JP6623696B2 - 電源装置及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置及び半導体装置に関する。
半導体装置の低消費電力化のために、スタンバイ状態の回路部の動作周波数や、スタンバイ状態の回路部へ供給する電源電圧を下げることが知られている。
回路部へ供給する電源電圧を目標値に下げる電源装置として、デジタル型の電圧調整回路を利用したものがある。デジタル型の電圧調整回路は、電源電圧が印加される電源線と回路部との間に並列に接続された複数のスイッチ(トランジスタで実現される)を有する。電圧調整回路は、所定の周期で目標値と回路部に供給される電源電圧とを比較し、電源電圧が目標値より上回っているときには、オフにするスイッチの数を増やし、電源電圧を下げる。
特開2014−57218号公報 特開2015−97460号公報 特開2004−260933号公報 特開平10−215569号公報
しかしながら、従来の電源装置では、回路部が通常状態からスタンバイ状態に遷移する際に行われる電源電圧の調整で、電源電圧が目標値を下回るアンダーシュートが発生する可能性があった。回路部に、記憶内容の保持のために一定の電圧を用いるメモリなどがあると、アンダーシュートにより、その記憶内容が失われてしまう可能性がある。
このため、電源電圧調整時のアンダーシュートの発生を抑制することが課題である。
発明の一観点によれば、回路部と第1の電源電圧が印加される電源線との間に並列に接続される複数のスイッチを含み、目標値と前記回路部へ供給する第2の電源電圧との比較結果に基づき、前記複数のスイッチのうちオフするスイッチ数を変えることによって、前記第1の電源電圧を基に生成される前記第2の電源電圧の大きさを調整する電圧調整回路と、前記回路部が第1の状態よりも低い消費電力状態となる第2の状態のときの前記回路部の第1の電源端子と第2の電源端子との間の電流値と、前記第2の電源電圧が第1の値から第2の値へ変化する第1の時間と、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチのオンオフの切り替わりで変化する前記第2の電源電圧の電位差と、を記憶する記憶回路と、前記電流値、前記第1の値、前記第2の値、前記第1の時間及び、前記電位差に基づき、前記回路部が前記第1の状態から前記第2の状態に遷移するときに前記電圧調整回路がオフする前記スイッチ数を増やすタイミングの間隔を決定する制御回路と、を有する電源装置が提供される。
また、発明の一観点によれば、回路部と、前記回路部と第1の電源電圧が印加される電源線との間に並列に接続される複数のスイッチを含み、目標値と前記回路部へ供給する第2の電源電圧との比較結果に基づき、前記複数のスイッチのうちオフするスイッチ数を変えることによって、前記第1の電源電圧を基に生成される前記第2の電源電圧の大きさを調整する電圧調整回路と、前記回路部が第1の状態よりも低い消費電力状態となる第2の状態のときの前記回路部の第1の電源端子と第2の電源端子との間の電流値と、前記第2の電源電圧が第1の値から第2の値へ変化する第1の時間と、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチのオンオフの切り替わりで変化する前記第2の電源電圧の電位差と、を記憶する記憶回路と、前記電流値、前記第1の値、前記第2の値、前記第1の時間及び、前記電位差に基づき、前記回路部が前記第1の状態から前記第2の状態に遷移するときに前記電圧調整回路がオフする前記スイッチ数を増やすタイミングの間隔を決定する制御回路と、含む電源装置と、前記回路部を前記第1の状態とするか、前記第2の状態とするかを、前記電源装置に通知する電力制御回路と、を有する半導体装置が提供される。
開示の電源装置及び半導体装置によれば、電源電圧調整時のアンダーシュートの発生を抑制できる。
第1の実施の形態の電源装置の一例を示す図である。 ある間隔で回路部に供給される電源電圧と目標値との比較判定とスイッチの切り替えを行う場合の、電源電圧の変化の一例を示す図である。 第2の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。 電圧調整回路の一例を示す図である。 電圧調整回路の動作例を示すタイミングチャートである。 時間検出回路の一例を示す図である。 記憶回路の一例を示す図である。 クロック信号生成回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。 電流検出回路の一例を示す図である。 第3の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第4の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。 第4の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の電源装置の一例を示す図である。
電源装置1は、電圧調整回路2、記憶回路3、制御回路4、時間検出回路5を有している。
電圧調整回路2は、たとえば、デジタル型のLDO(Low Drop Out)電圧レギュレータであり、スイッチ2a1,2a2,…,2anと、スイッチ制御回路2bを有する。
スイッチ2a1〜2anは、電源電圧VDDが印加される電源線2cと、回路部(電源装置1にとっての負荷(電源電圧供給対象))6との間に並列に接続されている。図1の例では、スイッチ2a1〜2anは、pチャネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるが、nチャネル型MOSFETであってもよい。電源電圧VDDは、電源装置1の外部から印加される。
スイッチ制御回路2bは、制御回路4から供給されるスイッチ2a1〜2anのオンオフを切り替えるタイミングを決めるクロック信号CLKを受ける。そして、スイッチ制御回路2bは、クロック信号CLKの周波数に基づくタイミングで目標値Vrefと、回路部6へ供給する電源線2dの電源電圧VVDDとを比較する。そして、スイッチ制御回路2bは、nビットの制御信号により、比較結果に基づきスイッチ2a1〜2anのうちオフするスイッチ数を変える。これによって、電源電圧VDDを基に生成される電源電圧VVDDの大きさが調整される。
目標値Vrefは、たとえば、回路部6がスタンバイ状態のときに、回路部6内のメモリ(図示せず)の記憶内容を保持するために用いる電圧値である。スタンバイ状態において、回路部6内のメモリの記憶内容を保持する状態(モード)をリテンションモードと呼ぶ場合もある。
記憶回路3は、回路部6がスタンバイ状態のときの電源端子6a,6b間の電流値(以下リーク電流値と呼ぶ)を記憶する。なお、スタンバイ状態は、回路部6へのクロック供給が停止されている状態である。回路部6のスタンバイ状態での消費電力は、クロック供給が行われている状態(以下、通常状態という)での消費電力より低い。スタンバイ状態のときの電源端子6a,6b間の電流値は、回路部6に供給される電源電圧VVDDの大きさによって異なる。そのため、記憶回路3には、複数の電源電圧VVDDの値に対応したリーク電流値が記憶されていてもよい。
さらに、記憶回路3は、電源端子6aに印加される電源電圧VVDDが第1の値から第2の値へ変化する時間tnを記憶する。以下では第1の値が電源電圧VDD、第2の値が電源電圧VDDより低い電圧Vnとする。
電圧Vnは、目標値Vrefよりも十分大きいことが望ましい。たとえば、電圧Vnは、電源電圧VDDと、電源電圧VDD−電位差ΔVとの間の値になるように設定される。電圧Vnが目標値Vrefより大きい値であるほど、回路部6がスタンバイ状態に遷移したときに、クロック信号CLKの周波数を迅速に変更できる。これにより、後述する図2に示すような電位差Vlostの蓄積を防げ、アンダーシュートの発生をより抑制できる。
また、時間tnがクロック信号CLKの周期以下となるように、電圧Vnが設定されることが望ましい。スイッチ2a1〜2anのうち、1つがオフすることによる電源電圧VVDDの変化から検出される時間tnは、後述する回路部6の負荷容量値がより反映されたものとなるためである。
また、記憶回路3は、スイッチ2a1〜2anのうち1つのスイッチのオンオフの切り替わりで変化する電源電圧VVDDの電位差ΔVを記憶する。
制御回路4は、リーク電流値、電源電圧VDD、電圧Vn、時間tn、電位差ΔVに基づき、回路部6が通常状態からスタンバイ状態に遷移するときに、電圧調整回路2がオフするスイッチ数を増やすタイミングの間隔を決定する。制御回路4は、スイッチ制御回路2bに供給するクロック信号CLKの周波数を上記のパラメータに基づき決定することで、上記の間隔を決める。この間隔はクロック信号CLKの周期tに相当する。制御回路4は、周期tが、以下の式(1)を満たすようにクロック信号CLKの周波数を決定する。
t≧CΔV/Ileak (1)
式(1)において、Ileakは、電源電圧VVDDが目標値Vrefのときの、リーク電流値を示す。Cは回路部6の負荷容量値を示す。負荷容量値Cは、以下の式(2)で求められる。
C=Ileakn×tn/(VDD−Vn) (2)
式(2)においてIleaknは、電源電圧VVDDが電圧Vnのときの回路部6のリーク電流値である。
時間検出回路5は、電源電圧VVDDが、電源電圧VDDから電圧Vnへ変化する時間tnを検出する。なお、時間tnは予め記憶回路3に記憶されていてもよい。その場合、時間検出回路5はなくてもよい。
次に、周期tが上記式(1)の関係を満たすようにするための理由を説明する。
図2は、ある間隔で回路部に供給される電源電圧と目標値との比較判定とスイッチの切り替えを行う場合の、電源電圧の変化の一例を示す図である。
縦軸は、電源電圧VVDDを示し、横軸は、時間を示している。
図2の例では、周期(間隔)t=txごとに、電源電圧VVDDと目標値Vrefとの比較が行われる例が示されている。スイッチ2a1〜2anのうち1つのスイッチがオフすることによって電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間がtx以下であれば、波形7のように、目標値Vrefに対してアンダーシュートは発生しない。
これに対して、電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間が、txを超える場合、波形8のように、アンダーシュートが発生する。
波形8a,8b,8c,8d,8e,8fは、スイッチ2a1〜2anのうち6つがそれぞれオフすることによって、生じる電位差ΔVの電圧降下の一例を示している。波形8a〜8fでは、電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間は、txより長い。そのため、txの間に、電源電圧VVDDは、電位差ΔV下がりきらず、スイッチ2a1〜2anが1つオフするごとに、図2に示すように、電位差Vlostが蓄積される。この蓄積分が波形8に示すような、アンダーシュートを生じさせる。
電位差Vlostを生じさせないためには、周期tが、電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間以上とすればよい。電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間は、CΔV/Ileakで表される。したがって、上記式(1)の関係を満たすように周期tを設定すればよい。
回路部6が通常状態からスタンバイ状態に遷移する際、第1の実施の形態の電源装置1は、回路部6に供給する電源電圧VVDDを以下のように降圧する。
図1には、電源装置1が回路部6に供給する電源電圧VVDDの降圧の例が示されている。縦軸は、電源電圧VVDDを示し、横軸は、時間を示している。
回路部6が通常状態のときに、制御回路4からスイッチ制御回路2bに供給されるクロック信号CLKの周波数fclkが、fclk1とする。回路部6が通常状態のときの電源電圧VVDDは電源電圧VDDであるとする。
回路部6が通常状態からスタンバイ状態へ遷移するとき、スイッチ制御回路2bは、まず、スイッチ2a1〜2anを全てオン状態とする。そして、スイッチ制御回路2bは、クロック信号CLKの立ち上がり(または立ち下がり)タイミングに応じて、スイッチ2a1〜2anを1つオフする(タイミングt1)。
これによって、電源電圧VVDDは下降していく。時間検出回路5は、電源電圧VVDDが、電源電圧VDDから電圧Vnに下降するまでの時間tnを検出する(タイミングt2)。
時間検出回路5が検出した時間tnは、記憶回路3に記憶される。
制御回路4は、記憶回路3に記憶されている、電源電圧VVDDが電圧Vnのときの回路部6のリーク電流値Ileakn、電源電圧VDD、電圧Vn、時間tnに基づき、式(2)により、負荷容量値Cを算出する。そして、制御回路4は、記憶回路3に記憶されている、電位差ΔV、電源電圧VVDDが目標値Vrefのときの回路部6のリーク電流値Ileak、負荷容量値Cに基づき、式(1)を満たすように、クロック信号CLKの周期tを決定する。決定した周期tは、記憶回路3に記憶される。
そして、制御回路4は、クロック信号CLKの周波数fclkを、fclk1から、t=1/fclk2の関係にあるfclk2に変更する(タイミングt3)。fclk2は、fclk1よりも小さい。
これにより、タイミングt3の後では、スイッチ制御回路2bは、電源電圧VVDDが電位差ΔV下がる時間以上の時間に相当する周期tごとに電源電圧VVDDと目標値Vrefとの比較を行う。そして、電源電圧VVDDが目標値Vrefよりも大きいときには、スイッチ2a1〜2anを、たとえば、1つずつオフしていく(タイミングt4〜t5)。つまり、スイッチ制御回路2bは、オフするスイッチ数を段階的に増やしていく。
なお、次回の回路部6の通常状態からスタンバイ状態への遷移時には、制御回路4は、記憶回路3に記憶された周期tを用いて周波数fclkがfclk2のクロック信号CLKを生成することができる。
このように、電源装置1は、周期tを時間tnとリーク電流値Ileakn,Ileakに基づいて決定する。これにより、負荷容量値Cやリーク電流値Ileakn,Ileakによる電源電圧VVDDの降下の遅延を、電源電圧VVDDを降下する制御に反映できるようになる。そのため、図2に示したような電位差Vlostの蓄積を抑制することができるようになり、アンダーシュートの発生を抑制できる。また、回路部6に、記憶内容の保持のために一定の電圧(たとえば、目標値Vref)を用いるメモリなどがあっても、アンダーシュートによって記憶内容が失われてしまうことを防止できる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置10は、たとえば、LSI(Large Scale Integrated circuit)チップであり、電力制御回路11、電源装置12、回路部13を有している。
電力制御回路11は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサである。電力制御回路11は、たとえば、回路部13を通常状態とするかスタンバイ状態とするかを、電源装置12に通知するなどして、電源装置12の制御を行う。
電源装置12は、電圧調整回路12a、記憶回路12b、制御回路12c、時間検出回路12dを有する。
以下、電源装置12の各回路の一例を説明する。
(電圧調整回路の一例)
図4は、電圧調整回路の一例を示す図である。
電圧調整回路12aは、スイッチ20a1,20a2,…,20anと、スイッチ制御回路20bとを有している。
スイッチ20a1〜20anは、電源電圧VDDが印加される電源線20cと、回路部13との間に並列に接続されている。図4の例では、スイッチ20a1〜20anは、pチャネル型MOSFETであるが、nチャネル型MOSFETであってもよい。
スイッチ制御回路20bは、比較回路20b1とフリップフロップ部20b2を有している。
比較回路20b1は、クロック信号CLKの周波数に基づくタイミングで、たとえば、電力制御回路11により指定される目標値Vrefと、回路部13へ供給する電源線20dの電源電圧VVDDとを比較する。比較回路20b1は、比較結果に基づく信号UDを出力する。比較回路20b1は、電源電圧VVDDが目標値Vrefよりも大きい場合には、信号UDの論理レベルをL(Low)とし、電源電圧VVDDが目標値Vref以下の場合には、信号UDの論理レベルをH(High)レベルとする。
フリップフロップ部20b2は、スイッチ20a1〜20anを制御するためのnビットの制御値(ゲート電圧値)を保持する複数のフリップフロップを有する。フリップフロップ部20b2は、電力制御回路11から供給される信号EN,Fonの論理レベルがLレベルからHレベルになると、スイッチ20a1〜20anを全てオンの状態(フルオン状態)とする。信号Fonの論理レベルがLレベルとなると、フリップフロップ部20b2は、フルオン状態を解除する。
信号ENは、電源電圧VDDが、たとえば、半導体装置10の外部から供給される(半導体装置10の電源がオンになる)と、論理レベルがLレベルからHレベルになる信号である。信号Fonは、回路部13が通常状態からスタンバイ状態に遷移する際に、論理レベルがHレベルからLレベルになる信号である。
また、フリップフロップ部20b2は、信号ENの論理レベルがHレベル、信号Fonの論理レベルがLレベルの状態で、信号UDがLレベルとなるたびに、スイッチ20a1〜20anを1つずつオフしていく。
図5は、電圧調整回路の動作例を示すタイミングチャートである。
図5には、信号EN,Fon,UD、クロック信号CLK、電源電圧VVDDの一例の様子が示されている。
信号ENの論理レベルがHレベルとなると(タイミングt20)、信号Fonの論理レベルがHレベルであるため、スイッチ20a1〜20anはフルオン状態となる。これにより、電源電圧VVDDは、ほぼ電源電圧VDDとなる(以下では電源電圧VDDになるものとして説明する)。
回路部13が通常状態からスタンバイ状態(リテンションモード)に遷移する際、信号Fonの論理レベルがHレベルからLレベルに遷移する(タイミングt21)。また、図5の例では、タイミングt21からクロック信号CLKが比較回路20b1に供給される。クロック信号CLKの立ち上がりタイミングで、電源電圧VVDDと目標値Vrefとの比較が行われる。電源電圧VVDDが目標値Vrefより大きいと、図5に示すように、信号UDの論理レベルはHレベルからLレベルに遷移する(タイミングt22)。なお、信号UDの論理レベルは、クロック信号CLKの論理レベルがLレベルに立ち下がると、Hレベルに戻る。
電圧調整回路12aの動作は、以上のようなものとなる。
(時間検出回路の一例)
図6は、時間検出回路の一例を示す図である。
時間検出回路12dは、インバータ回路21、AND回路22,23、比較回路24、カウンタ25、tn計算部26を有している。
インバータ回路21は、信号Fonの論理レベルを反転する。
AND回路22は、インバータ回路21の出力信号と、クロック信号CLKaとのAND論理演算結果を出力する。クロック信号CLKaは、制御回路12cから出力されるクロック信号CLKよりも高い周波数である。クロック信号CLKaは、たとえば、図示しない基準クロック信号生成回路から出力される基準クロック信号を分周することで生成される。
比較回路24は、AND回路22の出力信号の論理レベルがHレベルになるタイミングで、電源電圧VVDDと、電圧Vnとを比較する。電源電圧VVDDが、電圧Vn以上のとき、比較回路24の出力信号の論理レベルはHレベルとなる。電源電圧VVDDが、電圧Vnより小さいとき、比較回路24の出力信号の論理レベルはLレベルとなる。
AND回路23は、AND回路22の出力信号と、比較回路24の出力信号とのAND論理演算結果を出力する。
カウンタ25は、AND回路23の出力信号の論理レベルがLレベルからHレベルに遷移するタイミングで、比較回路24の出力信号の論理レベルがHレベルとなる回数を計数し、その計数値nを出力する。
tn計算部26は、カウンタ25から出力される計数値nと、クロック信号CLKaの周波数に基づき、電源電圧VVDDが、電源電圧VDDから電圧Vnに達するまでの時間tnを計算する。時間tnは、以下の式(3)で計算される。
t=n/fclka (3)
なお、AND回路22の出力信号の論理レベルは、信号Fonの論理レベルがLレベルにならないと、Hレベルとならない。つまり、時間検出回路12dは、回路部13がスタンバイ状態となると動作する回路である。
(記憶回路の一例)
図7は、記憶回路の一例を示す図である。
記憶回路12bは、たとえば、図7に示すようにレジスタ30とROM(Read Only Memory)31を有している。レジスタ30には、時間検出回路12dが検出した時間tnと、スイッチ20a1〜20anのうち1つのスイッチのオンオフの切り替わりで変化する電源電圧VVDDの電位差ΔV、電源電圧VDD、電圧Vnが記憶される。
ROM31には、複数の電源電圧VVDDの値(V1,V2,…)に対応したリーク電流値(I1,I2,…)を示すテーブルデータ30aが記憶されている。
なお、リーク電流値は、回路部13の温度に依存するため、温度と電源電圧VVDDの値とに対応したリーク電流値を示すテーブルデータが、ROM31に記憶されるようにしてもよい。その場合、電源電圧VVDDと、図示しない温度センサで計測された回路部13の温度とに対応するリーク電流値が、制御回路12cで用いられる。
(制御回路の一例)
図3に示したように、制御回路12cは、演算回路12c1と、クロック信号生成回路12c2とを有する。
演算回路12c1は、記憶回路12bに記憶されているリーク電流値、電源電圧VDD、電圧Vn、時間tn、電位差ΔVに基づき、回路部13の負荷容量値Cとクロック信号CLKの周波数fclk2を算出する。周波数fclk2は、電源電圧VVDDを降下させる際に用いる値である。
負荷容量値Cは、前述した式(2)で表せる。周波数fclk2は、たとえば、以下の式(4)で表せる。
fclk2=Ileak/CΔV (4)
クロック信号生成回路12c2は、周波数fclk2のクロック信号CLKを生成し、出力する。
図8は、クロック信号生成回路の一例を示す図である。
クロック信号生成回路12c2は、ROM32、分周率決定部33、分周回路34を有する。
ROM32には、複数の周波数fclkの値に対応した分周率Nを示すテーブルデータ32aが記憶されている。
分周率決定部33は、演算回路12c1で算出された周波数fclk2に対応した分周率Nをテーブルデータ32aから決定し、分周回路34に供給する。
分周回路34は、たとえば、図示しない基準クロック信号生成回路から出力される基準クロック信号CLK0を、分周率決定部33が決定した分周率で分周する。これによって、周波数fclk2のクロック信号CLKが生成される。
次に、第2の実施の形態の半導体装置10及び電源装置12の動作例を説明する。
(半導体装置及び電源装置の動作例)
図9は、第2の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。
図9には、前述した信号Fon、電力制御回路11から電圧調整回路12aに供給される、目標値Vrefを指定する信号VREF、クロック信号CLK、電源電圧VVDDの一例の様子が示されている。さらに、図9には、クロック信号CLKの周波数を変更する際の、時間検出回路12d、記憶回路12b、演算回路12c1及びクロック信号生成回路12c2の処理時間の一例が示されている。
回路部13が通常状態からスタンバイ状態(リテンションモード)に遷移する際、信号Fonの論理レベルがHレベルからLレベルに遷移する(タイミングt30)。また、図9の例では、タイミングt30から目標値Vrefが電力制御回路11により指定される。さらに、周波数fclk1のクロック信号CLKが比較回路20b1に供給される。
周波数fclk1は、回路部13が通常状態のときに使用されるクロック信号CLKの周波数であり、電源電圧VVDDに生じるリップルを小さくするために比較的高い周波数であることが望ましい。
また、タイミングt30から、時間検出回路12dは、電源電圧VVDDと電圧Vnの比較を行い、電源電圧VVDDが電圧Vnに達するタイミングt31で、時間tnを検出する。その後、時間tnの記憶回路12bへの書き込みや、前述した演算回路12c1、クロック信号生成回路12c2の処理が行われる。そして、タイミングt32で、クロック信号CLKの周波数が、周波数fclk1から式(4)に示した周波数fclk2に切り替わる。
これによりクロック信号CLKの周期tは、1/fclk2となる。式(4)より、周期tは、CΔV/Ileakとなる。つまり、周期tは、スイッチ20a1〜20anのうち1つのスイッチをオフしたときに電源電圧VVDDが電位差ΔV下がるのにかかる時間に相当する。そのため、図2に示したような電位差Vlostの蓄積を防げ、アンダーシュートの発生を抑制できる。
なお、周期tは、1/fclk2よりも長くしても同様にアンダーシュートの発生を抑制できるが、t=1/fclk2とすることで、短い時間で電源電圧VVDDを目標値Vrefに安定化できる。
(第3の実施の形態)
上記の第2の実施の形態の電源装置12では、記憶回路12bが予め電源電圧VVDDに対応したリーク電流値を記憶しているものとした。これに対して、以下に説明する第3の実施の形態の電源装置12では、リーク電流値を検出する回路を有する。
図10は、第3の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。図3に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
半導体装置40の電源装置41は、電流検出回路42を有している。電流検出回路42は、電圧調整回路12aと、回路部13との間に接続されており、回路部13がスタンバイ状態のときの回路部13のリーク電流値を検出する。記憶回路43は、時間検出回路12dで検出された時間tnとともに、電流検出回路42で検出されたリーク電流値を記憶する。
(電流検出回路の一例)
図11は、電流検出回路の一例を示す図である。
電流検出回路42は、電圧調整回路12aと回路部13とを結ぶ配線50上に設けられた電流検出用の抵抗R、差動アンプ51、A/D(Analog to Digital)変換回路52、ROM53、電流変換部54を有している。
差動アンプ51の非反転入力端子(“+”と表記されている)は、抵抗Rの一端に接続されており、反転入力端子(“−”と表記されている)は、抵抗Rの他端に接続されている。差動アンプ51は、抵抗Rの両端の電位差を増幅して出力する。
A/D変換回路52は、差動アンプ51の出力信号(アナログ信号)をデジタル値に変換する。
ROM53は、電圧を示すデジタル値を、電流を示すデジタル値に変換する変換テーブルデータ53aを記憶している。
電流変換部54は、変換テーブルデータ53aを用いて、A/D変換回路52から出力される電圧を示すデジタル値を、電流を示すデジタル値に変換する。電流変換部54で得られたデジタル値は、回路部13のリーク電流値として記憶回路43に記憶される。
(半導体装置及び電源装置の動作例)
図12は、第3の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。
図12には、回路部13の状態、電力制御回路11から電圧調整回路12aに供給される、目標値Vrefを指定する信号VREF、クロック信号CLK、電源電圧VVDDの一例の様子が示されている。さらに、図12には、電流検出回路42の処理時間と、クロック信号CLKの周波数を変更する際の、記憶回路43、演算回路12c1及びクロック信号生成回路12c2の処理時間の一例が示されている。なお、図12では、図9に示した時間検出回路12dの処理時間の図示が省略されている。
半導体装置10が起動すると(電源がオンになると)、回路部13は、まずスタンバイ状態となる(タイミングt40)。このとき、電力制御回路11から出力される信号VREFは、目標値Vrefを指定するものとなる。また、クロック信号CLKの周波数は、周波数fclk1となる。
電源電圧VVDDが目標値Vrefに達している状態で、電流検出回路42は、リーク電流値の検出を行う(タイミングt41)。信号VREFが、スイッチ20a1〜20anがフルオン時の電圧(電源電圧VDD)を指定するものとなると(タイミングt42)、電源電圧VVDDは上昇していく。また、電流検出回路42が検出したリーク電流値が、記憶回路43に書き込まれる。
電源電圧VVDDが電源電圧VDDとなると、回路部13は、通常状態となる(タイミングt43)。
回路部13において通常状態が終了すると(タイミングt44)、信号VREFにより、目標値Vrefが電力制御回路11により指定される(タイミングt45)。
また、タイミングt45から、前述の時間検出回路12dによる時間tnの検出、電流検出回路42による電圧Vnのときのリーク電流値Ileaknの検出、時間tnの記憶回路12bへの書き込みが行われる。
さらに、演算回路12c1により、式(2)や式(4)の演算が行われ、周波数fclk2が決定され、クロック信号生成回路12c2によりクロック信号CLKの生成処理が行われる。そして、タイミングt46で、クロック信号CLKの周波数が、周波数fclk1から周波数fclk2に切り替わる。
以上のような電源装置41では、直接検出したリーク電流値Ileakn,Ileakに基づいて、周期tが決定される。これにより、負荷容量値Cやリーク電流値Ileakn,Ileakによる電源電圧VVDDの降下の遅延が、精度よく周期tに反映される。そのため、アンダーシュートをより適切に抑制できる。
なお、電流検出回路42によるリーク電流値Ileakの検出処理は、半導体装置40が最初に起動した直後に行うことが望ましい。回路部13の温度の上昇によるリーク電流値Ileakの増加を防ぐためである。
(第4の実施の形態)
図13は、第4の実施の形態の電源装置及び、それを有する半導体装置の一例を示す図である。図3に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
第4の実施の形態の半導体装置60において、電源装置61には、時間検出回路12dが設けられていない。その代りに、電源装置61の記憶回路62には、半導体装置60の入力回路63から入力される負荷容量値C、リーク電流値Ileak、電位差ΔVが記憶される。
回路部13についての負荷容量値C、リーク電流値Ileak、電位差ΔVが既知の場合には、図13に示すように、これらのパラメータが、半導体装置60の外部から与えられるようにしてもよい。
この場合、演算回路12c1は、式(2)の演算を行うことなく、式(4)の演算を行うことで、周波数fclk2を決定する。
(半導体装置及び電源装置の動作例)
図14は、第4の実施の形態の半導体装置及び電源装置の動作例を示すタイミングチャートである。
図14には、電力制御回路11から電圧調整回路12aに供給される、目標値Vrefを指定する信号VREF、クロック信号CLK、電源電圧VVDDの一例の様子が示されている。さらに、図14には、記憶回路62、演算回路12c1及びクロック信号生成回路12c2の処理時間の一例が示されている。
たとえば、回路部13が通常状態のときに、記憶回路62は、入力回路63から入力される負荷容量値C、リーク電流値Ileak、電位差ΔVを記憶する(タイミングt50)。なお、通常状態のとき、信号VREFが、スイッチ20a1〜20anがフルオン時の電圧(電源電圧VDD)を指定するものとなっている。また、クロック信号CLKの周波数は周波数fclk1となっている。
回路部13が通常状態からスタンバイ状態に遷移する際、信号VREFは、目標値Vrefを指定する(タイミングt51)。これにより、前述した電圧調整回路12aの処理により、電源電圧VVDDは下降していく。
また、タイミングt51において、演算回路12c1は、記憶回路62に記憶されている負荷容量値C、リーク電流値Ileak、電位差ΔVを読み出して、式(4)により、周波数fclk2を決定する。その後、クロック信号生成回路12c2によりクロック信号CLKの生成処理が行われる。そして、タイミングt52で、クロック信号CLKの周波数が、周波数fclk1から周波数fclk2に切り替わる。
なお、上記ではクロック信号CLKの周波数の切り替えが、信号VREFにより、目標値Vrefが指定された直後に行われるものとしたが、目標値Vrefが指定される前に行われるようにしてもよい。その場合、演算回路12c1は、たとえば、電力制御回路11から、回路部13の通常状態を一定期間後にスタンバイ状態に遷移させる旨を示す信号を受けたタイミングで周波数fclk2の決定を行う。そして、クロック信号生成回路12c2は、クロック信号CLKの周波数を、周波数fclk1から周波数fclk2に切り替える。
回路部13についての負荷容量値C、リーク電流値Ileak、電位差ΔVが既知の場合には、上記のような電源装置61でも、アンダーシュートの発生を抑制できる。
以上、実施の形態に基づき、本発明の電源装置及び半導体装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 電源装置
2 電圧調整回路
2a1〜2an スイッチ
2b スイッチ制御回路
2c,2d 電源線
3 記憶回路
4 制御回路
5 時間検出回路
6 回路部
6a,6b 電源端子

Claims (8)

  1. 回路部と第1の電源電圧が印加される電源線との間に並列に接続される複数のスイッチを含み、目標値と前記回路部へ供給する第2の電源電圧との比較結果に基づき、前記複数のスイッチのうちオフするスイッチ数を変えることによって、前記第1の電源電圧を基に生成される前記第2の電源電圧の大きさを調整する電圧調整回路と、
    前記回路部が第1の状態よりも低い消費電力状態となる第2の状態のときの前記回路部の第1の電源端子と第2の電源端子との間の電流値と、前記第2の電源電圧が第1の値から第2の値へ変化する第1の時間と、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチのオンオフ切り替わった場合に生じる前記第2の電源電圧の変化量である電位差と、を記憶する記憶回路と、
    前記電流値、前記第1の値、前記第2の値、前記第1の時間及び、前記電位差に基づき、前記回路部が前記第1の状態から前記第2の状態に遷移するときに前記電圧調整回路がオフする前記スイッチ数を増やすタイミングの間隔を決定する制御回路と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御回路は、前記第2の電源電圧が前記第2の値のときの前記電流値、前記第1の時間、前記第1の値、及び前記第2の値に基づき、前記回路部の負荷容量値を算出し、前記負荷容量値、前記電位差、及び前記第2の電源電圧が前記目標値のときの前記電流値に基づき、前記間隔を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記間隔は、前記負荷容量値と前記電位差との積を前記第2の電源電圧が前記目標値のときの前記電流値で割った値である、ことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御回路は、前記複数のスイッチのオンオフを切り替えるタイミングを決めるクロック信号の周波数を、前記間隔に基づき変え、
    前記第1の時間は、前記第2の電源電圧が、前記第1の状態のときの前記第1の値から、前記第2の状態のときの前記第2の値に変化するまでの時間であり、
    前記第2の値は、前記第1の時間が、前記回路部が前記第1の状態のときの前記クロック信号の周期以下となるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電源装置。
  5. 前記第1の時間を検出する時間検出回路をさらに有し、
    前記制御回路は、前記時間検出回路が検出した前記第1の時間に基づき、前記間隔を決定する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電源装置。
  6. 前記記憶回路は、前記第2の電源電圧の複数の値のそれぞれに対応した前記電流値を記憶し、
    前記制御回路は、前記第2の状態のときの前記第2の電源電圧の値に対応した前記電流値を前記記憶回路から読み出して、前記間隔を決定する、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電源装置。
  7. 前記電流値を検出する電流検出回路をさらに有し、
    前記制御回路は、前記電流検出回路が検出した前記電流値に基づき、前記間隔を決定する、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電源装置。
  8. 回路部と、
    前記回路部と第1の電源電圧が印加される電源線との間に並列に接続される複数のスイッチを含み、目標値と前記回路部へ供給する第2の電源電圧との比較結果に基づき、前記複数のスイッチのうちオフするスイッチ数を変えることによって、前記第1の電源電圧を基に生成される前記第2の電源電圧の大きさを調整する電圧調整回路と、前記回路部が第1の状態よりも低い消費電力状態となる第2の状態のときの前記回路部の第1の電源端子と第2の電源端子との間の電流値と、前記第2の電源電圧が第1の値から第2の値へ変化する第1の時間と、前記複数のスイッチのうち1つのスイッチのオンオフ切り替わった場合に生じる前記第2の電源電圧の変化量である電位差と、を記憶する記憶回路と、前記電流値、前記第1の値、前記第2の値、前記第1の時間及び、前記電位差に基づき、前記回路部が前記第1の状態から前記第2の状態に遷移するときに前記電圧調整回路がオフする前記スイッチ数を増やすタイミングの間隔を決定する制御回路と、を含む電源装置と、
    前記回路部を前記第1の状態とするか、前記第2の状態とするかを、前記電源装置に通知する電力制御回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
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