JP6640048B2 - ヒンジキャップ付き容器 - Google Patents
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Description
また、キャップ本体、蓋体及びカバー体が一体となっているので、部品点数の増大を抑制することが可能になると共に、キャップ本体を容器本体の口部に螺着させるだけでこれらキャップ本体、蓋体及びカバー体を口部に装着することが可能となる。そのため、従来のヒンジキャップ付き容器のようにヒンジキャップを口部に装着した後にバージンカバーをヒンジキャップに装着させる必要がなくなり、製造工程を簡略化できる。
したがって、キャップ本体が開放されたことまたはキャップ本体が口部から外されたことを容易に判別できる機能を有するヒンジキャップ付き容器の製造コストを削減できる。
この発明では、キャップ本体をカバー体と共に容器本体の口部に対して締め込み方向に回転させて螺着する際に被係止部が規制係止部を乗り越えるときに、補助突部が被係止部を緩み側から支持するので、被係止部が変形したりカバー体が口部に対して締め込み方向に回転せずに弱化部が破断されたりすることを抑制し、被係止部が規制係止部をより確実に乗り越えられる。
この発明では、カバー体の容器周方向の端部がヒンジ体よりも容器径方向の内側に位置しているので、カバー体のこの端部に対して物体が容器周方向で触れるなどして不意の外力がかかることを抑制し、弱化部が意図せず破断されることを抑制できる。
この発明では、凹部に例えば指を入れることにより、カバー体を摘んでカバー体を操作することが可能になり、弱化部を容易に破断できるので、カバー体の操作性が向上する。
本実施形態にかかるヒンジキャップ付き容器1は、図1から図5に示すように、有底円筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に螺着された有頂円筒状のヒンジキャップ4と、を備える。
容器本体2及びヒンジキャップ4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、容器軸Oに沿って容器本体2からヒンジキャップ4側を上側、その逆方向を下側と称する。また、容器軸O方向から見た平面視で容器軸Oに直交する方向を容器径方向、容器軸O回りで周回する方向を容器周方向と称する。さらに、容器周方向のうち図2及び図5に示す矢印R1方向を緩み方向、矢印R2方向を締め込み方向と称する。
天壁部31のうちヒンジ体23よりも容器径方向で離間する側には、容器本体2内に連通し、容器本体2内の内容物をキャップ本体21の外部に取り出すための吐出孔31Aが上端に形成された円筒状の吐出筒部31Bが上方に向けて立設されている。
補助突部33は、ラチェット突部3Bに当接しない程度に突出している。また、補助突部33の容器径方向の内端は、本体周壁部32の下端部における内周面よりも容器径方向の外側に位置している。そして、補助突部33は、上下方向に延びる突条に形成されており、補助突部33の下端縁は、本体周壁部32の下端縁と面一となっている。
天板部35及び蓋周壁部36のうち容器周方向でヒンジ体23が位置する部分には、図2及び図3に示すように、ヒンジ体23の後述する中央連結片41の上側部分を収容する切欠部22Aが貫通して形成されている。
天板部35の下端縁のうちヒンジ体23と共に容器軸Oを径方向で挟む位置には、図1から図3に示すように、容器径方向の外側に向けて突出する操作突部37が形成されている。操作突部37は、容器周方向で凹部32Bと重なる位置に配設されている。なお、操作突部37は、天板部35のうちヒンジ体23と共に容器軸Oを径方向で挟む位置から容器周方向でずらした位置に形成されてもよく、操作突部37が形成されていなくてもよい。
中央連結片41は、弾性変形可能なL字板状をなしている。中央連結片41の容器径方向の内側の端部には、図2及び図3に示すように、第1ヒンジ部43が設けられており、中央連結片41は、この第1ヒンジ部43を介して蓋体22の天板部35に連結されている。また、中央連結片41の下端部には、第2ヒンジ部44が設けられており、中央連結片41は、この第2ヒンジ部44を介してキャップ本体21の本体周壁部32に形成された段差部32Cの下端縁に連結されている。
側方連結片42は、図1から図4に示すように、キャップ本体21の本体周壁部32から容器径方向の外側に向けて突設された第1突部46と、蓋体22の蓋周壁部36から容器径方向の外側に向けて突設された第2突部47と、第1突部46及び第2突部47を連結する第3ヒンジ部48と、を有する。
カバー操作部52の締め込み方向R2側の周端部の外周面は、図1及び図2に示すように、容器周方向の外側に向かうにしたがって漸次容器径方向の内側に向かうように延びている。したがって、カバー操作部52の締め込み方向R2側の周端部の外周面は、カバー操作部52の部分よりも薄くされている。また、カバー操作部52の締め込み方向R2側の周端部は、本体周壁部32に形成された凹部32Bと容器周方向で重なっていると共に、容器周方向で対向している。
まず、カバー体25のカバー操作部52を摘んで弱化部24を破断することにより、図8に示すように、カバー体25を取り除く。これにより、蓋体22がキャップ本体21に対してヒンジ体23回りで回転可能となる。ここで、カバー操作部52が部分的にキャップ本体21の凹部32Bと容器周方向で重なっていると共に容器周方向で対向しているため、凹部32Bに指を入れることにより、容易にカバー操作部52を摘める。そして、例えば蓋体22の凹部32Bに指を入れて操作突部37を操作して、蓋体22をキャップ本体21に対してヒンジ体23回りで上方に回転させ、キャップ本体21の吐出孔31Aを開放させる。その後、内容物を適宜取り出す。なお、カバー体25を取り除くことによって蓋体22のキャップ本体21に対する回転を可能としているが、蓋体22をキャップ本体21に対してヒンジ体23回りで回転させることによって弱化部24を破断させてもよく、弱化部24の破断方法は限定されない。
また、カバー体25と蓋体22とが弱化部24で接続されている状態で、ヒンジキャップ4を容器本体2に対して緩み方向R1で回転させると、カバー体25の被係止部53が容器本体2のラチェット突部3Bに対して締め込み方向R2から当接する。そして、ヒンジキャップ4を容器本体2に対して緩み方向R1でさらに回転させると、キャップ本体21及び蓋体22が容器本体2に対して緩み方向R1で回転しようとする一方で、カバー体25の容器本体2に対する回転が規制される。これにより、弱化部24が破断される。そのため、弱化部24の破断の有無を確認することにより、ヒンジキャップ4が容器本体2の口部3から外されたか否かを判別できる。
また、ヒンジキャップ4を容器本体2の口部3に螺着する際に、補助突部33が被係止部53を緩み方向R1から支持するので、被係止部53がラチェット突部3Bをより確実に乗り越えることができる。
さらに、カバー体25のカバー操作部52の締め込み方向R2側の周端部がキャップ本体21の凹部32Bと容器周方向で対向しているので、凹部32Bに例えば指を入れることによってカバー体25を容易に操作して弱化部24を容易に破断できる。
外筒部114は、上面視でC字状に形成されており、この外筒部114の容器周方向の両周端部は、容器径方向の内側に延びる接続壁部117によって内筒部115に接続されている。これにより、キャップ本体112には、収容凹部112Aが形成されている。
また、内筒部115には、補助突部118が形成されている。
例えば、規制係止部は、ラチェット突部として形成されているが、口部に対する締め込み方向への被係止部の乗り越えを許容すると共に口部の緩み方向への被係止部の乗り越えを規制することができれば、口部に形成されて容器径方向の内側に窪む凹部として形成されてもよく、他の形状を有してもよい。
カバー体は、ヒンジ体よりも締め込み方向側に配設されているが、ヒンジ体よりも緩み方向側に配設されてもよい。また、カバー体を複数配設してもよい。
カバー操作部は、カバー本体部から締め込み方向に延在し、締め込み方向側の周端部が容器周方向でキャップ本体の凹部と容器周方向で対向しているが、カバー本体部から緩み方向に延在し、緩み方向側の周端部が容器周方向でキャップ本体の凹部と容器周方向で対向してもよい。また、カバー操作部の容器周方向の周端部は、凹部と容器周方向で対向していなくてもよい。さらに、キャップ本体には、凹部が形成されていなくてもよい。その上、凹部が蓋体の操作突部の操作を容易にするようにも機能しているが、操作突部のための凹部を別途形成してもよい。
カバー本体部のうちヒンジ体に容器周方向で近接する周端部がヒンジ体よりも容器径方向の内側に位置しているが、容器径方向の外側に位置してもよい。
キャップ本体には、補助突部が設けられているが、補助突部が設けられていなくてもよい。
ヒンジ体は、中央連結片及び一対の側方連結片を有する構造を備えているが、他の構造であってもよい。
弱化部は、カバー体のカバー本体部の上端縁と蓋体の蓋体周壁部の下端縁とを接続しているが、カバー体と蓋体とを接続していればよく、カバー体のうちカバー本体部の上端縁以外の部分と蓋体の蓋体周壁部の下端縁以外の部分とを接続してもよい。
容器本体及びヒンジキャップは、横断面で円状をなしているが、楕円状や多角形状など、他の形状であってもよい。
Claims (4)
- 内容物を収容する容器本体と、
前記容器本体の口部に螺着されたキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ体を介して連結され、前記キャップ本体の天壁部を開放可能に閉塞する蓋体と、
破断可能な弱化部を介して前記蓋体に連結されたカバー体と、を備え、
前記キャップ本体、前記蓋体及び前記カバー体が、一体に形成されており、
前記カバー体の下端部には、容器軸に直交する容器径方向の内側に向けて突出し、前記キャップ本体の周壁部の下端開口縁を前記容器径方向に跨ぐ被係止部が形成されており、
前記容器本体の前記口部には、前記容器軸回りの容器周方向に沿う前記キャップ本体の前記口部に対する締め込み側への前記被係止部の乗り越えを許容し、かつ、緩み側への乗り越えを規制する規制係止部が形成されていることを特徴とするヒンジキャップ付き容器。 - 前記キャップ本体には、前記被係止部に対して、前記容器周方向に沿う前記キャップ本体の前記口部に対する前記緩み側から当接または近接する補助突部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ付き容器。
- 前記ヒンジ体が、前記キャップ本体の前記周壁部に形成され、前記容器径方向の外側に向けて突出しており、
前記カバー体における前記容器周方向の端部が、前記ヒンジ体に前記容器周方向で近接し、前記ヒンジ体よりも前記容器径方向の内側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ付き容器。 - 前記キャップ本体の前記周壁部には、前記容器径方向の内側に向けて窪む凹部が形成されており、
前記カバー体における前記容器周方向の端部の少なくとも一部が、前記容器周方向で前記凹部と対向していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
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