JP6639840B2 - クッションパッド - Google Patents

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Description

本発明は車両用座席シートを構成するクッションパッドに関する。
自動車等の車両に搭載される座席シートの座部や背もたれを構成するシートクッションがある。軟質ポリウレタンフォーム等のシートパッドを主構成要素とするが、乗員の着座時等でシートパッド(クッションパッドやバックパッド)が撓んでシートフレーム等の金属部材と擦れ、時に異音発生するケースがある。斯かる不具合を、近年、パッド本体の裏面側に不織布等の布状材を被着一体化させて、異音対策を講じたクッションパッドが用いられるようになっている。
ところが、不織布が網目構造であるため、パッド本体の発泡成形で発泡原料が不織布を通過し、不織布の裏面側にしみ出してしまう問題がある。しみ出しが起こると、車体側の金属部材との擦れ音が発生し、異音対策を講じたことにならない。
こうしたことから、発泡成形時における不織布裏面側への発泡原料のしみ出し防止対策発明が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2003−311052号公報
しかるに、特許文献1は、その請求項1記載の「不織布が断面形状の扁平な繊維から構成された不織布」であり、段落0007にある「本発明においてシートパッドの裏打ち材として用いる不織布は、1本1本の繊維の断面形状が扁平であるため通気度が低い。そのため、発泡成形時に不織布表面へのウレタン液のしみ出しが少なく、よって、バネ等の鋼材との摩擦による異音の発生を防止することができる。」発明技術にとどまる。不織布表面へのウレタン液のしみ出しを少なくできても、なくすことは難しい。特に、図13(イ)のごとく、パッド本体の厚みが相対的に薄い部分、例えばバックパッドとの合わせ部形成型面83では、下型型面8aに注入された発泡原料gと上型型面9aにセットされた裏当て材3とが近距離にあるため、発泡成形過程で、発泡原料gが原液に近い状態のまま不織布からなる裏当て材3に接する。そうすると、通気度の低い不織布であっても、含浸し、裏当て材3に含浸部分をつくり、その裏面側にしみ出し部分Sをつくる(図13のロ)。しみ出し部分Sができれば、擦れ音等の異音が依然として発生する。
近年登場したハイブリッドカーは低速になると静かで、一層の異音対策が求められるようになり、また高級車では昇降時等で座席の各所に手をついても異音が発生しない品質向上要求が出てきており、特許文献1の発明はこうした要求に対して万全とはいえない。
他の異音対策として、例えば(イ)車体フレームにカバーを被せて音を消す割符処理、(ロ)成形後の製品の異音発生部位に音消しテープを貼る処理、(ハ)プレスフェルトを発泡体と接する部位の不織布に設ける処理、(ニ)異音防止スプレーを吹付ける処理、などが考えられる。
しかし、(イ)の割符設定は効果大であるが、部品代や人件費のコスト増が問題になる。(ロ)の音消しテープは剥がれる問題、(ハ)のプレスフェルトは重量的に重く、軽量化を目指す車両への適用に問題がある。また、パッド本体の厚みが相対的に薄い部分に異音対策品として硬いプレスフェルトが取付けられると、他の部分との硬さの違いが際立ち、違和感を与えてしまう問題もある。(ニ)の異音防止スプレーは恒久的でなく一時的な対策にとどまる問題がある。
本発明は、上記問題を解決するもので、パッド本体の厚みが相対的に薄い部分にあっても、軽量且つ低コストにして、パッド本体の発泡成形で、発泡原料が裏当て材裏面に浸み出すのを効果的に遮断阻止し、車両組付け用金属部材との間で発生する異音をなくすクッションパッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、発泡体からなるパッド本体と、パッド本体裏面のほぼ全域に設けられる大きさにして、該パッド本体の発泡成形で、その裏面に被着一体化されるシート状不織布からなる裏当て材と、を具備する車両用座席のクッションパッドにおいて、粘着剤層を有する粘着剤付きテープで構成し、且つ該テープを不織布からなる不織布テープとして、前記パッド本体の厚みが相対的に薄い部分にあたるバックパッドとの合わせ部で、前記裏当て材が金属部材と近接又は接触する該合わせ部の裏面側に配設されて、前記パッド本体に一体化されたバリア部材を、さらに具備し、前記合わせ部の裏面側に配される前記裏当て材の部分に、前記粘着剤層が面状に付着されたバリア部材付き裏当て材になり、且つ該バリア部材が、パッド本体側に向いて前記裏当て材に覆われた状態で、パッド本体に一体化していることを特徴とするクッションパッドにある。請求項2の発明たるクッションパッドは、請求項1で、バリア部材が、前記不織布テープの片面に前記粘着剤層を有する不織布基材の片面テープであることを特徴とする。請求項3の発明たるクッションパッドは、請求項1又は2で、粘着剤が感圧性接着剤であることを特徴とする。
本発明の車両用クッションパッドは、製造が簡単で低コストにして、さらに重量的に問題になることがなく、しかも長期に亘って安定して車両組付け用金属部材との間で発生する異音をなくすことができ極めて有益である。
本発明の車両用クッションパッドの一形態で、クッションパッドを裏面側から見た斜視図である。 図1のII-II線矢視図で、バリア部材付き裏当て材を便宜的に分離させた分解断面図である。 (イ)は図2の部分拡大図で、(ロ)が(イ)に代わる参考図である。 図1のII-II線矢視図(成形時)で、車両後部の部分拡大断面図である。 裏当て材にバリア部材を付着する説明断面図である。 バリア部材付き裏当て材を上型にセットし、発泡原料を注入する説明断面図である。 型閉じした説明断面図である。 発泡成形を終えた説明断面図である。 発泡成形に向かうバリア部材周りの説明断面図である。 図9で、図3(ロ)のバリア部材を用いた時の説明断面図である。 図9で、裏当て材だけ用いた時の対比説明断面図である。 クッションパッドのシートパッドにバックパッドを取付けて車両に組付けた説明斜視図である。 従来技術の説明断面図である。
以下、本発明に係るクッションパッドについて詳述する。図1〜図12は本発明のクッションパッドの一形態で、図1はクッションパッドを裏面側から見た斜視図、図2は図1のII-II線矢視図で、バリア部材付き裏当て材を便宜的に分離させた分解断面図、図3(イ)は図2の部分拡大図で、(ロ)が(イ)に代わる参考図、図4は図1の車両後部の部分拡大断面図(成形時)、図5は裏当て材にバリア部材を付着する説明断面図、図6はバリア部材付き裏当て材を上型にセットし、発泡原料を注入する説明断面図、図7は型閉じした説明断面図、図8は発泡成形を終えた説明断面図、図9は発泡成形に向かうバリア部材周りの説明断面図、図10は図9で、図3(ロ)のバリア部材を用いた時の説明断面図、図11は図9で、裏当て材だけ用いた時の対比説明断面図、図12がクッションパッドのシートパッドにバックパッドを取付けて車両に組付けた説明斜視図を示す。尚、各図は裏当て材3,バリア部材4を判り易くするため、その厚みを大きく描く。
(1)クッションパッド
シートパッド1は、背もたれ用のバックパッドや着座した乗員の下半身を受け支えるクッションパッドである。本発明は車両後部座席の図1〜図4のようなクッションパッド1Aに適用する。クッションパッド1Aに表皮HYを被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッド1Bに表皮HYを被せたシートバックSBと公知のヘッドレストとで、補助席形成部24が付加された車両用座席シートを形成する(図1,図12)。
クッションパッド1Aは、発泡体からなるパッド本体2と、裏当て材3とバリア部材4とを具備する。
パッド本体2は、ポリウレタン材料等の発泡樹脂原料を用いて、座部側クッションパッド1Aの座部形状に成形された発泡成形品である。図1〜図4では、本発明の特徴的部分たるバリア部材4周りを判り易く図示するため、クッションパッド1A,パッド本体2は、車両に設置される状態と上下逆して描く。
発泡体からなるパッド本体2は、図12のように、乗員の臀部及び大腿部を支えるメイン部21と、該メイン部21の両側で隆起して、臀部及び大腿部の側部を支えるサイド部22と、バックパッド1Bとの合わせ部23(以下、単に「合わせ部」ともいう。)と、車載したクッションパッドの車幅方向中央部分にあたる補助席形成部24と、に大別される。
パッド本体2には、パッド本体裏面2bの中央域にクッション性を保つ厚み部を設けた後、ここから車両後方に向けて少し高くなる前記合わせ部23が延在する(図2)。合わせ部23は、メイン部21,サイド部22、さらに補助席形成部24に亘って、側面視形状が略一様である。バックパッド1Bとの接続部になるよう側面視逆U字状にして、メイン部21等のパッド本体厚みTに比べると、該合わせ部23の厚みは相対的に薄くなっている。符号26はパッド本体2の外周沿いに裏面側へ張り出す立壁状に形成される張出部を示す。尚、本発明でいうパッド本体の厚みTとは、車両に組付けた図12のクッションパッド1Aで、メイン部21,サイド部22、補助席形成部24、合わせ部23等の略水平に配されるパッド本体表面2aから垂直方向に向けてパッド本体裏面2bに達する厚みを指し、張出部26のように水平方向に測定される厚みは対象外とする。
このパッド本体2の裏面2bに裏当て材3が被着される。
裏当て材3は、パッド本体2の発泡成形で、パッド本体裏面2bに被着一体化されるシート状体である。製織しないで機械的,化学的,熱的などでポリエステル繊維等の繊維を固着したり絡み合わせたりして、三次元網目構造のシート状にした不織布になっている。
裏当て材3は、車体側金属部材との接触による擦れ音等が発生するのを防止する役目を担う。裏当て材3がその大きさをパッド本体2の裏面外周縁よりも一回り小さくして、パッド本体裏面2bのほぼ全域に設けられる。バックパッドとの合わせ部23の裏面23bにも図4のごとく裏当て材3が配設されるが、この部位はパッド本体の厚みTが薄く、パッド本体2の発泡成形で、裏当て材3の裏面(クッションパッド裏面1b)側へ発泡原料gがしみ出し易くなっている。これを防ぐべく、バリア部材4が配設される。
バリア部材4は、発泡成形時に発泡原料gが網目構造の裏当て材3に入り込み、裏当て材3の裏面にしみ出し部分Sをつくるのを防ぐ発泡原料gの浸入阻止部材である。裏当て材3のパッド本体2側に、シート状,フィルム状又は膜状のバリア部材4が設けられる。バリア部材4は、パッド本体の厚みTが相対的に薄い部分に配され、ここではバックパッドとの合わせ部23の裏面23b側に配される。バリア部材4は、粘着剤を付与したテープの該粘着剤の層52が裏当て材3に対向して貼着されてなる粘着剤付きテープ5(図3のイ)で、該裏当て材3に付着されるその部分の形状に沿わせて面状に形成される。裏当て材3にバリア部材4がその粘着剤を膜状に形成して付着し、クッションパッド1Aの一体発泡成形で、パッド本体2と裏当て材3との間に介在して該パッド本体2に一体化される。
バリア部材4は、少なくともテープ51の片面に粘着剤を付与した粘着テープである。テープ51は、しなやかなポリエステルフィルム等のフィルムを用いることができる。ただ、クッション性,追従性が求められるクッションパッド裏面1bに貼着されることから、ポリエチレンフォーム等の発泡シートが好ましく、該発泡シートよりも厚みが薄く且つクッションパッド1Aの弾性変形に対し追従性が良好な不織布でテープ51を構成したもの(本発明)がより好ましい。ここでは、不織布基材の片面テープを採用する。不織布基材に粘着剤が糊引きされ、粘着剤層52を有する不織布テープ5である。粘着剤側の表面を剥離紙が覆っている。両面粘着タイプのテープであってもよいが、裏当て材3を上型9に配置した後に、下型8側に貼付けされている剥離紙を剥がして除去しなければならない。粘着剤は液状発泡原料gに溶解しないものであれば足り、ここではアクリル系粘着剤を用いる。
裏当て材3への粘着剤付きテープ5の貼着にあたっては、まず、パッド本体の厚みTが相対的に薄い部分となるバックパッドとの合わせ部23にて、発泡成形で発泡原料gの裏当て材3の裏面へのしみ出しを防止できる必要大きさに、片面に剥離紙の付いた粘着剤付きテープ5をカットする。次いで、図示しない剥離紙を剥がし、図3(イ),図5のごとく粘着剤側を裏当て材3に対向させて、粘着剤付きテープ5のバリア部材4を裏当て材3に貼着する。これだけで、粘着剤層52が膜状となったバリア部材4付き裏当て材3が出来上がる。
そして、パッド本体2の発泡成形で、その裏面に裏当て材3が既述のごとく被着一体化されるが、発泡成形時に、バリア部材4付き裏当て材3の該バリア部材4をパッド本体2側に向けて、バリア部材4付き裏当て材3がパッド本体2に被着一体化されるようにする。かくして、合わせ部23の裏面23b側で、バリア部材4がパッド本体2に一体化される。パッド本体2の発泡成形初期段階で、パッド本体の厚みTが相対的に薄く、発泡原料gが裏当て材3に近づき浸透し易い箇所に、バリア部材4の粘着剤を面状に付着させ、当該箇所が粘着剤層52で隙間なく塞さがれる。具体的にはバックパッド1Bとの合わせ部23に配される裏当て材3の所定部分に、その部分の形状に沿わせて、粘着剤層52が面状に付着される。故に、発泡成形過程で、液状の発泡原料gが網目構造の不織布からなる裏当て材3に浸透しようとしても、裏当て材3のパッド本体2側に設けた粘着剤層52で阻止される。粘着剤付きテープ5は厚みが薄く、また粘着剤層52も汎用粘着剤付きテープ5と同様、膜状であるが、パッド本体2側の裏当て材3に係る網目構造の網目を塞ぐのに十分である。バリア部材4が、パッド本体2と裏当て材3との間に介在して、粘着剤層52が発泡成形時に発泡原料gの裏当て材3への浸入を食い止める文字通りの発泡原料gのバリア部材4(障壁部材)となって、パッド本体2に一体化される。
バリア部材4に関しては、図3(イ)の前記粘着剤付きテープ5に代わって、図3(ロ)のような参考態様のバリア部材4を用いることもできる。図3(ロ)のバリア部材4は、パッド本体の厚みTが相対的に薄い部分に配される裏当て材3の部位へ直に粘着剤を糊引きしてなる粘着剤層6で構成する。図3(ロ)のバリア部材4は、裏当て材3の必要部位にバリア部材4となる粘着剤を直に糊引きして、粘着剤層6のみからなるバリア部材4を形成する。合わせ部23の裏面側で、パッド本体2に一体化される裏当て材3の部分に、粘着剤を直接はけ塗りやスプレー塗布で施し、一様の薄膜厚さに糊引きした粘着剤層6のバリア部材4を形成する。
尚、バリア部材4は、図1のごとくバックパッドとの合わせ部23の裏面23b側で、部分的に一つ設けたが、バリア部材4をしみ出し部分Sの防止に必要な箇所に複数設けることもでき、さらに、図4の合わせ部23で、車幅方向(紙面垂直方向になる)の全域にバリア部材4を設けることもできる。
かくして、パッド本体2の発泡成形で、裏当て材3の裏面にしみ出し部分Sが発生し易いバックパッド1Bとの合わせ部23の領域で、パッド本体2と裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体2を一体発泡成形した図1のようなクッションパッド1Aを得る。次に詳述するクッションパッド1Aの製法の発泡成形過程で、不織布からなる裏当て材3への発泡原料gの浸入をバリア部材4が阻止し、異音発生のもとになるしみ出し部分Sをなくした所望のクッションパッド1Aに仕上がる。
符号23aは合わせ部23の表面、符号27は吊込み溝、符号27aは横溝、符号27bは縦溝を示す。
(2)クッションパッドの製造方法
クッションパッドの製造方法は、裏当て材3とバリア部材4と発泡型7とを用いて、例えば図6の発泡型7に該裏当て材3、該バリア部材4をセットした後、発泡原料gの注入及び型閉じを経て、図1〜図4のようなクッションパッド1Aを成形する。
裏当て材3とバリア部材4は、(1)のクッションパッドで述べたものと同様で、その詳細説明を省く。
クッションパッドの製造方法に用いる発泡型7は、図7〜図10ごとくの分割型で、上型9(一の分割型)と下型8(他の分割型)とを備える。ヒンジ71を支点にして図6から図7のごとく型閉じすると、断面形状が凹形になる下型8の型面8aと一部に凹みを有するもののほぼ平坦な上型9の型面9aとで、パッド本体2に裏当て材3とバリア部材4が一体化するクッションパッド1AのキャビティCをつくる。型閉じで、下型8に設けた合わせ部23の表面側形成型面83と上型9に設けた合わせ部23の裏面側形成型面93との垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さくなっている。
図6〜図10に示す本製法では、下型8の型面8aでクッションパッド1Aの表面1a側が成形され、上型9の型面9aでクッションパッド1Aの裏面1b側が成形される。符号76はパッド本体2の外縁沿いで、裏面1b側へ立壁状に張り出す張出部26の形成用窪みを示す。
前記発泡型7,裏当て材3,バリア部材4を用いて、クッションパッド1Aが、例えば次のように製造される。
まず、発泡成形に先立ち、クッションパッド裏面1bの大きさに合わせてカットした裏当て材3に、粘着剤付きテープ5からなるバリア部材4を貼着し、バリア部材4付き裏当て材3を作製する(図5)。粘着剤付きテープ5は、型閉じで、下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さい部分に配される裏当て材3の部位に、粘着剤側の面を対向させて貼着する。本発明は、下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さい部分に配される裏当て材3の部位を、バックパッドとの合わせ部23の裏面側形成型面93に配される裏当て材3の部位とする。裏当て材3は、図5のごとくクッションパッド1Aの裏面形状に予め付形形成されたものにしたが、平面状体のままであってもよい。
そうして、発泡型7の型開状態で、上型9へバリア部材4付き裏当て材3をセットする。バリア部材4が下型8側に露出するようにして、上型9に裏当て材3を取付けセットする(図6)。
その後、発泡原料gの注入及び型閉じを経て、発泡体からなるパッド本体2を、その裏面2bにバリア部材4付き裏当て材3が一体化するように、発泡成形する。裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体2を該バリア部材4付き裏当て材3と一体発泡成形する。
ここで、上型9と下型8との型閉じで、パッド本体2の十分なクッション性が必要なメイン部21等では、下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが大きくなるが、車両後方部になるバックパッドとの合わせ部23ではそのキャビティ幅tが小さく設定される(図4)。この合わせ部23の部位は、型閉じで、図7のごとく下型型面8aと上型型面9aとが至近距離になる。
本実施形態は、発泡型7へのバリア部材4付き裏当て材3のセット後、型開状態のまま、下型8のキャビティCを形成する型面8aに注入ホースNL等を使用してパッド本体2成形用ウレタン発泡原液等の発泡原料gを所定量注入する(図6)。続いて、上型9を作動させ型閉じする(図7)。上型9と下型8との型閉じで、裏当て材3,バリア部材4がインサートされたクッションパッド1A用キャビティCができる。尚、発泡型7へのバリア部材4付き裏当て材3のセット後、発泡原料gを注入し、その後、型閉じしたが、発泡型7にバリア部材4付き裏当て材3をセットした後、型閉じし、その後、発泡原料gを注入することもできる。
前記型閉じの後、パッド本体2の発泡成形に移る。図7の型閉じ状態を所定時間維持し、図1〜図4ごとく裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体2をバリア部材4,裏当て材3と一体発泡成形する。
前記一体発泡成形にあたって、発泡原料gの発泡硬化が進むといっても、その初期段階は発泡原料gが未だ液状である。この段階で、下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さい幅になる合わせ部23の箇所では、発泡原料gが液状又はこれに近い状態のまま、上型9に係る合わせ部23の裏面側形成型面93に配された裏当て材3の部位に達する(図9〜図11)。バリア部材4がなければ、図11のように発泡原料gが裏当て材3の網目状不織布内へ浸透し含浸部分Gをつくり、裏当て材3の裏面に達して、発泡硬化後に、図13ごとくのしみ出し部分Sをつくる。さらに、含浸部分Gは裏当て材3の厚み方向全てに亘る含浸硬化部分となり易い。
しかるに、本実施形態では、合わせ部23の裏面側形成型面93に配された裏当て材3の部位に、図9ごとくの粘着剤付きテープ5のバリア部材4を設けて、発泡原料gが浸入しようとするその面を、粘着剤の面状層52で覆ってブロックする。粘着剤の層52がバリアになって、不織布からなる裏当て材3へ発泡原料gが浸入するのを阻止する。発泡成形の際、発泡原料gが液状のまま又はこれに近い状態で裏当て材3に達するような合わせ部23の裏面側形成型面93に在る裏当て材3の部分は、該裏当て材3の発泡原料gに面する側を、バリア部材4の粘着剤の層52が封じることによって、裏当て材3の網目空隙内へ発泡原料gが入らないようになる。発泡成形過程で、裏当て材3の裏面への発泡原料gのしみ出しが起こらない。
一方、図9で、粘着剤付きテープ5の端縁521近くでは、垂直方向のキャビティ幅tがある程度確保されているので、発泡原料gが端縁521に達するまでに、その発泡硬化が進んでおり、これ以上の高さに配された裏当て材3の部分ではその裏面への発泡原料gの浸透、しみ出しはない。
パッド本体2の発泡成形を終え、脱型すれば、裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体裏面2bにバリア部材4付き裏当て材3が被着一体化したクッションパッド1Aが得られる。裏当て材3の裏面に異音発生原因となるしみ出し部分Sのない所望のクッションパッド1Aが得られる。該クッションパッド1Aに表皮HYを被せると、車両用後部座席シートの座部用シートクッションになる。
本製法では、バリア部材4に図3(イ)の粘着剤テープを用いて説明してきたが、これに代え、型閉じで下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さい部分に配される裏当て材3の部位に、図3(ロ)のごとく、粘着剤を直に糊引きした粘着剤層6(参考例)を用いることもできる。粘着剤を直に糊引きした粘着剤層6による面状のバリア部材4が設けられたバリア部材4付き裏当て材3を、型開状態で該バリア部材4が下型8側に露出するようにして上型9に取付ける。次いで、発泡原料gを下型8に注入すると共に型閉じし、その後、裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体2を該バリア部材4付き裏当て材3と一体発泡成形する。
合わせ部23の裏面側形成型面93に配された裏当て材3の部位に、粘着剤のバリア部材4を設けているので、発泡成形の初期段階で、発泡原料gが裏当て材3の網目に浸入しようとしても、図10のごとく浸入しようとするその面を粘着剤の層6で覆ってブロックする。発泡原料gが液状のまま又はこれに近い状態で裏当て材3に達するような合わせ部23の裏面側形成型面93にある裏当て材3の部分は、該裏当て材3の発泡原料gに面する側を、粘着剤層6でガードしている。裏当て材3の裏面への発泡原料gのしみ出し部分Sや裏当て材3の裏面に達する発泡原料gの含浸部分Gを発生させない所望のクッションパッド1A製品となる。他の構成は、粘着剤付きテープ5の説明と同様で、その説明を省く。
図中、符号80はメイン部21の表面側形成型面、符号82はメイン部の車両前方部表面側形成型面、符号83は合わせ部23の表面側形成型面、符号89は下型8の型合せ面、符号90はメイン部21の裏面側形成型面、符号92はメイン部の車両前方部裏面側形成型面、符号99は上型9の型合せ面を示す。
(3)効果
このように構成したクッションパッドによれば、パッド本体の厚みTが相対的に薄い部分、製法でいえば、型閉じで下型型面8aと上型型面9aとの垂直方向のキャビティ幅tが相対的に小さい部分、でパッド本体2側に面する裏当て材3の部位に、バリア部材4の粘着剤層52が膜状付着しているので、発泡成形初期段階で、発泡原料gが液状のまま不織布製裏当て材3の当該部位に達しても、該バリア部材4が遮断阻止し、裏当て材3内へ発泡原料gを入り込ませない。
発泡原料gが液状又はこれに近い状態のまま裏当て材3に接する虞のある面域に、バリア部材4の粘着剤による層52が形成されると、パッド本体2の発泡成形で、裏当て材3の不織布内へ液状発泡原料gが浸入しようとしても、その手前の粘着剤層52でブロックされる。したがって、パッド本体2の発泡成形で、発泡原料gが裏当て材3の裏面へ浸み出すのを効果的に遮断阻止し、車両組付け用金属部材Kとの間で発生する異音をなくすことができる。
本バリア部材4の粘着剤は既述のごとくアクリル系粘着剤であるが、ゴム系、シリコーン系粘着剤を用いることができる。粘着剤は用語定義では「被着材に塗布したとき、永久粘着性の皮膜を形成する接着剤(ISO/DIS6354)」で、感圧性接着剤である。バリア部材4に粘着剤付きテープ5を用いた場合、剥離紙を剥がして該バリア部材4をしみ出し防止する裏当て材3の必要部位に簡単に接着できる。且つ裏当て材3へバリア部材4を取付け、仮止めするのに、クリップ等の別部品を要しない。使い勝手に優れる。加えて、本発明は、裏当て材3が網目構造の不織布で構成されても、当該粘着剤の層52が、パッド本体2の発泡成形時に、不織布内へ液状発泡原料gが入り込むのを制止し、クッションパッド1Aの品質向上に大きな役割を果たす。
本発明は発泡原料gが発泡成形時に液状のまま達する部位が、バリア部材4の粘着剤層52で覆われているので、裏当て材3が不織布であってもその網目に発泡原料gが浸入しない。粘着剤層52であるので、不織布のように液状発泡原料gが浸み込む隙間はない。本発明は、パッド本体2の発泡成形の前に、裏当て材3の必要箇所に、剥離紙を剥がした粘着剤付きテープ5の該粘着剤の層52が裏当て材3に対向して貼着し、そのバリア部材4付き裏当て材3を、バリア部材4が下型8側に露出するようにして上型9に取付けるだけで済む。そして、従来の裏当て材3を用いた時と同様にパッド本体2を発泡成形すれば足りる。バリア部材4の粘着剤層52が発泡成形時の発泡原料g側に面する裏当て材3の面側を覆って、該裏当て材3へ発泡原料gが浸入する前にその浸入を断ち切るので、裏当て材3の不織布に発泡原料gが含浸し含浸硬化部分をつくったり、さらに裏当て材3の裏面にしみ出し、しみ出し部分Sをつくったりする従来の問題を解消する。
特に、バックパッド1Bとの合わせ部23では、しみ出し部分Sが発生し易いだけでなく、図12のごとくバックパッド1Bを支持し、その傾動を可能にして車両に組付ける金属部材Kが近接しており、しみ出し部分Sができると、両者が擦れあって異音が発生する。本発明により、しみ出し部分Sがなくなることで、従来の異音問題を一挙に解決する。静かなハイブリッド車や高級車に要求される各所に手をついても異音を発生させない高品質のクッションパッド1Aが出来上がる。
そして、バリア部材4が粘着剤付きテープ5である場合、テープ51にフィルムに代えて発泡シートを用いると、該発泡シートに柔軟性があるので、クッションパッド1Aのバリア部材4用としてより好ましくなる。本発明のごとく、テープ51に発泡シートに比べて、厚みの薄い不織布を用いると、裏当て材3と同様、その網目構造によって乗員着座時のパッド本体2の弾性変形に追従性が優れており、より一層好ましくなる。
また、参考例として、バリア部材4が粘着剤層6のみからなると、粘着剤付きテープ5におけるテープ51がそもそも存在しないので、乗員着座時のパッド本体2の弾性変形がスムーズであり、高品質が保たれる。ただ、剥離紙を剥がして、裏当て材3の必要箇所に貼着すれば済む粘着剤付きテープ5に比べると、裏当て材3の必要箇所へ直に粘着剤層6を形成しなければならず、多少の手間がかかる。それでも、前記(イ)の車体側で擦れあって異音を出すフレームにカバーを被せて音を消す割符処理に比べれば、手間がかからない。しかも、カバーと違って、必要資材が粘着剤層形成材又は粘着剤付きテープ5のバリア部材4であるので、低コスト対応できる。
さらに、前記(ロ)の音消しテープのように剥がれる問題はない。本発明は、裏当て材3との間にバリア部材4を介在させて、パッド本体2をバリア部材4付き裏当て材3と一体発泡成形するクッションパッド1Aであり、バリア部材4の粘着剤は発泡成形が終えるまでの間、裏当て材3に接着する粘着力を有していればよい。クッションパッド1Aが出来上がれば、裏当て材3に覆われた状態でパッド本体2に被着一体化するので、音消しテープのような剥がれ問題はない。
加えて、バリア部材4は、前記(ハ)のプレスフェルトのように重量的に重くなく、軽量化を目指す車両にとって負担にならない。粘着剤付きテープ5であるので、プレスフェルトのように裏当て材3へ取付け、仮止め保持するのにクリップ等の別部品を要しない。さらに、硬いプレスフェルトと違って、バリア部材4はしなやかであり、取付けられていてもプレスフェルトのような違和感を与えない。特に、バリア部材4に取付け作業性に優れる粘着剤付きテープ5を用い、そのテープ51に不織布が用いられると、パッド本体2への追従性が良好で、クッションパッド1Aは所望のクッション性が保たれる。乗員の昇降時や運転走行時等での乗り心地に満足感を与える。
さらにいえば、前記(ニ)の異音防止スプレーのような一時的対策に終わらない。バリア部材4の背面側にある裏当て材3の部分は、しみ出し部分Sや含浸硬化部分が存在しないので、その裏当て材3の部分が車両組付け用金属部材Kと擦れあい、経時変化で、仮に裏当て材3の厚みが薄くなっても、しみ出し部分Sや含浸硬化部分がそこに現れることがない。本発明は、車両組付け用金属部材Kとの間で発生する異音を恒久的に安定してなくすことができる。
このように、本クッションパッドは、上述した数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。クッションパッド1A,パッド本体2,裏当て材3,バリア部材4,粘着剤付きテープ5,粘着剤層6,発泡型7,発泡原料g等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。
1A クッションパッド
2 パッド本体
2b パッド本体裏面(裏面)
23 バックパッドとの合わせ部(合わせ部)
3 裏当て材
4 バリア部材
5 粘着剤付きテープ
51 テープ
52 粘着剤層(粘着剤の層)
6 粘着剤層(粘着剤の層)
K 金属部材(車両組付け用金属部材)

Claims (3)

  1. 発泡体からなるパッド本体と、
    パッド本体裏面のほぼ全域に設けられる大きさにして、該パッド本体の発泡成形で、その裏面に被着一体化されるシート状不織布からなる裏当て材と、を具備する車両用座席のクッションパッドにおいて、
    粘着剤層を有する粘着剤付きテープで構成し、且つ該テープを不織布からなる不織布テープとして、前記パッド本体の厚みが相対的に薄い部分にあたるバックパッドとの合わせ部で、前記裏当て材が金属部材と近接又は接触する該合わせ部の裏面側に配設されて、前記パッド本体に一体化されたバリア部材を、さらに具備し、
    前記合わせ部の裏面側に配される前記裏当て材の部分に、前記粘着剤層が面状に付着されたバリア部材付き裏当て材になり、且つ該バリア部材が、パッド本体側に向いて前記裏当て材に覆われた状態で、パッド本体に一体化していることを特徴とするクッションパッド。
  2. 前記バリア部材が、前記不織布テープの片面に前記粘着剤層を有する不織布基材の片面テープである請求項1記載のクッションパッド。
  3. 前記粘着剤が感圧性接着剤である請求項1又は2に記載のクッションパッド。
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