JP6631922B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、仮止室に進入してきた部品をストッパ面で受け止めて位置決めを行い、この部品を供給ロッドで目的箇所へ供給する形式の部品供給装置であり、電動式進退駆動ユニットによって供給ロッドを動作させるものである。
特許第5344325号公報の図7には、供給ロッドを進退させるエアシリンダにガイド管が同軸状態で結合され、このガイド管の先端部に仮止室を有する供給ヘッドが配置してあり、供給ロッドが進出すると、仮止室に位置決めされているプロジェクションナットを保持して、電気抵抗溶接機の電極に供給することが記載されている。
上記特許第5344325号公報に記載されている代表的な構造を、図4に基づいて説明する。
ここでの部品は、鉄製のプロジェクションナット1であり、正方形の本体の中央部にねじ孔2が開けられ、片側の四隅に溶着用突起3が形成された、一般的なものである。以下の説明において、プロジェクションナットを単にナットと表現する場合もある。
パーツフィーダ4から送出されたナット1は、断面矩形の部品供給管5を経て移送されてくる。一方、真っ直ぐな供給ロッド6は、断面円形のガイド管7内に進退可能な状態で収容され、ガイド管7の端部に部品供給管5が溶接してある。部品供給管5とガイド管7が交差している箇所に、仮止室8が形成され、ナット1や供給ロッド6が通過する出口開口9が形成されている。
ガイド管7に同軸状態でエアシリンダ10が結合してあり、このエアシリンダ10により、供給ロッド6が進退動作をする。ガイド管7がブラケット12を介して機枠などの静止部材13に固定してある。
断面円形の供給ロッド6は、大径の主ロッド14にねじ孔2を貫通する小径のガイドロッド15が一体化されている。主ロッド14とガイドロッド15の境界部に、押出し面16が形成してある。
部品供給管5の延長方向に仮止室8の内壁の一部を構成するガイド部材17が配置され、そのストッパ面18によって、ナット1が仮止室8内で位置決めがなされている。ガイド部材17は、平たいステンレス鋼製の厚板で構成してある。この位置決めを行うために、空気吸引や永久磁石などによる吸引がなされる。ここでは、ガイド部材17に永久磁石19が埋め込んである。ガイド管7の外側に平面20が形成され、ここにガイド部材17を押し付けて固定がなされている。ガイド管7に押さえ金具21が溶接され、ここにねじ込んだ固定ボルト22で、ガイド部材17が平面20に押し付けられている。
ナット1は、鋼板部品24に溶接される。鋼板部品24は、固定電極25に載置され、その位置決めピン26が鋼板部品24の下孔27とねじ孔2を貫通した状態になる。電極軸線X−X上に下部電極25と、それと対をなす可動電極28が設けられている。位置決めピン26は、進退可能な状態とされ、進出方向に付勢されている。
上述の構造により、ガイド管7の先端側の部分と、部品供給管5の先端側の部分と、仮止室8と、ガイド部材17の部材によって、供給ヘッド11が構成されている。
つぎに、上記装置の動作を説明する。
図4は、部品供給管5を移動してきたナット1が、永久磁石19によってガイド部材17のストッパ面18に吸引されて、位置決めがなされている状態を示す。
ここで供給ロッド6が進出すると、ガイドロッド15がねじ孔2を貫通し、さらに進出して押出し面16がナット1の端面に突き当たって、ナット1は仮止室8から押し出されてゆく。そして、ガイドロッド15の先端が位置決めピン26の直前で停止すると、ナット1はガイドロッド15を滑降し、位置決めピン26が相対的にねじ孔2を貫通して、溶着用突起3が鋼板部品24上に載置される(実線図示参照)。ついで、可動電極28が進出して位置決めピン26を押し下げるとともに、ナット1と鋼板部品24が両電極25、28間で挟み付けられる。その後、溶接電流が通電されて溶着用突起3の溶着が完了する。
特許第5344325号公報
上記特許文献1に記載されている技術、すなわち図4に示す構造は、エアシリンダにガイド管が同軸状態で接続され、このガイド管の端部に仮止室を有する供給ヘッドが接合された構造であるため、装置の全長が著しく長くなり、スペース的に制約された箇所への取り付けが行いにくい、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、細長い形状の電動式進退駆動ユニットの構造的特質を活用し、供給ロッドを電動式進退駆動ユニットと平行に配置して、装置のコンパクト化を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、
部品供給管と、進退動作式供給ロッドのガイド管が交差している箇所に、出口開口を有する部品の仮止室が形成され、前記部品供給管の延長方向に仮止室の内壁の一部を構成するガイド部材が配置され、前記ガイド部材のストッパ面によって仮止室内で位置決めされている部品を、前記供給ロッドに保持して目的箇所へ供給する形式のものであって、
長尺で細長いケース内に、進退動作を出力するための駆動機構が格納されている電動式進退駆動ユニットが静止部材に取り付けられ、前記電動式進退駆動ユニットの進退出力方向に対して直交する向きに突出している進退駆動片が設けられ、
前記供給ロッドが、その進退方向が電動式進退駆動ユニットの進退出力方向と平行となるように配置されているとともに、その端部が前記進退駆動片に結合され、
前記静止部材に、前記供給ロッドの他端部を摺動可能な状態で支持する支持部材が取り付けられていることを特徴とする部品供給装置である。
以下の説明において、駆動ユニットなる用語の記載は、電動式進退駆動ユニットを意味している。
長尺で細長いケース内に、進退動作を出力するための駆動機構が格納されている駆動ユニットが静止部材に取り付けられ、駆動ユニットの進退方向に対して直交する向きに突出している進退駆動片が設けられ、供給ロッドが、その進退方向が駆動ユニットの進退出力方向と平行となるように配置されているとともに、その端部が進退駆動片に結合されている。
これにより、いわゆる横方向に突出した進退駆動片に供給ロッドの端部を結合することが可能となり、供給ロッドと駆動ユニットのケースを平行に配置することができる。したがって、駆動ユニットと供給ロッドが直線的に接続されたような形態を回避し、装置を長さ方向においてコンパクト化することができる。そして、ケースや上記駆動機構を長くすることにより、駆動ユニットの出力ストロークが長くなり、それにともなって供給ロッドの長さも長くすることが可能となる。つまり、駆動ユニットのケースの長さに応じて、供給ロッドの長さを、装置の長さ方向のコンパクト化を図りながら、自由に選定することができ、部品供給装置としての有用性を高めることが実現する。
上述のように、駆動ユニットのケースと供給ロッドが平行に配置でき、それに加えて、仮止室やガイド部材などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド)を、駆動ユニット端部の近傍に配置することができる。このため、仮止室やガイド部材などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド)を含めた装置全体の長さ方向の寸法を短縮することが可能となる。重要なのは、駆動ユニットと供給ロッドが平行に配置してあるので、供給ロッドの有効ストロークを十分に長くしても、上述のような集合物の近傍配置によって、装置全体の長さが過大なるのを回避できることである。
さらに、平行に配置された駆動ユニットと供給ロッドの間隔をできるだけ狭くすることにより、仮止室やガイド部材などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド)の配置に要する、供給ロッドとは直角方向のスペース取りを小さくすることができ、狭い箇所への装置配備にとって好都合である。
静止部材に、供給ロッドの他端部を摺動可能な状態で支持する支持部材が取り付けられている。供給ロッドの端部は、進退駆動片に結合してあるので、ここの結合安定性には問題はないが、供給ロッドの他端部を安定した状態で支持して、駆動ユニットと供給ロッドの平行配置を精度良く維持する必要がある。静止部材に取り付けられた上記支持部材が摺動式軸受部材としての機能を果たすので、供給ロッドと駆動ユニットとの平行状態に狂いが発生するようなことがなく、滑らかで安定した供給ロッドの進退動作が確保できる。
装置全体の側面図と部分的な断面図である。 進退動作用の駆動機構の一例を示す断面図である。 他の進退動作用の駆動機構の一例を示す断面図である。 従来構造を示す断面図である。
つぎに、本発明の部品供給装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の実施例を示す。
本実施例における供給ヘッドは、図4に示した供給ヘッド11の構成および作動と同じなので、図中に同じ符号を記載して各部の構造説明は省略してある。
最初に、電動式進退駆動ユニットの概略構造について説明する。
電動式進退駆動ユニットとしては種々なタイプものがあり、例えば、回転出力式の電動モータを使用したものや、固定電磁石と可動電磁石を組み合わせたリニアモータなどがある。ここでは、前者の回転出力式電動モータを用いて進退出力を得るものを示してある。
駆動ユニット全体は、符号30で示してあり、長尺で細長いケース31の端部に、回転出力式の電動モータ32が結合され、その進退出力の方向は、図2の出力軸線O−Oで示されている。厚板などで作られた進退駆動片33が、駆動ユニット30の進退出力方向、すなわち出力軸線O−Oに対して、直交する向きに突出させてある。この進退駆動片33はケース31に設けた細長い通過孔34を経てケース外に突き出ている。なお、ケース31の断面形状は、四角い形状になっている。
駆動ユニット30は、厚板など作られた基部材35に固定ボルト36で固定してある。この基部材35は、装置の機枠などの静止部材13に、ボルト付けなどで結合してある。
つぎに、駆動機構について説明する。
駆動機構は、回転運動を直進運動に変換するもので、ラックピニオン機構、回転式ねじ軸を回転させてねじ孔付き部材を進退させるものなど、種々な構造が採用できるが、ここでは後者の部類であるボウルスクリュー形式のものを例示している。
駆動機構全体は符号37で示され、ケース31内に格納されている。ケース31の端部に結合された回転出力式の電動モータ32によって、スクリュー軸38が正転方向および逆転方向に回転する。スクリュー軸38には、鋼球39が転動できる断面円弧型の螺旋溝40が形成してある。スクリュー軸38は、円筒状の進退部材41内を貫通しており、その内面に螺旋溝40に合致する螺旋内溝42が形成してある。進退部材41に循環パイプ43が結合され、鋼球39が、螺旋溝40と螺旋内溝42で形成された螺旋通路と、循環パイプ43内に、ぎっしりと隙間なく詰め込まれている。これにより、鋼球39を介して雄ねじが雌ねじ内にねじ込まれたような状態になっている。
進退駆動片33は、進退部材41に溶接またはボルト付けなどで固定してある。
電動モータ32により、スクリュー軸38が回転すると、鋼球39が上記螺旋通路や循環パイプ43内をエンドレスな状態で循環し、機械抵抗の少ない状態で、進退部材41が前進または後進を行う。なお、ケース31の下端にエンコーダ44が固定されている。このエンコーダ44は、一般的に採用されている位置検出用パルスエンコーダであり、所定パルスに相当する微小移動量によって、供給ロッド6のストロークを微小調整ができるようになっている。前記微小調整を可とする他の事例として、ACサーボモータを使用したACメカフィードシステムを採用することもできる。
上記の構造により、駆動機構37は、スクリュー軸38、進退部材41、螺旋溝40、螺旋内溝42、循環パイプ43、鋼球39などによって形成され、ケース31内に格納されている。
つぎに、供給ロッドについて説明する。
供給ロッド6は、その進退方向が駆動ユニット30の進退出力方向、すなわち出力軸線O−Oと平行となるように配置されているとともに、その端部が進退駆動片33に結合されている。この結合構造の一例として、図2に示すように、進退駆動片33に板材45が固定され、その上にL字型のブラケット46が固定してあり、そこに主ロッド14の端部に設けたボルト47を貫通して、固定ナット48で固定してある。
つぎに、供給ロッドの支持部材について説明する。
静止部材である基部材35に、供給ロッド6の他端部を摺動可能な状態で支持する支持部材50が取り付けられている。支持部材50は、駆動ユニット30にできるだけ近づけて配置してあり、柱状の細長い部材を基部材35に溶接したもので、そこに設けた支持孔51に、供給ロッド6が、隙間がなくて進退可能な状態で差し込んである。こうすることにより、供給ロッド6と出力軸線O−Oとの平行配置が確定し、供給ロッド6の安定した円滑な進退動作えられるようになっている。
また、後述の調整支持部材52で位置決めされたガイド管7に、供給ロッド6が差し込まれているが、この差し込み部分57によって、支持孔51のような支持機能を果たさせて、支持部材50をやめることも可能である。つまり、前記差し込み部分57によって、供給ロッド6と出力軸線O−Oとの平行配置を確定させるのである。
つぎに、調整支持部材について説明する。
調整支持部材52は、細長いブロック状の部材を基部材35に溶接したもので、ガイド管7を嵌入する支持孔53(図2(B)参照)が設けられ、この支持孔53に連なる割り空隙54が形成されている。ガイド管7の軸線方向と90度食い違った方向に締め付け孔55が形成され、ここに締め付けボルト56をねじ込むようになっている。供給ロッド6は、支持孔53と同軸になっていて、供給ロッド6と出力軸線O−Oとの平行配置を確定させている。
調整支持部材52をできるだけ駆動ユニット30に近づけて配置するとともに、部品供給管7をできるだけ短くしてある。こうすることにより、供給ヘッド11自体の小型化を図るとともに、供給ヘッド11を含む装置全体の長手方向の寸法を短縮することができ、装置のコンパクト化にとって効果的である。
締め付けボルト55を緩めて、ガイド管7を支持孔53内に挿入し、ガイド管7を回しながら供給ヘッド11の向きを調整してから、締め付けボルト55を強固に締め付ける。こうすることにより、ガイド管7が支持孔53内で強く締め付けられて、供給ヘッド11が静止部材である基部材35に取付けられる。
この実施例では、駆動ユニット30の端部近傍に、供給ヘッド11が配置してあるので、ガイド管7は短くなっている。この短くなったガイド管7の端部に主ロッド14が差し込まれて、差し込み部分57が形成されている。締め付けボルト55を緩めて供給ヘッド11を回すことにより、部品供給管5の配置位置を選定し、近隣の部材を避けて部品供給管5を位置づけることが可能となる。
つぎに、他の駆動機構について説明する。
他の駆動機構は、図3に簡略的に示されている。この駆動機構37は、歯付きベルト58を用いたタイプである。歯付きベルト58が掛け渡されている歯付きプーリ59(もう1つのプーリの図示は省略してある)は、その駆動軸60が図2の紙面に対して、垂直となる向きに配置してある。そのために、2点鎖線で示した電動モータ32の向きは、先の事例よりも90度変向してある。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の事例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
ここでの歯付きベルト58、歯付きプーリ59などが、駆動機構37を構成し、ケース31内に格納されている。
上記実施例における部品は、プロジェクションナットであるが、これをプロジェクションボルトのような軸状部品に置き換えることも可能である。その場合には、供給ロッドの先端部に永久磁石を取り付けて、プロジェクションボルトを供給ロッドに吸着して送出するような改造を行うことにより、簡単に部品変更ができる。
上述の供給ロッドの進退動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作させて、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例の作用効果は、つぎのとおりである。
長尺で細長いケース31内に、進退動作を出力するための駆動機構37が格納されている駆動ユニット30が静止部材である基部材35に取り付けられ、駆動ユニット30の進退方向に対して直交する向きに突出している進退駆動片33が設けられ、供給ロッド6が、その進退方向が駆動ユニット30の進退出力方向(出力軸線O−O)と平行となるように配置されているとともに、その端部が進退駆動片33に結合されている。
これにより、いわゆる横方向に突出した進退駆動片33に供給ロッド6の端部を結合することが可能となり、供給ロッド6と駆動ユニット30のケース31を平行に配置することができる。したがって、駆動ユニット30と供給ロッド6が直線的に接続されたような形態を回避し、装置を長さ方向においてコンパクト化することができる。そして、ケース31や上記駆動機構37を長くすることにより、駆動ユニット30の出力ストロークが長くなり、それにともなって供給ロッド6の長さも長くすることが可能となる。つまり、駆動ユニット30のケース31の長さに応じて、供給ロッド6の長さを、装置の長さ方向のコンパクト化を図りながら、自由に選定することができ、部品供給装置としての有用性を高めることが実現する。
上述のように、駆動ユニット30のケース31と供給ロッド6が平行に配置でき、それに加えて、仮止室8やガイド部材17などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド11)を、駆動ユニット30の端部の近傍に配置することができる。このため、仮止室8やガイド部材17などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド11)を含めた装置全体の長さ方向の寸法を短縮することが可能となる。重要なのは、駆動ユニット30と供給ロッド6が平行に配置してあるので、供給ロッド6の有効ストロークを十分に長くしても、上述のような集合物の近傍配置によって、装置全体の長さが過大なるのを回避できることである。
さらに、平行に配置された駆動ユニット30と供給ロッド6の間隔をできるだけ狭くすることにより、仮止室8やガイド部材17などの集合構造物(いわゆる供給ヘッド11)の配置に要する、供給ロッド6とは直角方向のスペース取りを小さくすることができ、狭い箇所への装置配備にとって好都合である。
静止部材である基部材35に、供給ロッド6の他端部を摺動可能な状態で支持する支持部材50、52が設けられている。供給ロッド6の端部は、進退駆動片33に結合してあるので、ここの結合安定性には問題はないが、供給ロッド6の他端部を安定した状態で支持して、駆動ユニット30と供給ロッド6の平行配置を精度良く維持する必要がある。基部材35に取り付けられた上記支持部材50、差し込み部分57が摺動式軸受部材としての機能を果たすので、供給ロッド6と駆動ユニット30との平行状態に狂いが発生するようなことがなく、滑らかで安定した供給ロッドの進退動作が確保できる。
単一の基部材35に、駆動ユニット30、支持部材50、調整支持部材52、保持ヘッド11などが取り付けられているので、基部材35を基準にして、駆動ユニット30、支持部材50、調整支持部材52、保持ヘッド11などの相対位置を正確に求めることが行いやすくなる。それにともなって、供給ロッド6と仮止室8の相対位置や、供給ロッド6を支持する支持部材50や差し込み部分57の動作精度も向上する。
調整支持部材52によって、供給ヘッド11を所定の位置に回動させて位置決めを行うものであるから、部品供給管5の位置選定の際に、駆動ユニット30全体を回すようなことを回避することができる。したがって、電動モータ32への電線に影響するようなことがなく、最少の供給ヘッド11の位置調整だけとなるので、作業性が向上し、装置への悪影響が発生しない。
上述のように、本発明の装置により、細長い形状の電動式進退駆動ユニットの構造的特質を活用し、供給ロッドを電動式進退駆動ユニットと平行に配置して、装置のコンパクト化を図ることができる。したがって、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 プロジェクションナット
5 部品供給管
6 供給ロッド
7 ガイド管
8 仮止室
11 供給ヘッド
17 ガイド部材
18 ストッパ面
24 鋼板部品
30 電動式進退駆動ユニット、駆動ユニット
31 ケース
32 電動モータ
33 進退駆動片
35 基部材
37 駆動機構
38 スクリュー軸
39 鋼球
40 螺旋溝
41 進退部材
42 螺旋内溝
43 循環パイプ
50 支持部材
51 支持孔
52 調整支持部材
53 支持孔
57 差し込み部分
58 歯付きベルト
59 歯付きプーリ
O−O 出力軸線

Claims (1)

  1. 部品供給管と、進退動作式供給ロッドのガイド管が交差している箇所に、出口開口を有する部品の仮止室が形成され、前記部品供給管の延長方向に仮止室の内壁の一部を構成するガイド部材が配置され、前記ガイド部材のストッパ面によって仮止室内で位置決めされている部品を、前記供給ロッドに保持して目的箇所へ供給する形式のものであって、
    長尺で細長いケース内に、進退動作を出力するための駆動機構が格納されている電動式進退駆動ユニットが静止部材に取り付けられ、前記電動式進退駆動ユニットの進退出力方向に対して直交する向きに突出している進退駆動片が設けられ、
    前記供給ロッドが、その進退方向が電動式進退駆動ユニットの進退出力方向と平行となるように配置されているとともに、その端部が前記進退駆動片に結合され、
    前記静止部材に、前記供給ロッドの他端部を摺動可能な状態で支持する支持部材が取り付けられていることを特徴とする部品供給装置。
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