JP2513772Y2 - 帯電防止用イオン発生装置 - Google Patents

帯電防止用イオン発生装置

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JP2513772Y2
JP2513772Y2 JP1991023650U JP2365091U JP2513772Y2 JP 2513772 Y2 JP2513772 Y2 JP 2513772Y2 JP 1991023650 U JP1991023650 U JP 1991023650U JP 2365091 U JP2365091 U JP 2365091U JP 2513772 Y2 JP2513772 Y2 JP 2513772Y2
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弘二 北川
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子部品や電子機器等
を損傷する原因となる静電気の帯電を防止する帯電防止
用イオン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の電子部品や電子機器自
体、或はそれらを製造する工場や使用する場所等におい
ては、周囲の環境に応じて静電気が発生し易くなった
り、静電気が多量に帯電することがあった。そして、こ
の帯電した静電気によって、機器の誤動作が生じたり、
場合によっては多くの静電気が瞬間的に流れて電子部品
や電子機器が損傷することがあった。
【0003】そのため、近年では、電子部品や電子機器
等を扱う工場などでは、帯電した電気を徐々に除去する
目的で、工場内にイオンを放出するイオン発生装置(イ
オナイザー)を配置することが行われている。
【0004】このイオン発生装置は、所定の間隔を隔て
て配置された二つの放電電極にそれぞれ高い正電圧、負
電圧をかけることで、陽イオンおよび陰イオンを放出さ
せ、各イオンの発生量をコントロールすることで、電子
機器の周囲等に帯電した電荷を中和して静電気を除去す
るものであり、通常は、作業を行なう部屋の天井や壁面
等に取り付けられていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
工場の天井あるいは壁にイオン発生装置を取り付けると
きには、天井裏あるいは壁内に高電圧ケーブル用導管お
よび分岐ボックスを配設し、イオン発生器を取り付ける
べき場所の天井あるいは壁に穴を開け、この穴にイオン
発生装置のシャフトを通し、このシャフトと分岐ボック
スとを電気的および機械的に接続していた。
【0006】従って、イオン発生装置の取付作業は煩雑
であり、取付に多くの時間および費用がかかるという問
題があった。本考案は上記課題を解決するためになされ
たもので、容易にかつ安価に天井あるいは壁に取り付け
ることのできる帯電防止用イオン発生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達する
ためになされた本考案は、複数個が連結した形態で建物
の壁または天井に取り付けられて用いられ、建物内の電
子部品または電子機器の静電気の帯電を防止するために
イオンを発生する帯電防止用イオン発生装置であって、
イオンを放出するイオン発生器が取り付けられた第1の
面を有する箱状の筐体と、前記筐体の前記第1の面とは
別の第2の面に取り付けられ、前記筐体と前記建物の壁
面または天井面とを接合するための接合部材と、前記イ
オン発生器にイオンを発生するための電力を供給するた
めに、前記筐体の互いに対向する側面に設けられ、当該
イオン発生装置に対して隣接して配設されるイオン発生
装置と機械的かつ電気的に相互接続可能な相互接続手段
と、を備えたことを特徴とする帯電防止用イオン発生装
置を要旨とする。
【0008】
【作用】本考案の帯電防止用イオン発生装置は、イオン
発生器が取り付けられた筐体の第1の面とは別の第2の
面に取り付けられた接合部材により、建物の壁面または
天井面にワンタッチで取付可能である。また、隣接する
イオン発生装置同士の機械的接続及び電気的接続も、相
互接続手段により、簡単に行うことができる。
【0009】従って、工場内に帯電防止用イオン発生装
置を容易に、かつ安価に取り付けることができるように
なる。
【0010】
【実施例】以下に本考案による帯電防止用イオン発生装
置の実施例を、図に基づいて説明する。
【0011】図1は、本考案の一実施例の帯電防止用イ
オン発生装置を一部切り欠いて示す斜視図であり、図2
は図1に示す帯電防止用イオン発生装置を逆転した状態
を示す斜視図である。
【0012】図1および図2に示すように、イオン発生
装置1は、所定の長さを有し、かつコの字形断面を有す
る筐体2を備える。筐体2の底表面3にはイオン発生器
としての円錐形状の放射部4が例えば2個配置される。
放射部4には、陽イオンを放射するものと、陰イオンを
放射するものとがあり、これらは、静電気を有効に除去
するために、所定の間隔で一列に配置されている。各放
射部4の中央には、先端が尖った(例えばタングステ
ン,ニッケル,ステンレス等からなる)放電電極5が突
設されている。
【0013】この電極5に後述の導線から間欠的に正ま
たは負の高電圧がかけられることによって、陽イオンま
たは陰イオンが間欠的に放出される。隣接する二つの放
射部4の間には、陽イオンおよび陰イオンの濃度を検出
するセンサ6が設けられている。
【0014】筐体2の一方端7には、外に向かって突き
出した第1の接続端子としての接続ピン8を有するコネ
クタ9が設けられ、他方端10には、第2の接続端子と
してのピン孔11を有するコネクタ12が設けられる。
【0015】接続ピン8とピン孔11とは、図示しない
が、放射部4に電源を供給するための導線としての正電
圧供給線および負電圧供給線、センサ6からの検出信号
を図示しない電源部に伝送するための制御信号線および
接地線を介して相互接続される。
【0016】また、上記正電圧供給線には陽イオンを放
射する放射部4の電極5が接続され、負電圧供給線には
陰イオンを放射する放射部4の電極5が接続される。筐
体2の上記底表面3の反対側には、接合部材としての一
例の永久磁石例えばフェライト磁石13が取り付けられ
ていて、天井あるいは壁面に予め設けられている鉄板等
にイオン発生装置1をワンタッチで簡単に取り付けるこ
とができる。
【0017】尚、鉄板等が設置されていない場合には、
図1に示す取付用孔14にねじを差し込んでイオン発生
装置1をねじ止めすることもできる。図3は、イオン発
生装置の取付状態を示す説明図である。図3において、
複数のイオン発生装置1は、各イオン発生装置1のコネ
クタ12のピン孔11に他のイオン発生装置1のコネク
タ9の接続ピン8を差し込んで相互を接続することによ
り連結され、蛍光灯21の鉄製の傘22にフェライト磁
石13の吸引力によって取り付けられている。尚、先頭
のイオン発生装置1のコネクタ9は図示しない電源部に
接続される。
【0018】本実施例のイオン発生装置1は上述のよう
に構成されているので、イオン発生装置1を順次連結し
て壁面あるいは天井等にワンタッチで取り付けることが
できるとともに、コネクタおよび導線を介して、各イオ
ン発生器への電源供給を行うことができる。
【0019】これにより、工場の天井や壁に穴を開けず
に工場内にイオン発生装置を容易に、かつ安価に設置す
ることができる。図4は、本考案の一実施例のイオン発
生装置1を特定の形状に配列させるために用いられるコ
ネクタの内部構成を示す説明図であり、図5は、図4に
示すコネクタを用いてイオン発生装置を分岐接続したも
のを示す説明図である。
【0020】図4に示すように、コネクタ30は、直交
する二つの面から外に向かって突き出した接続ピン3
1,32を有すると共に、他の直交する二つの面に、ピ
ン孔33,34を有する。
【0021】このようなコネクタ30を用いると、図5
に示すように蛍光灯21に沿って延在するイオン発生装
置1の配列Aに対して、十字にクロスしたイオン発生装
置1の配列Bを配置することができるとともに、各イオ
ン発生装置1のイオン発生器に電源を供給することがで
きる。従って、蛍光灯21の真下に位置しない場所にも
イオンを放射することができる。
【0022】図6は、イオン発生装置1を、さらに他の
形状に配列させるために用いられるコネクタの内部構成
を示す説明図であり、図7は、図6に示すコネクタを用
いてイオン発生装置の配列を直角方向に曲げて延ばした
ものを示す説明図である。
【0023】図6に示すように、コネクタ40は、直交
する二つの面にそれぞれ接続ピン41と、ピン孔42と
を有する。このようなコネクタ40を用いると、イオン
発生装置1の配列を途中から直角方向に曲げて延ばすこ
とができるとともに、各イオン発生装置1のイオン発生
器に電源を供給することができる。
【0024】図8は、図4および図7に示すコネクタ3
0,40を用いて、イオン発生装置1を環状に連結した
状態を示す説明図である。図8に実線で示すように、一
つのコネクタ30と三つのコネクタ40とを用いること
により、イオン発生装置1aに接続された環状のイオン
発生装置の配置を得ることができる。
【0025】また、図8に斜線で示すコネクタ40をコ
ネクタ30に置き換え、かつ更に、二つのコネクタ40
を用いることにより、点線で示すイオン発生装置の環状
の配置を追加することができる。
【0026】尚、上述の実施例では、フェライト磁石1
3と放射部4とを筐体2の対向する2つの面に取り付け
たが,フェライト磁石13を放射部4の取付面に直交す
る面に取り付けてもよい。上述の実施例では、イオン発
生装置1の筐体2にフェライト磁石13を設け、磁石の
吸引力を利用して天井等にイオン発生装置1を取り付け
るようにしたが、磁石および磁性部材に代えて、面ファ
スナを用いて取り付けてもよく、また、筐体2に両面テ
ープを貼って、天井等に接着させてもよい。
【0027】上述の実施例では、長さが同一のイオン発
生装置1を連結して用いたが、異なる長さの筐体から成
る複数のイオン発生装置を準備し、それらを組み合わせ
て用いてもよい。
【0028】また、上述の実施例では、筐体2に2個の
放射部を設けたものについて説明したが、放射部を1個
設けてもよく、あるいは3個以上設けてもよい。但し、
偶数個の放射部を設ける場合には、全てのイオン発生器
を同じ構成とすることができるが、奇数個の放射部を設
ける場合には、陽イオンを放射する放射部と陰イオンを
放射する放射部とが、隣接する二つのイオン発生装置に
おいて交互に配置するようにするために、筐体の端部に
陽イオンを放射する放射部を有するものと、筐体の端部
に陰イオンを放射する放射部を有するものとの2種類の
イオン発生装置が用意される。
【0029】さらに、図1に示すコネクタ9あるいは1
2に代えて、図4あるいは図6に示すコネクタ30ある
いは40をイオン発生装置1に取り付けてもよい。この
場合には、イオン発生装置のみを用いて、イオン発生装
置を所望の形状に配列させることができる。
【0030】
【考案の効果】以上のように、本考案の帯電防止用イオ
ン発生装置は、イオン発生器が取り付けられた筐体の第
1の面とは別の第2の面に取り付けられた接合部材によ
り、建物の壁面または天井面にワンタッチで取付可能で
ある。また、隣接するイオン発生装置同士の機械的接続
及び電気的接続も、相互接続手段により、簡単に行うこ
とができる。
【0031】従って、工場の天井や壁に穴を開けること
なく、工場内に帯電防止用イオン発生装置を容易に、か
つ安価に取り付けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の帯電防止用イオン発生装置
を一部切り欠いて示す斜視図である。
【図2】図1に示す帯電防止用イオン発生装置を逆転し
た状態を示す斜視図である。
【図3】イオン発生装置の取付状態を示す説明図であ
る。
【図4】本考案の一実施例のイオン発生装置を特定の形
状に配列させるために用いられるコネクタの内部構成を
示す説明図である。
【図5】図4に示すコネクタを用いてイオン発生装置を
分岐接続したものを示す説明図である。
【図6】イオン発生装置を、さらに他の形状に配列させ
るために用いられるコネクタの内部構成を示す説明図で
ある。
【図7】図6に示すコネクタを用いてイオン発生装置を
直角方向に延ばしたものを示す説明図である。
【図8】図4および図7に示すコネクタを用いて、イオ
ン発生装置を環状に連結した状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1・・・イオン発生装置、2・・・筐体、4・・・放射
部、5・・・放電電極、8・・・ピン、11・・・ピン
孔、13・・・フェライト磁石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個が連結した形態で建物の壁または
    天井に取り付けられて用いられ、建物内の電子部品また
    は電子機器の静電気の帯電を防止するためにイオンを発
    生する帯電防止用イオン発生装置であって、 イオンを放出するイオン発生器が取り付けられた第1の
    面を有する箱状の筐体と、 前記筐体の前記第1の面とは別の第2の面に取り付けら
    れ、前記筐体と前記建物の壁面または天井面とを接合す
    るための接合部材と、前記イオン発生器にイオンを発生するための電力を供給
    するために、前記筐体の互いに対向する側面に設けら
    れ、当該イオン発生装置に対して隣接して配設されるイ
    オン発生装置と機械的かつ電気的に相互接続可能な相互
    接続手段と、 を備えたことを特徴とする帯電防止用イオン発生装置。
JP1991023650U 1991-04-10 1991-04-10 帯電防止用イオン発生装置 Expired - Lifetime JP2513772Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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