JP6634694B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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    • H04W8/186Processing of subscriber group data

Description

本技術は、情報処理装置に関する。詳しくは、無線通信を利用して情報のやりとりを行う情報処理装置および情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来、無線通信を利用して情報のやり取りを行う無線通信技術が存在する。例えば、送信端末が送信した1つのパケットを複数の受信端末が受信するマルチキャスト伝送が存在する。
例えば、移動端末までの距離と移動端末からの信号強度情報を用いて、移動端末をグループ化するマルチキャストデータ再伝送方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−166247号公報
上述の従来技術では、移動端末をグループ化し、このグループ化された移動端末単位で再伝送を遂行することができる。
ここで、例えば、複数の無線通信装置間において、何れかの無線通信装置間に遮蔽物が存在することも想定される。このような場合でも、複数の無線通信装置を適切にグループ化することが重要である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、複数の無線通信装置を適切にグループ化することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、上記第1通信方式とは異なる無線通信方式である第2通信方式を用いて上記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された上記第2通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置および情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、複数の無線通信装置を第2通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記環境情報は、上記第2通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された電子機器および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、当該電子機器および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、上記制御部は、上記信号強度に関する情報および上記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて上記複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。これにより、信号強度に関する情報および距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて複数の無線通信装置をグループ化するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記環境情報は、上記第2通信方式、または、上記第1通信方式および上記第2通信方式の何れとも異なる無線通信方式である他の通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、上記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、上記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、上記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の通信方式の数と、上記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて上記グループ候補の評価値を算出し、上記評価値に基づいて上記グループ候補をグループとするか否かを判断するようにしてもよい。これにより、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の通信方式の数と、グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて、グループ候補の評価値を算出し、この評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記環境情報は、上記第2通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、上記電子機器の受信電力に関する情報とを含み、上記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和と、上記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、上記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて上記グループ候補の評価値を算出し、上記評価値に基づいて上記グループ候補をグループとするか否かを判断するようにしてもよい。これにより、グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和と、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて、グループ候補の評価値を算出し、この評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記環境情報は、上記第2通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、当該無線通信装置から上記電子機器までの推定距離に関する情報とを含み、上記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置から電子機器までの推定距離の総和と、上記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、上記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて上記グループ候補の評価値を算出し、上記評価値に基づいて上記グループ候補をグループとするか否かを判断するようにしてもよい。これにより、グループ候補となる各無線通信装置から電子機器までの推定距離の総和と、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて、グループ候補の評価値を算出し、この評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記情報処理装置は、上記環境情報を取得した無線通信装置から当該環境情報を受信し、上記制御部は、上記受信した環境情報と当該環境情報を送信した無線通信装置とが紐付けられている情報を用いて上記複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。これにより、環境情報を取得した無線通信装置から受信した環境情報と、この環境情報を送信した無線通信装置とが紐付けられている情報を用いて、複数の無線通信装置をグループ化するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記無線通信装置は、当該無線通信装置の周囲に存在する上記第2通信方式に対応する電子機器に関する上記環境情報を取得し、当該取得された環境情報を上記第1通信方式を用いて上記情報処理装置に送信するようにしてもよい。これにより、無線通信装置は、自装置の周囲に存在する第2通信方式に対応する電子機器に関する環境情報を取得し、この取得された環境情報を第1通信方式を用いて情報処理装置に送信するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記無線通信装置は、上記第2通信方式を用いて当該無線通信装置により発見された電子機器の上記第2通信方式で割り当てられた識別情報と、上記電子機器に関する信号強度と、上記信号強度に基づいて推定される当該無線通信装置から上記電子機器までの距離とを、上記電子機器に関する上記環境情報として取得し、当該取得された環境情報を上記第1通信方式を用いて上記情報処理装置に送信するようにしてもよい。これにより、第2通信方式を用いて無線通信装置により発見された電子機器の第2通信方式で割り当てられた識別情報と、電子機器に関する信号強度と、信号強度に基づいて推定される無線通信装置から電子機器までの距離とを、電子機器に関する環境情報として取得し、この取得された環境情報を第1通信方式を用いて情報処理装置に送信するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記無線通信装置は、当該無線通信装置の周囲に存在する上記第1通信方式および上記第2通信方式に対応する電子機器に関する上記第1通信方式および上記第2通信方式のそれぞれの識別情報を紐付け、当該紐付けられた上記電子機器に関する識別情報を上記第1通信方式を用いて上記情報処理装置に送信するようにしてもよい。これにより、無線通信装置は、自装置の周囲に存在する第1通信方式および第2通信方式に対応する電子機器に関する第1通信方式および第2通信方式のそれぞれの識別情報を紐付け、この紐付けられた電子機器に関する識別情報を第1通信方式を用いて情報処理装置に送信するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記無線通信装置の上記第1通信方式および上記第2通信方式のそれぞれの識別情報と、当該無線通信装置を発見した他の無線通信装置により取得された環境情報とを用いて上記複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。これにより、無線通信装置の第1通信方式および第2通信方式のそれぞれの識別情報と、無線通信装置を発見した他の無線通信装置により取得された環境情報とを用いて、複数の無線通信装置をグループ化するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記グループ化により同一グループとされた無線通信装置の中から代表装置をグループ毎に選択するようにしてもよい。これにより、グループ化により同一グループとされた無線通信装置の中から代表装置をグループ毎に選択するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記情報処理装置に接続される無線通信装置に対するマルチキャスト伝送を行う場合に上記代表装置からのみ確認応答を受信するようにしてもよい。これにより、情報処理装置に接続される無線通信装置に対するマルチキャスト伝送を行う場合に、代表装置からのみ確認応答を受信するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、マルチキャスト伝送に対する上記無線通信装置から再送要求を受け付けた場合には、当該無線通信装置が属するグループに応じた変調および誤り訂正符号化方式により再送を行うようにしてもよい。これにより、マルチキャスト伝送に対する無線通信装置から再送要求を受け付けた場合には、その無線通信装置が属するグループに応じた変調および誤り訂正符号化方式により再送を行うという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、上記第1通信方式を用いて上記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された上記第1通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置および情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、複数の無線通信装置を第1通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記環境情報は、上記第1通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された当該無線通信装置が接続している上記情報処理装置とは異なる情報処理装置である第2情報処理装置および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、上記第2情報処理装置および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、上記制御部は、上記信号強度に関する情報および上記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて上記複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。これにより、信号強度に関する情報および距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて複数の無線通信装置をグループ化するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記環境情報は、上記第1通信方式を用いて上記無線通信装置により発見された当該無線通信装置が接続している上記情報処理装置とは異なる情報処理装置である第2情報処理装置に接続している当該無線通信装置とは異なる無線通信装置である第2無線通信装置および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、上記第2無線通信装置および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、上記制御部は、上記信号強度に関する情報および上記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて上記複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。これにより、信号強度に関する情報および距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて複数の無線通信装置をグループ化するという作用をもたらす。
本技術によれば、複数の無線通信装置を適切にグループ化することができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置201の内部構成例を示すブロック図である。 本技術の実施の形態における発見済機器データベース330の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置201による発見済機器データベース登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における無線通信装置201による周辺監視結果報告処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における紐付けデータベース340の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置201による識別子紐付け処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における電子機器による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における情報処理装置100の内部構成例を示すブロック図である。 本技術の実施の形態における受信結果データベース130の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における発信器データベース140の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における紐付けデータベース150の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態におけるグループデータベース160の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態におけるグループ得点データベース170の内容例を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における制御部120により生成される機器対応情報を模式的に示す図である。 本技術の実施の形態における情報処理装置100によるグループ作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における通信システム30のシステム構成例を示す図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態(第1通信方式を利用して情報処理装置と接続する複数の無線通信装置を他の通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化する例)
2.応用例
<1.実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本技術の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。図1では、主に、無線ネットワークの接続形態の一例を示す。
通信システム10は、情報処理装置100と、無線通信装置201乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222とを備える。なお、無線通信装置201、電子機器211乃至213は、遮蔽物20に囲まれているものとする。なお、遮蔽物20は、例えば、建造物の壁である。また、図1では、上面から見た場合にコの字型となる遮蔽物20を例にして説明するが、他の遮蔽物の場合についても本技術の実施の形態を適用することができる。
情報処理装置100は、第1通信方式により無線通信を行うノードである。ここで、第1通信方式は、例えば、無線LAN(Local Area Network)である。この無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、アドホックネットワーク、メッシュネットワークを用いることができる。例えば、情報処理装置100は、第1通信方式による無線通信を利用して各無線通信装置と接続し、各情報のやりとりを行うアクセスポイントにより実現される。なお、情報処理装置100は、他の公衆網(例えば、インターネット)と接続するようにしてもよい。
無線通信装置201乃至205は、第1通信方式の無線通信を利用して情報処理装置100と接続可能なノードである。
また、無線通信装置201乃至205は、第2通信方式により無線通信を行うことが可能であるものとする。ここで、第2通信方式は、第1通信方式とは異なる通信方式であるものとする。第2通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)である。
さらに、無線通信装置201乃至205は、第3通信方式により無線通信を行うことが可能であるものとする。ここで、第3通信方式は、第1通信方式および第2通信方式の何れとも異なる通信方式であるものとする。第3通信方式は、例えば、可視光通信、NFC(Near Field Communication)、ミリ波通信(60GHz等)、900MHz/2.4GHz/5GHz無線LAN、UWB(Ultra Wide Band)とすることができる。
このように、無線通信装置201乃至205は、第1通信方式、第2通信方式および第3通信方式のそれぞれについて、受信機能および送受信機能のうちの少なくとも一方を備える。
電子機器211乃至216は、第2通信方式により無線通信を行うノードである。
電子機器221、222は、第3通信方式により無線通信を行うノードである。
例えば、情報処理装置100、電子機器211乃至216、電子機器221、222を、例えば、無線通信機能を備える固定型の情報処理装置とすることができる。また、無線通信装置201乃至205を、例えば、無線通信機能を備える携帯型の情報処理装置とすることができる。
ここで、携帯型の情報処理装置は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報処理装置である。また、固定型の情報処理装置は、例えば、アクセスポイント、プリンタ、パーソナルコンピュータ、ライト等の情報処理装置である。
例えば、通信システム10が百貨店内に構築されている場合には、電子機器211乃至216を百貨店内に設置される固定型の機器(例えば、音響機器、映像機器)とし、電子機器221、222を百貨店の天井に設置されるライトとすることができる。また、例えば、無線通信装置201乃至205を、買い物客が所有する携帯型の情報処理装置(例えば、スマートフォン)とすることができる。この場合には、例えば、電子機器211乃至216、電子機器221、222からは、百貨店内で販売しているお勧め商品に関する情報、お勧め料理のレシピ等が、無線通信装置201乃至205に配信される。
ここで、本技術の実施の形態では、通信システム10において、マルチキャスト伝送を行う例を示す。ここで、マルチキャスト伝送は、1つの装置が送信端末となり、複数の装置が受信端末となり、送信端末から送信された1つのパケットを複数の受信端末が受信する伝送方式である。本技術の実施の形態では、情報処理装置100が送信端末となり、無線通信装置201乃至205が受信端末となる例を示す。
なお、受信端末は、情報処理装置100と接続している全ての無線通信装置201乃至205であることに限定されない。例えば、無線通信装置201乃至205のうちの一部(例えば、無線通信装置201、無線通信装置202、無線通信装置203)のみを受信端末とするようにしてもよい。
また、電子機器211乃至216のそれぞれは、自装置の固有識別子(例えば、MAC(Media Access Control)アドレス)を含む信号を、定期的または不定期に同報送信する。同様に、電子機器221、222のそれぞれは、自装置の固有識別子(例えば、MACアドレス)を含む信号を、定期的または不定期に同報送信する。すなわち、電子機器211乃至216、電子機器221、222のそれぞれは、発信器として機能するものとする。
また、本技術の実施の形態では、第1通信方式以外の通信方式として2つ通信方式(第2通信方式、第3通信方式)を例にして説明するが、第1通信方式以外の通信方式は2つに限定されない。例えば、第1通信方式以外の通信方式として1つ通信方式のみを用いる場合や、3つ以上の通信方式を用いる場合について本技術の実施の形態を適用することができる。
また、上述した通信方式以外の通信方式を用いるようにしてもよい。例えば、超音波を用いた通信システムについても本技術の実施の形態を適用することができる。
[無線通信装置の構成例]
図2は、本技術の実施の形態における無線通信装置201の内部構成例を示すブロック図である。なお、他の機器(無線通信装置202乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222)の内部構成については、無線通信装置201と略同一であるため、ここでは、無線通信装置201についてのみ説明し、他の機器の説明を省略する。
無線通信装置201は、通信部310と、アンテナ311と、制御部320と、発見済機器データベース330と、紐付けデータベース340とを備える。
通信部310は、アンテナ311を介して、電波を送受信するもの(例えば、無線LANモデム)である。通信部310は、第1通信方式、第2通信方式および第3通信方式のそれぞれにより無線通信を行うことができる。
なお、通信部310は、異なるデバイスにより複数の通信方式による無線通信を実現するようにしてもよく、同一の物理デバイスにより複数の通信方式による無線通信を実現するようにしてもよい。
制御部320は、制御プログラムに基づいて無線通信装置201の各部を制御するものである。例えば、制御部320は、送受信した情報の信号処理を行う。また、例えば、制御部320は、CPU(Central Processing Unit)により実現される。
例えば、無線通信を利用して通信部310によりデータを送信する場合には、制御部320は、送信対象とする情報を処理し、実際に送信するデータの塊(送信パケット)を生成する。続いて、制御部320は、その生成された送信パケットを通信部310に出力する。また、通信部310は、その送信パケットを、実際に伝送するための通信方式のフォーマット等に変換した後に、変換後の送信パケットをアンテナ311から外部に送信する。
また、例えば、無線通信を利用して通信部310によりデータを受信する場合には、通信部310は、アンテナ311を介して受信した電波信号を、通信部310内の受信機が行う信号処理により受信パケットを抽出する。そして、制御部320は、その抽出された受信パケットを解釈する。この解釈の結果、保持すべきデータであると判断された場合には、制御部320は、そのデータを各データベースに書き込む。
発見済機器データベース330は、無線通信装置201により発見された機器(発信器)に関する情報を格納するデータベースである。なお、発見済機器データベース330については、図3を参照して詳細に説明する。なお、発信器は、例えば、第1通信方式、第2通信方式および第3通信方式のうちの少なくとも1つに対応する信号を発信する機器(情報処理装置、無線通信装置、電子機器)である。
紐付けデータベース340は、無線通信装置201により発見された発信器について行われた紐付けに関する情報を格納するデータベースである。なお、紐付けデータベース340については、図4を参照して詳細に説明する。
[発見済機器データベースの内容例]
図3は、本技術の実施の形態における発見済機器データベース330の内容例を模式的に示す図である。
発見済機器データベース330には、通信方式ID331と、発信器固有識別子332と、信号強度333と、発信器までの推定距離334と、発信器の発見時刻335と、固定336と、絶対位置情報337とが関連付けて格納される。
通信方式ID331には、無線通信装置201が発信器を発見した際に、その発信器により使用されていた通信方式のIDが格納される。なお、図3、図6等では、第1通信方式のIDを「1」とし、第2通信方式のIDを「2」とし、第3通信方式のIDを「3」として示す。
発信器固有識別子332には、無線通信装置201により発見された発信器の固有識別子が格納される。この固有識別子として、例えば、MACアドレスを用いることができる。
信号強度333には、無線通信装置201が発信器を発見した際に、その発信器から受信した信号の強度(信号強度)に関する情報が格納される。ここで、信号強度は、例えば、無線LANでは、RSSI(Received Signal Strength Indicator)と称される。また、RSSIでは、dBm(デシベルミリ)の単位で強弱が表される。
発信器までの推定距離334には、無線通信装置201により発見された他の無線通信装置(発信器)までの推定距離が格納される。この推定距離は、例えば、受信強度に基づいて算出される。例えば、受信強度が距離に反比例して減衰する性質(距離減衰) を利用して、推定距離を算出することができる。
発信器の発見時刻335には、無線通信装置201が発信器を発見した際におけるその発見時刻が格納される。
固定336には、無線通信装置201により発見された発信器の種類(例えば、固定型の装置、携帯型の装置)が格納される。なお、本技術の実施の形態では、発信器の種類として、固定であるか否かに関する情報(Yes、No)を格納する例を示す。
絶対位置情報337には、無線通信装置201により発見された発信器が存在する位置に関する情報(絶対位置情報)が格納される。この絶対位置情報は、例えば、発信器に備えられる位置情報取得部(例えば、GPS(Global Positioning System)受信機)により取得された位置情報(例えば、緯度、経度、高度)である。この場合には、例えば、発信器は、位置情報取得部により取得された位置情報を、同報信号に含めて送信することができる。そして、無線通信装置201は、その同報信号に含まれる位置情報を取得して絶対位置情報337に格納する。
次に、無線通信装置201による周辺監視の方法について説明する。
[発見済機器データベースへの登録例]
図4は、本技術の実施の形態における無線通信装置201による発見済機器データベース登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
無線通信装置201が周辺を監視する場合には、無線通信装置201の制御部320は、第2通信方式および第3通信方式の双方を受信状態とする(ステップS801)。そして、制御部320は、第2通信方式または第3通信方式の信号(同報信号)を受信したか否かを判断する(ステップS802)。第2通信方式および第3通信方式のうちの何れの信号も受信していない場合には(ステップS802)、監視を継続して行う。
第2通信方式または第3通信方式の信号を受信した場合には(ステップS802)、制御部320は、受信した信号の通信方式で割り当てられた発信器の固有識別子を、その受信した信号から取得する(ステップS803)。また、制御部320は、その受信した信号に含まれる他の情報(例えば、固定、位置情報)を取得する(ステップS803)。また、制御部320は、その信号の受信時の信号強度を取得する(ステップS803)。
続いて、制御部320は、その受信した信号の信号強度に基づいて、その受信した信号を発信した発信器(発見した機器)までの推定距離を算出する(ステップS804)。
続いて、制御部320は、発見した機器が発見済機器データベース330に格納されているか否かを判断する(ステップS805)。発見した機器が発見済機器データベース330に格納されていない場合には(ステップS805)、制御部320は、発見した機器に関する情報を発見済機器データベース330に新たなレコードとして追加する(ステップS808)。すなわち、制御部320は、通信方式の識別子(例えば、第2通信方式)、発信器の固有識別子、信号強度、算出された推定距離、発見時刻のそれぞれをレコードとして、発見済機器データベース330に格納する(ステップS808)。
発見した機器が発見済機器データベース330に格納されている場合には(ステップS805)、制御部320は、その発見した機器の前回の発見時から所定時間以上が経過しているか否かを判断する(ステップS806)。この判断は、例えば、発見済機器データベース330の発信器の発見時刻335の内容に基づいて行うことができる。
そして、その発見した機器の前回の発見時から所定時間以上が経過していない場合には(ステップS806)、その発見した機器に関する情報を発見済機器データベース330に登録せずに、ステップS802に戻る。一方、その発見した機器の前回の発見時から所定時間以上が経過している場合には(ステップS806)、制御部320は、その発見した機器に関する情報を発見済機器データベース330から削除する(ステップS807)。続いて、制御部320は、その発見した機器に関する情報を発見済機器データベース330に新たなレコードとして追加する(ステップS808)。すなわち、その発見した機器に関する情報が、最新の情報に更新される。
また、通信の終了指示があったか否かが判断され(ステップS809)、通信の終了指示があった場合には、発見済機器データベース登録処理の動作を終了する。一方、通信の終了指示がない場合には(ステップS809)、ステップS802に戻る。
ここで、上述したように、制御部320は、発見した発信器の位置情報を取得することができる場合には、その位置情報を発見済機器データベース330に格納する。例えば、各機器が、自装置に関する位置情報を同報信号に含めて送信する場合には、制御部320は、受信した同報信号に含まれる位置情報を取得することができる。また、各機器は、自装置に関する位置情報を外部装置(例えば、インターネット上のサーバ)に定期的または不定期に記録しておくことができる。この場合には、制御部320は、各機器に関する位置情報を、その外部装置から取得することができる。
また、制御部320は、発見した発信器の種類(例えば、固定型の装置、携帯型の装置)を取得することができる場合には、その種類を発見済機器データベース330に格納する。例えば、各機器が、自装置の種類を同報信号に含めて送信する場合には、制御部320は、受信した同報信号に含まれる発信器の種類を取得することができる。また、各機器は、自装置の種類を外部装置に記録しておくことができる。この場合には、制御部320は、発信器の種類をその外部装置から取得することができる。
このように、制御部320は、各機器から送信される同報送信により、他の機器を発見することができる。なお、第2通信方式または第3通信方式が機器発見手順を定めている場合も想定される。この場合には、制御部320は、その機器発見手順を用いて、それに対応する第2通信方式または第3通信方式の機器を発見するようにしてもよい。例えば、ステップS801において、制御部320が機器発見コマンドを送信することにより、第2通信方式または第3通信方式の機器を発見することができる。なお、例えば、通信方式がBluetoothである場合には、機器発見手順としてInquiry(問い合わせ)手順が規定されている。
このように、機器発見手順を用いて機器が発見された場合についても同様に、制御部320は、通信方式の識別子、発信器の固有識別子、信号強度、算出された推定距離、発見時刻のそれぞれをレコードとして、発見済機器データベース330に格納する。
[周辺監視結果の報告例]
無線通信装置201の制御部320は、第2通信方式または第3通信方式に対応する機器を発見した場合には、その発見した機器に関する情報を情報処理装置100に報告する。例えば、制御部320は、図3に示す発見済機器データベース330に格納した内容を情報処理装置100に送信して報告する。この動作例を図5に示す。
図5は、本技術の実施の形態における無線通信装置201による周辺監視結果報告処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、割り込み処理として行われる。
最初に、制御部320は、情報処理装置100から周辺監視コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS811)。そして、周辺監視コマンドを受信していない場合には(ステップS811)、監視を継続して行う。
周辺監視コマンドを受信した場合には(ステップS811)、制御部320は、発見済機器データベース330が空であるか否かを判断する(ステップS812)。すなわち、発見済機器データベース330に登録されている機器が1つも存在しないか否かが判断される。
発見済機器データベース330が空である場合には(ステップS812)、制御部320は、終了メッセージを情報処理装置100に送信して(ステップS813)、周辺監視結果報告処理の動作を終了する。
発見済機器データベース330が空でない場合には(ステップS812)、制御部320は、発見済機器データベース330からレコードを1つ取り出す(ステップS814)。すなわち、1つの機器に関する各情報が発見済機器データベース330から取り出される。
続いて、制御部320は、その取り出されたレコードの機器の発見時から所定時間以上が経過しているか否かを判断する(ステップS815)。この判断は、例えば、発見済機器データベース330の発信器の発見時刻335の内容に基づいて行うことができる。
その取り出されたレコードの機器の発見時から所定時間以上が経過している場合には(ステップS815)、制御部320は、その取り出されたレコードを発見済機器データベース330から削除して(ステップS817)、ステップS812に戻る。
その取り出されたレコードの機器の発見時から所定時間以上が経過していない場合には(ステップS815)、制御部320は、その取り出されたレコードを第1通信方式を用いて情報処理装置100に送信して(ステップS816)、ステップS817に進む。
このように、制御部320は、無線通信装置201の周囲に存在する、第1通信方式以外の通信方式に対応する電子機器に関する環境情報を取得し、この取得された環境情報を第1通信方式を用いて情報処理装置100に送信する。この環境情報は、例えば、他の通信方式で割り当てられた識別情報、信号強度、推定距離を含む。
[紐付けデータベースの内容例]
図6は、本技術の実施の形態における紐付けデータベース340の内容例を模式的に示す図である。
紐付けデータベース340には、通信方式ID341と、発信器固有識別子342と、他の通信方式ID343と、他の通信方式の固有識別子344とが関連付けて格納される。なお、通信方式ID341および発信器固有識別子342は、図3に示す通信方式ID331および発信器固有識別子332に対応する。
他の通信方式ID343には、無線通信装置201により発見された発信器が使用することが可能な他の通信方式のIDが格納される。すなわち、通信方式ID331に格納されているIDに対応する通信方式とは異なる通信方式のIDが格納される。
他の通信方式の固有識別子344には、無線通信装置201により発見された発信器の固有識別子(他の通信方式ID343に格納されているIDに対応する通信方式により割り当てられている固有識別子)が格納される。
なお、紐付け方法については、図7および図8を参照して詳細に説明する。
[識別子の紐付け例]
図7は、本技術の実施の形態における無線通信装置201による識別子紐付け処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、制御部320は、第2通信方式または第3通信方式に対応する機器を発見したか否かを判断する(ステップS821)。そして、第2通信方式または第3通信方式に対応する機器を発見していない場合には(ステップS821)、監視を継続して行う。
第2通信方式または第3通信方式に対応する機器を発見した場合には(ステップS821)、制御部320は、第1通信方式を用いて、その発見した機器の機器探索を行う(ステップS822)。すなわち、制御部320は、第2通信方式または第3通信方式に対応する機器(第2通信方式または第3通信方式の識別子を有する機器)を発見した場合に、その機器が第1通信方式に対応するか否かを調べる。この場合に、第2通信方式および第3通信方式の少なくとも1つと第1通信方式との双方に対応する機器は、自装置に割り当てられている第2通信方式または第3通信方式の識別子で機器探索が行われていることを把握することができる。そこで、自装置に割り当てられている第2通信方式または第3通信方式の識別子で機器探索が行われている機器は、第1通信方式で割り当てられている識別子を、第1通信方式を使用して送信する。
続いて、制御部320は、第1通信方式を用いた識別子(第1通信方式で割り当てられている識別子)の返信があったか否かを判断する(ステップS823)。第1通信方式を用いた識別子の返信がない場合には(ステップS823)、識別子紐付け処理の動作を終了する。
第1通信方式を用いた識別子の返信があった場合には(ステップS823)、制御部320は、第2通信方式または第3通信方式で割り当てられた識別子と、第1通信方式で割り当てられた識別子とを組にして記録する(ステップS824)。すなわち、制御部320は、第2通信方式または第3通信方式で割り当てられた識別子と、第1通信方式で割り当てられた識別子とを組にして紐付けデータベース340に格納する(ステップS824)。
[電子機器の動作例]
図8は、本技術の実施の形態における電子機器による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この電子機器は、第2通信方式および第3通信方式のうちの少なくとも1つと、第1通信方式とに対応する電子機器であるものとする。
最初に、電子機器の制御部は、第2通信方式または第3通信方式の機器探索が行われているか否かを判断する(ステップS831)。そして、第2通信方式または第3通信方式の機器探索が行われていない場合には(ステップS831)、監視を継続して行う。
第2通信方式または第3通信方式の機器探索が行われている場合には(ステップS831)、電子機器の制御部は、その機器探索に対する返信を行う(ステップS832)。すなわち、電子機器の制御部は、自装置が対応する第2通信方式または第3通信方式を用いて、自装置に割り当てられている第2通信方式または第3通信方式の識別子を、その機器探索を行っている情報処理装置に送信する(ステップS832)。なお、自装置が第2通信方式および第3通信方式の双方に対応する場合には、自装置に割り当てられている第2通信方式および第3通信方式の識別子を、同時または順次送信することができる。
続いて、電子機器の制御部は、その識別子を送信した情報処理装置により、第1通信方式の機器探索が行われているか否かを判断する(ステップS833)。そして、第1通信方式の機器探索が行われていない場合には(ステップS833)、通信処理の動作を終了する。
第1通信方式の機器探索が行われている場合には(ステップS833)、電子機器の制御部は、その機器探索に対する返信を行う(ステップS834)。すなわち、電子機器の制御部は、自装置が対応する第1通信方式を用いて、自装置に割り当てられている第1通信方式の識別子を、その機器探索を行っている情報処理装置に送信する(ステップS834)。
図7、図8に示すように、無線通信装置201の制御部320は、第2通信方式または第3通信方式を用いて機器を発見した場合に、第2通信方式または第3通信方式に対応する機器が第1通信方式にも対応するか否かを確認する。そして、無線通信装置201の制御部320は、その発見された機器が第1通信方式にも対応している場合には、第2通信方式または第3通信方式で割り当てられた識別子と、第1通信方式で割り当てられた識別子とを組にして紐付けデータベース340に格納する。
このように、無線通信装置201の制御部320は、無線通信装置の周囲に存在する、第1通信方式および他の通信方式に対応する電子機器に関する第1通信方式および他の通信方式のそれぞれの識別情報を紐付ける。そして、制御部320は、その紐付けられた電子機器に関する識別情報を、第1通信方式を用いて情報処理装置100に送信する。
[情報処理装置の構成例]
図9は、本技術の実施の形態における情報処理装置100の内部構成例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、通信部110と、アンテナ111と、制御部120と、受信結果データベース130と、発信器データベース140と、紐付けデータベース150と、グループデータベース160と、グループ得点データベース170とを備える。
通信部110は、アンテナ111を介して、電波を送受信するもの(例えば、無線LANモデム)である。例えば、通信部110は、第1通信方式により無線通信を行うことができる。
制御部120は、制御プログラムに基づいて情報処理装置100の各部を制御するものである。例えば、制御部120は、送受信した情報の信号処理を行う。また、例えば、制御部120は、CPUにより実現される。
例えば、無線通信を利用して通信部110によりデータを送信する場合には、制御部120は、送信対象とする情報を処理し、実際に送信するデータの塊(送信パケット)を生成する。続いて、制御部120は、その生成された送信パケットを通信部110に出力する。また、通信部110は、その送信パケットを、実際に伝送するための通信方式のフォーマット等に変換した後に、変換後の送信パケットをアンテナ111から外部に送信する。
また、例えば、無線通信を利用して通信部110によりデータを受信する場合には、通信部110は、アンテナ111を介して受信した電波信号を、通信部110内の受信機が行う信号処理により受信パケットを抽出する。そして、制御部120は、その抽出された受信パケットを解釈する。この解釈の結果、保持すべきデータであると判断された場合には、制御部120は、そのデータを各データベースに書き込む。
また、例えば、制御部120は、第1通信方式を利用して情報処理装置100との間で無線通信を行う各無線通信装置から取得された環境情報に基づいて、各無線通信装置をグループ化するための制御を行う。ここで、環境情報は、第1通信方式以外の他の通信方式(例えば、第2通信方式、第3通信方式)を用いて各線通信装置のそれぞれにより取得された他の通信方式に関する情報である。
例えば、環境情報は、第1通信方式以外の他の通信方式(例えば、第2通信方式、第3通信方式)を用いて無線通信装置により発見された電子機器およびその無線通信装置間の信号強度に関する情報である。また、環境情報は、例えば、その電子機器およびその無線通信装置間の距離に関する情報である。また、これらのうちの少なくとも1つとすることができる。
また、例えば、環境情報は、他の通信方式を用いて無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、電子機器の信号強度に関する情報とを含む。
また、例えば、環境情報は、他の通信方式を用いて無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、電子機器の受信電力に関する情報とを含む。
また、例えば、環境情報は、他の通信方式を用いて無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、その無線通信装置からその電子機器までの推定距離に関する情報とを含む。
受信結果データベース130は、各無線通信装置から送信された情報(図3に示す発見済機器データベース330の内容)を格納するデータベースである。なお、受信結果データベース130については、図10を参照して詳細に説明する。
発信器データベース140は、情報処理装置100により発見された発信器に関する情報を格納するデータベースである。なお、発信器データベース140については、図11を参照して詳細に説明する。
紐付けデータベース150は、情報処理装置100により発見された発信器について行われた紐付けに関する情報を格納するデータベースである。なお、紐付けデータベース150については、図12を参照して詳細に説明する。
グループデータベース160は、情報処理装置100により発見された発信器について行われたグループ化に関する情報を格納するデータベースである。なお、グループデータベース160については、図13を参照して詳細に説明する。
グループ得点データベース170は、グループについて算出された得点に関する情報を格納するデータベースである。なお、グループ得点データベース170については、図14を参照して詳細に説明する。
[受信結果データベースの内容例]
図10は、本技術の実施の形態における受信結果データベース130の内容例を模式的に示す図である。
受信結果データベース130には、無線通信装置の固有識別子131と、発見した発信器の通信方式ID132と、発見した発信器の固有識別子133と、信号強度134と、発信器までの推定距離135と、発信器の発見時刻136とが関連付けて格納される。
ここで、発見した発信器の通信方式ID132、発見した発信器の固有識別子133、信号強度134、発信器までの推定距離135および発信器の発見時刻136は、図3に示す発見済機器データベース330の内容に対応する。すなわち、通信方式ID331、発信器固有識別子332、信号強度333、発信器までの推定距離334および発信器の発見時刻335に対応する。
無線通信装置の固有識別子131は、対応する各情報を送信した送信元の無線通信装置の固有識別子である。なお、本技術の実施の形態では、情報処理装置100が第1通信方式により無線通信を行うため、無線通信装置の固有識別子131には、第1通信方式で割り当てられた固有識別子が格納される。
ここで、各無線通信装置は、自装置が備える発見済機器データベース(例えば、図3に示す発見済機器データベース330)の内容を情報処理装置100に定期的または不定期に送信する。また、情報処理装置100の制御部120は、各無線通信装置から送信された発見済機器データベース(例えば、図3に示す発見済機器データベース330)の内容を、送信元の無線通信装置に関連付けて受信結果データベース130に格納する。
例えば、無線通信装置201の第1通信方式で割り当てられた固有識別子を「ss−ss−ss−ss−ss」とする。例えば、無線通信装置201が、図3に示す発見済機器データベース330の内容を送信し、その内容を情報処理装置100が受信した場合を想定する。この場合には、図10に示すように、無線通信装置の固有識別子131「ss−ss−ss−ss−ss」に関連付けて、図3に示す発見済機器データベース330の内容が順次格納される。
また、他の無線通信装置から送信された内容を情報処理装置100が受信した場合についても同様に、無線通信装置の固有識別子131に関連付けて、受信した内容が順次格納される。
[発信器データベースの内容例]
図11は、本技術の実施の形態における発信器データベース140の内容例を模式的に示す図である。
発信器データベース140には、通信方式ID141と、発信器固有識別子142と、固定143と、絶対位置情報144と、最後に発見された日時145とが関連付けて格納される。
なお、通信方式ID141、発信器固有識別子142、固定143および絶対位置情報144は、図3に示す通信方式ID331、発信器固有識別子332、固定336および絶対位置情報337に対応する。
最後に発見された日時145には、情報処理装置100により発信器が最後に発見された日時が格納される。
[紐付けデータベースの内容例]
図12は、本技術の実施の形態における紐付けデータベース150の内容例を模式的に示す図である。
紐付けデータベース150には、第1通信方式の固有識別子151と、他の通信方式ID152と、他の通信方式の固有識別子153とが関連付けて格納される。
すなわち、紐付けデータベース150は、第1通信方式を使用した無線通信が可能な無線通信装置について、この無線通信装置の第1通信方式の固有識別子151と、この無線通信装置が使用可能な他の通信方式の固有識別子153とを紐付ける。
ここで、紐付け情報の使用例について説明する。例えば、情報処理装置100に接続する無線通信装置が、無線LAN以外の通信方式(例えば、Bluetooth)の機能を有し、かつ、その通信方式に割り当てられている固有識別子を情報処理装置100が把握している場合を想定する。この場合には、無線LANネットワークの混雑を緩和するため、情報処理装置100および無線通信装置間の通信の一部を無線LANからBluetoothに移し、ネットワークの負荷を軽減(オフロード;Off−load)することができる。すなわち、紐付けデータベース150の情報を用いて、ネットワークの負荷を軽減することができる。
また、無線通信装置間の通信についても同様に適用することができる。例えば、無線LANネットワークの混雑を緩和するため、2つの無線通信装置間の通信の一部を無線LANからBluetoothに移し、ネットワークの負荷を軽減することができる。すなわち、図6に示す紐付けデータベース340の情報を用いて、ネットワークの負荷を軽減することができる。
[グループデータベースの内容例]
図13は、本技術の実施の形態におけるグループデータベース160の内容例を模式的に示す図である。
グループデータベース160には、制御部120により決定されたグループに関する情報が格納される。
グループデータベース160には、無線通信装置の固有識別子161と、グループ識別子162と、グループに参加した日時163と、代表端末164とが関連付けて格納される。
なお、無線通信装置の固有識別子161は、図10に示す無線通信装置の固有識別子131に対応する。
グループ識別子162には、各グループを識別するための情報が格納される。
グループに参加した日時163には、各無線通信装置がグループに参加した日時が格納される。
代表端末164には、各無線通信装置がグループの代表端末となっているか否かを示す情報(Yes、No)が格納される。
[グループ得点データベースの内容例]
図14は、本技術の実施の形態におけるグループ得点データベース170の内容例を模式的に示す図である。
グループ得点データベース170には、制御部120により更新されるグループの得点に関する情報が格納される。
グループ得点データベース170には、グループ識別子171と、グループの得点172と、グループ更新日時173とが関連付けて格納される。
なお、グループ識別子171は、図13に示すグループ識別子162に対応する。
グループの得点172には、各グループについて算出された得点(グループの確からしさ)が格納される。この得点の算出方法については、図15を参照して詳細に説明する。
グループ更新日時173には、対応するグループについて最後に更新がされた日時が格納される。
[無線通信装置のグループ決定例]
上述したように、各無線通信装置から周辺監視の結果が情報処理装置100に報告されると、その内容が受信結果データベース130に格納される。また、情報処理装置100の制御部120は、自装置でも第1通信方式の監視を行う。そして、これらの各情報に基づいて、各無線通信装置をグループ化する。以下では、そのグループ化について説明する。
図15は、本技術の実施の形態における制御部120により生成される機器対応情報を模式的に示す図である。この機器対応情報は、周辺監視の結果を報告した機器(情報処理装置100に接続している無線通信装置201乃至205)と、この機器が発見した他の機器(第2通信方式または第3通信方式の信号の発信器)との対応関係を表すものである。具体的には、図15では、周辺監視の結果を報告した機器(情報処理装置100に接続している無線通信装置201乃至205)を受信側として示す。また、受信側の機器が発見した他の機器(第2通信方式または第3通信方式に対応する発信器)を、第1通信方式の対応、未対応に分類して示す。
なお、図15では、図1に示す各機器(情報処理装置100、無線通信装置201乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222)の符号を用いて、各機器を表すものとする。
制御部120は、受信結果データベース130と、発信器データベース140と、紐付けデータベース150との内容に基づいて、各機器の対応関係を示す機器対応情報を生成する。なお、図15では、説明の容易のため、機器対応情報を表形式で示す。
また、図15では、発見された機器について、信号強度が閾値よりも強く、かつ、無線通信装置(第1通信方式に対応)からの推定距離が閾値よりも近い場合には「○」を付す。また、発見された機器について、信号強度が閾値よりも弱い場合、または、無線通信装置(第1通信方式に対応)からの推定距離が閾値よりも遠い場合には「△」を付す。また、無線通信装置(第1通信方式に対応)により発見されなかった機器には「×」を付す。
例えば、第1通信方式に対応していない機器のうちの同一の機器を発見した無線通信装置(第1通信方式に対応)は、互いに近くに存在すると推測することができる。このように、互いに近くに存在すると推測される各無線通信装置については、同一のグループとすることができる。このように、機器対応情報を用いて、グループ化することができる無線通信装置を決定することができる。
このように、制御部120は、信号強度に関する情報と、推定距離に関する情報とに基づいて複数の無線通信装置をグループ化することができる。なお、制御部120は、信号強度に関する情報と、推定距離に関する情報とのうちの少なくとも1つに基づいて複数の無線通信装置をグループ化するようにしてもよい。このように、制御部120は、環境情報を取得した無線通信装置から受信した環境情報と、この環境情報を送信した無線通信装置とが紐付けられている情報(各データベースの情報)を用いて、複数の無線通信装置をグループ化することができる。言い換えると、制御部120は、各無線通信装置の第1通信方式および他の通信方式のそれぞれの識別情報と、無線通信装置を発見した他の無線通信装置により取得された環境情報とを用いて、複数の無線通信装置をグループ化することができる。
また、以下では、グループの確からしさ(評価値)を算出し、この確からしさに基づいてグループを決定する決定方法について説明する。
[グループの確からしさの算出例]
ここでは、グループの確からしさの算出方法について説明する。
グループの確からしさについては、次の式1を用いて算出することができる。
確からしさ=(グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した発信器の数)+(グループ候補となる各無線通信装置が発見した発信器の通信方式の数)−(グループ候補となる各無線通信装置の受信した信号の強度(信号強度)が閾値を下回る発信器の数)−1 … 式1
ここで、式1において1を減算する場合は、グループ候補となる一部の無線通信装置が他の無線通信装置から閾値以上離れている場合のみとする。例えば、各無線通信装置の絶対位置情報に基づいて、グループ候補となる一部の無線通信装置が他の無線通信装置から閾値以上離れているか否かを判断することができる。
上述した式1を用いて、図15に示す例のグループの確からしさを算出する例を示す。また、グループとして決定するための閾値として、5乃至7程度の値を用いる例を示す。ここでは、無線通信装置202乃至204の確からしさ、無線通信装置201および202の確からしさ、無線通信装置204および205の確からしさを算出する例を示す。
無線通信装置202乃至204の確からしさ=6(発見した発信器の数)+3(通信方式の数)−0(信号強度の弱い発信器の数)=9
無線通信装置201および202の確からしさ=7(発見した発信器の数)+2(通信方式の数)−7(信号強度の弱い発信器の数)=2
無線通信装置204および205の確からしさ=5(発見した発信器の数)+3(通信方式の数)−5(信号強度の弱い発信器の数)−1(無線通信装置204および205が離れているため)=2
このように、無線通信装置202乃至204の確からしさの値(9)については、閾値以上となるため、無線通信装置202乃至204については、グループ化することが決定される。
また、例えば、無線通信装置202乃至204は、3つの異なる通信方式(第1通信方式、第2通信方式、第3通信方式)の発信器(情報処理装置100、電子機器211乃至216、221、222)を発見している。このため、無線通信装置202乃至204のそれぞれは、距離が近いだけでなく、信号環境も似ているものと推測することができる。
一方、無線通信装置201および202の確からしさの値(2)と、無線通信装置204および205の確からしさの値(2)とについては、閾値未満となる。このため、無線通信装置201および202、無線通信装置204および205については、グループ化を行わない。
例えば、図1に示すように、無線通信装置201および無線通信装置202の間には遮蔽物20が存在するため、信号受信環境が似ているとは言えない。
また、例えば、図15に示すように、無線通信装置201については、電子機器214、215、無線通信装置202のそれぞれから受信した信号の強度が閾値を下回っている。また、無線通信装置202については、電子機器211乃至213、無線通信装置201のそれぞれから受信した信号の強度が閾値を下回っている。また、無線通信装置202は、電子機器221、222を発見したのに対し、無線通信装置201は、電子機器221、222を発見していない。
また、無線通信装置204、205の双方は、3つの異なる通信方式(第1通信方式、第2通信方式、第3通信方式)の発信器(情報処理装置100、電子機器211乃至216、221、222)を発見している。しかしながら、無線通信装置204、205の双方は、少し離れた場所にある。また、無線通信装置204が受信した無線通信装置202、電子機器216および電子機器222の信号の強度は、閾値を上回っている。これに対し、無線通信装置205が受信した無線通信装置202、電子機器216および電子機器222の信号の強度は、閾値を下回っている。
このように、情報処理装置100の制御部120は、受信結果データベース130と、発信器データベース140と、紐付けデータベース150との内容に基づいて、各機器の対応関係を示す機器対応情報を生成する。そして、制御部120は、生成された機器対応情報に基づいて、各無線通信装置をグループ化することができる。
すなわち、制御部120は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、それらの発見した電子機器の通信方式の数と、それらの発見した電子機器の信号強度とに基づいて、グループ候補の評価値を算出する。そして、制御部120は、その算出された評価値に基づいて、グループ候補をグループとするか否かを判断することができる。
また、制御部120は、グループに属する複数の無線通信装置のうちから代表端末を選択することができる。例えば、情報処理装置100は、各無線通信装置から周辺監視の報告を受ける際に、受信電力を測定することができる。そこで、制御部120は、その測定された受信電力に基づいて、グループに属する複数の無線通信装置のうちから代表端末を選択することができる。
例えば、グループに属する複数の無線通信装置のうちから、測定された受信電力が最も高い無線通信装置を代表端末として選択することができる。また、例えば、グループに属する複数の無線通信装置のうちから、測定された受信電力が最も低い無線通信装置を代表端末として選択することができる。
また、例えば、グループに属する複数の無線通信装置のうちから、測定された受信電力が最も平均値(複数の無線通信装置の受信電力の平均値)に近い無線通信装置を代表端末として選択することができる。
このように、グループに属する複数の無線通信装置のうちから代表端末を選択することができる。例えば、情報処理装置100の制御部120は、マルチキャストパケットの確認応答を、代表端末に返信するように指示することができる。これにより、確認応答の数を減らすことができ、無線資源を有効に利用することができる。
また、受信電力以外の方法で代表端末を選択するようにしてもよい。例えば、グループに属する複数の無線通信装置が発見した発信器の数に基づいて、グループに属する複数の無線通信装置のうちから代表端末を選択することができる。例えば、発見した発信器の数が最も多い無線通信装置を代表端末として選択することができる。また、例えば、発見した発信器の数が最も少ない無線通信装置を代表端末として選択することができる。また、例えば、発見した発信器の数が最も平均値に近い無線通信装置を代表端末として選択することができる。
また、例えば、各無線通信装置が属するグループの数に基づいて、グループに属する複数の無線通信装置のうちから代表端末を選択することができる。例えば、所属するグループの数が最も多い無線通信装置を代表端末として選択することができる。また、例えば、所属するグループの数が最も少ない無線通信装置を代表端末として選択することができる。また、例えば、所属するグループの数が最も平均値に近い無線通信装置を代表端末として選択することができる。
このように、情報処理装置100の制御部120は、グループ化により同一グループとされた無線通信装置の中から代表端末をグループ毎に選択することができる。また、制御部120は、情報処理装置100に接続される無線通信装置に対するマルチキャスト伝送を行う場合には、代表端末からのみ確認応答を受信するようにすることができる。
また、制御部120は、マルチキャスト伝送に対する無線通信装置から再送要求を受け付けた場合には、その無線通信装置が属するグループに応じた変調および誤り訂正符号化方式により再送を行うことができる。
[情報処理装置の動作例]
図16は、本技術の実施の形態における情報処理装置100によるグループ作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、制御部120は、受信結果データベース130から1つのレコードを取り出す(ステップS841)。続いて、制御部120は、取り出したレコードに対応する無線通信装置と組み合わせ可能な無線通信装置を抽出し、これらでグループを作成する(ステップS842)。例えば、制御部120は、図15に示す機器対応情報を用いて、取り出したレコードに対応する無線通信装置と組み合わせ可能な無線通信装置を抽出することができる。例えば、各組み合わせについて、上述した式1を用いてグループの確からしさを算出し、この確からしさが閾値以上となる組み合わせを構成する各無線通信装置を1つのグループとする。なお、ステップS842は、特許請求の範囲に記載のグループ化する手順の一例である。
続いて、制御部120は、作成したグループが新規なグループであるか否かを判断する(ステップS843)。作成したグループが新規なグループでない場合には(ステップS843)、グループの代表端末の選択等が行われているため、グループ作成処理の動作を終了する。
作成したグループが新規なグループである場合には(ステップS843)、制御部120は、そのグループの代表端末を選択する(ステップS844)。例えば、測定された受信電力に基づいて代表端末を選択することができる。また、このように作成されたグループに関する各情報(無線通信装置の固有識別子、代表端末、グループの得点)が、各データベース(グループデータベース160、グループ得点データベース170)に格納される。
[グループの確からしさの他の算出例]
次に、グループの確からしさの他の算出方法について説明する。
最初に、受信電力を用いてグループの確からしさを算出する算出方法の例を示す。例えば、グループ候補の1発信器1受信器あたりの受信電力の平均値を求め、この平均値に基づいてグループの確からしさを算出することができる。この確からしさについては、確からしさの値が大きいほど信頼することができるものとする。
具体的には、次の式2を用いて、グループの確からしさを算出することができる。
確からしさ=(グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和)/(グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した発信器の数)/(グループ候補となる各無線通信装置の数) … 式2
なお、例えば、通信方式が無線LANやBluetooth等の場合には、式2の受信電力の代わりに、ビット誤り率(例えば、誤り訂正処理前/後のビット誤り率)等を用いるようにしてもよい。
また、例えば、通信方式が光を用いる通信の場合には、式2の受信電力の代わりに、強さ、量、明るさ、または、密度を用いることができる。また、例えば、通信方式が音を用いる通信の場合には、式2の受信電力の代わりに、エネルギー量や音圧を用いることができる。
このように、制御部120は、グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和と、それらの各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、それらの各無線通信装置の数とに基づいて、グループ候補の評価値(確からしさ)を算出することができる。そして、制御部120は、その算出された評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断することができる。
次に、発信器からの推定距離を用いてグループの確からしさを算出する算出方法の例を示す。例えば、グループ候補の1発信器1受信器あたりの推定距離の平均値を求め、この平均値に基づいてグループの確からしさを算出することができる。この確からしさについては、確からしさの値が小さいほど信頼することができるものとする。
具体的には、次の式3を用いて、グループの確からしさを算出することができる。
確からしさ=(グループ候補となる各無線通信装置から発信器までの推定距離の総和)/(グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した発信器の数)/(グループ候補となる各無線通信装置の数) … 式3
このように、発信器からの推定距離を用いる場合には、通信方式により信号が届く距離に差があることが想定される。しかしながら、発信器に近い方が信頼することができるという点は共通であるため、通信方式に関わらず、各グループ候補について、1発信器1受信器あたりの推定距離の平均値を求め、この平均値が小さいほど信頼することができると解釈することができる。
このように、制御部120は、グループ候補となる各無線通信装置から電子機器までの推定距離の総和と、それらの各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、それらの各無線通信装置の数とに基づいて、グループ候補の評価値(確からしさ)を算出する。そして、制御部120は、その算出された評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断することができる。
なお、式2、式3を用いて、グループの確からしさを算出する場合には、通信方式毎に異なる確からしさの指標を与えるようにしてもよい。
また、固定情報(例えば、図3に示す固定336)や発信器の絶対位置情報を用いて、グループの確からしさを算出するようにしてもよい。例えば、発信器の絶対位置情報を取得することができ、かつ、その発信器が固定であることを検出している場合には、「信頼できる発信器」として、グループの確からしさを算出する際に、所定値(例えば、2乃至3)を加算するようにしてもよい。一方、発信器が固定でない場合(すなわち、移動体である場合)には、「信頼できない発信器」として、グループの確からしさを算出する際に、所定値(例えば、2乃至3)を減算するようにしてもよい。
このように、本技術の実施の形態では、複数の異なる通信方式の信号源(無線通信装置、発信器)の受信情報を無線通信装置から収集し、その受信情報を用いて無線通信装置をグループ化する。このように、複数の異なる通信方式の信号源の受信情報を使うことにより、物理的な距離が近いだけでなく、信号環境も似ている無線通信装置をグループ化することができる。これにより、マルチキャスト伝送のための無線通信装置のグループ化を適切に行うことができる。
また、本技術の実施の形態では、マルチキャスト伝送時にグループの代表端末に対してのみ確認応答を求めることにより、グループ内の他の無線通信装置の確認応答を省略することができる。すなわち、マルチキャスト伝送において、確認応答(ACK)を返信する端末数を削減することができる。これにより、ネットワークの混雑を低減することができる。
また、情報処理装置100は、無線通信装置からの再送要求に対して、ユニキャストで再送するのではなく、その無線通信装置が所属するグループに対してマルチキャストで再送を行うことができる。これにより、ネットワークの混雑を低減することができる。
また、絶対位置情報(例えば、図11に示す絶対位置情報144)を用いて再送処理を行うようにしてもよい。例えば、グループに対して再送処理を行う場合に、絶対位置情報により特定される方向へ電波を集中すること(すなわち、ビームフォーミング技術)により、再送処理の効率を上げることができる。
また、情報処理装置100は、グループ内の代表端末からの再送要求に対して、再送を要求されたフレームの宛先にその代表装置が属するグループを指定し、そのグループに適切な変調および誤り訂正符号化方式で再送することができる。これにより、そのグループに属する無線通信装置に個別に再送する必要がなくなり、ネットワークの混雑を緩和することができる。
このように、本技術の実施の形態では、情報処理装置100以外の信号発信器に関する距離および信号強度を用いて無線通信装置を適切にグループ化することができる。例えば、情報処理装置100および無線通信装置間に遮蔽物がなく、無線通信装置間に遮蔽物があるような場合には、それらの無線通信装置を同一のグループとしないようにすることができる。
なお、本技術の実施の形態では、情報処理装置100がグループ化の決定を行う例を示したが、無線通信装置がグループ化の決定を行うようにしてもよい。例えば、無線通信装置は、情報処理装置100が保持する各データベースの内容を情報処理装置100から取得し、この内容に基づいてグループ化の決定を行うことができる。また、無線通信装置は、情報処理装置100が保持する各データベースに相当するデータベースを、自装置で保持し、この保持されているデータベースに基づいてグループ化の決定を行うことができる。この場合には、自装置で保持するデータベースに格納するための情報を、情報処理装置100または他の無線通信装置から取得する必要がある。
なお、本技術の実施の形態では、無線ネットワークの接続形態として、親機として機能する情報処理装置100(アクセスポイント)と、これに接続する無線通信装置201乃至205(子機として機能)とから構成されるネットワークの例を示した。ただし、無線ネットワークの接続形態は、これらに限定されない。例えば、無線通信装置同士が直接接続することにより構築されるメッシュネットワークと呼ばれる接続形態にも、本技術の実施の形態を適用することができる。この場合には、各無線通信装置のうちの少なくとも1つが親機として機能し、周辺監視報告のリクエストおよび受け付け、各無線通信装置のグループ化、グループの確からしさの算出、代表装置の選択等を行う。また、これらの各処理については、1つの無線通信装置が全部の処理を行うようにしてもよく、複数の無線通信装置により各処理を行うようにしてもよい。
また、OBSS(Overlapping Basic Service Set)環境において無線通信装置をグループ化する場合についても、本技術の実施の形態を適用することができる。この例を図17に示す。
[通信システムの構成例]
図17は、本技術の実施の形態における通信システム30のシステム構成例を示す図である。図17では、主に、無線ネットワークの接続形態の一例を示す。
通信システム30は、情報処理装置401乃至403と、無線通信装置501乃至506とを備える。なお、情報処理装置401乃至403は、図1等に示す情報処理装置100に対応する。また、無線通信装置501乃至506は、図1等に示す無線通信装置201乃至205に対応する。
また、図17では、無線通信を利用して情報処理装置401が直接通信することができる範囲を情報伝達範囲32として示す。この情報伝達範囲32は、情報処理装置401を基準とした場合における情報伝達範囲(サービス範囲)である。同様に、図17では、無線通信を利用して情報処理装置402が直接通信することができる範囲を情報伝達範囲31とし、無線通信を利用して情報処理装置403が直接通信することができる範囲を情報伝達範囲33として示す。
例えば、情報処理装置401は、無線通信装置501乃至504と接続中であり、情報処理装置402は、無線通信装置505と接続中であり、情報処理装置403は、無線通信装置506と接続中であるものとする。
また、無線通信装置502、503は、情報伝達範囲31に含まれるため、情報処理装置402からの信号(例えば、ビーコン)を受信することができるものとする。また、無線通信装置501、504は、情報伝達範囲33に含まれるため、情報処理装置403からの信号(例えば、ビーコン)を受信することができるものとする。
また、無線通信装置502、503は、無線通信装置505からの信号を受信することができるものとする。また、無線通信装置501、504は、無線通信装置506からの信号を受信することができるものとする。
このような場合に、無線通信装置502は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402からの信号(例えば、ビーコン)を受信すると、情報処理装置402に関する情報を発見済機器データベースに記録する。この発見済機器データベースは、図3に示す発見済機器データベース330に対応する。そして、無線通信装置502は、発見済機器データベースの内容を、自装置が接続中の情報処理装置401に送信して報告する。このように、無線通信装置502は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402からの信号(例えば、ビーコン)を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
同様に、無線通信装置503は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402からの信号(例えば、ビーコン)を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
同様に、無線通信装置501、504は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置403からの信号(例えば、ビーコン)を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
また、無線通信装置502は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402に接続している無線通信装置505からの信号を受信すると、無線通信装置505に関する情報を発見済機器データベースに記録する。この発見済機器データベースは、図3に示す発見済機器データベース330に対応する。そして、無線通信装置502は、発見済機器データベースの内容を、自装置が接続中の情報処理装置401に送信して報告する。このように、無線通信装置502は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402に接続している無線通信装置505からの信号を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
同様に、無線通信装置503は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置402に接続している無線通信装置505の信号を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
同様に、無線通信装置501、504は、自装置が接続中の情報処理装置401以外の情報処理装置403に接続している無線通信装置506からの信号を受信し、その受信した信号の電波強度等を自装置が接続中の情報処理装置401に報告する。
また、情報処理装置401は、自装置に接続中の無線通信装置501乃至504からの報告を受信する毎に、その受信した報告内容を受信結果データベースに記録する。この受信結果データベースは、図10に示す受信結果データベース130に対応する。この受信結果データベースに記録される報告内容は、例えば、情報処理装置402、403の信号の受信状況、情報処理装置402、403に接続中の無線通信装置505、506の信号の受信状況である。そして、情報処理装置401は、その記録された報告内容に基づいて、自装置に接続中の無線通信装置501乃至504をグループ化する。
例えば、情報処理装置401は、自装置に接続中の無線通信装置501乃至504のうち、信号を受信することができる機器(例えば、情報処理装置402、403、無線通信装置505、506)が共通する機器をグループ化することができる。この場合に、例えば、信号強度が閾値を基準として強い信号を受信した機器のみをグループ化の対象とすることができる。また、例えば、機器間の距離(無線通信装置501乃至504の何れかと、無線通信装置505、506、情報処理装置402、403の何れかとの距離)が閾値を基準として近い機器のみをグループ化の対象とすることができる。
例えば、点線の楕円42で示すように、情報処理装置402および無線通信装置505の信号を受信することができる無線通信装置502および無線通信装置503をグループ化することができる。また、例えば、点線の楕円41で示すように、情報処理装置403および無線通信装置506の信号を受信することができる無線通信装置501および無線通信装置504をグループ化することができる。
また、例えば、上述したように、グループの確からしさを算出し、その算出されたグループの確からしさに基づいてグループを決定するようにしてもよい。例えば、上述したように、グループの確からしさ(グループ候補の評価値)を算出し、その算出されたグループ候補の評価値に基づいてグループ候補をグループとするか否かを判断することができる。
このように、無線通信装置501乃至504は、第1通信方式を利用して情報処理装置401との間で無線通信を行う。この場合に、情報処理装置401の制御部(図9に示す制御部120に相当)は、無線通信装置501乃至504について、第1通信方式を用いて無線通信装置501乃至504のそれぞれにより取得された第1通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行うことができる。
ここで、環境情報は、第1通信方式を用いて無線通信装置(無線通信装置501乃至504の何れか)により発見された第2情報処理装置およびその無線通信装置間の信号強度に関する情報と、第2情報処理装置およびその無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含むようにしてもよい。ここで、第2情報処理装置は、例えば、無線LANのOBSS環境において、無線通信装置501乃至504が接続(Association)している情報処理装置401とは異なる情報処理装置402、403を意味する。この場合に、情報処理装置401の制御部は、その信号強度に関する情報と、その距離に関する情報とのうちの少なくとも1つに基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。例えば、情報処理装置401の制御部は、その信号強度に関する情報と閾値との比較結果に基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。また、例えば、情報処理装置401の制御部は、その距離に関する情報と閾値との比較結果に基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。
また、環境情報は、第1通信方式を用いて無線通信装置(無線通信装置501乃至504の何れか)により発見された第2無線通信装置およびその無線通信装置間の信号強度に関する情報と、第2無線通信装置およびその無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含むようにしてもよい。ここで、第2無線通信装置は、例えば、無線LANのOBSS環境において、無線通信装置501乃至504が接続(Association)している情報処理装置401とは異なる情報処理装置402、403に接続している無線通信装置505、506を意味する。この場合に、情報処理装置401の制御部は、その信号強度に関する情報と、その距離に関する情報とのうちの少なくとも1つに基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。例えば、情報処理装置401の制御部は、その信号強度に関する情報と閾値との比較結果に基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。また、例えば、情報処理装置401の制御部は、その距離に関する情報と閾値との比較結果に基づいて無線通信装置501乃至504をグループ化することができる。
<2.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、情報処理装置100、無線通信装置201乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、情報処理装置100、無線通信装置201乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、情報処理装置100、無線通信装置201乃至205、電子機器211乃至216、電子機器221、222は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、情報処理装置100は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、情報処理装置100は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、情報処理装置100は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[2−1.第1の応用例]
図18は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図18の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図18に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図18に示したスマートフォン900において、図2を用いて説明した通信部310及び制御部320、図9を用いて説明した通信部110及び制御部120は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。例えば、グループ化による無線資源の効率利用により、バッテリー918の電力消費を低減することができる。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[2−2.第2の応用例]
図19は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図19の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図19に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図19に示したカーナビゲーション装置920において、図2を用いて説明した通信部310及び制御部320、図9を用いて説明した通信部110及び制御部120は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、無線通信インタフェース933は、上述した情報処理装置100として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[2−3.第3の応用例]
図20は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インタフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図20に示した無線アクセスポイント950において、図9を用いて説明した通信部110及び制御部120は、無線通信インタフェース963において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ951において実装されてもよい。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、前記第1通信方式とは異なる無線通信方式である第2通信方式を用いて前記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された前記第2通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置。
(2)
前記環境情報は、前記第2通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、当該電子機器および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、
前記制御部は、前記信号強度に関する情報および前記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記複数の無線通信装置をグループ化する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記環境情報は、前記第2通信方式、または、前記第1通信方式および前記第2通信方式の何れとも異なる無線通信方式である他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の通信方式の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて前記グループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(4)
前記環境情報は、前記第2通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の受信電力に関する情報とを含み、
前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和と、前記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて前記グループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(5)
前記環境情報は、前記第2通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、当該無線通信装置から前記電子機器までの推定距離に関する情報とを含み、
前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置から電子機器までの推定距離の総和と、前記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて前記グループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(6)
前記情報処理装置は、前記環境情報を取得した無線通信装置から当該環境情報を受信し、
前記制御部は、前記受信した環境情報と当該環境情報を送信した無線通信装置とが紐付けられている情報を用いて前記複数の無線通信装置をグループ化する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(7)
前記無線通信装置は、当該無線通信装置の周囲に存在する前記第2通信方式に対応する電子機器に関する前記環境情報を取得し、当該取得された環境情報を前記第1通信方式を用いて前記情報処理装置に送信する前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記無線通信装置は、前記第2通信方式を用いて当該無線通信装置により発見された電子機器の前記第2通信方式で割り当てられた識別情報と、前記電子機器に関する信号強度と、前記信号強度に基づいて推定される当該無線通信装置から前記電子機器までの距離とを、前記電子機器に関する前記環境情報として取得し、当該取得された環境情報を前記第1通信方式を用いて前記情報処理装置に送信する前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記無線通信装置は、当該無線通信装置の周囲に存在する前記第1通信方式および前記第2通信方式に対応する電子機器に関する前記第1通信方式および前記第2通信方式のそれぞれの識別情報を紐付け、当該紐付けられた前記電子機器に関する識別情報を前記第1通信方式を用いて前記情報処理装置に送信する前記(1)から(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、前記無線通信装置の前記第1通信方式および前記第2通信方式のそれぞれの識別情報と、当該無線通信装置を発見した他の無線通信装置により取得された環境情報とを用いて前記複数の無線通信装置をグループ化する前記(1)に記載の情報処理装置。
(11)
前記制御部は、前記グループ化により同一グループとされた無線通信装置の中から代表装置をグループ毎に選択する前記(1)から(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、前記情報処理装置に接続される無線通信装置に対するマルチキャスト伝送を行う場合に前記代表装置からのみ確認応答を受信する前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、マルチキャスト伝送に対する前記無線通信装置から再送要求を受け付けた場合には、当該無線通信装置が属するグループに応じた変調および誤り訂正符号化方式により再送を行う前記(1)から(12)のいずれかに記載の情報処理装置。
(14)
第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、前記第1通信方式を用いて前記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された前記第1通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備する情報処理装置。
(15)
前記環境情報は、前記第1通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された当該無線通信装置が接続している前記情報処理装置とは異なる情報処理装置である第2情報処理装置および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、前記第2情報処理装置および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、
前記制御部は、前記信号強度に関する情報および前記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記複数の無線通信装置をグループ化する
前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記環境情報は、前記第1通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された当該無線通信装置が接続している前記情報処理装置とは異なる情報処理装置である第2情報処理装置に接続している当該無線通信装置とは異なる無線通信装置である第2無線通信装置および当該無線通信装置間の信号強度に関する情報と、前記第2無線通信装置および当該無線通信装置間の距離に関する情報とのうちの少なくとも1つを含み、
前記制御部は、前記信号強度に関する情報および前記距離に関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて前記複数の無線通信装置をグループ化する
前記(14)に記載の情報処理装置。
(17)
第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、前記第1通信方式とは異なる無線通信方式である第2通信方式を用いて前記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された前記第2通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化する情報処理方法。
(18)
第1通信方式を利用して情報処理装置との間で無線通信を行う複数の無線通信装置について、前記第1通信方式とは異なる無線通信方式である第2通信方式を用いて前記複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された前記第2通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化する手順をコンピュータに実行させるプログラム。
10 通信システム
20 遮蔽物
100 情報処理装置
110 通信部
111 アンテナ
120 制御部
130 受信結果データベース
140 発信器データベース
150 紐付けデータベース
160 グループデータベース
170 グループ得点データベース
201〜205 無線通信装置
211〜216、221、222 電子機器
310 通信部
311 アンテナ
320 制御部
330 発見済機器データベース
340 紐付けデータベース
900 スマートフォン
901 プロセッサ
902 メモリ
903 ストレージ
904 外部接続インタフェース
906 カメラ
907 センサ
908 マイクロフォン
909 入力デバイス
910 表示デバイス
911 スピーカ
913 無線通信インタフェース
914 アンテナスイッチ
915 アンテナ
917 バス
918 バッテリー
919 補助コントローラ
920 カーナビゲーション装置
921 プロセッサ
922 メモリ
924 GPSモジュール
925 センサ
926 データインタフェース
927 コンテンツプレーヤ
928 記憶媒体インタフェース
929 入力デバイス
930 表示デバイス
931 スピーカ
933 無線通信インタフェース
934 アンテナスイッチ
935 アンテナ
938 バッテリー
941 車載ネットワーク
942 車両側モジュール
950 無線アクセスポイント
951 コントローラ
952 メモリ
954 入力デバイス
955 表示デバイス
957 ネットワークインタフェース
958 有線通信ネットワーク
963 無線通信インタフェース
964 アンテナスイッチ
965 アンテナ

Claims (11)

  1. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて前記評価値を算出する
    情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記無線通信装置から当該環境情報を受信し、
    前記制御部は、前記発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の通信方式の数と、前記信号強度とに基づいて前記評価値を算出し、
    前記制御部は、前記受信した環境情報と当該環境情報を送信した無線通信装置とが紐付けられている情報を用いて前記複数の無線通信装置をグループ化する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記グループ化により同一グループとされた無線通信装置の中から代表装置をグループ毎に選択する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記情報処理装置に接続される無線通信装置に対するマルチキャスト伝送を行う場合に前記代表装置からのみ確認応答を受信する請求項記載の情報処理装置。
  5. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記制御部は、前記無線通信装置の前記無線通信方式の識別情報と、当該無線通信装置を発見した他の無線通信装置により取得された環境情報とを用いて前記複数の無線通信装置をグループ化する
    情報処理装置。
  6. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記制御部は、マルチキャスト伝送に対する前記無線通信装置から再送要求を受け付けた場合には、当該無線通信装置が属するグループに応じた変調および誤り訂正符号化方式により再送を行う
    情報処理装置。
  7. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の受信電力に関する情報とを含み、
    前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置の受信電力の総和と、前記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて前記グループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断する
    情報処理装置。
  8. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化するための制御を行う制御部を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、当該無線通信装置から前記電子機器までの推定距離に関する情報とを含み、
    前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置から電子機器までの推定距離の総和と、前記グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置の数とに基づいて前記グループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断する
    情報処理装置。
  9. 制御部が、複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化する情報処理方法であって、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記制御部は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて前記評価値を算出する
    情報処理方法。
  10. 複数の無線通信装置のそれぞれにより取得された無線通信方式に関する環境情報に基づいてグループ化する手順をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記手順において、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記手順において、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の通信方式の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて前記評価値を算出する
    プログラム。
  11. 第1通信方式とは異なる無線通信方式である第2通信方式を用いて前記第2の通信方式に関する環境情報を取得し、前記第1の通信方式を利用した無線通信により前記環境情報を送信する複数の無線通信装置と、
    前記環境情報を受信して前記環境情報に基づいて前記複数の無線通信装置をグループ化するための制御を行う情報処理装置と
    を具備し、
    前記環境情報は、前記無線通信方式と異なる他の通信方式を用いて前記無線通信装置により発見された電子機器の識別情報と、前記電子機器の信号強度に関する情報とを含み、
    前記情報処理装置は、前記環境情報に基づいてグループ候補の評価値を算出し、前記評価値に基づいて前記グループ候補をグループとするか否かを判断し、
    前記情報処理装置は、グループ候補となる各無線通信装置が共通に発見した電子機器の数と、前記グループ候補となる各無線通信装置が発見した電子機器の信号強度とに基づいて前記評価値を算出する
    通信システム。
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