JP2016115549A - 圧接コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波回路等の電気的接続に適した圧接コネクタを提供する。【解決手段】水平方向に沿って平板状に延設された下側平板部1bと、下側平板部1bの周縁に位置する第1端部1b1を折り曲げることにより上方向に延設され上下方向を中心として巻回され、上下方向に弾性を備えた第1バネ部1cと、を有する。下側平板部1bの中心を挟んで第1端部1b1の反対側の周縁に位置する第2端部1b2を折り曲げることにより上方向に延設され第1バネ部1cと同じ方向に巻回された第2バネ部1dをさらに備え、第1バネ部1cと第2バネ部1dとは、上下方向の幅寸法Wが水平方向の厚み寸法Tよりも大きい板バネ材からなり、第1バネ部1cは、下方へ向かう荷重を受けたときに第1端部1b1側を支点として第2端部1b2側に傾倒し、それにより第2バネ部1dと圧接するように配置された。【選択図】図3

Description

本発明は、小型の圧接コネクタに関し、特に、高周波回路等の電気的接続に適した圧接コネクタに関する。
近年、携帯機器の小型化と高機能化が進み、限られたスペースに高密度実装基板を取り付けるようになってきた。このため、小型で、且つ、取り付けや取り外しが容易な電気的接続が必要とされている。このような目的に、弾性を備えた接続端子を有する圧接コネクタを一方の基板に設け、他方の基板や部品に設けられた接点部と圧接コネクタとが圧接するように基板同士を配置する構造が増えている。
圧接コネクタは、上から押し付けられた接点部との電気的接続を、その押圧荷重によって行うものである。このような圧接コネクタとして、例えば、特許文献1には、ICパッケージ用ソケットに使われるコンタクト部材が開示されている。
図11は、特許文献1に記載のコンタクト部材220を示す図であり、図11(a)は斜め上方からの斜視図、図11(b)は上方からの平面図であり、図11(c)は、図11(b)のH−H線で切断した断面図である。図12は、上方から押圧された状態を示す図であり、図12(a)は側面図、図12(b)は図11(b)に対応する平面図である。
コンタクト部材220は、弾性を有する導電性金属の帯状部材を、図11(a)および図11(b)に示すように、渦巻状に加工したものである。コンタクト部材220には、導体パターン237が複数本形成してある。この導体パターン237は、図11(c)に示すように、外周側ターン部222のうち内周側ターン部221に対向する面に凸条部を形成している。
コンタクト部材220は、周囲を例えばリング等で囲んで拡がらないように拘束し、且つ、突起部232を支えた状態で、第1の接点部226を下方に押し込むと、内周側ターン部221および外周側ターン部222が弾性的に撓んで圧縮される。このコンタクト部材220は、弾性的に撓まされて、軸線225の方向に図12(a)に符号Fで示すばね力が発生する。このときに、内周側ターン部221は図11(b)に示す状態から図12(b)に示す状態になる方向に向かって撓み、その直径がD2からD1に大きくなるように変形されて、内周側ターン部221が外周側ターン部222と接触する。
よって、コンタクト部材220には、第1の接点部226から信号が伝播するZ方向に延在する最短の経路が形成される。内周側ターン部221は外周側ターン部222の内周面に形成してある導体パターン237に接触し、接触が線接触的となり、内周側ターン部221と外周側ターン部222との電気的接触は上記の導体パターン237が形成されていない場合に比較して確実になされる。
特開2008−084877号公報
しかしながら、この従来構造においては、下方へ向かう荷重を受けて変形しても、内周側ターン部はそれほど拡がらず、外周側ターン部との接触圧を高めることが困難であった。このため、従来の構造では、信号を伝播する最短の経路で短絡させるための電気的接触が得られていても、高周波回路等の電気的接続に適した接触圧で短絡させることができないという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、高周波回路等の電気的接続に適した圧接コネクタを提供することを目的とする。
本発明の圧接コネクタは、水平方向に沿って平板状に延設された下側平板部と、前記下側平板部の周縁に位置する第1端部を折り曲げることにより上方向に延設され上下方向を中心として巻回され、上下方向に弾性を備えた第1バネ部と、を有する圧接コネクタであって、前記下側平板部の中心を挟んで前記第1端部の反対側の周縁に位置する第2端部を折り曲げることにより上方向に延設され前記第1バネ部と同じ方向に巻回された第2バネ部をさらに備え、前記第1バネ部と前記第2バネ部とは、上下方向の幅寸法が水平方向の厚み寸法よりも大きい板バネ材からなり、前記第1バネ部は、下方へ向かう荷重を受けたときに前記第1端部側を支点として前記第2端部側に傾倒し、それにより前記第2バネ部と圧接するように配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1バネ部は、下方へ向かう荷重を受けて、弾性変形により第2バネ部に近づく方向に傾倒して、第1バネ部と第2バネ部とが接触するので、電気的接触が安定し、確実に短絡させることができる。
また、本発明の圧接コネクタにおいて、前記第2バネ部は、下方へ向かう荷重を受けたときに前記第2端部側を支点として前記第1端部側に傾倒することを特徴とする。
この構成によれば、第1バネ部と第2バネ部は、弾性変形により互いに近づく方向に傾倒して、第1バネ部と第2バネ部とがより強い接触圧で接触するので、電気的接触が安定し、確実に短絡させることができる。
また、本発明の圧接コネクタにおいて、水平方向に沿って平板状に延設された上側平板部と、前記上側平板部から上下方向に離間して配置された補助上側平板部と、を備え、前記第1バネ部は、前記第1端部側から上方向に延設された上端で前記上側平板部に連結され、前記第2バネ部は、前記第2端部側から上方向に延設された上端で前記補助上側平板部に連結されたことを特徴とする。
この構成によれば、上側平板部が第1バネ部に下方へ向かう荷重を伝え、上側平板部と補助上側平板部とが接触することによって補助上側平板部が第2バネ部に下方へ向かう荷重を伝え、第1バネ部と第2バネ部が互いに近づく方向に傾倒する。
また、本発明の圧接コネクタにおいて、前記第1バネ部と前記第2バネ部とが、上方からの平面視で矩形状に巻回されていることを特徴とする。
この構成によれば、略矩形状に巻回された第1バネ部と第2バネ部とすることにより、第1バネ部と第2バネ部とが接触する接触圧を、より強めることができる。
また、本発明の圧接コネクタにおいて、前記第1バネ部は、前記第2端部に近い距離で前記第2バネ部と圧接可能であることを特徴とする。
この構成によれば、第1バネ部は、下側平板部に近い距離で第2バネ部と接触するので、電気的な経路を短くすることができる。
本発明によれば、第1バネ部と第2バネ部とは、上下方向の幅寸法が水平方向の厚み寸法よりも大きい板バネ材からなり、第1バネ部は、下方へ向かう荷重を受けたときに第1端部側を支点として第2端部側に傾倒し、第2バネ部と圧接するように配置された。これにより、第1バネ部は、下方へ向かう荷重を受けて、弾性変形により第2バネ部に近づく方向に傾倒して、第1バネ部と第2バネ部とが接触するので、電気的接触が安定し、確実に短絡させることができる。したがって、高周波回路等の電気的接続に適した圧接コネクタを提供することができる。
本発明の実施形態の圧接コネクタを斜め上方から見た斜視図である。 図1とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態の圧接コネクタを示す図であり、図3(a)は平面図であり、図3(b)は正面図である。 下方へ向かう荷重を受けた状態における図1と同方向の斜め上方から見た斜視図である。 下方へ向かう荷重を受けた状態において、図1とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。 下方へ向かう荷重を受けた状態における圧接コネクタを示す図であり、図6(a)は平面図であり、図6(b)は正面図である。 圧接コネクタの断面図であり、図7(a)は図3(a)のA−A線で切断した断面図であり、図7(b)は図6(a)のB−B線で切断した断面図である。 第1変形例の圧接コネクタを斜め上方から見た斜視図である。 図8とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。 第1変形例の圧接コネクタを示す平面図である。 従来の圧接コネクタであるコンタクト部材を示す図であり、図11(a)は斜め上方からの斜視図、図11(b)は上方からの平面図であり、図11(c)は、図11(b)のH−H線で切断した断面図である。 上方から押圧された状態を示す図であり、図12(a)は側面図、図12(b)は図11(b)に対応する平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の圧接コネクタ1を斜め上方から見た斜視図である。なお、本明細書において、説明を分かりやすくするため、図1のZ1側を上方、Z2側を下方、Z1−Z2方向に直交するX−Y平面を水平方向と呼称する。図2は、図1とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。図3は、本発明の実施形態の圧接コネクタ1を示す図であり、図3(a)は平面図であり、図3(b)は正面図である。
本実施形態の圧接コネクタ1は、図1〜図3に示すように、水平方向に沿って平板状に延設された下側平板部1bと、下側平板部1bの周縁に位置する第1端部1b1および第2端部1b2からそれぞれ延設された第1バネ部1cおよび第2バネ部1dとを備える。第1バネ部1cは、第1端部1b1を折り曲げることにより上方向に延設されて上下方向を中心として巻回され、上下方向に弾性を備えている。また、第1バネ部1cは、第1端部1b1側から上方向に延設された上端で、上端折り曲げ部1a1から水平方向に沿って平板状に延設された上側平板部1aに連結されている。同様に、第2バネ部1dは、第2端部1b2を折り曲げることにより上方向に延設されて第1バネ部1cと同じ方向に巻回され、上下方向に弾性を備えている。なお、第2端部1b2は、下側平板部1bの中心を挟んで第1端部1b1の反対側の周縁に位置する。また、第2バネ部1dは、第2端部1b2側から上方向に延設された上端で、上側平板部1aから上下方向に離間して配置された補助上側平板部1hに連結されている。本実施形態では、図1〜図3に示すように、最上部に上側平板部1aが配置され、その下側に離間して補助上側平板部1hが配置されている。
図3(a)および図3(b)に示すように、第1バネ部1cは、上下方向の幅寸法Wが水平方向の厚み寸法Tよりも大きい板バネ材からなり、上方からの平面視で矩形状に巻回されている。同様に、第2バネ部1dは、上下方向の幅寸法Wが水平方向の厚み寸法Tよりも大きく、上方からの平面視で矩形状に巻回されている。また、外部から荷重を受けていない初期状態では、図3(a)に示すように、平面視で第1バネ部1cと第2バネ部1dとの間隙Dが設けられて巻回されている。なお、この間隙Dは、後述する使用状態において第1バネ部1cと第2バネ部1dとが弾性変形して接触するように設定される。
本実施形態の圧接コネクタ1は、1枚の金属板から打ち抜き加工と折り曲げ加工によって形成することができる。なお、本実施形態の圧接コネクタ1は、弾性変形による接触で上側平板部1aに上から押し付けられた接点部との電気的接続を行うため、導電性の板バネ材が用いられている。より具体的には、リン青銅の金属板を使用することができる。また、導電性を高めるように、メッキ処理を行うことが好ましい。
次に、圧接コネクタ1の動作について説明する。図4は、下方へ向かう荷重を受けた状態における図1と同方向の斜め上方から見た斜視図である。図5は、下方へ向かう荷重を受けた状態において、図1とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。図6は、下方へ向かう荷重を受けた状態における圧接コネクタ1を示す図であり、図6(a)は平面図であり、図6(b)は正面図である。図7は、圧接コネクタ1の断面図であり、図7(a)は図3(a)のA−A線で切断した断面図であり、図7(b)は図6(a)のB−B線で切断した断面図である。
圧接コネクタ1が実際に使用される場合には、搭載される電子機器の回路基板の配線パターンに下側平板部1bが半田等で接続される。そして、上から他の回路基板やフレキシブル基板(FPC)等に設けられた接点部が上側平板部1aに押し付けられ、その荷重によって、圧接コネクタ1は図4〜図6に示すように弾性変形する。なお、この上下方向とは説明を分かりやすくするための表現であって、電子機器の使用状態や製造における向きを限定するものではない。
図1〜図3に示す初期状態から、図4〜図6に示す使用状態まで弾性変形する過程において、上側平板部1aが下方へ向かう荷重を受けたときに、第1バネ部1cは上下方向の幅寸法Wが水平方向の厚み寸法Tよりも大きいので、第1端部1b1側を支点として第2端部1b2側に傾倒する。続いて、上側平板部1aが補助上側平板部1hに接触し、補助上側平板部1hが受けた荷重によって第2バネ部1dは第2端部1b2側を支点として第1端部1b1側に傾倒する。上側平板部1aと図示しない接点部との接触は、第1バネ部1cおよび第2バネ部1dが捩れるように弾性変形する板バネとして付勢するので、電気的接続を確実にすることができ、例えば、高周波回路等の電気的接続に適した接触圧を保持することが可能である。なお、第1バネ部1cの弾性変形に伴い、上側平板部1aの突起部分の平面位置が移動するので、図示しない接点部との摺接することになり、電気的な接触をより安定させる効果も奏する。
さらに弾性変形すると、第1バネ部1cの第1端部1b1側の第1側板部1c1は、第2バネ部1dの第4側板部1d2に接触する。同様に、第2バネ部1dの第2端部1b2側の第3側板部1d1は、第1バネ部1cの第2側板部1c2に接触する。この接触後、引き続き、図4〜図6に示す使用状態まで弾性変形すると、第1バネ部1cと第2バネ部1dの付勢力によって、接触圧をより強めることができる。
図7に示すように、図7(a)の初期状態では、上側平板部1aと補助上側平板部1hは離間している。また、第1側板部1c1と第4側板部1d2は離間している。さらに、第2側板部1c2と第3側板部1d1は離間している。図7(b)に示す使用状態では、上側平板部1aと補助上側平板部1h、第1側板部1c1と第4側板部1d2、第2側板部1c2と第3側板部1d1は、それぞれ接触し、第1バネ部1cと第2バネ部1dの付勢力によって、強い接触圧で保持される。なお、略矩形状に巻回された第1バネ部1cと第2バネ部1dとすることにより、第1バネ部1cと第2バネ部1dとが接触する接触圧を、より強めることができる。
また、図示しない接点部と接触している上側平板部1aに連接した第1バネ部1cは、第2側板部1c2で第2端部1b2側の第3側板部1d1に接触するので、下側平板部1bへの電気的な経路を短くすることができる。同様に、上側平板部1aに接触した補助上側平板部1hから、第2バネ部1dは第4側板部1d2で第1端部1b1側の第1側板部1c1に接触するので、下側平板部1bへの電気的な経路を短くすることができる。これにより、電気的接触が安定し、電気的な経路を確実に短絡させることができる。
なお、本実施形態の圧接コネクタ1は、ストッパ部1eが設けられており、図6(b)に示す使用状態からさらに過剰に変形されてしまう虞がない。これにより、第1バネ部1cおよび第2バネ部1dの上下方向の変位量を制限することができ、第1バネ部1cおよび第2バネ部1dの破損を防止することができる。また、第1バネ部1cおよび第2バネ部1dが第1端部1b1および第2端部1b2以外の中間部分で下側平板部1bに当接して塑性変形してしまうことを防止することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の圧接コネクタ1は、水平方向に沿って平板状に延設された下側平板部1bと、下側平板部1bの周縁に位置する第1端部1b1を折り曲げることにより上方向に延設され上下方向を中心として巻回され、上下方向に弾性を備えた第1バネ部1cと、を有する。また、下側平板部1bの中心を挟んで第1端部1b1の反対側の周縁に位置する第2端部1b2を折り曲げることにより上方向に延設され第1バネ部1cと同じ方向に巻回された第2バネ部1dをさらに備える。そして、第1バネ部1cと第2バネ部1dとは、上下方向の幅寸法Wが水平方向の厚み寸法Tよりも大きい板バネ材からなり、第1バネ部1cは、下方へ向かう荷重を受けたときに第1端部1b1側を支点として第2端部1b2側に傾倒し、それにより第2バネ部1dと圧接するように配置される。
この構成によれば、第1バネ部1cは、下方へ向かう荷重を受けて、弾性変形により第2バネ部1dに近づく方向に傾倒して、第1バネ部1cと第2バネ部1dとが接触するので、電気的接触が安定し、確実に短絡させることができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1において、第2バネ部1dは、下方へ向かう荷重を受けたときに第2端部1b2側を支点として第1端部1b1側に傾倒する。
この構成によれば、第1バネ部1cと第2バネ部1dは、弾性変形により互いに近づく方向に傾倒して、第1バネ部1cと第2バネ部1dとがより強い接触圧で接触するので、電気的接触が安定し、確実に短絡させることができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1において、水平方向に沿って平板状に延設された上側平板部1aと、上側平板部1aから上下方向に離間して配置された補助上側平板部1hと、を備える。そして、第1バネ部1cは、第1端部1b1側から上方向に延設された上端で上側平板部1aに連結され、第2バネ部1dは、第2端部1b2側から上方向に延設された上端で補助上側平板部1hに連結される。
この構成によれば、上側平板部1aが第1バネ部1cに下方へ向かう荷重を伝え、上側平板部1aと補助上側平板部1hとが接触することによって補助上側平板部1hが第2バネ部1dに下方へ向かう荷重を伝え、第1バネ部1cと第2バネ部1dが互いに近づく方向に傾倒する。
また、本実施形態の圧接コネクタ1において、第1バネ部1cと第2バネ部1dとが、上方からの平面視で矩形状に巻回されている。
この構成によれば、略矩形状に巻回された第1バネ部1cと第2バネ部1dとすることにより、第1バネ部1cと第2バネ部1dとが接触する接触圧を、より強めることができる。
また、本実施形態の圧接コネクタ1において、第1バネ部1cは、第2端部1b2に近い距離で第2バネ部1dと圧接可能である。
この構成によれば、第1バネ部1cは、下側平板部1bに近い距離で第2バネ部1dと接触するので、電気的な経路を短くすることができる。
以上のように、本発明の実施形態の圧接コネクタ1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、第1側板部1c1と第4側板部1d2、および、第2側板部1c2と第3側板部1d1がそれぞれ接触する位置に、凸部を設けるように変更してもよい。図8は、第1変形例の圧接コネクタ2を斜め上方から見た斜視図である。図9は、図8とは反対方向の斜め上方から見た斜視図である。図10は、第1変形例の圧接コネクタ2を示す平面図である。図8〜図10に示すように、第1側板部1c1に設けた凸部1c3と、第3側板部1d1に設けた凸部1d3が配置されたことによって、それぞれ第4側板部1d2、第2側板部1c2との接触を集中させて、接触圧を高めることができる。
(2)本実施形態において、上側平板部1aから上下方向に離間して配置された補助上側平板部1hと、を備え、補助上側平板部1hへの荷重によって第2バネ部1dが変形する構成としたが、補助上側平板部1hを設けなくてもよい。例えば、上側平板部1aの中央位置の下に第2バネ部1dの上端が配置されるように形成すればよい。
(3)本実施形態において、第2バネ部1dが傾倒する構成としたが、第1バネ部1cの傾倒のみによって接触する構成としてもよい。この場合、傾動によって接触する接触圧が確保できるように初期状態の間隙Dを狭めておくことが好ましい。
(4)本実施形態において、第1バネ部1cと第2バネ部1dとが、上方からの平面視で矩形状に巻回されているとしたが、略円形の渦巻形状であってもよい。この場合、傾動によって接触する接触圧が確保できるように初期状態の間隙Dを狭めておくことが好ましい。
1、2 圧接コネクタ
1a 上側平板部
1a1 上端折り曲げ部
1b 下側平板部
1b1 第1端部
1b2 第2端部
1c 第1バネ部
1c1 第1側板部
1c2 第2側板部
1c3 凸部
1d 第2バネ部
1d1 第3側板部
1d2 第4側板部
1d3 凸部
1e ストッパ部
1h 補助上側平板部
D 間隙
T 厚み寸法
W 上下方向の幅寸法

Claims (5)

  1. 水平方向に沿って平板状に延設された下側平板部と、
    前記下側平板部の周縁に位置する第1端部を折り曲げることにより上方向に延設され上下方向を中心として巻回され、上下方向に弾性を備えた第1バネ部と、を有する圧接コネクタであって、
    前記下側平板部の中心を挟んで前記第1端部の反対側の周縁に位置する第2端部を折り曲げることにより上方向に延設され前記第1バネ部と同じ方向に巻回された第2バネ部をさらに備え、
    前記第1バネ部と前記第2バネ部とは、上下方向の幅寸法が水平方向の厚み寸法よりも大きい板バネ材からなり、
    前記第1バネ部は、下方へ向かう荷重を受けたときに前記第1端部側を支点として前記第2端部側に傾倒し、それにより前記第2バネ部と圧接するように配置されたことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 前記第2バネ部は、下方へ向かう荷重を受けたときに前記第2端部側を支点として前記第1端部側に傾倒することを特徴とする請求項1に記載の圧接コネクタ。
  3. 水平方向に沿って平板状に延設された上側平板部と、前記上側平板部から上下方向に離間して配置された補助上側平板部と、を備え、
    前記第1バネ部は、前記第1端部側から上方向に延設された上端で前記上側平板部に連結され、
    前記第2バネ部は、前記第2端部側から上方向に延設された上端で前記補助上側平板部に連結されたことを特徴とする請求項2に記載の圧接コネクタ。
  4. 前記第1バネ部と前記第2バネ部とが、上方からの平面視で矩形状に巻回されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の圧接コネクタ。
  5. 前記第1バネ部は、前記第2端部に近い距離で前記第2バネ部と圧接可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の圧接コネクタ。

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