JP6639794B2 - スライドカバー - Google Patents

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本発明は、スライドカバーに関し、特に、ステージ装置等の移動装置に用いられるスライドカバーに関する。
ステージ装置では、ベースに対してテーブルが一方向に沿って往復動するときに、テーブルの裏側においてベースに搭載される各種機構が外部に露出してしまう。従来より、このように露出する各種機構をカバーするためにスライドカバーが用いられることがある(特許文献1参照)。
特許文献1のスライドカバーは、ベースに対して複数段に重なるように設けられる複数のカバー部材を備える。複数のカバー部材は、テーブルの往復動方向にそれぞれがスライドすることによって、ベースに対するカバー範囲を増減可能である。このスライドカバーでは、テーブルが往復動方向のうちの一方向に高段側のカバー部材がスライドしたとき、これに隣り合う低段側のカバー部材に接触することで動力が伝達され、これにより、全てのカバー部材が同方向にスライドするように構成されている。
特開2002−321136号公報
ところで、ステージ装置等の移動装置では、リニアモータ等のリニア駆動装置により、テーブル等の移動体を一定速度で移動させられるように、高い速度安定性が要求されることがある。このような要求のもと、従来の構造では、複数のカバー部材をスライドさせるうえで、一のカバー部材と他のカバー部材の接触により動力を伝達している。従って、複数のカバー部材同士が動力伝達のために接触したとき、移動体には振動が加わってしまう。また、これと同時に移動体の重量が瞬時に変化し、移動体に加わる慣性力が大きく変動してしまう。これらが相まって、リニア駆動装置により移動体を一定速度で動かし難くなってしまう。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動装置に用いるうえで、移動体の速度安定性を確保し易いスライドカバーを提供することにある。
本発明のある態様はスライドカバーに関し、ベースと、前記ベースに対して往復動可能な移動体とを備える移動装置に用いられるスライドカバーであって、前記ベースに対して複数段に重なるように設けられ、前記移動体の往復動方向にそれぞれがスライドすることによって、前記ベースに対するカバー範囲を増減可能な複数のカバー体と、前記往復動方向のうちの一方向に高段側のカバー体がスライドしたとき、前記高段側のカバー体に隣り合う低段側のカバー体に前記一方向の力を付与可能な力付与機構と、を備え、前記力付与機構は、前記高段側のカバー体がスライド可能なスライド範囲の途中位置に該高段側のカバー体があるときに、前記低段側のカバー体に前記一方向の力を付与する
本発明によれば、移動装置に用いるうえで、移動体の速度安定性を確保し易くなる。
実施形態に係るスライドカバーが用いられるステージ装置を模式的に示す構成図である。 実施形態に係るスライドカバーを示す平面部分断面図である。 実施形態に係るスライドカバーを示す他の平面部分断面図である。 図2のA−A線断面図である。 実施形態に係るスライドカバーを模式的に示す平面図である。 実施形態に係るスライドカバーを模式的に示す他の平面図である。 実施形態に係るスライドカバーの動作を説明するための図である。 実施形態に係るスライドカバーの動作を説明するための他の図である。
以下、実施形態,変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略する。
図1(a)は本実施形態に係るスライドカバー10が用いられる移動装置としてのステージ装置12を模式的に示す構成図である。以下、後述するテーブル16の往復動方向をX方向、X方向と直交して交差する交差方向をY方向として説明する。XY方向は何れも水平方向である。
ステージ装置12は、X方向に沿って延在するベース14と、ベース14に対して一方向(X方向)に沿って往復動可能な移動体となるテーブル16とを備える。テーブル16はベース14に対してY方向に配置される。ステージ装置12は、有機EL(electro luminescence)機器等の半導体機器の検査に用いられる。テーブル16の表面部には半導体機器の検査に用いられる複数のカメラ18がX方向に間隔を空けて搭載される。
テーブル16は、ベース14に対して、ガイド機構20を介してX方向にスライド自在に連結される。ガイド機構20は、ベース14に搭載されるガイドレール部20aと、テーブル16の裏面部に搭載されるスライダ部20bとを有する。スライダ部20bはガイドレール部20aに沿ってスライド自在に取り付けられる。
ステージ装置12は、テーブル16をX方向に沿って移動させるためのリニア駆動装置としてリニアモータ22を更に備える。リニアモータ22は、ベース14に搭載される固定子22aと、テーブル16の裏面部に搭載される可動子22bとを備える。固定子22aは一次側コイル(不図示)を有し、可動子22bは二次側永久磁石(不図示)を有する。リニアモータ22は、一次側コイルの励磁により生じる磁界と、二次側永久磁石の磁界との相互作用により、テーブル16にX方向の推力を付与する。テーブル16は、X方向の推力が付与されると、ガイド機構20によりX方向に沿ってスライドするようにガイドされる。
ステージ装置12は、ベース14に対するテーブル16の相対位置を検出するための位置検出装置24を更に備える。位置検出装置24は、ベース14に搭載されるリニアスケール24aと、テーブル16の裏面部に搭載されるセンサヘッド24bとを備える。リニアスケール24aにはX方向に目盛りが配列される。センサヘッド24bは、リニアスケール24aの目盛りを読み取ることで、ベース14に対するテーブル16の相対位置を示す信号を取得する。センサヘッド24bは、この信号を後述する制御部26に出力する。
ステージ装置12は、テーブル16の移動速度を制御するための制御部26を有する。制御部26は、センサヘッド24bから出力される信号に基づき、テーブル16の移動速度を演算する。制御部26は、センサヘッド24bから出力されるテーブル16の位置や、演算により得られるテーブル16の速度が目標位置、目標速度に近づくように、固定子22aの一次側コイルに対する通電量を制御する。
テーブル16は、制御部26による制御のもとで、所定のストローク範囲Sに亘り往復動可能である。図1(a)では、このストローク範囲SのうちのX方向の他端位置(図中右端位置)にテーブル16がある状態を示す。図1(b)では、このストローク範囲SのうちのX方向の一端位置(図中左端位置)にテーブル16がある状態を示す。以下の説明では、テーブル16の位置関係に関して、X方向の他端位置(図1(a)参照)にあるとき、−側エンド位置Pa1にあるといい、X方向の一端位置(図1(b)参照)にあるとき、+側エンド位置Pa2にあるという。
ステージ装置12は、ベース14の一部をY方向からカバーするスライドカバー10を更に備える。図1ではスライドカバー10のある範囲のみ示す。
図2、図3はスライドカバー10を示す平面部分断面図である。図2はテーブル16が−側エンド位置Pa1にある状態を示し、図3はテーブル16が+側エンド位置Pa2にある状態を示す。本図では後述するカバープレート40に関して断面を示す。また、本図では、後述する力付与機構46、第1反発力付与機構48、第2反発力付与機構50を省略する。
スライドカバー10は、後述する固定フレーム31に対して、Y方向に複数段に重なるように設けられる複数のカバー体30A〜30Cを備える。複数のカバー体30A〜30Cには、低段側から高段側にかけて、第1カバー体30A、第2カバー体30B、第3カバー体30Cが順に設けられる。以下、複数のカバー体30A〜30Cを総称するときは単にカバー体30という。ここでいう「低段側」とは、後述のように複数のカバー体30が伸縮するときに、ベース14に対する移動量が小さい側をいい、「高段側」とはベース14に対する移動量が大きい側をいう。
ベース14にはベース14の一部となる固定フレーム31が固定され、1段目の第1カバー体30Aはスライド機構32を介して固定フレーム31に連結される。2段目以降の高段側の第2カバー体30Bはスライド機構32を介して低段側の第1カバー体30Aに連結され、高段側の第3カバー体30Cはスライド機構32を介して低段側の第2カバー体30Bに連結される。最も高段側の第3カバー体30Cは接続ブラケット34を介してテーブル16に接続される。複数のカバー体30は、固定フレーム31又は低段側のカバー体30A、30Bにスライド機構32を介してX方向にスライド自在に連結される。
図4は図2のA−A線断面図である。
スライド機構32は、図2、図4に示すように、一のカバー体30を支持する低段側の他のカバー体30A、30B又は固定フレーム31に搭載されるガイドレール部32aと、一のカバー体30に搭載されるスライド部32bとを有する。ガイドレール部32aはX方向に沿って延在する。スライド部32bはガイドレール部32aに沿ってスライド自在に取り付けられる。
カバー体30は、図3に示すように、一のカバー体30を支持する低段側の他のカバー体30A、30B又は固定フレーム31に、スライド機構32を介してスライド自在に連結されるスライダフレーム36を備える。また、複数のカバー体30は、スライダフレーム36にカバーブラケット38を介して取り付けられるカバー部材としてのカバープレート40を備える。複数のカバープレート40は、Y方向に重なるように入れ子構造で設けられる(図4も参照)。
高段側の第3カバー体30Cのスライダフレーム36には、図3に示すように、テーブル16がX方向のうちの一方向Xa(以下、伸び方向Xaという)に移動したとき、テーブル16から接続ブラケット34を介して同方向への移動力が伝達される。このとき、低段側のカバー体30A、30Bには、後述する力付与機構46により、伸び方向Xaへの力が付与される。これにより、複数のカバー体30のスライダフレーム36は、伸び方向Xaにそれぞれがスライドし、これにより複数のカバープレート40全体が伸びるように移動し、複数のカバープレート40によるベース14に対するカバー範囲Scが増大する。このとき、ベース14に搭載される内部機構のうち、テーブル16の変位により露出する内部機構の一部が、複数のカバープレート40によりY方向からカバーされる。ここでの「内部機構の一部」には、ガイド機構20のガイドレール部20aが含まれる。
また、複数のカバー体30のスライダフレーム36には、図2に示すように、テーブル16がX方向のうちの他方向Xb(以下、縮み方向Xbという)に移動したとき、後述する力付与機構46により、テーブル16の移動に追従して同方向への力が付与される。これにより、複数のカバー体30のスライダフレーム36は、縮み方向Xbにそれぞれがスライドし、これにより複数のカバープレート40全体が縮むように移動し、複数のカバープレート40によるベース14に対するカバー範囲Scが減少する。つまり、複数のカバー体30は、テーブル16の往復動方向Xにそれぞれがスライドすることによって全体が伸縮可能であるとともに、X方向でのベース14に対するカバー範囲Scを増減可能である。
図5、図6はスライドカバー10を模式的に示す平面図であり、図5はテーブル16が−側エンド位置Pa1にあるときの状態を示し、図6はテーブル16が+側エンド位置Pa2にあるときの状態を示す。本図では、説明の便宜のため、スライド機構32、カバープレート40を省略する。
スライドカバー10は、伸び方向Xaに高段側のカバー体30がスライドしたとき、そのカバー体30に隣り合う低段側のカバー体30に伸び方向Xaの力を付与可能な力付与機構46を備える。力付与機構46は、2段目以降の高段側のカバー体30のそれぞれに対応して設けられる。また、スライドカバー10は、一段目の第1カバー体30Aが伸び方向Xaにスライドしたとき、元の位置に第1カバー体30Aを戻すための付勢力を第1カバー体30Aに付与する付勢力付与機構47を備える。力付与機構46、付勢力付与機構47の詳細は後述する。
スライドカバー10は、図6に示すように、カバー体30がスライドするとき、カバー体30の伸び方向Xaでのスライド範囲を制限するための第1ストッパ機構42を備える。第1ストッパ機構42は、一のカバー体30の縮み方向Xbの端部に設けられる第1ストッパ部42aと、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30A、30B又は固定フレーム31の伸び方向Xaの端部に設けられる第1被規制部42bとを有する。カバー体30は、第1ストッパ部42aと第1被規制部42bとの係合により、カバー体30の伸び方向Xaでのスライド範囲が制限される。
スライドカバー10は、図5に示すように、カバー体30がスライドするとき、カバー体30の縮み方向Xbでのスライド範囲を制限するための第2ストッパ機構44を備える。第2ストッパ機構44は、一のカバー体30の伸び方向Xaの端部に設けられる第2ストッパ部44aと、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30又は固定フレーム31の伸び方向Xaの端部に設けられる第2被規制部44bとを有する。第3カバー体30Cの第2ストッパ部44aは接続ブラケット34に設けられる。カバー体30は、第2ストッパ部44aと第2被規制部44bとの係合により、カバー体30の縮み方向Xbでのスライド範囲が制限される。
以上の第1ストッパ機構42、第2ストッパ機構44により、カバー体30がスライド可能なスライド範囲が制限される。以下の説明では、カバー体30の位置関係に関して、このスライド範囲のうちの縮み方向Xbの末端位置(図中右端位置)にあるとき縮み側末端位置にあるといい、伸び方向Xaの末端位置(図中左端位置)にあるとき、伸び側末端位置にあるという。
力付与機構46は、弾性部材としてのバネ部材46aを含む。付勢力付与機構47も、弾性部材としてのバネ部材47aを含む。バネ部材46a、47aは引っ張りバネである。一のカバー体30の伸び方向Xaの端部にはバネ部材46a、47aを取り付けるための第1取付部49aが設けられる。一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30A、30B又は固定フレーム31の縮み方向Xbの端部には、バネ部材46a、47aを取り付けるための第2取付部49bが設けられる。バネ部材46a、47aは一端部が第1取付部49aに取り付けられ、他端部が第2取付部49bに取り付けられる。一のカバー体30と、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30A、B又は固定フレーム31とはバネ部材46a、47aにより接続される。バネ部材46a、47aは、テーブル16が−側エンド位置Pa1にあるとき、第1取付部49aと第2取付部49bにX方向に縮むような付勢力を付与する。
第1ストッパ機構42は、図6に示すように、第1ストッパ部42aに搭載される伸び規制用第1磁石48aと、第1被規制部42bに搭載される伸び規制用第2磁石48bとを更に有する。各磁石48a、48bは永久磁石である。各磁石48a、48bはX方向が着磁方向となり、X方向に対向する面が同極となる。つまり、各磁石48a、48bは同極がX方向に対向して設けられる。各磁石48a、48bは、カバー体30がスライド範囲の伸び側末端位置に近づいたとき、伸び側末端位置から遠ざける方向Faの反発力(斥力)をカバー体30に付与する第1反発力付与機構48となる。この方向Faの反発力は、一のカバー体30とともに、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30又は固定フレーム31にも付与される。
第2ストッパ機構44は、図5に示すように、第2ストッパ部44aに搭載される縮み規制用第1磁石50aと、第2被規制部44bに搭載される縮み規制用第2磁石50bとを更に有する。各磁石50a、50bは永久磁石である。各磁石50a、50bはX方向が着磁方向となり、X方向に対向する面が同極となる。つまり、各磁石50a、50bは同極がX方向に対向して設けられる。各磁石50a、50bは、カバー体30がスライド範囲の縮み側末端位置に近づいたとき、縮み側末端位置から遠ざける方向Fbの反発力(斥力)をカバー体30に付与する第2反発力付与機構50となる。この方向Fbの反発力は、一のカバー体30とともに、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30又は固定フレーム31にも付与される。
以上のスライドカバー10の動作を図7、図8を用いて説明する。
図7を用いて、テーブル16が−側エンド位置Pa1から+側エンド位置Pa2に移動する場合、つまり、テーブル16が伸び方向Xaに沿って移動する場合を考える。第3カバー体30Cには、図7(a)に示すように、テーブル16から伸び方向Xaの移動力Fc1が伝達される。これにより、第3カバー体30Cは、図7(b)に示すように、テーブル16に追従して伸び方向Xaにスライドする。
第3カバー体30Cは第2カバー体30Bに対して伸び方向Xaに相対移動するようにスライドし、第3カバー体30Cの第1取付部49aと第2カバー体30Bの第2取付部49bとの距離Laが増加するように変化する。このとき、力付与機構46のバネ部材46aは、このスライドに追従して伸びるように弾性変形する。バネ部材46aに作用する付勢力は、距離Laの増加に伴い、つまり、第3カバー体30Cのスライド量の増加に伴い連続的に増大する。これにより、第2カバー体30Bの第1取付部49aには連続的に増大する伸び方向Xaへの付勢力Fc2が付与される。ここで、第2カバー体30Bと第1カバー体30Aを連結するスライド機構32(図4参照)に作用する静止摩擦抵抗をRaとする。第2カバー体30Bは、この静止摩擦抵抗Raよりも付勢力Fc2が大きくなったところで、図7(c)に示すように、テーブル16に追従して伸び方向Xaにスライドさせられる。
第2カバー体30Bは第1カバー体30Aに対して伸び方向Xaに相対移動するようにスライドし、第2カバー体30Bの第1取付部49aと第1カバー体30Aの第2取付部49bとの距離Lbが増加するように変化する。前述と同様の理由により、第1カバー体30Aの第1取付部49aには、力付与機構46のバネ部材46aにより、連続的に増大する伸び方向Xaへの付勢力Fc3が付与される。第1カバー体30Aと固定フレーム31を連結するスライド機構32(図4参照)に作用する静止摩擦力をRbとする。第1カバー体30Aは、この静止摩擦抵抗Rbよりも付勢力Fc3が大きくなったところで、テーブル16に追従して伸び方向Xaにスライドさせられる。このとき、第1カバー体30Aは固定フレーム31に対して伸び方向Xaに相対移動するようにスライドする。
以上のように、力付与機構46は、テーブル16に追従して伸び方向Xaに高段側のカバー体30B、30Cがスライドしたとき、高段側のカバー体30B、30Cに隣り合う低段側のカバー体30A、30Bに伸び方向Xaの付勢力を付与する。これらの付勢力は、カバー体30がスライド可能なスライド範囲の途中位置にあるときに常時に付与される。
テーブル16が+側エンド位置Pa2に近づくと、カバー体30はスライド範囲の伸び側末端位置(図6参照)に近づく。このとき、前述の第1反発力付与機構48により、伸び側末端位置から遠ざける方向Faの反発力が第1ストッパ部42aと第1被規制部42bに付与される。
次に、図8を用いてテーブル16が+側エンド位置Pa2から−側エンド位置Pa1に移動する場合、つまり、テーブル16が縮み方向Xbに沿って移動する場合を考える。
テーブル16が+側エンド位置Pa2に停止した状態にあるとき、テーブル16には、複数の力付与機構46の付勢力Fd1と、付勢力付与機構47の付勢力Fd2とが縮み方向Xbに付与される。また、テーブル16には、これらの付勢力Fd1、Fd2の合力に釣り合うような伸び方向Xaの力がリニアモータ22により付与される。この状態からリニアモータ22による伸び方向Xaの力を減少させると、各カバー体30は、力付与機構46、付勢力付与機構47のバネ部材46a、47aの付勢力Fd1、Fd2により、縮み方向Xbにスライドする。このとき、複数のカバー体30は、一のカバー体30を支持する低段側のカバー体30A、30B又は固定フレーム31に対して縮み方向Xbに相対移動するようにスライドする。
テーブル16が−側エンド位置Pa1に近づくと、カバー体30はスライド範囲の縮み側末端位置に近づく。このとき、前述の第2反発力付与機構50により、縮み側末端位置から遠ざける方向Fb(図5参照)の反発力が第2ストッパ部44aと第2被規制部44bに付与される。
以上のスライドカバー10によれば、高段側のカバー体30が伸び方向Xaにスライドするとき、そのカバー体30がスライド範囲の途中位置にあるときに、力付与機構46により低段側のカバー体30に同方向の力を付与できる。よって、低段側のカバー体30を伸び方向Xaにスライドさせるうえで、高段側のカバー体30と低段側のカバー体30の一部を直接に接触させて力を伝達させずともよくなり、両者の衝突によりテーブル16に振動が加わるのを防止できる。
また、低段側のカバー体30を伸び方向Xaにスライドさせるうえで、低段側のカバー体30には、高段側のカバー体30のスライド量の増大(変化)に伴い伸び方向Xaに連続的に大きくなるような付勢力を力付与機構46により付与できる。低段側のカバー体30に段階的に急激に大きくなるような伸び方向Xaの力が付与されると、これらに振動が加わり易くなり、これらの振動によりテーブル16にも振動が加わり易くなる。この点、本実施形態によれば、低段側のカバー体30に伸び方向Xaに連続的に大きくなるような付勢力を付与できるため、これらに振動が加わるのを防止して、テーブル16に振動が加わるのを効果的に防止できる。
また、力付与機構46は、カバー体30のスライドに追従して弾性変形する弾性部材としてのバネ部材46aを含んでいる。よって、テーブル16が伸び方向Xaに移動するとき、バネ部材46aの付勢力により低段側のカバー体30を伸び方向Xaにスライド可能となるうえ、テーブル16が縮み方向Xbに移動するとき、バネ部材46aの付勢力により高段側のカバー体30を縮み方向Xbにスライド可能となる。このため、カバー体30を縮み方向Xbにスライドさせるうえで、高段側のカバー体30と低段側のカバー体30の一部を直接に接触させて力を伝達させずともよくなり、両者の衝突によりテーブル16に振動が加わるのを防止できる。また、カバー体30を伸び方向Xa、縮み方向Xbのそれぞれにスライドさせるうえで、別々の機構を用いずともよくなり、機構数の低減により製品コストの増大を抑えられる。
また、力付与機構46のバネ部材46aは、高段側のカバー体30の伸び方向Xaでの端部と、低段側のカバー体30A、30Bの縮み方向Xbでの端部とを接続している。従って、高段側のカバー体30がスライドしたとき、バネ部材46aの伸び量を大きくし易くなる。この利点を説明する。バネ部材46aは、前述のように、スライド機構32に作用する静止摩擦力より大きい所定の付勢力を付与できるように、伸び量、バネ係数を設計することになる。このとき、バネ部材46aの伸び量を大きくし易くなるということは、所定の付勢力を付与するうえで、バネ部材46aのバネ係数を小さく設計できることを意味する。バネ係数を小さくした場合、何らかの原因によりバネ部材46aの伸び量が増減するように振動したときでも、それだけ付勢力の変動を小さくでき、ステージ15に大振幅の振動が加わるのを防止できるという利点につながる。
また、カバー体30がスライド範囲の末端位置に近づいたとき、末端位置から遠ざける方向の反発力を付与する各反発力付与機構48、50がある。よって、テーブル16が+側エンド位置Pa2や−側エンド位置Pa1で停止するときに、第1ストッパ機構42の第1ストッパ部42aと第1被規制部42bや、第2ストッパ機構44の第2ストッパ部44aと第2被規制部44bが、慣性により衝突するのを防止できる。また、テーブル16がストローク範囲Sの途中位置にあるとき、第1ストッパ機構42の第1ストッパ部42aと第1被規制部42bや、第2ストッパ機構44の第2ストッパ部44aと第2被規制部44bが衝突しようとしたときでも、各反発力付与機構48、50の反発力により、両者の衝突を防止できる。つまり、カバー体30がスライド範囲の末端位置で他部材と衝突するのを防止できる。従って、テーブル16を移動させるときに、カバー体30のスライド範囲の末端位置での他部材との衝突により振動が加わるのを効果的に防止できる。
以上のように、テーブル16に振動が加わるのを防止できるうえ、テーブル16に大きな慣性力の変動が加わるのを防止できる。よって、テーブル16に加わる負荷が大きく変動するのを防止でき、この結果、リニアモータ22によりテーブル16を一定速度で動かし易くなる。また、テーブル16に振動が加わるのを防止することによって、センサヘッド24bのリニアスケール24aの読み取り位置が振動により変化するのを防止できる。この結果、位置検出装置24によるテーブル16の相対位置を精度よく検出でき、制御部26によりリニアモータ22を精度よく制御し易くなる。これらが相まって、テーブル16の速度安定性を確保し易くなる
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
スライドカバー10はステージ装置12に用いられる例を説明した。ステージ装置12は、半導体機器の検査に用いられる例を説明したが、これに限られず、液晶機器等の種々の機器を対象として、その検査、製造等に用いられてもよい。また、スライドカバー10の用途はステージ装置12に限られず、種々の移動装置に用いられていればよい。
また、力付与機構46は、高段側のカバー体30が伸び方向Xaにスライドしたとき、バネ部材46aを用いて、低段側のカバー体30に伸び方向Xaの力を付与する例を説明した。このような力を付与するうえでは、バネ部材46aの他に、磁石による反発力を用いてもよい。磁石を用いた場合でも、高段側のカバー体30がスライド範囲の途中位置にあるときに、低段側のカバー体30に反発力を付与できる。
また、力付与機構46は、高段側のカバー体30が伸び方向Xaにスライドしたときに、低段側のカバー体30に伸び方向Xaの力を付与する例を説明した。この他にも、高段側のカバー体30が縮み方向Xbにスライドしたときに、低段側のカバー体30に縮み方向Xbの力を付与するようにしてもよい。
10…スライドカバー、14…ベース、30A〜30C…カバー体、46…力付与機構、46a…バネ部材(弾性部材)、48…第1反発力付与機構、50…第2反発力付与機構。

Claims (4)

  1. ベースと、前記ベースに対して往復動可能な移動体とを備える移動装置に用いられるスライドカバーであって、
    前記ベースに対して複数段に重なるように設けられ、前記移動体の往復動方向にそれぞれがスライドすることによって、前記ベースに対するカバー範囲を増減可能な複数のカバー体と、
    前記往復動方向のうちの一方向に高段側のカバー体がスライドしたとき、前記高段側のカバー体に隣り合う低段側のカバー体に前記一方向の力を付与可能な力付与機構と、を備え、
    前記力付与機構は、前記高段側のカバー体がスライド可能なスライド範囲の途中位置に該高段側のカバー体があるときに、前記低段側のカバー体に前記一方向の力を付与し、
    前記カバー体がスライド可能なスライド範囲の末端位置に該カバー体が近づいたとき、該末端位置から遠ざける方向の反発力を該カバー体に付与する反発力付与機構を備え、
    前記反発力付与機構は、前記反発力として斥力を前記カバー体に付与する一対の磁石を備えることを特徴とするスライドカバー。
  2. 前記力付与機構は、前記カバー体のスライドに追従して弾性変形可能な弾性部材を含むことを特徴とする請求項1に記載のスライドカバー。
  3. ベースと、前記ベースに対して往復動可能な移動体とを備える移動装置に用いられるスライドカバーであって、
    前記ベースに対して複数段に重なるように設けられ、前記移動体の往復動方向にそれぞれがスライドすることによって、前記ベースに対するカバー範囲を増減可能な複数のカバー体と、
    前記往復動方向のうちの一方向に高段側のカバー体がスライドしたとき、前記高段側のカバー体に隣り合う低段側のカバー体に前記一方向の力を付与可能な力付与機構と、を備え、
    前記力付与機構は、前記高段側のカバー体がスライド可能なスライド範囲の途中位置に該高段側のカバー体があるときに、前記低段側のカバー体に前記一方向の力を付与し、
    前記カバー体がスライド可能なスライド範囲のうち、前記複数のカバー体の伸び方向の末端位置を伸び側末端位置というとき、
    前記伸び側末端位置に該カバー体が近づいたとき、該伸び側末端位置から遠ざける方向の反発力を該カバー体に付与する反発力付与機構を備え、
    前記反発力付与機構は、前記力付与機構とは別体に設けられ
    前記力付与機構は、前記カバー体のスライドに追従して弾性変形可能な弾性部材を含み、
    前記複数のカバー体は、前記往復動方向と直交する交差方向に複数段に重なるように設けられ、
    前記弾性部材は、隣り合うカバー体に対して前記交差方向に挟まれた位置に配置されることを特徴とするスライドカバー。
  4. ベースと、前記ベースに対して往復動可能な移動体とを備える移動装置に用いられるスライドカバーであって、
    前記ベースに対して複数段に重なるように設けられ、前記移動体の往復動方向にそれぞれがスライドすることによって、前記ベースに対するカバー範囲を増減可能な複数のカバー体と、
    前記往復動方向のうちの一方向に高段側のカバー体がスライドしたとき、前記高段側のカバー体に隣り合う低段側のカバー体に前記一方向の力を付与可能な力付与機構と、を備え、
    前記力付与機構は、前記高段側のカバー体がスライド可能なスライド範囲の途中位置に該高段側のカバー体があるときに、前記低段側のカバー体に前記一方向の力を付与し、
    前記カバー体がスライド可能なスライド範囲のうち、前記複数のカバー体の伸び方向の末端位置を伸び側末端位置というとき、
    前記伸び側末端位置に該カバー体が近づいたとき、該伸び側末端位置から遠ざける方向の反発力を該カバー体に付与する反発力付与機構を備え、
    前記反発力付与機構は、前記力付与機構とは別体に設けられ
    前記力付与機構は、前記カバー体のスライドに追従して弾性変形可能な弾性部材を含み、
    記複数のカバー体は、前記往復動方向にそれぞれがスライドすることによって全体が伸縮可能であり、
    前記弾性部材は、隣り合うカバー体のうちの高段側のカバー体の伸び方向での端部と、前記隣り合うカバー体のうちの低段側のカバー体の縮み方向での端部とを接続することを特徴とするスライドカバー。
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