JP2016126986A - 接続端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、大きさのバリエーションを増やしやすい接続端子を提供する。【解決手段】接続対象物2と、接続対象物2に対向する基板3とに導通接触する導電性金属片でなる接続端子1について、接続対象物2と導通接触する第1接触部4と、基板3と導通接触する複数の第2接触部と、第1接触部4から1つの第2接触部に繋がって、接続対象物2と基板3との対向方向で弾性変形する第1の弾性屈曲片5と、第1接触部4から他の第2接触部10に繋がって、対向方向で弾性変形する第2の弾性屈曲片6とを有しており、第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6は、導電性金属片の板面どうしを平行として並列に配置されており、且つ第1接触部4に繋がる端部どうしを繋ぐ線の中心に回転軸を有する回転対称となる形状に形成されることとした。こうすることで、部品点数を減らし、大きさのバリエーションを増やしやすくすることができる。【選択図】図7

Description

本発明は、接続対象物同士を導通接続する接続端子に関する。
対向する接続対象物同士を導通接続する端子としては、筒状のケース内にスプリング端子が収容されるポゴピンが広く使用されている(例として特許文献1)。こうしたポゴピンでは、ケースの両端側に接点部が設けられ、内部のスプリング端子が接続対象物の対向方向で伸縮することで、各接点部の距離を変えることができる。よって、各接続対象物に振動が生じたり、それらの間隔が変わる場合であっても、ポゴピンの接点部が各接続対象物に追従して、導通接触を維持することができる。
特開2011−238634号公報
しかし、ポゴピンは上記のようにケースとスプリング端子からなり、複数の部品点数からなるため構造が複雑である。そのため、接続対象物同士の間隔に応じてバリエーションを増やさなければならないという課題がある。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明であり、その目的は、部品点数が少なく、大きさのバリエーションを容易に増やすことができる接続端子を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
本発明は、第1の接続対象物と、第1の接続対象物に対向する第2の接続対象物とに導通接触する導電性金属片でなる接続端子について、前記第1の接続対象物と導通接触する第1接触部と、前記第2の接続対象物と導通接触する複数の第2接触部と、前記第1接触部から前記1つの第2接触部に繋がって、前記第1の接続対象物と前記第2の接続対象物との対向方向で弾性変形する第1の弾性屈曲片と、前記第1接触部から前記他の第2接触部に繋がって、前記対向方向で弾性変形する第2の弾性屈曲片とを有しており、前記第1の弾性屈曲片と前記第2の弾性屈曲片は、前記導電性金属片の板面どうしを平行として並列に配置されており、且つ第1接触部に繋がる端部どうしを繋ぐ線の中心に回転軸を有する回転対称となる形状に形成されていることを特徴とする接続端子を提供することができる。
本発明の接続端子は導電性金属片でなるため、例えば複数の部材を有し、複雑な構造でなるポゴピンと比較して、部品点数を減少させることができる。また、これにより、金属片の形状や大きさを変更することで高さや大きさについて様々なバリエーションの接続端子を容易に設けることができる。さらに、第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片が前記対向方向で弾性変形することで、各接続対象物に振動が生じたり、それらの間隔が変更したりしても、各接触部がそれぞれ接続対象物に追従して、導通接触を維持することができる。
第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片を、前記導電性金属片の板面どうしを平行として並列に配置し、第1接触部に繋がる端部どうしを繋ぐ線の中心に回転軸を有する回転対称となる形状に形成することで、各弾性屈曲片が各接触部を少なくとも2箇所で均等に支持することができる。よって、第1接触部と第2接触部に振動や力が加えられた場合であっても、第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片とが各接触部をしっかりと支持する。また、第1、第2の弾性屈曲片は前述の通り回転対称となる形状であることから、第1接触部又は第2接触部の何れかが前記対向方向に変位するときは、板面が斜めに偏らずに真っ直ぐに弾性変形することができる。以上のように本発明の接続端子によれば各接続対象物との導通接触を確実に維持することができる。
前記本発明の第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片とが、同一形状であるものとすることができる。
こうすることで、第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片について、弾性変形のしやすさを同じにすることができる。よって、例えば各弾性屈曲片が同じ大きさの力を受けた際に、両方が同じように弾性変形することができる。よって、第1接触部と第2接触部を互いに平行な状態で支持しやすくすることができるため、それらと各接続対象物とをより確実に導通接触させることができる。
前記本発明の第1の弾性屈曲片と第2の弾性屈曲片は、曲率半径が小さい第1屈曲部と、第1屈曲部よりも曲率半径が大きい第2屈曲部を有するものとすることができる。
こうすることで、第2屈曲部の前記対向方向の大きさのみを調整することで、本発明の接続端子全体の前記対向方向の高さ方向の長さや、高さ方向における弾性変形量を容易に調整することができる。
前記本発明の第1屈曲部と第2屈曲部とが前記対向方向で弾性変形した状態で前記各第1屈曲部と前記各第2屈曲部が第1接触部から外方に突出し、前記各第1屈曲部の第1接触部からの突出長さが、前記各第2屈曲部の第1接触部からの突出長さと略同じであるものとすることができる。
こうすることで、第2屈曲部が大きく弾性変形して、第1接触部の外方に向けて大きく突出しても、接続端子全体がその突出方向で大型化することを抑制できる。よって例えば基板上で他の実装品が密集している狭い部分にも接続端子を設置することができる。
本発明によれば、各接続対象物の間隔の違いに応じて大きさのバリエーションを設けやすい接続端子とすることができる。
実施形態による接続端子の外観斜視図。 図1の接続端子の正面図。 図1の接続端子の平面図。 図1の接続端子の底面図。 図1の接続端子の右側面図。 図1の接続端子の展開図。 図1の接続端子の使用状態を表す説明図。 図7の接続端子が弾性変形している状態を表す説明図。 図8の接続端子の第1接触部が傾斜している状態を表す説明図。
以下、本発明の接続端子の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
接続端子1は、「第1の接続対象物」としての接続対象物2と、接続対象物2に対向する「第2の接続対象物」としての基板3とを導通接続する。接続対象物2は接続端子1が接触する接触面2aを有し、接触面2aは、基板3において接続端子1と導通接触する基板面3aと略平行に配置される。この接続対象物2の具体例としては、例えば他の基板の接点部、回路素子の接点部、他の基板と導通接触する接点材料、電気機器の筐体の内面(接地接続)等を列挙することができる。また「第2の接続対象物」としては基板3を例示するが、回路素子の接点部、他の基板と導通接触する接点材料、電気機器の筐体の内面(接地接続)等としても良い。接続端子1は、コネクタハウジングに装着されるのではなく、それ単体で第1の接続対象物と第2の接続対象物との導電接続に用いるものである。
本明細書中では、接続端子1の幅方向(第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6の配列方向。矩形状の第1接触部4の長手方向。)をX方向、前後方向(前記幅方向Xに対する直交方向であって、第1接触部4の板面と平行な方向。矩形状の第1接触部4の短手方向。)をY方向、接続端子1の高さ方向(接続対象物2と基板3の対向方向)をZ方向として説明する。接続端子1の高さ方向Zにおける接続対象物2の側を「上側」とし、基板3の側を「下側」として説明する。しかし、これらの説明は接続端子1の接続対象物2への実装方法や使用方法を限定するものではない。
なお、接続端子1について、背面図は正面図と同様に表されるため、記載を省略する。また、左側面図は右側面図と同様に表れるため、記載を省略する。
実施形態〔図1〜図9〕:
接続端子1は、図1〜図6で示すように導電性金属片を折り曲げ加工して形成され、第1接触部4と、第1の弾性屈曲片5と、第2の弾性屈曲片6と、第2接触部8,10とを有する。第1の弾性屈曲片5は第2の弾性屈曲片6とは同形同大であり、それらは接続対象物2の接触面2aと基板3の基板面3aの対向方向で弾性変形することができる。また、接続端子1は全体として第1接触部4に繋がる端部どうしを繋ぐ線の中心Cを通り、高さ方向Zに沿って伸長する中心軸Lを回転軸とする180°の回転対称となる形状として形成されている。本実施形態の接続端子1は一枚の金属片でなるため、例えば複数の部材からなり、複雑な構造を有するポゴピンを使用する場合と比較して、部品点数を減少させることができる。
第1接触部4は、矩形状に形成されており、その平坦な上面には複数の突出部4aを有する。本実施形態では第1接触部4は突出部4aを4つ有しており、各突出部4aは、第1接触部4の4つの角に対応して1つずつ設けられる。よって、接続対象物2の接触面2aと4カ所で安定して導通接触することができる。4つの突出部4aに囲まれる第1接触部4の平坦な中心部は、接続端子1を基板3に実装する際に自動機の吸着ノズルによってエア吸着する吸着部となる。
第1の弾性屈曲片5は、第1の伸長部7aと、「第1屈曲部」としての第1の折返し部7bと、第2の伸長部7cと、「第2屈曲部」としての第2の折返し部7dと、第3の伸長部7eと、「第1屈曲部」としての第3の折返し部7fとを有する。第1の弾性屈曲片5は、材料となる金属片の長さや、各折返し部7b,7d,7fの曲率半径を変更することで、接続端子1の高さを容易に変更することができる。また、その金属片の長さや板幅を変更することで、第1の弾性屈曲片5の弾性変形のしやすさを容易に変更することもできる。
第1の伸長部7aは、第1接触部4において幅方向Xに沿う一辺(以下、本明細書において前後方向Yにおける後側の一辺として記載する)の、幅方向Xにおける一端側に繋がり、後側に向けて伸長する。
第1の折返し部7bは、第1の伸長部7aの後端に繋がり、前側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。
第2の伸長部7cは、第1の折返し部7bに繋がり、下側に向けて傾斜しつつ、前側に向けて伸長する直線形状にて形成される。第2の伸長部7cには、その長さ方向に沿う細孔7c1が形成されている。これにより、板幅が細く剛性が弱い複数本の細片部7c2を設けることができるため、第1の弾性屈曲片5が弾性変形する際に細片部7c2をしならせて、第1の折返し部7bや第2の折返し部7dに生じる応力を逃がすことができる。よって、第1の折返し部7bや第2の折返し部7dへの応力集中を抑制できる。また、複数の細片部7c2の分岐箇所において細片部7c2の端部側の剛性が弱くなるようにしている。その結果、接続端子1が大きく圧縮するように変位した際には、第1の折返し部7b、第2の折返し部7dが潰れることなく、細片部7c2の端部で屈曲するように変形することができる。そのため、各折返し部7b,7dが潰れて第1の弾性屈曲片5が前後方向Yに広がって大型化することを抑えることができる。
第2の折返し部7dは、第2の伸長部7cの前端に繋がり、後側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。第2の折返し部7dは第1の折返し部7bよりも曲率半径が大きく、第1の弾性屈曲片5が高さ方向Zで押圧された場合には、この第2の折返し部7dが最も大きく高さ方向Zで弾性変形する。
第3の伸長部7eは、第2の折返し部7dに繋がり、下側に向けて傾斜しつつ、後側に向けて伸長する直線形状に形成される。第3の伸長部7eにも第2の伸長部7cの細孔7c1と同様の細孔7e1が形成されている。これにより、細片部7c2と同様に板幅が細く剛性が弱い複数本の細片部7e2を設けることができるため、第1の弾性屈曲片5が弾性変形する際に細片部7e2をしならせて、第2の折返し部7dや第3の折返し部7fに生じる応力を逃がすことができる。よって、第2の折返し部7dや第3の折返し部7fへの応力集中を抑制できる。また、複数の細片部7e2の分岐箇所において細片部7e2の端部側の剛性が弱くなるようにしている。その結果、接続端子1が大きく圧縮するように変位した際には、第2の折返し部7d、第3の折返し部7fが潰れることなく、細片部7e2の端部で屈曲するように変形することができる。そのため、各折返し部7d,7fが潰れて第1の弾性屈曲片6が前後方向Yに広がって大型化することを抑えることができる。
第3の折返し部7fは、第3の伸長部7eの後端に繋がり、前側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。第3の折返し部7fの曲率半径は、第1の折返し部7bの曲率半径と略等しく、第2の折返し部7dの曲率半径よりも小さい。
第2接触部8は、第3の折返し部7fの下端に繋がり、略矩形に形成される。第2接触部8の下面は平坦な板面でなり、ここが基板3に対して半田付けされる。また、第2接触部8は第1接触部4とは略平行に配置され、第1接触部4と第2接触部8との間には第1の弾性屈曲片5が配置される。
第2の弾性屈曲片6は、第1の伸長部9aと、「第1屈曲部」としての第1の折返し部9bと、第2の伸長部9cと、「第2屈曲部」としての第2の折返し部9dと、第3の伸長部9eと、「第1屈曲部」としての第3の折返し部9fとを有する。第2の弾性屈曲片6は第1の弾性屈曲片5とは同形同大でなり、それらは互いに第1接触部4に繋がる端子どうしを繋ぐ線の中心Cを通る中心軸Lを回転軸とする180°の回転対称となる形状に形成されている(図1)。また、第1の弾性屈曲片5と同様に材料となる金属片の長さや、各折返し部9b,9d,9fの曲率半径を変更することで、接続端子1の高さを容易に変更することができる。さらに、第1の弾性屈曲片5と同様に弾性変形のしやすさを容易に変更することができる。
第1の伸長部9aは、第1接触部4において上述の第1の弾性屈曲片5が繋がる側とは反対側の幅方向Xに沿う一辺(以下、本明細書において前後方向Yにおける前側の一辺として記載する)であって、幅方向Xにおいて上述の第1の弾性屈曲片5が繋がる側とは反対の一端側に繋がり、前側に向けて伸長する。
第1の折返し部9bは、第1の伸長部9aの前端に繋がり、後側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。
第2の伸長部9cは、第1の折返し部9bに繋がり、下側に向けて傾斜しつつ、後側に向けて伸長する直線形状にて形成される。第2の伸長部9cには、その長さ方向に沿う細孔9c1が形成されている。これにより、板幅が細く剛性が弱い複数本の細片部9c2を設けることができるため、第2の弾性屈曲片6が弾性変形する際に細片部9c2をしならせて、第1の折返し部9bや第2の折返し部9dに生じる応力を逃がすことができる。よって、第1の折返し部9bや第2の折返し部9dへの応力集中を抑制できる。また、複数の細片部9c2の分岐箇所において細片部9c2の端部側の剛性が弱くなるようにしている。その結果、接続端子1が大きく圧縮するように変位した際には、第1の折返し部9b、第2の折返し部9dが潰れることなく、細片部9c2の端部で屈曲するように変形することができる。そのため、各折返し部9b,9dが潰れて第2の弾性屈曲片6が前後方向Yで広がって大型化することを抑えることができる。
第2の折返し部9dは、第2の伸長部9cの後端に繋がり、前側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。第2の折返し部9dは第1の折返し部9bよりも曲率半径が大きく、第2の弾性屈曲片6が高さ方向Zで押圧された場合には、この第2の折返し部9dが最も大きく高さ方向Zで弾性変形する。
第3の伸長部9eは、第2の折返し部9dに繋がり、下側に向けて傾斜しつつ、前側に向けて伸長する直線形状に形成される。第3の伸長部9eにも第2の伸長部9cの細孔9c1と同様の細孔9e1が形成されている。これにより、細片部9c2と同様に板幅が細く剛性が弱い複数本の細片部9e2を設けることができるため、第2の弾性屈曲片が弾性変形する際に細片部9e2をしならせて、第2の折返し部9dや第3の折返し部9fに生じる応力を逃がすことができる。よって、第2の折返し部9dや第3の折返し部9fへの応力集中を抑制できる。また、複数の細片部9e2の分岐箇所において細片部9e2の端部側の剛性が弱くなるようにしている。その結果、接続端子1が大きく圧縮するように変位した際には、第2の折返し部9d、第3の折返し部9fが潰れることなく、細片部9e2の端部で屈曲するように変形することができる。そのため、各折返し部9d,9fが潰れて第2の弾性屈曲片6が前後方向Yで広がって大型化することを抑えることができる。
第3の折返し部9fは、第3の伸長部9eの前端に繋がり、後側に向けて略U字状に折り返した半円状の湾曲形状にて形成される。第3の折返し部9fの曲率半径は、第1の折返し部9bの曲率半径と略等しく、第2の折返し部9dの曲率半径よりも小さい。
第2接触部10は、第3の折返し部9fの下端に繋がり、略矩形に形成される。第2接触部10は第1の弾性屈曲片5の第2接触部8と同形同大でなり、第1接触部4と同様に第2接触部10の下面は平坦な板面でなり、ここが基板3に対して半田付けされる。また、第2接触部10も第2接触部8と同様に第1接触部4とは略平行に配置され、第1接触部4と第2接触部10との間には第2の弾性屈曲片6が配置される。
図7で示すように、接続端子1が接続対象物2や基板3から押圧されていない状態では、第1の折返し部7b,9bの前後方向Yにおける第1接触部4からの突出長さは、第3の折返し部7f,9fの前記突出長さと略同じである。また、第2の折返し部7d,9dの前後方向Yにおける第1接触部4からの突出長さは、第1の折返し部7b,9b及び第3の折返し部7f,9fの前記突出長さよりも短い。
これに対し、図8で示すように、接続端子1が接続対象物2や基板3によって押圧されると、第2の折返し部7d,9dが第1の折返し部7b,9bや第3の折返し部7f,9fよりも高さ方向Zで大きく撓む。これにより、第1の弾性屈曲片5の第2の折返し部7dは撓みながら前側に向けて移動し、第2の弾性屈曲片6の第2の折返し部9dは撓みながら後側に向けて移動する。その際、第1の弾性屈曲片5を最大限まで撓ませても、第2の折返し部7dの先端が第1の折返し部9bや第3の折返し部9fよりも前後方向Yで大きく突出しないようにしている。また、同様に第2の弾性屈曲片6を最大限まで撓ませても、第2の折返し部9dの先端が第1の折返し部7dや第3の折返し部7fよりも前後方向Yで大きく突出しないようにしている。こうすることで、各弾性屈曲片5,6が撓んだ際であっても接続端子1が前後方向Yで大きな空間を占めることを抑制することができる。よって、基板3の基板面3aで他の実装品が密集している部分であっても接続端子1を設置することができる。
〔使用方法の説明〕
先ず、第1の弾性屈曲片5の第2接触部8と、第2の弾性屈曲片6の第2接触部10の双方を、基板3に半田付けする。この状態で、第1接触部4に設けられる突出部4aに対して接続対象物2を押圧接触させる。こうして接続対象物2は接続端子1を介して基板3と導通接続する。
この状態で、振動などによって接続対象物2の接触面2aが基板3の基板面3aに対して傾斜しても、第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6の少なくとも何れか一方が弾性変形することで、突出部4aを接続対象物2の接触面2aに追従させてそれらの導通接触を維持することができる。特に本実施形態の接続端子1は、各弾性屈曲片5,6の板面が高さ方向Z又は前後方向Yに対して平行になるように設けられる。従って、各弾性屈曲片5,6は高さ方向Zだけではなく、前後方向Yに沿って弾性変形することもできる。よって、接続対象物2の接触面2aが基板3の基板面3aに対して前後方向Yで傾斜しても各弾性屈曲片5,6が弾性変形することで突出部4aを接触面2aに追従させることもできる(図9参照)。
ここで、仮に接続端子1が弾性屈曲片を1つしか持たないとする。この場合、第1接触部4は前後方向Y及び幅方向Xのどちらの方向にも傾倒しやすくなり、第1接触部4を弾性屈曲片で安定して支持することが困難になる。そのため、接続対象物2の接触面2aと突出部4aとの導通接触が不安定になってしまう。そこで、本実施形態では、2つの屈曲片5,6とによって第1接触部4を2か所で確実に支持することとしている。こうすることで、接続対象物2や基板3に振動が生じても、第1接触部4を接続対象物2の接触面2aに対して安定して接触させることができる。
また、仮に第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6とが同形同大ではないものとすると、弾性屈曲片5,6の弾性変形しやすさが異なってしまう。よって、弾性屈曲片5,6が第1接触部4を同じ力で支持することが困難になり、やはり第1接触部4と接続対象物2や基板3の導通接触が不安定になる場合がある。これに対して本実施形態では、第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6とが同形同大である。こうすることで、第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6について、弾性変形のしやすさを同程度にすることができる。よって、例えば各弾性屈曲片5,6が同じ大きさの力を受けた際に、いずれか一方のみが大きく弾性変形するのではなく、同じように弾性変形することができる。これにより、第1接触部4と第2接触部8,10を互いに平行な状態を維持しやすくすることができるため、第1接触部4の突出部4aと接続対象物2との導通接触を確実に維持することができる。
さらに、接続端子1が全体として回転対称性を有さず、例えば、第1接触部4において同じ一辺から第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6とが伸長するものとすると、各弾性屈曲片5,6によって第1接触部4を支える力が偏り、第1接触部4が接続対象物2の接触面2aに対して傾斜しやすくなる。これに対し、本実施形態の接続端子1は全体として中心軸Lを回転軸とする回転対称性を有しており、上記の通り略矩形でなる第1接触部4において、互いに対角側から各弾性屈曲片5,6が伸長する。こうすることで、第1接触部4が幅方向Xや前後方向Yの向きで傾斜しても、第1の弾性屈曲片5と第2の弾性屈曲片6とが第1接触部4を均等に支持し、第1接触部4の突出部4aと接続対象物2の接触面2aとの導通接触を確実に維持することができる。また、第1、第2の弾性屈曲片5,6が回転対称となる形状であることで、第1接触部4又は第2接触部8,10の何れかが前記対向方向に変位するときは、各弾性屈曲片5,6のうち何れか一方のみが弾性変形するのではなく、両者が同様に弾性変形することができる。したがって、第1接触部4や第2接触部8,10の板面が互いに斜めに偏らずに真っ直ぐに弾性変形することができる。
上記のように、本実施形態によれば、部品点数が少ない接続端子1とすることができる。また、大きさについてバリエーションを増やしやすい接続端子1とすることができる。
実施形態の変形例:
上記実施形態は本発明の実施形態に過ぎず上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での適宜の変更が可能である。
また、前記実施形態では、各弾性屈曲片5,6が折返し部を3つずつ有する例を示した。これに対して、2つ以下、又は4つ以上の折返し部を有するものとすることができる。こうして折返し部の数を減らしたり多くしたりすることで、各弾性屈曲片5,6の弾性変形しやすさや、接続端子1の高さ方向Zの長さを容易に変更することができる。また、前記実施形態では、各弾性屈曲片5,6が「第1屈曲部」としての折返し部を2つずつと、「第2屈曲部」としての折返し部を1つずつ有する例を示した。これに対し、「第1屈曲部」としての折返し部を1つまたは3つ以上とすることもできる。また、「第2屈曲部」としての折返し部を2つ以上とすることもできる。
前記実施形態では、弾性屈曲片を2つ有する例を示した。これに対し、3つ以上の弾性屈曲片を有するものとすることもできる。第1接触部4をより多くの弾性屈曲片で支持することができるため、大きな力が接続端子1に加えられたり、大きな振動が生じたりしても、第1接触部4と接続対象物2とを確実に導通接触させることができる。また、この場合であってもやはり、接続端子1全体が回転対称性を有することで第1接触部4を各弾性屈曲片が均等に支持し、接続対象物2との導通接触を維持しやすくすることができる。なお、弾性屈曲片は偶数有するものとすることで、奇数の場合と比較して、第1接触部4を第2接触部8,10に対して平行な状態でより安定して支持することができる。
また、前記本実施形態では第1接触部4が略矩形でなる例を示した。しかし、第1接触部の形状は略矩形に限定されない。例えば第1接触部が略正方形でなるものとしても良く、この場合、接続端子が弾性屈曲片を4本有し、略正方形でなる第1接触部の一つの辺から1つずつ弾性屈曲片が伸長するようにしても良い。また、例えば第1接触部を略三角形とすることもでき、この場合、接続端子が弾性屈曲片を4本有し、一つの辺から1つずつ弾性屈曲片が伸長することもできる。
前記実施形態では、第1接触部4が接続対象物2と導通接触し、第2接触部8,10が基板3の基板面3aに半田付けされる例を示した。これに対して、反対に第1接触部4が基板3の基板面3aに半田付けされて、第2接触部8,10が接続対象物2と導通接触するものとしても良い。
前記実施形態では、各伸長部7c,7e、9c,9eがそれぞれ細孔7c1,7e1,9c1,9e1を有しており、さらにその両側に剛性が弱い細片部7c2,7e2,9c2,9e2が設けられる例を示した。これに対して、例えば各伸長部7c,7e、9c,9eが細孔を有さず、折返し部よりも板幅が細い1本の細片部を有することとしても良い。こうした細片部であっても例えば各折返し部よりも剛性を弱めることができるため、細片部をしならせることで各折返し部に生じる応力を逃がすことができる。
1 接続端子
2 接続対象物
2a 接触面
3 基板
3a 基板面
4 第1接触部
4a 突出部
5 第1の弾性屈曲片
6 第2の弾性屈曲片
7a 第1の伸長部(第1の弾性屈曲片)
7b 第1の折返し部
7c 第2の伸長部
7c1 細孔
7c2 細片部
7d 第2の折返し部
7e 第3の伸長部
7e1 細孔
7e2 細片部
7f 第3の折返し部
8 第2接触部
9a 第1の伸長部(第2の弾性屈曲片)
9b 第1の折返し部
9c 第2の伸長部
9c1 細孔
9c2 細片部
9d 第2の折返し部
9e 第3の伸長部
9e1 細孔
9e2 細片部
9f 第3の折返し部
10 第2接触部
L 中心軸
C 中心

Claims (4)

  1. 第1の接続対象物と、第1の接続対象物に対向する第2の接続対象物とに導通接触する導電性金属片でなる接続端子において、
    前記第1の接続対象物と導通接触する第1接触部と、
    前記第2の接続対象物と導通接触する複数の第2接触部と、
    前記第1接触部から前記1つの第2接触部に繋がって、前記第1の接続対象物と前記第2の接続対象物との対向方向で弾性変形する第1の弾性屈曲片と、
    前記第1接触部から前記他の第2接触部に繋がって、前記対向方向で弾性変形する第2の弾性屈曲片とを有しており、
    前記第1の弾性屈曲片と前記第2の弾性屈曲片は、前記導電性金属片の板面どうしを平行として並列に配置されており、且つ第1接触部に繋がる端部どうしを繋ぐ線の中心に回転軸を有する回転対称となる形状に形成されていることを特徴とする接続端子。
  2. 前記第1の弾性屈曲片と前記第2の弾性屈曲片とが、同一形状である請求項1記載の接続端子。
  3. 前記第1の弾性屈曲片と前記第2の弾性屈曲片は、曲率半径が小さい第1屈曲部と、第1屈曲部よりも曲率半径が大きい第2屈曲部とを有する請求項1又は請求項2記載の接続端子。
  4. 前記各第1屈曲部と前記各第2屈曲部とが前記対向方向で弾性変形した状態で各第1屈曲部と各第2屈曲部が第1接触部から外方に突出し、
    前記各第1屈曲部の第1接触部からの突出長さが、前記各第2屈曲部の第1接触部からの突出長さと略同じである請求項3記載の接続端子。
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