JP6872116B2 - 無線通信装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本技術は、無線通信装置に関する。詳しくは、無線通信に関する情報を扱う無線通信装置および情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来、無線通信を利用して各種データのやり取りを行う無線通信技術が存在する。例えば、送信データの送信頻度を設定して、送信データを間欠的に無線送信する無線送信機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−188338号公報
上述の従来技術では、送信データを間欠的に無線送信することにより複数の機器間でデータ通信を行うことができる。
ここで、例えば、受信機能が異なる機器間で無線通信を利用したデータ通信を行う場合を想定する。この場合には、特定の受信機能を備えていない機器は、その通信距離が比較的短くなる。そこで、受信機能が異なる機器間で無線通信を利用したデータ通信を行う場合でも、各機器がデータ通信を適切に行うことが重要である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、データ通信を適切に行うことを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号を受信する通信部と、上記基準信号の受信電力に基づいて、上記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する制御部とを具備する無線通信装置およびその情報処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、基準信号の受信電力に基づいて送信回数を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記受信電力と閾値との比較結果に基づいて上記送信回数を決定するようにしてもよい。これにより、基準信号の受信電力と閾値との比較結果に基づいて送信回数を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記受信電力が上記閾値を基準として小さい場合の送信回数よりも、上記受信電力が上記閾値を基準として大きい場合の送信回数の値を小さくするようにしてもよい。これにより、基準信号の受信電力が閾値を基準として小さい場合の送信回数よりも、基準信号の受信電力が閾値を基準として大きい場合の送信回数の値を小さくするという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記受信電力が閾値を基準として小さい場合、または、上記基準信号を検出することができない場合には、予め設定されている複数の送信回数のうちの最大値またはこれに近似する値を決定するようにしてもよい。これにより、基準信号の受信電力が閾値を基準として小さい場合、または、基準信号を検出することができない場合には、予め設定されている複数の送信回数のうちの最大値またはこれに近似する値を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記データを送信する送信方式と上記受信電力とに基づいて、上記送信回数を決定するようにしてもよい。これにより、データを送信する送信方式と基準信号の受信電力とに基づいて送信回数を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記決定された送信回数に基づいて上記送信データの送信間隔を決定するようにしてもよい。これにより、決定された送信回数に基づいて送信間隔を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記決定された送信回数と閾値との比較結果に基づいて上記送信間隔を決定するようにしてもよい。これにより、決定された送信回数と閾値との比較結果に基づいて送信間隔を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記決定された送信回数が上記閾値を基準として小さい場合の送信間隔よりも、上記決定された送信回数が上記閾値を基準として大きい場合の送信間隔を大きくするようにしてもよい。これにより、決定された送信回数が閾値を基準として小さい場合の送信間隔よりも、決定された送信回数が閾値を基準として大きい場合の送信間隔を大きくするという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記制御部は、上記送信間隔として上記データのフレーム長の整数倍を決定するようにしてもよい。これにより、送信間隔としてデータのフレーム長の整数倍を決定するという作用をもたらす。
本技術によれば、データ通信を適切に行うことができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102、基地局201、202が送信する信号のフレームフォーマットの構成例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信回数(再送回数)の決定例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信間隔の決定例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信間隔の設定例を示す図である。 本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順のうちの送信回数決定処理を示すフローチャートである。 本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順のうちの送信間隔決定処理を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態(基準信号の受信電力に基づいて送信データの送信回数を決定し、この送信回数に基づいて送信データの送信間隔を決定する例)
2.応用例
<1.実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本技術の実施の形態における通信システム10のシステム構成例を示す図である。すなわち、図1では、無線センサネットワークを構成する各機器の構成例を示す。
通信システム10は、無線通信装置100乃至102と、基地局201、202と、情報処理装置210とを備える。
図1では、放牧されている牛に無線通信装置100乃至102を取り付けている場合の例を示す。このように、牛に無線通信装置100乃至102を取り付けることにより、無線通信装置100乃至102から送信される各情報を用いて、牛の管理を行うことができる。
例えば、情報処理装置210は、無線通信装置100乃至102のそれぞれにより取得された情報を、基地局201、202を介して受信し、この受信した各情報を用いて、牛の管理を行うことができる。なお、情報処理装置210は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。
なお、図1では、説明の容易のため、1頭の牛に1つの無線通信装置を取り付ける例を示すが、1頭の牛に2以上の無線通信装置を取り付ける場合についても同様に適用することができる。
例えば、pH(potential hydrogen、power of hydrogen)を測定することが可能なセンサ機器(pH測定器)を、無線通信装置として牛の胃袋に取り付けることができる。また、例えば、牛の体温を測定することが可能なセンサ機器(牛温計)を、無線通信装置として牛に取り付けることができる。これらの各センサ機器により取得された各情報を、各センサ機器は、無線通信を利用して基地局を介して情報処理装置(例えば、サーバ)に送信することができる。この場合に、例えば、周波数帯として920MHz帯を使用することができる。
また、例えば、無線通信装置100乃至102として、無線通信機能を備える携帯型や固定型の情報処理装置や電子機器を用いることができる。なお、携帯型の情報処理装置(電子機器)は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報処理装置であり、固定型の情報処理装置(電子機器)は、例えば、プリンタ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
また、無線通信装置100乃至102は、例えば、消費電力が少ない電子機器とすることができる。この消費電力が少ない電子機器は、例えば、センサデータ(例えば、脈拍、体温、位置)を送信するBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)とすることができる。また、その電子機器は、人や動物に装着することが可能な機器とすることができる。例えば、その電子機器は、装着されている人や動物の急激な変化を検出してその変化に基づいてその人や動物が倒れたことを検出する機器や、心臓発作等を検出する機器とすることができる。これらの検出情報については、その検出時または定期的に基地局201、202を介して情報処理装置210に送信される。例えば、緊急通報(例えば、人や動物の生命に係わる情報(例えば、心臓発作を通知するための情報、倒れたことを通知するための情報))については、その検出時に基地局201、202を介して情報処理装置210に送信される。
なお、無線通信装置100乃至102の構成例については、図2を参照して詳細に説明する。
なお、図1では、2つの基地局201、202を備える通信システム10の例を示すが、1、または、3以上の基地局を備える通信システムについても、本技術の実施の形態を適用することができる。また、図1では、3つの無線通信装置100乃至102を備える通信システム10の例を示すが、1、2、または、4以上の無線通信装置を備える通信システムについても、本技術の実施の形態を適用することができる。
また、通信システム10は、無線通信装置100乃至102を送信機とし、基地局201、202を受信機として把握することができる。また、通信システム10は、無線通信装置100乃至102を受信機とし、基地局201、202を送信機としても把握することができる。
ここで、無線センサネットワークを低コストで構築するためには、無線通信装置および基地局間の通信距離を長くすることが重要である。例えば、無線通信装置および基地局間の通信距離を長くすることにより、少ない基地局で多くの範囲をカバーすることが可能となる。これにより、通信システム全体のコストを軽減することができる。
しかしながら、無線センサネットワークにおいて、通信距離を長くすることは困難であることが想定される。
例えば、送信電力を高くすることにより、通信距離を長くすることが可能である。しかしながら、送信電力を高くすると、消費電力の増加となる。例えば、無線通信装置は、限られたバッテリーで長時間動作することが求められるため、消費電力を増加することが困難であることが想定される。
そこで、通信距離を長くするための方法として、送信電力を高くする方法以外に、同一データを複数回送信する方法が考えられる。例えば、同一データを複数回送信し、受信側で受信信号を合成することにより、S/N比(SNR(Signal to Noise ratio))を高くすることが可能となる。これにより、通信距離を長くすることができる。
複数回送信する方法として、複数の送信方法が存在する。例えば、全く同一のデータを送信する方法(CC(Chase Combine)方式)と、誤り訂正により生じる冗長ビットの組み合わせを変更して複数回送信する方法(IR(Incremental Redundancy)方式)とがある。
このように、複数回送信を行う場合には、その送信回数が重要となる。例えば、送信回数を増やすことにより、通信距離を長くすることができる。しかしながら、複数の無線通信装置が同一の基地局に対して送信するマルチアクセスの場合、個々の無線通信装置の送信回数が増加すると、無線通信装置間の送信が干渉することが多くなり、通信が成立し難くなる。このため、送信回数は、可能な限り少ない方が好ましい。
そこで、例えば、HARQ(Hybrid ARQ(Automatic Repeat Request))と呼ばれる技術を採用することができる。なお、HARQは、公衆網規格であるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)等で採用されている技術である。
HARQでは、無線通信装置は、1回の送信毎に、基地局が送信する受信応答(ACK(ACKnowledgement))、否定応答(NACK(Negative ACKnowledgement))を受信する。この受信により、無線通信装置は、次の繰り返し送信を行うか否かを判断する。これにより最適な送信回数に収束していくことが期待できる。
しかしながら、無線センサネットワークにHARQを採用する場合、無線通信装置にACK受信機能が必要となる。例えば、ACKの受信には、パケット検出を行うことに加えて、そのメッセージを復号するための処理が必要になる。また、基地局との距離が遠い場合に、ACKを受信するためには、無線通信装置において高度な信号処理が必要となる。このため、無線通信装置の受信機能による電力消費が増加し、長時間の動作を行うことが困難となるおそれがある。
そこで、本技術の実施の形態では、ACKの受信機能を備えていない無線通信装置が複数回送信することにより通信距離を長くする場合に、その送信回数を適切に決定する例を示す。
また、送信回数が多い場合には、無線資源を使用する時間が長くなる。また、送信回数が多い場合に、送信間隔が狭いと、長い時間、無線資源を占有することになる。このため、マルチアクセスの観点で効率が悪い。
一方、送信回数が少ない場合には、無線資源を使用する時間が短くなる。このため、送信間隔が狭くても無線資源を占有する時間は短くなる。このため、マルチアクセスの観点で効率がよい。
そこで、本技術の実施の形態では、無線通信装置100が複数回の送信を行う場合には、その送信回数に応じて、送信間隔を適切に決定する例を示す。
[無線通信装置の構成例]
図2は、本技術の実施の形態における無線通信装置100の機能構成例を示すブロック図である。なお、無線通信装置101、102、基地局201、202の機能構成(無線通信に関する機能構成)についても、無線通信装置100と略同一である。このため、ここでは、無線通信装置100についてのみ説明し、他の装置の説明を省略する。
無線通信装置100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130と、情報取得部140と、電源供給部150とを備える。
通信部110は、アンテナ(図示せず)を介して、電波の送受信を行うためのモジュール(例えば、無線LAN(Local Area Network)モデム)である。例えば、通信部110は、制御部120の制御に基づいて、送受信処理を行う。例えば、通信部110は、所定のフレームフォーマットに応じて、無線信号の送受信を行う。
例えば、通信部110は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11、IEEE802.15、IEEE802.16に準拠した通信方式により無線通信を行うことができる。また、例えば、通信部110は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)仕様に準拠した通信方式により無線通信を行うことができる。なお、3GPP仕様は、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、WiMAX2、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Advanced)である。
また、例えば、通信部110は、他の公衆網(携帯網)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、BLE、ANT(2.4GHz帯での超低消費電力型の近距離ネットワークのプロトコル)等の通信方式により無線通信を行うことができる。
そして、通信部110は、無線通信機能を利用して各種情報のやり取りを行うことができる。例えば、各装置間で無線LANを用いた無線通信を行うことができる。この無線LANとして、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity) Direct、TDLS(Tunneled Direct Link Setup)、アドホックネットワーク、メッシュネットワークを用いることができる。
制御部120は、記憶部130に格納されている制御プログラムに基づいて無線通信装置100の各部を制御するものである。制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。また、例えば、制御部120は、送受信した情報の信号処理を行う。例えば、制御部120は、送信フレームの生成や、受信した情報に基づく判定を行う。また、例えば、制御部120は、通信部110が受信した信号の受信電力を測定して用いることができる。なお、受信電力は、受信した信号の強度を示す情報であり、受信信号強度としても把握することができる。
また、例えば、制御部120は、他の機器(例えば、基地局201、202)から送信された基準信号の受信電力に基づいて、他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する。また、例えば、制御部120は、その決定された送信回数に基づいて、送信データの送信間隔を決定する。
記憶部130は、各種情報を格納するメモリである。例えば、記憶部130には、無線通信装置100が所望の動作を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム)が格納される。
情報取得部140は、各種情報を取得する取得部(例えば、センサ)であり、取得された情報を制御部120に出力する。また、制御部120は、情報取得部140により取得された情報を、無線通信を利用して、他の機器に送信する。情報取得部140は、例えば、pH測定器、牛温計、位置情報取得機器(例えば、GPSモジュール)により実現される。
電源供給部150は、制御部120の制御に基づいて、無線通信装置100の各部に電源を供給するものである。電源供給部150は、例えば、無線通信装置100に内蔵されるバッテリー、または、無線通信装置100に装着可能なバッテリーである。また、制御部120は、バッテリー残量を推定する機能を備え、推定されたバッテリー残量を随時取得することができる。
[フレームフォーマットの構成例]
図3は、本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102、基地局201、202が送信する信号のフレームフォーマットの構成例を示す図である。図3では、通信方式として、無線LANを用いる場合におけるデータフレームの構成例を示す。
フレームフォーマットは、例えば、Preamble/Sync301と、PHY(physical layer) Header302と、MAC(Media Access Control) Header303と、Payload304と、CRC(Cyclic Redundancy Check)305により構成される。
Preamble/Sync301は、予め決められている固定のパターンである。また、Preamble/Sync301は、例えば、受信機器において、信号の検出、フレームの同期に用いられる。例えば、Preamble/Sync301は、受信機器が、無線信号として検出するための既知パターンとして用いられる。例えば、受信機器は、既知パターンと受信信号との相関を計算することにより、無線信号の有無を検出することができる。
PHY Header302は、物理フレームに関する情報を格納する部分である。この物理フレームに関する情報は、例えば、PHY Header302以降の部分(MAC Header303、Payload304、CRC305)の長さや、変調方式である。また、受信機器は、PHY Header302に格納されている情報に基づいて、PHY Header302以降の部分の受信を行うことができる。
MAC Header303は、送信機器および受信機器のそれぞれのアドレス情報を格納する部分である。このアドレス情報は、例えば、各機器の固有ID(例えば、端末ID)であり、例えば、MACアドレスを使用することができる。また、他の端末識別情報を使用するようにしてもよい。また、MAC Header303には、Payload304に格納される情報の種類等も格納される。
Payload304は、送信データである。例えば、送信機器がセンサ機器である場合には、そのセンサ機器により取得された情報(センサ情報)がPayload304に格納される。
CRC305は、フレームの誤り検出を行うための情報が格納される。受信機器は、CRC305に格納されている情報を用いて、フレームの誤り検出を行うことができる。
ここで、基地局201、202は、周期的に基準信号を送信するものとする。この基準信号として、例えば、図3に示すフレームフォーマットを送信することができる。また、基準信号として、図3に示すフレームフォーマットのうち、Preamble/Sync301のみを送信するようにしてもよく、他の情報を送信するようにしてもよい。
[送信回数の決定例]
図4は、本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信回数(再送回数)の決定例を示す図である。
図4に示すように、本技術の実施の形態では、基準信号の受信電力および送信方式(再送方式)に基づいてデータの送信回数(再送回数)を決定する例を示す。
ここで、基準信号の受信電力と比較する閾値TH1、TH2、TH3は、TH1>TH2>TH3の関係を満たす値とする。
また、一般に、送信方式として、CC方式を用いる場合よりも、IR方式を用いる場合の方が受信側での合成利得が大きい。このため、送信回数N11、N12については、N11>N12の関係を満たす値とする。また、送信回数N21、N22については、N21>N22の関係を満たす値とする。また、送信回数N31、N32については、N31>N32の関係を満たす値とする。また、送信回数N41、N42については、N41>N42の関係を満たす値とする。
また、N11<N21<N31<N41、N12<N22<N32<N42の関係を満たす値とする。
ここで、送信回数N11、N12、N21、N22、N31、N32、N41、N42について、説明の容易のため、簡略的な数値の例を示す。例えば、N11=5、N12=3、N21=10、N22=6、N31=15、N32=9、N41=20、N42=12とすることができる。
また、閾値TH1と送信回数N11、N12との関係については、次の式1の不等号を満たす最小のNとするようにしてもよい。
F(N)≧Rx_REQ−(TxP_STA/TxP_AP)TH …式1
ここで、F(N)は、合成により得られる利得を示す。また、Nは、送信回数であり、N11、N12等である。
また、Rx_REQは、受信機が送信信号を復調するために必要な受信電力を示す。また、TxP_STAは、無線通信装置の送信電力を示す。また、TxP_APは、基地局の送信電力を示す。
また、THは、閾値であり、TH1、TH2等である。
このように、送信回数Nは、閾値THが大きくなるのに応じて、式1を満たす最小の値を小さくすることができる。すなわち、基準信号の受信電力が大きい場合には、送信回数を小さくすることができる。
また、送信回数N41、42については、無線通信装置100が基準信号を検出することができない場合に設定される値と同じ値とすることができる。すなわち、基準信号の受信電力が閾値TH3以下である場合には、無線通信装置100が基準信号を検出することができない場合に設定される値と同じ値とすることができる。
[送信間隔の決定例]
図5は、本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信間隔の決定例を示す図である。
図5に示すように、本技術の実施の形態では、送信回数(再送回数)に基づいてデータの送信間隔を決定する例を示す。
ここで、送信回数と比較する閾値M1、M2は、M1>M2の関係を満たす値とする。また、送信間隔T1乃至T3は、T1<T2<T3の関係を満たす値とする。
また、送信間隔オフセットは、例えば、フレーム長の整数倍とすることができる。例えば、フレーム長をLとする場合には、T1=1×L、T2=2×L、T3=3×Lとすることができる。この設定例を図6に示す。
[送信間隔の設定例]
図6は、本技術の実施の形態における無線通信装置100乃至102がデータを基地局201、202に送信する場合のデータの送信間隔の設定例を示す図である。
図6に示すように、本技術の実施の形態では、基地局への送信対象となるフレームと、フレームの送信後に再送対象となるフレームとの間隔(送信間隔)として、T1乃至T3を設定する例を示す。また、図6では、フレーム長Lに対して、T1=1×L、T2=2×L、T3=3×Lとする例を示す。
例えば、図6のaに示すように、送信回数がM2以下である場合には、基地局への送信対象となるフレーム401と、フレーム401の送信後に再送対象となるフレーム402との間隔(送信間隔)としてT1を設定する。同様に、フレーム402と、フレーム402の送信後に再送対象となるフレーム403との間隔(送信間隔)としてT1を設定する。
また、例えば、図6のbに示すように、送信回数がM1以下であり、かつ、M2よりも大きい場合には、基地局への送信対象となるフレーム411と、フレーム411の送信後に再送対象となるフレーム412との間隔(送信間隔)としてT2を設定する。同様に、フレーム412と、フレーム412の送信後に再送対象となるフレーム413との間隔(送信間隔)としてT2を設定する。
また、例えば、図6のcに示すように、送信回数がM1よりも大きい場合には、基地局への送信対象となるフレーム421と、フレーム421の送信後に再送対象となるフレーム422との間隔(送信間隔)としてT3を設定する。同様に、フレーム422と、フレーム422の送信後に再送対象となるフレーム423との間隔(送信間隔)としてT3を設定する。
このように、送信回数が多い場合には、送信間隔を広く設定することができるため、無線資源を占有することを少なくすることができる。また、送信間隔をフレーム長よりも長くすることができるため、空いた部分で他の無線通信装置が送信を行うことが可能になる。
[無線通信装置の動作例]
図7は、本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7では、無線通信装置100が、基地局に送信するデータの送信回数および送信間隔を決定する場合における動作例を示す。なお、無線通信装置101、102の動作例については、無線通信装置100と同一であるため、ここでは、無線通信装置100についてのみ説明し、無線通信装置101、102の説明を省略する。
最初に、無線通信装置100の制御部120は、基地局への送信要求があるか否かを判断する(ステップS801)。例えば、情報取得部140により新たな情報(例えば、センサ情報)が取得された場合や、情報取得部140により取得された情報に一定の変化(例えば、閾値以上の変化)が生じた場合に、その情報を無線通信装置100が基地局に送信する場合を想定する。この場合には、センサ情報の取得や、センサ情報の変化を契機に、送信要求が生じるものとする。そして、基地局への送信要求がない場合には(ステップS801)、監視を継続して行う。
基地局への送信要求がある場合には(ステップS801)、制御部120は、スキャン動作を行うか否かを判断する(ステップS802)。ここで、スキャン動作を行う場合には、一定の電力を消費する。このため、バッテリー残量が少ない場合は、スキャン動作を行わないことが好ましい。そこで、制御部120は、無線通信装置100のバッテリー残量に基づいて、スキャン動作を行うか否かを判断することができる(ステップS802)。例えば、制御部120は、無線通信装置100のバッテリー残量が閾値を基準として多い場合には、スキャン動作を行うと判断する(ステップS802)。一方、制御部120は、無線通信装置100のバッテリー残量が閾値を基準として少ない場合には、スキャン動作を行わないと判断する(ステップS802)。このように、無線通信装置100のバッテリー残量を考慮して、スキャン動作を行うか否かを判断することができる。
スキャン動作を行うと判断した場合には(ステップS802)、制御部120は、基地局が周期的に送信している基準信号の受信電力を測定する(ステップS803)。例えば、固定パターンであるPreamble/Sync部分の相関値に基づいて受信電力を取得することができる。なお、ステップS803は、請求の範囲に記載の第1手順の一例である。
続いて、送信回数決定処理が行われる(ステップS810)。この送信回数決定処理については、図8を参照して詳細に説明する。なお、ステップS810は、請求の範囲に記載の第2手順の一例である。
続いて、送信間隔決定処理が行われる(ステップS830)。この送信間隔決定処理については、図9を参照して詳細に説明する。
このように、本技術の実施の形態では、送信回数を決定した後に、送信間隔を決定する例を示す。
また、スキャン動作を行わないと判断した場合には(ステップS802)、制御部120は、予め設定されている最大送信回数を決定する(ステップS804)。この最大送信回数は、例えば、スキャン動作をする場合よりも、消費電力が少なくなる程度の送信回数とすることが好ましい。
例えば、送信方式に応じて、送信回数N41またはN42を決定することができる。例えば、送信方式がCC方式である場合には、制御部120は、送信回数N41を決定することができる(ステップS804)。一方、送信方式がIR方式である場合には、制御部120は、送信回数N42を決定することができる(ステップS804)。この送信回数N41またはN42については、図8を参照して詳細に説明する。なお、送信回数N41およびN42とは異なる値(例えば、N41またはN42程度の値、または、N41およびN42以上の値)を決定するようにしてもよい。
[送信回数決定処理の動作例]
図8は、本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順のうちの送信回数決定処理(図7に示すステップS810の処理手順)を示すフローチャートである。
最初に、無線通信装置100の制御部120は、測定された基準信号の受信電力が閾値TH1よりも大きいか否かを判断する(ステップS811)。基準信号の受信電力が閾値TH1よりも大きい場合には(ステップS811)、制御部120は、送信方式に応じて、送信回数を決定する(ステップS812乃至S814)。すなわち、送信方式がCC方式である場合には(ステップS812)、制御部120は、送信回数N11を決定する(ステップS813)。一方、送信方式がIR方式である場合には(ステップS812)、制御部120は、送信回数N12を決定する(ステップS814)。
基準信号の受信電力が閾値TH1以下である場合には(ステップS811)、制御部120は、測定された基準信号の受信電力が閾値TH2よりも大きいか否かを判断する(ステップS815)。
基準信号の受信電力が閾値TH2よりも大きい場合には(ステップS811)、制御部120は、送信方式に応じて、送信回数を決定する(ステップS816乃至S818)。すなわち、送信方式がCC方式である場合には(ステップS816)、制御部120は、送信回数N21を決定する(ステップS817)。一方、送信方式がIR方式である場合には(ステップS816)、制御部120は、送信回数N22を決定する(ステップS818)。
基準信号の受信電力が閾値TH2以下である場合には(ステップS815)、制御部120は、測定された基準信号の受信電力が閾値TH3よりも大きいか否かを判断する(ステップS819)。
基準信号の受信電力が閾値TH3よりも大きい場合には(ステップS819)、制御部120は、送信方式に応じて、送信回数を決定する(ステップS820乃至S822)。すなわち、送信方式がCC方式である場合には(ステップS820)、制御部120は、送信回数N31を決定する(ステップS821)。一方、送信方式がIR方式である場合には(ステップS820)、制御部120は、送信回数N32を決定する(ステップS822)。
また、基準信号の受信電力が閾値TH3以下である場合には(ステップS819)、制御部120は、送信方式に応じて、送信回数を決定する(ステップS823乃至S825)。すなわち、送信方式がCC方式である場合には(ステップS823)、制御部120は、送信回数N41を決定する(ステップS824)。一方、送信方式がIR方式である場合には(ステップS823)、制御部120は、送信回数N42を決定する(ステップS825)。
なお、図4、図8では、基準信号の受信電力と比較する閾値として、3つの閾値TH1乃至TH3を用いる例を示すが、1、2、または、4以上の閾値を用いるようにしてもよい。この場合には、用いる閾値の数に応じて、送信回数を設定することができる。
このように、制御部120は、基準信号の受信電力と閾値との比較結果に基づいて、送信回数を決定することができる。例えば、制御部120は、基準信号の受信電力が閾値を基準として小さい場合の送信回数よりも、基準信号の受信電力が閾値を基準として大きい場合の送信回数の値を小さくすることができる。この場合に、制御部120は、データを送信する送信方式(例えば、CC方式、IR方式)と、基準信号の受信電力とに基づいて、送信回数を決定することができる。
また、制御部120は、基準信号の受信電力が閾値を基準として小さい場合、または、基準信号を検出することができない場合には、予め設定されている複数の送信回数のうちの最大値またはこれに近似する値を決定することができる。
[送信間隔決定処理の動作例]
図9は、本技術の実施の形態における無線通信装置100による送信処理の処理手順のうちの送信間隔決定処理(図7に示すステップS830の処理手順)を示すフローチャートである。
無線通信装置100の制御部120は、送信回数決定処理で決定された送信回数と、閾値M1、M2とを比較し、送信間隔(送信間隔オフセット)を決定する(ステップS831乃至S835)。
具体的には、制御部120は、送信回数決定処理で決定された送信回数が閾値M1よりも大きいか否かを判断する(ステップS831)。その送信回数が閾値M1よりも大きい場合には(ステップS831)、制御部120は、送信間隔としてT3を決定する(ステップS832)。このように、送信回数が閾値M1よりも大きい場合の送信間隔T3の設定例を図6のcに示す。
その送信回数が閾値M1以下である場合には(ステップS831)、制御部120は、送信回数決定処理で決定された送信回数が閾値M2よりも大きいか否かを判断する(ステップS833)。その送信回数が閾値M2よりも大きい場合には(ステップS833)、制御部120は、送信間隔としてT2を決定する(ステップS834)。このように、送信回数が閾値M2よりも大きく、閾値M1以下である場合の送信間隔T2の設定例を図6のbに示す。
その送信回数が閾値M2以下である場合には(ステップS833)、制御部120は、送信間隔としてT1を決定する(ステップS835)。このように、送信回数が閾値M2以下である場合の送信間隔T1の設定例を図6のaに示す。
なお、図5、図9では、送信回数と比較する閾値として、2つの閾値M1およびM2を用いる例を示すが、1、または、3以上の閾値を用いるようにしてもよい。この場合には、用いる閾値の数に応じて、送信間隔を設定することができる。
このように、制御部120は、送信回数決定処理で決定された送信回数と閾値との比較結果に基づいて、送信間隔を決定することができる。例えば、制御部120は、その決定された送信回数が閾値を基準として小さい場合の送信間隔よりも、その決定された送信回数が閾値を基準として大きい場合の送信間隔を大きくすることができる。この場合に、制御部120は、送信間隔として、データのフレーム長の整数倍を決定することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、特定の受信機能(例えば、ACKの受信機能)を有しない無線通信装置において、複数回送信することにより通信距離を長くする場合に、その送信回数を適切に決定することができる。また、その決定された送信回数に応じて、送信間隔を決定することにより、無線資源を有効に活用することができる。すなわち、受信機能が異なる機器間で無線通信を利用したデータ通信を行う場合でも、各機器がデータ通信を適切に行うことができる。
ここで、基地局(例えば、基地局201、202)と、無線通信装置(例えば、無線通信装置100乃至102)との通信は、双方向に成立する範囲と、一方向のみが成立する範囲とがオーバーレイすることも想定される。ここで、双方向に成立する範囲は、例えば、基地局および無線通信装置の双方からの送受信が可能な範囲を意味する。また、一方向のみが成立する範囲は、基地局および無線通信装置のうちの一方の送受信のみが可能な範囲を意味する。
このように、双方向に成立する範囲と、一方向のみが成立する範囲とがオーバーレイする場合(すなわち、非対称通信範囲を有する通信システムの場合)でも、送信パラメータ(例えば、送信回数、送信間隔)を適切に選択することができる。すなわち、双方向に通信可能な範囲と、一方向の通信のみが可能な範囲とにおいて、送信パラメータを適切に切り替えることができる。
<2.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、無線通信装置100乃至102、基地局201、202は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信装置100乃至102、基地局201、202は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信装置100乃至102、基地局201、202は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、基地局201、202は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、基地局201、202は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、基地局201、202は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
[2−1.第1の応用例]
図10は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図10の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図10に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図10に示したスマートフォン900において、図2を用いて説明した制御部120は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
[2−2.第2の応用例]
図11は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図11の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図11に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図11に示したカーナビゲーション装置920において、図2を用いて説明した制御部120は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、無線通信インタフェース933は、上述した基地局201、202として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
[2−3.第3の応用例]
図12は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インタフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図12に示した無線アクセスポイント950において、図2を用いて説明した制御部120は、無線通信インタフェース963において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ951において実装されてもよい。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号を受信する通信部と、
前記基準信号の受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する制御部と
を具備する無線通信装置。
(2)
前記制御部は、前記受信電力と閾値との比較結果に基づいて前記送信回数を決定する前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記制御部は、前記受信電力が前記閾値を基準として小さい場合の送信回数よりも、前記受信電力が前記閾値を基準として大きい場合の送信回数の値を小さくする前記(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記制御部は、前記受信電力が閾値を基準として小さい場合、または、前記基準信号を検出することができない場合には、予め設定されている複数の送信回数のうちの最大値またはこれに近似する値を決定する前記(1)に記載の無線通信装置。
(5)
前記制御部は、前記データを送信する送信方式と前記受信電力とに基づいて、前記送信回数を決定する前記(1)に記載の無線通信装置。
(6)
前記制御部は、前記決定された送信回数に基づいて前記送信データの送信間隔を決定する前記(1)から(5)のいずれかに記載の無線通信装置。
(7)
前記制御部は、前記決定された送信回数と閾値との比較結果に基づいて前記送信間隔を決定する前記(6)に記載の無線通信装置。
(8)
前記制御部は、前記決定された送信回数が前記閾値を基準として小さい場合の送信間隔よりも、前記決定された送信回数が前記閾値を基準として大きい場合の送信間隔を大きくする前記(7)に記載の無線通信装置。
(9)
前記制御部は、前記送信間隔として前記データのフレーム長の整数倍を決定する前記(6)から(8)のいずれかに記載の無線通信装置。
(10)
無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号の受信電力を測定する第1手順と、
前記基準信号の受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する第2手順と
を具備する情報処理方法。
(11)
無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号の受信電力を測定する第1手順と、
前記基準信号の受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する第2手順と
をコンピュータに実行させるプログラム。
10 通信システム
100〜102 無線通信装置
110 通信部
120 制御部
130 記憶部
140 情報取得部
150 電源供給部
201、202 基地局
210 情報処理装置
900 スマートフォン
901 プロセッサ
902 メモリ
903 ストレージ
904 外部接続インタフェース
906 カメラ
907 センサ
908 マイクロフォン
909 入力デバイス
910 表示デバイス
911 スピーカ
913 無線通信インタフェース
914 アンテナスイッチ
915 アンテナ
917 バス
918 バッテリー
919 補助コントローラ
920 カーナビゲーション装置
921 プロセッサ
922 メモリ
924 GPSモジュール
925 センサ
926 データインタフェース
927 コンテンツプレーヤ
928 記憶媒体インタフェース
929 入力デバイス
930 表示デバイス
931 スピーカ
933 無線通信インタフェース
934 アンテナスイッチ
935 アンテナ
938 バッテリー
941 車載ネットワーク
942 車両側モジュール
950 無線アクセスポイント
951 コントローラ
952 メモリ
954 入力デバイス
955 表示デバイス
957 ネットワークインタフェース
958 有線通信ネットワーク
963 無線通信インタフェース
964 アンテナスイッチ
965 アンテナ

Claims (9)

  1. 無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号を受信する通信部と、
    バッテリーと、
    前記バッテリーの残量が所定値を基準として多い場合には前記基準信号の受信電力を測定し、前記測定した受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、前記測定した受信電力が閾値を基準として大きい場合には、前記繰り返し送信されたデータの合成により得られる利得が特定の値以上となる最小の回数を前記送信回数として決定し、
    前記特定の値は、前記閾値が大きいほど小さい
    無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記受信電力が閾値を基準として小さい場合、または、前記基準信号を検出することができない場合には、予め設定されている複数の送信回数のうちの最大値またはこれに近似する値を決定する請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記データを送信する送信方式と前記受信電力とに基づいて、前記送信回数を決定する請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記決定された送信回数が多いほど広い間隔を前記データの送信間隔として決定する請求項1から3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記決定された送信回数と閾値との比較結果に基づいて前記送信間隔を決定する請求項4記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記決定された送信回数が前記閾値を基準として小さい場合の送信間隔よりも、前記決定された送信回数が前記閾値を基準として大きい場合の送信間隔を大きくする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記送信間隔として前記データのフレーム長の整数倍を決定する請求項4から6のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号の受信電力を測定する第1手順と、
    バッテリーの残量が所定値を基準として多い場合には前記基準信号の受信電力を測定し、前記測定した受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する第2手順と
    を具備し、
    前記第2手順において、前記測定した受信電力が閾値を基準として大きい場合には、前記繰り返し送信されたデータの合成により得られる利得が特定の値以上となる最小の回数を前記送信回数として決定し、
    前記特定の値は、前記閾値が大きいほど小さい
    情報処理方法。
  9. 無線通信を利用して他の機器から送信された基準信号の受信電力を測定する第1手順と、
    バッテリーの残量が所定値を基準として多い場合には前記基準信号の受信電力を測定し、前記測定した受信電力に基づいて、前記他の機器への送信対象となるデータを繰り返し送信する送信回数を決定する第2手順と
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記第2手順において、前記測定した受信電力が閾値を基準として大きい場合には、前記繰り返し送信されたデータの合成により得られる利得が特定の値以上となる最小の回数を前記送信回数として決定し、
    前記特定の値は、前記閾値が大きいほど小さい
    プログラム。
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