JP6615057B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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本発明は、魚釣用リールに関する。
従来から魚釣用リールは、リール本体と駆動軸との間に介設され、駆動軸の一方向への回転を許容しつつ他方への回転(以下「逆転」という)を防止する逆転防止装置を備える。このような逆転防止装置において、フッキング性の向上を図るため、転がり部材の楔作用を利用して駆動軸の逆転方向への遊びを小さくしたものが多い。
一般の逆転防止装置は、転がり部材を周方向に変位させて楔作用を発揮しないようにする切換制御部材(リティナ)を備えており、切換制御部材が回動すると、駆動軸の逆転防止状態と逆転許可状態とが切り替わるようになっている。
このような切換制御部材を回動操作するため、例えば魚釣用スピニングリールでは、リール本体の後部から前方に延び、リール本体に揺動自在に支持された切換えレバーを備える(下記特許文献参照)。
そして、切換えレバーの前部に形成されたカムと、切換制御部材において径方向外側に突出した部位(以下、突出部と称する)とが係合しており、切換えレバーが揺動すると、切換制御部材が回動するようになっている。
特開平6−58348号公報 特開2003−278803号公報 特許3494546号公報
しかしながら、従来技術によれば、逆転防止装置及び切換えレバーを断面視した場合、係合部分(突出部とカムとが係合する部分)のみが径方向外側に突出した形状となっている。このため、逆転防止装置の外周側に略C状のデッドスペースが生じ、魚釣用リールが大型化した。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、逆転防止装置の外周側にデッドスペースが形成されることを抑制し、小型化された魚釣用リールを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体と、前記リール本体の前側に位置し、ハンドル操作により回転する駆動軸が貫通する筒状のボディ前部と、前記ボディ前部と前記駆動軸との間に介設された逆転防止装置と、前記ボディ前部に回動自在に支持され、前記逆転防止装置の外周側に配置された円筒状部材で構成される操作リングと、前記駆動軸に取付けられて回転可能に設けられ、スカート部を備えたロータと、を備える魚釣用リールであって、前記操作リングは、前記スカート部の内側に配置されるとともに、前記操作リングの少なくても一部は、操作可能なように前記スカート部から露出しており、前記逆転防止装置の切換制御部材と前記操作リングとが係合し、前記スカート部から露出した前記操作リングの少なくても一部の回動操作により前記駆動軸の逆転防止状態又は逆転許可状態に切り換わることを特徴とする。
前記発明によれば、円筒状部材で構成される操作リングと切換制御部材とが係合するため、操作リングの回動により逆転防止状態と逆転許可状態との切換えを行うことができる。言い換えると、従来使用してきた切換えレバーが不要となり、逆転防止装置の外周側にデットスペースが生じない。よって、魚釣用リールの小型化が図れる。
また、前記発明によれば、操作リングが逆転防止装置の外周側を覆う場合、逆転防止装置内に海水や砂塵等が侵入し難い。このため、逆転防止装置による塩ガミ等が抑制され、長期に亘って逆転防止装置の性能維持を図れる。
なお、従来の逆転防止装置によれば、逆転防止装置及び切換えレバーの係合部分のみが径方向外側に突出し、衝突等により係合部のみに荷重が作用し易い形状になっている。
しかしながら、前記発明によれば、操作リングが逆転防止装置の外周を囲んでおり、従来のように係合部分のみが突出するといった形状ではない。このため、係合部分のみに荷重が作用して破損するというおそれを低減できる。
また、操作リングの少なくても一部が、操作可能なようにスカート部から露出しており、操作用のつまみ等を形成しなくてもよいため、筒状部材の形状が簡易となり、製造工数の低減を図れる。
また、前記発明において、前記筒状部材の内周側には、シールが設けられていることが好ましい。
また、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体と、ハンドル操作により回転する駆動軸と、前記リール本体と前記駆動軸との間に介設された逆転防止装置と、前記リール本体に回動自在に支持され、前記逆転防止装置の外周側に配置された筒状の筒状部材と、を備える魚釣用リールであって、前記逆転防止装置の切換制御部材と前記筒状部材とが係合し、前記筒状部材の回動操作により前記駆動軸の逆転防止状態又は逆転許可状態に切り換わるようになっており、前記逆転防止装置は、前記リール本体における筒状のボディ前部内に配置され、前記ボディ前部の前開口部には、磁気シール機構が設けられ、前記シール機構は、前記駆動軸筒との隙間をシールしていることを特徴とする
前記発明によれば、筒状部材と切換制御部材とが係合するため、筒状部材の回動により逆転防止状態と逆転許可状態との切換えを行うことができる。言い換えると、従来使用してきた切換えレバーが不要となり、逆転防止装置の外周側にデットスペースが生じない。よって、魚釣用リールの小型化が図れる。
また、前記発明によれば、筒状部材が逆転防止装置の外周側を覆う場合、逆転防止装置内に海水や砂塵等が侵入し難い。このため、逆転防止装置による塩ガミ等が抑制され、長期に亘って逆転防止装置の性能維持を図れる。
なお、従来の逆転防止装置によれば、逆転防止装置及び切換えレバーの係合部分のみが径方向外側に突出し、衝突等により係合部のみに荷重が作用し易い形状になっている。
しかしながら、前記発明によれば、筒状部材が逆転防止装置の外周を囲んでおり、従来のように係合部分のみが突出するといった形状ではない。このため、係合部分のみに荷重が作用して破損するというおそれを低減できる。
また、逆転防止装置内に、海水や砂塵等が侵入する可能性をさらに低減できる。
以上、転防止装置の外周側にデッドスペースが形成されることを抑制し、小型化された魚釣用リールを提供することができる。
本実施形態の魚釣用リールとしての魚釣用スピニングリールの分解した斜視図である。 ボディ前部と、ボディ前部に組みつけられた部品を分解した斜視図である。 ボディ前部の断面図である。 ボディ前部において軸線から第3切り欠きに向かって切った断面図である。 図3のV−V線矢視断面図である。
本発明の実施形態を適用した魚釣用スピニングリールについて、適宜図面を参照しながら説明する。実施形態の説明において、「上下」、「前後」並びに「左右」を言うときは、図1に示した方向を基準とする。
(魚釣用スピニングリール)
図1に示すように、魚釣用スピニングリール100は、駆動軸である駆動軸筒6、スプール軸7が前方へ突出するように組み付けられたリール本体1と、駆動軸筒6の前部に取り付けられ軸線O回りに回転するロータ101と、スプール軸7の前部7aに取り付けられて軸線Oに沿って往復動するスプール(不図示)と、を備える。
(リール本体)
リール本体1は、ハンドル5が取り付けられたボディ2と、ボディ2の上部から上方に延び、釣竿(不図示)に装着される竿取付部3aを先端に有する脚部3と、ボディ2の前側に位置し駆動軸筒6及びスプール軸7が貫通する筒状のボディ前部4と、を備える。
(ボディ)
特に図示しないが、ボディ2内には、ハンドル5の巻き取り操作により駆動軸筒6とスプール軸7を駆動させるための構成として、ハンドル5と連結するハンドル軸と、ハンドル軸と連結するドライブギヤ及び歯車と、歯車に噛合する公知のスプール往復動装置と、が格納されている。
ドライブギヤは、駆動軸筒6のピニオン8(図3参照)が噛合し、ハンドル5の巻き取り操作により駆動軸筒6が軸線O周りに回転する。
一方で、スプール往復動装置には、スプール軸7の後端部が取り付けられ、ハンドル5の巻き取り操作によりスプール軸7が軸線Oに沿って往復動する。
そのほか、ボディ2内には、駆動軸筒6の後端部を回転自在に支持するための後部軸受2aが設けられている(図3参照)。
(ボディ前部)
図2に示すように、ボディ前部4は、軸線Oを中心とする略円筒状に形成されている。また、ボディ前部4は、前部の方が後部よりも小径に形成されている。以下、ボディ前部4の後側を大径部10と称し、前側を小径部11と称する。
ボディ前部4(大径部10,小径部11)には、逆転防止装置20、操作リング30、ベール反転機構の復帰衝接部40、回動位置保持具50、磁気シール機構60、前シール70、後シール71が組み付けられている。以下、ボディ前部4(大径部10,小径部11)と各部品との詳細について説明する。
(大径部)
図3に示すように、大径部10の外周面には、周方向に延びる周溝12が形成されている。大径部10の内周面には、駆動軸筒6の前後方向中央部を支持するための中間軸受13が嵌め込まれている。
なお、中間軸受13の外輪がリング部材14に当接し、中間軸受13が大径部10から脱落しないようになっている。
また、図2に示すように、リング部材14のフランジ部14aが図示しないボルトにより締め付けられ、リング部材14が固定されている。
(小径部)
小径部11は、逆転防止装置20を格納するための部位である(図3参照)。
図2に示すように、小径部11には、3つの切り欠き(第1切り欠き15a〜第3切り欠き15b)が形成されている。
第1切り欠き15a,第2切り欠き15bは、リング部材14のフランジ部14aを配置させるためのものである。第1切り欠き15aは、小径部11の左上側に設けられ、第2切り欠き15bは、小径部11の右下側に設けられている。
第3切欠き15cは、逆転防止装置20の後述する突出部27を小径部11の外周側に配置するためのものであり(図1、図4参照)、小径部11の右上側に設けられている。
そのほか、小径部11の外周側には、前端面に雌ねじ部が形成されたボルト固定部16が2つ形成されている。
(逆転防止装置)
逆転防止装置20は、駆動軸筒6の一方向への回転を許容しつつ他方への回転(以下「逆転」という)を防止する公知の装置である。
図3に示すように、逆転防止装置20は、駆動軸筒6の外周側に嵌合されて回り止め固定された内輪21と、小径部11内に挿入されて回り止め固定された外輪22と、内輪21と外輪22との間に配置された複数のローラ23と、リティナ(切換制御部材)24と、を備える。
図4に示すように、リティナ24は、環状を呈し複数のローラ23の後方に配置された環状部25と、環状部25から各ローラ23間に延出する複数の延出部26と、環状部25の外周面から径方向外側に突出する突出部27と、を備える。
そして、突出部27が周方向に変位(移動)すると、各延出部26に押圧された各ローラ23が周方向に変位する。
この結果、ローラ23が内輪21と外輪22との間で楔作用を発揮して内輪21(駆動軸筒6)の逆転が防止されたり、又はローラ23が内輪21と外輪22との間で楔作用を発揮せずに内輪21(駆動軸筒6)の逆転が許可されたりする。
突出部27は、小径部11の第3切り欠き15cを通過し、小径部11よりも径方向外側に延出している。なお、第3切り欠き15cの幅(周方向の長さ)は幅広に形成され、突出部27が周方向へ変位可能になっている。
さらに、突出部27には、前後方向に貫通する長円形状の円孔28が形成されている(図2参照)。
(操作リング)
図3に示すように、操作リング30は、ボディ前部4(大径部10,小径部11)の外周側を囲む円筒状部材である。このため、ボディ前部4が操作リング30に覆われ、小径部11内の逆転防止装置20に海水等が付着し難くなっている。なお、操作リング30の外周側には、ロータ101のスカート部104が配置されている。
操作リング30は、内周面が部分的にボディ前部4の外周面に当接し、ボディ前部4に対して周方向に摺動自在に組み付けられている。
図4に示すように、操作リング30の内周面において小径部11の第3切り欠き15cに対向する部位には、リティナ24の突出部27を収容するための凹み31と、円柱状を呈し突出部27の円孔28に挿入されて突出部27と周方向に係合する係合部32と、が形成されている。
このため、操作リング30とリティナ24とが同方向に回動するようなっている。つまり、操作リング30を回動操作することで、逆転防止装置20の逆転防止状態と逆転許可状態との切り替えを行うことができる。
図3に示すように、操作リング30の後端部の下側には、後方に延びてロータ101のスカート部104から露出する操作ツマミ33が形成されている。このため、釣者は、操作ツマミ33を把持して周方向に移動することで(図1の矢印A参照)、操作リング30を回動することができる。
(復帰衝接部)
図3に示すように、ベール反転機構の復帰衝接部40は、操作リング30の後端部の下側に設けられている。
ベール反転機構の復帰衝接部40は、ベール102(図1参照)が釣糸放出位置にある状態でロータ101が巻き取り方向に回転した場合、アーム103(図1参照)の内周側に設けられた復帰用当接部材(不図示)に接触し、ベール102を反転(釣糸巻取位置に復帰)させるための部材である。なお、図1に図示されるベール102は、釣糸巻取位置の状態である。
図5に示すように、復帰衝接部40は、円弧状を呈し復帰用当接部材(不図示)に接触する本体部41と、本体部41の内周面から径方向内側に延出し、ボディ前部4(大径部10)の取り付け孔17、18に差し込まれた第1脚部42、第2脚部43と、を備える。
なお、操作リング30には、第1脚部42を貫通させるための第1脚部用貫通孔34と、第2脚部43を貫通させるための切り欠き35と、が形成されている。
また、第1脚部用貫通孔34と切り欠き35とのそれぞれは、周方向に幅広に形成され、操作リング30の回動の際、第1脚部42、第2脚部43が干渉しないようになっている。
また、図3に示すように、復帰衝接部40の第1脚部42が第1脚部用貫通孔34を貫通しているため、操作リング30が第1脚部42に対して前後方向に係合し、操作リング30がボディ前部4から脱落しない。
そのほか、操作リング30の後端部の上側には、径方向に貫通する上部貫通孔36が形成されている。そして、上部貫通孔36内には、ボディ前部4の雌ねじ部19に螺合する抜け止め部材45が配置されている。
ここで、抜け止め部材45は、上部貫通孔36の内面に当接(摺動)している。このため、操作リング30が前後方向にがたつき難くなっている。
(回動位置保持具)
図3に示すように、回動位置保持具50は、操作リング30の内周面に形成され周方向に並ぶ2つの凹部38(図3において一つの凹部38のみ図示)に入り込み、操作リング30の周方向の位置を逆転防止状態又は逆転許可状態に保持するためのものである。
本実施形態の回動位置保持具50は、小径部11の外周側に形成された孔部11aに嵌合する筒状の筐体51と、筐体51内に収容された圧縮コイルばね52と、圧縮コイルばね53に前方に常時付勢されたピン53と、を備える。
そして、操作リング30が回動して逆転防止状態又は逆転許可状態にある場合、ピン53が操作リング30の2つの凹部38のうちいずれかに入り込み、操作リング30が回動を規制される。
図3に示すように、磁気シール機構60は、円筒状の永久磁石63と、リング状を対し永久磁石63の両端面側に配置された一対の磁性板64,64と、が一体に形成されたリング状の部品である。
磁気シール機構60は、小径部11の前端面に当接した状態で配置され、小径部11の前開口部11bを閉塞している。
なお、図2に示すように、磁気シール機構60(磁性板64)には、径方向外側に突出する一対のフランジ部61が形成されている。そして、フランジ部61が、小径部11のボルト固定部16に螺合するボルト(不図示)に締め付けられることで、磁気シール機構60が小径部11に固定されている。
図4に示すように、磁気シール機構60と駆動軸筒6との間に隙間Sが形成され、その隙間Sに磁性流体(不図示)が充填されている。
磁気シール機構60は、磁性流体を保持するため、永久磁石63によって隙間Sに磁気回路を形成している。このため、磁性流体の流出が抑制され、磁気シール機構60と駆動軸筒6との間(隙間S)のシール性が極めて高い。
前シール70及び後シール71は、環状のシール部材である。
前シール70は、磁気シール機構60に形成された周溝62に嵌め込まれ、磁気シール機構60と操作リング30との間をシールしている。
後シール71は、大径部10の周溝12に嵌め込まれ、大径部10と操作リング30との間をシールしている。
この前シール70、後シール71により、操作リング30と小径部11との間に海水等が浸入し難くなる。よって、第1切り欠き15a〜第3切り欠き15cを介して、小径部11内の逆転防止装置20に海水等が付着することが防止される。
以上、実施形態によれば、逆転防止装置20の外周側を囲む操作リング30が、逆転防止状態と逆転許可状態との切換えを行う操作部材を構成し、従来使用してきた切換えレバーが不要となる。
このため、従来、逆転防止装置20の外周側に形成されていた略C字状のデッドスペースが本実施形態の魚釣用スピニングリール100では形成されていない。
よって、ボディ前部4を覆うカバー部材(操作リング30)や、ロータ101のスカート部104を小径することができ、魚釣用スピニングリール100の小型化を図ることができる。
また、実施形態によれば、逆転防止装置20と操作リング30との係合部分(突出部27と係合部32)を、操作リング30が囲んでいるため、係合部分のみが小径部11から突出している、といった形状になっていない。つまり、係合部分のみに荷重が作用して破損する、ということを回避することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されない。
例えば、実施形態の操作リング30は、ロータ101のスカート部104に覆われているため、操作ツマミ33を形成することで、操作リング30を操作可能にしているが、操作リング30をスカート部104から露出するように構成してもよい。
このような変形例によれば、操作リング30に操作ツマミ33を形成する必要がない。よって、操作リング30の形状が簡易となり、製造工数の低減を図れる。
また、実施形態において、リティナ(切換制御部材)24と操作リング(筒状部材)30とを周方向に係合させるための構成として、リティナ24の方に円孔28が形成された突出部27を形成し、操作リング30の方に係合部32を形成しているが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、操作リング30の方に突出部27を形成し、リティナ24の方に係合部32を形成してもよい。
または、リティナ24(環状部25)の外周面に径方向内側に窪む凹部を形成し、操作リング30の内周面に凹部に入り込む凸部を形成してもよい。このような変形例によっても、操作リング30が回動すると、凸部が凹部の内面を周方向に押圧し、リティナ24を回動させることができる。
また、実施形態の操作リング30は、前後(軸線O)方向に長く、小径部11の外周側を覆う形状となっているが、本発明はこれに限定されない。つまり、本発明の筒状部材(操作リング30)は、突出部27に係合できればよいため、前後(軸線O)方向に短く形成されていてもよい。
そのほか、本発明は、魚釣用スピニングリール以外の魚釣用リールに適用してもよい。
100 魚釣用スピニングリール(魚釣用リール)
1 リール本体
2 ボディ
4 ボディ前部
6 駆動軸筒(駆動軸)
7 スプール軸
10 大径部
11 小径部
20 逆転防止装置
21 内輪
22 外輪
23 ローラ
24 リティナ(切換制御部材)
25 環状部
26 延出部
27 突出部
28 円孔
30 操作リング(筒状部材)
32 係合部
33 操作ツマミ
40 復帰衝接部
50 回動位置保持具
60 磁気シール機構
70 前シール
71 後シール

Claims (3)

  1. リール本体と、
    前記リール本体の前側に位置し、ハンドル操作により回転する駆動軸が貫通する筒状のボディ前部と、
    前記ボディ前部と前記駆動軸との間に介設された逆転防止装置と、
    前記ボディ前部に回動自在に支持され、前記逆転防止装置の外周側に配置された円筒状部材で構成される操作リングと、
    前記駆動軸に取付けられて回転可能に設けられ、スカート部を備えたロータと、
    を備える魚釣用リールであって、
    前記操作リングは、前記スカート部の内側に配置されるとともに、
    前記操作リングの少なくても一部は、操作可能なように前記スカート部から露出しており、
    前記逆転防止装置の切換制御部材と前記操作リングとが係合し、前記スカート部から露出した前記操作リングの少なくても一部の回動操作により前記駆動軸の逆転防止状態又は逆転許可状態に切り換わることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記筒状部材の内周側には、シールが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. リール本体と、
    ハンドル操作により回転する駆動軸と、
    前記リール本体と前記駆動軸との間に介設された逆転防止装置と、
    前記リール本体に回動自在に支持され、前記逆転防止装置の外周側に配置された筒状の筒状部材と、
    を備える魚釣用リールであって、
    前記逆転防止装置の切換制御部材と前記筒状部材とが係合し、前記筒状部材の回動操作により前記駆動軸の逆転防止状態又は逆転許可状態に切り換わるようになっており、
    前記逆転防止装置は、前記リール本体における筒状のボディ前部内に配置され、
    前記ボディ前部の前開口部には、磁気シール機構が設けられ、
    前記シール機構は、前記駆動軸筒との隙間をシールしていることを特徴とする魚釣用リール。
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