JP6618143B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具 Download PDF

Info

Publication number
JP6618143B2
JP6618143B2 JP2015223803A JP2015223803A JP6618143B2 JP 6618143 B2 JP6618143 B2 JP 6618143B2 JP 2015223803 A JP2015223803 A JP 2015223803A JP 2015223803 A JP2015223803 A JP 2015223803A JP 6618143 B2 JP6618143 B2 JP 6618143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
writing core
writing
contact
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015223803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017087665A (ja
Inventor
武史 若山
武史 若山
野口 芳男
芳男 野口
秀平 ▲陰▼山
秀平 ▲陰▼山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
Priority to JP2015223803A priority Critical patent/JP6618143B2/ja
Priority to EP16865983.7A priority patent/EP3378672B1/en
Priority to CN201680058255.0A priority patent/CN108136812B/zh
Priority to PCT/JP2016/075461 priority patent/WO2017085980A1/ja
Priority to KR1020187010632A priority patent/KR102074605B1/ko
Publication of JP2017087665A publication Critical patent/JP2017087665A/ja
Priority to US15/974,059 priority patent/US10343446B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6618143B2 publication Critical patent/JP6618143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/006Pencil-barrels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/22Writing-cores gripping means, e.g. chucks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • A45D2040/207Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by an axial action, e.g. by pushing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/10Details of applicators
    • A45D2200/1072Eyeliners

Description

本発明は、筆記芯を把持するチャックを備える筆記具に関する。
従来、電気工事、建設工事等の工事現場等で用いられる筆記具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1が開示する筆記具では、外筒から前方へと延びる先端パイプの先端部に弾性筒体が配置されている。この弾性筒体は、先端パイプの先端から繰り出される筆記芯に対して弾性的に接触されている。
このような筆記具によれば、筆記対象である木材に加工された小溝内等に先端パイプを挿入した状態等で、何らかの衝撃が先端パイプに作用したとしても、弾性筒体により衝撃が吸収される。従って、筆記芯の折れ等の不具合の発生が抑制される。
特開2007−307798号公報
しかしながら、特許文献1が開示する弾性筒体を備える筆記具においても、外部から筆記具に加えられた衝撃を該弾性筒体により完全に吸収することはできなかった。このため、従来、外部から筆記芯に伝達される衝撃を低減することができる筆記具が求められていた。
本発明の目的は、外部から筆記芯に伝達される衝撃を低減させることができる筆記具を提供することである。
本発明に係る筆記具の一の態様では、筆記具は筆記芯を挟んで把持するチャックを備え、該チャックは、該筆記芯と点接触又は線接触して該筆記芯に第1の接触応力を負荷するように該筆記芯を押圧する第1のチャック爪と、該筆記芯に該第1の接触応力よりも低い第2の接触応力を負荷するように該筆記芯を押圧する第2のチャック爪とを有し、該第1のチャック爪が該筆記芯に負荷する該第1の接触応力は、該筆記芯に所定の衝撃が加えられたときに、該第1の接触応力が負荷された該筆記芯の接触部分が破壊して該所定の衝撃を吸収するように構成される。
本発明によれば、外部から筆記芯に伝達される衝撃を低減させることができる筆記具を提供することができる。
本発明の実施形態に係るシャープペンシルの斜視図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルをその一部を除き該シャープペンシルの中心軸線上に図1の法線Iを有する切断面で切断して示す断面図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルをその一部を除き該シャープペンシルの中心軸線上に図1の法線IIを有する切断面で切断して示す断面図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルを分解して示す分解斜視図である。図では、該シャープペンシルの一部を該シャープペンシルの中心軸線上に図1の法線IIを有する切断面で切断して示している。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルのチャックを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルのチャックをその前方から見て示す図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルのチャックの先端部分を図6の法線IIIを有する切断面及び法線IVを有する切断面で切断して示す部分断面斜視図である。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルの作動状態を説明する図である。図では、筆記芯をチャックで挟んで把持した状態を示す。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルの作動状態を説明する図である。図では、繰り出し機構が筆記芯の解放を開始した状態を示す。 本発明の実施形態に係るシャープペンシルの作動状態を説明する図である。図では、繰り出し機構が筆記芯の解放を完了した状態を示す。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る筆記具を例示する実施形態としてのシャープペンシル10の外観を示す斜視図である。シャープペンシル10は、黒鉛等の原材料を焼成して形成された筆記芯Lをその先端から繰り出す(送り出す)ことができるように形成されている。筆記芯Lは標準的に用いられる円形の断面形状ではなく、長方形の断面形状を有するように形成されている。この場合には、筆記芯Lの外周に筆記に適した4本の稜線が形成されるから、シャープペンシル10を建築現場等において木材に加工された溝内にケガキ線を書く用途等のために好適に使用することができる。なお、以下の説明においては、筆記芯Lが繰り出される方向を前とし、その反対方向を後として説明する。また、筆記芯Lの長方形の断面形状を後方より見て、その長手方向の中心軸線の延伸方向を左右方向とし、短手方向の中心軸線の延伸方向を上下方向として説明する。
筆記芯Lを繰り出す操作は、軸筒20の後端に配置されたノック部材26をノック操作することで行うことができる。軸筒20は、筆記芯Lの長方形の断面形状の長手方向とその長軸方向が一致する略楕円形の断面形状の外形を有するように形成された軸筒本体21を備える。このように、筆記具の握り部は該握り部の断面形状の長手方向が筆記芯の断面形状の長手方向と一致するように形成されることが好ましい。長手方向と短手方向とを各々有する筆記具の握り部及び筆記芯の断面形状において、両者の長手方向が一致していることを例えばユーザが目視して一度認識すれば、以後、ユーザは筆記芯の断面形状の長手方向を目視して確認することなく筆記具の握り部を握った際の触覚によって筆記芯の断面形状の長手方向を認識することができる。この構成によれば、筆記具の握り部を握った際に、ユーザは筆記芯の断面形状の長手方向を触覚によって感知することができる。この軸筒本体21の前端部から突出して、先軸22が配置される。また、先軸22の先端部には、先端側が先細となるように形成された、後に詳述する先口23が配置される。この先軸22及び先口23を貫通して、筆記芯Lは、先口23の先端開口から繰り出される。
軸筒本体21の外表面における前後端部の左右両側面には、凹凸を含んで形成された滑り止め部21a,21bが配置される。なお、図示するように、筆記芯Lの断面形状の長手方向にのみ滑り止め部21a,21bを配置すると、ユーザは筆記芯Lの断面形状の長手方向を触覚によってさらに感知し易くなる。また、筆記芯Lの断面形状の短手方向の軸筒本体21の外面上の位置には、長手方向の滑り止め部21a,21bとはその触感が異なる形状の平坦部21cが形成される。このように、筆記芯の断面形状の長手方向と短手方向とに対応して筆記具の握り部に異なる形状の凹凸が形成される構成によれば、ユーザの触覚による筆記芯の断面形状の感知がさらに容易となる。
後端側の滑り止め部21bの近傍の軸筒本体21上には、筆記具の前後方向への滑りをさらに確実に防ぐことができる環状のフランジ部21dが形成される。また、前端側の滑り止め部21aと後端側の滑り止め部21bとでは含まれる凹凸の数が異なるように形成される。このように、筆記具の握り部に形成される凹凸がその前後方向に異なる数で配置される構成によれば、ユーザの触覚による筆記具の前後方向の感知が容易となる。
図2〜図4を参照して、シャープペンシル10が備える繰り出し機構30を説明する。繰り出し機構30は、シャープペンシル10に収容された筆記芯Lを把持するとともに前方に繰り出すように構成される。繰り出し機構30は、筆記芯Lを収容する芯タンク31、筆記芯Lを把持するチャック32、チャック32の前後方向への摺動をガイドする中軸33、チャック32と芯タンク31との組立体を後方に付勢するバネ34及び外周からチャック32を筆記芯Lに押圧するチャックリング35を有する。
芯タンク31について説明する。芯タンク31の前方側は、筆記芯Lの断面形状を所定のクリアランスを有して収容し得る大きさの角穴をその内部に有する角筒部31aとして形成される。この構成によれば、筆記芯Lの断面形状の長手方向を、後に詳述するチャック32の挟圧方向に合わせた状態で、筆記芯Lを芯タンク31の角筒部31a内に収容することができる。芯タンク31の後方側は、角筒部31aに筆記芯Lを導入する導入部31b及び円形の後端開口を有する円筒部31cとして形成される。内筒26aを有する二重筒状に形成されたノック部材26がこの円筒部31cの後端開口を塞ぐ。ノック部材26の内筒26aは、円筒部31cの後端開口に着脱可能な嵌合力で圧入される。ノック部材26の外筒は、軸筒本体21の外側に位置して軸筒の外周の一部を覆う。芯タンク31の外周には、後に詳述するバネ34の後端に当接するバネ押さえ部31dが形成される。
図5を参照して、チャック32を説明する。チャック32の後方側には略角筒状の接続部32aが形成される。後に詳述するように、この接続部32aが芯タンク31の先端部分と接続される。接続部32aの前方には、横断面における外形が接続部32aより小さく形成された略角筒状の基端部32bが形成される。基端部32bから前方に向けて二股状に形成された左チャック片32c及び右チャック片32dが延在する。左チャック片32c及び右チャック片32dは、チャック32の挟圧方向(左右から筆記具の前後方向に延在する中心軸線に向かう方向)において互いに対向する。
接続部32aの両側面には、係止孔32a2が片側に2個ずつ形成される。この係止孔32a2には、芯タンク31の角筒部31aの先端部の両側面に片側2個ずつ形成された係止突起31a1が係止される(図8〜図10参照)。これにより、チャック32は芯タンク31に接続して係止される。接続部32aの上下面には、スリット32a3が形成される。スリット32a3を形成することによって、芯タンク31の角筒部31aがチャック32の接続部32aに挿入される際、接続部32aは横方向に開かれ易くなるから、角筒部31aを挿入し易くなる。
チャック32は弾性を有する樹脂で形成される。また、チャック32は、チャック32に外力が作用しない自由状態において、左右のチャック片32c,32dがチャック32の挟圧方向とは反対側の外方(左右方向)に開いて筆記芯Lを解放する解放位置までその弾性によって復元する形状に形成される。左右のチャック片32c,32dの内面には、それぞれ複数(本実施形態では4つ)のチャック爪40が前後方向に並べて形成される。各チャック爪40は、左右のチャック片32c,32dの内面に対して略垂直に突出する略楔状に形成される。後に詳述するように、チャック32はバネ34の作用により後方に移動してチャックリング35内に嵌合する(図8参照)。このとき、チャック32の挟圧方向において対向して配置された複数のチャック爪40によって筆記芯Lが把持される。
チャック爪40はシャープペンシル10の先端部で筆記芯Lを把持する。このように、筆記具の先端部で筆記芯を把持する構成によれば、筆記芯の先端から筆記芯の把持位置までのモーメントアームを短くして筆記芯の先端に負荷される外力による筆記芯の折損(曲げ破壊)を防ぐことができる。筆記芯の先端から筆記芯の把持位置までのモーメントアームの長さは、未使用の筆記芯の全長の60%以下の長さとすることが好ましく、さらに好ましくは40%以下の長さ、最も好ましくは20%以下の長さとすることができる。
図6を参照して、チャック爪40の形状について説明する。図6は、チャック32を先端側から見た図であり、チャック32を挟圧方向に作動させて、チャック爪40で筆記芯Lを挟んで把持した状態を示す。左右のチャック片32c,32dの各チャック爪40は、第1のチャック爪41と、第2のチャック爪42とを有する。図示するように、複数(本実施形態では各チャック爪40に2つ)の第1のチャック爪41が上下方向に離間して配置されている。第2のチャック爪42は、第1のチャック爪41の間に配置されている。チャック爪40による筆記芯Lの把持については後に詳述する。
図7を参照して、チャック爪40の形状をさらに説明する。図7は、左チャック片32cの内側(右側)の部分をその右斜め上前方より見て示す斜視図である。理解を容易にするために、図では左チャック片32cの上半分を切除した状態で示している。第1のチャック爪41は、第1の壁面41aと、第1の傾斜面41cと、それらの間に形成される第1の突端辺(先端の稜線)41bとを有する。第1の壁面41aは、左チャック片32cの内面32c1に対して垂直に形成される。また、第1の突端辺41bはチャック32の挟圧方向に対して傾斜した稜線として形成される。このため、後に詳述するように、第1の突端辺41bが筆記芯Lの長手方向(前後方向)に延在する稜線上に押圧されて接触したときに、第1の突端辺41bは筆記芯Lに実質的に点接触することができる(図6参照)。第1の傾斜面41cは、第1の壁面41aと鋭角を成すように傾斜して形成される。すなわち、第1のチャック爪41の先端は鋭角を成す楔形状に形成される。このため、後に詳述するように、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分が部分的に破壊した後においても、第1のチャック爪41と筆記芯Lとは実質的に線接触することができる。
第2のチャック爪42は、第2の壁面42aと、第2の傾斜面42cと、それらの間に形成される第2の突端辺(先端の稜線)42bとを有する。第2の壁面42aは、左チャック片32cの内面32c1に対して垂直に形成される。第2の傾斜面42cは、第2の壁面42aと鋭角を成すように傾斜して形成される。すなわち、第2のチャック爪42の先端は鋭角を成す楔形状に形成される。このため、後に詳述するように、筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分が部分的に破壊した後においても、第2のチャック爪42と筆記芯Lとは実質的に線接触することができる。
図5に戻って、チャック32をさらに説明する。左右のチャック片32c,32dの前後方向の略中央の位置には、チャック32の上下方向に突出する摺動突起32eがそれぞれ形成される。摺動突起32eは、後に詳述する中軸33の摺動溝33e(図4参照)と係合してチャック32の前後方向への摺動をガイドする。
左右のチャック片32c,32dそれぞれの先端部には、膨出部32fが形成される。後に詳述するように、チャックリング35の前端面は、チャック32と嵌合した際に、この膨出部32fに当接する(図8参照)。
図4に戻って、筆記芯Lの繰り出し機構30をさらに説明する。軸筒20の内部の左右のチャック片32c,32dの外周上には、中軸33が配置される。中軸33は、上半分側の第一中軸部品33aと、下半分側の第二中軸部品33bの二部品で構成される。中軸33を、中軸33を二分割した同一形状の第一中軸部品33aと第二中軸部品33bとの組立体として形成することで、複雑な形状の中軸33を樹脂材料の射出モールド成形によって容易に製造できる。
中軸33は、その上下面に形成された弾性片33c1の自由端部に係止突起33cを有する。この係止突起33cに対応して、先軸22の上下面には、それぞれ係止孔22aが形成される。先軸22の係止孔22aに中軸33の係止突起33cが係止されることで、中軸33と先軸22とが係合される。
中軸33の上下面には、それぞれ2本の前後方向に延在する摺動溝33eが形成される。この摺動溝33e内に、チャック32の摺動突起32eが前後方向への摺動が可能な状態で挿入される。チャック32は、摺動突起32eと摺動溝33eとの摺動によって、その前後方向への移動をガイドされる。
中軸33の後端には、フランジ状のバネ押さえ部33dが形成される。中軸33のバネ押さえ部33dの前面は、軸筒本体21の内面に形成される段部21eに後方から当接する(図2参照)。また、中軸33と係合された先軸22の後端が、段部21eの前方に形成された軸筒本体21の段部21fに前方から当接する(図2参照)。軸筒本体21の段部21e,21fを挟んで、後方の中軸33を前方の先軸22と係合することで、繰り出し機構30は、軸筒20に対して前後方向に位置決めされて固定される(図2参照)。
中軸33内には、チャック32と芯タンク31との組立体が、バネ34によって後方に付勢された状態で、前後方向に摺動可能に配置される。バネ34は、芯タンク31のバネ押さえ部31dと中軸33のバネ押さえ部33dとの間で圧縮された状態で、チャック32及び芯タンク31の組立体を後方に付勢する。
チャック32の外周には後方からチャックリング35が嵌合する。チャックリング35は、その前方の開口がその後方の開口よりも大きい横断面略長矩形の環状に形成される。
先軸22には先口23が固定される。先口23の基端部23aが角筒として形成された先軸22内に挿入されて嵌合する。この基端部23aの後端の上下二箇所には、後方に向かうに従って先細となる台形状のガイド片23bが突出した状態で形成される。
ガイド片23bに形成された固定孔23b1には、上下方向から弾性材で形成されたブレーカ24が嵌め込まれる。このブレーカ24は筆記芯Lの上下面を挟圧して保持する。筆記芯Lの長方形の断面形状の長辺によって形成される筆記芯Lの上下面は、その断面形状の短辺によって形成される左右面よりも広い面積を有する。筆記芯Lの他の対向面よりも広い面積を有する対向面である上下面を挟圧することで、ブレーカ24は筆記芯Lをより強固に保持することができる。チャック32による把持から解放された状態で筆記芯Lに重力や外力が作用しても、ブレーカ24で強固に保持された筆記芯Lは移動することがない(図10参照)。
図8〜図10を参照して、繰り出し機構30による筆記芯Lの繰り出しを説明する。図8は、チャック32及び芯タンク31の組立体がバネ34により後方に付勢されて後退した状態を示す。この状態では、チャック32の膨出部32fの後端面がチャックリング35の前端面に当接し、チャックリング35の後端面が中軸33の前端面に当接する。チャック32及び芯タンク31の組立体はそれ以上の後方への移動を制限される。チャックリング35はチャック32と嵌合し、左右のチャック片32c,32dはチャック32の挟圧方向に押圧されて弾性変形する。この状態で、筆記芯Lはチャック32によって把持される。
図9を参照して、ノック部材26がユーザにノック操作されて、チャックリング35の先端面が先口23のガイド片23bの後端面に当接した状態の繰り出し機構30を説明する。バネ34の付勢力に抗してユーザがノック部材26をノック操作すると、チャックリング35が嵌合して筆記芯Lを把持したチャック32と芯タンク31の組立体が前進する。チャック32に把持された筆記芯Lは前進して、先口23の先端開口から繰り出される。チャックリング35の前端面がガイド片23bの後端面に当接すると、チャックリング35のそれ以上の前進が制限される。チャック32がさらに前進すると、チャックリング35はチャック32から外れる。チャックリング35が外れた左右のチャック片32c,32dが弾性で復元して開くことで、筆記芯Lが解放される。
さらに、本実施形態のシャープペンシル10は、チャック32と当接し、その当接後、チャック32が前方に向かうに従ってチャック32をその挟圧方向の反対方向(左右方向)へ開くガイド面を有するガイド片23bを備える。チャック32がさらに前進すると、左右のチャック片32c,32dはガイド片23bのガイド面上を摺動して強制的に開かれる。このため、シャープペンシル10は筆記芯Lをさらに確実に解放することができる。
図10を参照して、チャック32の先端が先口23の基端部23aの後端面に当接するまでチャック32が前進した状態の繰り出し機構30を説明する。チャック32の接続部32aの前壁32a1は中軸33の後端面に当接する。チャック32のそれ以上の前進移動が制限されることで、ユーザは筆記芯Lの繰り出しの完了を感知することができる。
ユーザがノック部材26のノック操作を解除すると、バネ34の付勢力によってチャック32及び芯タンク31の組立体が後方に後退する。筆記芯Lはブレーカ24に挟圧された状態でその繰り出された位置に保持される。チャックリング35は開いたチャック32とともに後方に後退して、チャックリング35の後端面が中軸33の前端面に当接する。チャックリング35のそれ以上の後退は制限される。チャック32は、チャック32の先端の膨出部32fの後端面とチャックリング35の前端面とが当接するまでさらに後方に後退する。チャック32が完全に後退すると、チャック32にチャックリング35が嵌合して、ノック操作前の状態に戻る(図8参照)。
図6に戻って、チャック32による筆記芯Lの把持を詳細に説明する。筆記芯Lは、チャック32に形成されたチャック爪40の第1及び第2のチャック爪41,42で挟圧されて把持される。第1のチャック爪41の先端に形成された第1の突端辺41bは、チャック32の挟圧方向に対して図示するように鋭角に外方に開いた傾斜角αを成すように形成される。このため、第1の突端辺41bは、筆記芯Lの角部(筆記芯Lの長手方向に形成される稜線)と点接触する。
第1の突端辺41bが押圧する筆記芯Lの点接触部分には第1の接触応力が生じる。この第1の接触応力が生じる点接触部分は、シャープペンシル10に外部から何らかの衝撃が負荷される前に予めその負荷対象領域が限定されて圧縮応力が負荷された筆記芯Lの稜線上の一点である。この状態で外部から何らかの衝撃が伝達されると、筆記芯Lのこの点接触部分は筆記芯Lの他の部分よりも時間的に先行してその破壊応力に達して破壊する。筆記芯Lのこの点接触部分が破壊されると、相応する衝撃が吸収される。さらに、後に詳述するように、該点接触部分の破壊後は、筆記芯Lは第2のチャック爪42によって把持されて第1のチャック爪41とは接触しない。このため、該点接触部分を介して第1のチャック爪41から筆記芯Lに衝撃が伝達されることが防止される。このように、筆記芯Lの他の部分に生じ得る破壊よりも時間的に先行するように、筆記芯Lの強度低下に最も影響を与えない点接触部分に限って、制御された破壊を生じさせることができる。このため、筆記芯Lに外部から伝達される衝撃を吸収して低減させることができる。第1の接触応力が負荷された点接触部分が破壊されても筆記芯Lに折損等の大きなダメージを与えることがない。該点接触部分が破壊された筆記芯Lを目視で観察した場合の外観や品質には問題がない。なお、本実施形態では、チャック片毎に4つのチャック爪40が形成されるが、他の実施形態では、好ましい接触応力が得られるように任意の数のチャック爪40を形成することができる。また、好ましい接触応力が得られるようにチャック爪40の形状を適宜変更することができる。
該第1の接触応力の値は、例えば、有限要素法等を用いた数値計算で算出することができる。あるいは、ヘルツの接触応力解析等に基づいて解析的に妥当な接触応力の値を求めるものとしてもよい。例えば、筆記芯Lを構成する材料の破壊応力の値に対して該第1の接触応力の値が所定の割合となるように構成すると、外部から筆記芯Lに伝達される所定の衝撃を吸収するために好ましい制御された先行する破壊を生じさせることができる。本実施形態では、該第1の接触応力の値(その算出される最大値)が筆記芯Lを構成する材料の圧縮破壊応力の値の30%となるように構成される。あるいは、他の実施形態では、該点接触部分における第1の接触応力の平均値が筆記芯Lを構成する材料の引張破壊応力の値の30%となるように構成するものとしてもよい。このように、該第1の接触応力の値が筆記芯Lを構成する材料の破壊応力の値の約30%以上の値となるように構成することが好ましい。さらに好ましくは、筆記芯Lを構成する材料の破壊応力の値に対する該第1の接触応力の値の該所定の割合を約50%以上として構成することができ、最も好ましくは、該所定の割合を約70%以上として構成することができる。ここで「約」とは、筆記芯Lを構成する材料の破壊応力の値に対する1割(10%)の値の範囲内をいい、前述の「約」が付された各値は、各々「30±10%」、「50±10%」及び「70±10%」である。
チャック爪40は第2のチャック爪42を有する。本実施形態では、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分が破壊される前の状態では、第2のチャック爪42は筆記芯Lに接触せずに離間して位置するように形成される。この構成によれば、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分が筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分に対して確実に先行して破壊応力に達するように構成することができる。なお、他の実施形態では、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分が破壊される前に第2のチャック爪42が筆記芯Lに線接触(当接)するように構成してもよい。第2のチャック爪42の第2の突端辺42bは筆記芯Lの左右面上に当接したときに線接触するように構成される。第2のチャック爪42は、第1のチャック爪41が筆記芯Lに点接触して負荷する第1の接触応力よりも低い第2の接触応力を筆記芯Lの線接触部分に負荷する。この構成によれば、筆記芯Lの第1の接触応力が負荷された点接触部分が破壊した際に、第1のチャック爪41に代わって第2のチャック爪42が筆記芯Lを把持するように構成することができる。この際、第2のチャック爪42は第1のチャック爪41と筆記芯Lとを一時的に離間した状態として保持することができる。このため、筆記芯Lの破壊した点接触部分を介して第1のチャック爪41から筆記芯Lへそれ以上の衝撃が継続して伝達されることを防止することができる。
さらに、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分の破壊によって吸収されなかった衝撃については、筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分の破壊によって吸収するように構成することができる。筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分は筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分の破壊から時間的に遅れて破壊するように構成される。第2の接触応力が負荷された筆記芯Lの線接触部分が破壊されると、相応する衝撃がさらに吸収される。該線接触部分の破壊後は、筆記芯Lは再び第1のチャック爪41によって把持されて第2のチャック爪42とは接触しない。このため、該線接触部分を介して第2のチャック爪42から筆記芯Lにそれ以上の衝撃が継続して伝達されることが防止される。このように、筆記芯Lの第1のチャック爪41との点接触部分の破壊から時間差を有して、筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分に限って制御された破壊を生じさせることができる。このため、筆記芯Lに外部から伝達される衝撃をさらに吸収して低減させることができる。本実施形態では、第2の接触応力が負荷された線接触部分は、筆記芯Lの長方形の断面形状においてその断面二次モーメントが大きい長手方向の左右面上に位置するように構成される。このため、筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分の破壊は筆記芯Lの曲げ強度の低下に大きな影響を及ぼさない。第2の接触応力が負荷された線接触部分が破壊されても筆記芯Lに折損等の大きなダメージを与えることがない。該線接触部分が破壊された筆記芯Lを目視で観察した場合の外観や品質には問題がない。
該第2の接触応力の値は、例えば、有限要素法等を用いた数値計算で算出することができる。あるいは、ヘルツの接触応力解析等に基づいて解析的に妥当な接触応力の値を求めるものとしてもよい。例えば、該第1の接触応力の値に対して第2の接触応力の値が所定の割合となるように構成する。この構成によれば、筆記芯Lの第1の接触応力が負荷された点接触部分の破壊後に十分な時間差を有して、外部から筆記芯Lに伝達される他の所定の衝撃を吸収するために好ましい制御された該線接触部分の破壊を生じさせることができる。本実施形態では、該第2の接触応力の値(その算出される最大値)が該第1の接触応力の値(その算出される最大値)の80%となるように構成される。あるいは、他の実施形態では、該線接触部分における第2の接触応力の平均値が該点接触部分における第1の接触応力の平均値の80%となるように構成するものとしてもよい。このように、該第2の接触応力の値が該第1の接触応力の値の約80%以下の値となるように構成することが好ましい。さらに好ましくは、該第1の接触応力の値に対する該第2の接触応力の値の該所定の割合を約60%以下として構成することができ、最も好ましくは、該所定の割合を約40%以下として構成することができる。ここで「約」とは、該第1の接触応力の値に対する1割(10%)の値の範囲内をいい、前述の「約」が付された各値は、各々「80±10%」、「60±10%」及び「40±10%」である。
筆記芯Lの第2のチャック爪42との線接触部分がさらに破壊されると、再び、第1のチャック爪41が筆記芯Lの未だ破壊されていない外面上に接触する。この場合にも、第1のチャック爪41が筆記芯Lに線接触するように構成することが好ましい。少なくとも、第1のチャック爪41が筆記芯Lに負荷する第1の接触応力の値が第2のチャック爪42が筆記芯Lに負荷する第2の接触応力の値よりも大きい値となるように構成することが好ましい。この構成によれば、第1のチャック爪41と第2のチャック爪42とが交互に筆記芯Lを他方よりも大きな接触応力で把持するようにして、外部からの衝撃を繰り返して吸収することができる。また、筆記芯Lの第1のチャック爪41との接触部分と、第2のチャック爪42との接触部分とを、筆記芯Lの強度低下に与える影響が少ない部分に分散して配置するように構成することが好ましい。この構成によれば、筆記芯Lが外部からの衝撃によってダメージを受け得る部分を分散させて外観上目立たなくすることができるとともに、筆記芯Lの強度低下を防ぐことができる。
以上説明した本実施形態の筆記芯Lは、第1のチャック爪41及び第2のチャック爪42の一方又は両方によって常に把持されるため、筆記芯Lの繰り出しに問題が生じることはない。さらに、第1及び第2のチャック爪41,42は筆記芯Lの接触部分の破壊によって以前よりも深く筆記芯Lに入り込んで筆記芯Lを把持することとなる。このため、ユーザがシャープペンシル10を使用した際に、その筆圧によって筆記芯Lが後退してしまう芯滑りと呼ばれる不具合を防止することができるようになるという副次的な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態によって限定されることはなく、種々の変更を加えて実施することができる。例えば、本実施形態においては、チャック片として左チャック片32cと右チャック片32dとを有するものとし、長方形断面の筆記芯Lの稜線上及び左右の側面上を把持するものと説明した。しかしながら、チャック片の数は任意の数とすることができ、チャック片は筆記芯Lの他の任意の側面を把持するように構成することができる。また、筆記芯Lの断面形状も円形や他の多角形形状等の任意の形状とすることもできる。また、シャープペンシル10の構成部品は本実施形態で例示した材質の他、任意の材質で形成することができる。
また、本実施形態においては、第1のチャック爪41が筆記芯Lに点接触し、第2のチャック爪42が筆記芯Lに線接触するものと説明した。しかしながら、第1のチャック爪が筆記芯に負荷する第1の接触応力よりも低い第2の接触応力を第2のチャック爪が筆記芯に負荷するように接触する限り、第1のチャック爪は筆記芯に線接触するものとしてもよい。また、第2のチャック爪は筆記芯に点接触、面接触またはこれらの組み合わせによる接触等の任意の接触形態で接触するものとしてもよい。また、前述の点接触、線接触とは、筆記具の構成部品及び筆記芯の製造上許容されるべき意図しない加工R部による実質的な点接触、線接触を含む概念である。
また、本実施形態においては、黒鉛で形成された筆記芯Lを繰り出すシャープペンシル10を例示して説明したが、本発明に係る筆記芯は黒鉛で形成されたものに限られず、任意の材料で形成された任意の色の筆記芯を含むものである。また、本発明に係る筆記具は、繰り出し機能を有さないチャックを備える筆記芯ホルダ等を含むものであり、その筆記の用途を限定されることなく、例えば、アイライナ等の化粧品として用いられる筆記具を含むものである。
10 シャープペンシル 20 軸筒
21 軸筒本体 21a 滑り止め部
21b 滑り止め部 21c 平坦部
21d フランジ部 21e 段部
21f 段部 22 先軸
22a 係止孔 23 先口
23a 基端部 23b ガイド片
23b1 固定孔 24 ブレーカ
26 ノック部材 26a 内筒
30 芯繰り出し機構 31 芯タンク
31a 角筒部 31a1 係止突起
31b 導入部 31c 円筒部
31d バネ押さえ部 32 チャック
32a 接続部 32a1 前壁
32a2 係止孔 32a3 スリット
32b 基端部 32c 左チャック片
32c チャック片 32c1 内面
32d 右チャック片 32d チャック片
32e 摺動突起 32f 膨出部
33 中軸 33a 第一中軸部品
33b 第二中軸部品 33c 係止突起
33c1 弾性片 33d バネ押さえ部
33e 摺動溝 34 バネ
35 チャックリング 40 チャック爪
41 第1のチャック爪 41a 第1の壁面
41b 第1の突端辺 41c 第1の傾斜面
42 第2のチャック爪 42a 第2の壁面
42b 第2の突端辺 42c 第2の傾斜面

Claims (4)

  1. 筆記芯と、前記筆記芯を挟んで把持するチャックを備え、
    前記チャックは、
    前記筆記芯と点接触又は線接触して該筆記芯に第1の接触応力を負荷するように該筆記芯を押圧する第1のチャック爪と、
    前記筆記芯に前記第1の接触応力よりも低い第2の接触応力を負荷するように該筆記芯を押圧可能に形成する第2のチャック爪とを有し、
    前記第1のチャック爪が前記筆記芯に負荷する前記第1の接触応力は、該筆記芯に所定の衝撃が加えられたときに、該第1の接触応力が負荷された該筆記芯の接触部分が破壊して前記所定の衝撃を吸収するように構成され、
    前記筆記芯はその長手方向に稜線を形成する多角形の断面形状を有し、前記第1のチャック爪は該筆記芯の稜線に前記第1の接触応力を負荷するように点接触又は線接触し、
    前記筆記芯は長方形の断面形状を有し、前記チャックは前記長方形の長手方向軸線に沿う方向で対向して前記対向する方向で該筆記芯を挟んで把持する各一対の前記第1及び第2のチャック爪を有し、該対向する一対の第1のチャック爪の各々は該筆記芯の稜線を該対向する方向で挟んで把持する該長方形の長手方向軸線に対して傾斜した稜線を有し、該対向する一対の第2のチャック爪は該筆記芯の長方形の断面形状の短辺により形成される面を該対向する方向で挟んで把持することを特徴とする筆記具。
  2. 前記第2のチャック爪は前記筆記芯と点接触又は線接触して前記筆記芯に前記第2の接触応力を負荷するように構成され、該第2の接触応力は該筆記芯に前記所定の衝撃よりも大きな他の衝撃が加えられたときに、該第2の接触応力が負荷された該筆記芯の他の接触部分がさらに破壊して前記他の衝撃を吸収するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記筆記芯の断面形状は長手方向と短手方向とを有し、該筆記芯の断面形状の長手方向と筆記具の握り部の断面形状の長手方向とが一致することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の筆記具。
  4. 前記チャックは前進して前記筆記芯を繰り出すように構成され、
    前記チャックが前進したときに該チャックに当接するガイド片であって、前記当接後に該チャックがさらに前進したときに該チャックが前記筆記芯を挟む方向とは反対の方向へ該チャックを開くガイド面を有するガイド片をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の筆記具。
JP2015223803A 2015-11-16 2015-11-16 筆記具 Active JP6618143B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015223803A JP6618143B2 (ja) 2015-11-16 2015-11-16 筆記具
EP16865983.7A EP3378672B1 (en) 2015-11-16 2016-08-31 Writing tool
CN201680058255.0A CN108136812B (zh) 2015-11-16 2016-08-31 书写用具
PCT/JP2016/075461 WO2017085980A1 (ja) 2015-11-16 2016-08-31 筆記具
KR1020187010632A KR102074605B1 (ko) 2015-11-16 2016-08-31 필기구
US15/974,059 US10343446B2 (en) 2015-11-16 2018-05-08 Writing instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015223803A JP6618143B2 (ja) 2015-11-16 2015-11-16 筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017087665A JP2017087665A (ja) 2017-05-25
JP6618143B2 true JP6618143B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=58718628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015223803A Active JP6618143B2 (ja) 2015-11-16 2015-11-16 筆記具

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10343446B2 (ja)
EP (1) EP3378672B1 (ja)
JP (1) JP6618143B2 (ja)
KR (1) KR102074605B1 (ja)
CN (1) CN108136812B (ja)
WO (1) WO2017085980A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD880588S1 (en) * 2018-06-14 2020-04-07 Zulema I. Casias Lottery pen
WO2021029255A1 (ja) * 2019-08-09 2021-02-18 三菱鉛筆株式会社 筆記具
US11090969B2 (en) 2019-12-23 2021-08-17 Kotobuki & Co., Ltd. Mechanical pencil
CN113427930A (zh) * 2021-07-23 2021-09-24 温州天骄笔业有限责任公司 自动铅笔

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE417230A (ja) * 1936-06-18
CH356371A (de) * 1956-12-24 1961-08-15 Staedtler Fa J S Klemmzange für Schreibstifte
JPS5518226Y2 (ja) * 1977-08-03 1980-04-26
US4358210A (en) * 1978-11-20 1982-11-09 Ancos Co., Ltd. Mechanical pencil with chuck closing by normal writing grip
JPS5842144Y2 (ja) * 1979-05-26 1983-09-22 三菱鉛筆株式会社 平芯用ノツク式シヤ−プペンシル
JPS5953987U (ja) 1982-09-30 1984-04-09 ぺんてる株式会社 シヤ−プペンシル用チヤツク装置
JPS59171579U (ja) 1983-05-02 1984-11-16 野中 亮一 爪楊枝容器の誘導円
JPH0617588Y2 (ja) * 1987-09-17 1994-05-11 株式会社寿 シャープペンシルのリードチャック
JPH0280483U (ja) * 1988-12-12 1990-06-21
US5044805A (en) * 1990-04-11 1991-09-03 Steve Kosteniuk Mechanical pencil
WO2001074603A1 (fr) * 2000-03-30 2001-10-11 Pentel Kabushiki Kaisha Porte-mine
US20040047669A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-11 David Lo Side knock or end knock mechanical pencil for thick lead
JP4580822B2 (ja) * 2005-06-06 2010-11-17 株式会社壽 棒状物繰り出し容器
US7645083B2 (en) * 2005-07-26 2010-01-12 Biss Product Development Llc Mechanical pencil
JP2007307798A (ja) 2006-05-18 2007-11-29 Kotobuki & Co Ltd 筆記具
JP5069931B2 (ja) * 2007-04-03 2012-11-07 株式会社壽 棒状物繰り出し容器
DE202008011243U1 (de) * 2008-08-22 2008-10-16 Holzner, Thomas Zimmermannsbleistift
US20120148331A1 (en) * 2010-12-13 2012-06-14 Daniel R. Seymour Mechanical Carpenter's pencil

Also Published As

Publication number Publication date
CN108136812A (zh) 2018-06-08
US10343446B2 (en) 2019-07-09
EP3378672A1 (en) 2018-09-26
WO2017085980A1 (ja) 2017-05-26
JP2017087665A (ja) 2017-05-25
EP3378672B1 (en) 2021-01-20
EP3378672A4 (en) 2019-06-19
CN108136812B (zh) 2020-06-30
US20180250977A1 (en) 2018-09-06
KR102074605B1 (ko) 2020-02-06
KR20180078235A (ko) 2018-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6618143B2 (ja) 筆記具
JP3874193B2 (ja) 光コネクタ挿抜治具
TWI419776B (zh) 工具握柄形變定位裝置
JP4976145B2 (ja) 光コネクタ
US20170225236A1 (en) Self-locking drill chuck
JP7053212B2 (ja) 長尺定規用連結装置
JP4335807B2 (ja) 中空シャフトの締付装置
JP3202866U (ja) 工具用グリップ
EP3623743B1 (en) Dart point, dart barrel, and dart comprising the point and the barrel
JP5151501B2 (ja) 切刃付リング
CN105108213B (zh) 具有安全锁结构的弹性卡簧和刀具固定结构
EP1325818A1 (en) Double-chuck mechanical pencil
JP2006047810A (ja) 光コネクタクリップ、光コネクタプラグ、及び光ハーネス
KR20190094186A (ko) 샤프펜슬
JP2018140481A (ja) 工具ホルダ
CN213379643U (zh) 一种刀具夹持构件
KR101094504B1 (ko) 드라이버 체결이 용이하고 후퇴 및 파손방지를 특징으로 하는 본 스크류
KR200391527Y1 (ko) 안전성이 향상된 퀵커플러
JP3207894U (ja) ドリルガイド
JP6408895B2 (ja) 延線クランプ
WO2019087586A1 (ja) 光コネクタ、把持部材、及び、光コネクタの製造方法
KR101396016B1 (ko) 커팅 인서트 자체 고정 타입의 인덱서블 드릴
WO2019087585A1 (ja) 光コネクタ、把持部材、及び、光コネクタの製造方法
JP6149243B2 (ja) パチンコ釘の除去工具
WO2017188353A1 (ja) シャープペンシル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6618143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250