JP6621545B1 - 電気刺激装置 - Google Patents

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    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation

Abstract

手の任意の箇所に十分な電気的刺激を与えることが可能な電気刺激装置を提供することを目的とする。細長に形成された把持可能な筐体と、前記筐体の外面に配置される電極部であって、第1電極と、前記第1電極を包囲する位置に形成された第2電極と、からなる電極部と、前記筐体の内部における第1格納部に格納され、前記電極部に対してパルス信号を出力する信号出力手段と、を含む電気刺激装置において、前記筐体の長手方向における、前記筐体の一端部、前記筐体の他端部、前記第2電極の一端部、前記第2電極の他端部をそれぞれ、第1筐体端部、第2筐体端部、第1電極端部、第2電極端部と定義したとき、前記第2筐体端部から第2電極端部までの長さであるL2が、前記第1筐体端部から前記第1電極端部までの長さであるL1よりも長くなるように、構成する。

Description

本発明は、電気刺激装置に関し、特に、手の任意の箇所に電気的刺激を与えることが可能な電気刺激装置に関する。
従来、健康維持や各種治療、美容等を目的として、身体を電気的に刺激する各種の電気刺激装置が用いられている。
特許文献1には、把持可能な筐体と、筐体の外面に配置され、掌の略中央部に当接する関電極と、筐体の外面に配置され、掌に当接する不関電極と、筐体の内部に格納され、各電極に対して低周波パルス信号を出力する信号出力手段とを有する電気刺激装置が開示されている。この電気刺激装置によれば、掌の略中央にある労宮(ツボの名称)に対して、リニアに増加又は減少するパルス刺激を与えることができるため、自律神経症状や不安に対する鎮静効果が期待できる。図12は、特許文献1に記載の電気刺激装置の平面図である。
特許第3327913号明細書
近年では、スマートフォンやタブレット端末等の普及に応じて、手のコリを訴えるユーザが増加している。手のコリを緩和させる方法として、手のコリの原因となる箇所や手のコリに効く箇所等、手の任意の箇所に電気的な刺激を与える方法が考えられる。
ここで、図12を参照して、特許文献1に記載の電気刺激装置100は、電気刺激装置100の長手方向における不関電極92の一端部921(他端部922)から、電気刺激装置1の長手方向における筐体110の一端部111(他端部112)までの長さが、十分でない。したがって、電気刺激装置100を用いて、労宮以外の手の任意の箇所に電気的刺激を与える場合には、電気刺激装置100を把持した手の指が不関電極92に触れてしまう。そのため、関電極91を手の任意の箇所に接触させても、不関電極92に接触した指から電流が逃げてしまい、関電極91を接触させた箇所(つまり、所望の部位)に十分な電気刺激を付与できない。
そこで、本発明は、手の任意の箇所に十分な電気的刺激を与えることが可能な電気刺激装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係る電気刺激装置は、細長に形成された把持可能な筐体と、前記筐体の外面に配置される電極部であって、第1電極と、前記第1電極を包囲する位置に形成された第2電極と、からなる電極部と、前記筐体の内部における第1格納部に格納され、前記電極部に対してパルス信号を出力する信号出力手段と、を含む電気刺激装置において、前記筐体の長手方向における、前記筐体の一端部、前記筐体の他端部、前記第2電極の一端部、前記第2電極の他端部をそれぞれ、第1筐体端部、第2筐体端部、第1電極端部、第2電極端部と定義したとき、前記第2筐体端部から第2電極端部までの長さであるL2は、前記第1筐体端部から前記第1電極端部までの長さであるL1よりも長いことを特徴とする。
(2)前記L2は、35(mm)≦L2≦55(mm)を満たすことを特徴とする上記(1)に記載の電気刺激装置。
(3)前記筐体の外面には、前記第1格納部を挟んで前記電極部と対向する、扁平状の扁平部が配置されており、前記扁平部は、前記電極部と対向する対向方向に垂直な面内に延在していることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の電気刺激装置。
(4)前記扁平部には、屈曲部が連設されており、前記屈曲部は、前記第2筐体端部に向かって延びるにしたがって前記電極部から離隔する方向に屈曲しており、前記筐体は、前記扁平部及び前記屈曲部の外縁に沿って形成された形状部を備え、前記対向方向における、前記屈曲部から前記形状部までの高さが、所定値以下であることを特徴とする上記(1)乃至(3)のうちいずれか1つに記載の電気刺激装置。
(5)前記所定値は1mmであることを特徴とする上記(1)乃至(4)のうちいずれか1つに記載の電気刺激装置。
(6)前記筐体の内部における前記第2筐体端部に対応した位置には第2格納部が形成されており、前記第2格納部には、発光素子が格納されており、前記第2筐体端部は、前記筐体における前記第2筐体端部以外の部分より、光透過性が高いことを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の電気刺激装置。
(7)前記発光素子の発光を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記信号出力手段に電力が供給されている状態において、前記発光素子に電力を供給する制御を行うことを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の電気刺激装置。
(8)前記第2電極に穴部が形成されており、前記穴部の内側に前記第1電極が配置されており、前記筐体の長手方向における、前記穴部の一端部、前記穴部の他端部をそれぞれ、第1穴端部、第2穴端部と定義したとき、前記第1穴端部から前記第1電極端部までの長さL3は、前記第2穴端部から前記第2電極端部までの長さL4より長いことを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれかに記載の電気刺激装置。
本発明によれば、電気刺激装置を把持した際、第2電極を避けた位置に指を添えることができる。そのため、電流の流出が防止され、所望の刺激部位に十分な電気刺激を付与することができる。
本実施形態における電気刺激装置の斜視図である。 図1に示す電気刺激装置の平面図である。 図1に示す電気刺激装置の底面図である。 図3aの分解図である。 図1に示す電気刺激装置の側面図である。 電気刺激装置の内部構成を図示した、ブロック図である。 電気刺激装置の第1使用方法を示す図である。 図6に示す使用状態をZ軸方向に見た図である。 電気刺激装置の第2使用方法を示す図である。 アクティブモード設定時におけるパルス信号の出力波形を示す図である。 リラックスモード設定時におけるパルス信号の出力波形を示す図である。 電気刺激装置の動作モードが開始されてから、主電源がオフの状態に自動的に切り替わるまでの、制御を示したフローチャートである。 特許文献1に記載の電気刺激装置の平面図である。
図1乃至4を参照して、本実施形態における電気刺激装置について以下に説明する。図1は、本実施形態における電気刺激装置の斜視図である。図2は、図1に示す電気刺激装置の平面図である。図3(a)は、図1に示す電気刺激装置の底面図である。図3(b)は、図3(a)の一部における分解図である。図4は、図1に示す電気刺激装置の側面図である。ここで、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する3軸である。X軸は電気刺激装置の長手方向、Y軸は電気刺激装置の幅方向、Z軸は、後述する電極部と後述する扁平部とが対向する対向方向をそれぞれ示しており、以下の図においても同様とする。
本実施形態の電気刺激装置1は、上述の特許文献1に示すように掌の労宮に電極を押し当てて、五指で筐体を包み込むように把持しながら電気刺激を行う使用方法と、電極を避けた位置に指を添えて筐体を把持しながら労宮以外の所望の部位(主として、手)に電極を押し当てて電気刺激を行う使用方法とが考えられる。この使用方法を前提として、電気刺激装置の構成について説明する。なお、これらの使用方法については、図6乃至図8に図示されているが、詳細について後述する。
電気刺激装置1は、電極部2と、操作部3と、筐体4と、を備える。筐体4は、細長い略卵状を有する。筐体4の長軸及び短軸の比は、約10:3である。筐体4は、X軸方向における一端部4aと、X軸方向における他端部4bと、を備える。筐体4の上部外面に、電極部2が設けられている。筐体4の下部外面に、操作部3が設けられている。筐体4は、合成樹脂等で形成されている。
筐体4の内部における第1格納部K1(図3において一点鎖線で示している)には、低周波パルス信号を生成する後述のパルス生成回路が格納されている。パルス生成回路の出力端子は、電極部2の各電極21、22に接続されている。また、第1格納部K1のX軸方向における隣接した位置には、電池収容部12aが形成されており、この電池収容部12aには電池12が着脱可能に装着されている。
電気刺激装置1は、手で握った際に電極部2及び操作部3が掌に収まる程度の大きさに設計されている。この設計により、電気刺激装置1は手で握ることが可能となっている。ここで、本実施形態における電極部2は、そのX軸方向長さを59mm、そのY軸方向長さを29mmに設計することができる。また、本実施形態における操作部3は、そのX軸方向長さを52mm、そのY軸方向長さを29mmに設計することができる。しかしながら、本願発明はこれに限られない。
電気刺激装置1の外面は、角や段差等が少ない主として曲面から構成されている。ここで、電極部2と筐体4とが連続する部分は、段差が極めて小さく形成されている。この構成によれば、電気刺激装置1を握った際に、段差に触れることによる不快感を使用者に与えにくくしている。
電極部2は、第1電極21と、第2電極22と、絶縁環23と、を有する。第1電極21及び第2電極22は、平面視において略楕円形状を有しており、第2電極22は第1電極21より広い面積を有する。第2電極22には、第1電極21より若干大径の穴部24が形成されている。穴部24の内側に沿って、合成樹脂等の絶縁材で形成された環状の絶縁環23が配置されている。この絶縁環23の内側に、第1電極21が配置されている。すなわち、第1電極21と第2電極22との間に絶縁環23が配置されており、第1電極21と第2電極22とが物理的に接触しない構成となっている。
第2電極22は、X軸方向における一端部221と、X軸方向における他端部222と、を有する。ここで、第2電極22の他端部222から、筐体4の他端部4bまでの長さL2は、第2電極22の一端部221から、筐体4の一端部4aまでの長さL1より、長い。また、L2は、電気刺激装置1を把持する手の中指の先端から該中指の第1関節までの長さよりも長尺に形成されている。この構成によれば、手の任意の箇所に電気的刺激を与えるように電気刺激装置1を把持した際(例えば、図6参照)、第2電極22を避けた位置に指を添えることができる。そのため、第2電極22に接触する指から電流が逃げず、第1電極21から手の任意の箇所に対して十分な電気的刺激を与えることが可能となる。
L2は、以下の条件を満たすことが好ましい。
35(mm)≦L2≦55(mm)
L2が35mm未満の場合、第2電極22を避けた位置に指を添えて、電気刺激装置1を把持しにくくなる可能性がある。L2が55mmより長い場合、五指を折り曲げて電気刺激装置1を把持した際に、小指から電気刺激装置1の端部が大きく突き出てしまい、見栄えが悪くなる。
したがって、L2は、上述の条件を満たすことが好ましい。
また、第1電極21及び第2電極22は、表面が滑らかで粘着面を有していない。そのため、電気刺激装置1をポケットやカバン等に入れて持ち歩いても劣化しにくい。
第1電極21及び第2電極22はそれぞれ、第1電極21及び第2電極22の中央に向かって漸次盛り上がるような形状をしている。また、第1電極21は第2電極22よりも上方に突出している。これらの構成によれば、電極部2を手の任意の箇所に当てた際に、第1電極21を手の任意の箇所に接触させつつ、第2電極22を手の他の箇所に接触させることができる。そのため、使用者は、違和感なく電気刺激装置1を使用することができる。
上述のように、本実施形態の電気刺激装置は、第1電極21及び第2電極22が同一材料により構成され、第2電極22が第1電極21より広い電極面積を有する。さらに、電気刺激装置1を把持して、第1電極21を手の任意の箇所に接触させると、第2電極22の大部分が手の他の部位に接触するようになっている。これにより、電源が投入された通電状態では、第2電極22を介して生体に流れる電流密度が第1電極21を介して生体に流れる電流密度よりも低くなり、手の任意の箇所に集中的に電気刺激を与えることが可能となる。例えば、掌の略中央にある労宮(自律神経症状や不安に対して鎮静効果があると言われているツボ)を集中的に刺激することが可能である。
操作部3は、図3に図示するように、楕円の長軸側の端部を短軸方向に沿って切り欠いた切欠き楕円形状に形成されており、扁平部31と、この扁平部31に連設する屈曲部32と、から構成される。扁平部31は、XY平面を含む面内に延在するように形成されている。扁平部31は、筐体4内の第1格納部K1を挟んで、電極部2と向き合う位置に設けられている。この構成によれば、電気刺激装置1を把持した際に、把持する力をZ軸方向に集中させることができる。そのため、手の任意の箇所を、より効果的に刺激することが可能となる。
屈曲部32は、筐体4の他端部4bに向かって延びるにしたがって、電極部2から離隔する方向に屈曲している。屈曲部32の外縁320は、一対の第1外縁部321と、第2外縁部322と、から構成される。一対の第1外縁部321は、筐体4の他端部4bに向かって延びるにしたがって、互いに近接する方向(X軸方向に沿って延びる、電気刺激装置1の中心軸に、近接する方向)に屈曲している。一対の第1外縁部321の先端部は、Y軸方向に延びる第2外縁部322によって繋がっている。
操作部3(扁平部31及び屈曲部32)の表面には、電源操作ボタン33と、出力調整ボタン34と、動作モード選択ボタン35と、が設けられている。電源操作ボタン33を操作することにより、電気刺激装置1のオン/オフを切り替えることができる。出力調整ボタン34を操作することにより、パルス信号の出力レベルを調整することができる。動作モード選択ボタン35を操作することにより、電気刺激装置1の動作モードを、後述する各モードに切り替えることができる。
筐体4は、第1筐体41と、第2筐体42と、から構成される。なお、図3(b)は、第1筐体41を省略して図示する。第1筐体41は、薄肉に形成されており、一対の底部411と、一対の切欠き部412と、端部413と、を備える。一対の底部411は、YZ平面に延在している。一対の底部411は、弧状に形成されており、Y軸方向に対向する。一対の切欠き部412は、略放物線形状に切欠かれて形成されている。一対の切欠き部412は、Z軸方向に対向する。一対の切欠き部412は、頂点を出発点として、X軸方向に延びるにしたがって、互いに離隔する方向に屈曲する。一対の底部411の両端と一対の切欠き部412の両端とは、それぞれ連続して繋がっている。端部413は、筐体4の他端部4bに相当する。端部413は、X軸方向視において一対の底部411及び一対の切欠き部412によって描かれる輪郭の内側に配置されている。一対の底部411及び一対の切欠き部412から端部413に向かうにしたがって、第1筐体41の曲率が大きくなっている。
第2筐体42は、一対の底部421と、一対の包囲部422と、端部423と、を備える。一対の底部421は、YZ平面に配置され、Y軸方向に対向する。一対の底部421のそれぞれは、第1筐体41が備える一対の底部411に対応した形状を有し、一対の底部411の少なくとも一部と接触している。
一対の包囲部422のうち電気刺激装置1の上部外面に設けられた第1包囲部422aは、第2電極22の外縁に沿って形成されている。第1包囲部422aの外縁の一部に沿って、一対の切欠き部412のうち電気刺激装置1の上部外面に設けられた第1切欠き部412aが形成されている。一対の包囲部422のうち電気刺激装置1の下部外面に設けられた第2包囲部422b(請求項4における「形状部」に相当)は、屈曲部32の外縁320に沿って形成されている。第2包囲部422bの外縁の一部に沿って、一対の切欠き部412のうち電気刺激装置1の下部外面に設けられた第2切欠き部412bが形成されている。一対の包囲部422は、一対の底部421によって繋がっている。端部423は、筐体4の一端部4aに相当する。端部423は、X軸方向視において一対の底部421及び一対の包囲部422によって描かれる輪郭の内側に配置されている。一対の底部421及び一対の包囲部422から端部423に向かうにしたがって、第2筐体42の曲率が大きくなっている。
屈曲部32の外縁320に沿って形成された第2包囲部422bは、Z軸方向において、屈曲部32より高く形成されている。本発明者らは、この点について鋭意検討を重ね、屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さが所定値以下である場合には、電気刺激装置1をより容易に把持することができることを見出した。これは、第2包囲部422bに指が引っ掛かる違和感を、使用者がほとんど感じなくなるためである。
屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さは、1mm以下であることが好ましい。これにより、使用者が感じる違和感がさらに軽減されるため、電気刺激装置1を、さらにより容易に把持することができる。
筐体4の他端部4bの内部に形成された第2格納部K2に、発光素子5が格納されている。ここで、筐体4の他端部4bが有する光透過性は、筐体4において他端部4b以外の部分が有する光透過性より高い。これにより、発光素子5が発光している状態を、使用者がより容易に視認することができる。
筐体4の他端部4bが備える光透過性を、筐体4において他端部4b以外の部分が備える光透過性より高める構成として、例えば、筐体4の他端部4bの壁面を、他端部4b以外の壁面より薄く形成する構成が考えられる。しかしながら、これに限られず、筐体4の他端部4bのみを透明又は半透明な材料で形成する構成であってよい。
発光素子5は、後述の制御回路13によって、以下のように制御される。すなわち、低周波出力用ドライバ(後述)に電力が供給されている状態において、一定の電力が発光素子5に供給されるように制御される。これにより生じる効果は、以下の通りである。
発光素子5を備えた従来の電気刺激装置を用いて電気的刺激を付与する場合、低周波出力用ドライバ(後述)に電力が供給され、発光素子5に電力が供給されていない状態(以下、第1電力状態と称す)と、低周波出力用ドライバ及び発光素子5に電力が供給されている状態(以下、第2電力状態と称す)と、が所定周期で繰り返される。第2電力状態では、発光素子5にも電力を供給する必要があるため、第1電力状態と比べて、低周波出力用ドライバに供給される電力が減少する。そのため、付与される電気刺激が一定でなく、使用者の手に対して効果的に電気的刺激を付与できないことがあった。つまり、従来は、電気刺激中に発光素子5が点灯及び消灯を繰り返す構成であるため、電気刺激強度にバラツキが生じていた。
そこで、本発明者らは鋭意検討し、低周波出力用ドライバに電力が供給されている状態において、制御回路13によって、一定の電力が発光素子5に供給されるように制御することに想到した。これにより、低周波出力用ドライバに電力が供給される際、発光素子5には常に一定の電力が供給されることとなる。すなわち、電気刺激装置の使用時において、第2電力状態が維持される。そのため、使用者の手に付与される電気的刺激が一定となり、使用者の手に対して効果的に電気的刺激を付与することが可能となる。
第1筐体41は、第2筐体42に着脱可能に装着されている。第1筐体41は、電気刺激装置1の内部に収容された発光素子5及び電池12の交換の際に取り外される。X軸方向において第2筐体42から離隔する方向に、第1筐体41をスライドさせることによって、第2筐体42から第1筐体41を取り外すことができる。なお、第1筐体41は図示しない爪部を有しており、この爪部を第2筐体42に係合させることにより、第1筐体41が第2筐体42に装着される。
第2切欠き部412bと、第2包囲部422bと、の間に、これらの形状の相違に基づいた間隙6が形成されている。第1筐体41を取り外す際、間隙6に指を掛けて、上述のように第1筐体41を移動させることにより、第1筐体41をより容易に取り外すことが可能となる。
次に、図5を参照して、電気刺激装置1の内部構成について説明する。ここで、図5は、電気刺激装置の内部構成を図示した、ブロック図である。
電気刺激装置1は、電気刺激装置1全体の制御を司る制御回路13と、電源としての電池12と、電池12の電圧を所定値に昇圧して出力する昇圧回路17と、昇圧回路17の出力電圧及び制御回路13の制御信号に基づいて低周波のパルス信号を出力する信号出力手段としての低周波出力用ドライバ18と、所定周波数のクロック信号を制御回路13に供給する発振子15と、主電源のオンオフを切り替えるオンオフスイッチ7と、電極部2への出力の調整を行う出力調整ボリューム8と、出力動作モードを切り替える動作モード選択スイッチ14と、リセット信号を制御回路13に供給するリセット回路16と、所定の色の光を発光する発光素子5と、を備えている。
電池12には、単三形の電池(例えば、LR03(アルカリ乾電池、公称電圧1.5V))が用いられる。昇圧回路17は、電池12から供給されるDC1.5Vの電源を例えばDC55Vに昇圧して低周波出力用ドライバ18に供給する。ボタン型電池と比較して単三形電池は、安価に入手できるため、電気刺激装置1のランニングコストを削減することができる。本実施形態の電気刺激装置1は、第2電極22を避けた位置に指を添えることを可能とするために、特許文献1の構成よりも筐体が長尺に形成されている。したがって、ボタン型電池よりも長尺の単三形電池を使用することができる。すなわち、本実施形態の電気刺激装置1によれば、電気刺激装置1の使用方法の自由度を高めながら、ランニングコストを削減することができる。
制御回路13は、電池12によるDC1.5Vの電源及び発振子15で励起される例えば4MHzのクロック信号に基づいて駆動され、低周波出力用ドライバ18に対して制御信号を出力する。
低周波出力用ドライバ18は、昇圧回路17から供給されるDC55Vの電圧及び制御回路13からの制御信号に基づいて、低周波のパルス信号を出力する。この制御信号は、動作モード選択スイッチ14が切り替えられることで設定された出力動作モードに対応して、制御回路13から供給される。動作モード選択スイッチ14の切り替えは、使用者が動作モード選択ボタン35を押すことで行われる。
オンオフスイッチ7は、主電源のオンオフ、すなわち各回路に対する電池12の電源供給のオンオフを切り替える電源スイッチとしての機能を有する。電源操作ボタン33を押すことで、オンオフスイッチ7が作動し、オンオフの状態が切り替わるようになっている。
出力調整用ボリューム8は、低周波出力用ドライバ18から各電極21、22に供給されるパルス信号の電圧レベルを調整する機能を有している。出力調整用ボリューム8は、低周波出力用ドライバ18の後段に設けられる。また、出力調整用ボリューム8は、図5に示すように、その出力端子が第1電極21及び第2電極22に接続される。使用者は、出力調整ボタン34を押すことによって、出力調整用ボリューム8による電圧レベルの調整を行う。
本実施例では、電源操作ボタン33を押してオンオフスイッチ7を作動させることで、主電源が投入される。それとともに、出力調整用ボリューム8が作動し、各電極21、22に供給される電圧が最も低くなるように調整される。出力増加ボタン34aを押すと、出力調整用ボリューム8により、各電極21、22に供給される電圧が高くなるように調整される。また、出力減少ボタン312bを押すと、出力調整用ボリューム8により、各電極21、22に供給される電圧が低くなるように調整される。
リセット回路16は、オンオフスイッチ7がオンになった際に、制御回路13にリセット信号を出力する。本実施例では、リセット回路16からのリセット信号を制御回路13が検知すると、制御回路13内の不図示のメモリ等に記憶されたデータが消去される等により、初期化が行われる。これにより、オンオフスイッチ7がオンになり主電源が再度投入される際には、低周波出力用ドライバ18に供給される制御信号が初期状態に戻るようになっている。
また、制御回路13には、動作モード選択スイッチ14が切り替えられてからの時間を計時する内部タイマ13aが組み込まれており、この内部タイマ13aによる計時時間が所定時間に達すると、制御回路13は、オンオフスイッチ7をオフとするように制御を行う。
このような構成とされたパルス生成回路では、ユーザによる電源操作ボタン33の操作に基づいてオンオフスイッチ7がオンになると、電池12によるDC1.5Vの電源が昇圧回路17及び制御回路13にそれぞれ供給され、昇圧回路17によってDC55Vに上昇される。これとともに、動作モード選択スイッチ14が切り替えられることで設定された出力動作モードに対応して、制御回路13から低周波出力用ドライバ18に制御信号が供給される。この制御信号に基づいて低周波出力用ドライバ18から出力されたパルス信号が、出力調整用ボリューム8を介して、第1電極21及び第2電極22に供給される。
本実施例では、第1電極21がプラスで第2電極22がマイナスとなる極性のパルス信号が各電極21、22に供給されるようになっている。ここで、プラス電極によれば興奮を高めることができ、マイナス電極によれば興奮を抑制することができると考えられており、閾値(刺激感を感じるレベル値)はマイナス電極よりもプラス電極の方が低いと考えられている。
上述のように、本実施例の電気刺激装置1は、第1電極21及び第2電極22が同一材料により構成されている。また、第2電極22が第1電極21よりも電極面積が広くなっている。さらに、電気刺激装置1によって手の任意の箇所を刺激する場合に、第1電極21が手の任意の箇所に確実に接触し、かつ第2電極22の大部分が手の他の部位に接触するようになっている。これにより、主電源を投入した後の通電状態では、第2電極22を介して生体に流れる電流密度が第1電極21を介して生体に流れる電流密度よりも低くなり、第1電極21が接触している箇所に集中的に電気刺激を与えることが可能となる。例えば、掌の略中央にある労宮(自律神経症状や不安に対して鎮静効果があると言われているツボ)を集中的に刺激することも可能となる。
(手の任意の箇所を刺激する場合)
次に、電気刺激装置1の使用方法等について説明する。図1乃至7を参照して、手の任意の箇所に電気的刺激を与えるように、電気刺激装置を使用する使用方法(以下、第1使用方法と称す)について説明する。図6は、電気刺激装置の第1使用方法を示す図である。図7は、図6に示す使用状態をZ軸方向に見た図である。
手の任意の箇所(掌の略中央を含む)を刺激する場合には、電源操作ボタン33を押した後、動作モード選択ボタン35を押して動作モードを「ハンドケアモード」に設定する。その後、Z軸方向における電気刺激装置1の下面側が手と対向する位置に、電気刺激装置1を配置する。そして、人差し指の先端が筐体4の他端部4bより一端部4aに近い位置に配置されるように、かつ親指が筐体4の側面に当接するように、電気刺激装置1の筐体4を把持する。
電極部2(第1電極21)を、電気刺激装置1を握っていない方の手の任意の箇所(例えば、拇指球部や小指球部等)に押し当てることにより、その箇所を効果的に刺激することが可能となる。
第2電極22の他端部222から、筐体4の他端部4bまでの長さL2は、第2電極22の一端部221から、筐体4の一端部4aまでの長さL1より、長い。また、L2は、電気刺激装置1を把持する手の中指の先端から、該中指の第1関節までの長さより、長い。そのため、使用者は、第2電極22の他端部222から筐体4の他端部4bまでの任意の位置に、把持した手の中指を配置することができる(図6参照)。すなわち、電気刺激装置1を把持する手の指を、第2電極に接触しない位置に添えることができる。その結果、第1電極21を手の任意の箇所に接触させた際に、第1電極21から手の任意の箇所に対して十分な電気的刺激を与えることが可能となる。
電気刺激装置1を把持した際、第1筐体41に当接する指(中指を含む)が延びる方向は、YZ平面に対して所定の傾斜角を有する。ここで、第1筐体41は、一対の底部411及び一対の切欠き部412から端部413に向かうにしたがって、曲率が大きくなる。そのため、電気刺激装置1を把持した際、第1筐体41に当接する指は、第1筐体41の曲面に沿って延びる。その結果、使用者が電気刺激装置1を把持しやすくなる。
図2及び4を参照して、穴部24の一端部241から第2電極22の一端部221までの長さL3は、穴部24の他端部242から第2電極22の他端部222までの長さL4より長い。そのため、手の任意の箇所に第1電極21を接触させた際、手の他の部位に接触する第2電極の接触面積が、より十分に確保される。その結果、第2電極22を介して生体に流れる電流密度が第1電極21を介して生体に流れる電流密度よりもさらに低くなり、手の任意の箇所にさらに集中的に電気刺激を与えることが可能となる。
上述の通り、扁平部31は、XY平面を含む面内に形成された略扁平形状を有する。また、扁平部31は、筐体4内の第1格納部K1を挟んで、電極部2と向き合う位置に設けられている。したがって、電気刺激装置1を把持する際に指を扁平部31に当接させると、扁平部31に当接している各指から電気刺激装置1に加わる圧力は、Z軸方向に集中する。そのため、第1電極21を手の任意の箇所に、より的確に接触させつつ、第2電極22をより広範に、手に当接させることができる。その結果、手の任意の箇所を、より効果的に刺激することが可能となる。
上述の通り、屈曲部32は、筐体4の他端部4bに向かって延びるにしたがって、電極部2から離隔する方向に屈曲している。この構成によれば、電気刺激装置1を把持する際に、指(図7における人差し指)を屈曲部32に当接させることにより、電気刺激装置1をより安定的に把持することができる。
ここで、屈曲部32の外縁320に沿って形成された第2包囲部422bは、Z軸方向において、屈曲部32より高く形成されている。屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さが所定値以下である場合には、第2包囲部422bに指(図7における人指し指)が引っ掛かる違和感を、使用者がほとんど感じなくなる。そのため、電気刺激装置1をより容易に把持することができる。
屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さは、1mm以下であることが好ましい。これにより、使用者が感じる違和感がさらに軽減されるため、電気刺激装置1を、さらにより容易に把持することができる。
筐体4の他端部4bが有する光透過性は、筐体4において他端部4b以外の部分が有する光透過性より高い。そのため、筐体4を把持した際に指で筐体4の他端部4bが隠れたとしても、使用者は、発光素子5から発せられる光を、指の隙間から十分に視認することができる(図6参照)。これにより、使用者は、視認する光色に応じて様々な効果(リラックス効果等)を享受することができる。
ここで、扁平部31に設けられた出力調整ボタン34を操作することにより、出力の強弱を調整することが可能となる。例えば電気刺激装置1を右手で握っている場合には、出力調整ボタン34を、右手の親指及び/又は人指し指で操作することができる。また、電気刺激装置1を左手に押し当てるのを一旦やめ、左手で出力調整用スイッチを操作した後、再度電気刺激装置を左手に押し当ててもよい。なお、電気刺激装置は、左手で握って使用してもよい。
使用後は、電気刺激装置1を押し当てるのをやめて離隔させることで、第1電極及び第2電極が同時に手の各皮膚部位から離れた状態となる。そのため、皮膚部位に対する電極部2の着脱についての一切の手間が不要となる。
(電気刺激装置全体を手で握る場合)
掌の略中央にある労宮を電気的に刺激する場合には、電気刺激装置全体を手で握る方法(以下、第2使用方法と称す)が好ましい。図8は、電気刺激装置の第2使用方法を示す図である。図1乃至5、及び8を参照して、電気刺激装置全体を手で握る場合、電源操作ボタン33を押した後、動作モード選択ボタン35を押して動作モードを「リラックスモード」又は「アクティブモード」に設定する。その後、電極部2を掌に対向するように、かつ、電気刺激装置1の長手方向(X軸方向)が中指の延びる方向と略直交する向きになるようにして、電気刺激装置1を掌の上に載せる。
このとき、第1電極21の最も突出した中央部が掌の略中央に配置されるように位置決めして、各指で電気刺激装置1を握ることにより、電極部2が掌で覆われ、少なくとも筐体4の他端部4bが手で覆われない状態となる。そのため、使用者は、電気刺激装置1を手1の全体で握った状態であっても、発光素子5が発する光を視認することができる。
ここで、筐体4の他端部4bが有する光透過性は、筐体4において他端部4b以外の部分が有する光透過性より高い。そのため、筐体4の端部4bの内側に配置された発光素子5が発する光を、使用者が容易に視認することができる。そのため、使用者は、視認する光色に応じて様々な効果(リラックス効果等)を享受することができる。
電気刺激装置全体を手で握った際、握った手の人差し指及び中指が扁平部31に当接する(図8参照)。ここで、扁平部31は、XY平面を含む面内に形成された略扁平形状を有する。また、扁平部31は、筐体4内の第1格納部Kを挟んで、電極部2と向き合う位置に設けられている。この構成によれば、扁平部31に当接している各指から電気刺激装置1に加わる圧力は、Z軸方向に集中する。そのため、第1電極21を労宮により的確に接触させつつ、第2電極22をより広範に手に当接させることができる。その結果、労宮をより効果的に刺激することが可能となる。
また、電気刺激装置全体を手で握った際、握った手の薬指及び小指が屈曲部32に当接する(図8参照)。ここで、上述の通り、屈曲部32は、筐体4の他端部4bに向かって延びるにしたがって、電極部2から離隔する方向に屈曲している。そのため、屈曲部32に当接する指(図8における薬指及び小指)により、電気刺激装置1をより安定的に握ることができる。
屈曲部32の外縁320に沿って形成された第2包囲部422bは、Z軸方向において、屈曲部32より高く形成されている。屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さが所定値以下である場合には、第2包囲部422bに指(図8における薬指及び小指)が引っ掛かる違和感を、使用者がほとんど感じなくなる。そのため、電気刺激装置1をより容易に把持することができる。
屈曲部32から第2包囲部422bまでの高さは、1mm以下であることが好ましい。これにより、使用者が感じる違和感がさらに軽減されるため、電気刺激装置1をより容易に把持することができる。
ここで、扁平部31に設けられた出力調整ボタン34を操作することにより、出力の強弱を調整することが可能となる。例えば電気刺激装置1を右手で握っている場合には、出力調整ボタン34は、右手の人差し指及び/又は中指で操作することができる。なお、電気刺激装置1は、左手で握って使用してもよい。
使用後は、電気刺激装置1を押し当てるのをやめて離隔させることで、第1電極及び第2電極が同時に手の各皮膚部位から離れた状態となる。そのため、皮膚部位に対する電極部2の着脱についての一切の手間が不要となる。
さらに、電気刺激装置1では、電気刺激装置全体を片手で握ることが可能であるため、通電時にはもう一方の手が自由となる。そのため、電気刺激装置1を握っていない方の手で、出力調整用ボタン34の操作、或いは他の作業を行うことも可能である。
次に、電気刺激装置1で手の任意の箇所に電気的刺激を与える際の、各出力動作モードに応じたパルス信号の周波数について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、アクティブモード設定時におけるパルス信号の出力波形を示す図である。図10は、リラックスモード設定時におけるパルス信号の出力波形を示す図である。
ハンドケアモードでは、制御回路13において、第1信号と第2信号とを交互に繰り返す信号が生成され、これが低周波出力用ドライバ18に出力される。ここで、第1信号は、2分間継続する信号であって、7HZの信号と50HZの信号とを一定時間ごとに交互に繰り返す信号である。第2信号は、5秒間継続する、1HZの信号である。第1信号同士の間に第2信号を挟んだ信号とすることにより、第2信号をトリガーとして、ケアする箇所を変更する機会を付与することができる。
アクティブモードでは、図9に示すように、制御回路13において、20秒の周期で約14〜73HZで漸増するリニア信号に1/fゆらぎ信号を重畳させたアクティブ信号が生成され、これを低周波出力用ドライバ18に出力する。
リラックスモードでは、図10に示すように、制御回路13において、180秒の周期で約14〜1HZで漸減するリニア信号に1/fゆらぎ信号を重畳させた信号が生成され、これを低周波出力用ドライバ18に出力する。
ここで、1/fゆらぎ信号は、規則的な信号と不規則な信号とが調和した信号であり、制御回路13において、公知の計算式に基づき生成される。具体的には、図9、図10のハッチングした範囲で、低周波出力用ドライバ18から出力される信号がゆらぐように設定している。このように、1/fゆらぎ信号を含む電気刺激を人体に与えることにより、リニア信号のみで電気刺激を与える場合よりも、高い鎮静効果を期待できる。
また、リニア信号と異なり、信号のパターンが一定でないため、常に新しい刺激を人体に与えることができる。
本実施形態においては、ハンドケアモードに設定されてから16分経過すると、電気刺激装置1の主電源がオフ状態に切り替わる。また、本実施形態において、アクティブモード及びリラックスモードに設定されてから、15分経過すると、電気刺激装置1の主電源がオフ状態に切り替わる。
電気刺激装置1の主電源をオフ状態に自動的に切り替える際の手順について、図1乃至5、及び図11を参照して説明する。ここで、図11は、電気刺激装置の動作モードが開始されてから、主電源がオフの状態に自動的に切り替わるまでの、制御を示したフローチャートである。この制御は、制御回路13によって実行される。
まず、ステップS101において、動作モード選択スイッチ14が切り替えられて出力動作モードが設定されると、ステップS102において、制御回路13に組み込まれた内部タイマ13aによるカウント動作が開始される。なお、内部タイマ13aは、制御回路13の外側に設けてもよい。
そして、ステップS103において、内部タイマ13aによるカウントが所定時間に達したかどうかを判定し、所定時間に達した場合には、ステップS104に進む。ここで、本実施形態において、動作モードをハンドケアモードに設定した場合、所定時間は16分である。また、本実施形態において、動作モードをアクティブモード又はリラックスモードに設定した場合、所定時間は15分である。
ステップS104においてオンオフスイッチ7がオンされている場合には、制御回路13は、オンオフスイッチ7を制御して、主電源をオフ状態に切り替える(ステップS105)。
これにより、電気刺激を行っていないときの、消費電力を少なくできるため、電気刺激装置の省エネ化をはかることができる。特に、本実施形態における電気刺激装置1を、就寝前に使用し、電源操作ボタン33を操作してオンオフスイッチ7をオフにすることなく睡眠に入ってしまった場合、所定時間経過後に、自動的に主電源がオフ状態となるため、電気刺激装置の省エネ化を実現することができる。
また、従来の電気刺激装置においては、所定時間経過後に、低周波出力用ドライバ18に出力される電圧を低くする制御を行っていた。これに対して、電気刺激装置1は、所定時間経過後に、主電源をオフ状態に切り替えることができる。そのため、従来の電気刺激装置と比べて、電気刺激を行っていないときの消費電力を、さらに少なくすることができる。その結果、省エネ化をより効果的に実現することができる。
(変形例1)
上述の実施形態においては、電気刺激を与える第1電極21よりも第2電極22の電極面積を大きく設定したが、例えば、第1電極21をカーボンで構成し、第2電極22をカーボンよりも電気抵抗の高いステンレスで構成することにより、第1電極21が第2電極22よりも電極面積が大きくなるようにしてもよい。
(変形例2)
上述の実施形態においては、電気刺激装置の動作モードが開始されてから、主電源がオフの状態に自動的に切り替わるまでの所定時間を、内部タイマ13aによりカウントした。しかしながら、これに限られず、例えば、低周波出力用ドライバ18から出力されるパルス信号のパルス数をカウントし、該カウント結果に基づき、主電源をオフの状態に切り替えるように制御してもよい。
(変形例3)
上述の実施形態において、手の任意の箇所を刺激する場合と、電気刺激装置1の全体を手で握る場合と、で動作モードを使い分けている。しかしながら、これに限られず、各場合において共通した動作モードを使用してもよい。
(変形例4)
上述の実施形態において、電源操作ボタン33と、出力調整ボタン34と、動作モード選択ボタン35と、が扁平部31及び屈曲部32に設けられている。しかしながら、これに限られない。例えば、電源操作ボタン33と、出力調整ボタン34と、動作モード選択ボタン35と、が筐体4に設けられる構成であってよい。
1:電気刺激装置 2:電極部 3:操作部 4:筐体 5:発光素子 21:第1電極
22:第2電極 31:扁平部 32:屈曲部 422b:第2包囲部

Claims (7)

  1. 細長に形成された把持可能な筐体と、
    前記筐体の外面に配置される電極部であって、第1電極と、前記第1電極を包囲する位置に形成された第2電極と、からなる電極部と、
    前記筐体の内部における第1格納部に格納され、前記電極部に対してパルス信号を出力する信号出力手段と、
    を含む電気刺激装置において、
    前記筐体の長手方向における、前記筐体の一端部、前記筐体の他端部、前記第2電極の一端部、前記第2電極の他端部をそれぞれ、第1筐体端部、第2筐体端部、第1電極端部、第2電極端部と定義したとき、
    前記第2筐体端部から前記第2電極端部までの長さであるL2は、前記第1筐体端部から前記第1電極端部までの長さであるL1よりも長く、
    前記第2電極に穴部が形成されており、
    前記穴部の内側に前記第1電極が配置されており、
    前記筐体の長手方向における、前記穴部の一端部、前記穴部の他端部をそれぞれ、第1穴端部、第2穴端部と定義したとき、
    前記第1穴端部から前記第1電極端部までの長さL3は、前記第2穴端部から前記第2電極端部までの長さL4より長いことを特徴とする電気刺激装置。
  2. 前記L2は、35(mm)≦L2≦55(mm)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電気刺激装置。
  3. 前記筐体の外面には、前記第1格納部を挟んで前記電極部と対向する、扁平状の扁平部が配置されており、
    前記扁平部は、前記電極部と対向する対向方向に垂直な面内に延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気刺激装置。
  4. 前記扁平部には、屈曲部が連設されており、
    前記屈曲部は、前記第2筐体端部に向かって延びるにしたがって前記電極部から離隔する方向に屈曲しており、
    前記筐体は、前記扁平部及び前記屈曲部の外縁に沿って形成された形状部を備え、
    前記対向方向における、前記屈曲部から前記形状部までの高さが、所定値以下であることを特徴とする請求項に記載の電気刺激装置。
  5. 前記所定値は1mmであることを特徴とする請求項に記載の電気刺激装置。
  6. 前記筐体の内部における前記第2筐体端部に対応した位置には第2格納部が形成されており、
    前記第2格納部には、発光素子が格納されており、
    前記第2筐体端部は、前記筐体における前記第2筐体端部以外の部分より、光透過性が高いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電気刺激装置。
  7. 前記発光素子の発光を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記信号出力手段に電力が供給されている状態において、前記発光素子に電力を供給する制御を行うことを特徴とする請求項に記載の電気刺激装置。
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