JP6636362B2 - バケットと接続用ケーシングとの接続構造及び掘削穴埋め戻し工法 - Google Patents
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Description
<基本構造>
本発明に係るバケット1と接続用ケーシング10との接続構造20は、地中に残存する残存杭80が引き抜かれた掘削穴100の中から残留土を取り除く際に用いるバケット1と接続用ケーシング10との接続構造20である。このバケット1と接続用ケーシング10との接続構造20は、図1及び図2に示すように、バケット1に固定された第1接続構造体21と、接続用ケーシング10に固定され、第1接続構造体21に接続させるための第2接続構造体31とにより構成されている。
まず、接続用ケーシング10について説明する。接続用ケーシング10は、一般的に掘削用ケーシング70に用いられているケーシングを改良したものである。具体的に、接続用ケーシング10は、掘削用ケーシング70の軸方向の一端を平坦に加工したものである。
バケットは、一般に、底ざらいバケットと呼ばれるバケットと、ドリリングバケットと呼ばれるバケットが存在する。本発明に用いるバケット1は、図1及び図2に示すように、底ざらいバケットである。ただし、本発明の接続構造では、必要に応じ、ドリリングバケットに適用することもできる。底ざらいバケットは、主に、地面に埋め込まれた残存杭80を引き抜いた後に、掘削穴100の底部に残存する土や、残存杭80の周面に付着している付着土を取り除いたときに掘削穴100に再び落下した土等を掘削穴100の底からくみ上げるために用いる。
第1接続構造体21は、接続用ケーシング10の軸方向の一端側に接続させるためのものであり、バケット1を構成する周面部2の軸方向の他端側に固定されている。第1接続構造体21は円環状をなしており、その直径はバケット1の周面部2の直径と同じか又は略同じに形成されている。この第1接続構造体21の軸方向の一端は、バケット1の周面部2の他端に固定されている。図1から図3に示した例では、第1接続構造体21の軸方向の一端と周面部2の他端とが溶接されることによって固定されている。ただし、固定する方法は、溶接であることには限定されず、たとえば、円環状の部材を両者の外周部に設け、円環状の部材の高さ方向の一端側を周面部2にボルトで固定すると共に他端側を第1接続構造体21にボルトで固定することにより固定してもよい。
接続用ケーシング10は、一般的な掘削用ケーシング70が用いられる。ただし、接続用ケーシング10は、後述する第2接続構造体31を固定するために、軸方向の一端が平坦に加工されている。この接続用ケーシング10の直径は、バケット1を構成する周面部2の直径よりも若干小さく形成されている。そのため、接続用ケーシング10は、バケット1の周面部2の内側に嵌め込むことができる構造になっている。こうした接続用ケーシング10の軸方向の一端には、第2接続構造体31が固定されている。
第2接続構造体31は、バケット1に固定された第1接続構造体21に接続させるためのものであり、軸方向の一端に固定されている。第2接続構造体31は円環状をなしており、その直径は接続用ケーシング10の直径と同じか又は略同じに形成されている。図1から図3に示した例では、第2接続構造体31の軸方向の一端が接続用ケーシング10の一端に溶接されることによって固定されている。ただし、固定する方法は、第1接続構造体21の場合と同様に、溶接であることには限定されず、たとえば、円環状の部材を両者の外周部に設け、円環状の部材の高さ方向の一端側を接続用ケーシング10にボルトで固定すると共に他端側を第2接続構造体31にボルトで固定することにより固定してもよい。
次に、図7から図14を参照して本発明の掘削穴埋め戻し工法の各工程について説明する。
本発明の掘削穴埋め戻し工法は、掘削用ケーシング70を用い、残存杭80の外周面を残存杭80の長手方向に掘削した後に、ワイヤー55を残存杭80に掛け、このワイヤー55を引き上げて残存杭80を引き抜き、残存杭80が引き抜かれた後の掘削穴100に存在する残留土をくみ上げた後に、掘削穴100を埋め戻す工法である。
2 周面部
3 底面部
4 取り込み口
5 セグメント
10 接続用ケーシング
20 バケットと接続用ケーシングとの接続構造
21 第1接続構造体
22 被挿入部
23 溝部
24 挿入通路
25 周方向通路
26 閉鎖部材
31 第2接続構造体
32 突起体
33 縦部材
34 周方向部材
40 ストッパー
50 杭抜き機
51 主フック
52 補助フック
55 ワイヤー
60 リーダー
65 オーガー
70 掘削用ケーシング
80 残存杭
90 高所作業車
95 油圧ショベル
Claims (6)
- 地中に残存する残存杭が引き抜かれた穴の中から残留土を取り除く際に用いるバケットと接続用ケーシングとの接続構造であって、
前記バケットに固定された第1接続構造体と、前記接続用ケーシングに固定され、前記第1接続構造体に接続させるための第2接続構造体とにより構成され、
前記バケットは、環状の周面部と、該周面部の軸方向の一端側に設けられ、周縁から中心に向けて傾斜してなる傾斜面で構成されて先細り状をなし、前記傾斜面に土砂を取り込むための取り込み口を備えた底面部と、を有し、
前記第1接続構造体は、前記周面部の軸方向の他端側に固定され、前記第2接続構造体は、前記接続用ケーシングの軸方向の一端側に固定され、
前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体とは、これらの一方が他方の内部にはめ込まれる形態をなし、
前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体の一方の外周面には、径方向の外側に突出してなる突起体が周方向の複数の位置に固定され、
前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体の他方には、前記突起体に対応する位置に、前記突起体を挿入させる被挿入部が形成され、
前記突起体が前記被挿入部の内部に挿入された形態にて、前記被挿入部と前記突起体との間に挿入されるストッパーが設けられている、バケットと接続用ケーシングとの接続構造。 - 前記突起体は、軸方向に延びる縦部材と、前記縦部材から周方向の一方側に延びる周方向部材とで構成され、
前記被挿入部の内面には、前記突起体を軸方向に挿入させる挿入通路と、該挿入通路の奥で、前記周方向部材が延びる方向と同方向に延び、前記周方向部材が挿入される周方向通路とが形成されている、請求項1に記載のバケットと接続用ケーシングとの接続構造。 - 前記周方向部材は、前記第1接続構造体の上端又は前記第2接続構造体の下端との間に一定の隙間を空けて周方向に延びる形態をなし、
前記挿入通路は、前記第1接続構造体の上端又は前記第2接続構造体の下端のいずれかから前記突起体をさせる形態に形成されている、請求項2に記載のバケットと接続用ケーシングとの接続構造。 - 前記第1接続構造体には、被挿入部が形成され、前記第2接続構造体には、前記突起体が固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバケットと接続用ケーシングとの接続構造。
- 掘削用ケーシングを用い、残存杭の外周面を該残存杭の長手方向に掘削した後に、ワイヤーを前記残存杭に掛け、前記ワイヤーを引き上げて前記残存杭を引き抜く残存杭引き、該残存杭が引き抜かれた後の掘削穴に存在する残留土をくみ上げた後に、前記掘削穴を埋め戻す、掘削穴埋め戻し工法であって、
引き抜かれた前記残存杭の外周面に付着した付着土を取り去る付着土取り去り工程と、
前記残存杭が引き抜かれた後の穴の内部に残留する残留土をくみ上げるために用いるバケットと、該バケットに接続する接続用ケーシングとを接続する接続工程と、を有し、
前記接続工程では、
環状の周面部と、該周面部の軸方向の一端側に設けられ、周縁から中心に向けて傾斜してなる傾斜面で構成されて先細り状をなし、前記傾斜面に土砂を取り込むための取り込み口を備えた底面部と、該周面部の軸方向の他端側に固定され、前記接続用ケーシングの軸方向の一端側に接続させる環状の第1接続構造体と、を少なくとも備えた前記バケットと、
軸方向の前記一端側に固定され、前記第1接続構造体に接続させる環状の第2接続構造体を備えた前記接続用ケーシングと、について、
前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体の一方の外周面の周方向の複数の位置に固定され、径方向の外側に突出してなる突起体を、前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体の他方における、前記突起体に対応する位置に設けられた被挿入部に挿入させることにより、前記第1接続構造体及び前記第2接続構造体との一方を他方の内部にはめ込み、
前記突起体が前記被挿入部の内部に挿入された形態にて、前記被挿入部と前記突起体との間にストッパーを挿入する、掘削穴埋め戻し工法。 - 前記突起体は、軸方向に延びる縦部材と、前記縦部材から周方向の一方側に延びる周方向部材とで構成され、
前記被挿入部の内面には、前記突起体を軸方向に挿入させる挿入通路と、該挿入通路の奥で、前記周方向部材が延びる方向と同方向に延び、前記周方向部材が挿入される周方向通路とが形成され、
前記バケットに前記接続用ケーシングを接近させて、前記突起体を前記被挿入部に挿入させ、
次いで、前記接続用ケーシングを前記周方向部材が延びる方向に回転させ、
その後に、前記突起体の前記縦部材と前記被挿入部との間に形成された隙間に前記ストッパーを挿入する、請求項5に記載の掘削穴埋め戻し工法。
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