JPS63288171A - 低周波治療器用電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の利用分野］ 本発明は、低周波治療器に用いられる電極に関するもの
である。

［発明の背景］ 従来、低周波治療器に使われてきた電極には、湿式電極
、乾式電極、ゲル電極などがあった。

その湿式電極は、通電時の電気的抵抗が低く、皮膚炎を
起こしにくいなどの利点があるものの、使用時にそのつ
と吸水しなくてはならないなどの不便さがあった。また
、乾式電極は、使用時の吸水を必要とせず便利ではある
が電気的接触抵抗が高いため、通電時に痛みを招き不快
感を生じさせたり、皮膚炎を起こしやすいなどの問題が
あった。また、ゲル電極にあっては、皮膚炎、衛生面、
反復使用時の粘着力などに問題があった。

低周波治療器によるもう一つの治療法にはイオン導入法
があるがこの治療法を行うに際しては、上記したいずれ
の電極も一長一短があった。即ちイオン導入法において
は、電流を通ずることによって水溶液中のイオン化した
薬剤を人体内に導入することを目的としているが、湿式
電極では薬液を含ませた場合使用後の洗浄が煩雑であり
、取り扱い上に問題があった。また、乾式電極では薬液
を十分含むことができず、また、ゲル、電極では薬液を
使用することは困難である。

［発明の目的］ 本発明は、かかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、水溶液が充填された容器の一端部に設けた開口部に
吸水材を固定すると共にこの吸水材に通電する為の電気
的接続部を設け、またその容器の他端にはベローズ等を
設けて該ベローズを押すことにより滴下させるか、又は
抑圧によりその他端及び容器の歪を利用して滴下させて
吸水材に吸液させることで湿式電極の利点を生かし、さ
らには使用毎に於ける吸水の不便さをなくすことで大き
く改善することが出来またその容器をカートリッジタイ
プとし使い捨てとすることも可能とすることによって低
周波治療器による通電治療を？１ＪＪＩＬ且っ安全に行
え、しかもイオン導入法による治療にも最適な低周波治
療器の電極を提供することを目的とするものである。

［発明の実施例］ 以下に本発明の実施例を、図面に示す実施例ニ基ツいて
詳細に説明する。

１は電極のケーシングであって、このケーシング１は使
用者が容易に握持することができるように細長に形成さ
れているものであって、ケーシングｌの一端部に電極本
体２が露出状態で形成されている。この電極本体２は、
環状に形成されている導電性ゴム３とこの環状の導電性
ゴム３の内側において同心的位置に設けられている例え
ばスポンジ等の吸収材４とからなっており、さらにその
吸収材４は、ケーシング１内に収められる通電液容器５
に設けられている注液口６に接するようにして位置され
ている。この通電液容器は、例えばポリエチレン等の樹
脂材で形成されると共にその容器５の一部には、ベロー
ズ部７を形成し、このベローズ部７を押圧することによ
り、該通電液容器５内に充填されている通電液が、前記
の注液口６より押圧されて吸収材４に浸透させることが
で診るようになっている。８はケーシング１に保持され
て、上記容器５のベローズ部７を押動することができる
押釦、７は発振器を構成しているプリント基板であって
、この発振器の一極は電極リング１０を介して吸収材４
に接続されており、また発振器の子種は電極板１１を介
して導電性ゴム３に接続されている。１２はケーシング
内に収納された電源（バッテリー）、１３は起動スイッ
チ、１４は出力調整用ダイヤル、１５は周波数調整用ス
ライドつまみ、１６は電極を使用しないときに上記電極
本体２上に被着される電極保護キャップを示す。

以上が本実施例の構成であるが次にその作用について述
べると、使用時にスイッチをオンすれば低周波が上記の
導電性ゴム３と吸収材４との間に印加されるので、その
導電性ゴム３と吸収材４とを皮膚に接触させれば周知の
ように低周波通電がなされ治療がなされるものであるが
、人体通電に際し上記吸収材４を湿らせる必要がある。

そこでこの吸収材４を湿らせるために、押釦８を押圧す
れば容器５のベローズ７が押動されて該容器Ｓ内の液が
注液口６より注出されて吸収材４に浸透されるために、
きわめて容易に吸収材４を加湿することができる。この
容器５内の液は食塩水でもよいがイオン化薬剤を混入す
ることにより人体にイオン化薬剤を導入することにもで
きる。またこの容器５はカートリッジタイプとすること
により液が消費されたとき、新たな液充填容器と交換す
ることが容易となる。

なお上記実施例では、ケーシング１内に発振器及びその
電源を内蔵したが、発振器及び電源はケーシングｌ外に
設備し、この外部発ｉ器よりコードを使用して、上記の
電極本体２に通電するようにしてもよい。また上記実施
例では、電極本体２の中央部に位置される吸収材４に、
容器５内の液を浸透させるようにしたが、これに限るも
のではなく、例えば環状の導電ゴム３を吸収材としてこ
の吸収材に容器５からの液を浸透させるようにしてもよ
い。

以上のように本実施例においては、ケーシング１に湿式
電極本体を具備せしめた低周波治療器用電極においてそ
のケーシング内に、上記湿式電極本体に接触する注液口
６と、この注液口６より注出液させるためのベローズ７
を形成せしめてなる通電液容器５を、出し入れ可能に内
蔵せしめたものであるから、通電液を充填した上記通電
液容器５のベローズフを適宜押動することによりその注
液口６から吸収材（電極本体）に通電液を浸透させるこ
とが極めて容易になされ、従来不便とされていた湿式電
極への加湿及びイオン化薬剤の付与の手間が大幅に削減
できる効果である。また上記通電液容器５をカートリッ
ジタイプとすることにより、その容器を使い捨てとする
ことも可能であって、特にイオン化薬剤を使用する場合
に衛生的な管理が行われる効果もある。

し発明の概要］ 以上のように本発明は、ケーシングに湿式電極本体を具
備せしめた低周波治療器用電極において、そのケーシン
グ内に、上記湿式電極本体に密接する注液口と、この注
液口より注出液させるためのベローズ（７）を形成せし
めてなる通電液容器を着脱可能に内蔵したことを特徴と
する低周波治療器用電極である。

［発明の効果コ 従って、この電極によれば、通電液を充填した上記通電
液容器のベローズを適宜押動することによりその注液口
から吸収材（電極本体）に通電液を浸透させることが極
めて容易になされ、従来不便とされていた湿式電極への
加湿及びイオン化薬剤の付与の手間が大幅に削減できる
効果である。また上記通電液容器５をカートリッジタイ
プとすることにより、その容器を使い捨てとすることも
可能であって、特にイオン化薬剤を使用する場合に衛生
的な管理が行われる効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例よりなる電極の下面図、第２図はその
中央横断面図を示す。 １・・・ケーシング　　　２・・・電極本体３・・・導
電性ゴム　　　４・・・吸水材５・・・通電液容器　　
　６・・・注液ロア・・・ベローズ　　　　８・・・押
釦９・・・プリント基板　　１０・・・電極リング１１
・・・電極板　　　　１２・・・電源１３・・・起動ス
イッチ １４・・・出力調整用ダイヤル １５・・・スライドつまみ １６・・・キャップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーシングに湿式電極本体を具備せしめた低周波治療器
   用電極において、そのケーシング内に、上記湿式電極本
   体に密接する注液口と、この注液口より注出液させるた
   めのベローズ（７）を形成せしめてなる通電液容器を着
   脱可能に内蔵したことを特徴とする低周波治療器用電極
   。