JP6621991B2 - 電子部品供給装置及び電子部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品供給装置及び電子部品実装装置に関する。
電子機器の製造工程において、電子部品実装装置が使用される。電子部品実装装置は、電子部品を供給する電子部品供給装置と、電子部品供給装置から供給された電子部品を基板に実装するヘッドとを備える。ヘッドは、電子部品を着脱可能に保持するノズルを有する。ヘッドは、ノズルに保持された電子部品を基板に実装する。
電子部品供給装置の電子部品の供給方式として、テープリール方式とトレイ方式とが知られている。テープリール方式は、テープリールから繰り出される電子部品が均一な間隔で封止保持された部品テープから電子部品を供給する方式である。テープリール方式の電子部品供給装置は、部品テープを搬送するテープフィーダーと、テープフィーダーが取り付けられるスロットと呼ばれる取付け部を有するフィーダーバンクと、を備える。フィーダーバンクの取付け部に取り付けられたテープフィーダーはテープを搬送しテープフィーダーの所定の位置から電子部品を供給する。
一方、トレイ方式は、トレイに保持された電子部品を供給する方式である。トレイ方式の電子部品供給装置は、電子部品を保持するトレイを支持するトレイ引出部及びトレイ引出部を支持するラック部を有するトレイサーバーを備える。トレイ引出部のトレイから電子部品が供給される。
トレイ方式の電子部品供給装置のトレイ引出部の両側にテープフィーダーを取付可能な載置台を装備し、トレイとテープフィーダーの両方により電子部品の供給を可能とする電子部品供給装置の一例が特許文献1に開示されている。
特開2001−284890号公報
ところで、テープリール方式の電子部品供給装置は、所定方向に多数のテープフィーダーを並べて配置し、その上を電子部品を吸着するヘッドが移動するため、取り付け作業の不良により、他のテープフィーダーに比べて上側に突出して取り付けられたテープフィーダーが存在すると、ヘッドが衝突或いは干渉する恐れがある。その場合、ヘッドは精密な位置決め搬送を行う性質上、部品の組付けが高精度に行われているので、ヘッドごと交換せざる得なくなる場合や修理に非常に手間が要する場合がある。
従って、テープフィーダーの並び方向に沿ってテープフィーダーの上端近傍にレーザー等の検査光を照射する発光素子と検査光を受光する受光素子とを対向配置し、検出光の受光状態の変化から上方に突出した取り付け不良のテープフィーダーの検出を行う方法を採ることが考えられる。
しかしながら、上記従来例のように、トレイとテープフィーダーの両方により電子部品の供給を行う場合には、次のような問題があった。
即ち、トレイ方式で供給される電子部品は、部品テープに収めることができない大型のものや背の高いものであることが一般的である。
そして、トレイ方式の電子部品供給装置はトレイ引出部にトレイの搬送を行う機構部を設けることが必須となるので、ある程度の厚みを確保する必要がある。従って、テープフィーダーが並べて配置される領域に隣接して電子部品供給装置のトレイ引出部を配置すると、トレイ引出部或いはこれにより引き出されるトレイ上の電子部品が発光素子と受光素子が検出を行う検出高さを超える場合があり、これらが妨げとなってテープフィーダーの取り付け不良を検出することができないという問題が生じ得る。
本発明は、トレイとテープフィーダーの両方により電子部品の供給を可能としつつもテープフィーダーの取り付け不良を検出可能とすることをその目的とする。
請求項1記載の発明は、電子部品供給装置において、
部品テープに封止された電子部品を供給するテープフィーダーが並んで搭載されるフィーダーバンクと、
前記フィーダーバンクに装備され、前記テープフィーダーの並び方向に沿って当該テープフィーダーの上を通過する光線を発する第一の発光素子と、
前記フィーダーバンクに装備され、前記第一の発光素子からの光線を受光する第一の受光素子と、
電子部品が並べられたトレイを複数保持し、トレイ引出部から前記トレイを繰り出すトレイサーバーと、
を備え、
前記第一の発光素子と前記第一の受光素子とが、前記テープフィーダーの搭載領域を挟んで対向装備され、
前記トレイサーバーのトレイ引出部は、前記フィーダーバンクにおける前記テープフィーダーの搭載領域の一部に前記テープフィーダーに替えて配置可能であり、
前記トレイ引出部における前記第一の発光素子からの光線の受光位置に、前記第一の受光素子に替わって前記光線の受光を行う第二の受光素子を装備し、
前記トレイサーバーは、前記フィーダーバンクに搭載されたときに、前記フィーダーバンク側に設けられたスロットに連結されるコネクタが設けられており、
前記トレイサーバーは、前記テープフィーダーの搭載領域における前記テープフィーダーの並び方向の片側端部に配置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、電子部品供給装置において、
部品テープに封止された電子部品を供給するテープフィーダーが並んで搭載されるフィーダーバンクと、
前記フィーダーバンクに装備され、前記テープフィーダーの並び方向に沿って当該テープフィーダーの上を通過する光線を発する第一の発光素子と、
前記フィーダーバンクに装備され、前記第一の発光素子からの光線を受光する第一の受光素子と、
電子部品が並べられたトレイを複数保持し、トレイ引出部から前記トレイを繰り出すトレイサーバーと、
を備え、
前記第一の発光素子と前記第一の受光素子とが、前記テープフィーダーの搭載領域を挟んで対向装備され、
前記トレイサーバーのトレイ引出部は、前記フィーダーバンクにおける前記テープフィーダーの搭載領域の一部に前記テープフィーダーに替えて配置可能であり、
前記トレイ引出部における前記第一の発光素子からの光線の通過線上であって前記第一の受光素子との対向する位置に、前記第一の発光素子に替わって光線を発する第二の発光素子を装備し、
前記トレイサーバーは、前記フィーダーバンクに搭載されたときに、前記フィーダーバンク側に設けられたスロットに連結されるコネクタが設けられており、
前記トレイサーバーは、前記テープフィーダーの搭載領域における前記テープフィーダーの並び方向の片側端部に配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の電子部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
前記第一の受光素子が受光する前記第一の発光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定する判定処理部を備え、
前記判定処理部は、前記フィーダーバンクに前記トレイサーバーのトレイ引出部が配置された場合に、前記第一の受光素子に替えて前記第二の受光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項2記載の電子部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
前記第一の受光素子が受光する前記第一の発光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定する判定処理部を備え、
前記フィーダーバンクに前記トレイサーバーのトレイ引出部が配置された場合に、前記第一の発光素子に替えて前記第二の発光素子から前記光線を発するように切り替える光源切替部を備えることを特徴とする。
以上のように、本発明の電子部品供給装置及び電子部品実装装置によれば、フィーダーバンクにトレイサーバーのトレイ引出部を配置することで、トレイとテープフィーダーの両方によって電子部品の供給を行うことが可能となる。
さらに、フィーダーバンクにトレイサーバーのトレイ引出部を配置した状態でも、第二の受光素子、第二の発光素子又は第二の反射部により第一又は第二の発光素子の光線を第一又は第二の受光素子が受光することができ、第一の発光素子とトレイ引出部との間に搭載されたテープフィーダーの取り付け不良を検出することが可能となる。
電子部品実装装置の平面図である。 トレイサーバーを装着した電子部品実装装置の平面図である。 フィーダーバンクの斜視図である。 トレイサーバーの側面図である。 トレイサーバーが有するトレイ引出部の側面図である。 トレイサーバーが有するトレイ引出部の上面が見える方向から見た斜視図である。 トレイ引出部の底面が見える方向から見た斜視図である。 フィーダーバンクにトレイサーバーのトレイ引出部を装着した状態の平面図である。 第二の発光素子及び第二の受光素子の配置を示す説明図である。 電子部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 実装動作制御プログラムに基づいてCPUが行う電子部品の実装動作の制御を示すフローチャートである。 取付不良検出制御プログラムに基づいてCPUが行う電子部品実装装置の各部の制御を示すフローチャートである。 第一及び第二の反射部を設ける他の例を示す説明図である。
[発明の実施形態の全体構成]
本発明の実施形態について、図1乃至図12に基づいて説明する。本実施形態では、電子部品実装装置を例示する。
図1は電子部品実装装置10の平面図、図2は後述するトレイサーバー60を装着した電子部品実装装置の平面図である。
この電子部品実装装置10は、図示のように、装置内部において基板を一定の搬送方向に沿って搬送する基板搬送装置30と、電子部品実装装置10と、電子部品実装装置10から電子部品Cを受け取り基板に実装するヘッド40と、ヘッド40を所定範囲内の任意の位置に駆動搬送するヘッド移動手段としてのX−Yガントリ50と、ヘッド40に保持された電子部品を下方から撮像する部品用カメラ11と、ヘッド40に搭載されて基板に付された図示しない基板マークの撮像を行う基板用カメラ12と、電子部品実装装置10の各構成に対して制御を行う制御装置90と、全体構成を支持するメインフレーム13とを主に備えている。
上記電子部品実装装置10は、部品テープに封止された電子部品を供給するテープフィーダー21が並んで搭載されるフィーダーバンク20と、フィーダーバンク20に対して着脱可能であって、トレイT上に並べて配置された電子部品Cを供給するトレイサーバー60からなる電子部品供給装置2を有している。
なお、以下の説明において、電子部品実装装置10の内部において基板搬送装置30により基板が搬送される方向をX軸方向、鉛直上下方向をZ軸方向、X軸方向とZ軸方向に直交する方向をY軸方向とし、電子部品実装装置10の正規の使用状態において、X軸方向及びY軸方向は水平となるように装置が設置されるものとする。
また、この電子部品実装装置10は、基板搬送装置30による基板の搬送経路の中間位置に、基板に対する電子部品の実装作業を行う為の作業領域33を備えており、基板搬送装置30を挟んで作業領域33のY軸方向における両側に二つのフィーダーバンク20,20が設けられている。また、ヘッド40及びX−Yガントリ50もフィーダーバンク20に対応して二つずつ搭載されている。
[電子部品実装装置:ヘッド]
それぞれのヘッド40は、図示のように、その先端部で空気吸引により電子部品を保持する複数の吸着ノズル41(例えば六本)と、この吸着ノズル41をZ軸方向に沿って昇降させる駆動源であるZ軸モーター42(図10参照)と、吸着ノズル41を介して保持された電子部品をZ軸回りに回転駆動させる回転駆動源であるθ軸モーター43(図10参照)とが設けられている。
各吸着ノズル41は負圧発生装置に接続され、当該吸着ノズル41の下端部において吸引を行うことにより電子部品を吸着し、保持する。
また、ヘッド40に搭載される吸着ノズル41の本数は六本に限定されるものではなく、増減させても良い。
[電子部品実装装置:各カメラ]
部品用カメラ11及び基板用カメラ12はいずれもCCDカメラ又はCMOSカメラである。
部品用カメラ11は、各ヘッド40に対応して個別にメインフレーム13の所定位置(例えば、フィーダーバンク20と基板搬送経路との間)に固定装備されている。各部品用カメラ11は、メインフレーム13から視線を鉛直上方に向けられており、その視野範囲をヘッド40が通過する際に、その吸着ノズル41に吸着された電子部品を下方から撮像する。部品用カメラ11の撮像画像データから吸着ノズル41と電子部品との中心位置のズレが求められ、これに基づく補正を行ってから電子部品の実装が行われる。
また、基板用カメラ12は視線を下方に向けた状態でヘッド40に搭載されており、基板の基板マークを撮像してその位置を求め、これに基づいてヘッド40の位置決めが行われる。
[電子部品実装装置:X−Yガントリ]
各X−Yガントリ50は、X軸方向にヘッド40を移動可能に支持するX軸ガイドレール51と、このX軸ガイドレール51を介してヘッド40をY軸方向に移動可能に支持する一対のY軸ガイドレール52,52と、X軸方向に沿ってヘッド40を移動させる駆動源であるX軸モーター53(図10参照)と、X軸ガイドレール51を介してヘッド40をY軸方向に移動させる駆動源であるY軸モーター54(図10参照)とを備えている。
そして、各モーター53,54の駆動により、作業領域33の全体、フィーダーバンク20に搭載可能な全てのテープフィーダー21の部品渡し位置211及びこれらの間の領域全体にヘッド40を搬送することを可能としている。また、トレイサーバー60をフィーダーバンク20に装備した場合には、各X−Yガントリ50は、トレイサーバー60が所定の繰り出し位置に繰り出したトレイTの全範囲を含んだ領域全体にヘッド40を搬送することを可能としている。
なお、二つのヘッド40を搬送する二つのX−Yガントリ50、50は、二本のY軸ガイドレール52、52を共用している。
また、各モーター53,54には、ぞれぞれの回転量を検出するエンコーダーが装備されており、その回転角度が制御装置90に入力される。制御装置90は、これにより、各モーター53,54を制御し、ヘッド40のそれぞれの吸着ノズル41や基板用カメラ12の位置決めを行う。
[電子部品実装装置:基板搬送装置]
基板搬送装置30は、X軸方向に沿った基板搬送経路のほぼ全長に渡って延在する搬送フレーム311を備えており、基板搬送経路の基板搬送方向上流端部が基板搬入口312、下流側端部が基板搬出口313となっている。
基板搬送装置30は、搬送フレーム311のY軸方向両端部における一対の側壁の内面上部において、X軸方向に沿って張設された図示しない一対の無端環状の搬送ベルトと、一対の搬送ベルトを基板搬送方向に送る搬送駆動源としての搬送モーター323(図10参照)とを備えている。
そして、一対の搬送ベルトの上面にY軸方向両端部の側縁部を載置した状態の基板が搬送モーター323の駆動によりX軸方向に沿って搬送される。
[フィーダーバンク]
図3はフィーダーバンクの斜視図である。
図示のように、各フィーダーバンク20には、複数のテープフィーダー21(図1参照)がX軸方向に沿って並んで載置することが可能であり、メインフレーム13に対して着脱可能となっている。即ち、予め複数のテープフィーダー21が搭載されたフィーダーバンク20を他の電子部品の供給する複数のテープフィーダー21が搭載されたフィーダーバンク20に交換することができる。
各テープフィーダー21は、電子部品が一列に並んで封止された部品テープがリール(図示略)からその後端部に供給され、その先端部手前(基板搬送装置30側の端部)の上側に設けられた部品渡し位置211まで搬送する。そして、当該部品渡し位置211においてヘッド40に搭載された吸着ノズル41により部品テープ内の電子部品の吸着が行われるようになっている。
上記各フィーダーバンク20は、複数のテープフィーダー21が載置状態で搭載される載置台22と、載置台22のY軸方向の一端部側の側縁部から垂下支持された立設部23と、載置台22の上面におけるX軸方向の一端部と他端部とにそれぞれ立設された側壁部24,25と、側壁部24の上端部に設けられた第一の発光素子241及び第一の受光素子242と、側壁部25の上端部に設けられた第一の受光素子251及び第一の発光素子252とを備えている。
載置台22はその上面がX軸方向に長い長方形状であり、その長手方向に沿って複数のテープフィーダー21が並んだ状態で搭載される。
載置台22の上面にはテープフィーダー21を着脱可能に取り付ける複数の取付部221がX軸方向に沿って並んで形成されている。複数の取付部221は、側壁部24と側壁部25の間のテープフィーダー21の搭載領域R(図8参照)内に形成されている。
各取付部221はテープフィーダー21を着脱可能とする溝である。なお、取付部221の構造は、テープフィーダー21を装着可能なものであればいかなる構造でも良いが、例えば、Y軸方向に沿った長穴やテープフィーダー21を挟む凸条でもよい。
テープフィーダー21は、その底部が取付部221に嵌合し、取り付けが行われる。テープフィーダー21は、部品渡し位置211が基板搬送装置30側となるように取り付けが行われる。
また、載置台22におけるテープフィーダー21の搭載領域Rの一部には、テープフィーダー21に替えてトレイサーバー60を装着することができる。このため、載置台22の基板搬送装置30とは逆側の端部には、トレイサーバー60の装着を検出するサーバー検出部として近接センサー26が装備されている。
立設部23は、X−Z平面に沿っており、載置台22のY軸方向における基板搬送装置30側とは逆側の端部の下面に設けられている。なお、以下の記載において、Y軸方向における基板搬送装置30側を「前側」、その逆側を「後側」と言い換えるものとする。
立設部23の前側となる平面には、メインフレーム13にフィーダーバンク20を取り付けた時にメインフレーム13側に設けられたスロット131に接続可能なコネクタ231(いずれも図10参照)が設けられている。このコネクタ231及びスロット131により、各テープフィーダー21の電子部品供給動作を行うための電力の供給や電子部品供給動作の制御信号の送受が行われる。
側壁部24,25はいずれもY−Z平面に沿った状態で載置台22の上面に立設された矩形の平板であり、その長手方向をY軸方向に向けている。
側壁部24の上端部であって前側の端部には第一の発光素子241が設けられ、後側の端部には第一の受光素子242が設けられている。
また、側壁部25の上端部であって前側の端部には第一の受光素子251が設けられ、後側の端部には第一の発光素子252が設けられている。
上記側壁部24の第一の発光素子241と側壁部25の第一の受光素子251とは、Z軸方向について同じ高さであり、X軸方向に沿った同一線上に配置されている。さらに、第一の発光素子241は第一の受光素子251側に発光を行うと共に、第一の発光素子241の光軸と第一の受光素子251の光軸はX軸方向に沿った同一線上となるように配置されている。
また、第一の発光素子241と第一の受光素子251の光軸の高さは、載置台22の上に搭載されたテープフィーダー21の上端部より僅かに高くなっている。これらにより、第一の発光素子241と第一の受光素子251との間に搭載される複数のテープフィーダー21の前端部が搭載不良により上方にずれた状態にあると、第一の発光素子241から発せられた光線が遮蔽され、第一の受光素子251による受光量が低減し、搭載不良を検出することができる。
側壁部25の第一の発光素子252と側壁部24の第一の受光素子242とは、Z軸方向について同じ高さであり、X軸方向に沿った同一線上に配置されている。さらに、第一の発光素子252は第一の受光素子242側に発光を行うと共に、第一の発光素子252の光軸と第一の受光素子242の光軸はX軸方向に沿った同一線上となるように配置されている。
また、第一の発光素子252と第一の受光素子242の光軸の高さは、載置台22の上に搭載されたテープフィーダー21の上端部より僅かに高くなっている。これらにより、第一の発光素子252と第一の受光素子242との間に搭載される複数のテープフィーダー21の後端部が搭載不良により上方にずれた状態にあると、第一の発光素子252から発せられた光線が遮蔽され、第一の受光素子242による受光量が低減し、搭載不良を検出することができる。
[トレイサーバー]
図4はトレイサーバー60の側面図、図5はトレイサーバー60が有するトレイ引出部62の側面図、図6はトレイサーバー60が有するトレイ引出部62の上面が見える方向から見た斜視図、図7はトレイ引出部62の底面が見える方向から見た斜視図、図8はフィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を装着した状態の平面図、図9は後述するトレイ引出部62に設けられた第二の発光素子632及び第二の受光素子631の配置を示す説明図である。
図4〜図9に示すように、トレイサーバー60は、電子部品Cを保持するトレイTを複数内部に格納したラック部61と、ラック部61の内部から繰り出されたトレイを支持するトレイ引出部62とを備えている。
トレイTは矩形の平皿であり、複数の電子部品Cがマトリクス状に配置されている。
ラック部61は、その内部において、複数のトレイTを上下に並べて保持しており、保持された複数のトレイTを個別選択的にトレイ引出部62の高さに昇降移動させる昇降機構と、トレイ引出部62の高さとされたトレイTをトレイ引出部62の先端側に繰り出す繰り出し機構とを内蔵している。ラック部61から引き出されたトレイTは、トレイ引出部62に支持される。
ラック部61の底面の四隅には四つの脚部611が個別に配置されており(図4では二つのみ図示)、隣接する脚部611と脚部611との間には四つのキャスター612が個別に配置されている(図4では一つのみ図示)。
四つの脚部611には、ネジ機構の回転操作によりその高さを調節するいわゆるアジャスター構造の高さ調節機構が装備されている。また、同様に、四つのキャスター612にもアジャスター構造の高さ調節機構が装備されている。
そして、四つの脚部611を四つのキャスター612よりも下方に延ばした状態で、各脚部611の高さをさらに微調節することで、トレイサーバー60全体の高さ調節及び周囲の全方向に対する傾斜角度調節を行うことができる。
また、四つのキャスター612を四つの脚部611よりも下方に延ばした状態で、各キャスター612の高さをさらに微調節することで、トレイサーバー60の全体の高さ調節及び周囲の全方向に対する傾斜角度調節を行うことができる。さらに、四つのキャスター612で自在に移動することも可能となる。
なお、脚部611とキャスター612は、それぞれ、トレイサーバー60を安定的に支持することができればその個体数は増減可能である。
トレイサーバー60は、トレイ引出部62をフィーダーバンク20におけるテープフィーダー21の搭載領域内に配置することでトレイサーバー60をフィーダーバンク20に装着することができる。これによって、トレイ引出部62に支持されたトレイTの電子部品Cを電子部品実装装置10のヘッド40に供給することを可能とする。
トレイ引出部62は、トレイTを載置支持する底板621と当該底板621のX軸方向の両端部からそれぞれ立ち上げられた側壁部622,623とを備えている。
トレイサーバー60が水平面上に設置された状態で、底板621は水平となるように側壁部622,623を介してラック部61に支持されている
底板621の下面には、Y軸方向の全長に渡って二本の凸条部621a,621aが形成されている。これらの凸条部621a,621aは、いずれもフィーダーバンク20の取付部221の溝に嵌合し、トレイ引出部62をY軸方向に沿って滑動させながらフィーダーバンク20に装着することを可能とする。
なお、トレイサーバー60のトレイ引出部62の取り付け位置は、フィーダーバンク20のテープフィーダー21の搭載領域RにおけるX軸方向における片側(図8における左側、即ち、側壁部25側)に決められており、ヘッド40がトレイT上の電子部品Cを吸着する際には、搭載領域Rの片側にトレイTが位置するものとしてヘッド40の位置決め制御が行われる。
これら底板621の凸条部621a,621aにより、トレイ引出部62は、搭載領域R内において適正な向きで配置することができる。
側壁部622,623は、いずれも、Y−Z平面に沿った平板であり、X軸方向から見た形状が同一となっている。そして、側壁部622,623は、いずれも、トレイサーバー60に固定支持される支持部622a,623aと、フィーダーバンク20側に延出された延出部622b,623bとを備えている。
支持部622a,623aは、トレイ引出部62をフィーダーバンク20に装着したときに、フィーダーバンク20の立設部23に当接し、Y軸方向についてフィーダーバンク20に対してトレイ引出部62を適正な位置に位置決めする。
また、支持部623aには、前述したフィーダーバンク20の載置台22に設けられた近接センサー26によって検出される被検出部としての突起部623cが装備されている。この突起部623cと載置台22の近接センサー26によって、フィーダーバンク20に対してトレイサーバー60が接続されたこと及びトレイ引出部62がフィーダーバンク20に対してX軸方向について正しい位置に取り付けられたことを検出することが可能となる。
また、側壁部622の延出部622bの上端部であって前側の端部には第二の受光素子631が設けられ、後側の端部には第二の発光素子632が設けられている。
トレイ引出部62をフィーダーバンク20の適正な位置に装着した状態において、第二の受光素子631の光軸は、側壁部24の第一の発光素子241の光軸と、Z軸方向について同じ高さとなり、X軸方向に沿った同一線上となるように配置されている。また、第二の受光素子631は第一の発光素子241側に受光面を向けて配置され、第一の発光素子241からの光線が第二の受光素子631により受光可能となるように配置されている。
また、トレイ引出部62をフィーダーバンク20の適正な位置に装着した状態において、第二の発光素子632の光軸は、側壁部24の第一の受光素子242の光軸と、Z軸方向について同じ高さとなり、X軸方向に沿った同一線上となるように配置されている。また、第二の発光素子632は第一の受光素子242側に光線を発する方向を向いて配置され、第二の発光素子632からの光線が第一の受光素子242により受光可能となるように配置されている。
これらにより、第一の発光素子241と第二の受光素子631との間に搭載される複数のテープフィーダー21の前端部が搭載不良により上方にずれた状態にあると、第一の発光素子241から発せられた光線が遮蔽され、第二の受光素子631による受光量が低減し、搭載不良を検出することができる。
同様に、第二の発光素子632と第一の受光素子242との間に搭載される複数のテープフィーダー21の後端部が搭載不良により上方にずれた状態にあると、第二の発光素子632から発せられた光線が遮蔽され、第一の受光素子242による受光量が低減し、搭載不良を検出することができる。
[電子部品実装装置の制御系]
次に、電子部品実装装置10の制御系について図10のブロック図に基づいて説明する。
前述したX−Yガントリ50のX軸モーター53及びY軸モーター54と、ヘッド40に搭載されたZ軸モーター42及びθ軸モーター43と、基板搬送装置30の搬送モーター323は、それぞれ図示しない駆動回路を介して制御装置90に接続されている。
また、部品用カメラ11及び基板用カメラ12の撮像動作は制御装置90により制御される。さらに、これら部品用カメラ11及び基板用カメラ12の撮像画像データは図示しない画像処理装置に出力され、処理結果が制御装置90に出力されるようになっている。
なお、上記各モーター42,43,53,54及び各カメラ11,12はいずれも電子部品実装装置10に複数搭載されているが、図10では一つのみを図示し、残りは省略している。
さらに、制御装置90は、スロット131及びコネクタ231を介してフィーダーバンク20と接続され、当該フィーダーバンク20に搭載されたテープフィーダー21の電子部品の供給動作を制御する。
また、制御装置90は、スロット131及びコネクタ231を介してフィーダーバンク20の第一の発光素子241,252及び第一の受光素子242,251と接続され、第一の発光素子241,252を発光させると共に、発光時の光線の受光量を第一の受光素子242,251により検出する。
また、制御装置90は、スロット131及びコネクタ231を介してフィーダーバンク20の近接センサー26と接続され、フィーダーバンク20にトレイサーバー60が搭載されているか否かを検出する。
また、トレイサーバー60は、フィーダーバンク20に搭載されたときに、フィーダーバンク20側に設けられたスロット27にトレイサーバー60側に設けられたコネクタ64が連結され、トレイサーバー60はフィーダーバンク20を介して制御装置90に接続される。
そして、制御装置90は、フィーダーバンク20を介してトレイサーバー60のラック部61と接続され、ラック部61内のトレイTの選択及びトレイ引出部62への繰り出しの動作制御が行われる。
また、制御装置90は、フィーダーバンク20を介してトレイサーバー60の第二の発光素子632及び第二の受光素子631と接続され、第二の発光素子632を発光させると共に、発光時の光線の受光量を第二の受光素子631により検出する。
また、制御装置90には、各種の指令や設定を入力すると共に各種の情報を表示する操作パネル14が接続されている。
制御装置90は、実装対象となる電子部品のリスト及びその搭載の順番、各電子部品の基板上における搭載位置、各電子部品がいずれのテープフィーダー21又はいずれのトレイTから受け取るかを示す受け取り位置等が定められた実装スケジュールデータを記憶するEEPROM94と、実装動作制御プログラム及び後述するテープフィーダーの取付不良検出制御プログラムが格納されたROM92と、各種のプログラムを実行するCPU91と、各種のプログラムの実行においてデータの記憶領域となるRAM93とを主に備えている。
[電子部品実装動作制御]
図11は実装動作制御プログラムに基づいてCPU91が行う電子部品の実装動作の制御を示すフローチャートである。図11に基づいて電子部品実装装置10の電子部品の実装動作について説明する。
まず、CPU91は、実装スケジュールデータの読み込みを行うと共に(ステップS1)、搬送モーター323を制御して基板を作業領域33に搬送する。そして、X軸モーター53及びY軸モーター54を制御して基板に付された基準マークを撮像するために定められた所定の撮像位置にヘッド40の搬送を行う(ステップS5)。
さらに、基板用カメラ12により基板の基準マークの撮像を行い(ステップS7)、撮像範囲内の基準マークの位置から正規の位置に対する基板の位置ズレ量を算出する(ステップS9)。
次いで、CPU91は、X軸モーター53及びY軸モーター54を制御して実装スケジュールデータが示す電子部品の受け取り位置にヘッド40の搬送を行う(ステップS11)。
電子部品の受け取り位置において、Z軸モーター42を制御して吸着ノズル41を下降させて所定のテープフィーダー21又はトレイTから電子部品の吸着を行い、再び、吸着ノズル41を上昇させる(ステップS13)。
そして、CPU91は、X軸モーター53及びY軸モーター54を制御して実装スケジュールデータが示す電子部品の実装位置にヘッド40の搬送を行う(ステップS15)。
その際、部品用カメラ11の上を通過して吸着ノズル41吸着された電子部品Cを撮像する(ステップS17)。そして、撮像画像から電子部品Cの向きを求め、θ軸モーター43を制御して電子部品Cを正規の向きに修正する(ステップS19)。また、撮像画像から、吸着ノズル41の中心に対する電子部品Cの位置ズレ量を算出する(ステップS21)。
そして、基板の位置ズレ量と吸着ノズル41に対する電子部品の位置ズレ量とを考慮した上で、電子部品Cを基板の実装位置まで搬送し、吸着ノズル41を下降させて電子部品の実装を行う(ステップS23)。
次いで、CPU91は、実装スケジュールデータに定められた全ての電子部品について実装が完了したか否かを判定し、終了していない場合には、ステップS11に処理を戻して次の電子部品の実装動作を行う。
また、全ての電子部品について実装が完了した場合には、実装動作制御を終了する。
[テープフィーダーの取付不良検出制御]
図12は取付不良検出制御プログラムに基づいてCPU91が行う電子部品実装装置10の各部の制御を示すフローチャートである。図12に基づいてテープフィーダー21の取付不良検出制御について説明する。なお、このテープフィーダー21の取付不良検出制御は、電子部品実装装置10の主電源が投入されると周期的に実行される制御であり、電子部品の実装動作中にも割込処理により実行される。
まず、CPU91は、近接センサー26の検出信号を読み取って、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62が装着されたか否かを判定する(ステップS31)。
そして、近接センサー26がトレイ引出部62の装着を検出していない場合には、フィーダーバンク20の側壁部24,25の両方の第一の発光素子241,252と両方の第一の受光素子242,251を有効な状態とする(ステップS33)。
また、近接センサー26がトレイ引出部62の装着を検出した場合には、フィーダーバンク20の側壁部25の第一の発光素子252及び第一の受光素子251を無効な状態とする。さらに、側壁部24の第一の発光素子241及び第一の受光素子242とトレイ引出部62の第二の発光素子632及び第二の受光素子631を有効な状態とする(ステップS35)。
そして、有効とする発光素子241と252又は632の発光を行い(ステップS37)、有効とする受光素子242と251又は631がそれぞれ有効な受光量で受光しているかを判定する(ステップS39)。
この時、受光量が有効な受光量に満たない場合には、いずれかの発光素子241と252又は632の光線が取付不良を生じたテープフィーダー21により受光が妨げられていることになるので、CPU91は、電子部品実装動作中の場合には、その動作を緊急停止させる(ステップS41)。
次いで、操作パネル14において、テープフィーダー21の取付不良によるエラー報知を表示し(ステップS43)、テープフィーダーの取付不良検出制御を終了する。
また、ステップS39において、受光素子242と251又は631がそれぞれ有効な受光量で受光していると判定した場合には、テープフィーダー21の取付不良が発生していないものとして、そのまま、テープフィーダーの取付不良検出制御を終了する。
[電子部品実装装置の技術的効果]
上記電子部品実装装置10に装備された電子部品供給装置2を有し、当該電子部品供給装置2は、部品テープに封止された電子部品Cを供給するテープフィーダー21が並んで搭載されるフィーダーバンク20と、フィーダーバンク20に装備され、テープフィーダー21の並び方向に沿って当該テープフィーダー21の上を通過する光線を発する第一の発光素子241,252と、フィーダーバンク20に装備され、第一の発光素子241,252からの光線を受光する第一の受光素子242,251と、電子部品Cが並べられたトレイTを複数保持し、トレイ引出部62からトレイを繰り出すトレイサーバー60と、を備えている。
さらに、第一の発光素子241,252と第一の受光素子242,251とが、テープフィーダー21の搭載領域Rを挟んで対向装備され、トレイサーバー60のトレイ引出部62は、フィーダーバンク20におけるテープフィーダー21の搭載領域Rの一部にテープフィーダー21に替えて配置可能である。
さらに、トレイ引出部62における第一の発光素子241からの光線の受光位置に、第一の受光素子251に替わって光線の受光を行う第二の受光素子631を装備すると共に、トレイ引出部62における第一の発光素子252からの光線の通過線上であって第一の受光素子242との対向する位置に、第一の発光素子252に替わって光線を発する第二の発光素子632を装備している。
このため、トレイを繰り出すトレイサーバー60のトレイ引出部62が第一の発光素子241,252と第一の受光素子242,251との間の光線の送受を妨げる場合であっても、第一の受光素子251に替わって光線の受光を行う第二の受光素子631と第一の発光素子252に替わって光線を発する第二の発光素子632とがトレイ引出部62に設けられているため、トレイ引出部62に隣接する搭載領域Rにおけるテープフィーダー21の取付不良を有効に検出することが可能となる。
これにより、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を配置した状態でも、テープフィーダーの取り付け不良を検出することが可能となる。
また、上記電子部品実装装置10は、第一の受光素子242,251が受光する第一の発光素子241,252からの光線の検出状態の変化からフィーダーバンク20に対するテープフィーダー21の取り付け不良を判定する判定処理部として機能する制御装置90を備え、判定処理部としての制御装置90は、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62が配置された場合に、第一の受光素子251に替えて第二の受光素子631からの光線の検出状態の変化からフィーダーバンク20に対するテープフィーダー21の取り付け不良を判定している。
このため、電子部品実装装置10の制御装置90は、第一の発光素子241からの光線を受光しない第一の受光素子251の出力の影響を回避でき、誤判断の発生を抑えてより正確にテープフィーダー21の取付不良を検出することが可能となる。
また、使用する受光素子を人為的に切り替えるための設定を入力する必要がなくなり、トレイサーバー60をフィーダーバンク20に取り付ける際の作業負担を軽減することが可能となる。
また、電子部品実装装置10は、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62が配置された場合に、第一の発光素子252に替えて第二の発光素子632から光線を発するように切り替える光源切替部として機能する制御装置90を備えている。
このため、使用する発光素子を人為的に切り替えるための設定を入力する必要がなくなり、トレイサーバー60をフィーダーバンク20に取り付ける際の作業負担を軽減することが可能となる。
[その他]
上記フィーダーバンク20に搭載された側壁部24と側壁部25には、第一の発光素子と第一の受光素子を一対で設けているが、側壁部24に二つの第一の発光素子を設け、側壁部25に二つの第一の受光素子を設けてもよい。その場合には、トレイ引出部62には二つの第二の受光素子を設けることになる。かかる構成でも、上記実施形態と同様に、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を配置した状態でも、テープフィーダーの取り付け不良を検出することが可能となる。
また、側壁部24に二つの第一の受光素子を設け、側壁部25に二つの第一の発光素子を設けてもよい。その場合には、トレイ引出部62には二つの第二の発光素子を設けることになる。かかる構成でも、上記実施形態と同様に、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を配置した状態でも、テープフィーダーの取り付け不良を検出することが可能となる。
また、図13に示すように、側壁部24に第一の発光素子241Aと第一の受光素子242Aとを近接配置し、側壁部25には第一の反射部251Aを設けることにより、第一の発光素子241Aからの光線の反射光を第一の受光素子242Aが受光することによりテープフィーダー21の取付不良を検出する構成としても良い。
その場合には、トレイ引出部62には、側壁部25の第一の反射部251Aに替わって反射する第二の反射部631Aを設けることになる。かかる構成でも、上記実施形態と同様に、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を配置した状態でも、テープフィーダーの取り付け不良を検出することが可能となる。
なお、この場合には、光線の距離が変動するので、第一の受光素子242Aの受光量が変動する。従って、フィーダーバンク20にトレイサーバー60のトレイ引出部62を配置した場合には、制御装置90は、テープフィーダー21の取り付け不良を判定するための受光量の値を適正な値に変更する処理を行うことが望ましい。
10 電子部品実装装置
11 部品用カメラ
12 基板用カメラ
13 メインフレーム
131 スロット
20 フィーダーバンク
21 テープフィーダー
211 部品渡し位置
22 載置台
221 取付部
23 立設部
231 コネクタ
24,25 側壁部
241 第一の発光素子
242 第一の受光素子
251 第一の受光素子
252 第一の発光素子
26 近接センサー
30 基板搬送装置
311 搬送フレーム
312 基板搬入口
313 基板搬出口
323 搬送モーター
33 センターバッファ領域
40 ヘッド
41 吸着ノズル
42 Z軸モーター
43 θ軸モーター
50 ガントリ
51 X軸ガイドレール
52 Y軸ガイドレール
53 X軸モーター
54 Y軸モーター
60 トレイサーバー
61 ラック部
611 脚部
612 キャスター
62 トレイ引出部
621 底板
621a,621a 凸条部
622,623 側壁部
622a,623a 支持部
622b,623b 延出部
623c 突起部
631 第二の受光素子
632 第二の発光素子
90 制御装置
C 電子部品
K 基板
R 搭載領域
T トレイ

Claims (4)

  1. 部品テープに封止された電子部品を供給するテープフィーダーが並んで搭載されるフィーダーバンクと、
    前記フィーダーバンクに装備され、前記テープフィーダーの並び方向に沿って当該テープフィーダーの上を通過する光線を発する第一の発光素子と、
    前記フィーダーバンクに装備され、前記第一の発光素子からの光線を受光する第一の受光素子と、
    電子部品が並べられたトレイを複数保持し、トレイ引出部から前記トレイを繰り出すトレイサーバーと、
    を備え、
    前記第一の発光素子と前記第一の受光素子とが、前記テープフィーダーの搭載領域を挟んで対向装備され、
    前記トレイサーバーのトレイ引出部は、前記フィーダーバンクにおける前記テープフィーダーの搭載領域の一部に前記テープフィーダーに替えて配置可能であり、
    前記トレイ引出部における前記第一の発光素子からの光線の受光位置に、前記第一の受光素子に替わって前記光線の受光を行う第二の受光素子を装備し、
    前記トレイサーバーは、前記フィーダーバンクに搭載されたときに、前記フィーダーバンク側に設けられたスロットに連結されるコネクタが設けられており、
    前記トレイサーバーは、前記テープフィーダーの搭載領域における前記テープフィーダーの並び方向の片側端部に配置されていることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 部品テープに封止された電子部品を供給するテープフィーダーが並んで搭載されるフィーダーバンクと、
    前記フィーダーバンクに装備され、前記テープフィーダーの並び方向に沿って当該テープフィーダーの上を通過する光線を発する第一の発光素子と、
    前記フィーダーバンクに装備され、前記第一の発光素子からの光線を受光する第一の受光素子と、
    電子部品が並べられたトレイを複数保持し、トレイ引出部から前記トレイを繰り出すトレイサーバーと、
    を備え、
    前記第一の発光素子と前記第一の受光素子とが、前記テープフィーダーの搭載領域を挟んで対向装備され、
    前記トレイサーバーのトレイ引出部は、前記フィーダーバンクにおける前記テープフィーダーの搭載領域の一部に前記テープフィーダーに替えて配置可能であり、
    前記トレイ引出部における前記第一の発光素子からの光線の通過線上であって前記第一の受光素子との対向する位置に、前記第一の発光素子に替わって光線を発する第二の発光素子を装備し、
    前記トレイサーバーは、前記フィーダーバンクに搭載されたときに、前記フィーダーバンク側に設けられたスロットに連結されるコネクタが設けられており、
    前記トレイサーバーは、前記テープフィーダーの搭載領域における前記テープフィーダーの並び方向の片側端部に配置されていることを特徴とする電子部品供給装置。
  3. 請求項1記載の電子部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記第一の受光素子が受光する前記第一の発光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定する判定処理部を備え、
    前記判定処理部は、前記フィーダーバンクに前記トレイサーバーのトレイ引出部が配置された場合に、前記第一の受光素子に替えて前記第二の受光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定することを特徴とする電子部品実装装置。
  4. 請求項2記載の電子部品供給装置から供給される電子部品を基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記第一の受光素子が受光する前記第一の発光素子からの光線の検出状態の変化から前記フィーダーバンクに対する前記テープフィーダーの取り付け不良を判定する判定処理部を備え、
    前記フィーダーバンクに前記トレイサーバーのトレイ引出部が配置された場合に、前記第一の発光素子に替えて前記第二の発光素子から前記光線を発するように切り替える光源切替部を備えることを特徴とする電子部品実装装置。
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