JP6013081B2 - カート用のトレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は病院等で使用されるナースカートのようなカート用のトレイ装置に関する。
ナースカートは、看護師がカートの天板にパソコン等を載せ、各患者用の薬剤や注射器,血圧計などを始めとする器材などをトレイに搭載したカートを押して各患者のベッド脇に移動し、夫々の患者に必要な種々の措置を施してナースセンターに戻るといった態様で使用される病院内の看護師専用のカートであり、様々な型式のものが提案され、実用にも供されている。
公知のナースカートには、一例として次のようなものがある。
すなわち、平面から見て略長方形の各頂点部に4個のキャスタを備えた形態のベースフレームと、このフレームの左右側に直立された2本又は4本の支柱と、この支柱の上端部に昇降可能に、又は、高さを固定して設けられた天板と、この支柱において前記天板の下方からベースフレーム上面の間に架設された一段乃至複数段のトレイとを備えた形態である。このようなトイレを備えたカートには、ナースカート以外のカートがあることも知られている。
公知のカートにおけるトレイは、ベースフレームの左右側に位置した2本又は4本の支柱に、各段のトレイをスライド可能に支持するためのスライドレールを複数段設け、このスライドレールに、トレイの左右側に形成した被支持部を支持させ前記レール上でトレイを前後にスライドできる形態で設けられたものが殆んどである。
上記の形態でカートに配設される各段のトレイがスライド可能に支持されている理由は、ナースカートの場合では、トレイに積載物を出入れしやすくするため、或は、ナースターミナルに各看護師とナースカートが集合してカート天板上のパソコンを使用するとき、看護師の脚とトイレの後端部が干渉することがないようにするためである。
しかし、上記トレイを前後スライド自在に支持するためのレールやトレイの縁に形成した被支持部が外部から見えるのは、見映えの点でも好ましくないため、その部のデザインに工夫を要するという問題が生じる。
一方、従来のトレイでは、トレイの被支持部と該部をスライド自在に支持するレールとの間にある遊びやガタにより、カートの走行時に床の段部や不陸によってガタ付き音が生じたり、レールとトレイの被支持部の間の遊びが大き過ぎてカートのストップ時などに慣性によってトレイが不用意に動いてしまうという問題が指摘されている。
特許第4846345号公報 特許第4345450号公報 特許4943251号公報 特開2012−19900号公報
そこで本発明では、カートにおいてトレイと支持レールの間で発生するガタ付き音や不用意な動きが生じるといった難点を解消したカート用のトレイ装置を提供することを、課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、キャスタを備えたベースフレームに立設した一対の支柱と、一対の前記支柱の左右内幅内に収まる左右幅を有する略直方体の上面を全面開口したトレイ本体、及び少なくとも前記トレイ本体の前記支柱に対応する位置に配置される二重側壁備えトレイ前記二重側壁の外側の側壁をスライド自在に支持することによって前記トレイを支持し、一対の前記支柱の対向する内面に取付けられる水平姿勢の根元部、前記二重側壁に前後方向の全長にわたって上端部から前記根元部との接続部分付近までが被覆され、前記根元部の幅方向の先端から垂直向きに起立されて前記ベースフレームの前後方向に延伸する垂直部、及び前記垂直部に設けられ、前記二重側壁に弾力的に当接する弾性当接部を有する制御部を備えるレールと、を備えるカート用のトレイ装置を提供する。

上記の本発明トレイ装置において、二重側壁は、内部に少なくともトイレのスライドエンドを拘束的に保持するための保持部が設けられており、その保持部としては、トレイのレール上でのスライドエンドを拘束的に保持するため、レール本体の両端部に設けられた制御部の凹部に係合し当該凹部との協働作用でトレイのスライドをストップさせて拘束作用をする係止片として形成されたものがある。
この構成により、本発明トレイ装置では、トレイが位置決めされた位置において、係止片と凹部の協働作用でその位置が拘束的に保持されるから、カートを急にスタートさせたり、急停止してもトレイが不用意にスライドすることはない。
本発明トレイ装置において、レール本体に設けられる制御部は、トレイの二重側壁の内側面に弾力的に当接する弾性当接部と前記二重側壁に設けた係止片を係合する凹部とを備えて構成したので、カートが停止しているときは無論のこと、カート移動時でも、レールに設けた制御部の弾性当接部の作用で、トレイがレールに弾性的に保持されることになるから、トレイとレールとが移動時の振動などによってガタ付いたりビビリ音を生じることはなく、従って、静かにカートを走行させることができる。
また、上記の静粛なカート走行は、トレイの二重側壁の外側の下端面がレールの制御部に形成した水平な第二当接部に下から支えられていることにより、仮にトレイに上下方向でガタ付きが生じることがあっても発生するガタ付き音を抑制する効果がある。
本発明は、キャスタを備えたベースフレームに立設した左右側の支柱の間に、レールを介してスライド自在に支持されるトレイを設けたカート用のトレイ装置において、トレイは、前記支柱の左右内幅内に収まる左右幅を有する平面視略長方形の上面を全面開口した箱状をなすトレイ本体と該本体における少なくとも前記左右の支柱に対応した側壁を二重に形成した二重側壁とを備え、該二重側壁においてトレイをスライド自在に支持するレールは、前記左右支柱の対向する内面に取付けられる水平姿勢の根元部と該根元部の幅方向の先端から垂直向きに起立されて前記ベースフレームの前後方向に延伸した垂直部とから成る断面略L状のレール本体と、該レール本体に設けられ、前記トレイの二重側壁内に収まって当該二重側壁とレール本体の間で生じるガタ付き、並びに、レール本体上での不用意動作を抑制するための制御部を設けてカート用のトレイ装置にしたことにより、レールとトレイの間に生じることがあるガタ付き音や、両者間に存在するいわゆる機械的遊びが大きすぎて生じることがある不用意な動作を効果的に抑制ないし防止することができるので、静粛性の高いカート走行を実現できるカートを提供することができる。
本発明トレイ装置の一例を備えたカートにおいて、上段はトレイを外してレールのみを表わした状態、中段はトレイとレールをともに外した状態、下段はトレイを架装した状態を示すカートの斜視図。 図1のカートにおける上段左側のレールの斜視図。 図1のカートにおける上段右側のレールとトレイの二重側壁の関係を説明するための縦断正面図。 図3の上段の右側レール全体の一部を省略した斜視図。 図4のレールの平面図。 トレイの右側の二重側壁とレールとの関係を説明するための要部の縦断側面図。
図1に示した本発明トレイ装置を備えたカート1は、上端部に天板2を備えた左右側の2本の支柱3L,3Rが、当該両支柱3L,3Rの間に一例として3段のトレイ装置4を、それぞれの装置4が箱状のトレイ41を前後スライド可能に架装して備え、ベースフレーム5に立設された基本構造を有する。
すなわち、5は平面から見て大略H状をなすように形成されたベースフレームで、該フレーム5の四隅には、4個の自在キャスタ9a〜9dが設けられている。なお、図1のカート1において、図1の左方がカートの押進方向でこのカートの前方、図の右方がハンドルが設けられているカートの後方とする。ここで、ベースフレーム5における左右側は、左右の縦フレーム部材5b,5bと両部材5bを結合する貫材の横フレーム部材5aから成る。なお、横フレーム部材5aは縦フレーム部材5b,5bの長さに関してカートの後方寄りにオフセットして設けられている。また、縦フレーム部材5b,5bは、やや中高の浅いアーチ状乃至低い山形状に形成されている。横フレーム部材5aの中心部底面には、後述するストッパ10の固定台5cが設けられている。
横フレーム部材5aの中心部位の下面に設けた固定台5cには、足踏式のリンク機構によりストッパ当接部10cが床に対して降下,上昇するストッパ10が設けられている。このストッパ10は、スカート1を停止させた位置で、下降ベダル10fを踏込むとストッパ当接部10cを下端に有するピストンロッド10bがリンク機構の作用でバネ力(図示せず)に抗して降下されて床面に当接し、この状態がリンク機構の作用でロックされ、カート1の押進を不能にする。このストッパ10は、解除ペダル10eを踏むと前記ロックが解除されてストッパ当接部10cがバネ力で上昇するようになっている。
前記支柱3L,3Rは、前記ベースフレーム5において、横フレーム部材5aが設けられている部位の左右の縦フレーム部材5b,5bに立設されている。なお、支柱3L,3Rは、下方の基礎部分に、昇降するロッド3a,3bが内装されており、ここでは右側の支柱3Rのロッド3bがガスシリンダ(図示せず)のロッドにより形成されて昇降自在である。また、左右の支柱3L,3Rにおいて、図の最上段のトレイ装置4の下方部位には、当該支柱3L,3Rを左右で結合する貫材31が設けられている。
左右の支柱3L,3Rにおけるロッド3a,3bの上端部には天板2の下面が固定されている。天板2は、ここではロッド3bが属するガスシリンダ(図示せず)の作用により、天板2の最上位置から最上位置の、例えば200mm前後のストローク量の昇降ができるように設けられている。前記ガスシリンダは、右側の支柱3Rの基礎部分(下半側)に内装されている。上記の200mmのストローク量は一例であって、その数値は任意である。この実施例における200mmの昇降ストローク量は、本発明では、天板2を最上位に上げた位置で、ナースターミナルを形成しているテーブル天板(図示せず)の上方に前記天板2をオーバハングさせ、この天板2を最下位に下げた位置では前記ターミナルのテーブル天板の下方にこの天板2を入れることができるようにするために採用されたものである。これによって、天板2の高さを選択してナースカート自体をナースターミナルのテーブルにより近付けることができる。
天板2は、その手前側(図1の右方、図2,図3の左方)に、このカート1を押進(又は牽引も可)するためのグリップ6aと両側の取付部6bから成るハンドル6を天板2の下面から取付部6bを介して後方へ突出する態様で設けている。このハンドル6には、金属パイプ成形品又は合成樹脂成形品による断面が略オーバル状乃至略長円状のグリップ6aが断面姿勢を斜めにして設けられている。グリップ6aが略オーバル状乃至長円状で斜めの姿勢であるのは、カートを押進するときの手の握り感、乃至は掴み感を手首の角度などに無理をさせない自然なものにすること、並びに、天板2の上においたパソコン(図示せず)を立姿勢で操作するときのアームレストとして機能することを狙ったからである。
上記の左右の支柱3L,3Rは、その対向内面の高さ方向における中間部位と下段部位の上下方向に、複数段のレール係止用のスロット7aと後述するブラケット43用のビス穴7bが等ピッチで列設されている。このスロット7aとビス穴7bは、この例では3段設けるトレイ装置4における中間部位と下段部位のトレイ41を前後スライド自在に支持するレール本体42の設置高さを、複数段のスロットとビス穴から選択して設定するためのものである。前記スロット7aとビス穴7bは、支柱3L,3Rの高さ方向全域に亘り等ピッチで列設するようにしてもよい。このようにすると、各段のレール本体42の位置を自由に選択し変更できる。
ここで、各段のレール本体42は、すべて同じ構成であるから、ここでは図1に表われた上段のレール本体42の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
各段の左右のレール本体42は、対称な断面略L状部材により形成されている(図2~図5参照)。即ち、レール本体42は、水平な根元側42aとこの根元側42aの先端部から90度立上げた垂直部42bとから成る。
レール本体42の根元側42aの後端寄りには、このレール本体42を支柱3L,3Rのスロット7aに係止させるための小係止辺42cが設けられ手いると共に、レール本体42を下から支える断面逆L状の取付ブラケット43を接続するためのビス穴42dを設けて他の部位より広幅に形成された、当該レール本体42の支柱3L,3Rへの取付部に形成されている。取付ブラケット43はビス43aにより支柱3L,3Rに取り付けられる。
上記レール本体42の垂直部42bの長さ方向両端部には、大略コ状をなす前後の切欠部42e,42fが形成され、この切欠部42e,42fに、トレイ41の左右側部に形成された二重側壁41Aの内側面と協働的に作用して、トレイ41のガタ付きやびびり、或は、不用意動作を効果的に抑制・防止する制御部として作用する制御部材8が取付けられる(主として図2参照)。
制御部材8とトレイ41の二重側壁41Aと基本的関係は次の通りである(図2~図5参照)。
すなわち、二重側壁41Aにおける内側壁面41a、及び、外側壁面41bと、この二重側壁41Aの内部に収まるレール本体42の垂直部42bと水平な根元部42aとの関係は、概説すると、図3に示されるように、垂直部42bの両端部に設けた制御部材8において前記垂直部42bの面から弾発的に突出させた弾性当接部8a(以下、弾性部8aという。)が二重側壁41Aにおける内側壁面41aに弾力的バネ性を介して当接する一方、当該制御部材8において水平な前記根元部42aの上に積層された態様となる当該制御部材8の断面L状の水平な滑り部8bを第二当接部として設け、該滑り部8bの上に、二重側壁41Aにおける外側壁面41bの下端部41cが当接するように形成されている。
上記の制御部材8は、側面方向に突出した上記弾性部8aと水平な滑り部8bが当該制御部材8の長さ方向の前後に、中間部8cを介して形成されている。このため前記中間部8cは、レール本体42の垂直部42の垂直部42bを表裏から挟持できるように二又状(又は二重壁状)に形成されていて、この中間部8cに形成されたビス穴から取付ビス8dによってレール本体42に取付けられている。図4において、42gはレール本体42の垂直部42bに設けた前記ビス8dを通すビス穴であり、このビス穴42gに対してビス穴8dは内側方向から取付けられる。
上記制御部材に8は、滑り部8bを有する断面略L状部分の上面で中間部8c寄りに凹部8eが形成されている。
この凹部8eは、後に述べる二重側壁41Aの前記凹部に対応する内部に保持部として設けられた係止片41dを係止して、トレイ41の不用意な挙動を防ぐいわばストッパとして機能する。
一方、上記制御部材8に設けた弾性部8aの上部は、トレイ41の二重側壁41Aの内部に収まるとき、引っ掛らずスムーズに収まるように直角な肩の部分を斜めに面取り加工した斜面8fに形成されている(図2参照)。
図6に示したトレイ41の二重側壁41Aの縦断面において、当該側壁41Aの内部には、レール本体42の前後に設けられた前後の制御部材8の凹部8eに夫々に係止される前後の係止片41dが設けられている。すなわち、当該トレイ41が前,後動する両方のスライドエンドにおいて、そのトレイ41のスライドをストップしそこに保持するために、バネ性を有する係止片41dがこの二重側壁41Aの前部と後部とに保持部の一例として設けられている。
つまり、2つの係止片41dは、二重側壁41Aの前後部の天井から対称的な略L状をなす部材として形成され、トレイ41の前後スライド動作のエンドにおいて、レール本体42に設けられた前後の制御部材8の凹部8eに係合することにより、係合した凹部8eと協働してトレイ41の移動を止め、その位置に保持する作用を持つのである。
二重側壁41Aの内部の天井側には、レール本体42の上端部をレール断面の左右側から抱持する形の略山形状の下端面形状を有する仕切壁41eが二重側壁41Aの長さ方向の中間部に等ピッチで設けられている。この仕切壁41eは二重側壁41Aの断面強度の補強をすると共に、レール本体42の上端部の案内としての作用もある。なお、図6に示すように、仕切壁42eは、二重側壁41Aの内,外内壁41a,41bと平行な結合壁42fにより結合されている。
以上に説明したカート用のトレイ装置において、各段のレール本体42に設けた制御部材8は、トレイ41の前後ストローク時のガタ付きやカート走行時のガタ付き、或は、カートの走行スタート時や停止時におけるトレイの不用意な動作などの制御乃至は防止を目的として設けられたものである。
従って、本発明では、制御部材8の上記目的を達成できるものであれば、制御部材8の形態や取付部などは、上記実施例に限られるものではなく、例えば以下に述べるような形態とすることも可能である。
すなわち、上記例のレール本体42は、水平な根元部42aと垂直部42bを備えた断面略L状部材における起立辺42cと、取付用ブラケット43により支柱3L,3Rに取付けるようにしたが、前記ブラケット43はレール本体42の根元部42aと一体の部材により一体に形成したものであってもよい。
また、制御部材8は、トレイ41の二重側壁部41Aの内面に作用してトレイ41のレール本体42上でのガタ付きを抑え、スライド動作を円滑に案内できるのであれば、弾性部8aや滑り部8bの位置は、図示した実施例に限られず、制御部材8の適宜の側面と水平面とに形成することができる。例えば、弾性部8aは、レール本体42の垂直部42bの断面に関して、左側(図3参照)ではなく右側になるように形成してもよい。また、弾性部8aの凸出形状は、平面から見て略山形(図2、図5参照)のみならず、正面から見て略山形状のものでもよい。弾性部8aが正面から見て略山形状の場合には、トレイ41の二重側壁41Aにレール本体42を収めるとき、弾性部8aが引っ掛かることなく収まるので、弾性部8aが平面から見て略山形状の場合に設けた斜面8fは不要である。
さらに制御部材8を設ける位置も、実施例におけるレール本体42の長さ方向両端の2箇所に限られるものではなく、例えばレール本体42の長さ方向の中間部の一箇所乃至複数箇所であってもよい。この場合における弾性部8aのレール本体42の垂直部42bに関する位置は、左側,右側のどちらでもよく、また、弾性部8aの凸出形状も平面から見て略山形状或は正面から見て略山形状のいずれであってもよい。
また、上記実施例は、制御部材8をレール本体42とは別個のパーツとして形成したものであったが、レール本体42と制御部材8を同じ材料で一体成形して制御部とすることもできる。これはレール本体42を例えばプラスチック製とすれば容易に実現可能であり、制御部とレールを予め一体化して形成すると、組立手間を省略化できると共に組立誤差による性能差が生じにくくできて好ましい。レール本体42が金属製であっても同様である。
以上に説明したトレイ装置4に用いられる各トレイ41は、深さ50mm程度浅底タイプから深さ100mm程度の深底タイプまで、深さの異なるトレイ41を各段のトレイ装置4について任意に選択して用いることができる。
また、各段のトレイ装置4に用いるトレイ41は、ベースフレーム5の長さや天板2の長さなどとの関係で、その長さや幅はほぼ一定長であるが、各トレイ41の前後ストローク長は、レール本体42の全長を調整,選択することにより、変更可能である。因みに、図6の例において、レール本体42の全長を長くすると、トレイ41の前後ストローク長はレールを長くした分だけ短くなり、逆にレール本体42の全長を短くすると、トレイ41のストローク長は長くなる。
本発明トレイ装置は以上の通りであるから、カート用のトレイ装置としてきわめて有用である。
1 カート
2 天板
3L,3R 左右の支柱
4 トレイ装置
41 トレイ
41A トレイの二重側壁
41a 内側内壁
41b 外側内壁
41c 外側内壁下端部
41d 係止片
41e 仕切壁
41f 結合壁
42 レール本体
42a 根元部
42b 垂直部
42c 起立辺
42d ブラケット用ビス穴
42e,42f 切欠部
42g 制御部材用ビス穴
43 レール取付用ブラケット
5 ベースフレーム
6 ハンドル
7a レールの係止用スロット
7b ブラケット用ビス穴
8 制御部材
8a 弾性部
8b 滑り部
8c 凹部
8d 取付ビス
9a〜9d キャスタ
10 ストッパ

Claims (6)

  1. キャスタを備えたベースフレームに立設した一対の支柱と、
    一対の前記支柱の左右内幅内に収まる左右幅を有する略直方体の上面を全面開口したトレイ本体、及び少なくとも前記トレイ本体の前記支柱に対応する位置に配置される二重側壁備えトレイ
    前記二重側壁の外側の側壁をスライド自在に支持することによって前記トレイを支持し、一対の前記支柱の対向する内面に取付けられる水平姿勢の根元部、前記二重側壁に前後方向の全長にわたって上端部から前記根元部との接続部分付近までが被覆され、前記根元部の幅方向の先端から垂直向きに起立されて前記ベースフレームの前後方向に延伸する垂直部、及び前記垂直部に設けられ、前記二重側壁に弾力的に当接する弾性当接部を有する制御部を備えるレールと、
    を備えるカート用のトレイ装置。
  2. 前記制御部は、
    前記垂直部の前端部及び後端部にそれぞれ設けられる請求項1に記載のトレイ装置。
  3. 前記二重側壁は、
    内部に前記制御部が有する凹部に係合し、前記トレイのスライドをストップさせる保持部を備える請求項2に記載のトレイ装置。
  4. 前記二重側壁は、
    内部の天井側に、上方向に凹形状となる略山形の下端面形状を有し、前記二重側壁を前後方向に区画する仕切壁を備え、
    前記トレイは、
    前記垂直部の上端部が前記仕切壁の凹形状に嵌まり込むように設置される請求項3に記載のトレイ装置。
  5. 前記制御部は、
    前記二重側壁の外側壁の下端面に当接する水平姿勢の第二当接部を備えた請求項に記載のトレイ装置。
  6. キャスタを備えたベースフレームに立設した一対の支柱と、
    一対の前記支柱の左右内幅内に収まる左右幅を有する略直方体の上面に全面開口する開口部、及び前記開口部を周回する二重の側壁を有する二重側壁を備えるトレイと、
    前記二重側壁の外側の側壁をスライド自在に支持することによって前記トレイを支持し、一対の前記支柱の対向する内面に取付けられる水平姿勢の根元部、及び前記トレイが前方に引き出された状態においても前記二重側壁に前後方向の全長にわたって上端部から前記根元部との接続部分付近までが被覆され、前記根元部の幅方向の先端から垂直向きに起立されて前記ベースフレームの前後方向に延伸する垂直部を備えるレールと、
    を備えるカート用のトレイ装置。
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