から開口部に向かって、且つ前記素子支持板の長手方向外側に向かって拡開する側壁傾斜部を有する構成であることを特徴とする請求項1に記載のバー型イオン発生器。
(b)前記バー状ケースの開口部内に、被除電物に対する除電方向と略一致する整流板を少なくとも1つ以上設けることを特徴とする請求項1又は前記(a)に記載のバー型イオン発生器。
(c)前記バー状ケースの開口部内に、イオン反射部材を配設することを特徴とする請求項1又は前記(a)若しくは(b)に記載のバー型イオン発生器。
(d)前記素子支持板の両面に前記微細電極イオン発生素子が配設されていることを特徴とする請求項1又は前記(a)〜(c)のいずれかに記載のバー型イオン発生器。
(e)前記エアーチャンバー部内に、エアーを乾燥させるヒータが配設されていることを特徴とする請求項1又は前記(a)〜(d)のいずれかに記載のバー型イオン発生器。
(f)請求項1又は前記(a)〜(e)のいずれかに記載のバー型イオン発生器が2つ以上連結可能な構成であることを特徴とするバー型イオン発生器。
(g)連結ベース部材の如き他部材に前記バー状ケースを取り付けることで2つ以上連結可能な構成であることを特徴とする前記(f)に記載のバー型イオン発生器。
(h)バー型イオン発生器を長手方向に連結する構成であることを特徴とする前記(f)又は(g)に記載のバー型イオン発生器。
(i)前記(a)〜(h)のいずれかに記載のバー型イオン発生器によって除電する構成であることを特徴とする除電器。
尚、本発明の参考構成として下記構成を挙げる。
(1)微細な突起を複数有する線状の導電材を用いて構成される放電電極と、該放電電極に対向する線状の導電材を用いて構成される誘導電極と、前記放電電極及び誘導電極に挟まれた誘電体と、を有してなる微細電極イオン発生素子の少なくとも1つ以上をバー状ケ
ースに配設して構成されており、
前記バー状ケースには、電源からの電力を供給する電極が設けられ、
前記微細電極イオン発生素子は、前記バー状ケースに脱着可能に装着される素子支持板の少なくとも1面に配設されており、
該素子支持板には、前記微細電極イオン発生素子の電気接点部を接続し、前記バー状ケースの電極に接続される電極端子が1つ以上設けられているバー型イオン発生器において、
前記電極端子が、素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に設けられており、
前記素子支持板の電極端子が設けられた部分の少なくとも一部及び/又は電極端子が設けられていない部分の少なくとも一部を前記バー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに前記素子支持板を装着する構成であり、
前記素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分が非露出状態となるように被覆部材で被覆されており、該被覆部材が前記バー状ケースに前記素子支持板を脱着可能に装着する脱着構成を有することを特徴とするバー型イオン発生器。
(2)前記被覆部材で非露出状態に被覆された部分の少なくとも1箇所以上に前記電極端子が設けられていることを特徴とする上記(1)に記載のバー型イオン発生器。
(3)前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面が、被除電物に向き合うように配設される構成であることを特徴とする上記(1)又は(2)のいずれかに記載のバー型イオン発生器。
請求項1に示す発明によれば、イオン発生効率、メンテナンス性及び取扱性が良好で、しかも低コスト化及び省スペース化が可能なバー型イオン発生器を提供することができる。
特に、線状材の放電電極と誘導電極とを有してなる微細電極発生イオン素子を素子支持板の少なくとも1面に配設した構成により、物理的な先鋭構造を持たないフラットな形状となり、しかも、該素子支持板をバー状ケースに配設した構成により、被除電物を接触させた場合でも引掛かったり傷付けることがない。
また、イオンの発生が効率的であるため、低電力化・低コスト化に寄与する。
更に、埃付着等によるイオン発生効率の低下時には、バー状ケースから素子支持板を取外すことで放電極に付いた埃を極めて容易に拭取ることができ、寿命となった際の交換時には、バー状ケースから素子支持板を取外し、新たな微細電極イオン発生素子が配設された素子支持板を装着することができるのでメンテナンス性及び取扱性が高い。
更に、微細電極イオン発生素子の配設位置及び構成、バー状ケースへの装着構成等の設計自由度が高い。
更に、電極端子が設けられている部分をバー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに素子支持板を装着する構成とすれば、装着と電気的接続とを同時に行うことができる。
更に、電極端子が設けられていない部分をバー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに素子支持板を装着する構成とすれば、装着と電気的接続とを別構成に分けることで両者が抱えるリスクも分けることができるので問題発生時等の原因究明がより容易となる。
更に、電極端子が設けられている部分と設けられていない部分の両方の部分をバー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに素子支持板を装着する構成とすることもできる。
更に、素子支持板にバー状ケースに装着するための脱着用突起部を設けることにより装着箇所がより明確となり装着時の取扱性が良好となる。
更に、装着と電気的接続とを同時に行うことができる。
更に、微細電極イオン発生素子を素子支持板の両面に配設した場合に該素子支持板が該両面で各々発生するイオンとイオンとの隔壁の役目を果たすことになるのでイオン発生効率が高い。特に、DC出力電源を利用した場合のように、正イオンと負イオンを独立して発生させる構成に好ましい。
更に、除電作業を行う環境等の外乱からの影響を受け難くなると共にイオン発生効率に対する阻害を抑制することができる。また、発生したイオンはバー状ケースの開口部から被除電物目掛けて送出され、被除電物以外への送出が制限されるので除電効果が高い。
に、発生したイオンをバー状ケースの開口部から送出し易くなるだけでなく、イオン発生の際に生成されるオゾンの該開口部内での滞留を抑制することができる。
更に、バー状ケースの開口部内が、開口部内の奥から開口部に向かって、且つ前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面から離開する方向に向かって拡開する傾斜部を有する構成とすることで、被除電物に対するイオンの到達性がより良好となる。また、傾斜部の角度及び/又は長さを調整制御することにより、イオン濃度・空間バランス・イオン拡散性を制御することができる。
更に、発生したイオンを気流によって送出する送出手段が設けられることで、発生したイオンをより遠くまで容易に送出することができる。
更にまた、送出手段が、前記バー状ケース内にエアーチャンバー部を設け、該エアーチャンバー部を介して前記エアーチャンバー部に連通する送風口から気流を発生させる構成とし、送出手段のエアーチャンバー部をバー状ケースに内蔵することで別体構成で付加した態様に比してコンパクト化が可能となる。
請求項2に示す発明によれば、イオン発生効率、メンテナンス性及び取扱性が良好で、しかも低コスト化及び省スペース化が可能な除電器を得ることができる。
前記(a)に示す発明によれば、長手方向へのイオンの拡散性を向上させることができる。
前記(b)に示す発明によれば、発生したイオンが整流された状態で効率的に送出させることができる。
前記(c)に示す発明によれば、発生したイオンをバー状ケースの開口部からの送出性をより向上させることができる。
前記(d)に示す発明によれば、正イオンと負イオンの両イオンを発生させることができる。特に、両イオンを素子支持板の異なる面で発生させることで該素子支持板が両イオン間の隔壁の役目を果たすことになるので正イオンと負イオンの中和を抑制することができ、イオン発生効率が高い。
前記(e)に示す発明によれば、湿気による影響を低減させることができる。
前記(f)に示す発明によれば、長手方向に任意の長さとなるように連結することで除電可能は範囲を所望の長さにすることができ、高さ方向に任意の高さとなるように連結することで除電可能な範囲を所望の高さにすることができる。更に、長手方向と高さ方向の両方向に連結すれば、除電範囲をより広くすることができる。
前記(g)に示す発明によれば、連結構成を安定且つ強固とすることができる。
前記(h)に示す発明によれば、任意の長さとなるように連結することにより、除電可能は範囲を所望の長さにすることができる。
前記(i)に示す発明によれば、イオン発生効率、メンテナンス性及び取扱性が良好で、しかも低コスト化及び省スペース化が可能な除電器を得ることができる。
尚、本発明の参考構成は下記効果を有する。
参考構成(1)によれば、バー状ケースに対する素子支持板の脱着時に被覆部材を持って脱着を行うことができるので、素子支持板の表面に配設された微細電極イオン発生素子に手指が触れることを回避することができる。
参考構成(2)によれば、ソケット&プラグと同様の構成となるので、装着と電気的接続とを同時に行うことができるだけでなく、電極端子を非露出状態とすることにより、電極端子の接触による危険性回避の問題、電極端子から出る発塵抑制の問題、電極端子への埃の付着抑制の問題、電極端子の発生イオン捕捉によるイオン濃度低減の問題等の点で効果を有する。
参考構成(3)によれば、発生したイオンが被除電物に対してより到達し易い。特に、AC出力電源を利用した場合のように、正イオンと負イオンを1つのイオン発生素子や同一面に配設された2以上のイオン発生素子から時間差で発生させる構成に好ましい。
以下、本発明の除電器の詳細について添付図面に基づき説明する。
図1は本発明に係るバー型イオン発生器の一実施例を示す斜視図、図2は素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)は本発明の参考構成を示し、(B)は本発明の構成を示す。}、図3は素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)及び(B)は本発明の参考構成を示し、(C)は本発明の構成を示す。}、図4は素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)及び(B)は本発明の参考構成を示し、(C)は本発明の構成を示す。}、図5は素子支持板の装着構成の参考構成例を示す概略端面図、図6はバー状ケースの他の構成例を示す概略端面図、図7はバー状ケースの他の構成の複数例の概略端面図及び各構成例のイオン発生状況の比較説明図、図8はバー状ケースの他の構成例を示す要部斜視図、図9は本発明に係るバー型イオン発生器の他の実施例を示す斜視図、図10は図9の部分拡大説明図、図11は本発明に係るバー型イオン発生器の他の実施例を示す概略端面図、図12は図11の更に他の実施例を示す概略端面図、図13はバー型イオン発生器の参考構成の一例を示す斜視図、図14は本発明に係るバー型イオン発生器を複数連結した態様の一例を示す斜視図、図15は図8に示す構成のバー状ケースを用いたバー型イオン発生器を複数連結した態様を示す要部斜視図である。
図1に示すように本発明に係るバー型イオン発生器1は、微細電極イオン発生素子2と、該微細電極イオン発生素子2を少なくとも1面に少なくとも1つ以上配設した素子支持板3と、該素子支持板3を脱着可能に装着すると共に電源からの電力を供給する電極41が設けられたバー状ケース4と、を主構成とする。尚、図1は、バー状ケース4に素子支持板3を装着する前の状態を示し、矢符方向に取り付けることでバー状ケース4に素子支持板3を装着することができる。
先ず、微細電極イオン発生素子2について説明する。
微細電極イオン発生素子2としては、微細な突起を複数有する線状の導電材を用いて構成される放電電極と、該放電電極に対向する線状の導電材を用いて構成される誘導電極と、前記放電電極及び誘導電極に挟まれた誘電体と、を有してなる構成を有するものであり、好ましい具体例としては本出願人の先提案技術である前記特許文献4及び5、特公2007−80664、同2007−80663、同2006−228681、同2006−196291等に記載のものを挙げることができる。更に、微細電極イオン発生素子2の放電電極、誘導電極及び誘電体の各構成についても前記先提案技術に記載の構成と同様の構成を採ったものを用いることができる。尚、前記先提案技術に記載の電源(DC型電源、AC型電源)や、イオンバランスの調整(出力電圧のON・OFF制御、出力電流制御、電源のバイアス制御、誘導電極のバイアス制御等)等についても当該文献に記載の構成を参照することができる。
次に、素子支持板3について説明する。
素子支持板3には、微細電極イオン発生素子2の電気接点部を接続し、前記バー状ケース4の電極41に接続される電極端子21が1つ以上(図1では片面に2つ)設けられている。また、図1では、素子支持板3の上面のみ図示されているが、図示されていない下面(裏面)にも微細電極イオン発生素子2を配設することで、該素子支持板3の両面からイオンを発生させる構成とすることが好ましい。
素子支持板3の材質としては、この種のイオン発生器・除電器のイオン発生素子(微細電極体)が取り付けられる部材や支持体として公知公用の部材を用いることができ、例えば、合成樹脂材、ガラス材、ガラス系材(ガラスエポキシ材)、金属材、セラミック材等を特別の制限なく用いることができる。
素子支持板3に設けられる電極端子21は、該素子支持板3の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に設けることができる。尚、両端以外の中間部とは、素子支持板3の両端以外の部分の全域を言うものであり、素子支持板3の中央部分のみを言うものではない。尚また、これらの組合せとは、一端と中間部の組み合わせ、又は両端と中間部の組み合わせのいずれかである。
具体的な位置としては、例えば、図1に示す実施例では、素子支持板3の両端に設けられており、図2の(A)及び(B)に示す実施例についても同様に素子支持板3の両端に電極端子21が設けられており、図3の(A)〜(C)に示す実施例では、素子支持板3の一端に電極端子21が設けられており、図4の(A)〜(C)に示す実施例では、素子支持板3の両端以外の中間部に電極端子21が設けられている。
また、図1に示す実施例では、電極端子21が設けられている素子支持板3の両端部分をバー状ケース4に取り付けることで該素子支持板3を装着する構成となっている。この際、バー状ケース4に取り付けられる部分は電極端子21が設けられた部分の一部であってもよいし、全部であってもよい。電極端子21が設けられている部分をバー状ケース4に取り付けることで該バー状ケース4に素子支持板3を装着する構成とすれば、装着と電気的接続とを同時に行うことができるが、本発明はかかる構成に限定されず、電極端子21が設けられていない部分をバー状ケース4に取り付けることで該バー状ケース4に素子支持板3を装着する構成とすることもできるし、電極端子21が設けられている部分と設けられていない部分の両方の部分をバー状ケース4に取り付けることで該バー状ケース4に素子支持板3を装着する構成とすることもできる。
バー状ケース4への素子支持板3の装着性を高めるために、図2の(B)に示すように素子支持板3の両端部分に脱着用突起部31を形成し、該脱着用突起部31の部分に電極端子21を設ける構成とすることもできる。かかる構成によれば、バー状ケース4への装着性が高まるだけでなく、微細電極イオン発生素子2を素子支持板3の両端部分まで配設することができるのでイオン発生範囲、即ち、除電範囲を広げることができる。尚、図2の(A)に示す参考構成では、脱着用突起部31を形成することなく電極端子21を素子支持板3の両端であって且つ装着方向の端部側に設けることで微細電極イオン発生素子2を該素子支持板3の両端部分まで配設することもできる。
素子支持板3に脱着用突起部31を形成する構成は、図3の(C)に示すように電極端子21を該素子支持板3の一端に配設する態様にも適用することができ、かかる態様の場合、電極端子21が設けられていない他端にも脱着用突起部3を形成する。これらの態様についても、図2の(B)に示す態様と同様にバー状ケース4への装着性が高まるだけでなく、微細電極イオン発生素子2を素子支持板3の両端部分まで配設することができるのでイオン発生範囲、即ち、除電範囲を広げることができる。
また、図4の(C)に示すように電極端子21を該素子支持板3の中間部に配設する態様の場合は、脱着用突起部31を中間部に形成し、該脱着用突起部31に電極端子21を配設することで、図2の(B)に示す態様と同様にバー状ケース4への装着性が高まるだけでなく、電極端子21の配設によって微細電極イオン発生素子2を配設できなかった中間部についても該微細電極イオン発生素子2を配設することができるのでイオン発生範囲、即ち、除電範囲を広げることができる。尚、図4の(C)の態様の場合、素子支持板3の両端には電極端子21が配設されていないので、該両端の部分には元から微細電極イオン発生素子3を配設することは可能である。
脱着用突起部31は、バー状ケース4への素子支持板3の装着性を高めるための構成であり、電極端子21が設けられている部分と該脱着用突起部31の形成位置は必ずしも一致させる必要はなく、図2の(B)、図3の(C)、図4の(C)に示す構成以外の部分に電極端子21の存在とは関係なく形成されていてもよい。
素子支持板3に脱着用突起部31を形成することなく電極端子21を素子支持板3の両端であって且つ装着方向の端部側に設けることで微細電極イオン発生素子2を該素子支持板3の両端部分まで配設する構成について、図3の(B)に示す参考構成では電極端子21を該素子支持板3の一端に配設する態様にも適用することができる。
また、図4の(B)に示す参考構成では電極端子21を該素子支持板3の中間部に配設する態様の場合についても、脱着用突起部31を形成することなく電極端子21を素子支持板3の中間部であって且つ装着方向の端部側に設けることで、電極端子21の配設によって微細電極イオン発生素子2を配設できなかった中間部についても該微細電極イオン発生素子2を配設することができる。尚、図4の(B)の態様の場合、図4の(C)と同様に、素子支持板3の両端には電極端子21が配設されていないので、該両端の部分には元から微細電極イオン発生素子3を配設することは可能である。
以上説明した素子支持板3は、図1(及び後述する図15)に示すように、微細電極イオン発生素子2が設けられている面が被除電物に対する除電方向と平行となるように配設される構成である。図5に示す参考構成では、素子支持板3の微細電極イオン発生素子2が設けられている面が、被除電物に向き合うように配設される構成である。図5に示す構成は、特に、AC出力電源を利用した場合のように、正イオンと負イオンを1つのイオン発生素子や同一面に配設された2以上のイオン発生素子から時間差で発生させる構成に好ましい。
次に、バー状ケース4について説明する。
バー状ケース4は、図1に示すように、被除電物(図示を省略)に向き合う部分に開口部42が設けられ、該開口部42内に前記微細電極イオン発生素子2を配設した前記素子支持板3が配設される。また、開口部42の両端部分には、素子支持板3が装着されるスリット状の装着部43・43が形成されており、電極41・41は該装着部43・43の内部に配設されている。
バー状ケース4の装着部43・43に、前記素子支持板3の両端が挟着支持された状態で取り付けられることで脱着可能に装着されると共に、前記素子支持板3の両端に設けられた電極端子21・21が前記装着部43・43内に配設された電極41・41と接続することになる。尚、電極41・41は図1に示す位置に限定されず、装着される素子支持板3に設けられた電極端子21の位置に対応した位置であって電気的に接続可能な位置に形成されていればよく、装着部43・43の一方の内部のみであってもよいし、開口部42内の中間部の他の部分、装着部43の内部以外等に配設されていてもよい。
また、装着部43・43は、図1に示す実施例では、開口部42の両端部分に形成されているが、素子支持板3を脱着可能に装着できる構成であれば、他の位置に形成されていてもよい。例えば、装着される素子支持板3が図4の(C)に示す態様の場合には、脱着用突起部31が素子支持板3の中間部の装着方向端部側に形成されているため、開口部42内の中間部の奥位置等に形成されることとなる。当該態様の場合、電極41についても、開口部42内の中間部の奥位置に形成される装着部43の内部に配設される。
バー状ケース4の開口部42内は、図5に示す参考例では開口部42内の奥から開口部42の出口に向かって平行な矩形空間に構成されているが本発明は図6に示すように開口部42内の奥から開口部42に向かって、且つ前記素子支持板3の微細電極イオン発生素子2が設けられている面から離開する方向に向かって拡開する傾斜部45・45を有する構成となっている。
開口部42内を傾斜部45・45を有する拡開構成とすることにより、発生したイオンを開口部42から送出し易くなるだけでなく、イオン発生の際に生成されるオゾンの該開口部42内での滞留を抑制することができる。
開口部42内を拡開構成とし、図7の(A)〜(C)に示すように傾斜部45・45の角度を調整制御したり、図7の(D)〜(F)に示すように傾斜部45・45の長さを調整制御することにより、イオン濃度・空間バランス・イオン拡散性を制御することができる。かかる調整制御は、被除電物の帯電状況、所望除電条件、除電環境条件、電源条件、その他の機器条件等の種々の条件等に応じて適宜設定されることが好ましい。
また、開口部42内の拡開構成は、図6及び図7に示す拡開方向以外に、図8に示すように、開口部42内の奥から開口部42に向かって、且つ前記素子支持板3の長手方向外側に向かって拡開する側壁傾斜部46を有する構成とすることで、長手方向へのイオンの拡散性を向上させることもできる。
更に、バー状ケース4の開口部42内に、図9及び図10に示すように、被除電物に対する除電方向と略一致する整流板47を少なくとも1つ、好ましくは多数設けることもできる。整流板47を設けることで、図10に矢符で示すように、発生したイオンを整流された状態で効率的に送出させることができる。
更にまた、バー状ケース4の開口部42内には、発生したイオンをバー状ケースの開口部からの送出性をより向上させるためにイオン反射部材を配設することも好ましい。
イオン反射部材としては、発生したイオンを吸着・帯電・中和させることなく該イオンに無影響乃至は該イオンを反発する性質を有するものが好ましく、除電器を含むこの種の電気機械器具等に用いられる絶縁材として公知公用のものを用いることができる。該イオン反射部材は、合成樹脂等の非導電性材料で形成してもよいし、金属等の導電性を有する板材等を基体とし、該基体を非導電性材料からなるフィルムないしシートや塗膜等で被覆することで実質的にイオン反射させる構成としてもよい。また、金属等の導電性を有する板材等に電圧を印加して電気的な作用により反射(反発)させる構成とすることもできる。
以上の構成を有する本発明のバー型イオン発生器1は、発生したイオンの送出可能範囲を遠距離化するために、発生したイオンを気流によって送出する送出手段を付加することもできる。気流を送出させる手段としては、例えば、ファンによって気流を送出する構成や圧縮エアーによって気流を送出する構成等が挙げられる。
送出手段としては、例えば、図11に示すように、バー状ケース4とは別体の送出部6を該バー状ケース4に取り付け、送出部6のエアーチャンバー部61を介して該エアーチャンバー部61に連通する送風口62から気流を発生させる構成や、図12の(A)〜(C)に示すように、バー状ケース4内にエアーチャンバー部48を設け、該エアーチャンバー部48に連通する送風口49から気流を発生させる構成等を挙げることができる。送出手段をバー状ケース4に内蔵する構成の場合、図12の(A)、(B)、(C)に示すように送風口49の形成位置を変えることでイオンの送出距離や送出効率を調整することができる。
イオンの送出手段を設けた場合、エアーチャンバー部48・61内にエアーを乾燥させるヒータを配設させれば、湿気による影響を低減させることもできる。
以上、本発明に係るバー型イオン発生器の詳細について実施例に基き説明したが、本発明は上記に限定されず本発明の技術的範囲内において他の態様を採ることもできる。
例えば、上記実施例では素子支持板3の両端をバー状ケース4に形成されたスリット状の装着部43に取り付けることで装着する構成となっているが、図13に示す参考構成では、素子支持板3の一部を被覆部材5・5で被覆し、この被覆部材5・5・をバー状ケース4に形成された被覆部材装着部44・44に脱着可能に取り付けることで素子支持板3をバー状ケース4に脱着可能に装着する構成とすることもできる。かかる構成によって、バー状ケース4に対する素子支持板3の脱着時に被覆部材5・5を持って脱着を行うことができるので、素子支持板3の表面に配設された微細電極イオン発生素子2に手指が触れることを回避することができる。図13において、符号7はバー状ケース4を除電作業位置に固定する際の取付けに用いられる取付部材であり、該取付部材7は上記実施例にも適用することができる。
被覆部材5の被覆位置としては、図13に示す素子支持板3の両端部分に限らず、素子支持板3の一端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分であればよく、好ましくは電極端子21が設けられた部分であり、より好ましくは電極端子21が非露出状態となるように被覆することである。かかる構成によって、ソケット&プラグと同様の構成となることから装着と電気的接続とを同時に行うことができるだけでなく、電極端子21を非露出状態とすることにより、電極端子21の接触による危険性回避の問題、電極端子21から出る発塵抑制の問題、電極端子21への埃の付着抑制の問題、電極端子21の発生イオン捕捉によるイオン濃度低減の問題等を回避することができる。
また、バー状ケース4への素子支持板3の装着は、上述した実施例に挙げられた挟着による装着、ソケット&プラグ構成による装着の他、係合・掛止・引掛等による係止やネジを用いた螺合、紐状部材やバンド部材等を用いた緊締、テープやシール等の貼着部材等を用いた貼付、その他の固定部材による固定等による装着を挙げることができる。
以上の構成を有する本発明のバー型イオン発生器1は、単独で用いることもできるし、2つ以上連結した状態で用いることが可能に構成されてもよい。
バー型イオン発生器1を2つ以上連結するには、例えば、図14に示すように連結ベース部材8の如き他部材に2つ以上のバー状ケース4・4・・・を取り付けることで2つ以上連結可能な構成とすることができる。また、単に2つ以上のバー型イオン発生器1・1・・・を接着・固着や係合、或いはボルト等による結合によって連結する構成であってもよい。
バー型イオン発生器1を2つ以上連結する場合、図8に示した傾斜側壁部46を有するバー状ケース4を用いることにより、図15に示すように、連結部間に生じるイオン発生デッドスペース
また、バー型イオン発生器1の2つ以上の連結は、図14及び図15に示すような長手方向の連結に限らず、高さ方向に連結することもできるし、長手方向と高さ方向の両方向に連結することもできる。
バー型イオン発生器1を2つ以上連結することにより、長手方向に任意の長さとなるように連結すれば除電可能は範囲を所望の長さにすることができ、高さ方向に任意の高さとなるように連結すれば除電可能な範囲を所望の高さにすることができる。更に、長手方向と高さ方向の両方向に連結すれば、除電範囲をより広くすることができる。
本発明に係る除電器は、上記説明した本発明に係るバー型イオン発生器1によって除電する構成であり、かかる構成によれば、イオン発生効率、メンテナンス性及び取扱性が良好で、しかも低コスト化及び省スペース化が可能である。
本発明に係るバー型イオン発生器の一実施例を示す斜視図 素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)は本発明の参考構成を示し、(B)は本発明の構成を示す。} 素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)及び(B)は本発明の参考構成を示し、(C)は本発明の構成を示す。} 素子支持板の他の構成例を示す概略平面図{(A)及び(B)は本発明の参考構成を示し、(C)は本発明の構成を示す。} 素子支持板の装着構成の参考構成例を示す概略端面図 バー状ケースの他の構成例を示す概略端面図 バー状ケースの他の構成の複数例の概略端面図及び各構成例のイオン発生状況の比較説明図 バー状ケースの他の構成例を示す要部斜視図 本発明に係るバー型イオン発生器の他の実施例を示す斜視図 図9の部分拡大説明図 本発明に係るバー型イオン発生器の他の実施例を示す概略端面図 図11の更に他の実施例を示す概略端面図 バー型イオン発生器の参考構成の一例を示す斜視図 本発明に係るバー型イオン発生器を複数連結した態様の一例を示す斜視図 図8に示す構成のバー状ケースを用いたバー型イオン発生器を複数連結した態様を示す要部斜視図
1 バー型イオン発生器
2 微細電極イオン発生素子
21 電極端子
3 素子支持板
31 脱着用突起部
4 バー状ケース
41 電極
42 開口部
43 装着部
44 被覆部材装着部
45 傾斜部
46 傾斜側壁部
47 整流板
48 エアーチャンバー部
49 送風口
5 被覆部材
6 エアー送出部
61 エアーチャンバー部
62 送風口
7 取付部材
8 連結ベース部材

Claims (2)

  1. 微細な突起を複数有する線状の導電材を用いて構成される放電電極と、該放電電極に対向する線状の導電材を用いて構成される誘導電極と、前記放電電極及び誘導電極に挟まれた誘電体と、を有してなる微細電極イオン発生素子の少なくとも1つ以上をバー状ケースに配設して構成されており、
    前記バー状ケースには、電源からの電力を供給する電極が設けられ、
    前記微細電極イオン発生素子は、前記バー状ケースに脱着可能に装着される素子支持板の少なくとも1面に配設されており、
    該素子支持板には、前記微細電極イオン発生素子の電気接点部を接続し、前記バー状ケースの電極に接続される電極端子が1つ以上設けられているバー型イオン発生器において、
    前記電極端子が、素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に設けられており、
    前記素子支持板の電極端子が設けられた部分の少なくとも一部及び/又は電極端子が設けられていない部分の少なくとも一部を前記バー状ケースに取り付けることで該バー状ケースに前記素子支持板を装着する構成であり、
    前記素子支持板の一端、両端、両端以外の中間部、これらの組み合わせのいずれかの部分に、前記バー状ケースに脱着可能に装着される脱着用突起部を有し、
    前記脱着用突起部の少なくとも1つ以上に前記電極端子が設けられており、
    前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面が、被除電物に対する除電方向と平行となるように配設される構成であり、
    前記バー状ケースの被除電物に向き合う部分に開口部が設けられ、該開口部内に前記微細電極イオン発生素子が配設されており、
    前記バー状ケースの開口部内が、開口部内の奥から開口部に向かって拡開する構成であり、
    しかも、前記バー状ケースの開口部が、開口部内の奥から開口部に向かって、且つ、前記素子支持板の微細電極イオン発生素子が設けられている面から離開する方向に向かって
    拡開する傾斜部を有する構成であり、
    発生したイオンを気流によって送出する送出手段が設けられており、
    前記送出手段が、前記バー状ケース内にエアーチャンバー部を設け、該エアーチャンバー部を介して前記エアーチャンバー部に連通する送風口から気流を発生させる構成であり、
    該送風口が、前記バー状ケースの開口部が有する傾斜部のいずれかの位置に設けられている構成であること、
    を特徴とするバー型イオン発生器。
  2. 請求項1に記載のバー型イオン発生器によって除電する構成であることを特徴とする除電器。
JP2008005392A 2008-01-15 2008-01-15 バー型イオン発生器及び除電器 Active JP5240706B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005392A JP5240706B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 バー型イオン発生器及び除電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005392A JP5240706B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 バー型イオン発生器及び除電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009170198A JP2009170198A (ja) 2009-07-30
JP5240706B2 true JP5240706B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=40971154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008005392A Active JP5240706B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 バー型イオン発生器及び除電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5240706B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5485056B2 (ja) * 2010-07-21 2014-05-07 東京エレクトロン株式会社 イオン供給装置及びこれを備えた被処理体の処理システム
JP5721561B2 (ja) * 2011-06-29 2015-05-20 春日電機株式会社 イオン放射装置
JP6139451B2 (ja) * 2014-03-28 2017-05-31 フィーサ株式会社 除電装置、及び、それを備えた搬送装置
CN109075536B (zh) * 2016-04-27 2021-04-06 夏普株式会社 离子产生装置、具备离子产生装置的空气调节机

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496994A (en) * 1978-01-18 1979-07-31 Toyo Maruchibento Kk Negative ion generator
JPH04312796A (ja) * 1991-04-10 1992-11-04 Kitagawa Ind Co Ltd 帯電防止用イオン発生装置
JP2513772Y2 (ja) * 1991-04-10 1996-10-09 北川工業株式会社 帯電防止用イオン発生装置
JPH11176557A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Kazuo Okano イオン発生装置用放電電極
JP4509322B2 (ja) * 2000-07-19 2010-07-21 株式会社Trinc バータイプ除電器
JP4624036B2 (ja) * 2004-08-23 2011-02-02 株式会社Trinc 除電器
JP4345060B2 (ja) * 2004-11-30 2009-10-14 Smc株式会社 イオナイザー
JP4639311B2 (ja) * 2005-02-21 2011-02-23 独立行政法人産業技術総合研究所 イオン発生器及び除電器
JP4778289B2 (ja) * 2005-09-30 2011-09-21 パナソニック電工Sunx株式会社 除電装置
JP2007141691A (ja) * 2005-11-19 2007-06-07 Keyence Corp イオン化装置
JP4832058B2 (ja) * 2005-11-19 2011-12-07 株式会社キーエンス イオン化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009170198A (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4608630B2 (ja) イオン発生器及び除電器
JP6029860B2 (ja) 電気集塵装置
CN101361408B (zh) 除电装置和放电组件
TWI238435B (en) Ion generating element, ion generating apparatus, and electric appliance
JP5097514B2 (ja) ワイヤ電極式イオナイザ
JP7049329B2 (ja) 放電装置および電気機器
US20100157503A1 (en) Fine Electrode Body, Ion Generator Using Same and Neutralization Apparatus
JP5240706B2 (ja) バー型イオン発生器及び除電器
JP4706046B2 (ja) イオン発生素子、イオン発生器及び除電器
US7163572B1 (en) Air purifier
JP4639311B2 (ja) イオン発生器及び除電器
JP2000133413A (ja) イオン生成装置
WO2006009187A1 (ja) 電気集塵装置及び電気集塵システム
CN208494570U (zh) 一种净化装置
KR100600756B1 (ko) 연면 방전형 공기정화장치
CN110828268B (zh) 离子风生成器的控制方法
JP4844734B2 (ja) ファン型除電器
WO2021131519A1 (ja) 電気集塵機
CN112762521A (zh) 一种带有负离子发生器的空调
JP4754911B2 (ja) 微細電極体を用いたイオン発生器及び除電器
JP5406671B2 (ja) 除電装置
JP2013158762A (ja) 集塵装置
JP5193699B2 (ja) イオン発生装置
JP2004203201A (ja) 自動車用電気式空気清浄器
WO2022134158A1 (zh) 一种负离子发生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121130

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5240706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250