JP2007307583A - 部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更なるエアレス化を図るとともにコンパクトに構成された部品供給装置を提供すること。
【解決手段】部品供給装置は、ナットを貯溜して送出すパーツフィーダとナットを溶接機に送給する供給ヘッド20とを備えている。供給ヘッド20は供給ロッド21を摺動可能に内蔵するとともに、供給部22、駆動部23、送気部24とを有して構成する。駆動部23には供給ロッド21を圧接する半円状の凹部281を形成する一対のロッド駆動ローラ28を備えている。一対のロッド駆動ローラ28は、供給ロッド21を間にして供給ロッド21の軸心と直交する方向に配置する一対の駆動軸29にキー結合で連結している。駆動軸29は、モータ33に駆動伝達部34を介して連結されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、パーツフィーダで搬送された部品を分離して個々の部品を溶接機等の加工機に供給するとともにエア供給不要手段で駆動する部品供給装置に関する。
例えば、ナットフィーダで示される部品供給装置は、ナットを溶接機等に供給してワークにナットを溶接できるように構成されている。この部品供給装置では、ナットを溶接する溶接機と、ナットを貯溜するパーツフィーダと、パーツフィーダから送給されたナットを1個ずつ分離して1個ずつ溶接機に送給する供給ヘッドと、を備えている。供給ヘッドには、ナットを1個ずつ溶接機に送給する供給ロッドが、供給ヘッド内を進退可能に配置されている。
一般に、上記のような部品供給装置は、工場内で使用される設備機械であって、これらの設備機械は量産で行われるために多数配置されている。そしてこれらの設備機械は、コンプレッサから供給される圧縮エアによって駆動されていることが多い。
しかし、近年、省エネ法や地球温暖化防止、環境への配慮等により消費電力の削減が求められている。この対策のために、工場においてはエア消費量を低減させることによって電力消費減化を図ることがその一つとして求められている。
従来の部品供給装置においては、エア供給不要手段を用いた装置が特許文献1によって開示されている。これによれば、パーツフィーダを駆動することにおいて、コンプレッサからのエア供給不要化を採用している。つまり、パーツフィーダは、フィーダ本体とフィーダ本体から接続される供給ヘッドと、供給ヘッドにエアを供給するエア発生装置とを有して構成されている。このエア発生装置は、工場内のコンプレッサを使用しないで、モータでピストンロッドを駆動することによってエアを発生させ、エア発生装置のピストンロッドを収容するシリンダから配管された供給ヘッドにエアを送給できるように構成している。
これによって、工場内のコンプレッサを使用しないことから省エネ化を達成することができるとともにコンプレッサの発生する騒音を防止することができる。
また、特許文献2では、供給ロッドの進退駆動をエアシリンダに代わって配置されたサーボモータで行うことの一例が示されている。
特開2000−343337公報(3〜5頁、図4参照) 特開2002−172470公報(5〜6頁、図7参照)
しかし、溶接装置の自動化に伴い、溶接電極駆動の電動化技術が開発されてくると、更なるエアレス化が図られるようになってきた。例えば、特許文献1では、コンプレッサからのエア供給はないものの、エア発生装置自体を配置させている。エアレス化の目的の一つは、排気されるエア内に含まれる油分がエアミストとなって工場環境を悪化することへの防止であり、工場環境改善を図ろうとすることにある。従って、特許文献1に対して、工場環境改善を向上するために更なるエアレス化を行うことが求められていた。さらに、特許文献1では、供給ロッドと別に配置されたエア発生装置を備えることから、部品供給装置自体が嵩張ることとなってスペースを広く取ることとなっていた。
また、一般に、供給ヘッド内を進退可能に構成された供給ロッドは、進退ストローク分を移動することになるから、それ自体軸心方向に長く形成されていた。特許文献2に示すように、この供給ロッドの軸心方向に沿って駆動源を連結することは、供給ヘッド自体をさらに長くすることから、供給ヘッドのスペースを長くすることになり、部品供給装置の設置スペースを広くしていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、更なるエアレス化を図るとともにコンパクトでしかも廉価に構成できる部品供給装置を提供することを目的とする。そのために、本発明に係る部品供給装置は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1の発明では、加工機に部品を供給する供給ヘッドと、前記供給ヘッドに部品を送給するパーツフィーダとを備え、前記供給ヘッドには前記供給ヘッド内を摺動して前記部品を搬送する供給ロッドが配置され、前記供給ロッドをエア供給不要手段で駆動する部品供給装置であって、
前記エア供給不要手段が、前記供給ロッドを挟持する一対のロッド駆動ローラを有し、前記ロッド駆動ローラが、前記供給ロッドと直交する方向に電気的な駆動源に駆動伝達手段を介して連結されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明では、前記供給ヘッドは、前記部品を分離して前記加工部に搬送する供給部と、前記ロッド駆動ローラを備えて前記供給ロッドを軸心に沿って進退駆動する駆動部を有し、前記駆動部に微量な排気を発生する送気部が連接され、前記送気部で発生するエアを前記部品の供給促進手段として供給可能にしていることを特徴としている。
請求項3記載の発明では、前記ロッド駆動ローラは、前記供給ロッドを挟持するための前記供給ロッドの外周面に係合可能な凹部を有して形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、加工機に部品を供給する供給ロッドは、電気的な駆動源によって駆動される。つまり電気的な駆動源から連結された一対のロッド駆動ローラの回動は、挟持する供給ロッドを軸方向に沿って進退可能に移動させる。供給ロッドは、パーツフィーダから送給された部品を1個ずつ分離して加工機に搬送する。部品がナットであり、加工機が溶接機であれば、溶接機に送られたナットは、溶接機内に搬送されたワークに溶接されることになる。
さらに、ロッド駆動ローラは、軸心方向に直線移動する供給ロッドの外周面と係合する凹部を形成している。一対のロッド駆動ローラが、相反する方向に回動することによって、凹部で挟持された供給ロッドが直線的に移動することとなる。ロッド駆動ローラが供給ロッドを軸心方向に移動するために、ロッド駆動ローラの回動中心軸は供給ロッドの軸心に対して直交する方向に形成される、この方向に駆動連結手段を介して駆動源に連結すれば、駆動源は供給ロッドの軸心方向と直交する方向に配置されることとなり、供給ロッドの軸心方向のスペースの拡大を防止できる。
また、供給ロッドの駆動源及び駆動連結手段を供給ロッド付近に設けていることから、従来のようにエア発生装置を別の部位に設けることはなくコンパクトに構成することができる。
さらに、供給ロッドの軸心方向の移動により、送気部では供給ロッドとケース体との間に自然にエアが発生する。本発明によれば、この発生したエアを部品の供給促進手段として供給可能にすることによって、加工機側に送る部品をスムーズに流すことができ発生したエアを有効に活用することができる。
次に、本発明の部品供給装置における一形態を図面に基づいて説明する。図1は、ワークにナットを溶接する溶接機1の一例を示すものであり、溶接機本体3に、パーツフィーダ11と供給ヘッド20からなる部品供給装置10が装着されている。溶接機1は、一対の電極(上部電極5と下部電極7)を有し、上部電極5が下部電極7に向かって移動することにより、下部電極7に供給された図示しないワークに、下部電極7のガイドピン7aに向かって供給ヘッド20から供給されたナットを溶接する。
供給ヘッド20は、図2に示すように、供給ロッド21を摺動可能に内蔵するとともに、供給ロッド21の軸心に沿って長尺状に形成されている。供給ヘッド20は、溶接機1の下部電極7側から順に供給部22、駆動部23、送気部24を構成して、溶接機本体3の側壁部に図示しないL字状の取り付けアームを介して装着されている。供給部22には前述の取り付けアームに取り付けるための取付板25が配置され、送気部24には、供給ロッド21の前後ストローク端を感知するセンサ26、27が配置されている。
図3〜5は、供給ロッド21の進退移動を駆動する駆動機構30の詳細を示すものであり、本願発明の要部を示すものである。
駆動機構30には、供給ロッド21の軸心上に沿って形成される上部と上部から下部側に向かって供給ロッド21の軸心と直交する方向に延設するボディケース31が形成されている。ボディケース31の上部は中空部311が形成され、下部にはモータ格納部312が中空状に形成されている。中空部311とモータ格納部312は連接して形成され、ボディケース31の下端には、モータ格納部312を塞ぐようにカバー32が装着されている。上部の中空部311の一端には供給ロッド21の周りに配置される一対のロッド駆動ローラ28(28A、28B)が配置されている。
ロッド駆動ローラ28は、供給ロッド21を間にして立設する駆動軸29にキー結合で連結されるとともに中央部外周面に全周にわたって断面半円状の凹部281を形成している。凹部281は供給ロッド21の外周面と圧接状態で係合されている。ロッド駆動ローラ28が駆動軸29を中心にお互いに反対方向に回動することによって、供給ロッド21を軸心に沿って往復直線移動できるように構成されている。
ロッド駆動ローラ28は、駆動軸29の上部にボディケース31に装着された固定板38で駆動軸29の軸心方向の移動が規制されるとともに、駆動軸29の下部は電気的駆動装置(モータ)33及び駆動伝達部34に連結されている。電気的駆動装置33は、通常のモータでもよく、またサーボモータでもよい。駆動伝達部34は、モータ軸331の回転を駆動軸29に伝達できるものであれば公知の機構でよく、実施形態では、モータ軸331に装着される駆動歯車35と、駆動歯車35に歯合されて中間歯車軸361に支持された中間歯車36と中間歯車36に歯合されて駆動軸29に装着されたローラ駆動歯車37とで構成されている。ロッド駆動歯車37は、供給ロッド21を間にして一対配置されているため、一方の駆動軸29Aに装着されたローラ駆動歯車37A(図5参照)は、他方の駆動軸29Bに装着されたローラ駆動歯車37B(図5参照)と歯合することによって駆動軸29A、29Bがお互いに反対方向に回転することになる。
なお、供給ロッド21は、後述の供給部22のガイド41及びボディケース31の後端で軸受39、40に摺動可能に支持されている。
供給部22は、図6に示すように、筒状に形成されて内部にロッド貫通孔411を設けるガイド41と、ガイド41の先端側(図6中、左側)に配置されて電磁石43を内蔵するヘッドカバー部42と、ヘッドカバー部42の先端側に配置されてパーツフィーダ11から配管されるヘッドシュート44と、ヘッドシュート44から分離されるナットNを送出すために開閉可能に配置される開閉扉45とを備えて構成されている。ガイド41の後端部は駆動部23に接続されて、ガイド41のロッド貫通孔411に供給ロッド21を摺動可能に挿通している。
電磁石43は、供給ロッド21を軸受46を介して内嵌し、斜設された供給ロッド21の自然落下を防止するために供給ロッド21を吸着可能に配置されている。開閉扉45は、ヘッドシュート44の先端側で、扉ガイド47に枢支され、供給ロッド21が供給ヘッド20内で待機している際には、ロッド貫通孔411を塞ぐように閉じ、供給ロッド21の溶接機1への進出の際に、上方に開くように構成されている。
なお、供給ロッド21の先端にはヘッドシュート44から分離されるナットNを保持するためのチップ211が設けられている。
送気部24は、図7に示すように、駆動部23の後方に連結して配置され、筒状のパイプケース51とパイプケース51の後端位置にパイプケース51の内部を塞いで配置されるヘッドキャップ52とを備え、パイプケース51の前端及び後端に前述のセンサ26、27を装着している。パイプケース51内には、供給ロッド21が往復移動可能に挿通されシリンダ体を構成している。ヘッドキャップ52には送気孔53が形成され、パイプケース51内で発生したエアを外部に排出可能にしている。実施形態においては、送気孔53に送気ホース54を接続して送気ホース54の一端をパーツフィーダ11に接続してナットNの送出しを促進できるように構成している。
供給ロッド21の後端部には、センサ26、27が感知するための磁石55と、磁石55の前面と後面に配置してパイプケース51内のエアを押し出すための隔壁円板56と、磁石55の前方に配置して供給ロッド21の前進時に軸受40に衝突する際の衝撃緩和用のクッション57と、磁石55の後方に配置して供給ロッド21の後退時にヘッドキャップ52に衝突する際の衝突緩和用のクッション58と、を備えている。隔壁円板56の外周面はパイプケース51の内周面との間に隙間を有して形成され、パイプケース51内のエアを隔壁円板56を間にして流通可能にしている。
ナットNを貯溜して供給ヘッド20に送給するパーツフィーダ11は、溶接機1の側壁部の上部に配置されてナットNを自然落下で送るようにしている。実施形態のパーツフィーダ11は、図8に示すように、本体ケース12と、本体ケース12内に貯溜されたナットNを回転しながら吸着して上方に供給するロータ18と、ロータ18で吸着されたナットNのうち、正しい姿勢で吸着されたナットNのみを1列に整列させるガード部13と、を備えて構成されている。ガード部13の先端側には斜め下方に向けてシュート14が配置され、さらにシュート14と供給ヘッド20のヘッドシュート44とは送給ホース15で連結されている。また、シュート14の元部側には、供給ヘッド20の送気ホース54の先端部が接続される吹出し管16が接続されている。
次に、上記のように構成された溶接機1及び部品供給装置10の作用について説明する。
溶接機1の加工部、つまり、下部電極7上にはナットNを溶接する図示しないワークが搬送されている。供給ヘッド20から1個ずつ送給されたナットNは下部電極7のガイドピン7aに支持されて上部電極5でナットNを押圧しながら通電することによりナットNがワークに溶接される。
一方、部品供給装置10においては、パーツフィーダ11から送給ホース15を介してナットNが供給ヘッド20の供給部22に送給される。パーツフィーダ11では、回転されているロータ18にナットNが吸着され、正しい姿勢のナットNだけが選別されてガード部13内に1列で整列されている。ナットNはガード部13を通って1個ずつシュート14に送給され、シュート14から供給ヘッド20に向かって自然落下する。
この際、ナットNは供給ヘッド20の送気部24から供給された圧縮エアによって積極的に押し出される。圧縮エアは、シリンダ体を構成する供給ヘッド20の送気部24において、供給ロッド21の後退移動時に、隔壁円板56がパイプケース51内のエアを後方の送気孔53に向かって押し出すことによって発生する。隔壁円板56は、供給ロッド21の移動とともに移動することとなって、パイプケース51内のエアを圧縮する。供給ロッド21の後退移動時には、圧縮されたエアはそのまま後方に向かって流れ、送気孔53から送気ホース54内に導かれる。この圧縮されたエアは、吹出し管16からパーツフィーダ11のシュート14に流入して、待機しているナットNを順に押し出すこととなる。
通常においては、パーツフィーダ11から供給ヘッド20にナットNを押し出す際には、コンプレッサ等のエア源から供給されたエアを吹出すことによって行なわれるが、送気部24をシリンダ体に構成することによって、自然に発生するエアを有効利用できることから、エア供給不要化をさらに進めることができる。
供給ロッド21の前進移動(溶接機1側への移動)は、供給ヘッド20の駆動部23で駆動される。供給ロッド21の前進移動は、溶接機1の制御部からの指令によって行われ、モータ33が作動してモータ軸331が一方の方向に回転する。モータ軸331の回転によりモータ軸331にキー結合で連結された駆動歯車35が回転する。駆動歯車35は中間歯車36に歯合されていることから、中間歯車36は中間歯車軸361の軸心を中心に駆動歯車35と反対の方向に回転する。さらに中間歯車36は、一方のローラ駆動歯車37Aを中間歯車36と反対の方向に回転させ、ローラ駆動歯車37Aと歯合されているローラ駆動歯車37Bをローラ歯車37Aと反対の方向に回転させる。
つまり、一対のローラ駆動歯車37A、37Bが相反する方向に回転することにより、それぞれ駆動軸29A、29Bが相反する方向に回転される。それぞれの駆動軸29A、29Bには、一対のロッド駆動ローラ28A、28Bがそれぞれキー結合で連結されているから、それぞれのロッド駆動ローラ28A、28Bは相反する方向に回転する。供給ロッド21は、それぞれのロッド駆動ローラ28A、28Bの凹部281に圧接されていることから、ロッド駆動ローラ28A、28Bの回転によって、供給ロッド21は前進方向に移動される。
供給ロッド21の前進移動の前の位置は、供給ロッド21が後退位置にあり、この位置では、供給ロッド21の前端部のチップ211は、供給部22内において、ヘッドシュート44の後方位置にある。この際、開閉扉45は、ロッド貫通孔411の前端を塞いでいる。
供給ロッド21の前進移動により、チップ211が供給ロッド21の移動通路内に進入した1個のナットNを保持して、ナットNを前方に搬送する。ロッド貫通孔411を塞いでいた開閉扉45は、供給ロッド21に保持されたナットNの前進移動により押し上げられて上方に旋回する。
供給ロッド21が、ナットNを溶接機1の下部電極7のガイドピン7aに保持する位置まで搬送すると、供給ロッド21の後端部に配置された磁石55が送気部24に装着された前方のセンサ26の位置に達し、センサ26が供給ロッド21のストローク端であること感知する。これによって、モータ33が逆回転され、前述と逆の作用を伴って供給ロッド21を後退移動させる。供給ロッド21の後退移動の際、磁石55が後方のセンサ27の位置に達すると、センサ27が供給ロッド21のストローク端を感知して、再び、モータ33を正転させる。これを繰り返すことにより、ワークへのナットNの溶接加工が連続的に行われることとなる。
このように、供給ロッド21の後退移動時に、パーツフィーダ11から1個のナットNを送給ホース54内に搬送し、供給ロッド21の前進移動でナットNを溶接機1の下部電極7側に搬送することとなる。
上述のように、実施形態の部品供給装置10では、コンプレッサからのエア供給を不要として供給ロッド21を駆動させることができることから、コンプレッサを使用することによるエア量の消費の拡大を防止することができ省エネ化を達成することができる。またそれに伴って、エア機器の設備費用を削減することができる。さらにエアを使用しないことによって、工場内に排気されるミストを防御して環境改善を図ることができる。しかもこの装置は、供給ロッド21の往復直線移動する駆動部を供給ロッドの軸心と直交する方向に配置することから、部品供給装置10を供給ヘッド20の長手方向に延設せずにコンパクトに構成することができる。
さらに、供給ロッド21の移動によって発生するエアをナットNの押し出しに使用することができ、エア供給不要の中で、発生する圧縮エアをさらに有効に活用することができる。
なお、本願発明の部品供給装置は、上記の形態に限定するものではない。例えば、供給ロッドを進退可能に駆動する電気的な駆動源は、リニアモータであってもよく、その場合、ロッド駆動ローラを回転駆動する駆動伝達装置は、リニアモータに合わせて適宜構成することとなる。また、パーツフィーダの構成は、送気部からのエアを流入できるものであれば、周知の構成を採用してもよい。さらに、部品がナットでなく他の部品でもよく、また、加工機は溶接機でなくても他の加工機でもよい。
本発明の部品供給装置の一形態を示す全体図である。 図1における部品供給装置の供給ヘッドを示す全体図である。 図2における供給ヘッドの駆動機構部を示す正面断面図である。 同一部平面断面図である。 図3における駆動機構部のうちロッド駆動ローラを示す断面図である。 図2における供給ヘッドの供給部を示す正面断面図である。 図2における供給ヘッドの送気部を示す正面断面図である。 図1における部品供給装置のパーツフィーダを示す正面断面図である。
符号の説明
1、溶接機
10、部品供給装置
11、パーツフィーダ
14、シュート
15、送給ホース
16、吹出し管
20、供給ヘッド
21、供給ロッド
22、供給部
23、駆動部
24、送気部
28、ロッド駆動ローラ
281、凹部
29、駆動軸
30、駆動機構
31、ボディケース
33、モータ
34、駆動伝達部
53、送気孔
54、送気ホース

Claims (3)

  1. 加工機に部品を供給する供給ヘッドと、前記供給ヘッドに部品を送給するパーツフィーダとを備え、前記供給ヘッドには前記供給ヘッド内を摺動して前記部品を搬送する供給ロッドが配置され、前記供給ロッドをエア供給不要手段で駆動する部品供給装置であって、
    前記エア供給不要手段が、前記供給ロッドを挟持する一対のロッド駆動ローラを有し、前記ロッド駆動ローラが、前記供給ロッドと直交する方向に電気的な駆動源に駆動伝達手段を介して連結されていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記供給ヘッドは、前記部品を分離して前記加工部に搬送する供給部と、前記ロッド駆動ローラを備えて前記供給ロッドを軸心に沿って進退駆動する駆動部を有し、前記駆動部に微量な排気を発生する送気部が連接され、前記送気部で発生するエアを前記部品の供給促進手段として供給可能にしていることを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
  3. 前記ロッド駆動ローラは、前記供給ロッドを挟持するための前記供給ロッドの外周面に係合可能な凹部を有して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の部品供給装置。
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