JP6636837B2 - 砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法 - Google Patents

砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法 Download PDF

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Description

この発明は、砂防堰堤に設けられた排水孔(水抜き孔)、又は砂防堰堤の水通し部に連通して設けられたスリットに良好なグレーチング機能を発揮させるための砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法の技術分野に属する。
近年、砂防堰堤の形態には種々のバリエーションがあり、その中でも代表的なものとして、略中央部の堤体に水通し部を設けた砂防堰堤(不透過型砂防堰堤)、前記水通し部に連通するスリットを設けた砂防堰堤(スリット型砂防堰堤)がある。その他、前記堤体をなくし、代わりに鋼製柱材、鋼製枠材等を設けた鋼製スリットダムと称される砂防堰堤(透過型砂防堰堤)もある。
前記不透過型砂防堰堤は、概ね、水通し部の下方の底部又は中間部に1つ乃至複数の貫通した排水孔が形成されている。この排水孔は水抜き孔とも称され、小礫や土砂を流水とともに流下させる役割を果たすが、近年、開口部の拡大化、グレーチング機能を持たせる等の設置目的(設置部位)の多様化にともない、経時的に堆積する小礫や土砂による目詰まりや閉塞を防止することよりもむしろ、洪水時の土石(礫、巨礫)による目詰まりや閉塞を防止することが重要視される局面が増えた。
前記経時的に堆積する小礫や土砂による目詰まりや閉塞を防止する装置は、例えば、特許文献1、2に開示され、一応の効果は認められているものの、洪水時の土石による目詰まりや閉塞を防止して良好なグレーチング機能を発揮させるには、装置が無駄に大掛かりになり不経済であるほか、設置に難渋し、そもそも装置に課される目的が異なるなどあまりに不合理で、実用的、実効的ではないという問題があった。
一方、前記スリット型砂防堰堤は、平常時は小礫や土砂を流水とともに流下させ、洪水時は縮流効果(堰上効果)により土砂の一時的な大量流出や土石(巨礫)の流出を抑制して下流側の環境保全等に寄与する役割を果たすが、洪水の減水期に上流側に堆積した土砂が崩れて土石がスリットへ一気に流れ込むことにより下流側に悪影響を及ぼす虞があった。
この問題を解決する技術として、例えば、特許文献3には、スリット(2)の上流側開口部に、アンカーボルト(7c)を用いて横梁(6)を段状に設けることにより、洪水減水期の土砂、土石の流出を制御する発明が開示されている。
しかし、両端部がアンカーボルトで固定された単なる棒状の横梁では、(特には洪水減水期に)土石が衝突する際の衝撃力によりアンカーボルトに引き抜き方向の反力が作用し、当該アンカーボルトが引き抜かれることによる横梁のずれ、ひいては脱落の虞があった。よって、アンカーボルトへ作用する引き抜き力を低減できれば、横梁のずれ、脱落を極力防止でき、土砂や土石の流出をより確実に制御し、良好なグレーチング機能を発揮できることは明らかである。
実公昭63−23455号公報 特許第2582681号公報 特開平11−50435号公報
本発明は、上述した背景技術の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、前記不透過型砂防堰堤の排水孔、又は前記スリット型砂防堰堤のスリットに流れ込む土石(巨礫等)を効果的に捕捉でき、より確実で良好なグレーチング機能を発揮させることができる、実効性、経済性、及び作業性に優れた砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造は、砂防堰堤に上流側から下流側へ貫通して設けられる排水孔の閉塞防止構造であって、複数の柱材が前記排水孔の上流側開口部に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面に縦向き方向又は横向き方向に固定されていること、
前記柱材の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットが突設され、各ブラケットは前記開口部の対応する内周面にそれぞれ当接されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造は、砂防堰堤の水通し部に連通するように設けられるスリットの閉塞防止構造であって、複数の梁材が前記スリットの上流側開口部に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面に段状に固定されていること、
前記梁材の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットが突設され、各ブラケットは前記開口部の対応する内側面にそれぞれ当接されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した砂防堰堤の閉塞防止構造において、前記位置調整ブラケットは、固定ブラケットと可動ブラケットからなり、前記固定ブラケットは、前記柱材又は梁材の側面に設けられ、前記可動ブラケットは、前記柱材又は梁材の軸方向に移動可能な構成で前記固定ブラケットに支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明に係る砂防堰堤の閉塞防止工法は、砂防堰堤に上流側から下流側へ貫通して設けられる排水孔の閉塞防止工法であって、
軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットを側面に設けた複数の柱材を所要の間隔をあけて前記排水孔に縦向き方向又は横向き方向に設けるにあたり、
各柱材の前記掛止ブラケットを前記排水孔の上流側開口部の対応する内周面に掛け止めた後、当該柱材を同開口部に跨がるように位置決めし、前記位置決めした柱材を堰堤壁面にアンカーボルトで固定すると共に、前記位置調整ブラケットを前記開口部の対応する内周面に当接するように位置調整してなることを特徴とする。
請求項5に記載した発明に係る砂防堰堤の閉塞防止工法は、砂防堰堤の水通し部に連通するように設けられるスリットの閉塞防止工法であって、
軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットを側面に設けた複数の梁材を所要の間隔をあけて前記スリットに段状に設けるにあたり、
各梁材の前記掛止ブラケットを前記スリットの上流側開口部の対応する内側面に掛け止めた後、当該梁材を同開口部に跨がるように位置決めし、前記位置決めした梁材を堰堤壁面にアンカーボルトで固定すると共に、前記位置調整ブラケットを前記スリットの対応する内側面に当接するように位置調整してなることを特徴とする。
本発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法によれば、前記柱材(又は梁材)が、その両端部をアンカーボルトで固定されることに加え、その背面の掛止ブラケット、位置調整ブラケットが排水孔(又はスリット)の上流側開口部の内周面(又は内側面)へ当接することにより、当該内周面(又は内側面)を押し付ける支圧効果を発揮する構成で実施するので、以下の作用効果を奏する。
1)洪水時等、柱材(梁材)に礫(巨礫)が衝突する衝撃力により、その両端部を固定するアンカーボルトに引き抜き力が作用するが、当該柱材(梁材)の背面に設けた掛止ブラケット、位置調整ブラケットの前記内周面(内側面)に対する前記支圧効果により、前記引き抜き力、ひいてはアンカーボルトの荷重負担を大幅に低減することができる。
また、前記掛止ブラケット、及び位置調整ブラケットは、前記柱材(梁材)の背面に設けられているので、当該柱材(梁材)で保護され、前記礫(巨礫)が直接衝突する虞がない。よって、前記支圧効果を確実に発揮することができる。
さらに、前記掛止ブラケットが、位置決め機能、ガイド機能のほか、作業中の柱材の荷重負担機能を奏することができるので作業性に優れている。掛止ブラケットのこれらの機能は、高所作業の場合に特に有益である。
以上要するに、前記柱材(梁材)のずれ、脱落を極力防止でき、良好なグレーチング機能を長期的に発揮できる実効性、経済性、および作業性に非常に優れた砂防堰堤の閉塞防止構造を実現することができる。
付随的効果として、前記掛止ブラケット、及び位置調整ブラケットの支圧効果により、全体的に前記柱材(梁材)の見かけの強度・剛性を向上させたと云えるので、当該掛止ブラケット、及び位置調整ブラケットがない場合と比し、アンカーボルトのサイズを下げることもできる。アンカーボルトが一部破損した場合等、前記掛止ブラケット、及び位置調整ブラケットの支圧効果で補うこともできる。
2)図2、図7に示すように、前記複数の柱材を同形同大で、かつ縦向き方向に揃えて実施する場合には、洪水時等に頻繁に発生する絡み合った巨礫、流木等のアーチアクションにより、巨礫、流木等が一塊の状態のまま当該柱材により効果的に捕捉することができる。
実施例1に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法を概略的に示した立面図である。 図1の要部拡大図である。なお、掛止ブラケット、位置調整ブラケットは、図示の便宜上省略した。 Aは、図2を横方向からみた側断面図であり、Bは、AのB−B線矢視拡大断面図であり、Cは、AのC−C線矢視拡大断面図であり、Dは、AのD−D線矢視拡大断面図である。 A〜Bは、砂防堰堤の閉塞防止工法を段階的に示した説明図である。 A〜Bは、図4Bに続く砂防堰堤の閉塞防止工法を段階的に示した説明図である。 Aは、位置調整ブラケットのバリエーションの要部を示した断面図であり、Bは、掛止ブラケットのバリエーションの要部を示した断面図である。 実施例2に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法を示した要部拡大図である。なお、掛止ブラケット、位置調整ブラケットは、図示の便宜上省略した。 実施例3に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法を示した要部拡大図である。なお、掛止ブラケット、位置調整ブラケットは、図示の便宜上省略した。 実施例4に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法を概略的に示した立面図である。 実施例1に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法のバリエーションを示した要部拡大図である。
次に、本発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造は、図1〜図3に示したように、砂防堰堤10に上流側から下流側へ貫通して設けられる排水孔8の閉塞防止構造であり、複数の柱材1が前記排水孔8の上流側開口部9に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面11に縦向き方向に固定されている。また、前記柱材1の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3が突設され、各ブラケット2、3は前記開口部9の対応する内周面9a、9bにそれぞれ当接されている。
図示例に係る砂防堰堤10は、略中央部の堤体に水通し部10aを設けたいわゆる不透過型砂防堰堤10であり、水通し部10aの下方の中間部に1つの貫通した排水孔8が形成されている。なお、前記排水孔8の設置部位および個数はこれに限定されず、水通し部10aの下方の底部に設けられる場合もあるし、複数設けられる場合もあり、本発明は、いずれの排水孔に対しても同様に適用できる。
図示例に係る砂防堰堤10は、コンクリート砂防堰堤を想定しているが、コンクリート製に限らない。砂防堰堤10の形態も勿論、図示例に限定されない。例えば、堰堤壁面11の傾斜角度や排水孔8の水勾配は、設置する河川の性状等に応じて適宜設計変更されるが、本発明は、これら種々の形態の砂防堰堤を問わず、自在に適用できる(一例として、掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3の形態の相違等について、図3Aと図10とを対比して参照)。
また、図示例の排水孔8の形態は、一例として、開口部9の断面を方形状で実施しているが、これに限定されず、円形断面の場合もある。ちなみに、本実施例1に係る排水孔8の開口部断面の大きさは排水孔8としては比較的大きい、縦横2.0m程度の略正方形に形成されている。
本発明の主たる構成要素である前記柱材1は、開口部9の縦寸よりも十分に長く、両端部が閉塞された金属製の鋼管で実施されている。本実施例1では一例として、長さ3066mm、外径318.5mm、肉厚12.7mmの金属製鋼管が好適に用いられている。 前記柱材1は、その両端部の側面における前記堰堤壁面11に対応する部位に、それぞれ補強リブ4aで補強されたベースプレート4がぴったり当接するように溶接等の接合手段で一体的に設けられている。前記ベースプレート4の大きさは一例として、縦寸340mm、横寸520mmで実施されている。
なお、図示例では、一対のベースプレート4、4で実施しているがこれに限定されない。もとよりベースプレート4の形態(形状、大きさ)は構造設計に応じて適宜設計変更されるが、後述するアンカーボルト12への設置作業を考慮し、前記柱材1の径よりも幅広で実施され、アンカーボルト12を通す部位にはボルト通し孔(ルーズ孔)が予め穿設されている。
また、前記柱材1は、その軸方向の側面に、所定の間隔をあけて掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3が溶接等の接合手段で一体的に設けられている。
前記掛止ブラケット2は、図3A、Dに示したように、鋼製プレートと鋼製リブとを組み合わせて柱材1の曲面に対して3点支持可能な安定した構成で溶接接合してなり、前記柱材1を縦向き方向にバランス良く位置決めしたとき、当該掛止ブラケット2の鋼製プレートの下面が、開口部9の内側面9aへぴったり当接する位置に配設されている。
ちなみに、本実施例1に係る前記掛止ブラケット2は、一例として、せいが150mm程度、開口部9内への挿入寸法(突出寸法)が、もっとも長い開口部9の内側面9aとの当接部で150mm程度で実施されている。
なお、前記掛止ブラケット2の形態(形状、大きさ)はもちろん図示例に限定されず、例えば、図6Bに示したように、前記掛止ブラケット2の内部の補強リブが無いバリエーションでも実施可能である等、要は、前記柱材1に作用する荷重(衝撃力)を前記開口部9の内側面9aへ確実に伝達可能な形態であればよい。
一方、前記位置調整ブラケット3は、前記掛止ブラケット2を開口部9の一側の内側面9aへ掛け止めたとき、位置調整して他側の内側面9bへ当接できる構成で実施される。 本実施例1に係る位置調整ブラケット3は、図3A、Cに示したように、固定ブラケット3aと可動ブラケット3bとからなり、前記固定ブラケット3aは、前記柱材1の側面に設けられ、前記可動ブラケット3bは、前記柱材1の軸方向に移動可能な構成で前記固定ブラケット3aに支持(軸支)された構成で実施されている。
具体的に、前記固定ブラケット3aは、2枚の平行する鋼製プレート(一例として、縦240mm、横150mm、板厚12mmの方形状)からなり、前記掛止ブラケット2を開口部9の一側の内側面9aへ掛け止めたとき、前記開口部9内に収まる位置に、さらにいえば他側の内側面9bの近傍位置に、前記柱材1の側面に対し両腕状に配置して溶接等の接合手段で一体的に設けられている。当該固定ブラケット3aを構成する2枚の平行する鋼製プレートはそれぞれ、その前方部の上下に、縦方向に長い長孔(ルーズ孔)3cが2箇所ずつ共通する配置に穿設されている。
前記可動ブラケット3bは、鋼製プレートと鋼製リブとを組み合わせて前記固定ブラケット3aとともに柱材1の曲面に対して3点支持可能な安定した構成で溶接接合してなり、前記固定ブラケット3aに設けた長孔3cにボルト、ナットを利用して吊り支持される構成で実施されている。
なお、前記長孔3cは、開口部9の内周面9bに対する可動ブラケット3bの当接状態を良好に保持するべく、所定の間隔をあけて上下方向に2箇所ずつ設けて実施されている。前記長孔3cのサイズは、一例として長軸が60mm程度で実施しているがこれに限定されず、当該長孔3cを利用して上下に移動する可動ブラケット3bの上側の鋼製プレートが、開口部9の内周面9bへ十分に当接するように接近又は離反可能な長さに設定される。
ちなみに、前記可動ブラケット3bは、一例として、縦寸法が280mm程度、開口部9内への挿入寸法(突出寸法)は、もっとも長い開口部9の内側面9bとの当接部で150mm程度で実施されている。
なお、前記固定ブラケット3aと可動ブラケット3bとからなる位置調整ブラケット3の形態(形状、大きさ)は図示例に限定されず、要は、前記柱材1に作用する荷重(衝撃力)を前記開口部9の内側面9bへ確実に伝達可能な形態であればよい。例えば、図6Aに示したように、可動ブラケット3bを軸支するボルトを通しボルト13で実施することにより、一方向からボルトを締め又は緩めて固定ブラケット3aに対して適宜相対移動させ得る等の作業効率を高める工夫は適宜行われるところである。ちなみに図中の符号14は、可動ブラケット3bの内側面に定着され、前記通しボルト13を嵌挿させる鞘管(スペーサ)を示している。この鞘管14は、前記可動ブラケット3bはもとより固定ブラケット3aの形態保持の役割を果たしている。
かくして、上記構成の柱材1を用いた砂防堰堤の閉塞防止構造は、複数(図示例では3本)の同形同大の柱材1が前記排水孔8の上流側開口部9に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面11に縦向き方向にバランスよく配置され、アンカーボルト12で固定されている。また、前記柱材1の側面に所定の間隔をあけて設けた掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3は、前記開口部9の対応する内側面9a、9bに、当該柱材1に作用する荷重(衝撃力)を伝達可能な構成で当接されている。
次に、上記構成の柱材1を用いて施工する砂防堰堤の閉塞防止工法について説明する。
この閉塞防止工法は、大要、図4、図5に段階的に示したように、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3を側面に設けた複数の柱材1を所要の間隔をあけて前記排水孔8に縦向き方向に設けるにあたり、各柱材1の前記掛止ブラケット2を前記排水孔8の上流側開口部9の対応する内周面9aに掛け止めた後、当該柱材1を同開口部8にバランスよく跨がるように位置決めし、前記位置決めした柱材1を堰堤壁面11にアンカーボルト12で固定すると共に、前記位置調整ブラケット3を前記開口部9の対応する内周面9bに当接するように位置調整して施工する。
具体的に、施工準備段階として、実施する排水孔8の開口部9の形態、および砂防堰堤10に到達すると想定される礫径等の設計材料をもとにした構造設計により、好適な柱材1のサイズ、使用本数、および設置間隔を決定する。
本実施例1では、構造設計に基づき、縦横2.0m四方の正方形状の開口部9に対し、長さ3066mm、外径318.5mm、肉厚12.7mmの同形同大の柱材(金属製鋼管)1を3本用意し、柱1、1同士の間隔を450mm程度、端部の柱1と開口部9の側壁との隙間を50〜60mm程度確保する部位に配設する。なお、3本の柱材1を堰堤壁面11に固定する順は問わない。
前記柱材1は、図4Aに示したように、予め、前記固定ブラケット2、前記位置調整ブラケット3、および前記ベースプレート4、4を前記した所定部位に備え付けておく。前記位置調整ブラケット3の可動ブラケット3bは、この段階では、固定ブラケット3aの長孔3cにボルト、ナットを利用して下側に吊り支持させておく。また、砂防堰堤10側には、堰堤壁面11の所定部位に、あと施工アンカー工法により所定本数(本実施例では1本の柱材1あたり上下に4本ずつの計8本)のアンカーボルト(一例として、M22)12を埋め込んでおく。
前記準備が整った段階で、先ず、図4A、Bに段階的に示したように、前記柱材1を重機等(図示省略)で吊り上げ、その掛止ブラケット2の下面を、前記排水孔8の上流側開口部9の対応する内周面9aの上面に掛け止めつつ、下部ベースプレート4に設けたボルト通し孔(ルーズ孔)へ対応するアンカーボルト12の先端部を差し込む。
続いて、図5Aに示したように、柱材1の荷重を掛止ブラケット2を介して開口部9の内周面9aに預けながら、当該柱材1の姿勢を漸次倒伏(傾斜)させて、上部ベースプレート4に設けたボルト通し孔へ対応するアンカーボルト12の先端部を差し込み、当該柱材1の上下のベースプレート4が堰堤壁面11の法勾配に対し略平行になる前傾姿勢とする。
続いて、前記姿勢を保持しながら、作業者が柱材1を推し進めると、前記掛止ブラケット2(の下面)が前記内周面9aの上面を摺動し、ついには図5Bに示したように、前記掛止ブラケット2が前記内周面9aの上面に密着すると共に、当該柱材1の上下のベースプレート4、4も前記堰堤壁面11に密着する。この作業は、前記掛止ブラケット2はもとより前記アンカーボルト12もガイドの役割を果たすので、スムーズに行うことができる。なお、前記ベースプレート4に設けるボルト通し孔は、堰堤壁面11に対する柱材1の位置調整を容易ならしめるべく、長孔等の比較的大きい孔で実施することが好ましい。
この段階で前記アンカーボルト12の締結作業を行い、柱材1を堰堤壁面11に固定する。
しかる後、前記位置調整ブラケット3の可動ブラケット3bを、固定ブラケット3aに対して上方へ相対移動させると、ついには当該可動ブラケット3b(の鋼製プレート)の上面が前記開口部9の対応する内周面9bに当接する。この段階でボルト、ナットの締結作業(本締め作業)を行い、当該可動ブラケット3bを固定する(図3A参照)。
この一連の作業を複数(本実施例では3本)の柱材1に対してそれぞれ行い、砂防堰堤の閉塞防止構造を構築する。
したがって、上記した本発明に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法によれば、前記柱材1が、その両端部をアンカーボルト12で固定されることに加え、その背面の掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3が排水孔8の上流側開口部9の内周面9a、9bへ当接(密着)することにより、当該(コンクリート)内周面9a、9bを押し付ける支圧効果を発揮する構成で実施するので、以下の作用効果を奏する。
1)洪水時等、柱材1に礫(巨礫)が衝突する衝撃力により、その両端部を固定するアンカーボルト12に引き抜き力が作用するが、当該柱材1の背面に設けた掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3の前記内周面9a、9bに対する前記支圧効果により、前記引き抜き力、ひいてはアンカーボルト12の荷重負担を大幅に低減することができる。
また、前記掛止ブラケット2、及び位置調整ブラケット3は、前記柱材1の背面に設けられているので、当該柱材1で保護され、前記礫(巨礫)が直接衝突する虞がない。よって、前記支圧効果を確実に発揮することができる。
さらに、前記掛止ブラケット2が、位置決め機能、ガイド機能のほか、作業中の柱材1の荷重負担機能を奏することができるので作業性に優れている。掛止ブラケット2のこれらの機能は、高所作業の場合に特に有益である。
以上要するに、前記柱材1のずれ、脱落を極力防止でき、良好なグレーチング機能を長期的に発揮できる実効性、経済性、および作業性に非常に優れた砂防堰堤の閉塞防止構造を実現することができる。
付随的効果として、前記掛止ブラケット2、及び位置調整ブラケット3の支圧効果により、全体的に前記柱材1の見かけの強度・剛性を向上させたと云えるので、当該掛止ブラケット2、及び位置調整ブラケット3がない場合と比し、アンカーボルト12のサイズを下げることもできる。アンカーボルト12が一部破損した場合等、前記掛止ブラケット2、及び位置調整ブラケット3の支圧効果で補うこともできる。
2)前記複数の柱材1は同形同大で、かつ縦向き方向に揃えられた構成で実施しているので、洪水時等に頻繁に発生する絡み合った巨礫、流木等のアーチアクションにより、巨礫、流木等が一塊の状態のまま当該柱材1により効果的に捕捉することもできる。
図7は、実施例2に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法の実施例を示している。
この実施例2は、上記実施例1とコンセプトは同じで、施工対象となる排水孔8の開口部9の大きさ、これに伴う柱材1の長さ、及び使用本数が相違する。
すなわち、本実施例2に係る排水孔8の開口部9断面の大きさは、縦寸が横1.5m程度、横寸が1.2m程度の方形状であり、上記実施例1に係る開口部9と比して小さい。
これに伴い、前記柱材1は、長さ2300mm、外径318.5mm、肉厚12.7mmの同形同大の柱材(金属製鋼管)1を2本用意する。
ちなみに、柱1、1同士の間隔は450mm程度、端部の柱1と開口部9の側壁との隙間は50〜60mm程度確保する点は上記実施例1と同様である。その他の構成要素である、前記掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3、及びベースプレート4の構成も上記実施例1と同様である。
この実施例2に係る閉塞防止工法の作業手順も上記実施例1と同様である。
したがって、上記実施例2に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法によれば、上記実施例1と同様に、前記柱材1が、その両端部をアンカーボルト12で固定されることに加え、その背面の掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3が排水孔8の上流側開口部9の内周面9a、9bへ当接(密着)することにより、当該(コンクリート)内周面9a、9bを押し付ける支圧効果を発揮する構成に変わりがないので、上記実施例1と同様の作用効果を奏する(前記段落[0027]参照)。
図8は、実施例3に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法の実施例を示している。
この実施例3は、上記実施例1と比し、前記柱材1を横向き方向に設けて実施している点が相違する。
施工対象となる排水孔8の開口部9の大きさ、これに伴う柱材1の形態、及び使用本数、及びその他の構成要素である、前記掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3、及びベースプレート4の構成も上記実施例1と同様である。
この実施例3に係る閉塞防止工法の作業性については、前記柱材1を横向き方向で実施する構成であるが故に、上記実施例1と比し、掛止ブラケット2に柱材1の荷重を預けて施工できる点については少し劣るものの、位置決め機能、ガイド的機能を発揮することに変わりはない。
したがって、上記実施例3に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法によれば、上記実施例1と同様に、前記柱材1が、その両端部をアンカーボルト12で固定されることに加え、その背面の掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3が排水孔8の上流側開口部9の内周面9c、9dへ当接(密着)することにより、当該(コンクリート)内周面9c、9dを押し付ける支圧効果を発揮する構成に変わりがないので、上記実施例1と同様の作用効果を奏する(前記段落[0027]の(1)参照)。
図9は、実施例4に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法の実施例を示している。
この実施例4は、上記実施例1と比し、施工対象が異なるものの、前記柱材1を横向き方向に設けて実施する上記実施例3に倣って実施することができる。
すなわち、この実施例4に係る砂防堰堤の閉塞防止構造は、砂防堰堤20の水通し部20aに連通するように設けられるスリット18の閉塞防止構造であり、複数の梁材1’が前記スリット18の上流側開口部19に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面21に段状に固定されている。また、適宜図3A〜Dを援用して説明すると、前記梁材1’の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3が突設され、各ブラケット2、3は前記開口部19の対応する内側面にそれぞれ当接されている。
要するに、この実施例4は、上記実施例1等と比し、施工対象が排水孔8とスリット18とで異なるので、梁材1’(柱材1)の使用本数は異なるものの、梁材1’の形態、及びその他の構成要素である、前記掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3、及びベースプレート4の構成は上記実施例1と同様にして実施できる。
この実施例4に係る閉塞防止工法の作業手順については、上記実施例3と同様に行うことができる。すなわち、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケット2と位置調整ブラケット3を側面に設けた複数の梁材1’を所要の間隔をあけて前記スリット18に段状に設けるにあたり、各梁材1’の前記掛止ブラケット2を前記スリット18の上流側開口部19の対応する内側面に掛け止めた後、当該梁材1’を同開口部19に跨がるように位置決めし、前記位置決めした梁材1’を堰堤壁面21にアンカーボルト12で固定すると共に、前記位置調整ブラケット3を前記開口部19の対応する内側面に当接するように位置調整してなる。
したがって、上記実施例4に係る砂防堰堤の閉塞防止構造および閉塞防止工法によれば、上記実施例1〜3と同様に、前記梁材1’が、その両端部をアンカーボルト12で固定されることに加え、その背面の掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3が前記スリット18の上流側開口部19の対応する内側面へ当接(密着)することにより、当該(コンクリート)内側面を押し付ける支圧効果を発揮する構成に変わりがないので、上記実施例1〜3と同様の作用効果を奏する(前記段落[0027]の(1)参照)。
以上、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
例えば、前記掛止ブラケット2、位置調整ブラケット3について、施工対象(排水孔8、スリット18)の内周面9a〜9d(内側面)に当接する側の鋼製プレートに緩衝材を貼着して実施する等の工夫は適宜行われるところである。
1 柱材
1’ 梁材
2 掛止ブラケット
3 位置調整ブラケット
3a 固定ブラケット
3b 可動ブラケット
3c 長孔
4 ベースプレート
4a 補強リブ
8 排水孔
9 開口部
9a、9b、9c、9d 内周面
10 砂防堰堤
10a 水通し部
11 堰堤壁面
12 アンカーボルト
13 通しボルト
14 鞘管
18 スリット
19 開口部
20 砂防堰堤
20a 水通し部
21 堰堤壁面

Claims (5)

  1. 砂防堰堤に上流側から下流側へ貫通して設けられる排水孔の閉塞防止構造であって、
    複数の柱材が前記排水孔の上流側開口部に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面に縦向き方向又は横向き方向に固定されていること、
    前記柱材の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットが突設され、各ブラケットは前記開口部の対応する内周面にそれぞれ当接されていることを特徴とする、砂防堰堤の閉塞防止構造。
  2. 砂防堰堤の水通し部に連通するように設けられるスリットの閉塞防止構造であって、
    複数の梁材が前記スリットの上流側開口部に跨る配置で所要の間隔を開けて堰堤壁面に段状に固定されていること、
    前記梁材の側面には、軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットが突設され、各ブラケットは前記開口部の対応する内側面にそれぞれ当接されていることを特徴とする、砂防堰堤の閉塞防止構造。
  3. 前記位置調整ブラケットは、固定ブラケットと可動ブラケットからなり、前記固定ブラケットは、前記柱材又は梁材の側面に設けられ、前記可動ブラケットは、前記柱材又は梁材の軸方向に移動可能な構成で前記固定ブラケットに支持されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した砂防堰堤の閉塞防止構造。
  4. 砂防堰堤に上流側から下流側へ貫通して設けられる排水孔の閉塞防止工法であって、
    軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットを側面に設けた複数の柱材を所要の間隔をあけて前記排水孔に縦向き方向又は横向き方向に設けるにあたり、
    各柱材の前記掛止ブラケットを前記排水孔の上流側開口部の対応する内周面に掛け止めた後、当該柱材を同開口部に跨がるように位置決めし、前記位置決めした柱材を堰堤壁面にアンカーボルトで固定すると共に、前記位置調整ブラケットを前記開口部の対応する内周面に当接するように位置調整してなることを特徴とする、砂防堰堤の閉塞防止工法。
  5. 砂防堰堤の水通し部に連通するように設けられるスリットの閉塞防止工法であって、
    軸方向に間隔をあけて掛止ブラケットと位置調整ブラケットを側面に設けた複数の梁材を所要の間隔をあけて前記スリットに段状に設けるにあたり、
    各梁材の前記掛止ブラケットを前記スリットの上流側開口部の対応する内側面に掛け止めた後、当該梁材を同開口部に跨がるように位置決めし、前記位置決めした梁材を堰堤壁面にアンカーボルトで固定すると共に、前記位置調整ブラケットを前記開口部の対応する内側面に当接するように位置調整してなることを特徴とする、砂防堰堤の閉塞防止工法。
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