JP6642301B2 - 温度検知モジュール - Google Patents

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Description

本明細書に記載された技術は温度検知モジュールに関する。
従来、温度センサを備えた温度検知モジュールとして、特開2011−60675号公報に記載のものが知られている。温度検知モジュールは、複数の蓄電素子を有する蓄電素子群に取り付けられている。
特開2011−60675号公報
温度センサは、検出面を測定対象に対して面接触させることで、測定対象との接触状態を維持して、測定対象の温度を検出する。そのため、例えば、温度センサの検出面が、測定対象に対して傾いた状態になると、接触面積が減少することから、温度の検出精度が低下するという問題があった。
本明細書に記載された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、温度センサと測定対象の接触状態を維持することで、温度の検出精度が低下することを抑制する技術を提供することを目的とする。
本明細書に記載された技術は、温度検知モジュールであって、温度センサと、前記温度センサを測定対象から離接させる離接方向に移動可能に保持するセンサホルダと、前記センサホルダに対して取り付けられ、検出面が測定対象に接触するように前記温度センサを付勢する付勢部材と、を備え、前記センサホルダは、ベース部と、前記ベース部から前記離接方向に延在し、前記温度センサを前記離接方向に移動可能に保持する収容部を有し、前記収容部は、前記温度センサとの間に、前記温度センサの傾きを許容する隙間を有する。
この構成では、測定対象の傾きに追従して温度センサが傾くことが可能である。従って、温度センサと測定対象の接触状態を維持し易くなることから、温度センサの検出精度を維持することが出来る。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記温度センサは、外周面に突起を有し、前記収容部は、前記温度センサの両側に位置する一対のサイド壁と、前記サイド壁の先端にあって、前記温度センサの突起と当接して、前記収容部から前記温度センサを抜け止するストッパ壁を有し、前記隙間は、前記サイド壁と、前記温度センサの前記突起との間に設けられている。この構成では、サイド壁と温度センサの突起との間に隙間が設けられていることから、サイド壁間に収容された状態において、温度センサがその隙間分、傾くことが出来る。
前記収容部の前記サイド壁は、前記離接方向に延在する案内溝を備え、前記温度センサは、前記収容部の前記案内溝に嵌合する嵌合突部と、を備え、前記隙間は、前記サイド壁と前記突起との間に加えて、前記案内溝と前記嵌合突部との間にも設けられている。この構成では、案内溝と嵌合突部による案内作用により、温度センサは離接方向にスムーズに移動することが出来る。また、案内溝と嵌合突部との間にも、隙間が設けられていることから、嵌合突部が温度センサの傾きを制限してしまうことを抑制できる。
前記案内溝は、前記一対の前記サイド壁にそれぞれ設けられ、前記嵌合突部は、前記温度センサの両側に一対設けられ、前記一対の嵌合突部を結ぶ直線は、前記温度センサの中心から離れた位置を通る構成である。この構成では、一対の嵌合突部を結ぶ直線が、温度センサの中心を通る構成と比較して、温度センサを小型化できる。
前記収容部の前記サイド壁には、前記温度センサの傾きに対する追随性を向上させるため、壁の一部に変形を許容する変形許容溝が、前記案内溝とは別に設けられている。この構成では、壁の一部に変形許容溝を設けていることから、サイド壁が変形し易くなる。そのため、隙間が詰まるまで温度センサが傾いた以降でも、サイド壁が変形することにより、温度センサが幾らか傾くことが可能である。よって、測定対象の面の傾きに、温度センサがより一層追従し易くなる。
本明細書に記載された技術によれば、温度センサと測定対象の接触状態を維持することで、温度の検出精度が低下することを抑制することが出来る。
実施形態1に係る温度検知モジュールの斜視図 同じく温度検知モジュールの斜視図(下方から見た図) 電線ホルダを外した温度検知モジュールの斜視図 温度検知モジュールの正面図 温度検知モジュールの側面図 図4のA−A線断面図 図5のB−B線断面図 図5のC−C線断面図 実施形態2に係る温度検知モジュールの斜視図 温度検知モジュールの側面図 図10のD−D線断面図
<実施形態1>
1.温度検知モジュールの構造
本明細書に記載された技術の実施形態1を図1〜図8を参照しつつ説明する。尚、本例では、温度センサ50が上下方向(X方向)に移動して測定対象と離接する形態を図として示しており、上下方向(X方向)が本発明の「離接方向」と対応する関係となる。また、以下の説明にあたり、図1〜図3に示すように、上下方向を「X方向」とし、それと直交する方向を「W方向」、「Z方向」としている。また、図5の左側を「前側」、右側を「後側」とする。
図1、図2に示すように、温度検知モジュール10は、電線ホルダ20と、センサホルダ30と、温度センサ50と、コイルスプリング70とを備えている。電線ホルダ20は、絶縁性の合成樹脂製である。電線ホルダ20は、ベース部21と、上壁23を備えている。上壁23は、ベース部21の外周からX方向に立ちあがっている。上壁23はZ方向の両側にあってW方向に沿って形成されており、W方向の両端側が開口している。電線ホルダ20のうち、上壁23に囲まれた領域は電線通路24であり、温度センサ50から引き出された電線65は、上壁23の一部に形成された挿通溝23Aから電線通路24内をW方向に配索される構造となっている。また、電線ホルダ20の下面には、断面L字型の連結壁25が設けられている。連結壁25は、センサホルダ30のベース部31を囲むように配置されている。
センサホルダ30は、図3に示すように、絶縁性の合成樹脂製であって、ベース部31と、ベース部31から下向きに延びる収容部40とを備えている。センサホルダ30は、収容部40を下に向けた状態で、電線ホルダ20の下面に固定されている。
具体的には、電線ホルダ20の連結壁25は一面(図2の右手前側)が開口しており、ベース部31は連結壁25の内側に嵌合可能である。また、図3に示すように、ベース部31には弾性変位可能な一対のロックアーム32が設けられている。そして、このロックアーム32が、電線ホルダ20の連結壁25に形成されたロック孔25Aに係止することで、ベース部31は抜け止されて、センサホルダ30が電線ホルダ20に対して固定される構造になっている(図7参照)。
収容部40は、温度センサ50の3方を囲っており、図3、図6に示すように、一対のサイド壁41A、41Bと後面壁47とを備える。一対のサイド壁41A、41Bは、温度センサ50のW方向両側に位置しており、温度センサ50のW方向の両側を囲っている。一対のサイド壁41A、41Bの断面形状は、温度センサ50の外周形状に倣って弧状をしている。後面壁47は、温度センサ50の後側(図6の上側)に位置しており、温度センサ50の後方を囲っている。尚、収容部40の下面と前面は壁がなく、開口している。
また、図3、図6に示すように、サイド壁41A、41BにはX方向に延びる案内溝43が壁面を貫通して形成されている。案内溝43は、サイド壁41A、41Bの上部寄りの位置から下方に伸びており、サイド壁41A、41Bの下端を切り抜けている。その一方、温度センサ50の外周部には、案内溝43に嵌合する直線形状の嵌合突部53が設けられている。そのため、案内溝43と嵌合突部53の案内作用を受けて、温度センサ50は、収容部40の内側にてX方向に移動することが出来る。尚、案内溝43と嵌合突部53はW方向の両側のサイド壁41A、41Bにそれぞれ設けられていることから、温度センサ50の回転を規制することが出来る。
また、図6に示すように、温度センサ50の断面形状は概略円形となっており、一対の嵌合突部53を結ぶ直線Mは、温度センサ50の中心Oから離れた位置を通る構成となっている。この構成では、一対の嵌合突部53を結ぶ直線Mが、温度センサ50の中心Oを通る構成と比較して、温度センサ50を小型化できる。具体的には、一方の嵌合突部53から他方の嵌合突部53までの全長Nが短くなり、温度センサ50を小型化することが出来る。よって、温度検知モジュール10の全体を小型化できる。
コイルスプリング70は、ばね材をコイル状に巻き付けたばねである。コイルスプリング70は、金属製であり、収容部40の内側にあって、軸をX方向に向けた状態で配置されている。
具体的に説明すると、図8に示すように、ベース部31の下面にはボス34が設けられている。一方、温度センサ50の上面側には凹部54が設けられており、コイルスプリング70の上端部はボス34への嵌めこみにより固定され、下端部は凹部54に収容されることにより固定されている。コイルスプリング70は、温度センサ50をX方向(下向き)に付勢する機能を果たしている。
また、図8に示すように、温度センサ50の外周上端であって、W方向両側には一対の突起52が設けられている。温度センサ50が、図8に示す下端位置に至ると、一対の突起52が、サイド壁41A、41Bの下端内面に形成されたストッパ壁42に突き当たることで、温度センサ50がそれ以上は下がらず、収容部40から抜けない構造になっている。尚、図8に示すように、温度センサ50は、下端位置まで移動した時、抜け止めされている上部を除く、それ以外の部分が、収容部40の下面から下方に突出する構成になっている。
温度センサ50は、図8に示すように、絶縁性の合成樹脂製のケース51と、接触板55と、温度検知素子57とを備える。ケース51は上下方向に開口する角筒型である。
接触板55は、熱伝導率の高い材料(例えば金属、金属酸化物、セラミック等)によって形成されている。接触板55を構成する金属としては、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択することができる。本実施形態においては、接触板55はアルミニウム又はアルミニウム合金製である。接触板55は、ケース下面に配置されており、その下面55Aは温度センサ50の検出面である。
温度検知素子57は、接触板55の上面に配置されている。温度検知素子57は、例えば、サーミスタにより構成される。サーミスタとしては、PTCサーミスタ、又はNTCサーミスタを適宜に選択できる。
ケース51内には、温度検知素子57が収容された状態で充填材59が充填されている。具体的には、ケース内のうち、凹部54の下方領域に充填されている。充填材59は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、シリコーン樹脂等、必要に応じて任意の充填材59を適宜に選択することができる。
上記温度検知モジュール10は、図8に示すように、測定対象(一例として二次電池などの蓄電素子)80の温度計測面80Aに対して、接触板55を下方に向けつつ、軸線LをX方向に向けた状態で取り付けられる。コイルスプリング70は、温度センサ50をX方向、すなわち図8の例では、下向きに付勢するから、接触板55は測定対象80の温度計測面80Aに面接触する。そのため、温度検知モジュール10により、測定対象80の温度を検出することが出来る。
尚、温度検知モジュール10は、取付手段により、電線ホルダ20を測定対象80に固定することにより、測定対象80に取り付けられる。図8の例では、電池群を構成する二次電池80に取り付けられた絶縁プロテクタPTに対して、爪などの係合手段を用いて電線ホルダ20を固定することにより、温度検知モジュール10は取り付けられている。
ところで、図8に示すように、理想的な取り付け状態では、温度検知モジュール10の軸線Lと温度計測面80Aは直交する。しかし実際には、温度計測面80Aに反りがある等の理由により、温度検知モジュール10を測定対象に対して取り付けた時に、温度検知モジュール10の軸線Lに対して温度計測面80Aが直交せず、図8にて二点鎖線で示すように傾きを持つ場合がある。温度計測面80Aが、温度検知モジュール10の軸線Lに対して直交する状態から傾いていると、温度センサ50の検出面(接触板55の下面)が温度計測面80Aに面接触し難くなり、温度センサ50の検出精度が低下することが懸念される。
そこで、本実施形態の温度検知モジュール10では、収容部40と温度センサ50との間に隙間を設けることにより、上記の課題を解決する構成をとっている。具体的には、
図8に示すように、左右のサイド壁41A、41Bの内面と、温度センサ50の上端に設けられた各突起52の外面との間に、隙間d1を設けている。
隙間d1を設けることで、収容部40内において温度センサ50が、隙間d1のスペース分だけ傾くことが出来る。すなわち、温度検知モジュール10の軸線Lに対して、温度センサ50の全体が、図8に示すS方向に傾くことが可能となる。
上記構造にすることで、温度計測面80Aの傾きに追従して、温度センサ50が傾くことから、温度計測面80Aに対して温度センサ50の検出面(接触板55の下面)が面接触し易くなる。そのため、温度センサ50の検出面と測定対象の温度計測面80Aの接触状態を維持することが可能となり、温度センサ50の検出精度が低下することを抑制できる。
また、図5に示すように、各サイド壁41A、41Bの案内溝43と、温度センサ50の嵌合突部53との間にも、隙間d2を設けている。隙間d2を設けることで、案内溝43内において、嵌合突部53が隙間d2のスペース分だけ傾くことが出来る。
以上のことから、隙間d2のスペース分は、図5に示すR方向に、温度センサ50が傾くことが可能である。すなわち、温度センサ50がS方向とR方向の2方向に傾くことが可能となるので、温度計測面80Aに対して、温度センサ50の検出面(接触板55の下面)がより一層、面接触し易くなる。
尚、隙間d1、d2の大きさは、温度計測面80Aの傾斜角θを考慮してその寸法を決定することが好ましい。例えば、温度計測面80Aの最大傾斜角がθmaxであると予想される場合、温度センサ50がS方向、R方向ともθmax以上傾くように、隙間d1、d2の寸法を設定するとよい。
また、一対のサイド壁41A、41Bには、X方向に延びる変形許容溝44が、壁面を貫通して設けられている。変形許容溝44は、図5に示すように、案内溝43とZ方向に並んで設けられている。変形許容溝44は、サイド壁41A、41Bの上部寄りの位置から下方に伸びており、サイド壁41A、41Bの下端を切り抜けている。
変形許容溝44は、案内溝43と同じ形状となっている。両溝43、44は、図5に示すように、温度検知モジュール10の軸線Lを中心としてZ方向の両側にあって、対称な位置に配置されている。
変形許容溝44を設けることで、サイド壁41A、41Bは、剛性が低下し、変形し易くなる。そのため、隙間d1、d2が詰まるまで温度センサ50が傾いた以降でも、サイド壁41A、41Bが変形することにより、温度センサ50が幾らか傾くことが可能である。そのため、温度計測面80Aの傾きに、温度センサ50がより一層追従し易くなる。
また、上記したように、2つの溝43、44はいずれもサイド壁41A、41Bの下端を切り抜けていることから、サイド壁41A、41Bのうち、2つの溝43、44に挟まれた中央部45は片持ち形状となり、同部分が撓みやすい。そのため、温度計測面80Aの傾きに、温度センサ50がより一層追従し易い。尚、中央部45の下端には、先に説明した温度センサ50を抜け止めするストッパ壁42が設けられている。
また、変形許容溝44を案内溝43と同じ形状とし、しかも、温度検知モジュール10の軸線Lを中心として対称な位置に配置している。このようにすることで、センサホルダ30の収容部40に対して、前後逆向きでも、嵌合突部53が変形許容溝44に嵌ることから、温度センサ50を組み付けることが可能となる。
次に本実施形態の作用および効果について説明する。
温度検知モジュール10は、収容部40と温度センサ50との間に、温度センサ50の傾きを許容する隙間d1、d2を設けており、測定対象80の温度計測面80Aが、温度検知モジュール10の軸線Lに対して直交せず、傾きがあっても、その傾きに、温度センサ50が追従し易くなる。そのため、温度センサ50の接触板55が測定対象80の温度計測面80Aに面接触し易くなる。従って、温度センサ50と温度計測面80Aの接触状態を維持することが可能となり、接触面積を確保することが出来ることから、温度センサ50の検出精度を維持することが出来る。
<実施形態2>
本明細書に記載された技術の実施形態2を、図9〜図11に参照しつつ説明する。
実施形態1に開示の温度検知モジュール10は、電線ホルダ20とセンサホルダ30とを別部品とした。実施形態2に開示の温度検知モジュール100は、電線ホルダ20とセンサホルダ30とを一体化している。それ以外の構成は、実施形態1の温度検知モジュール10と同じである。尚、一体化ホルダが本発明の「センサホルダ」に相当する。
温度検知モジュール100は、一体化ホルダ120と、温度センサ50と、コイルスプリング70とを備えている。一体化ホルダ120は、電線ホルダ20とセンサホルダ30を一体化した形状であり、ベース板21と、上壁23と、収容部40と、ボス34とを備える。上壁23は、ベース板21の外周から上方に立ちあがっており、内側に電線通路24を形成している。
収容部40は、ベース部21から下向きに延びている。また、ボス34はベース部21の下面から下向きに突出して設けられている。これら収容部40とボス34はいずれもベース部21と一体的に形成されている。そして、収容部40の内側には、ボス34に固定されて、コイルスプリング70が取り付けられており、温度センサ50をX方向に付勢する構成になっている。
実施形態2に開示の温度検知モジュール100は、実施形態1の温度検知モジュール10と同様に、各サイド壁41A、41Bの内面と、温度センサ50の上端に設けられた各突起52の外面との間に、隙間d1を設けている(図11参照)。また、各サイド壁41A、41Bの案内溝43と、温度センサ50の嵌合突部53との間にも、隙間d2を設けている(図10参照)。
このような構成とすることで、測定対象80の温度計測面80Aが、温度検知モジュール10の軸線Lに対して直交せず、傾きがあっても、その傾きに、温度センサ50が追従し易くなる。そのため、温度センサ50の接触板55が測定対象80の温度計測面80Aに面接触し易くなる。
また、温度検知モジュール100は、電線ホルダ20とセンサホルダ30とを一体化しているので、実施形態1で開示した温度検知モジュール10に比べて、部品点数を削減できるというメリットがある。尚、実施形態2において、実施形態1と共通する部品は同じ符号を付して、重複した説明を省略している。
<他の実施形態>
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、サイド壁41A、41Bの内面と、温度センサ50に形成した突起52との間に、隙間d1を設けた例を示した。隙間は、収容部内で温度センサ50の傾きを許容されるように、収容部40の内面とそれに対応する温度センサ50の外面との間に設けられていれば、特に、実施形態の例に限定されるものではない。
(2)本実施形態では、温度センサ50のX方向への移動を案内するため、サイド壁41A、41Bに案内溝43を形成する一方、温度センサ50に嵌合突部53を形成した例を示した。温度センサ50のX方向への移動の案内は必ずしも必要ではなく、案内溝43と嵌合突部53を廃止してもよい。また、案内溝43だけ変形許容溝44として残すようにしてもよい。
(3)また、温度検知素子57としては、サーミスタに限られず、温度を検出可能であれば任意の素子を適宜に選択できる。また、付勢部材の一例として、コイルスプリング70を例示したが、温度センサを付勢するばねであれば、適宜に選択することが出来る。
10:温度検知モジュール
20:電線ホルダ
30:センサホルダ
31:ベース部
40:収容部
41A、41B:サイド壁
42:ストッパ壁
50:温度センサ
52:突起
70:コイルスプリング(付勢部材)
80:測定対象
120:一体化ホルダ(センサホルダ)

Claims (6)

  1. 温度センサと、
    前記温度センサを測定対象から離接させる離接方向に移動可能に保持するセンサホルダと、
    前記センサホルダに対して取り付けられ、検出面が測定対象に接触するように前記温度センサを付勢する付勢部材と、を備え、
    前記センサホルダは、
    ベース部と、
    前記ベース部から前記離接方向に延在し、前記温度センサを前記離接方向に移動可能に保持する収容部を有し、
    前記収容部は、前記温度センサとの間に、前記温度センサの傾きを許容する隙間を有し、
    前記付勢部材は、前記温度センサを前記離接方向に付勢する単一のコイルばねであり、
    前記収容部は、前記温度センサの両側に位置する一対のサイド壁を有し、
    前記サイド壁には、前記温度センサの傾きに対する追随性を向上させるため、壁の一部に変形を許容する変形許容溝が、設けられている、温度検知モジュール。
  2. 前記温度センサは、外周面に突起を有し、
    前記収容部の前記サイド壁の先端にあって、前記温度センサの突起と当接して、前記収容部から前記温度センサを抜け止するストッパ壁を有し、
    前記隙間は、
    前記サイド壁と、前記温度センサの前記突起との間に設けられている、請求項1に記載の温度検知モジュール。
  3. 前記収容部の前記サイド壁は、前記離接方向に延在する案内溝を備え、
    前記温度センサは、前記収容部の前記案内溝に嵌合する嵌合突部と、を備え、
    前記隙間は、前記サイド壁と前記突起との間に加えて、
    前記案内溝と前記嵌合突部との間にも設けられている、請求項2に記載の温度検知モジュール。
  4. 前記案内溝は、前記一対の前記サイド壁にそれぞれ設けられ、
    前記嵌合突部は、前記温度センサの両側に一対設けられ、
    前記一対の嵌合突部を結ぶ直線は、前記温度センサの中心から離れた位置を通る構成である、請求項3に記載の温度検知モジュール。
  5. 前記収容部の前記サイド壁には、前記温度センサの傾きに対する追随性を向上させるため、壁の一部に変形を許容する前記変形許容溝が、前記案内溝とは別に設けられている、請求項4に記載の温度検知モジュール。
  6. 温度センサと、
    前記温度センサを測定対象から離接させる離接方向に移動可能に保持するセンサホルダと、
    前記センサホルダに対して取り付けられ、検出面が測定対象に接触するように前記温度センサを付勢する付勢部材と、を備え、
    前記センサホルダは、
    ベース部と、
    前記ベース部から前記離接方向に延在し、前記温度センサを前記離接方向に移動可能に保持する収容部を有し、
    前記収容部は、前記温度センサとの間に、前記温度センサの傾きを許容する隙間を有し、
    前記収容部は、前記温度センサの両側に位置する一対のサイド壁を有し、
    前記サイド壁には、前記温度センサの傾きに対する追随性を向上させるため、壁の一部に変形を許容する変形許容溝が、設けられている、温度検知モジュール。
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