JP6641772B2 - プローブピン、および、これを備えた検査治具 - Google Patents

プローブピン、および、これを備えた検査治具 Download PDF

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    • G01R1/067Measuring probes

Description

本発明は、プローブピン、および、このプローブピンを備えた検査治具に関する。
従来、プローブピンとしては、特許文献1に記載されたものがある。このプローブピンは、ジグザグ状に形成された変位部と、この変位部の両端に各々設けられた接触部とを備えている。
特開2009−128218号公報
しかし、前記プローブピンでは、変位部が蛇腹形状に形成されているので、接触部を中心線に沿って平行に変位させることが困難であった。このため、所望の変位量を正確に確保することができない場合があった。
また、蛇腹形状の変位部は電気抵抗が大きいので、電気が流れ難かった。このため、良好な導通性を確保することが困難であった。
そこで、本発明は、所望の変位量を正確に確保できると共に良好な導通性を確保できるプローブピン、および、このプローブピンを備えた検査治具を提供することを課題とする。
本発明に係るプローブピンは、前記課題を解決すべく、中心線に沿って連結された複数の弾性ユニットを有し、前記中心線に沿って伸縮する弾性部と、前記弾性部の両端にそれぞれ設けられた接点部と、を備え、前記弾性ユニットが、前記中心線に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置された一対の導通部と、前記中心線に対して対称に設けられ、前記一対の導通部間を連結する弾性支持部と、を有し、前記一対の導通部が、前記弾性部を前記中心線に沿って縮めたときに、相互に接触するように配置された内部接触部をそれぞれ有している。
本発明のプローブピンによれば、中心線に沿って連結された複数の弾性ユニットを有し、中心線に沿って伸縮する弾性部と、弾性部の両端にそれぞれ設けられた接点部とを備えている。これにより、接点部を中心線に沿って伸縮させることができるので、所望の変位量を正確に確保できる。
また、弾性ユニットが、中心線に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置された一対の導通部と、中心線に対して対称に設けられ、一対の導通部間を連結する一対の弾性支持部と、を有し、一対の導通部が、弾性部を中心線に沿って縮めたときに、相互に接触するように配置された内部接触部とをそれぞれ有している。これにより、中心線に沿って導通経路を確保できるので、良好な導通性を確保できる。
本発明の実施形態としては、前記内部接触部が面であってもよい。
本実施形態によれば、一対の導通部の接触抵抗を抑制でき、良好な導通性を確保できる。
本発明の実施形態としては、前記内部接触部が、相互に押圧し合うように配置されている構成としてもよい。
本実施形態によれば、高い接触信頼性を確保できる。
本発明の実施形態としては、前記接点部の少なくともいずれか一方が、前記中心線に対して非対称な形状を有している構成としてもよい。
本実施形態によれば、プローブピンの設計等に応じて、接点部の形状を適宜変更できる。このため、プローブピンの設計の自由度を広げることができる。
本発明の検査治具、ハウジングと、前記接点部が露出し、かつ、前記一対の導通部が開離した状態で前記ハウジング内に収納された、前記プローブピンと、を備える。
本発明の検査治具によれば、所望の変位量を確保できると共に、良好な導通性を確保できるプローブピンを備えた検査治具を提供できる。
本発明の第1実施形態のプローブピンを備えた検査治具の斜視図である。 図1の検査治具のII矢視図である。 図1の検査治具のIII矢視図である。 図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図3のV-V線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態のプローブピンの斜視図である。 図6のプローブピンのVII矢視図である。 図6のプローブピンのVIII矢視図である。 図8の部分拡大図である。 図6のプローブピンの動作を説明するための部分拡大図である。 図10に続く、図6のプローブピンの動作を説明するための部分拡大図である。 図11に続く、図6のプローブピンの動作を説明するための部分拡大図である。 本発明の第2実施形態のプローブピンの平面図である。 図13のプローブピンの部分拡大図である。 本発明の第3実施形態のプローブピンの平面図である。 15のプローブピンの部分拡大図である。 本発明の第4実施形態のプローブピンの平面図である。 17のプローブピンの部分拡大図である。 本発明の第5実施形態のプローブピンの平面図である。 19のプローブピンの部分拡大図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、図面に表された構成を説明するうえで、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を示す用語、及びそれらを含む別の用語を使用するが、それらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。したがって、それらの用語は本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、それらの用語によって特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきでない。
(第1実施形態)
図1に示すように、検査治具1は、略角筒形状のハウジング2と、このハウジング2の内部に収納された複数のプローブピン3とで構成されている。この検査治具1では、プローブピン3は、板厚方向(Y方向)に重ねられ、それぞれが独立して伸縮可能に収納されている。なお、X方向は、Y方向に直交する方向であり、Z方向はX,Y方向に直交する方向である。
ハウジング2は、図2,図3に示すように、同一の外形の上部ハウジング10と下部ハウジング20とを有し、上部ハウジング10と下部ハウジング20とを直列に接続した状態で一体化されている。
上部ハウジング10は、図4,図5に示すように、その内部に設けられた収納部11と、Z方向の下側の面に設けられた第1開口部15と、Z方向の上側の面に設けられた第2開口部16とを有している。
収納部11は、ハウジング2のZ方向に延びる中心線CL1に沿って、かつ、X方向において中心線CL1に対して対称に、設けられている。この収納部11は、第1開口部15に連通する本体側収納部12と、第2開口部16に連通する接点側収納部13とで構成されている。本体側収納部12は、図4に示すように、接点側収納部13よりも大きいX方向の幅とZ方向の長さとを有している。また、本体側収納部12と接点側収納部13との接続部分には、段部14が形成されている。
下部ハウジング20は、上部ハウジング10と同様の構成を有している。すなわち、下部ハウジング20は、図4,図5に示すように、その内部に設けられた収納部21と、Z方向の上側の面に設けられた第1開口部25と、Z方向の下側の面に設けられた第2開口部26とを有している。
収納部21は、中心線CL1に沿って、かつ、X方向において中心線CL1に対して対称に、設けられている。この収納部21は、第1開口部25に連通する本体側収納部22と、第2開口部26に連通する接点側収納部23とで構成されている。本体側収納部22は、図4に示すように、接点側収納部23よりも大きいX方向の幅とZ方向の長さとを有している。また、本体側収納部22と接点側収納部23との接続部分には、段部24が形成されている。
上部ハウジング10と下部ハウジング20とは、同一のX方向の幅L7を有している。また、上部ハウジング10の第1開口部15と下部ハウジング20の第1開口部25とが向き合い、上部ハウジング10の本体側収納部12を構成する内壁と下部ハウジング20の本体側収納部22を構成する内壁とが同一平面に位置するように、接続されている。
プローブピン3は、図6に示すように、略同一の板厚(Y方向の厚さ)を有する板形状で、弾性部30と、弾性部30の両端にそれぞれ設けられた第1,第2接触部40,50とで構成されている。弾性部30および第1,第2接触部40,50は、図7,図8に示すように、プローブピン3のZ方向に延びる中心線CL2に沿って配置されている。なお、このプローブピン3は、電鋳法を用いて、ばね性を有する材料で形成されており、さらに、導電性を有している。
弾性部30は、図7に示すように、中心線CL2に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置された一対の導通部32,33と、この一対の導通部32,33間を連結する一対の弾性支持部34,35とを有する複数の弾性ユニット31で構成されている。この複数の弾性ユニット31は、一対の導通部32が中心線CL2に沿って並び、かつ、所望の変位量が得られるように一定の間隔で連結されている。
導通部32,33は、図9に示すように、丸面取りされた頂点部321,331と、内部接触部の一例の斜面部322,332とで構成された略2等辺三角形状を有している。この導通部32,33は、各々が中心線CL2に沿って延び、かつ、相互に接触しないように配置されている。一対の導通部32,33のうち、Z方向の上側の導通部32(以下第1導通部32という)は、その頂点部321が、中心線CL2からX方向の左側に僅かに離れた位置に配置されている。また、Z方向の下側の導通部33(以下、かど部33という)は、その頂点部331が、中心線CL2からX方向の右側に僅かに離れた位置に配置されている。
弾性支持部34,35は、図9に示すように、X方向において中心線CL2に対して対称に設けられている。また、この弾性支持部34,35は、Z方向において弾性支持部34,35の中間点341,351を通る直線MLに対して対称に設けられている。一対の弾性支持部34,35のうち、X方向の右側の弾性支持部34は、第1,第2導通部32,33のX方向の右側に連結されている連結部342,343と、この連結部342,343を繋ぐ円弧部344とで構成されている。また、X方向の左側の弾性支持部35は、第1,第2導通部32,33のX方向の左側に連結されている連結部352,353と、この連結部352,353を繋ぐ円弧部354とで構成されている。
連結部342,343,352,353の各々は、直線MLから離れる方向に湾曲して延びている。これにより、弾性力を確保しつつ、導通部32,33と弾性支持部34,35との接合部分にかかる応力を分散している。また、円弧部344,354の各々は、略半円環形状を有している。
第1接触部40は、図7に示すように、中心線CL2に沿って延びており、自由端部(Z方向の上側の端部)に設けられた接点部41と、弾性部30が連結されている基端部(Z方向の下側の端部)に設けられた一対の支持突部42と、自由端部側に設けられた貫通孔43とで構成されている。
接点部41は、X方向において中心線CL2に対して非対称な波状を有している。支持突部42は、基端部からX方向に向かって突出しており、中心線CL2から先端421までの距離L1が、中心線CL2から弾性支持部34,35の中間点341,351までの距離L2よりも大きくなるように、設けられている。また、貫通孔43は、略矩形状を有し、自由端部側の一辺が接点部41に沿って波状に形成されている。
第2接触部50は、図7に示すように、中心線CL2に沿って延びており、自由端部(Z方向の下側の端部)に設けられた接点部51と、弾性部30が連結されている基端部(Z方向の上側の端部)に設けられた一対の支持突部52とで構成されている。
接点部51は、半円形状を有している。また、支持突部52は、基端部からX方向に向かって突出しており、第1接触部40の支持突部42と同じ形状および大きさを有している。すなわち、支持突部52は、中心線CL2から先端521までの距離L1が、中心線CL2から弾性支持部34,35の中間点341,351までの距離L2よりも大きくなるように、設けられている。
なお、図4に示すように、第1接触部40は、一対の支持突部42が設けられている基端部を除くX方向の幅L3(図7に示す)が、上部ハウジング10の接点側収納部13のX方向の幅L6よりも小さくなるように設けられている。一方、第1接触部40の基端部は、一対の支持突部42の先端421間の距離L4(図7に示す)が、上部ハウジング10の本体側収納部12のX方向の幅L7に略等しくなるように設けられている。
また、第2接触部50は、一対の支持突部52が設けられている基端部を除くX方向の幅L5(図7に示す)が、下部ハウジング20の接点側収納部23のX方向の幅L8よりも小さくなるように設けられている。一方、第2接触部50の基端部は、一対の支持突部52の先端521間の距離L4が、下部ハウジング20の本体側収納部22のX方向の幅L7に略等しくなるように設けられている。
さらに、第1,第2接触部40,50は、支持突部42のZ方向の上側面と、支持突部52のZ方向の下側面との間の距離L9が、上部ハウジング10の段部14と下部ハウジング20の段部24との間の距離L10よりも短くなるように設けられている。
次に、検査治具1の複数のプローブピン3の動作について説明する。この検査治具1では、高電流に対応するため、図1に示すように、複数のプローブピン3を板厚方向の両面を交互に反転させて、板厚方向(Y方向)に重ねている。また、この検査治具1では、複数のプローブピン3の各々が独立して伸縮可能になっている。
ハウジング2の内部に収納された初期状態のプローブピン3は、図4に示すように、第1,第2接触部40,50の接点部41,51が露出し、図10に示すように、第1,第2導通部32,33が開離している。
この初期状態では、弾性部30がZ方向に圧縮され、図4に示すように、第1接触部40の支持突部42が上部ハウジング10の段部14を押圧し、第2接触部50の支持突部52が下部ハウジング20の段部24を押圧している。このため、プローブピン3は、がたつくことなく、ハウジング2の内部に収納されている。
初期状態のプローブピン3の接点部41,51に力を加え、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、各弾性ユニット31の第1,第2導通部32,33が中心線CL2に沿って相互に接近し、図11に示すように、フルストロークに達する前に頂点部321,331同士が接触する。その結果、中心線CL2に沿った導通経路が形成される。
このとき、頂点部321,331は正対しておらず、X方向に僅かにずれた状態で接触する。また、第1,第2接触部40,50がハウジング2の内部に押し込まれていくにつれて、弾性支持部34,35が次第にZ方向に圧縮される。
第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、図12に示すように、第1導通部32が、第2導通部33によって中心線CL2からX方向の左側へ押し込まれる。これと同時に、第2導通部33が、第1導通部32によって中心線CL2からX方向の右側へ押し込まれる。すなわち、第1導通部32のX方向の右側の斜面部322と、第2導通部33のX方向の左側の斜面部332とが、相互に面接触した状態でスライドする。このため、高い接触信頼性を確保できる。
さらに、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、頂点部321,331が弾性支持部34,35に接触する、あるいは、接点部41,51がハウジング2の内部に完全に収納される。これにより、第1,第2接触部40,50の移動が停止する。
第1,第2接触部40,50の移動が停止した後、接点部41,51に加えられている力を解放すると、各弾性ユニット31の弾性支持部34,35の復帰力により、プローブピン3は、図10に示す初期状態に復帰し、第1,第2導通部32,33が再び開離する。
このように、前記構成のプローブピン3は、中心線CL2に沿って連結された複数の弾性ユニット31を有し、中心線CL2に沿って伸縮する弾性部30と、弾性部30の両端にそれぞれ設けられた接点部41,51とを備えている。これにより、接点部41,51を中心線CL2に沿って伸縮させることができるので、所望の変位量を正確に確保できる。
また、弾性ユニット31が、中心線CL2に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置された第1,第2導通部32,33と、中心線CL2に対して対称に設けられ、第1,第2導通部32,33間を連結する一対の弾性支持部34,35と、を有している。そして、第1,第2導通部32,33が、弾性部30を中心線CL2に沿って縮めたときに、相互に接触するように配置された斜面部322,332をそれぞれ有している。これにより、中心線CL2に沿って導通経路を確保できるので、良好な導通性を確保できる。
また、第1導通部32の斜面部322と第2導通部33の斜面部332とが面接触する。これにより、第1,第2導通部32,33の接触抵抗を抑制でき、良好な導通性を確保できる。
また、第1接触部40の接点部41が、中心線CL2に対して非対称な形状を有している。このように、プローブピン3の設計等に応じて、接点部41の形状を適宜変更できるので、プローブピン3の設計の自由度を広げることができる。
なお、前記構成の検査治具1では、複数のプローブピン3がそれぞれ独立して伸縮可能である。このため、例えば、被試験デバイスが傾いていたとしても、この傾きに柔軟に対応して、複数のプローブピン3の接点部41,51のそれぞれが被試験デバイスに接触することができる。これにより、高い接触安定性を有する検査治具1を得ることができる。
(第2実施形態)
図13,図14は、第2実施形態のプローブピン103を示す図である。この第2実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態のプローブピン103は、図13,図14に示すように、略正三角形状を有する第1,第2導通部62,63を設けている点で、第1実施形態と異なっている。
第1,第2導通部62,63は、その形状が異なる点を除いては、第1実施形態のプローブピン3の第1,第2導通部32,33と同じ構成を有し、第1実施形態のプローブピン3と同様に動作する。
(第3実施形態)
図15,図16は、第3実施形態のプローブピン203を示す図である。この第3実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第3実施形態のプローブピン203は、図15,図16に示すように、中心線CL2に沿って延びる旗状を有する第1導通部72と、中心線CL2に沿って延びる略矩形状を有する第2導通部73とを設けている点で、第1実施形態と異なっている。
第1導通部72は、図16に示すように、矩形状の基部74と、この基部74よりもX方向の幅が広い先端部75とで構成されている。この先端部75には、第2導通部73に対向するよう配置された斜面部76が設けられている。第2導通部73は、第1導通部72の斜面部76に対向するように配置された斜面部77を有している。
また、図16に示すように、第1導通部72の先端部75は、中心線CL2からX方向の右側に突出しており、第2導通部73は、その一方の側面が中心線CL2上に位置している。
すなわち、斜面部76,77は、相互に対応するように配置され、プローブピン203をハウジング2の内部に収納し、接点部41,51に力を加えたときに、相互に面接触するように配置されている。
第3実施形態のプローブピン203をハウジング2の内部に収納し、接点部41,51に力を加えて、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいく。すると、各弾性ユニット31の第1,第2導通部72,73が中心線CL2に沿って相互に接近し、フルストロークに達する前に斜面部76,77同士が接触し、導通する。その結果、中心線CL2に沿った導通経路が形成される。
第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、第1導通部72の先端部75が、第2導通部73によって中心線CL2からX方向の左側へ押し込まれる。同時に、第2導通部73が、第1導通部72の先端部75によって中心線CL2からX方向の右側へ押し込まれる。すなわち、第1導通部72の斜面部76と、第2導通部73の斜面部77とが、相互に面接触した状態でスライドする。さらに、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、第1導通部72の先端部75のX方向の右側の端部78と、第2導通部73のX方向の左側の側面79とが、相互に接触した状態でスライドする。このため、高い接触信頼性を確保できる。
なお、第1導通部72の斜面部76および端部78と、第2導通部73の斜面部77および側面79とは、内部接触部の一例である。
(第4実施形態)
図17,図18は、第4実施形態のプローブピン303を示す図である。この第4実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第4実施形態のプローブピン303は、図17,図18に示すように、中心線CL2に沿って延びる略矩形状を有する第1導通部82と、中心線CL2に沿って平行に延びる一対の弾性腕部84を有する第2導通部83とを設けている点で、第1実施形態と異なっている。
第2導通部83の弾性腕部84は、図18に示すように、X方向において中心線CL2に対して対称に配置され、その先端に中心線CL2に向かって突出する突起部85を有している。この突起部85は、対向する突起部85との間の距離が、第1導通部82のX方向の幅よりも狭くなるように配置されている。
第4実施形態のプローブピン303をハウジング2の内部に収納し、接点部41,51に力を加えて、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいく。すると、各弾性ユニット31の第1,第2導通部82,83が中心線CL2に沿って相互に接近し、フルストロークに達する前に、第1導通部82の先端の角部86と、第2導通部83の突起部85とが接触する。その結果、中心線CL2に沿った導通経路が形成される。
第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、第1導通部82が、第2導通部83の弾性腕部84の間に押し込まれる。これにより、一対の弾性腕部84の突起部85が、第1導通部82のX方向の側面87によって、それぞれ中心線CL2から離れる方向に押し広げられる。すなわち、第1導通部82は、第2導通部83の弾性腕部84により挟持された状態でスライドする。このため、高い接触信頼性を確保できる。
なお、第1導通部82の角部86および側面87と、第2導通部83の突起部85とは、内部接触部の一例である。
(第5実施形態)
図19,図20は、第5実施形態のプローブピン403を示す図である。この第5実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第5実施形態のプローブピン403は、図19,図20に示すように、略半円環状の第1,第2導通部92,93を設けた点で、第1実施形態と異なっている。
第1,第2導通部92,93は、図20に示すように、X方向において中心線CL2に対して対称、かつ、Z方向において直線MLに対して対称に配置されている。
第5実施形態のプローブピン403をハウジング2の内部に収納し、接点部41,51に力を加えて、第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいく。すると、各弾性ユニット31の第1,第2導通部92,93が中心線CL2に沿って相互に接近し、フルストロークに達する前に第1,第2導通部92,93の頂点94,95同士が接触する。その結果、中心線CL2に沿った導通経路が形成される。
第1,第2接触部40,50をハウジング2の内部に押し込んでいくと、第1,第2導通部92,93は、次第に弾性変形し、その弾性力により相互に押圧し合う。これにより、高い接触信頼性を確保できる。
なお、頂点94,95は、内部接触部の一例である。
第1〜第5実施形態に示すように、一対の導通部は、プローブピンの中心線CL2に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置されていればよく、プローブピンの設計等に応じて、その形状を適宜変更できる。すなわち、設計の自由度の高いプローブピンを提供できる。
(その他の実施形態)
接点部41,51は、いずれも中心線CL2に対して対称な形状を有していてもよいし、いずれも中心線CL2に対して非対称な形状を有していてもよい。接点部の形状は、プローブピンの設計等に応じて、適宜変更できる。
前記実施形態のプローブピンは、電鋳法に限らず、可能ならば、他の任意の方法で製造してもよい。
ハウジング2の形状は、略角筒形状に限らず、検査治具の設計等に応じて、適宜変更できる。
前記実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいことは、勿論である。
本発明のプローブピンおよび検査治具は、例えば、半導体集積回路および半導体デバイス等の検査に用いることができる。
1 検査治具
2 ハウジング
3,103,203,303,403 プローブピン
10 上部ハウジング
11 収納部
12 本体側収納部
13 接点側収納部
14 段部
15 第1開口部
16 第2開口部
20 下部ハウジング
21 収納部
22 本体側収納部
23 接点側収納部
24 段部
25 第1開口部
26 第2開口部
30 弾性部
31 弾性ユニット
32,62,72,82,92 第1導通部
321 頂点部
322 斜面部
33,63,73,83,93 第2導通部
331 頂点部
332 斜面部
34,35 弾性支持部
341,351 中間点
342,343,352,353 連結部
344,354 円弧部
40 第1接触部
41 接点部
42 支持突部
421 先端
43 貫通孔
50 第2接触部
51 接点部
52 支持突部
521 先端

Claims (4)

  1. 中心線に沿って連結された複数の弾性ユニットを有し、前記中心線に沿って伸縮する板状の弾性部と、
    前記弾性部の両端にそれぞれ設けられた接点部と、
    を備え、
    前記弾性ユニットが、
    前記中心線に沿って接触可能かつ開離可能に対向配置された第1導通部および第2導通部と、前記中心線に対して対称に設けられ、前記第1導通部および前記第2導通部間を連結する一対の弾性支持部と、
    を有し、
    前記第1導通部が
    板厚方向に沿って見たときに前記中心線に対する一方側に配置された第1頂点を有する略三角形状であると共に、前記第1頂点から、前記中心線に対する一方側から他方側に向かう方向でかつ前記第2導通部から離れる方向に向かって延びる第1傾面を有し、
    前記第2導通部が、
    前記板厚方向に沿って見たときに前記中心線に対する他方側に配置された第2頂点を有する略三角形状であると共に、前記第2頂点から、前記中心線に対する他方側から一方側に向かう方向でかつ前記第1導通部から離れる方向に向かって延びる第2傾斜面を有する、プローブピン。
  2. 前記第1傾斜面および前記第2傾斜面が、相互に押圧し合うように配置されている、請求項1のプローブピン。
  3. 前記接点部の少なくともいずれか一方が、前記中心線に対して非対称な形状を有している、請求項1または2のプローブピン。
  4. ハウジングと、
    前記接点部が露出し、かつ、前記第1導通部および前記第2導通部が開離した状態で前記ハウジング内に収納された、請求項1から3のいずれか1項のプローブピンと、
    を備える検査治具。
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