JP6627123B2 - 物品載置部及びカート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物品載置部及びカート装置に関するものである。
例えば、特許文献1や特許文献2には、オフィスや病院等において使用される走行可能なカート装置が開示されている。これらのカート装置は、物品が載置可能な物品載置部として着脱可能なトレイ等を備えている。
特開2013−17709号公報 特開2013−94281号公報 特許第4943251号公報 特開平3−173506号公報 実用新案登録第3114645号公報
ところで、物品載置部に載置される物品は1種類であるとは限られない。例えば、病院で使用されるカート装置に装着された物品載置部には、小さな薬瓶や大きなポットを載置する場合がある。また、例えば、オフィスで使用されるカート装置に装着された物品載置部には、薄く小型のファイルと厚く大型のファイルとを載置する場合がある。このため、例えば特許文献3〜5には、載置される物品の形状や載置量等の特性に合わせて深さ、幅、奥行寸法が設定されたトレイを有することにより、作業性等を向上させた什器が開示されている。
ところが、物品載置部に対して物品を載置したり、物品載置部から物品を取り出したりする者は、カート装置を走行させている者とは限らない。例えば、物品を必要とする者の所まで物品をカート装置で搬送し、物品を必要とする者自身が物品載置部から物品を取り出す場合もある。つまり、物品載置部に対して物品を受け渡す者が主として物品載置部のどちら側から物品を受け渡すかは、カート装置等の使用状況によって異なる。しかしながら、特許文献3〜5に開示された什器では、什器本体側から見た物品載置部の形状は常に固定されているため、カート装置等の使用状況の変化に対応するためには異なる形状の物品載置部を用意する必要があり、カート装置等の使用状況の変化に柔軟に対応することができない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、什器本体に対して着脱可能な物品載置部において、使用状況において形態を柔軟に変化させることを可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、物品を載置可能な物品載置部であって、什器本体に対して向きを変更して着脱可能とされ、第1の向きで上記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態と、上記第1の向きと異なる第2の向きで上記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態とが異なるという構成を採用する。
本発明においては、物品載置部が什器本体に対して向きを変更して着脱可能とされている。さらに、本発明においては、第1の向きで上記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態と、上記第1の向きと異なる第2の向きで上記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態とが異なる。このため、同一方向から物品載置部に対して物品の受渡しを行うときであっても、物品載置部が第1の向きで什器本体に対して装着されている場合と、物品載置部が第2の向きで什器本体に対して装着されている場合とで、物品の受渡しの作業性が変化する。したがって、本発明によれば、1つの物品載置部の使用形態を、状況に応じて任意に変更することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、正面側あるいは背面側を上記什器本体に向けて上記什器本体に対して着脱可能とされ、上記物品収容領域の上記正面側の領域である正面側収容領域と、上記物品収容領域の上記背面側の領域である背面側収容領域との深さが異なるという構成を採用する。
本発明によれば、深さの異なる2つの領域(正面側収容領域と背面側収容領域)を有しているため、小型の物品と大型の物品とを同時に安定して収容することが可能となる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上面が上記物品の載置面とされた底板と、上記底板の上記正面側の縁部に立設される正面側落下防止部と、上記底板の上記背面側の縁部に立設されると共に上記正面側落下防止部よりも上記底板からの高さ寸法が大きい背面側落下防止部とを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、正面側落下防止部と背面側落下防止部との高さ寸法を変更することによって、深さの異なる2つの領域(正面側収容領域と背面側収容領域)が形成されている。このため、底板を平らにすることができる。したがって、物品をより安定して収容することが可能となる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記正面側落下防止部及び上記背面側落下防止部が、上記底板の縁部に沿って立設される周壁部の一部からなるという構成を採用する。
本発明によれば、底板の縁部に沿って周壁部が立設されていることから、底板の周囲の全域において物品が落下することを防止することができる。したがって、物品をより安定して収容することが可能となる。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記周壁部の上端にフランジが形成されているという構成を採用する。
本発明によれば、周壁部の上端にフランジが設けられているため、物品の出し入れのときに作業者が周壁部の上端に触れたときの感触を、フランジが設けられずに周壁部の上端が薄い場合と比較して柔らかくすることができる。さらに、本発明によれば、フランジによって物品載置部の強度を向上させることが可能となる。
第6の発明は、カート装置であって、走行可能な什器本体と、上記第1〜第5いずれかの発明である物品載置部とを備えるという構成を採用する。
本発明によれば、上述の物品載置部を備えるカート装置となる。このため、1つの物品載置部の使用形態を状況に応じて任意に変更することができ、使用状況において物品載置部の形態を柔軟に変化させることが可能となる。
本発明によれば、1つの物品載置部の使用形態を、状況に応じて任意に変更することができる。このため、本発明によれば、什器本体に対して着脱可能な物品載置部において、使用状況において形態を柔軟に変化させることが可能となる。さらに、1つの物品載置部で使用形態を変更できることから、複数の形状の物品載置部を用意する必要がなくなり、成形金型等の種類削減による設備投資額の抑制や、管理工数及び管理コストの削減を行うことができる。
トレイが後ろ向きに設置された状態の本発明の一実施形態におけるカート装置の全体図であり、(a)が側面図であり、(b)が斜視図である。 トレイが前向きに設置された状態の本発明の一実施形態におけるカート装置の全体図であり、(a)が側面図であり、(b)が斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの斜視図であり、(a)が上方から見た斜視図であり、(b)が下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの三面図であり、(a)が底面図、(b)が側面図、(c)が正面図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置のカート本体と、トレイ支持機構とを含む斜視図(トレイを省略した斜視図)である。 トレイを取り外した状態において本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイ支持機構を上方から見た斜視図である。 トレイを取り外した状態において本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイ支持機構を下方から見た斜視図である。 トレイを取り付けた状態において本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイ支持機構を下方から見た下面図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイ支持機構にトレイを装着するときの動作について説明する模式図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイ支持機構にトレイを装着するときの動作について説明する模式図である。 2つのトレイが異なる向きで装着された様子を示す本発明の一実施形態におけるカート装置の全体を示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置が備えるトレイの変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置の変形例が備える浅型トレイ及びトレイを示し斜視図である。 本発明の一実施形態におけるカート装置の変形例が備える浅型トレイ及びトレイを示し斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る物品載置部及びカート装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1及び図2は、本実施形態のカート装置1の全体図である。図1は、トレイ2(物品載置部)が後ろ向きに設置された状態のカート装置1の全体図であり、(a)が側面図、(b)が斜視図である。また、図2は、トレイ2が前向きに設置された状態のカート装置1の全体図であり、(a)が側面図、(b)が斜視図である。なお、以下の説明においては、図1(a)及び図2(a)における左側を前側、同右側を後側とする。
カート装置1は、オフィスや病院において、書類ファイルや薬瓶等の物品を載置して搬送する什器であり、図1及び図2に示すように、トレイ2と、カート本体3と、トレイ支持機構4とを備えている。なお、本実施形態においては、カート本体3及びトレイ支持機構4によって本発明の什器本体が構成されている。
図3は、トレイ2の斜視図であり、(a)が上方から見た斜視図であり、(b)が下方から見た斜視図である。また、図4は、トレイ2の三面図であり、(a)が底面図、(b)が側面図、(c)が正面図である。これらの図に示すように、トレイ2は、底板2aと、底板2aの縁部に立設される周壁部2bと、底板2aの下面に形成される突起部2cとを備えており、物品が載置可能とされている。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図4(c)で示されている側が正面側とし、この正面と反対側を背面側と称する。また、正面側と背面側とを結ぶ方向を奥行方向とし、奥行方向と直交する水平方向を幅方向とする。
底板2aは、上面が平坦な物品載置面とされており、載置された物品を下方から支持する板状の部位である。本実施形態では、底板2aは、図3及び図4に示すように、奥行方向が短く幅方向が長い略長方形状とされている。
周壁部2bは、底板2aを囲むように底板2aの縁部に立設された壁部であり、底板2aの正面側の長辺(すなわち縁部)から立設する正面壁2d(正面側落下防止部)と、底板2aの背面側の長辺(すなわち縁部)から立設する背面壁2e(背面側落下防止部)と、底板2aの左辺(幅方向の一方側の辺)から立設する第1側壁2fと、底板2aの右辺(幅方向の他方側の辺)から立設する第2側壁2gとを有している。
正面壁2dは、背面壁2eよりも高さ寸法が小さく(すなわち低く)設定されている。つまり、背面壁2eは、正面壁2dよりも高さ寸法が大きく(すなわち高く)設定されている。これによって、正面壁2dの上端は、背面壁2eの上端よりも低い位置とされている。また、第1側壁2fは、正面壁2dの左側端と背面壁2eの左側端とに接続されている。また、第2側壁2gは、正面壁2dの右側端と背面壁2eの右側端とに接続されている。
第1側壁2fは、正面側部2f1と、背面側部2f2と、中間部2f3とを有している。正面側部2f1は、正面壁2dに接続されると共に正面壁2dと同一高さとされた部位である。背面側部2f2は、背面壁2eに接続されると共に背面壁2eと同一高さとされた部位である。中間部2f3は、正面側部2f1と背面側部2f2との間に配置されると共に上端が正面側部2f1の上端と背面側部2f2の上端とを直線状に接続するように傾斜された部位である。
第2側壁2gは、正面側部2g1と、背面側部2g2と、中間部2g3とを有している。正面側部2g1は、正面壁2dに接続されると共に正面壁2dと同一高さとされた部位である。背面側部2g2は、背面壁2eに接続されると共に背面壁2eと同一高さとされた部位である。中間部2g3は、正面側部2g1と背面側部2g2との間に配置されると共に上端が正面側部2g1の上端と背面側部2g2の上端とを直線状に接続するように傾斜された部位である。なお、図3(a)に示すように、第1側壁2fの中間部2f3と、第2側壁2gの中間部2g3とは、奥行方向において、同一箇所に設けられている。
また、周壁部2bの上端には、フランジ2b1が形成されている。このフランジ2b1は、周壁部2bの上側の縁部を外側に湾曲させることによって形成されている。このフランジ2b1の水平方向の幅は、周壁部2bのフランジ2b1を除く領域(フランジ2b1よりも下方の壁領域)の厚み寸法よりも大きく設定されている。
この周壁部2bを有するトレイ2では、周壁部2bで囲まれた領域が物品を収容可能な領域(物品収容領域)とされている。さらに、トレイ2では、図3(a)に示すように、正面側にて周壁部2bの高さが低く、背面側にて周壁部2bの高さが高い形状となっている。このため、トレイ2の物品収容領域の正面側(以下、正面側収容領域Raと称する)は、周壁部2bが低いことから、物品の出し入れがし易く、目視がし易い領域となることから、例えば小さな物品を収容するのに適した領域となっている。一方で、トレイ2の収容領域の背面側(以下、背面側収容領域Rbと称する)は、周壁部2bが高いことから、背丈の高い物品がカート装置1の走行振動等によって傾いても周壁部2bで支えることができ、例えば背丈の高い物品を安定して収容するのに適した領域となっている。
このようなトレイ2では、正面側から見た場合には、手前側に深さ寸法の小さな正面側収容領域Raが位置し、奥側に深さ寸法が大きな背面側収容領域Rbが配置される。一方、トレイ2を背面側から見た場合には、手前側に深さ寸法の大きな背面側収容領域Rbが配置され、奥側に深さ寸法が小さな正面側収容領域Raが配置される。つまり、本実施形態におけるトレイ2では、トレイ2の向きを反対にすることによって、同一方向から見たときの物品収容領域の形態(物品収容領域の形状)が変化する。したがって、図1に示すように、正面側をカート本体3側に向けてトレイ2を装着した場合の物品収容領域の形態と、背面側をカート本体3側に向けてトレイ2を装着した場合の物品収容領域の形態とが異なる。
突起部2cは、底板2aの下面から下方に向けて突出した部位である。本実施形態では、図4(a)に示すように複数形成されている。なお、説明の便宜上、これらの突起部2cを、トレイ2の左側に配置される左側突起群2cAと、トレイ2の右側に配置される右側突起群2cBとにグループ分けする。
左側突起群2cAには、突起部2cとして、正面側突起部2c1と、背面側突起部2c2と、正面側中央突起部2c3と、背面側中央突起部2c4とが含まれている。これらの正面側突起部2c1、背面側突起部2c2、正面側中央突起部2c3及び背面側中央突起部2c4は、図4(a)に示すように、奥行方向に略直線状に配列されている。
正面側突起部2c1は、トレイ2の下面から下方に垂下する垂下部2c11と、この垂下部2c11の下端からトレイ2の右側に向けて迫り出した延出部2c12とを有する。延出部2c12は、長辺がトレイ2の奥行方向に沿うように水平配置される略長方形状の板部であり、右側辺が垂下部2c11の下端と接続されることによってトレイ2の下面と一定の隙間を空けて配置されている。この正面側突起部2c1は、図4(a)に示すように、左側突起群2cAのなかで、最もトレイ2の正面側に配置されている。
背面側突起部2c2は、正面側突起部2c1と同一形状とされており、トレイ2の下面から下方に垂下する垂下部2c21と、この垂下部2c21の下端からトレイ2の右側に向けて迫り出した延出部2c22とを有する。延出部2c22は、長辺がトレイ2の奥行方向に沿うように水平配置される略長方形状の板部であり、右側辺が垂下部2c21の下端と接続されることによってトレイ2の下面と一定の隙間を空けて配置されている。この延出部2c22からトレイ2の下面までの離間距離は、正面側突起部2c1の延出部2c12からトレイ2の下面までの離間距離と同一に設定されている。この背面側突起部2c2は、図4(a)に示すように、左側突起群2cAのなかで、最もトレイ2の背面側に配置されている。
正面側中央突起部2c3及び背面側中央突起部2c4は、正面側突起部2c1と背面側突起部2c2との間に配置されている。正面側中央突起部2c3及び背面側中央突起部2c4のうち、正面側中央突起部2c3がトレイ2の正面側に配置され、背面側中央突起部2c4がトレイ2の背面側に配置されている。これらの正面側中央突起部2c3と背面側中央突起部2c4との間には、トレイ支持機構4が備える後述の係合突起4fが嵌入される嵌入隙間S1が形成されている。
正面側中央突起部2c3は、正面側突起部2c1及び背面側突起部2c2に対して僅かにトレイ2の幅方向中央部側に変位して配置されている。この正面側中央突起部2c3は、トレイ2の正面側に向けて奥行方向に対して傾斜された斜面2c31を有している。この斜面2c31は、トレイ2の正面側から嵌入隙間S1に向かうに連れてトレイ2の幅方向中央側に向かう面であり、正面側をカート本体3側に向けてトレイ2を着脱する時に係合突起4fを案内する。背面側中央突起部2c4は、正面側中央突起部2c3と同様に、正面側突起部2c1及び背面側突起部2c2に対して僅かにトレイ2の幅方向中央部側に変位して配置されている。この背面側中央突起部2c4は、トレイ2の背面側に向けて奥行方向に対して傾斜された斜面2c41を有している。この斜面2c41は、トレイ2の背面側から嵌入隙間S1に向かうに連れてトレイ2の幅方向中央側に向かう面であり、背面側をカート本体3側に向けてトレイ2を着脱する時に係合突起4fを案内する。これらの正面側中央突起部2c3と背面側中央突起部2c4とは、トレイ2の奥行方向の中央を境として対称形状とされている。
右側突起群2cBには、突起部2cとして、正面側突起部2c5と、背面側突起部2c6と、正面側中央突起部2c7と、背面側中央突起部2c8とが含まれている。右側突起群2cBに含まれる正面側突起部2c5、背面側突起部2c6、正面側中央突起部2c7及び背面側中央突起部2c8は、左側突起群2cAと左右対称形状とされている。
すなわち、正面側突起部2c5は、左側突起群2cAの正面側突起部2c1と左右対称形状であり、垂下部2c51と延出部2c52とを有している。また、背面側突起部2c6は、左側突起群2cAの背面側突起部2c2と左右対称形状であり、垂下部2c61と延出部2c62とを有している。また、正面側中央突起部2c7は、左側突起群2cAの正面側中央突起部2c3と左右対称形状であり、斜面2c71を有している。また、背面側中央突起部2c8は、左側突起群2cAの背面側中央突起部2c4と左右対称形状であり、斜面2c81を有している。さらに、正面側中央突起部2c7と背面側中央突起部2c8との間には、トレイ支持機構4が備える後述の係合突起4fが嵌入される嵌入隙間S2が形成されている。
図5は、カート本体3と、トレイ支持機構4とを含む斜視図(トレイ2を省略した斜視図)である。カート本体3は、脚部3aと、支持基体3bと、天板ユニット3cと、昇降操作部3dとを備えている。
脚部3aは、4本の直線状の脚杆3a1と、これらの脚杆3a1の根元が接続されるベース部3a2と、各々の脚杆3a1の先端部に取り付けられるキャスタ3a3と、キャスタ3a3をロックするロック部3a4とを備えている。このような脚部3aのキャスタ3a3が床面に当接した状態で転動することにより、カート装置1が走行可能とされている。また、ロック部3a4によりキャスタ3a3をロックすることによって、カート装置1の移動が規制される。
支持基体3bは、外側支柱ユニット3b1と、内側支柱ユニット3b2とを有している。外側支柱ユニット3b1は、内部に棚柱を備える中空の柱状部であり、脚部3aのベース部3a2上に立設されている。この棚柱は、上下方向に延在されると共に上下方向に等間隔で配列された複数の係止孔を有している。これらの複数の係止孔の一部に対してトレイ支持機構4を係止させることによって、任意の高さにトレイ支持機構4を配置することができる。内側支柱ユニット3b2は、外側支柱ユニット3b1の内部に挿通されると共に上端に天板ユニット3cが固定された中空の柱状部である。
このような内側支柱ユニット3b2は、外側支柱ユニット3b1の内部を鉛直方向に移動可能とされている。ここで、内側支柱ユニット3b2が外側支柱ユニット3b1から上方に大きく突出されている場合には、全体として支持基体3bが伸びた状態とされ、天板ユニット3cが高い位置に配置される。一方、内側支柱ユニット3b2の多くが外側支柱ユニット3b1に収容されている場合には、全体として支持基体3bが縮んだ状態とされ、天板ユニット3cが低い位置に配置される。
天板ユニット3cは、天板3c1と、落下防止バー3c2と、ハンドル3c3とを備えている。天板3c1は、上面が物品載置面とされた略矩形状の板部材であり、内側支柱ユニット3b2の柱状部3b7の上端に固定されている。落下防止バー3c2は、天板ユニット3cの上方であって天板ユニット3cの前側に支持されており、天板ユニット3cの縁部に沿って屈曲されている。この落下防止バー3c2は、例えばカート装置1が走行状態から停止したときに天板3c1上に載置された物品が天板3c1上を滑って天板3c1の前側から落下することを防止する。ハンドル3c3は、天板3c1の後側の縁部からさらに後方に向けて突出して設けられている。このハンドル3c3は、カート装置1を走行させるときに、作業者が把持する部位である。
昇降操作部3dは、操作レバー3d1と、不図示のロック機構とを備えている。操作レバー3d1は、ハンドル3c3の下方に配置されており(図1及び図2参照)、操作することによってロック機構による内側支柱ユニット3b2のロックを解除する。ロック機構は、内側支柱ユニット3b2を外側支柱ユニット3b1に対して固定するものであり、操作レバー3d1が操作された場合のみ当該ロックを解除する。このような昇降操作部3dによって、任意の高さに天板3c1を配置することができる。
トレイ支持機構4は、本実施形態においては、図5に示すように、カート本体3に対して2つ設けられている。これらのトレイ支持機構4は、鉛直方向に離間して配置されており、各々がトレイ2を着脱可能に支持している。なお、これらのトレイ支持機構4は、配置される高さが異なる以外は同一の構成であることから、以下の説明ではその1つについて説明を行う。
図6は、トレイ2を取り外した状態においてトレイ支持機構4を上方から見た斜視図である。また、図7は、トレイ2を取り外した状態においてトレイ支持機構4を下方から見た斜視図である。また、図8は、トレイ2を取り付けた状態においてトレイ支持機構4を下方から見た下面図である。これらの図に示すように、トレイ支持機構4は、支持ユニット4aと、ロックユニット4bとを備えている。
支持ユニット4aは、ベース部4cと、当接部4dと、トレイ脱離操作部4eと、係合突起4fと、ブラケット部4gとを備えている。ベース部4cは、当接部4d、トレイ脱離操作部4e及び係合突起4fを直接あるいは間接的に支持する板状の部位である。このベース部4cは、図8に示すように、トレイ2の下面よりも面積が小さな略矩形状とされており、トレイ2の下面の左右両端近傍が露出されるようにトレイ2の下面を覆っている。
また、ベース部4cの前側の縁部4c1と、左側の縁部4c2と、右側の縁部4c3とは、図6に示すように、上方に向けて折り曲げられている。また、ベース部4cの後側の縁部4c4は、下方に向けて折り曲げられている。ベース部4cの前側の縁部4c1と、左側の縁部4c2と、右側の縁部4c3とは、一体的に接続された当接部4dを支持している。さらに、左側の縁部4c2と、右側の縁部4c3とには、トレイ脱離操作部4eの後述する操作プレート4e1が挿通される開口4c5が各々前後方向の中央に形成されている。
当接部4dは、ベース部4cの前側の縁部4c1と、左側の縁部4c2と、右側の縁部4c3と一体的に設けられている。本実施形態では、図6に示すように、当接部4dとして、前側中央当接部4d1と、左前側当接部4d2と、左後側当接部4d3と、右前側当接部4d4と、右後側当接部4d5とが設けられている。
前側中央当接部4d1は、ベース部4cの前側の縁部4c1の上端から後方に延設され、上面がトレイ2の下面と当接する当接面とされている。左前側当接部4d2は、ベース部4cの左側の縁部4c2の前側端部に設けられており、縁部4c2の上端から右側に向けて延設されている。この左前側当接部4d2は、上面がトレイ2の下面と当接する当接面とされており、当該上面が前側中央当接部4d1の上面と同一高さとなるように配置されている。左後側当接部4d3は、ベース部4cの左側の縁部4c2の後側端部に設けられており、縁部4c2の上端から右側に向けて延設されている。この左後側当接部4d3も、上面がトレイ2の下面と当接する当接面とされており、当該上面が前側中央当接部4d1の上面と同一高さとなるように配置されている。右前側当接部4d4は、ベース部4cの右側の縁部4c3の前側端部に設けられており、縁部4c3の上端から左側に向けて延設されている。この右前側当接部4d4も、上面がトレイ2の下面と当接する当接面とされており、当該上面が前側中央当接部4d1の上面と同一高さとなるように配置されている。右後側当接部4d5は、ベース部4cの右側の縁部4c3の後側端部に設けられており、縁部4c3の上端から左側に向けて延設されている。この右後側当接部4d5も、上面がトレイ2の下面と当接する当接面とされており、当該上面が前側中央当接部4d1の上面と同一高さとなるように配置されている。
これらの当接部4dは、全てトレイ2の下面に当接する同一高さの当接面を有している。トレイ2は、これらの当接面に当接されることによって支持される。すなわち、トレイ2は、前側中央当接部4d1の上面と、左前側当接部4d2の上面と、左後側当接部4d3の上面と、右前側当接部4d4の上面と、右後側当接部4d5の上面とによって下方から支持されている。これによって、トレイ2の下方への移動が規制される。
また、これらの当接部4dは、上述のように上方に向けて折り曲げられた前側の縁部4c1と、左側の縁部4c2と、右側の縁部4c3とのいずれかの上端からベース部4cの内側に延出するように形成されている。このため、これらの当接部4dは、ベース部4cの上面から一定距離離間されて配置されている。つまり、当接部4dは、ベース部4cの上面との間に上下方向に一定の隙間を空けて配置されている。
トレイ2が支持ユニット4aに対して装着された状態では、例えば、正面側突起部2c1の延出部2c12が左前側当接部4d2の下方に差し込まれ、背面側突起部2c2の延出部2c22が左後側当接部4d3の下方に差し込まれる。また、正面側突起部2c5の延出部2c52が右前側当接部4d4の下方に差し込まれ、背面側突起部2c6の延出部2c62が右後側当接部4d5の下方に差し込まれる。このため、支持ユニット4aに対して装着されたトレイ2を上方に移動しようとすると、正面側突起部2c1の延出部2c12が左前側当接部4d2に干渉し、背面側突起部2c2の延出部2c22が左後側当接部4d3に干渉し、正面側突起部2c5の延出部2c52が右前側当接部4d4に干渉し、背面側突起部2c6の延出部2c62が右後側当接部4d5に干渉する。これによって、トレイ2の上方への移動が規制される。
さらに、支持ユニット4aに対して装着されたトレイ2をカート装置1の左右方向に移動しようとすると、例えば、正面側突起部2c1の延出部2c12と背面側突起部2c2の延出部2c22とが、ベース部4cの左側の縁部4c2に干渉する。また、正面側突起部2c5の延出部2c52と背面側突起部2c6の延出部2c62とがベース部4cの右側の縁部4c3に干渉する。これによって、トレイ2のカート装置1の左右方向への移動が規制される。
トレイ脱離操作部4eは、ベース部4cの左側と右側との各々に設けられており、ベース部4cの前後方向の中央部に配置されている。このトレイ脱離操作部4eは、操作プレート4e1と、付勢ユニット4e2とを備えている。操作プレート4e1は、ベース部4cに形成された開口4c5に表裏面を上下方向に向けて挿通状態で配置される板状の部材であり、ベース部4cの外側に向けられた端部に押込み部4e3が設けられている。つまり、ベース部4cの左側に配置されたトレイ脱離操作部4eの操作プレート4e1は、開口4c5から左側に突出された端部に押込み部4e3が設けられている。また、ベース部4cの右側に配置されたトレイ脱離操作部4eの操作プレート4e1は、開口4c5から右側に突出された端部に押込み部4e3が設けられている。
付勢ユニット4e2は、ベース部4cの下面に対して固定されており、操作プレート4e1の下部の一部を収容している。この付勢ユニット4e2は、カバー内部に不図示のバネが設置されており、操作プレート4e1をベース部4cの外側に向けて付勢している。また、付勢ユニット4e2は、不図示のストッパを備えており、操作プレート4e1のベース部4cの外側へ向けての移動限界位置を規定している。
このようなトレイ脱離操作部4eでは、付勢ユニット4e2からの付勢力以外の外力が作用していない状態では、付勢ユニット4e2によって、操作プレート4e1が不図示のストッパで規制される移動限界位置に付勢されている。以下、操作プレート4e1の上記移動限界位置を基準位置と称する。また、操作プレート4e1の基準位置は、トレイ2が支持ユニット4aに装着された状態で、操作プレート4e1上に設置される係合突起4fがトレイ2の嵌入隙間S1(あるいは嵌入隙間S2)に嵌入される位置に設定されている。
係合突起4fは、操作プレート4e1上に形成されている。この操作プレート4e1は、前後方向に長い棒状の突起であり、前後方向の長さがトレイ2の嵌入隙間S1及び嵌入隙間S2の奥行方向の長さより僅かに短く設定されている。この係合突起4fは、操作プレート4e1が基準位置であり、かつ、トレイ2が支持ユニット4aに装着された状態では、図8に示すように、トレイ2の嵌入隙間S1(あるいは嵌入隙間S2)に嵌入される。
例えば、係合突起4fがトレイ2の嵌入隙間S1に嵌入されると、図8に示すように、係合突起4fの前後にトレイ2の正面側中央突起部2c3と背面側中央突起部2c4とが配置されることになる。この結果、トレイ2がカート装置1の前後方向に移動しようとしたときに、係合突起4fと正面側中央突起部2c3あるいは背面側中央突起部2c4とが干渉し、トレイ2の前後方向の移動が規制される。また、係合突起4fが嵌入隙間S2に嵌入されると、図8に示すように、係合突起4fの前後にトレイ2の正面側中央突起部2c7と背面側中央突起部2c8とが配置されることになる。この結果、トレイ2がカート装置1の前後方向に移動しようとしたときに、係合突起4fと正面側中央突起部2c7あるいは背面側中央突起部2c8とが干渉し、トレイ2の前後方向の移動が規制される。このため、支持ユニット4aに装着されたトレイ2は、カート装置1の前後方向に移動することができなくなる。
ブラケット部4gは、図6に示すように、ブラケット部4gは、カート本体3の支持基体3bに固定されるベース部4g1(取付部)と、ベース部4g1から前側に延出する2本のアーム4g2とを有している。ベース部4g1は、鉛直方向から見た形状が略コの字形状とされた部位であり、略コの字形状の端部に係止爪を有している。この係止爪を棚柱に係止することでブラケット部4g(すなわちトレイ支持機構4)がカート本体3に対して固定される。また、カート本体3に対して固定されたブラケット部4g(すなわちトレイ支持機構4)は、カート本体3から持ち上げることによってカート本体3から取り外すことができる。
アーム4g2は、図7に示すように、カート装置1の左右方向に離間して配置されており、根元部がベース部4g1に固定されている。これらのアーム4g2は、カート装置1の左右方向の厚みが薄くされた板状とされており、上端がベース部4cの下面の固着されている。このようなアーム4g2は、ベース部4g1を下方から支持している。
ロックユニット4bは、ブラケット部4gのベース部4g1に対して設置されており、ベース部4g1の支持基体3bに対する上方への移動を規制する。このロックユニット4bは、作業者によって手前側に引かれることによって、支持基体3bとベース部4g1とのロック状態を解除する。
続いて、このように構成された本実施形態のカート装置1において、トレイ支持機構4にトレイ2を装着するときの動作について、図9及び図10を参照して説明する。
まず、図9(a)に示すように、トレイ2をトレイ支持機構4の装着位置(固定位置)よりも手前側に配置する。このとき、トレイ2の正面側突起部2c1、背面側突起部2c2、正面側中央突起部2c3、背面側中央突起部2c4、正面側突起部2c5、背面側突起部2c6、正面側中央突起部2c7及び背面側中央突起部2c8が、支持ユニット4aのベース部4cに設けられた前側中央当接部4d1、左前側当接部4d2、左後側当接部4d3、右前側当接部4d4及び右後側当接部4d5に干渉しないように、トレイ2を配置する。
続いて、図9(b)に示すように、トレイ2を後側にスライドさせる。そして、図10(a)及び図10(b)に示すように、操作プレート4e1に設置された係合突起4fが左側突起群2cA(図4(a)参照)に属する背面側中央突起部2c4あるいは右側突起群2cB(図4(a)参照)に属する背面側中央突起部2c8に接触すると、係合突起4fが背面側中央突起部2c4の斜面2c41(図4(a)参照)あるいは背面側中央突起部2c8の斜面2c81(図4(a)参照)に案内されてトレイ支持機構4の中央側に徐々に移動される。
そして、係合突起4fは、嵌入隙間S1あるいは嵌入隙間S2まで到達すると、トレイ脱離操作部4eの付勢ユニット4e2の付勢力によって、嵌入隙間S1あるいは嵌入隙間S2に嵌入される(図9参照)。このように係合突起4fが嵌入隙間S1あるいは嵌入隙間S2されると、トレイ2の正面側突起部2c1と支持ユニット4aの左前側当接部4d2とが、トレイ2の背面側突起部2c2と支持ユニット4aの左後側当接部4d3とが、トレイ2の正面側突起部2c5と支持ユニット4aの右前側当接部4d4とが、トレイ2の背面側突起部2c6と支持ユニット4aの右後側当接部4d5とが鉛直方向に重なるように配置される。以上によって、トレイ2がトレイ支持機構4に対して前後左右上下に固定され、トレイ2の装着が完了する。
また、このようにして装着されたトレイ2をトレイ支持機構4から脱離する場合には、トレイ脱離操作部4eの操作プレート4e1を、押込み部4e3を押し込むことによって移動させる。これによって、係合突起4fが嵌入隙間S1あるいは嵌入隙間S2から退避され、トレイ2が前後方向に移動可能となる。この状態で、作業者がトレイ2を図9(a)で示される位置まで移動させ、その後、トレイ2を把持して持ち上げることにより、トレイ2をトレイ支持機構4から脱離する。
なお、ここでは、トレイ2の背面側をカート本体3の支持基体3b側に向けてトレイ支持機構4に装着する例について説明した。つまり、図2に示す形でトレイ2を装着する例について説明した。しかしながら、本実施形態のカート装置1では、図1に示すように、トレイ2の正面側をカート本体3の支持基体3b側に向けてトレイ支持機構4に装着することもできる。
このような場合には、トレイ2を装着するときに、操作プレート4e1に設置された係合突起4fが左側突起群2cA(図4(a)参照)に属する正面側中央突起部2c3あるいは右側突起群2cB(図4(a)参照)に属する正面側中央突起部2c7に接触し、係合突起4fが正面側中央突起部2c3の斜面2c31(図4(a)参照)あるいは正面側中央突起部2c7の斜面2c71(図4(a)参照)に案内されてトレイ支持機構4の中央側に徐々に移動されることになる。
以上、上述したような本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、トレイ2がトレイ支持機構4に対して向きを変更して着脱可能とされている。さらに、本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、正面側を支持基体3b側に向けてトレイ2をトレイ支持機構4に対して装着したとき(すなわち物品載置部を第1の向きで什器本体に装着したとき)のトレイ2の物品収容領域の形態と、背面側を支持基体3b側に向けてトレイ2をトレイ支持機構4に対して装着したとき(すなわち物品載置部を第1の向きと異なる第2の向きで什器本体に装着したとき)の物品収容領域の形態とが異なっている。つまり、正面側を支持基体3b側に向けてトレイ2をトレイ支持機構4に対して装着したときには、物品収容領域は、正面側収容領域Raがカート装置1の後側に配置され、背面側収容領域Rbがカート装置1の前側に配置される形態となる。一方、背面側を支持基体3b側に向けてトレイ2をトレイ支持機構4に対して装着したときには、物品収容領域は、正面側収容領域Raがカート装置1の前側に配置され、背面側収容領域Rbがカート装置1の後側に配置される形態となる。
このため、本実施形態のトレイ2及びカート装置1によれば、同一方向からトレイ2に対して物品の取り出しを行うときであっても、トレイ2の向きによって、物品の取り出しの作業性が変化する。したがって、本実施形態のトレイ2及びカート装置1によれば、1つのトレイ2の使用形態を状況に応じて柔軟に変更することができる。さらに、1つのトレイ2の使用形態を変更できることから、複数の形状の物品載置部を用意する必要がなくなり、成形金型等の種類削減による設備投資額の抑制や、管理工数及び管理コストの削減を行うことができる。
また、本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、物品収容領域の正面側の領域である正面側収容領域Raと、物品収容領域の背面側の領域である背面側収容領域Rbとの深さが異なっている。このように、深さの異なる2つの領域(正面側収容領域と背面側収容領域)を有することにより、小型の物品と大型の物品とを同時に安定して収容することが可能となる。
また、本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、上面が物品の載置面とされた底板2aと、底板2aの正面側の縁部に立設される正面壁2dと、底板2aの背面側の縁部に立設されると共に正面壁2dよりも底板2aからの高さ寸法が大きい背面壁2eとを備える。このような本実施形態のトレイ2及びカート装置1によれば、正面壁2dと背面壁2eとの高さ寸法を変更することによって、深さの異なる2つの領域(正面側収容領域と背面側収容領域)が形成されている。このため、底板2aを平らにすることができ、物品をより安定して収容することが可能となる。
また、本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、正面壁2d及び背面壁2eが底板2aの縁部に沿って立設される周壁部2bの一部からなる。このような本実施形態のトレイ2及びカート装置1によれば、底板2aの縁部に沿って周壁部2bが立設されていることから、底板2aの周囲の全域において物品が落下することを防止することができる。したがって、物品をより安定して収容することが可能となる。
また、本実施形態の本実施形態のトレイ2及びカート装置1においては、周壁部2bの上端にフランジ2b1が形成されている。このような本発明によれば、周壁部2bの上端にフランジ2b1が設けられているため、物品の出し入れのときに作業者が周壁部2bの上端に触れたときの感触を、フランジ2b1が設けられずに周壁部2bの上端が薄い場合と比較して柔らかくすることができる。さらに、本実施形態のトレイ2及びカート装置1によれば、フランジ2b1によってトレイ2の強度を向上させることも可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、図11(a)及び図11(b)は、カート装置1が備える2つのトレイ2の向きが各々異なる変形例について示す側面図である。図11(a)に示すように、2つのトレイ2のうち、上側のトレイ2を背面側がカート本体3側に向けられるように装着し、下側のトレイ2を正面側がカート本体3側に向けられるように装着しても良い。また、図11(b)に示すように、2つのトレイ2のうち、下側のトレイ2を背面側がカート本体3側に向けられるように装着し、上側のトレイ2を正面側がカート本体3側に向けられるように装着しても良い。
また、上記実施形態においては、正面側落下防止部が周壁部2bの一部である正面壁2dからなり、背面側落下防止部が周壁部2bの一部である背面壁2eである構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、柵部5bの一部によって正面側落下防止部と背面側落下防止部とが形成されたトレイ5とすることもできる。
このトレイ5は、底板5aと、底板5aの縁部に立設される柵部5bとを備えている。なお、このトレイ5の下面にも、上記実施形態と同様に突起部が形成されている。柵部5bは、支柱5cと、底板5aの正面側の長辺の上方に配置される正面杆5d(正面側落下防止部)と、底板5aの背面側の長辺の上方に配置される背面杆5e(背面側落下防止部)と、底板5aの左辺の上方に配置される第1側杆5fと、底板5aの右辺の上方に配置される第2側杆5gとを有している。
正面杆5dは、背面杆5eよりも低い位置(すなわち低く)に配置されている。つまり、背面杆5eは、正面杆5dよりも高い位置(すなわち高く)に配置されている。また、第1側杆5fは、正面杆5dの左側端と背面杆5eの左側端とに接続されている。また、第2側杆5gは、正面杆5dの右側端と背面杆5eの右側端とに接続されている。
第1側杆5fは、正面側杆5f1と、背面側杆5f2と、中間杆5f3とを有している。正面側杆5f1は、正面杆5dに接続されると共に正面杆5dと同一高さとされた部位である。背面側杆5f2は、背面杆5eに接続されると共に背面杆5eと同一高さとされた部位である。中間杆5f3は、正面側杆5f1と背面側杆5f2との間に配置されると共に上端が正面側杆5f1の上端と背面側杆5f2の上端とを直線状に接続するように傾斜された部位である。
第2側杆5gは、正面側杆5g1と、背面側杆5g2と、中間杆5g3とを有している。正面側杆5g1は、正面杆5dに接続されると共に正面杆5dと同一高さとされた部位である。背面側杆5g2は、背面杆5eに接続されると共に背面杆5eと同一高さとされた部位である。中間杆5g3は、正面側杆5g1と背面側杆5g2との間に配置されると共に上端が正面側杆5g1の上端と背面側杆5g2の上端とを直線状に接続するように傾斜された部位である。なお、図12に示すように、第1側杆5fの中間杆5f3と、第2側杆5gの中間杆5g3とは、奥行方向において、同一箇所に設けられている。
また、トレイ5は、支柱5cとして、背面杆5eと、背面側杆5f2と、背面側杆5g2とを支持する第1支柱5c1を有している。また、トレイ5は、支柱5cとして、正面杆5dと、正面側杆5f1と、正面側杆5g1とを支持する第2支柱5c2とを備えている。第1支柱5c1の長さは、第2支柱5c2よりも長く設定されている。
この柵部5bを有するトレイ5では、柵部5bで囲まれた領域が物品を収容可能な領域(物品収容領域)とされている。さらに、トレイ5では、図12に示すように、正面側に配置される正面杆5dの高さが低く、背面側に配置される背面杆5eの高さが高い形状となっている。このため、トレイ5の物品収容領域の正面側の一部である正面側収容領域Raは、柵部5bが低いことから、物品の出し入れがし易いため、例えば小さな物品を収容するのに適した領域となっている。一方で、トレイ5の収容領域の背面側の一部である背面側収容領域Rbは、柵部5bが高いことから、背丈の高い物品がカート装置1の走行振動等によって傾いても支えることができ、例えば背丈の高い物品を安定して収容するのに適した領域となっている。
このようなトレイ5でも、上記実施形態のトレイ2と同様に、正面側から見た場合には、手前側に深さ寸法の小さな正面側収容領域Raが位置し、奥側に深さ寸法が大きな背面側収容領域Rbが配置される。一方、トレイ5を背面側から見た場合には、手前側に深さ寸法の大きな背面側収容領域Rbが配置され、奥側に深さ寸法が小さな正面側収容領域Raが配置される。つまり、本実施形態におけるトレイ5では、トレイ5の向きを反対にすることによって、同一方向から見たときの物品収容領域の形態(物品収容領域の形状)が変化する。したがって、正面側をカート本体3側に向けてトレイ5を装着した場合の物品収容領域の形態と、背面側をカート本体3側に向けてトレイ5を装着した場合の物品収容領域の形態とが異なる。
なお、柵部5bは、底板5aの周囲の全域に設置されている必要は必ずしもない。例えば、図13に示すように、第1側杆5fの中間杆5f3と、第2側杆5gの中間杆5g3とを省略する構成を採用することも可能である。このような場合には、トレイ5の側方が開放されるため、物品の出し入れが容易となる。
また、図14に示すような、物品収容領域の内部に段差が設けられたトレイ6とすることも可能である。図14に示すトレイ6は、下面に突起部が形成された底板6aと、底板6aの縁部に立設された周囲壁6bと、底板6a上の略半分の領域に形成された段部6cとを備えている。このようなトレイ6は、段部6cが形成された領域が浅い正面側収容領域Raとされ、段部6cが形成されていない領域が深い背面側収容領域Rbとされている。
さらに、図15に示すように、下面に突起部が形成された底板7aと、底板7aの長辺の1つ側が開放から壁部7bとを備えるトレイ7とすることも可能である。このようなトレイ7によれば、壁部7bの開放された側からの物品の出し入れが容易となる。このようなトレイ7についても、カート本体3に対して正面側を向けて装着した場合と背面側を向けて装着した場合とで、壁部7bの開放された部位が向く方向が変化する(すなわち物品収容領域の形態が変化する)。
このように、本発明における物品載置領域の形態とは、物品載置領域の深さのみに依存して決定付けられるものではない。物品載置領域の形状が変化する場合のみならず、物品載置領域に対する同一方向からの作業性が変化する場合には、物品載置領域の形態が変化していると判断できる。
また、上記実施形態においては、平面視におけるトレイ2の形状が略矩形である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、トレイ2の平面視における形状を、支持基体3bを三方から囲む略コの字状とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、カート本体3に対して、トレイ2が正面側向きと背面側向きとに装着可能な構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、トレイが右側向きと左側向きに装着可能としたり、正面側向きと右側向きあるいは左側向きに装着可能としたり、正面側向きと背面側向きと右側向きと左側向きとのいずれにも装着可能としたりすることも可能である。
また、図16に示すように、上記実施形態のトレイ2に対して、浅型トレイ10を設置する構成を採用することも可能である。この浅型トレイ10は、物品が載置される載置プレート10aと、載置プレート10aの縁部に設けられる係止部10bと、載置プレート10aからトレイ2の正面側への物品の落下を防止する立ち上がり部10cとを有している。
載置プレート10aは、互いに平行とされた複数のスリット10dを有している。このような載置プレート10aによれば、載置プレート10aの下方に位置する物品の視認が容易となる。係止部10bは、載置プレート10aのトレイ2の背面側に位置する縁部と、トレイ2の右側に位置する縁部と、トレイ2の左側に位置する縁部との3箇所に設けられている。トレイ2の背面側の縁部に設けられた係止部10bは、トレイ2の背面壁2eの上端に係止されている。また、トレイ2の右側の縁部に設けられた係止部10bは、トレイ2の第1側壁2fの一部である背面側部2f2に係止されている。また、トレイ2の左側の縁部に設けられた係止部10bは、トレイ2の第2側壁2gの一部である背面側部22g2に係止されている。立ち上がり部10cは、載置プレート10aのトレイ2の正面側の縁部に形成されている。
この浅型トレイ10は、係止部10bがトレイ2に係止されることによって、図16に示すように、トレイ2の背面側収容領域Rbを上方から覆うように配置される。このような浅型トレイ10によれば、カート装置1における物品が載置可能な領域を容易に広げることができ、カート装置1の使い勝手を容易に向上させることができる。さらに、浅型トレイ10が周壁部2bの背丈が高い領域に設置されていることから、トレイ2の奥側に配置された背面側収容領域Rbをトレイ2の正面側から容易に視認することができ、さらには背面側収容領域Rbに対して浅型トレイ10を取り外すことなく容易に物品の出し入れを行うことが可能となる。
なお、浅型トレイ10は、必ずしもスリット10dを有する必要はない。例えば、図17に示すように載置プレート10aに対してスリット10dが形成されていない浅型トレイ10とすることも可能である。
また、図16に示すように、トレイ2の物品収容領域を区画する仕切板11を設置しても良い。この仕切板11は、トレイ2の奥行方向に沿って延在すると共にトレイ2の底板2aの奥行寸法に合わせた長さを有する第1仕切板11aと、トレイ2の幅方向に沿って延在する共にトレイ2の底板2aの幅寸法に合わせた長さを有する第2仕切板11bとによって形成されている。第1仕切板11aには、第2仕切板11bの厚みに合わせた幅のスリット11a1が長さ方向に離散して複数形成されている。また、第2仕切板11bには、第1仕切板11aの厚みに合わせた幅のスリット11b1が長さ方向に離散して複数形成されている。スリット11a1は、第1仕切板11aの下端に到達するように形成されている。また、スリット11b1は、第2仕切板11bの上端に到達するように形成されている。これらのスリット11a1とスリット11b1とが上下方向に重なるように第1仕切板11aと第2仕切板11bとを組み付けることによって、第1仕切板11aと第2仕切板11bとを十字状に組み立てることができる。このような仕切板11によれば、第1仕切板11aと第2仕切板11bとが十字状に組み立てられているため、支えることなく底板2a上に立設させることができる。このため、トレイ2に対して加工を施すことなく、仕切板11を底板2a上に載置するのみで物品収容領域を区画することができる。
1……カート装置、2……トレイ(物品載置部)、2a……底板、2b……周壁部、2b1……フランジ、2d……正面壁(正面側落下防止部)、2e……背面壁(背面側落下防止部)、3……カート本体、4……トレイ支持機構、5……トレイ、5a……底板、5b……柵部、5c……支柱、5c1……第1支柱、5c2……第2支柱、5d……正面杆(正面側落下防止部)、5e……背面杆(背面側落下防止部)、6……トレイ、7……トレイ、Ra……正面側収容領域、Rb……背面側収容領域

Claims (4)

  1. 物品を載置可能な物品載置部であって、
    什器本体に対して水平方向における向きを変更して着脱可能とされ、
    水平方向における第1の向きで前記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態と、前記第1の向きと異なる水平方向における第2の向きで前記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態とが異なることを特徴とする物品載置部。
  2. 物品を載置可能な物品載置部であって、
    什器本体に対して向きを変更して着脱可能とされ、
    第1の向きで前記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態と、前記第1の向きと異なる第2の向きで前記什器本体に装着したときの物品収容領域の形態とが異なり、
    正面側あるいは背面側を前記什器本体に向けて前記什器本体に対して着脱可能とされ、前記物品収容領域の前記正面側の領域である正面側収容領域と、前記物品収容領域の前記背面側の領域である背面側収容領域との深さが異なる
    ことを特徴とする物品載置部。
  3. 上面が前記物品の載置面とされた底板と、前記底板の前記正面側の縁部に立設される正面側落下防止部と、前記底板の前記背面側の縁部に立設されると共に前記正面側落下防止部よりも前記底板からの高さ寸法が大きい背面側落下防止部とを備えることを特徴とする請求項2記載の物品載置部。
  4. 走行可能な什器本体と、請求項1〜いずれか一項に記載の物品載置部とを備えることを特徴とするカート装置。
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