JP6819294B2 - 情報処理装置、無線通信装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、無線通信装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本技術は、無線通信装置に関する。詳しくは、無線通信に関する情報を扱う情報処理装置、無線通信装置および情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来、無線通信を利用して各種データのやり取りを行う無線通信技術が存在する(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
例えば、無線LAN(Local Area Network))を利用して、無線通信装置および基地局間でデータ通信を行うことができる。この場合には、そのデータ通信を行う前に、Associationと呼ばれる手続きを行う。このAssociationを行うことにより、無線通信装置および基地局が1対1に紐付けられる。
国際公開第2013/068559号パンフレット
ETSI GS LTN 003 V1.1.1 (2014-09)
上述の従来技術では、無線通信装置が送信したデータを、複数の基地局が受信する可能性がある。ただし、Associationにより、無線通信装置および基地局が1対1に紐付けられるため、その紐付け関係に基づいて、基地局がACK(ACKnowledgement)応答を行うか否かを決定することができる。これにより、複数の基地局がACK送信を行うことによる干渉を防止することができる。
ここで、近年では、無線通信装置は、小型化、長時間駆動が求められている。例えば、一般に、携帯型の無線通信装置は、限られたバッテリーで動作するため、無線通信装置の消費電力を低減することが重要である。そこで、Associationのような手順を省略することにより、無線通信装置の消費電力を低減することができると考えられる。
しかしながら、Associationを省略してデータ送信を行う無線システムでは、無線通信装置からの送信信号を複数の基地局で受信され得る。この場合に、それぞれの基地局が受信結果に基づいて受信応答(ACK)を返信すると、複数の基地局がACKを送信する可能性が高くなる。このため、無線通信装置がACKを受信する場合に干渉が発生するおそれがある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、応答信号による干渉を低減させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、上記信号に応答する応答信号の上記無線通信装置への送信を自律的に制御する制御部を具備する情報処理装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、その信号に応答する応答信号の無線通信装置への送信を自律的に制御するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記信号の受信信号強度に基づいて、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するか否かを決定するようにしてもよい。これにより、信号の受信信号強度に基づいて、応答信号を無線通信装置に送信するか否かを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記信号の受信信号強度と閾値との比較結果に基づく決定方法とランダムに決定する決定方法とを用いて、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するか否かを決定するようにしてもよい。これにより、信号の受信信号強度と閾値との比較結果と、乱数に基づく決定処理とに基づいて、応答信号を無線通信装置に送信するか否かを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定するようにしてもよい。これにより、応答信号を無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記信号の受信信号強度が所定範囲内の値である場合には、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定するようにしてもよい。これにより、信号の受信信号強度が所定範囲内の値である場合には、その応答信号を無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定するようにしてもよい。これにより、応答信号を無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記信号の受信信号強度と閾値との比較結果に基づく決定方法とランダムに決定する決定方法とを用いて、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するタイミングを決定するようにしてもよい。これにより、信号の受信信号強度と閾値との比較結果と、乱数に基づく決定処理とに基づいて、応答信号を無線通信装置に送信するタイミングを決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記信号の受信信号強度に基づいて上記応答信号を上記無線通信装置に送信するか否かを決定し、上記応答信号を上記無線通信装置に送信することが決定された場合に、上記応答信号を上記無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定するようにしてもよい。これにより、信号の受信信号強度に基づいて応答信号を無線通信装置に送信するか否かを決定し、応答信号を無線通信装置に送信することが決定された場合に、応答信号を無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定するという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、無線通信を利用して情報処理装置に信号を送信する場合に、上記信号に応答する応答信号を上記情報処理装置が当該無線通信装置に送信するか否かを決定する決定方法と上記応答信号の送信タイミングを決定する決定方法とのうちの少なくとも1つを指定する制御部を具備する無線通信装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、無線通信を利用して情報処理装置に信号を送信する場合に、その信号に応答する応答信号を情報処理装置が無線通信装置に送信するか否かを決定する決定方法と、その応答信号の送信タイミングを決定する決定方法とのうちの少なくとも1つを指定するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記制御部は、上記決定方法を指定するための情報を上記信号に含めて送信するようにしてもよい。これにより、決定方法を指定するための情報を信号に含めて送信するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記制御部は、上記送信タイミングを決定する決定方法を指定した場合には、当該決定方法に対応する上記応答信号の待ち時間を設定するようにしてもよい。これにより、送信タイミングを決定する決定方法を指定した場合には、その決定方法に対応する応答信号の待ち時間を設定するという作用をもたらす。
本技術によれば、応答信号による干渉を低減させることができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における基地局200の機能構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100がデータ送信を行う場合におけるデータフレームの構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各装置と各装置間で送受信される情報との関係を時系列で示す図である。 本技術の第1の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における通信システム10を構成する各装置と各装置間で送受信される情報との関係を時系列で示す図である。 本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第3の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第4の実施の形態における無線通信装置100がデータ送信を行う場合におけるデータフレームの構成例を示す図である。 本技術の第4の実施の形態における通信システム10を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。 本技術の第4の実施の形態における無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第4の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(ACK送信するか否かを基地局毎に決定する例)
2.第2の実施の形態(ACKを送信するタイミングを基地局毎に決定する例)
3.第3の実施の形態(ACK送信するか否かを決定し、ACK送信をすると決定された場合に、ACKを送信するタイミングを決定する例)
4.第4の実施の形態(ACK送信に関する決定方法を無線通信装置側で指定する例)
5.応用例
<1.第1の実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1および図2は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。
通信システム10は、無線通信装置100と、基地局200と、基地局300とを備える。図1および図2では、無線通信を利用して情報のやりとりを行うことができる装置間の通信経路を点線の矢印で模式的に示す。なお、基地局200および基地局300は、請求の範囲に記載の情報処理装置の一例である。
また、図1には、無線通信装置100および基地局200間の距離と、無線通信装置100および基地局300間の距離とが略同一となる位置に無線通信装置100が存在する場合の例を示す。また、図2には、無線通信装置100および基地局200間の距離よりも、無線通信装置100および基地局300間の距離が近くなる位置に無線通信装置100が存在する場合の例を示す。
無線通信装置100は、例えば、無線通信機能を備える携帯型や固定型の情報処理装置や電子機器である。なお、携帯型の情報処理装置(電子機器)は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報処理装置であり、固定型の情報処理装置(電子機器)は、例えば、プリンタ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
また、無線通信装置100は、例えば、消費電力が少ない電子機器とすることができる。この消費電力が少ない電子機器は、例えば、センサデータ(例えば、脈拍、体温、位置)を送信するBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)とすることができる。また、その電子機器は、人に装着することが可能な機器とすることができる。例えば、その電子機器は、装着されている人の急激な変化を検出してその変化に基づいてその人が倒れたことを検出する機器や、心臓発作等を検出する機器とすることができる。これらの検出情報については、その検出時または定期的に基地局200、300を介して他の情報処理装置(例えば、管理サーバ)に送信される。例えば、緊急通報(例えば、人間の生命に係わる情報(例えば、心臓発作を通知するための情報、倒れたことを通知するための情報))については、その検出時に基地局200、300を介して他の情報処理装置に送信される。
なお、無線通信装置100の構成例については、図3を参照して詳細に説明する。また、基地局200、300の構成例については、図4を参照して詳細に説明する。
なお、図1および図2では、2つの基地局200および基地局300を備える通信システム10の例を示すが、3以上の基地局を備える通信システムについても、本技術の第1の実施の形態を適用することができる。また、図1および図2では、1つの無線通信装置100を備える通信システム10の例を示すが、2以上の無線通信装置を備える通信システムについても、本技術の第1の実施の形態を適用することができる。
また、通信システム10は、基地局200、基地局300を送信機とし、無線通信装置100を受信機として把握することができる。また、通信システム10は、基地局200、基地局300を受信機とし、無線通信装置100を送信機としても把握することができる。
[無線通信装置の構成例]
図3は、本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。
無線通信装置100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130と、操作受付部140と、表示部150と、電源供給部160とを備える。
通信部110は、アンテナ(図示せず)を介して、電波の送受信を行うためのモジュール(例えば、無線LAN(Local Area Network)モデム)である。例えば、通信部110は、無線LANの通信方式により無線通信を行うことができる。
例えば、通信部110は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11、IEEE802.15、IEEE802.16、3GPP(3rd Generation Partnership Project)仕様(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、WiMAX2、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Advanced))に準拠した通信方式により無線通信を行うことができる。また、例えば、通信部110は、他の公衆網(携帯網)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、BLE、ANT(2.4GHz帯での超低消費電力型の近距離ネットワークのプロトコル)等の通信方式により無線通信を行うことができる。
そして、通信部110は、無線通信機能を利用して各種情報のやり取りを行うことができる。例えば、各装置間で無線LANを用いた無線通信を行うことができる。この無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity) Direct、TDLS(Tunneled Direct Link Setup)、アドホックネットワーク、メッシュネットワークを用いることができる。
制御部120は、記憶部130に格納されている制御プログラムに基づいて無線通信装置100の各部を制御するものである。制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。また、例えば、制御部120は、送受信した情報の信号処理を行う。
また、例えば、制御部120は、無線通信を利用して基地局200、300に信号を送信する場合に、その信号に応答する応答信号(ACK(ACKnowledgement))の送信に関する決定方法を指定することができる。例えば、制御部120は、その応答信号(ACK)を基地局200、300が無線通信装置100に送信するか否かを決定する決定方法を指定することができる。また、例えば、制御部120は、その応答信号(ACK)の送信タイミングを決定する決定方法を指定することができる。これらの決定方法の指定については、本技術の第4の実施の形態で詳細に説明する。
記憶部130は、各種情報を格納するメモリである。例えば、記憶部130には、無線通信装置100が所望の動作を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム)が格納される。
操作受付部140は、ユーザにより行われた操作入力を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作入力に応じた操作情報を制御部120に出力する。操作受付部140は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、センサ(例えば、タッチインタフェース)により実現される。
表示部150は、制御部120の制御に基づいて各種情報を出力する表示部である。表示部150として、例えば、有機EL(Electro Luminescence)パネル、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示パネルを用いることができる。なお、操作受付部140および表示部150については、使用者がその指を表示面に接触または近接することにより操作入力を行うことが可能なタッチパネルを用いて一体で構成することができる。
電源供給部160は、制御部120の制御に基づいて、無線通信装置100の各部に電源を供給するものである。電源供給部160は、例えば、無線通信装置100に内蔵されるバッテリー、または、無線通信装置100に装着可能なバッテリーである。また、制御部120は、バッテリー残量を推定する機能を備え、推定されたバッテリー残量を随時取得することができる。
[基地局の構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態における基地局200の機能構成例を示すブロック図である。なお、基地局300の機能構成については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
基地局200は、通信部210と、制御部220と、記憶部230とを備える。
通信部210は、アンテナ(図示せず)を介して、電波の送受信を行うためのものである。例えば、通信部210は、無線通信装置100に対応する通信方式(例えば、無線LAN)により無線通信を行う。
例えば、通信部210は、上述したように、IEEE802.11、IEEE802.15、IEEE802.16、3GPP仕様に準拠した通信方式により無線通信を行うことができる。そして、通信部210は、無線通信機能を利用して各種情報のやり取りを行うことができる。
制御部220は、記憶部230に格納されている制御プログラムに基づいて基地局200の各部を制御するものである。制御部220は、例えば、CPUにより実現される。また、例えば、制御部220は、送受信した情報の信号処理を行う。
また、例えば、制御部220は、無線通信を利用した無線通信装置100からの信号を受信した場合に、その信号に応答する応答信号(ACK)の無線通信装置100への送信を自律的に制御することができる。
記憶部230は、各種情報を格納するメモリである。例えば、記憶部230には、基地局200が所望の動作を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム)が格納される。
[データフレームの構成例]
図5は、本技術の第1の実施の形態における無線通信装置100がデータ送信を行う場合におけるデータフレームの構成例を示す図である。図5では、通信方式として、無線LANを用いる場合におけるデータフレームの構成例を示す。
データフレームは、例えば、Preamble401と、SFD(Sync Frame Detection)402と、端末ID(identification)403と、情報404とにより構成される。
Preamble401は、受信側の装置(例えば、基地局)が、無線信号として検出するための既知パターンである。例えば、受信側の装置は、既知パターンと受信信号との相関を計算することにより、無線信号の有無を検出することができる。
SFD402は、データフレームの切れ目を示す既知パターンである。例えば、受信側の装置は、既知パターンとの相関を計算することにより、データフレームの切れ目を検出することができる。そして、受信側の装置は、データフレームの切れ目を検出することにより、後続のデータの意味を解釈することができる。
端末ID403は、データフレームを送信する無線通信装置100の固有IDである。端末ID403として、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスを使用することができる。また、端末ID403として、他の端末識別情報を使用するようにしてもよい。
情報404は、無線通信装置100から基地局に対して送信するデータである。例えば、無線通信装置100により取得されたデータ(例えば、センサデータ)が、情報404として基地局に送信される。
ここで、無線通信装置および基地局間でデータ通信を行う場合について説明する。
例えば、IEEE802.11(例えば、無線LAN)では、無線通信装置および基地局間でデータ通信を行う場合には、そのデータ通信を行う前に、Associationと呼ばれる手続きを行う。このAssociationを行うことにより、無線通信装置および基地局が1対1に紐付けられる。
例えば、無線通信装置が送信したデータが、複数の基地局において受信され得る。ただし、Associationにより、無線通信装置および基地局が1対1に紐付けられるため、その紐付け関係に基づいて、基地局がACK応答を行うか否かを決定することができる。これにより、複数の基地局がACK送信を行うことによる干渉を防止することができる。
また、無線通信装置の消費電力の観点でみると、Associationの手続きが必要になるため、余分な電力を消費することになる。例えば、無線通信装置が移動する場合を想定する。例えば、無線通信装置が移動することにより、基地局の無線伝送範囲を超えた場合には、他の基地局との間でAssociationを再度行う必要がある。この場合には、さらに電力を消費することになる。
ここで、無線センサーネットワーク等では、無線通信装置は、小型化、長時間駆動が求められている。例えば、一般に、携帯型の無線通信装置は、限られたバッテリーで動作するため、無線通信装置の消費電力を低減することが重要である。そこで、Associationのような手順を省略することにより、無線通信装置の消費電力を低減することができると考えられる。
しかしながら、Associationを省略してデータ送信を行う無線システムでは、無線通信装置からの送信信号を複数の基地局で受信され得る。この場合に、それぞれの基地局が受信結果に基づいて受信応答(ACK)を返信すると、複数の基地局がACKを送信する可能性が高くなる。このため、無線通信装置がACKを受信する場合に干渉が発生するおそれがある。
そこで、本技術の実施の形態では、無線通信装置がACKを受信する場合に、そのACKによる干渉を低減させる例を示す。
[無線通信装置および基地局間の通信例]
図6は、本技術の第1の実施の形態における通信システム10を構成する各装置と各装置間で送受信される情報との関係を時系列で示す図である。なお、図6において、横軸は時間軸を示す。また、各装置により送信されるデータを、時間軸上の実線の矩形で模式的に表し、各装置により受信されるデータを、時間軸上の点線の矩形で模式的に表す。
例えば、無線通信装置100がデータ送信を行う場合を想定する(411)。この場合には、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(411)は、基地局200および基地局300で受信される(412、413)。
このように、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(411)を受信した基地局200および基地局300のそれぞれは、そのデータフレームに対するACKを送信するか否かを決定する。すなわち、ACK送信をするか否かを基地局毎に決定する。この決定方法については、図7を参照して詳細に説明する。
図6では、基地局200がACKを送信すると決定し、基地局300がACKを送信しないと決定した場合の例を示す。この場合には、基地局200は、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(411)に対するACKを送信する(414、415)。しかし、基地局300は、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(411)に対するACKを送信しない。
このように、基地局200からACKが送信された場合には、無線通信装置100は、そのACKを受信する(415)。これにより、無線通信装置100は、送信したデータフレームに対する受信応答を得ることができる(415)。
[基地局の動作例]
図7は、本技術の第1の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7では、基地局200が、無線通信装置100から送信されたデータフレームを受信した場合における動作例を示す。なお、基地局300の動作例については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
最初に、基地局200の制御部220は、受信したデータフレームの受信電力(受信信号強度)を測定する(ステップS801)。なお、受信電力は、請求の範囲に記載の受信信号強度の一例である。
ここで、受信電力は、データフレームを送信した無線通信装置と基地局との間の伝搬状況に応じて異なる値となる。例えば、受信電力は、一般に、データフレームを送信した無線通信装置と基地局との間の距離に応じた値となる。例えば、無線通信装置および基地局間の距離が近距離である場合には、受信電力は大きい値となる。一方、無線通信装置および基地局間の距離が遠距離である場合には、受信電力は小さい値となる。ただし、データフレームを送信した無線通信装置の周囲に存在する反射体、無線通信装置および基地局間に存在する物体等の影響により、受信電力が増減することがある。また、データフレームを送信した無線通信装置が移動している場合にも、その無線通信装置の周囲に存在する反射体等の影響により、受信電力が増減することもある。
受信電力として、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)、SNR(Signal to Noise Ratio)を用いることができる。
続いて、制御部220は、その測定された受信電力と閾値TH1とを比較し、その受信電力が閾値TH1よりも大きいか否かを判断する(ステップS802)。そして、その受信電力が閾値TH1よりも大きい場合には(ステップS802)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信すると決定する(ステップS807)。
また、その受信電力が閾値TH1以下である場合には(ステップS802)、制御部220は、その受信電力と閾値TH2(ただし、TH2<TH1)とを比較し、その受信電力が閾値TH2よりも小さいか否かを判断する(ステップS803)。そして、その受信電力が閾値TH2よりも小さい場合には(ステップS803)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信しないと決定する(ステップS806)。
また、その受信電力が閾値TH2以上である場合(すなわち、その受信電力が閾値TH1以下であり、かつ、閾値TH2以上である場合)には(ステップS803)、制御部220は、ACK送信をするか否かをランダムに決定する(ステップS804乃至S807)。
例えば、制御部220は、0乃至1の範囲の一様乱数を生成する(ステップS804)。そして、制御部220は、その生成された一様乱数(0乃至1)と閾値TH3(ただし、0<TH3<1)とを比較し、その一様乱数(0乃至1)が閾値TH3よりも大きいか否かを判断する(ステップS805)。そして、その一様乱数(0乃至1)が閾値TH3よりも大きい場合には(ステップS805)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信すると決定する(ステップS807)。
また、その一様乱数(0乃至1)が閾値TH3以下である場合には(ステップS805)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信しないと決定する(ステップS806)。なお、ステップS801乃至S807は、請求の範囲に記載の制御する手順の一例である。
ここで、閾値TH1および閾値TH2は、TH2<TH1となる値である。例えば、閾値TH1および閾値TH2は、基地局200の受信電力の推定誤差に基づいて設定することができる。例えば、基地局200の受信電力の推定誤差が10dBである場合には、閾値TH1および閾値TH2の差を10dBとすることができる。
また、閾値TH1および閾値TH2は、例えば、基地局200が設置されている環境に応じて設定することができる。例えば、都市部および農村部を比較した場合には、電波の減衰率が異なることが想定される。例えば、都市部では、建築物等により見通しが悪いことが多いため、電波の減衰率が高いと推定される。一方、農村部では、建築物等がないこと等により見通しがよいため、電波の減衰率が低いと推定される。そこで、これらの電波の減衰率を考慮して閾値TH1および閾値TH2を設定することができる。すなわち、基地局200に関する位置情報に基づいて閾値TH1および閾値TH2を設定することができる。
また、閾値TH3は、0から1の範囲の値である。閾値TH3は、例えば、基地局200の周囲に存在する基地局(例えば、基地局200の電波到達範囲に存在する基地局)の数に依存して決定することができる。例えば、閾値TH3を、TH3=1−1/N(Nは、基地局200の周囲に存在する基地局の数(ただし、基地局200を含む))により求めることができる。
ここで、図2に示す例を参照して、ACK送信をするか否かについて説明する。例えば、図2に示す位置に無線通信装置100が存在する場合には、無線通信装置100は基地局300に近接しているため、基地局300により測定される受信電力(無線通信装置100からのデータフレームの受信電力)は大きくなることが想定される。このため、その受信電力が閾値TH1を超えることが想定される。このように、基地局300により測定される受信電力(無線通信装置100からのデータフレームの受信電力)が閾値TH1を超えた場合には、基地局300は、無線通信装置100からのデータフレームに対するACKを送信する。
また、図2に示す例では、基地局200は無線通信装置100と距離が遠いため、基地局200により測定される受信電力(無線通信装置100からのデータフレームの受信電力)は小さい値となることが想定される。このため、その受信電力が閾値TH2よりも小さくなることが想定される。このように、基地局200により測定される受信電力(無線通信装置100からのデータフレームの受信電力)が閾値TH2よりも小さい場合には、基地局200は、無線通信装置100からのデータフレームに対するACKを送信しない。
このように、無線通信装置100からのデータフレームに対するACK送信をするか否かを決定するため、基地局200および基地局300のそれぞれからのACKが干渉することを低減させることができる。
また、図1に示す例を参照して、ACK送信をするか否かについて説明する。例えば、図1に示す位置に無線通信装置100が存在する場合には、無線通信装置100および基地局200間の距離と、無線通信装置100および基地局300間の距離とが略同一となる。このため、基地局200および基地局300のそれぞれにより測定される受信電力は、略同一となることが想定される。また、基地局200および基地局300のそれぞれにより測定される受信電力は、閾値TH1および閾値TH2の間の値となる可能性もある。この場合には、基地局200および基地局300のそれぞれは、無線通信装置100からのデータフレームに対するACK送信をするか否かを、ランダムに決定する。
例えば、図1に示すように、周囲に存在する基地局が2つである場合には、閾値TH3を0.5(1−1/2)と設定することができる。この場合には、確率的に、基地局200および基地局300のうちの何れか一方の基地局に、ACKを送信する決定をさせることができる。
このように、基地局200の制御部220は、無線通信を利用した無線通信装置100からの信号を受信した場合に、その信号に応答する応答信号(ACK)の無線通信装置100への送信を自律的に制御することができる。例えば、制御部220は、その信号の受信信号強度(受信電力)に基づいて、その応答信号を無線通信装置100に送信するか否かを決定することができる。また、例えば、制御部220は、その応答信号を無線通信装置100に送信するか否かをランダムに決定することができる。この場合に、制御部220は、その信号の受信信号強度が所定範囲内(例えば、閾値TH1乃至閾値TH2の範囲内)の値である場合には、その応答信号を無線通信装置100に送信するか否かをランダムに決定することができる。
<2.第2の実施の形態>
本技術の第1の実施の形態では、ACK送信するか否かを基地局毎に決定する例を示した。本技術の第2の実施の形態では、ACKを送信するタイミングを基地局毎に決定する例を示す。
なお、本技術の第2の実施の形態における各装置の構成については、図1等に示す無線通信装置100、基地局200、300と略同一である。このため、本技術の第1の実施の形態と共通する部分については、本技術の第1の実施の形態と同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
[無線通信装置および基地局間の通信例]
図8は、本技術の第2の実施の形態における通信システム10を構成する各装置と各装置間で送受信される情報との関係を時系列で示す図である。なお、図8において、横軸は時間軸を示す。また、各装置により送信されるデータを、時間軸上の実線の矩形で模式的に表し、各装置により受信されるデータを、時間軸上の点線の矩形で模式的に表す。
例えば、無線通信装置100がデータ送信を行う場合を想定する(421)。この場合には、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(421)は、基地局200および基地局300で受信される(422、423)。
このように、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(421)を受信した基地局200および基地局300のそれぞれは、そのデータフレームに対するACKを送信するタイミングを基地局毎に決定する。このACK送信タイミングの決定方法については、図9乃至図11を参照して詳細に説明する。
このように、基地局200および基地局300のそれぞれは、そのデータフレームに対するACKを送信するタイミングを決定する。図8では、基地局200が、そのデータフレームを受信してからt1経過後にACKを送信すると決定し、基地局300が、そのデータフレームを受信してからt2経過後にACKを送信すると決定する場合の例を示す。この場合には、基地局200は、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(421)に対するACKを、そのデータフレームを受信してからt1経過後に送信する(424、425)。また、基地局300は、無線通信装置100から送信されたデータフレーム(421)に対するACKを、そのデータフレームを受信してからt2経過後に送信する(426、427)。
このように、基地局200および基地局300の双方からACKが送信された場合には、無線通信装置100は、そのACKを受信する(425、427)。これにより、無線通信装置100は、送信したデータフレームに対する受信応答を、双方の基地局から得ることができる(425、427)。
ここで、間隔t1は、間隔t2よりも小さい値とすることができる。また、間隔t2は、ACKの送信時間と間隔t1とを加算した値よりも大きい値とすることができる。すなわち、間隔t2は、間隔t1+ACKの送信時間よりも大きい値に設定することができる。例えば、間隔t2は、間隔t1+ACKの送信時間+t(ただし、t>0)とすることができる。
[基地局の動作例]
図9は、本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図9では、基地局200が、無線通信装置から送信されたデータフレームを受信した場合における動作例を示す。また、図9では、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングをランダムに決定する例を示す。また、図9では、基地局200の周囲に存在する基地局が2つの場合の例を示す。なお、基地局300の動作例については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
最初に、基地局200の制御部220は、0乃至1の範囲の一様乱数を生成する(ステップS811)。そして、制御部220は、その生成された一様乱数(0乃至1)と閾値TH4とを比較し、その一様乱数(0乃至1)が閾値TH4よりも大きいか否かを判断する(ステップS812)。
その一様乱数(0乃至1)が閾値TH4よりも大きい場合には(ステップS812)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングを間隔t1と決定する(ステップS813)。
また、その一様乱数(0乃至1)が閾値TH4以下である場合には(ステップS812)、制御部220は、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングを間隔t2と決定する(ステップS814)。
ここで、例えば、閾値TH4は、基地局200が設置されている環境に基づいて設定することができる。例えば、閾値TH4は、基地局200の周囲に存在する基地局の数に基づいて設定することができる。例えば、閾値TH4を、TH4=1−1/N(Nは、基地局200の周囲に存在する基地局の数)により求めることができる。
このように、基地局200および基地局300のそれぞれがACKを送信するタイミングを、確率的に間隔t1および間隔t2に分けることができる。これにより、ACKが干渉する可能性を低減させることができる。
このように、基地局200の制御部220は、応答信号(ACK)を無線通信装置100に送信するタイミングをランダムに決定することができる。
[基地局の動作例]
図9では、基地局200の周囲に存在する基地局が2つの場合の例を示した。ただし、基地局200の周囲に存在する基地局が3以上の場合についても、本技術の第2の実施の形態を適用することができる。そこで、図10では、基地局200の周囲に存在する基地局が3以上の場合の動作例について説明する。
図10は、本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図10では、基地局200の周囲に存在する基地局が5つの場合の例を示す。なお、図10は、図9に示す動作例の変形例であるため、図9と共通する部分については、その説明を省略する。
図10に示す各処理(ステップS821乃至S823)は、図9に示す各処理(ステップS811乃至S813)に対応する。また、図10に示す各処理(ステップS824乃至S830)は、図9に示す各処理(ステップS812乃至S814)に対応する。
ここで、閾値TH5乃至TH8と、間隔t1乃至t5について説明する。
例えば、閾値TH5乃至TH8は、基地局200が設置されている環境に基づいて設定することができる。例えば、閾値TH5乃至TH8は、基地局200の周囲に存在する基地局の数に基づいて設定することができる。例えば、閾値TH5を、TH5=1−1/Nにより求めることができる。また、例えば、閾値TH6を、TH6=1−2/Nにより求めることができる。また、例えば、閾値TH7を、TH7=1−3/Nにより求めることができる。また、例えば、閾値TH8を、TH8=1−4/Nにより求めることができる。なお、Nは、基地局200の周囲に存在する基地局の数とする。
また、間隔t1および間隔t2については、図9に示す例と同様の値とすることができる。また、間隔t3乃至t5は、間隔t2と同様に算出することができる。例えば、間隔t3は、間隔t2+ACKの送信時間よりも大きい値に設定することができる。例えば、間隔t3は、間隔t2+ACKの送信時間+t(ただし、t>0)とすることができる。また、間隔t1乃至t5については、所定規則(例えば、単純増加、単純減少)に基づいて適宜設定するようにしてもよい。
[基地局の動作例]
図9および図10では、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングをランダムに決定する例を示した。ただし、そのデータフレームの受信電力を考慮して、ACKを送信するタイミングをランダムに決定するようにしてもよい。この例を図11に示す。
図11は、本技術の第2の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図11では、基地局200が、無線通信装置から送信されたデータフレームを受信した場合における動作例を示す。また、図11では、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングを、そのデータフレームの受信電力を考慮して、ランダムに決定する例を示す。また、図11では、基地局200の周囲に存在する基地局が2つの場合の例を示す。なお、基地局300の動作例については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
最初に、基地局200の制御部220は、受信したデータフレームの受信電力を測定する(ステップS841)。続いて、基地局200の制御部220は、0乃至1の範囲の一様乱数を生成する(ステップS842)。
続いて、制御部220は、その測定された受信電力と閾値TH9とを比較し、その受信電力が閾値TH9よりも大きいか否かを判断する(ステップS843)。そして、その受信電力が閾値TH9以下である場合には(ステップS843)、ステップS844に進む。また、その受信電力が閾値TH9よりも大きい場合には(ステップS843)、ステップS847に進む。
なお、図11に示す各処理(ステップS844乃至S846、S847乃至S849)は、図9に示す各処理(ステップS812乃至S814)に対応する。
ここで、閾値TH9乃至TH11について説明する。
例えば、閾値TH9乃至TH11は、基地局200が設置されている環境に基づいて設定することができる。例えば、閾値TH9は、データフレームを送信する無線通信装置が、基地局200および他の基地局間における中心位置に存在すると仮定した場合の受信電力値(例えば、平均的な値)とすることができる。
また、例えば、閾値TH10は、1−1/Nよりも小さい値とすることができる。また、例えば、閾値TH11は、1−1/Nよりも大きい値とすることができる。なお、Nは、基地局200の周囲に存在する基地局の数とする。
また、間隔t1および間隔t2については、図9に示す例と同様の値とすることができる。なお、図11では、設定する間隔を、間隔t1および間隔t2の2種類とする例を示したが、3以上の間隔を設定するようにしてもよい。
このように、受信したデータフレームに対するACKを送信するタイミングを、そのデータフレームの受信電力を考慮して、ランダムに決定することができる。これにより、確率的に、データフレームを送信した無線通信装置の近傍に設置されている基地局が選択する間隔を短くすることができ、その無線通信装置の遠方に設置されている基地局が選択する間隔を長くすることができる。また、その無線通信装置の近傍に設置されている基地局が送信したACKの方が、その無線通信装置に到達した際の受信電力が大きいと想定される。このため、その無線通信装置の近傍に設置されている基地局が送信したACKの方が、受信成功となる可能性が高い。これにより、その無線通信装置側のACK受信時間を短くすることができる。
<3.第3の実施の形態>
本技術の第1の実施の形態では、ACK送信するか否かを基地局毎に決定する例を示した。また、本技術の第2の実施の形態では、ACKを送信するタイミングを基地局毎に決定する例を示した。
本技術の第3の実施の形態では、本技術の第1の実施の形態および本技術の第2の実施の形態を組み合わせる例を示す。すなわち、ACK送信するか否かを決定し、ACK送信をすると決定された場合に、ACKを送信するタイミングを決定する例を示す。
なお、本技術の第3の実施の形態における各装置の構成については、図1等に示す無線通信装置100、基地局200、300と略同一である。このため、本技術の第1の実施の形態と共通する部分については、本技術の第1の実施の形態と同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
[基地局の動作例]
図12は、本技術の第3の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図12では、基地局200が、無線通信装置から送信されたデータフレームを受信した場合における動作例を示す。なお、基地局300の動作例については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
最初に、基地局200の制御部220は、ACK送信決定処理を行う(ステップS851)。このACK送信決定処理は、図7に示す各処理に対応する。
続いて、制御部220は、ACK送信決定処理によりACKを送信すると決定されたか否かを判断する(ステップS852)。ACKを送信しないと決定された場合には(ステップS852)、通信処理の動作を終了する。
ACKを送信すると決定された場合には(ステップS852)、制御部220は、ACK送信タイミング決定処理を行う(ステップS853)。このACK送信タイミング決定処理は、図9乃至11に示す各処理に対応する。
このように、基地局200の制御部220は、信号の受信信号強度(受信電力)に基づいて、その応答信号を無線通信装置100に送信するか否かを決定することができる。そして、制御部220は、その応答信号を無線通信装置100に送信することが決定された場合に、その応答信号を無線通信装置100に送信するタイミングをランダム(または、受信電力を考慮して)に決定することができる。
<4.第4の実施の形態>
本技術の第1乃至第3の実施の形態では、ACK送信に関する各決定処理を基地局の制御に基づいて行う例を示した。ここで、例えば、ACK送信に関する決定方法を無線通信装置側で指定することも考えられる。
そこで、本技術の第4の実施の形態では、ACK送信に関する決定方法を無線通信装置側で指定する例を示す。
なお、本技術の第4の実施の形態における各装置の構成については、図1等に示す無線通信装置100、基地局200、300と略同一である。このため、本技術の第1の実施の形態と共通する部分については、本技術の第1の実施の形態と同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
[データフレームの構成例]
図13は、本技術の第4の実施の形態における無線通信装置100がデータ送信を行う場合におけるデータフレームの構成例を示す図である。なお、図13に示すデータフレームは、図5に示すデータフレームの変形例であり、ACK Mode1 504およびACK Mode2 505を追加した点が異なる。すなわち、図13に示すPreamble501、SFD502、端末ID503および情報506は、図5に示すPreamble401、SFD402、端末ID403および情報404に対応する。このため、ここでは、図5と異なる点を中心にして説明する。
ACK Mode1 504は、本技術の第1の実施の形態で示したACK送信決定処理(例えば、図7に示す各処理)を基地局に実行させるか否かを指定するための情報である。例えば、ACK Mode1 504を1ビットとし、上述したACK送信決定処理を基地局に実行させるか否かを「0」「1」に割り当てることができる。
例えば、上述したACK送信決定処理を基地局に実行させない指定をする場合には、ACK Mode1 504に「0」を格納する。また、上述したACK送信決定処理を基地局に実行させる指定をする場合には、ACK Mode1 504に「1」を格納する。
ACK Mode2 505は、本技術の第2の実施の形態で示したACK送信タイミング決定処理(例えば、図9乃至図11に示す各処理)を基地局に実行させるか否かを指定するための情報である。例えば、ACK Mode2 505を1ビットとし、上述したACK送信タイミング決定処理を基地局に実行させるか否かを「0」「1」に割り当てることができる。
例えば、上述したACK送信タイミング決定処理を基地局に実行させない指定をする場合には、ACK Mode2 505に「0」を格納する。また、上述したACK送信タイミング決定処理を基地局に実行させる指定をする場合には、ACK Mode2 505に「1」を格納する。
また、本技術の第3の実施の形態で示したように、ACK送信決定処理およびACK送信タイミング決定処理の双方を基地局に実行させる場合には、ACK Mode1 504およびACK Mode2 505のそれぞれに「1」を格納する。
なお、これらの指定については、ユーザが手動操作で行うようにしてもよく、無線通信装置100が自動で行うようにしてもよい。そして、無線通信装置100は、データフレームを送信する際に、そのデータフレームにACK Mode1 504およびACK Mode2 505を含めて送信する。これらの指定を無線通信装置100が自動で行う場合の動作例を図15に示す。
例えば、無線通信装置100のバッテリー残量が少ない場合等には、無線通信装置100の受信時間を短くすることが好ましい。そこで、このような場合には、本技術の第1の実施の形態で示したACK送信決定処理のみを基地局に実行させることができる。このように、本技術の第1の実施の形態で示したACK送信決定処理のみを基地局に実行させることにより、無線通信装置100は、データフレームを送信後には、短い時間だけACKの受信を待機すればよいことになる。
例えば、重要度の高いデータを通信する場合には、ACKを確実に受信することが好ましい。そこで、このような場合には、本技術の第2の実施の形態で示したACK送信タイミング決定処理のみを基地局に実行させることができる。このように、ACK送信タイミング決定処理のみを基地局に実行させることにより、無線通信装置100は、データフレームを送信後には、比較的長い時間、ACKの受信を待機することになるが、複数の基地局からのACKの受信を期待することができる。これにより、データ通信の確実性を高めることができる。
また、例えば、ACKをある程度確実に受信したいが、受信時間も短くしたいような場合も想定される。この場合には、本技術の第2の実施の形態で示したACK送信タイミング決定処理と、本技術の第1の実施の形態で示したACK送信決定処理の双方を基地局に実行させることができる。これにより、無線通信装置100は、データフレームを送信後には、比較的長い時間、ACKの受信を待機することになるが、複数の基地局からのACKの受信を期待することができる。また、データ通信の確実性を高めることができる。
[通信例]
図14は、本技術の第4の実施の形態における通信システム10を構成する各装置間における通信処理例を示すシーケンスチャートである。なお、図14では、基地局200がACKを送信することを決定し、基地局300がACKを送信しないことを決定する場合の例を示す。
最初に、無線通信装置100は、ACK Mode1の内容を決定する決定処理を行う(511)。例えば、バッテリー残量に基づいて、ACK Mode1の内容を決定することができる。
続いて、無線通信装置100は、ACK Mode2の内容を決定する決定処理を行う(512)。例えば、送信対象となるデータフレームの重要度に基づいて、ACK Mode2の内容を決定することができる。
続いて、無線通信装置100は、決定されたACK Mode1およびACK Mode2のそれぞれの内容を含むデータフレームを送信する(513乃至516)。
続いて、無線通信装置100は、決定されたACK Mode2の内容に基づいて、ACKの待ち時間530を設定する(517)。
また、データフレームを受信した基地局200および基地局300は、受信したデータフレームに含まれるACK Mode1の内容に基づいて、ACK送信決定処理を行う(518、524)。上述したように、基地局200は、ACKを送信することを決定し(519)、基地局300は、ACKを送信しないことを決定する(525)。なお、ACKを送信しないことを決定した基地局300は、その後の処理を行わない。
ACKを送信することを決定した基地局200は、受信したデータフレームに含まれるACK Mode2の内容に基づいて、ACK送信タイミング決定処理を行う(520)。そして、基地局200は、ACKの送信タイミングを決定する(521)。
続いて、基地局200は、ACK送信タイミング決定処理により決定された送信タイミングでACKを無線通信装置100に送信する(522、523)。この場合には、無線通信装置100は、送信したデータフレームに含まれるACK Mode2の内容に基づいて設定されたACKの待ち時間530内に、基地局200からACKを受信することができる(523)。
[無線通信装置の動作例]
図15は、本技術の第4の実施の形態における無線通信装置100による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、無線通信装置100の制御部120は、バッテリー残量を確認し、バッテリー残量が閾値TH12よりも多いか否かを判断する(ステップS861)。バッテリー残量が閾値TH12よりも多い場合には(ステップS861)、制御部120は、ACK Mode1 504に「0」を格納する(ステップS862)。
続いて、制御部120は、送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH13よりも大きいか否かを判断する(ステップS863)。ここで、データフレームの重要度は、例えば、送信対象となるデータフレームの情報506の内容に応じて決定することができる。データフレームの重要度は、例えば、5段階の値(例えば、最低値を1とし、最高値を5とする)とすることができる。この場合に、例えば、重要度が高い情報(例えば、5段階の4、5)は、緊急通報である。この緊急通報は、例えば、無線通信装置100が見守り機器である場合には、人間の生命に係わる情報(例えば、心臓発作を通知するための情報、倒れたことを通知するための情報)である。また、重要度が低い情報(例えば、5段階の1、2)は、例えば、定期送信情報である。この定期送信情報は、例えば、無線通信装置100が見守り機器の場合には、温度、体温、位置情報、照明に関する各情報である。
送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH13よりも大きい場合には(ステップS863)、制御部120は、ACK Mode2 505に「1」を格納する(ステップS864)。
また、送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH13以下である場合には(ステップS863)、制御部120は、ACK Mode2 505に「0」を格納する(ステップS865)。
また、バッテリー残量が閾値TH12よりも少ない場合には(ステップS861)、制御部120は、ACK Mode1 504に「1」を格納する(ステップS866)。
続いて、制御部120は、送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH14よりも大きいか否かを判断する(ステップS867)。
送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH14よりも大きい場合には(ステップS867)、制御部120は、ACK Mode2 505に「1」を格納する(ステップS868)。
また、送信対象となるデータフレームの重要度が閾値TH14以下である場合には(ステップS867)、制御部120は、ACK Mode2 505に「0」を格納する(ステップS869)。
そして、制御部120は、ACK Mode1 504およびACK Mode2 505をデータフレームに含めて送信する(ステップS870)。なお、ステップS861乃至S870は、請求の範囲に記載の指定する手順の一例である。
続いて、制御部120は、ACK Mode2 505の内容に基づいて、ACKの待ち時間を設定する(ステップS871)。例えば、ACK Mode2 505に「0」が格納されている場合には、通常の待ち時間(例えば、図8に示すt1+dt)を設定する。また、例えば、ACK Mode2 505に「1」が格納されている場合には、通常よりも長い待ち時間(例えば、図8に示すt2+dt)を設定する。なお、dtは、正の値である。
このように、無線通信装置100の制御部120は、無線通信を利用して基地局200、300に信号を送信する場合に、その信号に応答する応答信号(ACK)の送信に関する決定方法を指定することができる。例えば、制御部120は、その応答信号(ACK)を基地局200、300が無線通信装置100に送信するか否かを決定する決定方法を指定することができる。また、例えば、制御部120は、その応答信号(ACK)の送信タイミングを決定する決定方法を指定することができる。このように、送信タイミングを決定する決定方法を指定した場合には、制御部120は、その決定方法に対応する応答信号の待ち時間を設定することができる。
また、制御部120は、それらの決定方法を指定するための情報(ACK Mode1およびACK Mode2)を信号に含めて送信することができる。
このように、送信したデータフレームに含まれるACK Mode2の内容に基づいて、ACKの待ち時間を設定することができる。この場合には、無線通信装置100は、その設定されたACKの待ち時間内に、基地局からACKを受信することができる。
このように、ACK送信に関する決定方法を無線通信装置100が自動で指定することができる。
[基地局の動作例]
図16は、本技術の第4の実施の形態における基地局200による通信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図16では、基地局200が、無線通信装置から送信されたデータフレームを受信した場合における動作例を示す。なお、基地局300の動作例については、基地局200と同一であるため、ここでは、基地局200についてのみ説明し、基地局300の説明を省略する。
最初に、基地局200の制御部220は、受信したデータフレームに含まれるACK Mode1に「1」が格納されているか否かを判断する(ステップS881)。ACK Mode1に「0」が格納されている場合には(ステップS881)、制御部220は、通常のタイミングでACK送信をすることを決定する(ステップS886)。
ACK Mode1に「1」が格納されている場合には(ステップS881)、制御部220は、ACK送信決定処理を行う(ステップS882)。このACK送信決定処理は、図7に示す各処理に対応する。
続いて、制御部220は、ACK送信決定処理によりACKを送信すると決定されたか否かを判断する(ステップS883)。ACKを送信しないと決定された場合には(ステップS883)、通信処理の動作を終了する。
ACKを送信すると決定された場合には(ステップS883)、制御部220は、受信したデータフレームに含まれるACK Mode2に「1」が格納されているか否かを判断する(ステップS884)。ACK Mode2に「0」が格納されている場合には(ステップS884)、制御部220は、通常のタイミングでACK送信をすることを決定する(ステップS886)。
ACK Mode2に「1」が格納されている場合には(ステップS884)、ACK送信タイミング決定処理を行う(ステップS885)。このACK送信タイミング決定処理は、図9乃至11に示す各処理に対応する。
このように、本技術の実施の形態では、無線通信装置100からの信号を複数の基地局200、300で受信する場合に、各基地局200、300が自律的にACK送信を行うか否かを判定することができる。また、各基地局200、300が、ACK送信する場合の送信タイミングを自律的に決定することができる。これにより、複数の基地局からACK送信が行われることによる干渉を低減することができる。
<5.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、無線通信装置100、基地局200、300は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信装置100、基地局200、300は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信装置100、基地局200、300は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、基地局200、300は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、基地局200、300は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、基地局200、300は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[5−1.第1の応用例]
図17は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図17の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図17に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図17に示したスマートフォン900において、図3を用いて説明した制御部120、図4を用いて説明した制御部220は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。例えば、無線通信インタフェース913がACK送信決定処理を基地局に行わせることにより、バッテリー918の電力消費を低減することができる。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[5−2.第2の応用例]
図18は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図18の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図18に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図18に示したカーナビゲーション装置920において、図3を用いて説明した制御部120、図4を用いて説明した制御部220は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。例えば、無線通信インタフェース933がACK送信決定処理を基地局に行わせることにより、バッテリー938の電力消費を低減することができる。
また、無線通信インタフェース933は、上述した基地局200、300として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[5−3.第3の応用例]
図19は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インタフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図19に示した無線アクセスポイント950において、図4を用いて説明した制御部220は、無線通信インタフェース963において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ951において実装されてもよい。例えば、無線通信インタフェース963がACK送信決定処理を行うことにより、無線通信装置のバッテリーの電力消費を低減することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号に応答する応答信号の前記無線通信装置への送信を自律的に制御する制御部を具備する情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記信号の受信信号強度に基づいて、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するか否かを決定する前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記信号の受信信号強度と閾値との比較結果に基づく決定方法とランダムに決定する決定方法とを用いて、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するか否かを決定する前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定する前記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記信号の受信信号強度が所定範囲内の値である場合には、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するか否かをランダムに決定する前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定する前記(1)から(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記信号の受信信号強度と閾値との比較結果に基づく決定方法とランダムに決定する決定方法とを用いて、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するタイミングを決定する前記(6)に記載の情報処理装置、無線通信装置。
(8)
前記制御部は、前記信号の受信信号強度に基づいて前記応答信号を前記無線通信装置に送信するか否かを決定し、前記応答信号を前記無線通信装置に送信することが決定された場合に、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定する前記(1)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置、無線通信装置。
(9)
無線通信を利用して情報処理装置に信号を送信する場合に、前記信号に応答する応答信号を前記情報処理装置が当該無線通信装置に送信するか否かを決定する決定方法と前記応答信号の送信タイミングを決定する決定方法とのうちの少なくとも1つを指定する制御部を具備する無線通信装置。
(10)
前記制御部は、前記決定方法を指定するための情報を前記信号に含めて送信する前記(9)に記載の無線通信装置。
(11)
前記制御部は、前記送信タイミングを決定する決定方法を指定した場合には、当該決定方法に対応する前記応答信号の待ち時間を設定する前記(9)または(10)に記載の無線通信装置。
(12)
無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号に応答する応答信号の前記無線通信装置への送信を自律的に制御する情報処理方法。
(13)
無線通信を利用して情報処理装置に信号を送信する場合に、前記信号に応答する応答信号を前記情報処理装置が自装置に送信するか否かと当該送信タイミングとのうちの少なくとも1つを前記情報処理装置が決定する決定方法を指定する情報処理方法。
(14)
無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号に応答する応答信号の前記無線通信装置への送信を自律的に制御する手順をコンピュータに実行させるプログラム。
(15)
無線通信を利用して情報処理装置に信号を送信する場合に、前記信号に応答する応答信号を前記情報処理装置が自装置に送信するか否かと当該送信タイミングとのうちの少なくとも1つを前記情報処理装置が決定する決定方法を指定する手順をコンピュータに実行させるプログラム。
10 通信システム
100 無線通信装置
110 通信部
120 制御部
130 記憶部
140 操作受付部
150 表示部
160 電源供給部
200、300 基地局
210 通信部
220 制御部
230 記憶部
900 スマートフォン
901 プロセッサ
902 メモリ
903 ストレージ
904 外部接続インタフェース
906 カメラ
907 センサ
908 マイクロフォン
909 入力デバイス
910 表示デバイス
911 スピーカ
913 無線通信インタフェース
914 アンテナスイッチ
915 アンテナ
917 バス
918 バッテリー
919 補助コントローラ
920 カーナビゲーション装置
921 プロセッサ
922 メモリ
924 GPSモジュール
925 センサ
926 データインタフェース
927 コンテンツプレーヤ
928 記憶媒体インタフェース
929 入力デバイス
930 表示デバイス
931 スピーカ
933 無線通信インタフェース
934 アンテナスイッチ
935 アンテナ
938 バッテリー
941 車載ネットワーク
942 車両側モジュール
950 無線アクセスポイント
951 コントローラ
952 メモリ
954 入力デバイス
955 表示デバイス
957 ネットワークインタフェース
958 有線通信ネットワーク
963 無線通信インタフェース
964 アンテナスイッチ
965 アンテナ

Claims (5)

  1. 無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号の受信信号強度が所定範囲内の値であれば、ランダムに生成した情報が所定の閾値を超えるか否かにより前記信号に応答する応答信号を前記無線通信装置へ送信するか否かを判断し、送信すると判断した場合、前記応答信号を送信するタイミングを前記受信信号強度に基づいて決定する情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するタイミングをランダムに決定する
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、前記信号の受信信号強度と閾値との比較結果に基づく決定方法とランダムに決定する決定方法とを用いて、前記応答信号を前記無線通信装置に送信するタイミングを決定する請求項記載の情報処理装置。
  4. 無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号の受信信号強度が所定範囲内の値であれば、ランダムに生成した情報が所定の閾値を超えるか否かにより前記信号に応答する応答信号を前記無線通信装置へ送信するか否かを判断し、送信すると判断した場合、前記応答信号を送信するタイミングを前記受信信号強度に基づいて決定する情報処理方法。
  5. 無線通信を利用した無線通信装置からの信号を受信した場合に、前記信号の受信信号強度が所定範囲内の値であれば、ランダムに生成した情報が所定の閾値を超えるか否かにより前記信号に応答する応答信号を前記無線通信装置へ送信するか否かを判断し、送信すると判断した場合、前記応答信号を送信するタイミングを前記受信信号強度に基づいて決定する手順をコンピュータに実行させるプログラム。
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