JP5262904B2 - クロックスキュー自動調整回路 - Google Patents

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Description

本発明はクロックスキュー自動調整回路及びその調整方法に関する。
クロックの波形傾き等によって生じる設計遅延差(スキュー)を抑えるクロックスキュー調整方法として、使用しているクロックドライバ(例えば、バッファ)をドライブ能力(駆動能力)の異なるクロックドライバに置換する方法がある。この調整方法は、クロックドライバ周辺の配線抵抗や容量成分に基づいて新たなクロックドライバを選択する。しかし、この調整方法は、クロックドライバの置換後、再度、配線抵抗や容量成分を抽出する必要がある。そして、抽出された配線抵抗や容量成分に基づいて、再度ドライブ能力を微調整する必要がある。そのため、従来技術では、設計期間が増大するという問題があった。また、従来技術では、半導体集積回路の製造ばらつき等により、クロックドライバのドライブ能力が変動した場合、ドライブ能力を自動調整することが出来なかった。
このような問題に対する解決策が、特許文献1〜3に紹介されている。特許文献1には、要求仕様との比較結果に基づいて選択された遅延素子を用いてAC信号に遅延を付与する半導体装置が提案されている。それにより、この半導体装置は、組み立て工程及び実装工程以降におけるACタイミングの自動調整を行うことができる。
しかし、特許文献1に示す回路は、スキュー調整用に用いられる遅延素子の入出力信号の遅延にのみ着目している。つまり、信号波形の傾きによる遅延時間については考慮されていない。そのため、特許文献1に示す回路は、高精度のクロックスキュー調整ができない可能性がある。
また、特許文献2には、電力制御の自由度を高めた映像信号処理装置が提案されている。ここで、特許文献2に示す駆動力判定部10a(特許文献2における図1)は、ADコンバータ6(特許文献2における図1)に入力されるクロックに基づいてGCA回路5(特許文献2における図1)の出力波形の傾きを検出する。駆動力判定部10aは、検出結果に基づいて出力駆動電流の過不足を判定し、GCA回路5に供給するバイアス電流を調整する。
しかし、特許文献2に示す回路は、図5に示すように、例えば、A点とB点との差分Dabのように微小な電位差を測定する可能性が高い。そのため、GCA回路5の出力波形が何らかの要因によってわずかに変動した場合、精度の高い測定ができない可能性がある。
その他、特許文献3には、スキュー調整時に発生する設定誤差が半導体デバイスの試験結果に与える影響を最小限に抑制するスキュー調整回路が提案されている。
特開2007−78400号公報 特開2008−109266号公報 特開2001−183419号公報
上述のように、従来のクロックスキュー調整回路は、精度の高いクロックスキュー調整を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、精度の高いクロックスキュー調整が可能なクロックスキュー自動調整回路及びその調整方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるクロックスキュー自動調整回路は、クロックのドライブ能力を調整するクロックドライバ(例えば、本発明の実施の形態1におけるクロックドライバ101)と、前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を計測する計測回路(例えば、本発明の実施の形態1における計測回路102)と、前記計測時間と予め設定された基準時間とに基づいて制御信号を生成し、前記クロックドライバに対して出力する制御回路(例えば、本発明の実施の形態1における制御回路103)と、を備える。
また、本発明にかかるクロックスキュー自動調整回路の調整方法は、クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を計測し、前記計測時間と予め設定された基準時間とに基づいて前記クロックのドライブ能力を調整するための制御信号を出力し、クロックのドライブ能力を調整する。
本発明により、精度の高いクロックスキュー調整が可能なクロックスキュー自動調整回路及びその調整方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるクロックスキュー自動調整回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるクロックスキュー自動調整回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるクロックスキュー自動調整回路の調整方法を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるクロックスキュー自動調整回路の調整方法を示す図である。 特許文献2のGCA回路の出力波形及びクロックのタイミングチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1に、本発明の実施の形態1にかかるクロックスキュー自動調整回路200を示す。ここで、クロックスキュー自動調整回路200は、半導体集積回路に備えられたクロック分配回路として、自動的にクロックスキュー調整することを特徴とする。図1に示す回路は、クロックスキュー自動調整回路200と、PLL(Phase Locked Loop)100と、フリップフロップ(以下、単にFFと称す)114、115、116と、ハードウェアモジュール(以下、単にHMと称す)117と、を備える。なお、図1に示す回路の例では、FF114、115、116、及びHM117を、クロックを供給する回路の一例として示したにすぎない。
まず、クロックスキュー自動調整回路200の回路構成について説明する。クロックスキュー自動調整回路200は、クロックドライバ101と、計測回路102と、制御回路103と、を備える。
PLL100の出力端子は、クロックドライバ101の一方の入力端子に接続される。クロックドライバ101の出力端子は、FF114、115、116のそれぞれのクロック入力端子と、HM117のクロック入力端子と、計測回路102の一方の入力端子に接続される。計測回路102の他方の入力端子には、リセット信号が供給される。計測回路102の出力端子は、制御回路103の入力端子に接続される。制御回路103の出力端子は、クロックドライバ101の他方の入力端子に接続される。
次に、クロックスキュー自動調整回路200の動作について説明する。PLL100は、クロックドライバ101にクロックを供給する。クロックドライバ101は、入力されたクロック(入力クロック)に対し所定のドライブ能力を与えて出力する。クロックドライバ101から出力された信号(出力クロック)は、FF114、115、116のそれぞれのクロック入力端子と、HM117のクロック入力端子と、計測回路102の一方の入力端子と、に入力される。計測回路102の他方の入力端子には、リセット信号が供給される。計測回路102から出力された信号は、制御回路103の入力端子に入力される。制御回路103から出力された信号は、クロックドライバ101の他方の入力端子に入力される。
図1において、計測回路102は、クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間を計測する機能を有する。ここで、出力波形の傾きによる遅延時間とは、出力クロックの信号変化に要する時間(信号変化開始から信号変化終了までに要する時間)を示す。制御回路103は、計測されたクロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間(計測時間)と、設計仕様等に基づいて予め設定された基準遅延時間(基準時間)と、を比較する。なお、この基準遅延時間は必要に応じて適宜変更可能である。
この比較結果は、クロックドライバ101が現状設定しているドライブ能力の過不足を示す。制御回路103は、この比較結果に基づいて制御信号を生成し、クロックドライバ101に対して出力する。クロックドライバ101は、この制御信号に基づいてドライブ能力を調整する。つまり、クロックドライバ101は、出力クロックの信号波形の傾きによる遅延時間が基準時間に近づくようにドライブ能力を調整する。このような回路構成により、クロックスキュー自動調整回路200は、クロックのドライブ能力を自動調整することが可能である。また、クロックスキュー自動調整回路200は、出力クロックの信号変化に要する時間を自動調整するため、精度の高いクロックスキュー調整が可能である。
実施の形態2
本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図2に、本発明の実施の形態2にかかるクロックスキュー自動調整回路200を示す。
まず、クロックスキュー自動調整回路200の回路構成について説明する。クロックスキュー自動調整回路200は、クロックドライバ101と、計測回路102と、制御回路103と、を備える。また、クロックドライバ101は、入力クロックに所定のドライブ能力を与えて出力するN(Nは自然数)個のバッファと、それに対応するN個のスイッチ(例えば、トランスファゲート)を有する。なお、本発明の実施の形態2では、3つのバッファ111、112、113と、3つのスイッチ108、109、110を備えた場合を例に説明する。また、制御回路103は、比較回路104と、スイッチ切替制御回路105と、ドライブ能力記憶回路106と、を有する。
PLL100の出力端子は、クロックドライバ101に設けられたスイッチ108の一方の端子と、スイッチ109の一方の端子と、スイッチ110の一方の端子と、に接続される。スイッチ108の他方の端子は、バッファ111の入力端子に接続される。スイッチ109の他方の端子は、バッファ112の入力端子に接続される。スイッチ110の他方の端子は、バッファ113の入力端子に接続される。バッファ111の出力端子と、バッファ112の出力端子と、バッファ113の出力端子とは、それぞれ共通のノード107に接続される。さらに、ノード107は、クロックドライバ101の一方の出力端子を介して、FF114、115、116のそれぞれのクロック入力端子と、HM117のクロック入力端子と、計測回路102の一方の入力端子に接続される。計測回路102の他方の入力端子には、リセット信号が供給される。
計測回路102の出力端子は、比較回路104の一方の入力端子に接続される。比較回路104の他方の入力端子には、設計仕様等に基づいて予め設定された基準信号が供給される。比較回路104の出力端子は、スイッチ切替制御回路105の一方の入力端子に接続される。クロックドライバ101の他方の出力端子は、ドライブ能力記憶回路106の一方の入力端子に接続される。ドライブ能力記憶回路106の他方の入力端子には、イネーブル信号が供給される。
ドライブ能力記憶回路106の出力端子は、スイッチ切替制御回路105の他方の入力端子に接続される。スイッチ切替制御回路105の各出力端子は、スイッチ108の制御端子と、スイッチ109の制御端子と、スイッチ110の制御端子と、に接続される。
次に、クロックスキュー自動調整回路200の動作について説明する。PLL100は、スイッチ108を介してバッファ111の入力端子に信号(入力クロック)を供給する。また、PLL100は、スイッチ109を介してバッファ112の入力端子に信号を供給する。また、PLL100は、スイッチ110を介してバッファ113の入力端子に信号を供給する。バッファ111と、バッファ112と、バッファ113と、は共通のノード107に信号を供給する。そして、ノード107に供給された信号(出力クロック)は、クロックドライバ101の一方の出力端子を介して、FF114、115、116のそれぞれのクロック入力端子と、HM117のクロック入力端子と、計測回路102の一方の入力端子に入力される。計測回路102の他方の入力端子には、リセット信号が供給される。
計測回路102から出力された信号は、比較回路104の一方の入力端子に入力される。比較回路104の他方の入力端子には、設計仕様等に基づいて予め設定された基準信号が供給される。比較回路104から出力された信号は、スイッチ切替制御回路105の一方の入力端子に入力される。クロックドライバ101の他方の出力端子から出力された信号は、ドライブ能力記憶回路106の一方の入力端子に入力される。ドライブ能力記憶回路106の他方の入力端子には、イネーブル信号が供給される。
図2において、計測回路102は、クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間を計測する機能を有する。ここで、出力波形の傾きによる遅延時間とは、出力クロックの信号変化に要する時間(出力波形の信号変化開始から信号変化終了までに要する時間)を示す。なお、計測回路102は、出力クロックの信号変化に要する時間をカウントするカウンタの機能を有する。
計測回路102は、まずリセット信号によりカウント数をリセット(信号波形の傾きによる遅延時間を初期化)する。そして、計測回路102は、クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間を計測する。つまり、計測回路102は、出力クロックの信号変化(例えば、立ち上がり)に要する時間を計測する。なお、出力クロックの信号変化開始時刻及び信号変化終了時刻は、それぞれ出力クロックの電圧レベルに基づいて決定される。つまり、計測回路102は、例えば、出力クロックの電圧レベルが10%に達した時刻を信号変化開始時刻とする。同様に、計測回路102は、出力クロックの電圧レベルが90%に達した時刻を信号変化終了時刻とする。なお、出力クロックの信号変化開始時刻及び信号変化終了時刻を決定する電圧レベルは、設計仕様等に基づいて適宜変更可能である。
計測回路102は、出力クロックの信号変化が開始するとカウントを開始する。そして、計測回路102は、出力クロックの信号変化が終了するとカウントを終了する。なお、本発明の実施の形態2では、一例として、計測回路102が以下のような動作をするものとして説明する。計測回路102において、出力クロックの信号変化が開始すると(例えば、出力クロックの電圧レベルが10%に達する)と制御信号Aが立ち上がる。また、出力クロックの信号変化が終了すると(例えば、出力クロックの電圧レベルが90%に達する)と、制御信号Bが立ち上がる。この制御信号Aの立ち上がりによってカウンタ制御信号がオンする。また、制御信号Bの立ち上がりによってカウンタ制御信号がオフする。このカウンタ制御信号がオンしている間、カウンタによるカウントが実行される。
比較回路104は、計測回路102から出力されたクロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間(カウント数)と、設計仕様等に基づいて予め設定された基準遅延時間(カウント数)と、を比較する。なお、この基準遅延時間は必要に応じて適宜変更可能である。そして、比較回路104は、遅延時間の差分を比較結果として出力する。この比較結果は、クロックドライバ101が現状設定しているドライブ能力の過不足を示す。
一方、クロックドライバ101に備えられたバッファ111、112、113は、それぞれ入力クロックに対して所定のドライブ能力を与えて出力する機能を有する。ここで、各バッファに対して直列に接続されたスイッチ108、109、110のオンオフを切り替えることにより、出力クロックのドライブ能力を調整することができる。
また、ドライブ能力記憶回路106は、クロックドライバ101において調整されたドライブ能力の情報を記憶する。ここで、ドライブ能力記憶回路106は、例えば、スイッチ108、109、110のオンオフ状況をドライブ能力の情報として記憶しても良い。なお、ドライブ能力記憶回路106は、例えば、現状のクロックドライバ101のドライブ能力状態を保持するFFによって構成される。そして、ドライブ能力記憶回路106は、イネーブル信号に基づいてスイッチ切替制御回路105に現状設定されているドライブ能力の情報を出力する。
スイッチ切替制御回路105は、比較回路104の比較結果(遅延時間の差分)と、現状設定されているドライブ能力の情報と、に基づいて制御信号を出力する。スイッチ108、109、110は、この制御信号に基づいてオンオフの切り替えを制御する。つまり、クロックドライバ101は、出力クロックの信号波形の傾きによる遅延時間が基準遅延時間に近づくようにドライブ能力を調整する。このような回路構成により、クロックスキュー自動調整回路200は、クロックドライバ101のドライブ能力を自動的に調整することが可能である。また、クロックスキュー自動調整回路200は、出力クロックの信号変化に要する時間を自動調整するため、精度の高いクロックスキュー調整が可能である。
次に、本発明の実施の形態2にかかるクロックスキュー自動調整回路200のスキュー調整方法について図3及び図4を用いて説明する。
まず、クロックドライバ101の出力波形(出力クロック)が、計測回路102に入力される。計測回路102は、出力クロックの信号変化(例えば、立ち上がり)に要する時間を計測する。図3及び図4の例では、計測回路102において、出力クロックの電圧レベルが10%に達すると制御信号Aが立ち上がる。また、出力クロックの電圧レベルが90%に達すると、制御信号Bが立ち上がる。この制御信号Aの立ち上がりによってカウンタ制御信号がオンする。また、制御信号Bの立ち上がりによってカウンタ制御信号がオフする。このカウンタ制御信号がオンしている間、計測回路102に設けられたカウンタによってカウントが実行される。
図3の例では、出力クロックの信号変化に要する時間(クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間)は、カウント数が"10"を示す。一方、設計仕様等により予め設定された基準遅延時間は、カウント数が"8"を示す。比較回路104は、出力クロックの信号変化に要する時間と、基準遅延時間とを比較する。そして、比較回路104は、遅延時間の差分を比較結果として出力する。この比較結果は、クロックドライバ101が現状設定しているドライブ能力の過不足を示す。この例では、比較回路104は、比較結果として、カウント数の差分である"2"を出力する。
一方、ドライブ能力記憶回路106は、クロックドライバ101において調整されたドライブ能力の情報を記憶する。スイッチ切替制御回路105は、カウント数の差分"2"と、ドライブ能力の情報と、に基づいて制御信号を出力する。つまり、クロックドライバ101は、出力クロックの信号波形の傾きによる遅延時間が基準遅延時間に近づくようにドライブ能力を調整する。この例では、クロックドライバ101は、カウント数の差分"2"の遅延時間を"0"にするようにドライブ能力を調整する。具体的には、例えば、クロックドライバ101は、ドライブ能力を増加させるためにスイッチ108、109をオンにする。
図4の例では、出力クロックの信号変化に要する時間(クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間)は、カウント数が"7"を示す。一方、設計仕様等により予め設定された基準遅延時間は、カウント数が"8"を示す。このとき、比較回路104は、比較結果として、カウント数の差分である"−1"を出力する。
スイッチ切替制御回路105は、カウント数の差分"−1"と、ドライブ能力の情報と、に基づいて制御信号を出力する。つまり、クロックドライバ101は、出力クロックの信号波形の傾きによる遅延時間が基準遅延時間に近づくようにドライブ能力を調整する。この例では、クロックドライバ101は、カウント数の差分"−1"の遅延時間を"0"にするようにドライブ能力を調整する。具体的には、例えば、クロックドライバ101は、ドライブ能力を低下させるためにスイッチ108をオフにする。
以上のように、上記実施の形態にかかるクロックスキュー自動調整回路200は、クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間と、予め設定された基準遅延時間と、の遅延時間差に基づいて出力クロックのドライブ能力を自動調整することが可能である。また、クロックスキュー自動調整回路200は、出力クロックの信号変化に要する時間を自動調整するため、精度の高いクロックスキュー調整が可能である。また、このような回路構成により、設計期間(配線抵抗や容量を抽出する期間や、クロックドライバのドライブ能力を調整する期間)の大幅な短縮が可能である。
また、クロックスキュー自動調整回路200は、半導体集積回路の製造ばらつき等によって周辺回路の配線抵抗や容量成分等が変動した場合でも、クロックのドライブ能力を自動調整することができる。つまり、クロックスキュー自動調整回路200は、製造ばらつき等によって変動したクロックスキューを再調整することができる。これは、クロックドライバ101を構成するバッファ等の抵抗成分や負荷容量が変動した場合でも、同様である。
また、クロックスキュー自動調整回路200は、要求されるクロックスキューを満たす範囲内で、出力クロックのドライブ能力を抑制することも可能である。それにより、半導体集積回路の低消費電力化が可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図1及び図2に示すクロックスキュー自動調整回路は、クロックドライバ101からの出力クロックが直接計測回路102に入力される場合を例に説明したが、これに限られない。例えば、クロックドライバ101の出力波形の傾きによる遅延時間を一定の割合で変動(例えば、増加)させるような遅延回路(例えば、分周回路)を備えた回路構成にも適宜変更可能である。それにより、計測回路102は、遅延時間を容易に計測することができる。さらに、計測回路102は、カウンタによるカウント数の精度が向上するため、より精度の高い遅延時間の計測が可能である。なお、この場合、基準遅延時間が同じ割合で調整される必要がある。
また、本発明の実施の形態では、クロックの立ち上がりに要する遅延時間を調整する場合を例に説明したが、これに限られない。クロックの立ち下がりに要する遅延時間を調整する場合の回路構成にも適宜変更可能である。
100 PLL
101 クロックドライバ
102 計測回路
103 制御回路
104 比較回路
105 スイッチ切替制御回路
106 ドライブ能力記憶回路
107 ノード
108 スイッチ
109 スイッチ
110 スイッチ
111 バッファ
112 バッファ
113 バッファ
114 FF
115 FF
116 FF
117 HM
200 クロックスキュー自動調整回路

Claims (9)

  1. クロックのドライブ能力を調整するクロックドライバと、
    前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を計測する計測回路と、
    前記計測回路による計測時間と予め設定された基準時間とに基づいて制御信号を生成し、前記クロックドライバに対して出力する制御回路と、を備え
    前記クロックドライバは、
    並列に接続された複数のバッファと、
    前記バッファ毎に直列に接続されたスイッチと、を有し、
    前記制御信号に基づいて前記スイッチのオンオフが切替制御される、クロックスキュー自動調整回路。
  2. 前記計測回路は、
    前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間をカウントするカウンタを備えた請求項1に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  3. 前記クロックの信号変化開始及び信号変化終了は、
    それぞれ前記クロックの電圧レベルに基づいて決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  4. 前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を調整する分周回路をさらに備えた請求項1〜のいずれか一項に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  5. クロックのドライブ能力を調整するクロックドライバと、
    前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を計測する計測回路と、
    前記計測回路による計測時間と予め設定された基準時間とに基づいて制御信号を生成し、前記クロックドライバに対して出力する制御回路と、を備え
    前記制御回路は、
    前記計測時間と前記基準時間とを比較し、比較結果を出力する比較回路と、
    前記クロックドライバによって調整されているドライブ能力の情報を記憶するドライブ能力記憶回路と、を有する、クロックスキュー自動調整回路。
  6. 前記クロックドライバは、
    並列に接続された複数のバッファと、
    前記バッファ毎に直列に接続されたスイッチと、を有し、
    前記ドライブ能力の情報は、前記スイッチのオンオフ状況に基づいて決定されることを特徴とする請求項に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  7. 前記計測回路は、
    前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間をカウントするカウンタを備えた請求項5又は6に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  8. 前記クロックの信号変化開始及び信号変化終了は、
    それぞれ前記クロックの電圧レベルに基づいて決定されることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載のクロックスキュー自動調整回路。
  9. 前記クロックの信号変化開始から信号変化終了までに要する時間を調整する分周回路をさらに備えた請求項5〜8のいずれか一項に記載のクロックスキュー自動調整回路。
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