JP6623969B2 - Iii族窒化物半導体単結晶の製造方法 - Google Patents
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Description
第1、第2の発明において、GaとNaとの反応は、Ga−Na合金微粒子の分散状態とすることが望ましい。
本発明者らは、半導体を成長させる前に、融液におけるGaとNaとが反応した状態、すなわち、Ga−Na合金の微粒子が分散した状態の実現が、成長時のメルトバックや核生成に大きく寄与していることを発見した。従来技術では、成長前におけるGa−Na合金の微粒子の生成量が少なく、良質な結晶が得られなかったことを発見した。500℃以下の温度で保持又は温度上昇速度を低くすると、GaとNaの合金化が促進し、その後の成長温度まで温度上昇させて半導体を成長させることで、良好な結晶成長が得られる。80℃以上、400℃以下の範囲でも、GaとNaの合金微粒子の生成量は多いが、80℃以上、200℃以下の範囲において、確実にGaとNaの合金微粒子を多量に生成することができ、この場合に最も半導体の良好な結晶成長が実現する。
上記何れかの発明のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法では、GaとNaとが十分に反応する。そして、合金化したGa−Na合金は、融液中に一様に分散する。そして、種結晶基板の全面にわたって一様にIII 族窒化物半導体単結晶が成膜される。また、半導体単結晶の歩留りも良い。NaとGaの反応を検出する測定装置を用いた場合には、Naとの反応が不十分であった場合、第1の温度範囲内で反応が十分に確認できるまで熱処理を継続させることができる。GaとNaとの反応を促進するために、熱処理時間の延長、撹拌、圧力変化、炉内雰囲気の制御などを用いることができる。
上記第1、2、4の発明においては、III 族窒化物半導体単結晶を成長させる際に、少なくとも30分間の時間、坩堝の温度を第1の温度範囲の温度とすることが望ましい。
1.半導体単結晶
図1は、本実施形態の結晶CRを表す図である。図1に示すように、結晶CRは、サファイア基板11と、バッファ層12と、GaN層13と、単結晶CR1と、を有している。単結晶CR1は、III 族窒化物半導体から成る単結晶である。単結晶CR1は、結晶CRからサファイア基板11等を除去することにより得られる。
2−1.結晶成長装置の構成
図2は、本実施形態の結晶CRを製造するための結晶成長装置1000である。結晶成長装置1000は、Naフラックス法を用いて成長基板上にIII 族窒化物半導体の単結晶を成長させるためのものである。図2に示すように、結晶成長装置1000は、給気管1210と、排気管1220と、断熱材1230と、反応室1240と、圧力容器1250と、ターンテーブル1270と、回転軸1280と、モーター1310と、モーター制御部1320と、X線照射部1400と、X線受光部1500と、温度測定部1600と、判断部1700と、ヒーターHと、ヒーター制御部1800と、を有している。
結晶成長装置1000は、坩堝1260の内部で単結晶CR1を成長させるとともに、坩堝1260の内部の状態をモニタリングする。このモニタリングは、X線照射部1400と、X線受光部1500と、温度測定部1600と、を用いてなされる。
X線照射部1400は、原材料等を収容した坩堝1260に向けてX線X1を照射する。X線受光部1500は、坩堝1260を透過したX線X2を受光する。そして、X線受光部1500は、透過したX線X2を画像処理する。そのX線画像については、別途ディスプレイ等に表示することとすればよい。このように、X線受光部1500は、時間的に連続して変化するX線画像を出力することができる。
温度測定部1600は、坩堝1260の内部の温度を測定する。そして、結晶成長装置1000の判断部1700は、測定された坩堝1260の温度の測定値と、ヒーター制御部1800の設定値に基づく温度の基準値と、を取得する。この温度の基準値は、予めメモリ等に記憶しておけばよい。そして、判断部1700は、示差熱分析により坩堝1260の内部でGaとNaとが反応したか否かを判断する。
3−1.種結晶基板作製工程
次に、半導体単結晶の製造方法について説明する。図3に示すように、テンプレート10を作製するテンプレート作製工程について説明する。テンプレート10は、フラックス法により半導体の単結晶を成長させるために用いられる種結晶基板である。まず、サファイア基板11を用意する。そして、MOCVD法により、サファイア基板11のc面上に、バッファ層12を形成する。バッファ層12は、例えば、AlNである。また、TiNやGaNであってもよい。また、テンプレート10として、自立GaN結晶などを用いてもよい。
次に、液相エピタキシー法の一種であるフラックス法を用いて、テンプレート10上に半導体単結晶の層を成長させる。ここで用いる原材料の一例を表1に示す。また、炭素比を、0mol%以上2.0mol%以下の範囲内で変えてもよい。つまり、フラックスは、炭素を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。なお、表1の値は、あくまで例示であり、これ以外の値であってもよい。また、これ以外にドーピング元素を添加してもよい。
原材料 原材料の量
Ga 1g
Na 1.4g
C 0mol%〜2.0mol%(Naに対して)
温度 700℃〜900℃程度
圧力 3MPa〜10MPa
攪拌速度 0rpm〜100rpm
育成時間 20〜200時間
本実施形態における坩堝1260の回転モードを、図4に示す。図4に示すように、坩堝1260の回転モードは、正回転と負回転とを交互に繰り返すものである。ここで、正回転における坩堝1260の回転速度をプラスとし、負回転における坩堝1260の回転速度をマイナスとする。
図5は、本実施形態の坩堝1260の内部の融液の温度プロファイルを示すグラフである。図5に示すように、本実施形態では、第1の期間K1の間に坩堝1260を第1の温度範囲J1の温度にする。ここで、第1の期間K1は、20分以上70分以下である。好ましくは、第1の期間K1は、30分以上60分以下である。第1の温度範囲J1は、80℃以上200℃以下である。つまり、坩堝1260の温度を第1の温度範囲J1の状態で30分以上の時間だけ保持する。
このように、半導体単結晶成長工程では、坩堝1260の内部にGaとNaとを入れてIII 族窒化物半導体単結晶を成長させる。そして、III 族窒化物半導体単結晶を成長させる際に、GaとNaとの反応を検出するための測定装置を用いる。そして、後述するように、坩堝1260の温度を80℃以上200℃以下の第1の温度範囲J1の温度としてGaとNaとを反応させる。そして、測定装置がGaとNaとの反応を検出した後に、坩堝1260の温度をIII 族窒化物半導体単結晶の成長温度まで上昇させる。ここで、III 族窒化物半導体単結晶の成長温度は、700℃以上950℃以下である。
測定装置は、坩堝1260にX線を透過させて坩堝1260の内部を観察するX線観察装置である。ここで、測定装置は、図2に示すように、X線照射部1400と、X線受光部1500と、判断部1700と、を有する。そして、X線照射部1400は、X線X1を坩堝1260に向けて照射する。そして、坩堝1260を透過したX線X2は、X線受光部1500により受光される。このX線X2を受光することにより、判断部1700は、GaとNaとの反応を検出する。または、作業者が、得られたX線画像からGaとNaとの反応を判断する。
測定装置は、温度測定部1600と、判断部1700と、を有する。温度測定部1600は、坩堝1260の内部の温度を測定する。そして、判断部1700は、温度測定部1600により測定された温度の測定値と、予め定めた基準値と、を用いて、示差熱分析を行う。これにより、測定値と基準値との差が予め定めた閾値以上である場合に、GaとNaとが反応していると判断する。また、測定値と基準値との差を時間的に積分して、その積分値が予め定めた積分基準値以上である場合に、GaとNaとが反応し終えたと判断してもよい。そして、GaとNaとの反応が終わった後に、坩堝1260の温度を半導体単結晶の成長温度まで上昇させるとよい。
また、III 族窒化物半導体単結晶を成長させる際に、少なくとも30分間の時間について坩堝1260の温度を第1の温度範囲J1の温度とするとよい。GaとNaとの反応が十分に進行するからである。
GaとNaとの反応を検出するには何らかの形で反応による坩堝1260の内部の状態の変化を捉えればよい。原理的には、電気抵抗測定などの手法を用いることも可能である。
ここで、実施した実験について説明する。本実験では、各種の温度プロファイルで種結晶基板の上に半導体単結晶を成長させる。
8−1.温度制御
本実施形態では、X線受光部1500により取得されるX線画像においてGaとNaとが混合し終わる時期を観察して、その後に坩堝1260の温度を成長温度に上昇させる。そして、第1の期間K1の間に坩堝1260の温度を第1の温度範囲J1とする。第1の期間K1の経過の後に、坩堝1260の温度を成長温度に上昇させてもよい。
本実施形態では、GaNから成る半導体単結晶を形成することとした。しかし、他のIII 族窒化物半導体単結晶を製造する際にも適用することができる。つまり、AlX InY Ga(1-X-Y) N(0≦X,0≦Y,X+Y≦1)を製造することができる。ただし、そのための材料を坩堝1260の内部に供給する必要がある。
本実施形態では、坩堝1個に対して1個の半導体単結晶を成長させることとした。しかし、大口径の坩堝1個に対して複数個の半導体単結晶を成長させることもできる。これにより、生産性は向上する。
坩堝1260の回転モードについては必ずしも図4に示したものに限らない。その他の回転モードを用いてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法では、フラックス法により半導体単結晶を成長させる。そして、第1の期間K1の間に坩堝1260を第1の温度範囲J1の温度にする。これにより、第1の期間K1に坩堝1260の温度をゆるやかに上昇させて、GaとNaとを十分に反応させる。そして、測定装置は、このGaとNaとの反応を検出する。また、その反応したGaとNaとを十分に拡散させる。これにより、種結晶基板の全面にわたって一様な単結晶CR1を成長させることができる。したがって、この製造方法における半導体単結晶の歩留りはよい。
本発明は、III 族窒化物半導体を成長温度で結晶成長させる前に、成長温度より低い低温状態で、NaとGaの反応状態を実現した後に、成長温度に昇温して半導体を結晶成長させると良質で均質な結晶が得られるという発見に基づく。NaとGaとの反応状態は、Ga−Naの合金微粒子が分散した状態である。この合金微粒子の分散状態が実現した後の昇温過程で液体となり、成長温度まで昇温してIII 族窒化物半導体を単結晶成長させると、平坦な良質な結晶が得られる。Ga−Naの合金微粒子が分散状態にあることをX線を用いて検出したり、示唆熱分析により検出するのが、第1の実施形態である。
そこで、第2の実施の形態は、温度管理だけで、III 族窒化物半導体を成長温度で成長させる前に、第1の温度範囲において、GaとNaの反応を完了する例である。
第1、第2の実施形態では、III 族窒化物半導体単結晶の製造方法について説明した。第3の実施形態では、そのIII 族窒化物半導体単結晶を自立基板として用いた半導体装置について説明する。
本実施形態に係るパワー素子100を図11に示す。パワー素子100は、縦型構造の半導体装置である。パワー素子100は、図11中の下側に示すように、ドレイン電極D1と、図11中の上側に示すように、ゲート電極G1と、ソース電極S1とを有している。
基板110は、第1、第2の実施形態の結晶CRから作製された自立基板である。ここで、自立基板とは、円板状のもの(ウエハ)の他、素子分離後のものも含むものとする。そのために、結晶CRからサファイア基板11等を取り外す。この取り外しには、レーザーリフトオフ法など、公知の技術を用いてもよい。そして、単結晶CR1の両面を研磨等の加工をすることにより、基板110が得られる。また、この基板110に、凹凸形状等を形成することとしてもよい。また、両面を研磨したものでなくとも、両面のうちの少なくとも一方の面を研磨したものであってもよい。また、基板110は、結晶成長工程の後の冷却中の熱ひずみを利用して剥離させたものであってもよい。
3−1.横型構造の半導体装置
本実施形態の半導体装置は、縦型構造の半導体装置である。しかし、本実施形態の自立基板を、図12に示すような横型構造の半導体装置200について適用してもよい。図12の半導体装置200は、HFETである。半導体装置200は、基板210と、バッファ層220と、第1キャリア走行層230と、第2キャリア走行層240と、キャリア供給層250と、絶縁膜260と、ドレイン電極D2と、ソース電極S2と、ゲート電極G2と、を有している。ここで、基板210は、単結晶CR1を加工したものである。
また、図13に示すような半導体発光素子300について適用してもよい。以上説明したように、第1、第2の実施形態の製造方法により得られた単結晶CR1を種々の半導体装置に適用することができる。半導体発光素子300は、基板310と、半導体層と、p電極P3と、n電極N3と、を有している。ここで、基板310は、単結晶CR1を加工したものである。
CR1…単結晶
10…テンプレート
11…サファイア基板
12…バッファ層
13…GaN層
1000,1010…結晶成長装置
1210…給気管
1220…排気管
1230…断熱材
1240…反応室
1250…圧力容器
1260…坩堝
1270…ターンテーブル
1280…回転軸
1310…モーター
1320…モーター制御部
1400…X線照射部
1500…X線受光部
1600…温度測定部
1700…判断部
1800…ヒーター制御部
H…ヒーター
Claims (9)
- III 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
坩堝の内部に種結晶基板とGaとNaとを入れてIII 族窒化物半導体単結晶を成長させる工程を有し、
前記III 族窒化物半導体単結晶を所定の成長温度で成長させる際に、前記坩堝の温度を500℃以下の第1の温度範囲の温度としてGaとNaとを反応させ、その反応の後に、前記坩堝の温度をIII 族窒化物半導体単結晶の前記成長温度まで上昇させ、
前記坩堝の温度を、室温から前記Gaと前記Naとの反応が完了するまでに上昇させる昇温速度は、その反応の後の前記成長温度までの昇温速度より遅くした
ことを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - III 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
坩堝の内部に種結晶基板とGaとNaとを入れてIII 族窒化物半導体単結晶を成長させる工程を有し、
前記III 族窒化物半導体単結晶を所定の成長温度で成長させる際に、前記坩堝の温度を500℃以下の第1の温度範囲の温度としてGaとNaとを反応させ、その反応の後に、前記坩堝の温度をIII 族窒化物半導体単結晶の前記成長温度まで上昇させ、
前記Gaと前記Naとの反応は、GaとNaとの反応を検出するための測定装置を用いて検出され、
前記測定装置は、前記坩堝にX線を透過させて前記坩堝の内部を観察するX線観察装置であり、前記坩堝を透過するX線を受光することによりGaとNaとの反応を検出する装置である
ことを特徴とする特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - III 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
坩堝の内部に種結晶基板とGaとNaとを入れてIII 族窒化物半導体単結晶を成長させる工程を有し、
前記III 族窒化物半導体単結晶を所定の成長温度で成長させる際に、前記坩堝の温度の昇温過程において、80℃以上、200℃以下の第1の温度範囲を通過する時間を30分以上、3時間以下とすることにより、GaとNaとを反応させてGa−Na合金微粒子の分散状態を実現した後に、前記坩堝の温度をIII 族窒化物半導体単結晶の前記成長温度まで上昇させる
ことを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - III 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
坩堝の内部に種結晶基板とGaとNaとを入れてIII 族窒化物半導体単結晶を成長させる工程を有し、
前記III 族窒化物半導体単結晶を所定の成長温度で成長させる際に、前記坩堝の温度を500℃以下の第1の温度範囲の温度としてGaとNaとを反応させて、Ga−Na合金微粒子の分散状態の生成を測定装置により検出した後に、前記坩堝の温度を前記成長温度まで昇温させる
ことを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - 請求項4に記載のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
前記測定装置は、前記坩堝の内部の温度を測定する温度測定部を有し、示差熱分析によりGa−Na合金微粒子の分散状態の生成を検出する装置である
ことを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
前記Gaと前記Naとの反応は、Ga−Na合金微粒子が分散した状態であることを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - 請求項1、請求項2又は請求項4に記載のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
前記第1の温度範囲は、80℃以上、400℃以下であることを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - 請求項1、請求項2又は請求項4に記載のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
前記第1の温度範囲は、80℃以上、200℃以下であることを特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。 - 請求項1、請求項2、又は請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法において、
前記III 族窒化物半導体単結晶を成長させる際に、
少なくとも30分間の時間について前記坩堝の温度を前記第1の温度範囲の温度とすること
を特徴とするIII 族窒化物半導体単結晶の製造方法。
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