JP6620573B2 - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成管理装置および画像形成プログラム - Google Patents
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Description
しかし、一つのジョブの中でも、印刷モードや用紙の種別などによって適正な定着温度が異なる場合がある。このような場合には、定着部の設定温度を変更して適正な定着温度で印刷するものとしている(例えば特許文献2)。特許文献2では、定着温度を切り替えるときのダウンタイムによる印刷の生産性が低下し、また画質が劣化することから、画像の内容に応じて定着温度を補正する上で、現在の画像と次の画像それぞれの定着温度を計算し、その差に応じて定着温度に補正をかける制御を行っている。
ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有し、他の画像形成装置と直列に接続される画像形成装置において、
前記画像形成部および前記定着部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、当該画像形成装置の定着部の温度を所定のシート用の温度に設定するとともに、他段の画像形成装置の定着部の温度をそれぞれ他の所定のシート用の温度にするように指示することを特徴とする。
ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムにおいて、
前記画像形成部および前記定着部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御することを特徴とする。
前記画像形成装置が2段であり、所定のシートとして定着温度の設定が異なる第1のシートと第2のシートが混在する場合、前段の画像形成装置における定着部を第1のシート用の定着温度に制御し、後段の画像形成装置における定着部を第2のシート用の定着温度に制御することを特徴とする。
より高温の定着温度に設定するシートを第1のシートとし、より低温の定着温度に設定するシートを第2のシートとすることを特徴とする。
前段の前記画像形成装置に前段給紙装置を有し、
後段の前記画像形成装置に後段給紙装置を有していることを特徴とする。
前記制御部は、前記第2のシートを前記後段給紙装置から給紙することを特徴とする。
前記制御部は、前記前段給紙装置に第1のシートと第2のシートの双方をセットし、後段給紙装置には第2のシートのみをセットするように通知することを特徴とする。
前記制御部は、後段給紙装置の第2のシートがセットされたトレイが空となった場合は、前段給紙装置から第2のシートを給紙することを特徴とする。
前記制御部は、シートが前段の画像形成装置と後段の画像形成装置のうち印刷に使用しない定着部を通過する場合、該定着部のニップ圧を搬送に支障のない範囲で低圧にする、またはニップ圧を与えることなく通過させることを特徴とする。
ジョブ中の定着前の残シートが所定のシートのみで構成されるようになった場合、各段の画像形成装置における定着温度を残存するシートの定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、ジョブ中残シート内直近で、所定のシートが連続して、ある基準値よりも多い枚数印刷される場合、各段の画像形成装置における定着器の定着温度を印刷するシート用の定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、次シートとは異なる種類のシートについて、給紙済みの全てのシートの定着が完了している場合のみ各段の定着温度を変更する制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、ジョブ中残シート内直近で所定のシートの連続数がある基準値を下回った場合、前段の画像形成装置の定着部を第1のシート用の定着温度にし、後段の画像形成装置の定着部を第2のシート用の定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して印刷するかを、ジョブの総枚数(n[枚])、機械のppm(x[枚/分])、定着温度の変更制御に必要な時間(t[分])、シートに合わせて各段で同じ定着温度とするのに必要な変更制御回数(c[回])から計算して自動的に選択することを特徴とする。
前記選択では、n/x + ct > n/(x/2)またはn <ctx のとき各段で異なる所定のシート用に、定着部の温度を制御することを特徴とする。
操作入力を受け付ける操作部を有し、
前記制御部は、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して印刷するかを前記操作部による操作入力によって設定可能とすることを特徴とする。
ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムを管理する装置であって、
前記画像形成装置を管理する管理制御部を有し、
前記管理制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部が、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度になるように制御して印刷する指示を行うことを特徴とする。
ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムを制御する制御部で実行される画像形成プログラムであって、
前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在するかを判定するステップと、
前記判定の結果、複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して、画像形成システムに印刷させるステップと、を前記制御部に実行させる。
図1に示すように、画像形成システム1は、メイン機となる画像形成装置200とサブ機となる画像形成装置100とを有している。用紙は画像形成装置100から画像形成装置200に向けて搬送される。画像形成装置100の上段側に3段の大容量給紙段410(410a、410b、410c)を有する大容量給紙装置400が接続され、画像形成装置100と画像形成装置200との間に中間バッファ装置300が接続されている。画像形成装置200の下流側には、さらに中継搬送装置500、後処理装置600が順次接続されている。これら装置が上流側から、大容量給紙装置400、画像形成装置100、中間バッファ装置300、画像形成装置200、中継搬送装置500、後処理装置600の順に機械的、電気的に直列に連結されて直列タンデム式の画像形成システム1が構成されている。
さらに、直列に接続される画像形成装置は2台に限定されず、3台以上が連結されるものであってもよい。画像形成装置100、200は同一種類のものであってもよく、異なる種類のものであってもよい。
なお、用紙搬送部P11の上端側では、紙通過センサ124aが設けられている。
さらに画像形成装置100は、本体内部に、用紙に画像を印刷する画像形成部121を有し、その下流側に定着部122を有している。用紙搬送部P11では、搬送路切換部123bの下流側直後にレジストローラ123aを備え、画像形成部121と定着部122の間には、用紙搬送部P11上に紙通過センサ124bが配置されている。搬送路切換部123bの動作によって大容量給紙装置400または本体給紙部110のいずれかから用紙が給紙、搬送される。大容量給紙装置400から用紙が給紙される際には、紙通過センサ124aで用紙の通過が検知される。
これら用紙搬送部P11、用紙反転搬送部P12、用紙バイパス搬送部P13、画像形成部121、定着部122などによってプリント部120が構成されている。
なお、画像形成部121がカラー画像形成をする構成では、画像形成部の上記各部をCMYKの色毎に備え、像担持体としての中間転写ベルト上にCMYKの色毎のトナー像を形成して用紙に転写する。
画像形成装置200は、本体下部に、本体給紙部210が設けられている。この例では、本体給紙部210は2段の給紙トレイ210a、210bを有している。本体下部では、各給紙トレイに一端が位置する搬送路を有し、各搬送路は、搬送路切換部223bを介して用紙搬送部P21に合流して本体給紙部210からの給紙が可能になっている。
さらに画像形成装置200は、本体内部に、用紙に画像を印刷する画像形成部221を有し、その下流側に定着部222を有している。用紙搬送部P21では、搬送路切換部223bの下流側直後にレジストローラ223aを備え、画像形成部221と定着部222の間には、用紙搬送部P21上に紙通過センサ224bが配置されている。搬送路切換部223bの動作によって、中間バッファ装置300または本体給紙部210のいずれかから用紙が搬送される。中間バッファ装置300から用紙が給紙される際には、紙通過センサ224aで用紙の通過が検知される。
これら用紙搬送部P21、用紙反転搬送部P22、用紙バイパス搬送部P23、画像形成部221、定着部222などによってプリント部220が構成されている。
なお、画像形成部221がカラー画像形成する構成では、画像形成部の上記各部をCMYKの色毎に備え、像担持体としての中間転写ベルト上にCMYKの色毎のトナー像を形成して用紙に転写する。
中継搬送装置500は、画像形成装置200から搬送された用紙を表裏反転して後処理装置600に送出する。また、用紙を表裏反転させることなく下流側に搬送することもできる。
後処理装置600の後処理部が行う後処理は、例えば、ソート処理、裁断処理、穴あけ処理、ステープル処理、くるみ製本処理等であり、本発明としては特定のものに限定されず、複数種の後処理を行うものであってもよい。また、後処理を行うことなく用紙を排紙するものであってもよい。後処理装置600には、排紙トレイ611が設けられている。
なお、以下では、メイン機となる画像形成装置200について説明し、画像形成装置100についての詳細は省略する。
画像形成装置200は、制御ブロック230とスキャナー部250と操作表示部260とプリンター部220とを有し、さらに、LAN3を通して端末PCなどの外部機器4(PC)から入力される画像データを処理し、またはスキャナー部250で得た画像データを、LAN3を通して外部機器4に転送可能にする画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)280とを備えている。
また、画像制御CPU233には、プログラムメモリ(ROM)234、不揮発メモリ235、システムメモリ(RAM)236などが制御可能に接続されている。プログラムメモリ(ROM)234には、本発明の画像形成プログラムが格納されている。画像形成プログラムは、記憶媒体に格納されて持ち運びされて画像形成装置に導入されるものであってもよい。
不揮発メモリ235には、画像形成装置200の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ等が格納されている。プロセス制御パラメータには、用紙の種別に応じた定着温度の設定値や用紙の種別による画像形成装置の振り分け実行可否の決定方法、振り分け方法、後述するページ振り分け方式の印刷のメリットを算出する式の情報などが格納されている。
画像制御CPU233は、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置200の各部を動作制御し、画像形成装置200全体を制御するとともに、画像形成システム1全体の制御を行うことができる。また、画像形成装置100に対し、制御内容を指示することができる。
画像制御CPU233は、プログラム、不揮発メモリ234などとともに、制御部281を構成しており、本発明の制御部に相当する。
画像制御CPU233は、ジョブの出力設定、ページ振り分け印刷の可否などを、操作表示部260を通して行うことができ、画像データに基づいて印刷をする際に、画像形成装置100と画像形成装置200とを切り替えて用紙表面への印刷と用紙裏面への印刷とを行うこともできる。
スキャナー部250では、画像形成装置200の上部プラテンに置かれた原稿や、DF(ドキュメントフィーダー)240で自動搬送される原稿の画像を読み取る。DF(ドキュメントフィーダー)240は、ADF制御部240aにより制御される。
操作表示部260では、画像制御CPU233の制御を受けて、タッチパネル260cによって、画像形成装置200における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力、各用紙における定着温度の設定が可能になっており、表示部260bでは、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示などが可能になっている。
DRAM制御IC231は、画像制御CPU233からの指示に従って、圧縮・伸長IC245による画像データの圧縮処理及び圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ(DRAM)240の圧縮メモリ241、伸長メモリ242に対する画像データの入出力制御を行う。
書き込み処理部246は、プリンター部220の画像形成部221に接続されており、画像データに基づいて画像形成部221のLD221aの動作に用いられる書き込みデータを生成する。
先ず、画像形成装置200において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置200において、スキャナー部250で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナー部250において原稿からCCD251により画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU233から指令を受けるスキャナー制御部252によってCCD251の動作制御を行う。原稿の読み取りは、DF(ドキュメントフィーダー)240によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
外部機器4などの画像入力部で画像入力がなされる。画像入力部は、アプリケーションソフトやスキャナーなどにより構成することができる。画像入力部からはプリントデータ(画像データ)及び印刷モードが画像展開部に送信され、ページ記述言語に対応して画像展開がなされ、イメージ化した画像データと印刷モードを得る。画像展開部は、外部機器4に備えるものや画像形成部221に備えるものでもよく、また、LAN3に接続されて外部機器4および画像形成装置221外に設けられているものであってもよい。
画像展開部で得られた画像データと印刷モードとは、画像形成装置200に送信される。また、画像形成装置200で、スキャナー部250によって画像データを取得した場合も画像形成装置200では、画像データと印刷モードに関するデータとが得られる。
一方、印刷条件データおよび画像データは、画像制御CPU233の制御によって、画像メモリ(DRAM)240から、画像形成装置100の画像メモリ(DRAM)に転送される。転送されるルートは、LAN3を使用してもよく、また画像形成装置同士を接続するシリアルケーブルなどの通信ラインを用いてもよい。画像データは、画像形成装置100の圧縮・伸長メモリに格納される。上記転送は、画像形成装置200での印刷処理の開始に従って行われる。なお、画像形成部200から画像形成部100に対するデータの伝送方法は特に限定されるものではなく、シリアルケーブルなどを介して行われるものであってもよい。画像形成装置100においても画像データに基づいて印刷の実行が可能になる。
管理制御部40は、CPUやこれを動作させるプログラム、記憶部などによって構成することができる。
外部機器4としては、管理サーバー、コンピュータ、端末装置、携帯電話、スマートフォンなどによって構成することができる。
先ず、次ジョブが存在するかの判定がなされる(ステップs60)。次ジョブが存在しなければ(ステップs60、No)、次ジョブが存在するまで待機する。
次ジョブが存在していれば(ステップs60、Yes)、次シートが存在するかの判定がなされる(ステップs61)。次シートがなければ(ステップs61、No)、ステップs60に移行して、次ジョブが存在するのを待機する。
次シートが存在していれば(ステップs61、Yes)、定着部(前段、後段)温度設定は適切かの判定をする(ステップs62)。なお、前段は、画像形成装置100の定着部122を示し、後段は、画像形成装置200の定着部222を示している。以降、同様である。
定着部(前段、後段)温度設定が適切である場合(ステップs62、Yes)、定着部(前段、後段)温度は適切かの判定を行う(ステップs64)。
上記のステップs61〜s65に至る手順は、従来の方式での印刷であり、以降で従来の方式で印刷する手順とするものは、上記手順を示すものとする。
先ず、次ジョブが存在するかの判定を行う(ステップs1)。次ジョブが存在しなければ(ステップs1、No)、次ジョブが存在するまで待機する。
次ジョブが存在していれば(ステップs1、Yes)、ジョブ内に定着温度の異なる第1、第2のシートが存在するかを判定する(ステップs2)。なお、第1のシート、第2のシートは、いずれが、定着温度が高いかは本発明としては限定されるものではないが、例えば、より高温の定着温度に設定するシートを第1のシートとし、より低温の定着温度に設定するシートを第2のシートとすることができる。また、定着温度の異なるシートが3種類以上あるものであってもよく、その場合は、互いに搬送が近いシート間で第1のシート、第2のシートを設定するようにしてもよい。定着温度が異なるものとしては、用紙の坪量の相違や、用紙の種別、例えば普通紙と光沢紙との相違や、用紙上のトナー密度の相違などが原因として挙げられる。ただし、本発明としては用紙の定着温度が異なるものとしてはこれらに限定されるものではなく、複数の要因が組み合わされたものであってもよい。
次シートが存在する場合(ステップs5−1、Yes)、前記した従来の方式で印刷をし(ステップs6)、ステップs5−1に移行して次シートが存在するかの判定を行う。
次シートが存在する場合(ステップs5−2、Yes)、次シートから使用する定着部(前段・後段)を選択し(ステップs7)、使用する定着部の温度が適切かを判定する(ステップs8)。使用する定着部の温度が適切でない場合、使用する定着部の温度が適切になるのを待機する(ステップs8、No)。
使用する定着部の温度が適切である場合(ステップs8、Yes)、ページ振り分け方式でシートへのプリント動作を実施し、印刷する(ステップs9)。その後、ステップs5−2に移行して次シートが存在するかを繰り返す。これにより、ページ毎に定着温度が合致する画像形成装置を選択して効率的に印刷を実行することができる。
なお、ページ振り分け方式で印刷を行わないものとなった画像形成装置では、バイパス搬送部を介してシートを搬送することで、必要ない定着部を通過しないようにすることができる。また、必要な定着部を通過する際に、搬送に支障がない範囲でニップ圧を弱めることで、この定着部による加熱の影響を排除することができる。また、この定着部で、ニップ圧が加わらないようにしてシートを通過させるようにしてもよい。
次ジョブが存在していれば(ステップs10、Yes)、ジョブ内に定着温度の異なる第1、第2のシートが存在するかを判定する(ステップs11)。
ジョブ内に定着温度の異なる第1、第2のシートが存在しない場合(ステップs11、No)、次シートが存在するかを判定する(ステップs18)。
本発明方式の印刷許可が設定されていない場合(ステップs12、No)、ステップs18に移行して次シートが存在するかを判定する。
より具体的な算出方法としては、ジョブの総枚数(n[枚])、機械のppm(x[枚/分])、定着温度の変更制御に必要な時間(t[分])、シートに合わせて各段で同じ定着温度とするのに必要な変更制御回数(c[回])などを用いて算出することができる。
上記パラメータを用いた式としては、n/x + ct > n/(x/2)である場合、本発明方式を実施する選択を行うことができ、または、n <ctx のときに本発明の方式を実施する選択を行うことができる。上記計算式は、同等の判断基準からなるものである。
ステップs18では、次シートが存在するかを判定して、次シートが存在しなければ(ステップs18、No)、ステップs10に移行して次ジョブが存在するかの判定を行う。
次シートが存在すれば(ステップs18、Yes)、前記した従来の方式で印刷をし(ステップs19)、その後、ステップs18に移行して次シートが存在するかの判定を行う。
次に、前段の定着部の温度を第1のシートに合わせて設定・制御(加熱・冷却)し(ステップs15)、次に、後段の定着部の温度を第2のシートに合わせて設定・制御(加熱・冷却)する(ステップs16)。なお、前段および後段の定着部の設定・制御の順番は上記に限定されるものではなく、逆の順序で行ってもよく、また、同時に設定、制御を行うようにしてもよい。ただし、上記手順で定着部の温度制御を行うことで、効率よく処理を行うことができる。
次シートが存在する場合(ステップs20、Yes)、残シートは第1または第2のシートのみで構成されているかの判定がなされる(ステップs21)。
残シート内直近は、直後の後続のシート以降を意味している。
残シート内直近は、次シートと同じシートが連続して基準値以上存在する場合(ステップs22、Yes)、同じく、ステップs23に移行する。
後段、前段双方の定着部の温度が適切である場合(ステップs25、Yes)、直流タンデム方式でシートのプリント動作を実施し、印刷し(ステップs26)、ステップs20に移行して次シートが存在するかを判定する。
ステップs27の後、後段の定着部の温度を第2のシートに合わせて設定・制御(加熱・冷却)する(ステップs28)。なお、前段および後段の定着部の設定・制御の順番は上記に限定されるものではなく、逆の順序で行ってもよく、また、同時に設定、制御を行うようにしてもよい。ただし、上記手順で定着部の温度制御を行うことで、効率よく処理を行うことができる。
使用する定着部の温度が適切でない場合(ステップs30、No)、適切になるまで待機する。
使用する定着部の温度が適切である場合(ステップs30、Yes)、後段の画像形成装置に給紙装置があるか判定する(ステップs31)。後段の画像形成装置に給紙装置がなければ(ステップs31)、前段から給紙する(ステップs35)。
次シートが第2のシートであれば(ステップs32、Yes)、後段の画像形成装置の給紙装置に第2シートがあるかを判定する(ステップs33)。後段の画像形成装置の給紙装置に第2シートがなければ(ステップs33、No)、ステップs35に移行して、前段から給紙する。
なお、以降の図では、画像形成装置100、200において、説明を容易にするために画像形成部などの構造を省略して図示および説明を行う。
図6の1番目の図に示すように、前段の画像形成装置100の本体給紙部の給紙トレイ110aに厚紙が収納され、給紙トレイ110bに薄紙が収納されているものとする。厚紙、薄紙の別は、それぞれ所定の坪量を基準にして、所定の基準よりも坪量の多い用紙を厚紙とし、所定の基準よりも坪量の少ない用紙を薄紙としている。所定の基準はそれぞれ同じでもよく、まあ、それぞれ異なる所定の基準を有していてもよい。なお、以降では、適宜時に厚紙を符号Cで示し、薄紙は符号Tnで示している。
図7の7番目の図では、次シートなしのため、ジョブ完了となる。
従来の手法であれば、このタイミングで低温→高温に制御するため時間が必要になる。
図9の7番目の図では、次シートなしのため、ジョブ完了とする。
次シートは厚紙で、前段は使用可能であり、後段の画像形成装置に給紙装置はあるが、次シートは第2のシートではないため、前段の画像形成装置の給紙装置から給紙しプリント実施する。ここで、次シートが排紙までに後段の画像形成装置の定着部を通るとき、後段の画像形成装置の定着部のニップ圧を用紙搬送に支障のない範囲で低圧にする。これにより不必要な加熱による画像劣化等の不良を抑制する。
この状態では、表紙が排紙され、本身は3枚給紙されているとする。
前段が制御中のため、次シートから使用する定着部として後段の画像形成装置を選択する。次シートは薄紙Tnで、後段は使用可能であり、後段給紙装置があり、次シートは第2のシートで、後段のトレイに第2のシートが存在するため、後段の画像形成装置の給紙トレイから給紙しプリント実施する。以降、前段の温度制御が完了するまで同じ動作が連続する。
図12の9番目の図に示すように、次シートなしとなると、ジョブを完了する。
3 LAN
4 外部機器
100 画像形成装置
120 プリント部
121 画像形成部
122 定着部
123a レジストローラ
123b 搬送路切換部
123c 搬送路切換部
124a 紙通過センサ
P11 用紙搬送部
P12 用紙反転搬送部
P13 用紙バイパス搬送部
200 画像形成装置
220 プリント部
221 画像形成部
222 定着部
223a レジストローラ
223b 搬送路切換部
223c 搬送路切換部
224a 紙通過センサ
233 画像制御CPU
234 プログラムメモリ(ROM)
235 不揮発メモリ
260 操作表示部
260a 操作表示制御部
260b 表示部
260c タッチパネル
281 制御部
P21 用紙搬送部
P22 用紙反転搬送部
P23 用紙バイパス搬送部
300 中間バッファ装置
300a 中間バッファ制御部
400 大容量給紙装置
500 中継搬送装置
500a 中継搬送制御部
600 後処理装置
600a 後処理制御部
611 排紙トレイ
Claims (18)
- ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有し、他の画像形成装置と直列に接続される画像形成装置において、
前記画像形成部および前記定着部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、当該画像形成装置の定着部の温度を所定のシート用の温度に設定するとともに、他段の画像形成装置の定着部の温度をそれぞれ他の所定のシート用の温度にするように指示することを特徴とする画像形成装置。 - ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムにおいて、
前記画像形成部および前記定着部を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御することを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成装置が2段であり、所定のシートとして定着温度の設定が異なる第1のシートと第2のシートが混在する場合、前段の画像形成装置における定着部を第1のシート用の定着温度に制御し、後段の画像形成装置における定着部を第2のシート用の定着温度に制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
- より高温の定着温度に設定するシートを第1のシートとし、より低温の定着温度に設定するシートを第2のシートとすることを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。
- 前段の前記画像形成装置に前段給紙装置を有し、
後段の前記画像形成装置に後段給紙装置を有していることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成システム。 - 前記制御部は、前記第2のシートを前記後段給紙装置から給紙することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記前段給紙装置に第1のシートと第2のシートの双方をセットし、後段給紙装置には第2のシートのみをセットするように通知することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、後段給紙装置の第2のシートがセットされたトレイが空となった場合は、前段給紙装置から第2のシートを給紙することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、シートが前段の画像形成装置と後段の画像形成装置のうち印刷に使用しない定着部を通過する場合、該定着部のニップ圧を搬送に支障のない範囲で低圧にする、またはニップ圧を与えることなく通過させることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- ジョブ中の定着前の残シートが所定のシートのみで構成されるようになった場合、各段の画像形成装置における定着温度を残存するシートの定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、ジョブ中残シート内直近で、所定のシートが連続して、ある基準値よりも多い枚数印刷される場合、各段の画像形成装置における定着器の定着温度を印刷するシート用の定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、次シートとは異なる種類のシートについて、給紙済みの全てのシートの定着が完了している場合のみ各段の定着温度を変更する制御を行うことを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、ジョブ中残シート内直近で所定のシートの連続数がある基準値を下回った場合、前段の画像形成装置の定着部を第1のシート用の定着温度にし、後段の画像形成装置の定着部を第2のシート用の定着温度に変更する制御を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
- 前記制御部は、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して印刷するかを、ジョブの総枚数(n[枚])、機械のppm(x[枚/分])、定着温度の変更制御に必要な時間(t[分])、シートに合わせて各段で同じ定着温度とするのに必要な変更制御回数(c[回])から計算して自動的に選択することを特徴とする請求項2〜13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記選択では、n/x + ct > n/(x/2)またはn <ctx のとき各段で異なる所定のシート用に、定着部の温度を制御することを特徴とする請求項14記載の画像形成システム。
- 操作入力を受け付ける操作部を有し、
前記制御部は、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して印刷するかを前記操作部による操作入力によって設定可能とすることを特徴とする請求項2〜15のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムを管理する装置であって、
前記画像形成装置を管理する管理制御部を有し、
前記管理制御部は、前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部が、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度になるように制御して印刷する指示を行うことを特徴とする画像形成管理装置。 - ジョブに基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート上の画像を定着する定着部とを有する複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムを制御する制御部で実行される画像形成プログラムであって、
前記ジョブに、定着温度の設定が異なる複数の所定のシートの使用が混在するかを判定するステップと、
前記判定の結果、複数の所定のシートの使用が混在する場合、前記ジョブの印刷に際し、それぞれ所定段の画像形成装置の定着部を、他段の画像形成装置とは異なる所定のシート用の定着温度に制御して、画像形成システムに印刷させるステップと、を前記制御部に実行させるための画像形成プログラム。
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