JP6641934B2 - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像材を、像担持体を通して転写媒体に形成する画像形成装置および像担持体に残った現像材を除去するクリーニング装置に関するものである。
画像形成装置では、帯電させた感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、この感光体に現像剤を付着させることにより静電潜像を現像する。そして、現像された画像を感光体から転写媒体、または中間転写ベルトなどを介して転写媒体に転写し、画像が転写された転写媒体を定着器で加熱および加圧してトナー像を定着する。
感光体や中間転写ベルトなどの像担持体表面では、次の転写媒体への画像転写に備えて残留する現像材を、クリーニング装置のクリーニングブレードで除去している。
クリーニングブレードは、像担持体表面に接触して、残存した現像材を掻き取っており、クリーニングブレードの接触面が徐々に摩耗していき、クリーニング性能が劣化する。クリーニング性能が劣化したクリーニングブレードは、交換が必要であり、通常は定期的に新しいクリーニングブレードに交換している。
交換作業は、画像形成装置を停止して、保守作業員がクリーニングブレードを取り外した後、新たなクリーニングブレードを取り付けており、画像形成装置の稼働効率が大幅に低下する問題がある。
このため従来は、2枚のクリーニングブレードを回転可能に支持して、1枚目のクリーニングブレードが使用寿命に至るとクリーニングブレードの回転自動交換を行い、継続して2枚目のクリーニングブレードを使用することを可能にしたクリーニング装置が提案されている(特許文献1〜3参照)。
また、クリーニング装置内では、クリーニングした現像材を回収しており、現像材の漏れを引き起こさないように、シート状の部材でクリーニング装置などのシールを行っている。
特開平6−95571号公報 特開平6−95554号公報 特開平6−95448号公報
クリーニング装置では、残留した現像材を除去する際に、像担持体の回転において、残留したトナーがクリーニングブレードの下流側に移動するのを回避することが望ましい。クリーニングブレードの下流側にトナーが流入すると、次頁以降の画像転写において転写媒体に汚れが発生する原因になることがある。
このため、クリーニング装置では、クリーニング後のトナーを移動させないようにシール構造を設けることが一般的である。しかし、クリーニングブレードが回転交換する機構を有する場合、以下に挙げる3点の問題がある。
1)回転動作(可動)部にてシールを行わなければならず、回転動作を妨げず完全にトナー漏れを防止するには非常に複雑かつ高価な構成となる。
2)複雑かつ高価な構成を回避するために簡易な構成にてシールを行った場合は、ある程度トナーが漏れるのを許容しなければならないが、漏れてしまったトナーがブレードの下流側に移動するのを抑制する必要がある。
3)2)のように簡易なシール構成で行う場合、回転する構造にシールを取り付けるのが望ましい。これは固定部にシールを取り付けると回転体が回転するときにシールを逃がすなどの複雑な構成にしなければならないためであり、クリーニングブレードの回転交換後でもトナー漏れを防止するという機能と漏れたトナーの移動を抑制するという機能を満たす必要がある
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、簡易な構成でクリーニングブレード下流側に現像材が移動するのを防止することができるクリーニング装置および画像形成装置を提供することを目的の一つとする。
すなわち、本発明のクリーニング装置のうち、第1の形態は、像担持体に接触可能な複数のクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードを回転可能に支持して前記像担持体に接触するクリーニングブレードを変更可能とする回転支持部と、を有し、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触する側をクリーニングブレードの腹面とし、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で前記クリーニングブレードの上方となる位置に、前記クリーニングブレードの腹面外側に向いて伸長し、かつ前記クリーニングブレードと前記像担持体との間に介在しない形状のカバー部材を有し、他のクリーニングブレードが前記像担持体に接触している状態で少なくとも一つの非接触のクリーニングブレード(前記像担持体に接触している前記クリーニングブレードと同構成)に対応するカバー部材は、非接触のクリーニングブレードが位置する空間の下方側の空間に位置して、前記クリーニング装置に取り付けられた固定カバー部材と一部が接触して、前記カバー部材と前記固定カバー部材とで前記非接触のクリーニングブレードのある空間とそれより下方の空間を遮断するようにシールし、前記回転支持部が回転し、前記像担持体に接触するクリーニングブレードが変更させられた時には、それぞれカバー部材の機能が入れ替わることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記カバー部材は、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で、前記クリーニングブレードの腹面全体の位置にまで、またはそれよりも外側に伸長していることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記カバー部材は、少なくとも前記クリーニングブレードの幅を覆う大きさの幅を有していることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記カバー部材は、当該クリーニング装置が設置されて前記回転支持部が回転した際に、前記像担持体と接触しない長さに設定されていることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記カバー部材は、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触して使用可能な状態で、像担持体側を外側として、内側端に対し外側端が水平より上方を向いているかもしくは、水平であることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記カバー部材はシート状部材であることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、前記形態の本発明において、前記回転支持部は、前記クリーニングブレードを固定する固定部を有しており、前記固定部は、前記クリーニングブレードを固定する固定面側とは反対の側に屈曲または湾曲した形状を有し、前記屈曲または湾曲した形状部分に前記カバー部材が取り付けられていることを特徴とする。
他の形態のクリーニング装置は、像担持体に接触可能な複数のクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードを回転可能に支持して前記像担持体に接触するクリーニングブレードを変更可能とする回転支持部と、を有し、
前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触する側を腹面としたときに、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で前記クリーニングブレードの上方となる位置に、前記クリーニングブレードの腹面外側に向いて伸長するカバー部材を有し、
他のクリーニングブレードが前記像担持体に接触している状態で少なくとも一つの非接触の前記像担持体に接触している前記クリーニングブレードと同構成のクリーニングブレードに対応するカバー部材は、非接触のクリーニングブレードが位置する空間の下方側の空間に位置して、前記クリーニングブレードが収容されているクリーニング装置に取り付けられた固定カバー部材と一部が接触して、前記回転支持部が回転し、前記像担持体に接触するクリーニングブレードが変更させられた時に、それぞれの前記カバー部材の機能が入れ替わり、前記カバー部材と固定カバー部材とが可撓性を有する材料からなり、前記カバー部材と前記固定カバー部材の接触部における前記カバー部材の剛度をA、前記固定カバー部材の剛度をBとしたときに、A>Bの関係を満たすものであることを特徴とする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、画像を担持する像担持体を有する画像形成部と、本発明のクリーニング装置と、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、漏れた現像材が浮遊しながら移動し、クリーニングに使用しているクリーニングブレードの下流側においてクリーニングブレードの腹面側に現像材が付着するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略を示す図である。 同じく、クリーニング装置周辺を拡大した一部正面図である。 同じく、クリーニング装置を拡大した一部正面図である。 同じく、動作時の状態を示す概念図である。 同じく、クリーニングブレードを回転支持部の回転によって入れ替えた際の状態を示す概念図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成装置1は、装置本体10の前段側に大容量給紙ユニット20が接続され、装置本体10の後段側に後処理装置30が接続されたものである。画像形成装置1では、各装置間で用紙の搬送が可能になっているとともに、互いに通信可能になっている。
装置本体10では、その上部側に、CCD131を含むスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられており、プラテンガラス137またはADF原稿読み取り用スリットガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、プラテンガラス137、ADF原稿読み取り用スリットガラス138などにより、画像読込部が構成されている。
また、装置本体10の上部側で、プラテンガラス137が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。操作部140は、操作部を構成するとともに本発明の表示部を兼用している。なお、本発明としては、操作部と表示部とを別体で構成することも可能である。
装置本体10の下部側には、複数の給紙トレイ(1−3)145(図では3段)が配置され、さらに装置本体10に付設するようにして、給紙トレイを有する大容量給紙ユニット20が配置されている。
装置本体10内には、いずれかの給紙トレイから給紙される用紙を搬送する搬送路146が設けられており、装置本体10内の搬送路146途中に、帯電器152、PH153、感光体154、現像器155、転写部156、定着器157、クリーニング装置158などで構成される画像形成部150が設けられている。また、大容量給紙ユニット20にはそれぞれ給紙された用紙を搬送して装置本体10内に導入する搬送路(図示しない)が設けられている。さらに、後処理装置30では、画像が印刷された用紙を搬送して後処理を行うことなく、または後処理を行って排紙をする。
画像形成部150では、感光体154の周囲に、帯電器152、現像器155、転写部156が、配置されている。感光体154は、像担持体に相当する。帯電器152は、画像書込み前に感光体154の表面を一様に帯電する。PH153は、表面が一様に帯電された感光体154に半導体レーザを照射することにより感光体154に静電潜像を形成する。現像器155は、PH153によって感光体154に形成された静電潜像をトナーによって現像する。トナーは現像材に相当する。
現像処理によって感光体154にトナー画像が形成される。転写部156は、給紙トレイ(1−3)145や大容量給紙トレイ20から搬送されてきた用紙に感光体154のトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体154から分離されて定着器157に搬送される。感光体154に残留したトナーは、クリーニング装置158によって除去される。なお、上記用紙は転写媒体に相当する。なお、転写媒体は用紙に限定されるものではなく、布などで構成されるものであってもよい。
定着器157は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。定着処理が施された用紙は、片面印刷の場合には装置本体10の側方に位置する後処理装置30にそのまま搬送される。
後処理装置30では、ステイプル、パンチ、中折りなどの後処理などが行われる。
一方、両面印刷の場合には、定着後の用紙がスイッチバックされて当該用紙の裏面側に画像形成部150で所定の画像が転写される。そして、両面に画像が形成された用紙は定着後に後処理装置30に搬送される。
装置本体10には、画像形成装置全体を制御する制御部100を有している。制御部100は、CPUと、CPU上で実行されるプログラムと、を備えており、さらにプログラムや動作パラメータ、画像形成装置の稼働記録などを格納する記憶部を有している。
この実施形態では、画像形成装置1は、装置本体10と大容量給紙トレイ20と後処理装置30で構成されているものとして説明したが、本発明としては装置本体10のみで画像形成装置が構成されるものであってもよく、その他の外部機器とともに画像形成システムを構成するものであってもよい。外部機器としては、中継装置、スタック装置、後処理などの各種のものが挙げられる。これらを含むものを画像形成装置としてもよい。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、装置本体10において画像データを蓄積する手順について説明する。 装置本体10において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿から画像を光学的に読み取る。この際には、制御部100から指令を受ける。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス137上に原稿を置いて行ってもよい。
制御部100は、操作部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。スキャナ部130で読み取られた画像は、データ処理がなされ、データ処理された画像データは、記憶部に格納される。
この他に画像データは、ネットワークを介して装置本体10に入力されることもある。上記画像データとしては、例えば外部機器などのアプリケーションプログラム等により生成されたものなどが挙げられる。画像データの生成方法は特に限定されるものではない。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンタとして使用する場合、帯電部152で感光体154を帯電させ、記憶部に格納された画像データを、画像形成部150のPH153によって、感光体154に書き込みを行う。
画像形成部150では感光体154に書き込まれた潜像は現像部155でトナー像として現像され、該トナー像が図示しない転写部156で搬送路によって供給される用紙に転写され、定着器157で定着がなされる。感光体154では、トナー像が用紙転写された後、クリーニング装置158によって残留トナーが除去される。クリーニング装置158では、図2に示すように、その下方側に、感光体154のドラム軸方向に沿ったクリーニングブラシ165が配置されている。
なお、この実施形態では、モノクロの画像形成を前提にして説明したが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体(像担持体)や中間転写部(像担持体)を備える画像形成装置としたものであってもよい。
画像形成がなされた用紙は、搬送路を経て後処理装置30に送られて、後処理設定に従って後処理装置30で所定の後処理が行われる。また、後処理が行われない場合、そのまま後処理装置30で用紙が排出される。
次に、クリーニング装置158について添付図面に基づいて、説明する。
図2は、クリーニング装置158付近を示す拡大図であり、図3は、クリーニング装置158を示すさらに拡大した図である。
クリーニング装置158は、感光体154のドラムの軸方向に沿って回転軸161を有しており、図示反時計回りに180度の回転が可能になっている。回転は、バネの力や駆動モータなどにより行うことができる。
回転軸161には、連結部162を介して二つのブレードユニット170A、170Bが軸対象位置に固定されている。クリーニング装置158では、クリーニングを行う下方位置にクリーニングブラシ165が配置されている。
図3に示すように、ブレードユニット170A、170Bでは、外周側に固定板171A、171Bが設けられている。固定板171A、171Bは、本発明の固定部に相当する。固定板171A、171Bは、軸対称位置にある。
固定板171A、171Bの外面側には、クリーニングブレード173A、173Bの片面が、接着材などによって、時計回り方向で後方側が固定されており、クリーニングブレード173A、173Bは、時計回り方向で略接線方向に伸長している。
クリーニングブレード173A、173Bは、先端面側の面が感光体154に対向した掻き取り側になっており、固定面に向いた面の裏面側が腹面1730A、1730Bになっている。腹面1730A、1730B側にはトナーが回り込まないのが望ましい。
なお、この実施形態では、クリーニングブレードはクリーニング装置に二つ有するものとして説明しているが、本発明としてはその数は特に限定されるものではなく、適宜数とすることができる。
固定板171A、171Bは、時計回り方向の後方端で、固定面とは反対側に略90度で屈曲した屈曲部172A、172Bを有している。なお、本発明としては、屈曲部ではなく、湾曲した形状のものとしてもよい。
屈曲部172A、172Bの上面には、可撓性を有するシート状部材174A、174Bが固定されて、略接線方向に伸長している。シート状部材174A、174Bは、本発明のカバー部材に相当する。シート状部材174A、174Bは、クリーニングブレード毎に用意されている。シート状部材174A、174Bの材質は特に限定されるものではなく、適宜の剛性を有するプラスチックなどによって構成することができる。シート状部材174A、174Bは、同じ材質で構成する。上記した回転軸161は、本発明の回転支持部に相当する。
シート状部材174A、174Bは、その先端が、クリーニングブレード173A、173Bの腹面1730A、1730Bの位置、またはそれを超えて伸長している。但し、回転支持部が回転した際に、シート状部材174A、174Bは、感光体154に接触しない長さになっている。また、シート状部材174A、174Bは、少なくともクリーニングブレード173A、173Bの幅以上の大きさの幅を有している。
シート状部材174A、174Bは、クリーニングブレード173A、173Bのいずれか感光体154に接触した状態で、そのクリーニングブレードに対応するものは、感光体154に接触しているクリーニングブレード173A、173Bの上方に位置しており、クリーニングブレード173A、173Bとは間隔を有している。間隔の大きさは本発明としては特に限定されるものではないが、適宜の間隔を設定するのが望ましい。
また、シート状部材174A、174Bの上面は、クリーニングブレード173A、173Bが接触しているものでは、基端側よりも先端側がやや高くなった傾斜角度を有しているか水平であるのがよい。これにより、シート状部材174A、174Bの上面にトナーが落ちた場合に、シート状部材174A、174Bの上面をトナーが移動して下方に落下してトナーがクリーニングブレード173A、173Bの腹面に付着するのを防止できる。
クリーニングブレード173A、173Bの一方が、感光体154に接触しているときに、感光体に接触していないクリーニングブレードに対応するシート状部材174A、174Bは、非接触のクリーニングブレード173Bまたはクリーニングブレード173Aの下方側に位置して、クリーニングブレード173Bまたはクリーニングブレード173Aが位置する空間と、下方側の空間とを遮っている。
また、下方側に位置するシート状部材174A、174Bの位置に合わせて、可撓性を有し、一端がクリーニング装置本体側に固定されたシート状部材180が感光体154側に向けて伸長しており、その先端側が感光体154の軸方向に沿って、シート状部材174A、174Bと一部が隙間なく重なっている。その際には、シート状部材180がシート状部材174A、174Bの下方側に位置している。なお、本発明としては、シート状部材180とシート状部材174A、174Bとの重なり位置は、いずれが上方になるかが特に限定されるものではない。
シート状部材180は、適度の剛性を有しており、プラスチックなどで構成することができる。シート状部材180は、シート状部材174A、174Bの幅に合わせた大きさの幅を有しているのが望ましいが、それ以上としてもよい。
この実施形態では、シート状部材180は、本発明の固定カバー部材に相当する。
シート状部材174A、174Bは、シート状部材174A、174Bとシート状部材180の接触部におけるシート状部材174A、A174Bの剛度をAとし、シート状部材180の剛度をBとすると、A>Bであるのが望ましい。この際の剛度は、数値の大きいものが剛性を有していることを示している。剛度は特定の基準のみで示されるものではないが、例えば共通する形状において、所定の応力に対する曲げを妨げる大きさで示すことができる。
上記より、シート状部材174Aとシート状部材180とでは、接触した際に、シート状部材180のたわみ量がシート状部材174A、174Bよりも大きくなるように設定される。
シート状部材174A、174Bをシート状部材180に接触させたときに、シート状部材180がより大きく変形することにより、シート状部材174A、174Bが変形しない、または変形が小さいことにより、シート状部材174A、174Bのクリープ変形を抑制する効果がある。シート状部材174A、174Bがクリープ変形した場合、クリーニングブレードの腹面側にトナーが落下するのを防止する位置において、その効果が弱まる。
次に、上記クリーニング装置158の動作について図4の概念図を用いて説明する。
クリーニング装置158では、クリーニングブレード173Aが感光体154に接触してクリーニング可能な状態にある。したがって、クリーニングブレード173Bは、非接触のクリーニングブレードとなる。回転軸161によってブレードユニット170Aとブレードユニット170Bとが入れ替わる場合には、これらのクリーニングブレード173A、クリーニングブレード173Bおよび、シート状部材174A、シート状部材174Bは入れ替わる。
印刷に伴い、感光体154は、図示時計方向に回転し、感光体154に残存したトナーは、クリーニングブレード173Aの下面側で掻き取られて下方側に落下し、殆どが図4では示していないクリーニングブラシ165でトナー回収部へ運ばれる。ただし、感光体154で掻き取られたトナーの一部は、T1で示すようにクリーニング装置158の下側に分散する。T1のトナーは、シート状部材174Bとシート状部材180とで上方側が遮蔽されているため、殆どは上方への移動が阻止される。
ただし、若干のトナーは、シート状部材174Bとシート状部材180の上方側に分散し、漏れてしまったトナーとしてクリーニングブレード173Bの近傍にT2として分散する。
T2のトナーは、さらに上方への分散が生じ、クリーニング装置158の上方を抜けて、一部が固定部材171Aの屈曲部172A上方へと移動する。ただし、屈曲部172A上には、少なくともクリーニングブレード173Aの腹面1730Aの位置まで伸びるシート状部材174Aでカバーされており、下方への落下が効果的に防止される。これによりクリーニングブレード173Aの腹面1730側へのトナーの落下および腹面1730Aへの付着を防止することができる。
この実施形態では、トナーの移動が、シート状部材174Bとシート状部材180とのシール構造と、シート状部材174Aのカバーとによって二重に防止されるため、確実な効果を得ることができる。
クリーニング装置158では、例えば所定枚数の印刷や印刷時間などが経過すると、制御部100での交換判断によって、図示していない駆動モータを回転させて、ロックが解除された回転軸161をバネなどによって180度回転させ、図5に示すように、ブレードユニット170Aとブレードユニット170Bとを入れ替え、クリーニングブレード173Bを感光体154に接触させる。これにより、クリーニングブレード173Bの上方には、シート状部材174Bが位置してクリーニングブレード173Bの上方をカバーしている。
また、非接触のクリーニングブレード173Aの下方でシート状部材180とシート状部材174Aとが一部で重なって、クリーニングブレード173A側の空間と、クリーニングブレード173A下方側の空間とを遮蔽する。
クリーニングブレードの交換後、印刷を開始すれば、交換前と同様に、クリーニングブレード173Bの腹面1730B側へのトナーの流入を防止することができる。
上記構成により、簡易な構成によって、漏れたトナーが浮遊しながら移動してクリーニングを行っているクリーニングブレードの腹面側に流入して付着するのを抑制することができる。
また、上記効果を得るために、カバー部材をそれぞれのクリーニングブレードの同じ位置に取り付けることにより、シール構造とカバー機能の両方を達成することができる。また、クリーニングブレードが回転交換された後も、カバー部材のそれぞれの位置が入れ替わることにより機能も入れ替えることで、回転後も必要とされるトナー漏れを防止する機能と漏れたトナーがブレード腹面に付着するのを抑制する機能を同様に達成することができる。
なお、上記では、像担持体として感光体について説明したが、中間転写部などの像担持体においても同様のクリーニング装置において同様の効果を得ることができ、本発明の範囲内となるものである。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更を行うことが可能である。
1 画像形成装置
150 画像形成部
152 帯電器
153 PH
154 感光体
155 現像器
156 転写部
157 定着器
158 クリーニング装置
161 回転軸
162 連結部
170A ブレードユニット
170B ブレードユニット
171A 固定板
171B 固定板
172A 屈曲部
172B 屈曲部
173A クリーニングブレード
173B クリーニングブレード
174A シート状部材
174B シート状部材
1730A 腹面
1730B 腹面

Claims (9)

  1. 像担持体に接触可能な複数のクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードを回転可能に支持して前記像担持体に接触するクリーニングブレードを変更可能とする回転支持部と、を有し、
    前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触する側を腹面としたときに、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で前記クリーニングブレードの上方となる位置に、前記クリーニングブレードの腹面外側に向いて伸長し、かつ前記クリーニングブレードと前記像担持体との間に介在しない形状のカバー部材を有し、
    他のクリーニングブレードが前記像担持体に接触している状態で少なくとも一つの非接触の前記像担持体に接触している前記クリーニングブレードと同構成のクリーニングブレードに対応するカバー部材は、非接触のクリーニングブレードが位置する空間の下方側の空間に位置して、前記クリーニングブレードが収容されているクリーニング装置に取り付けられた固定カバー部材と一部が接触して、前記回転支持部が回転し、前記像担持体に接触するクリーニングブレードが変更させられた時に、それぞれの前記カバー部材の機能が入れ替わることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記カバー部材は、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で、前記クリーニングブレードの腹面全体の位置にまで、またはそれよりも外側に伸長していることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記カバー部材は、少なくとも前記クリーニングブレードの幅を覆う大きさの幅を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記カバー部材は、当該クリーニング装置が設置されて前記回転支持部が回転した際に、前記像担持体と接触しない長さに設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記カバー部材は、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触して使用可能な状態で、像担持体側を外側として、内側端に対し外側端が水平より上方を向いているかもしくは水平であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記カバー部材はシート状部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記回転支持部は、前記クリーニングブレードを固定する固定部を有しており、前記固定部は、前記クリーニングブレードを固定する固定面側とは反対の側に屈曲または湾曲した形状を有し、前記屈曲または湾曲した形状部分に前記カバー部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 像担持体に接触可能な複数のクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードを回転可能に支持して前記像担持体に接触するクリーニングブレードを変更可能とする回転支持部と、を有し、
    前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触する側を腹面としたときに、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接触した状態で前記クリーニングブレードの上方となる位置に、前記クリーニングブレードの腹面外側に向いて伸長するカバー部材を有し、
    他のクリーニングブレードが前記像担持体に接触している状態で少なくとも一つの非接触の前記像担持体に接触している前記クリーニングブレードと同構成のクリーニングブレードに対応するカバー部材は、非接触のクリーニングブレードが位置する空間の下方側の空間に位置して、前記クリーニングブレードが収容されているクリーニング装置に取り付けられた固定カバー部材と一部が接触して、前記回転支持部が回転し、前記像担持体に接触するクリーニングブレードが変更させられた時に、それぞれの前記カバー部材の機能が入れ替わり、前記カバー部材と前記固定カバー部材とが可撓性を有する材料からなり、前記カバー部材と前記固定カバー部材の接触部における前記カバー部材の剛度をA、前記固定カバー部材の剛度をBとしたときに、前記カバー部材は、A>Bの関係を満たすものであることを特徴とするクリーニング装置。
  9. 画像を担持する像担持体を有する画像形成部と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のクリーニング装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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