JP2006086478A - トレイ式部品供給装置 - Google Patents

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孝之 高橋
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Abstract

【課題】 中央制御部とのインターフェースをとる必要がなく、基板ユニット製造ラインの既存設備を利用して極めて容易に増設することができ、装置本体の構成の簡単化を図ることができるトレイ式部品供給装置を提供する。
【解決手段】 部品の配列されたトレイを所定位置まで引き出して部品搭載装置に供給するトレイ式部品供給装置10において、圧縮空気の供給により直線運動する単動式のエアーシリンダ40を部品搭載装置のテープフィーダーに圧縮空気を供給するためのフィーダーベースに接続し、該フィーダーベースを介して供給される圧縮空気によりエアーシリンダ40のピストンロッド42を伸縮させてトレイ引き出し手段30を往復動作させる構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IC、抵抗、コンデンサ等の各種部品を自動的にプリント基板上に搭載する部品搭載装置に、その搭載すべき必要な部品を供給するためのトレイ式部品供給装置に関する。
従来からプリント回路基板(以下、単に基板という)にIC、抵抗、コンデンサ等の各種部品を搭載してなる基板ユニットを作成する部品搭載装置(マウンタ)がある。図8は部品搭載装置の主要部を示す斜視図である。
同図において、部品搭載装置100は、プリント基板101の搬送手段110の両側にフィーダーベース120を配設するとともに、該フィーダーベース120の外側に多数のテープフィーダー(テープ式部品供給装置)130,130…及びトレイ式部品供給装置140等の周辺機器を配設し、ヘッド150によって、これらテープフィーダー130及びトレイ式部品供給装置140から部品を吸着し、プリント基板101上の所定位置に搭載する構成となっている。
ここで、テープフィーダー130は、エアー駆動式となっており、内部に配索されたエアー配管に正の圧力がかかることにより間欠的に部品を送り出す。一方、フィーダーベース120には、エアー供給路である多数のマニホールド121,121…が形成してあり、各マニホールド121の一端は、それぞれ図示しないバルブを介してコンプレッサ等のエアー供給源に接続してある。
ガイド溝122に沿ってテープフィーダー130をフィーダーベース120に取り付けると、該テープフィーダー130の前記エアー配管が、マニホールド121他端のポートに接続され、該テープフィーダー130のエアー駆動が可能となる。各マニホールド121にそれぞれ接続した各バルブを開閉制御することにより、所定のテープフィーダー130を圧縮空気により間欠動作させている。
一方、トレイ式部品供給装置140は、ICチップ等の部品を規則的(例えばマトリクス状)に配列したトレイ141を棚状に複数収納するラック部142の中から、図示しないトレイ引き出し部によって指定された1つのトレイ141を引き出し、これをヘッド150による部品取り出し位置(吸着位置)まで搬送する構成となっている。前記トレイ引き出し部のサーボモータを駆動制御することで、トレイ141を任意の位置まで引き出すことが可能となっている。
特開2004−63838号公報 特開2004−63837号公報 特開2003−101287号公報 特開2003−101285号公報 特開2002−217590号公報
しかし、上述した部品搭載装置100では、ヘッド150、テープフィーダー130及びトレイ式部品供給装置140等の生産ライン構成機器をタイミング制御等するために、該部品搭載装置100の中央制御部とこれら生産ライン構成機器とを直接ないし間接的にインターフェースで接続する必要があった。
このため、トレイ式部品供給装置140のような電気駆動の機器は、前記中央制御部と直接インターフェースで接続する必要があり、該トレイ式部品供給装置140を増設するたびに、これを電気制御するための専用のI/Fボードを部品搭載装置100側に新たに増設をしなければならず、多大な手間と時間を要するという問題があった。また、従来のトレイ式部品供給装置140のような電気駆動の機器は、その装置本体にも電気制御のための複雑な構造を要するという問題もあった。この点、テープフィーダー130は、エアー駆動の機器であるため、前記中央制御部と直接インターフェースをとる必要がなく、上記のような問題は生じない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、中央制御部とのインターフェースをとる必要がなく、基板ユニット製造ラインの既存設備を利用して極めて容易に増設することができ、装置本体の構成の簡単化を図ることができるトレイ式部品供給装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のトレイ式部品供給装置は、部品の配列されたトレイを所定位置まで引き出して部品搭載装置に供給するトレイ式部品供給装置において、圧縮空気の供給により直線運動又は回転運動する駆動手段によって、前記トレイを引き出すトレイ引き出し手段を往復動作させる構成としてある。
好ましくは、前記駆動手段を単動式のエアーシリンダとするとともに、該エアーシリンダを前記部品搭載装置のテープフィーダーに圧縮空気を供給するためのフィーダーベースに接続し、該フィーダーベースを介して供給される圧縮空気により前記エアーシリンダのピストンロッドを伸縮させて前記トレイ引き出し手段を往復動作させる構成とする。
好ましくは、前記駆動手段を複動式のエアーシリンダとするとともに、該エアーシリンダのピストンロッドの伸縮切換を行うメカニカルバルブを、前記部品搭載装置のテープフィーダーに圧縮空気を供給するためのフィーダーベースに接続し、該フィーダーベースを介して供給される圧縮空気により前記メカニカルバルブを切り換えることにより、前記エアーシリンダのピストンロッドを伸縮させて前記トレイ引き出し手段を往復動作させる構成とする。
本発明のトレイ式部品供給装置によれば、圧縮空気の供給により駆動する駆動手段の直線運動又は回転運動によってトレイの引き出すことができるので、テープフィーダーと同様に、部品搭載装置の中央制御部と直接インターフェースをとる必要がなく、極めて容易に増設することができるとともに、装置本体の構成の簡単化を図ることができる。
また、本トレイ式部品供給装置は、テープフィーダーを駆動させるためのフィーダーベースやコンプレッサ等といった既存の空気圧供給機構をそのまま利用して、部品供給の動作制御を行うことができる。さらに、本トレイ式部品供給装置は、圧縮空気により駆動するので装置内に静電気が生じず、ICチップ等の電子部品の供給に好適である。
以下、本発明の第1実施形態に係るトレイ式部品供給装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るトレイ式部品供給装置の斜視図である。図2は上記トレイ式部品供給装置の主要部を示す側面図、図3は上記トレイ式部品供給装置の主要部を示す平面図である。
これら図面において、本実施形態に係るトレイ式部品供給装置10は、図8に示した従来のトレイ式部品供給装置140と同様、ICチップ等の部品を規則的(例えばマトリクス状)に配列したトレイを棚状に複数収納しておくトレイ収納手段としてのラック部20と、このラック部20の中から指定された1つのトレイを引き出し、これをヘッド150(図8参照)による部品取り出し位置(吸着位置)まで搬送するトレイ引き出し部30とを備えている。
なお、このトレイ式部品供給装置10では、部品の収納されたトレイそのものをラック部20内に収納するのではなく、トレイを皿状のパレットR上の所定位置に位置決め載置し、このようにトレイの載置されたパレットRをラック部20内に棚状に収納する構成を一例として採用している(図2及び図3では、トレイを図示省略してパレットRのみを示してあるが、実際はパレットR上にトレイが載置されている)。トレイ引き出し部30も、トレイそのものを引き出すのではなく、トレイの載置されたパレットRを引き出す構成である。図2では、ラック部20内に収納されているパレットRを透視した状態を示してある。
ラック部20について詳述すると、該ラック部20は、パレットRの引き出し方向(矢印M1方向)に見て左右両側に、上記引き出し方向に沿ったガイド部21を備え、このガイド部21が上下方向に一定間隔で多数設置されている。互いに上下に隣接する2つのガイド部21間に1つのパレットRを挿入することで、複数のパレットRを棚状に収納可能である。そして、個々のガイド部21は全て一体化されて昇降部22を構成しており、この昇降部22は、不図示のエアーシリンダにより上下方向に移動自在である。昇降部22の上下方向への駆動制御により、必要なパレットRがトレイ引き出し部30による引き出し可能な位置まで適宜移動される。
また、ラック部20は、個々のガイド部21によるパレットRの矢印M1、M2方向への案内路を一斉に遮断/開放するシャッタ23を、矢印M1方向に見て左右両側にそれぞれ備えている。このシャッタ23は、上下に隣接するガイド部21間の僅かなスペース内を上下動可能であって、その上方位置にある時は上記案内路を開放し(開位置)、一方、下方位置にある時はパレットRの上面に設けられたストッパ24と係合することにより上記案内路を遮断し、パレットRが矢印M1方向へ移動するのを阻止する(閉位置)。
ここで、上記のようにシャッタ23を閉位置に移動させてストッパ24と係合させることで、パレットRの矢印M1方向への移動を阻止し、また、ラック部20内へのパレットRの出し入れの際に開閉する裏面扉を閉じることで、この裏面扉がパレットRの後端部と当接してパレットRの矢印M2方向への移動を阻止する構成となっている。よって、パレットRをラック部20内にセットする際は、上記裏面扉を開け、シャッタ23を閉位置にした状態で、所望の段のガイド部21に、パレットRをそのストッパ24がシャッタ23に突き当たるまで挿入し、最後に上記裏面扉を閉じることで、ラック部20内のパレットRは矢印M1、M2方向の規定位置に正確に位置決めされる。
トレイ引き出し部30について詳述すると、該トレイ引き出し部30は、ラック部20から部品搭載装置100(図8参照)内へと水平に延びた水平台31と、この水平台31上の両側にその長手方向(矢印M1、M2方向)に沿ってそれぞれ設けられたレール32と、このレール32に案内されながら矢印M1、M2方向に移動自在なフィーダ部(トレイ引き出し手段)33とを備えている。また、一方のフィーダ部33には取付片部34が設けてあり、該取付片部34に連結したエアーシリンダ(駆動手段)40により、両フィーダ部33,33が連動して駆動される。
このようなフィーダ部33は、真上方向に向いたピン37を有しており、このピン37が、パレットRに設けられた孔38と係合可能な構成となっている。すなわち、本実施形態においては、ピン37と孔38とからなるトレイ接合機構を有しており、ピン37を孔38に係合した状態のままフィーダ部33を矢印M1方向へ移動させることで、パレットRを部品取り出し位置まで引き出すことができる。
前記エアーシリンダ40は、ラック部20内に水平台31とほぼ平行に設けられ、支持部41によって図示しない本体フレームに横方向に固定してある。該エアーシリンダ40は、内部にスプリングを有する単動式となっている。該エアーシリンダ40のピストンロッド42の先端は、前記フィーダ部33の取付片部34に連結してあり、また、シリンダ43には、その内部に圧縮空気を供給するための空気ホース67が取り付けてある。
次に、上記構成からなる本実施形態のトレイ式部品供給装置を備えた部品搭載装置について、図4を参照しつつ説明する。
図4は本実施形態に係るトレイ式部品供給装置を備えた部品搭載装置のシステム構成を示すブロック図である。なお、同図に示す部品搭載装置100の外観構成及び内部各部の配置構成は、本トレイ式部品供給装置10の構成及びその部品搭載装置100との連結方法を除いて、図8に示した部品搭載装置100の外観構成及び内部各部の配置構成とほぼ同様である。
同図において、部品搭載装置100のシステムは、主要部の構成としてCPU51と、このCPU51に接続されたタッチパネル表示装置52、VGA(video graphics array)53、メモリ54、モニタ55、I/F(インターフェース)56を備えている。
また、VGA53には、部品認識用カメラ、フリップチップ認識カメラ、画像認識用カメラ、基盤認識用カメラ等のカメラ群57が接続されている。
メモリ54は、CPU51と同じマザーボードに配置されたROM(read only memory)やRAM(Random Access Memory)の他に、ここでは、HD(hard disk) のほか、FD(floppy disk:フロッピー(登録商標)ディスク)、CD−ROM(compact disc read only memory)、CD−R/W(compact disc read and write)、MO(Magneto Optical disk)、種々な形状のフラッシュメモリなどの可搬性の記録媒体も含めている。
上記のROMには、本体装置の基本制御プログラムが格納され、RAMには各種プログラムがロードされるプログラム領域と各種データが一時的に格納されるデータ領域を備えている。また、HDや可搬性の記録媒体には、部品搭載プログラムや各種のデータファイルが記録され、また、保管される。
I/F56には、一方では、それぞれのドライバを介して、図8に示すヘッド150をX軸方向に駆動するX軸モータ、X軸レールをY軸方向に駆動するY軸モータ、前記ヘッド150を昇降駆動するZ軸モータ、同じく前記ヘッド150を回転駆動するθ軸モータ、基板搬送ベルトを駆動するベルト駆動モータ等のモータ群58が接続されている。さらに、特には図示していないが異常表示ランプ、基板センサ、位置決め装置、部品吸着に係わるバキューム機構等の諸装置が接続されている。
また、他方では、各フィーダーベース120のI/F61が接続されている。このI/F61には、フィーダーベース120のCPU62、メモリ63、及びバルブ(電磁弁)群64が接続されている。
CPU62は、部品搭載装置100のCPU51から送信されI/F61を介してメモリ63に格納される制御データを読み出しながらフィーダーベース120の各部の動作を制御する。
上記のバルブ群64の各バルブは、フィーダーベース120の各マニホールド65(65−1、65−2、65−3…)の一端と、図示しないコンプレッサ等の圧縮空気の供給源との間に介装されている。バルブ群64の図の最端部の1個のバルブ64−1を除く他のバルブは、それぞれ図8に示したテープフィーダー130に配設されているピストンシリンダに圧縮空気を供給し解除する各マニホールド65−2、65−3…の端部に介装されている。
同図に示すように、最端部の1個のバルブ64−1は、本実施形態に係るトレイ式部品供給装置10に連結された空気ホース67の端部が連結されている最端部のマニホールド65−1に介装されている。
これらのバルブ群64の各バルブは、常には圧縮空気の供給源からの通気路を閉じ、マニホールド65との連結部を外気に開放している。そして、CPU62に駆動されることによって、マニホールド65との連結部を外気から封止するとともに、圧縮空気の供給源からの通気路を開き、マニホールド65を介して前記テープフィーダー130又はトレイ式部品供給装置10のピストンシリンダに圧縮空気を供給する。
フィーダーベース120のCPU62は、多数の前記テープフィーダー130のピストンシリンダを、バルブ群64の他のバルブによってヘッドの動作に同期して駆動制御すると同様の処理で、トレイ式部品供給装置10の後述するピストンシリンダを、最端部の1個のバルブ64−1により、前記ヘッド150の動作に同期して駆動制御する。
次に、上記システム構成からなる部品搭載装置における本実施形態のトレイ式部品供給装置の動作について、図1〜図4を参照しつつ説明する。図4において、フィーダーベース120のCPU62は、部品搭載装置100のCPU51の制御の下に、該テープフィーダー130のピストンシリンダに圧縮空気を供給するのと同様に、前記ヘッド150の部品吸着の動作に同期して最端部のバルブ64−1を駆動する。
これによって、空気ホース67を介して、エアーシリンダ40のシリンダ43内に圧縮空気が供給され、ピストンロッド42が内部のスプリングの引き付勢力に抗して水平方向に伸長される。この結果、2つのフィーダ部33がレール32上を矢印M1方向に移動させられ、前記ヘッド150による部品取り出し位置(吸着位置)までパレットRを引き出す。
このような本実施形態のトレイ式部品供給装置10によれば、圧縮空気により駆動するエアーシリンダ40の直線運動を回転運動に変換してトレイの引き出すことができるので、テープフィーダー130と同様に、部品搭載装置の中央制御部と直接インターフェースをとる必要がなく、極めて容易に増設することができるとともに、装置本体の構成の簡単化を図ることができる。
また、本トレイ式部品供給装置10は、テープフィーダー130を圧縮空気で駆動させるためのフィーダーベース120やコンプレッサ等といった既存の空気圧供給機構をそのまま利用して、部品供給の動作制御を行うことができる。さらに、本トレイ式部品供給装置10は、圧縮空気による駆動であるから装置内に静電気が生じず、ICチップ等の電子部品の供給に好適である。
次に、本発明の第2実施形態に係るトレイ式部品供給装置について、図5を参照しつつ説明する。図5は本発明の第2実施形態に係るトレイ式部品供給装置の駆動系を示すエアー回路図である。
本実施形態では、図1〜図4に示す第1実施形態のトレイ式部品供給装置10における、トレイ引き出し部30のフィーダ部33,33の駆動手段を、図5に示す複動式のエアーシリンダ70とするとともに、該エアーシリンダ70のピストンロッド71の伸縮切換を行うメカニカルバルブ76を、部品搭載装置100のテープフィーダー130(図8参照)に圧縮空気を供給するためのフィーダーベース120に接続し、該フィーダーベース120を介して供給される圧縮空気によりメカニカルバルブ76を切り換えることにより、エアーシリンダ70のピストンロッド71を伸縮させて前記フィーダ部33,33を往復動作させる構成としてある。
エアーシリンダ70を構成するシリンダ73の、ピストン72側とシリンダロッド71側の各ポートは、それぞれ排気量を調整するためのスピードコントローラ74,75を介して、メカニカルバルブ76のポートA,Bに接続してある。
メカニカルバルブ76は、4方向5ポートのエアー駆動弁であり、前記空気ホース67を介してフィーダーベース120の最端部のマニホールド65−1(図4参照)に接続してある。そして、メカニカルバルブ76は、フィーダーベース120から供給される圧縮空気の供給と解除により、前記ポートA,BとポートR1,P,R2との接続を切り換える。ポートR1,R2はそれぞれ排気ポートであり、ポートPは吸気ポートである。該ポートPには別途圧縮空気の供給源に接続してあり、該圧縮空気の供給源からは常時ポートPへの圧縮空気の供給が行われている。
例えば、図5では、メカニカルバルブ76に圧縮空気が供給されず、ポートBとポートP、及びポートAとポートR2が接続されている。これにより、ポートBからシリンダ73のシリンダロッド71側に圧縮空気が供給され、シリンダロッド71が収縮した状態となっている。
次に、上記構成からなる本実施形態のトレイ式部品供給装置の動作について、図4及び図5を参照しつつ説明する。まず、図5に示すエアーシリンダ70のシリンダロッド71が状態において、図4に示すフィーダーベース120のCPU62が、部品搭載装置100のCPU51の制御の下に、該テープフィーダー130のピストンシリンダに圧縮空気を供給するのと同様に、前記ヘッド150の部品吸着の動作に同期して最端部のバルブ64−1を駆動する。
すると、図5に示すように、空気ホース67を介して、メカニカルバルブ76に圧縮空気が供給され、スプリング77の弾性力に抗してポートの切り換えが行われる。これによって、ポートBとポートR1、及びポートAとポートPが接続され、ポートAからシリンダ73のピストン72側に圧縮空気が供給され、シリンダロッド71が伸長した状態となる。この結果、図2及び図3に示す2つのフィーダ部33がレール32上を矢印M1方向に移動させられ、前記ヘッド150による部品取り出し位置(吸着位置)までパレットRを引き出す。
このような本実施形態のトレイ式部品供給装置によれば、上述した第1実施形態と同様に、圧縮空気により駆動するエアーシリンダ70の直線運動を回転運動に変換してトレイの引き出すことができるので、テープフィーダー130と同様に、部品搭載装置の中央制御部と直接インターフェースをとる必要がなく、極めて容易に増設することができるとともに、装置本体の構成の簡単化を図ることができる。
また、上述した第1実施形態と同様に、本トレイ式部品供給装置は、テープフィーダー130を圧縮空気で駆動させるためのフィーダーベース120やコンプレッサ等といった既存の空気圧供給機構をそのまま利用して、部品供給の動作制御を行うことができる。さらに、本トレイ式部品供給装置10は、圧縮空気による駆動であるから装置内に静電気が生じず、ICチップ等の電子部品の供給に好適である。
次に、本発明の第3実施形態に係るトレイ式部品供給装置について、図面を参照しつつ説明する。図6は本発明の第3実施形態に係るトレイ式部品供給装置の斜視図である。図7は上記トレイ式の主要部を示す側面図である。
本実施形態では、図1〜図4に示す第1実施形態のトレイ式部品供給装置10における、トレイ引き出し部30のフィーダ部33,33の駆動手段を、図6及び図7に示す単動式のロータリ弁エアーシリンダ90とするとともに、該ロータリ弁エアーシリンダ90を部品搭載装置100のテープフィーダー130(図8参照)に圧縮空気を供給するためのフィーダーベース120に接続し、該フィーダーベース120を介して供給される圧縮空気によりロータリ弁エアーシリンダ90の図示しないロータリ弁を回転させて前記フィーダ部33,33を往復動作させる構成としてある。
ロータリ弁エアーシリンダ90の回転軸91にはプーリ35が取り付けてあり、該プーリ35によってベルト36を回転させることで、該ベルト36に取り付けたフィーダ部33を移動させている。
すなわち、ロータリ弁エアーシリンダ90の前記ロータリ弁は、図示しない付勢ばねにより一方向に付勢されており、ロータリ弁エアーシリンダ90に圧縮空気が供給されると、該空気圧により前記ロータリ弁が回動し、フィーダ部33が図7の矢印M1方向に移動させられ、前記ヘッド150による部品取り出し位置(吸着位置)までパレットRを引き出す。これと逆に、ロータリ弁エアーシリンダ90への圧縮空気の供給が解除されると、前記付勢ばねの引き付勢力によって前記ロータリ弁が逆回転し、フィーダ部33が図7の矢印M2方向に移動させられる。
このような本実施形態のトレイ式部品供給装置によれば、上述した第1及び第2実施形態と同様に、圧縮空気により駆動するエアーシリンダ70の直線運動を回転運動に変換してトレイの引き出すことができるので、テープフィーダー130と同様に、部品搭載装置の中央制御部と直接インターフェースをとる必要がなく、極めて容易に増設することができるとともに、装置本体の構成の簡単化を図ることができる。
なお、上記第3実施形態では、単動式のロータリ弁エアーシリンダ90を用いたが、上記第2実施形態と同様のメカニカルバルブとスピードコントローラを用いれば、複動式のロータリ弁エアーシリンダによりフィーダ部33を往復動作させることもできる。
本発明の第1実施形態に係るトレイ式部品供給装置の斜視図である。 上記トレイ式部品供給装置の主要部を示す側面図である。 上記トレイ式部品供給装置の主要部を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るトレイ式部品供給装置を備えた部品搭載装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るトレイ式部品供給装置の駆動系を示すエアー回路図である。 本発明の第3実施形態に係るトレイ式部品供給装置の斜視図である。 上記トレイ式部品供給装置の主要部を示す側面図である。 部品搭載装置の主要部を示す斜視図である。
符号の説明
10,80 トレイ式部品供給装置
20 ラック部
30 トレイ引き出し部
33 フィーダ部(トレイ引き出し手段)
40 単動式のエアーシリンダ(駆動手段)
41 支持部
42 シリンダロッド
43 シリンダ
70 複動式のエアーシリンダ(駆動手段)
71 シリンダロッド
72 ピストン
73 シリンダ
74,75 スピードコントローラ
76 メカニカルバルブ
77 スプリング
90 ロータリ弁エアーシリンダ
120 フィーダーベース
130 テープフィーダー

Claims (3)

  1. 部品の配列されたトレイを所定位置まで引き出して部品搭載装置に供給するトレイ式部品供給装置において、圧縮空気の供給により直線運動又は回転運動する駆動手段によって、前記トレイを引き出すトレイ引き出し手段を往復動作させることを特徴とするトレイ式部品供給装置。
  2. 前記駆動手段を単動式のエアーシリンダとするとともに、該エアーシリンダを前記部品搭載装置のテープフィーダーに圧縮空気を供給するためのフィーダーベースに接続し、該フィーダーベースを介して供給される圧縮空気により前記エアーシリンダのピストンロッドを伸縮させて前記トレイ引き出し手段を往復動作させることを特徴とする請求項1記載のトレイ式部品供給装置。
  3. 前記駆動手段を複動式のエアーシリンダとするとともに、該エアーシリンダのピストンロッドの伸縮切換を行うメカニカルバルブを、前記部品搭載装置のテープフィーダーに圧縮空気を供給するためのフィーダーベースに接続し、該フィーダーベースを介して供給される圧縮空気により前記メカニカルバルブを切り換えることにより、前記エアーシリンダのピストンロッドを伸縮させて前記トレイ引き出し手段を往復動作させることを特徴とする請求項1記載のトレイ式部品供給装置。
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CN105578863A (zh) * 2014-10-30 2016-05-11 Juki株式会社 电子部件供给装置以及电子部件安装装置
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