JP2004298060A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は魚釣用リールに関し、ハンドルの逆転防止装置のON状態とOFF状態の切換えを、リール本体を握持している手の指で迅速,容易に行うことのできる魚釣用リールを提供することを目的とする。
【解決手段】リール本体に装着したハンドルの逆転防止装置と、当該逆転防止装置を逆転防止状態と逆転可能状態とに切り換える切換え部材を備えた魚釣用リールに於て、上記切換え部材を、リール本体を握持する手の指でリール本体の前後方向または上下方向へ操作可能にリール本体に装着すると共に、当該切換え部材を付勢バネで一方向にバネ付勢して逆転防止装置を当該付勢バネのバネ力で常時逆転防止状態に付勢保持し、バネ力に抗する切換え部材の操作で、逆転防止装置を逆転防止状態から逆転可能状態に切換え可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リール本体に装着したハンドルの逆転防止装置を備えた魚釣用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
釣糸の巻取り操作時に於けるハンドルの逆転防止を図る目的で、従来、魚釣用リールには、駆動軸(ハンドル軸)に装着した爪車に係止爪を係止させて駆動軸の逆転防止を図る逆転防止装置や、転がり式一方向クラッチの楔作用を利用して駆動軸の逆転防止を図る逆転防止装置が組み込まれている。
【0003】
そして、釣竿のガイド部への糸通しやキャスト前の仕掛け垂らし量の修正作業、或いは仕掛けの巻き込み過ぎを修正(釣竿の曲がりを元の状態に戻す)する場合、クラッチ機構をON状態(動力伝達状態)にしたまま、逆転防止装置をON状態(逆転防止状態)からOFF状態(逆転可能状態)に切り換え、スプールやハンドルを逆回転させて釣糸を所定量繰り出して対応することが多い。
【0004】
而して、このように逆転防止装置をOFF状態にして所定の作業を行った後に、逆転防止装置を直ちにON状態に復帰させることができるように、下記の特許文献1には、リール本体に逆転防止装置の切換え部材を設け、当該切換え部材の押圧操作時にのみ逆転防止装置がON状態からOFF状態に切り換わるように構成された魚釣用リールが開示されている。
【0005】
この従来例は、ハンドル側の側板に押釦をハンドル軸に沿って挿着したもので、押釦はその操作部が側板から外方に突出するようにバネ付勢されて抜止め保持されており、バネ力に抗して押釦を指で押し込むと、逆転防止装置がON状態からOFF状態に切り換わり、押釦から指を離すと、バネの復元力で押釦が元の位置に戻されて逆転防止装置がOFF状態からON状態に自動復帰するようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−191847号公報(段落番号「0088」〜「0095」、図11)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記従来例は、押釦がハンドル側の側板に取り付き、而も、その押圧方向がリール本体を握持する手の握持方向と異なるため、押釦をリール本体を握持する手の指で操作することができず、他方の手の指で押釦を押圧操作して逆転防止装置を切り換えることになり、両手が塞がってしまう。
【0008】
このため、釣竿のガイド部への糸通しやキャスト前の仕掛け垂らし量の修正,仕掛けの巻き込み過ぎの修正作業を、確実に且つ迅速,容易に行うことができない欠点があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如き逆転防止装置のON状態とOFF状態の切換えを、リール本体を握持している手の指で迅速,容易に行うことのできる魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に装着したハンドルの逆転防止装置と、当該逆転防止装置を逆転防止状態と逆転可能状態とに切り換える切換え部材を備えた魚釣用リールに於て、上記切換え部材を、リール本体を握持する手の指でリール本体の前後方向または上下方向へ操作可能にリール本体に装着すると共に、当該切換え部材を付勢バネで一方向にバネ付勢して逆転防止装置を当該付勢バネのバネ力で常時逆転防止状態に付勢保持し、バネ力に抗する切換え部材の操作で、逆転防止装置を逆転防止状態から逆転可能状態に切換え可能としたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の魚釣用リールに於て、切換え部材は、リール本体を握持する手の親指で押圧操作可能であることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の魚釣用リールに於て、切換え部材は、リール本体の側板に装着したハンドルのハンドル軸に基部が回動可能に装着され、当該基部にハンドル軸の径方向外方に突出する操作部が突設されていることを特徴とする。
【0011】
そして、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リールに於て、逆転防止装置は転がり式一方向クラッチで構成され、当該転がり式一方向クラッチの転がり部材の楔係合状態を制御する制御部材に、切換え部材が一体的に設けられていることを特徴としている。
【0012】
(作用)
各請求項に係る発明によれば、リール本体を握持する手の指で切換え部材を付勢バネのバネ力に抗してリール本体の前後方向または上下方向へ操作すれば、逆転防止装置が逆転防止状態から逆転可能状態に切り換わり、切換え部材から指を離せば、付勢バネの復元力で逆転防止装置が逆転可能状態から逆転防止状態に瞬時に復帰する。
【0013】
そして、請求項2に係る発明によれば、リール本体を握持する手の親指で切換え部材を押圧操作すれば、逆転防止装置が逆転防止状態から逆転可能状態に切り換わることとなる。
また、請求項4に係る発明によれば、転がり式一方向クラッチを用いたことで、切換え部材から指を離なせば逆転防止装置が直ぐに逆転遊度の少ない逆転防止状態に復帰する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1乃至請求項4に係る魚釣用リールの一実施形態を示し、図1に於て、1,3はフレーム5の左右に取り付く側板で、両側板1,3とフレーム5とによってリール本体7が構成され、両側板1,3間にスプール軸9を介してスプール11が回転可能に支持されている。
【0015】
そして、側板3側に突出するスプール軸9には、当該スプール軸9に設けたクラッチ部に係脱可能なピニオン13が回転可能且つその軸方向へスライド可能に取り付けられており、従来と同様、スプール11後方の側板1,3間に装着したクラッチレバー15の操作でこれらのクラッチ係合を係脱させると、スプール11がスプールフリー状態(クラッチOFF)と釣糸巻取り状態(クラッチON)とに切り換わるようになっている。
【0016】
また、図1に於て、17はハンドル、19は当該ハンドル17が連結された駆動軸(ハンドル軸)で、駆動軸19の挿入先端部は軸受部材21を介してフレーム5に回転可能に取り付けられている。そして、その挿入先端側にクラッチ復帰ギヤ23が取り付けられており、ハンドル17の操作によっても、スプール11がスプールフリー状態から釣糸巻取り状態に切り換わるように構成されている。
【0017】
更にまた、駆動軸19には、ピニオン13に噛合するドライブギヤ25が回転可能に取り付けられている。そして、ドライブギヤ25と駆動軸19は、従来周知のドラグ装置で摩擦結合されており、ハンドル17の回転力が、当該ドラグ装置を介してドライブギヤ25,ピニオン13からスプール軸9に伝達されてスプール11が回転し、クラッチレバー15によるクラッチOFFの操作で、スプール軸9へのハンドル17の回転力が遮断されるようになっている。
【0018】
そして、ドラグ装置のドラグ力の調節は、駆動軸19に装着したスタードラグ27で行うようになっている。
而して、本実施形態に係る魚釣用リール29も、釣糸繰出し時に於けるハンドル17(駆動軸19)の逆転防止を図る逆転防止装置31が側板3内に装着されている。
【0019】
図2は逆転防止装置31の要部拡大断面図、図3は図2のII−II線断面図を示し、図中、33は駆動軸19と軸芯を同じくしてハンドル17方向へ突出する筒状の支持部で、当該支持部33は側板3に一体成形され、その内部に逆転防止装置31を構成する転がり式一方向クラッチ(以下、「一方向クラッチ」という)35が収納されている。
【0020】
図2及び図3に示すように一方向クラッチ35は、支持部33の内周に交互に形成された複数の係合凸部37と係合凹部39とに係合して当該支持部33内に相対回転不能に装着された外輪41と、断面非円形状の駆動軸19に回止め嵌合された内輪43と、周方向へ複数個のコロ(転がり部材)45を等間隔に保持する保持器47と、各コロ45を後述する楔領域に付勢する複数のリーフスプリング48とで構成されている。
【0021】
そして、内輪43の外周が円形周面とされているのに対し、外輪41の内周には、非楔領域49としての深溝と楔領域51としての浅溝とが周方向へ連続して形成された凹部53が、前記係合凹部39に対応して設けられており、後述するように楔領域51と内輪43との間にコロ45が食い込むと、一方向クラッチ35は内輪43(駆動軸19)の逆転を阻止する逆転防止状態となり、また、非楔領域49にコロ45が移動すると、内輪43が正逆両方向に回転可能となる逆転可能状態に切り換わるようになっている。
【0022】
而して、前記保持器47は円盤状の本体部55と、当該本体部55から軸方向前方へ等間隔に突設された複数の突出部57とで構成されており、その中央に設けられた挿通孔59に内輪43が挿通している。そして、各突出部57間に形成された収容部61に、夫々、コロ45が保持器47の周方向へ若干の移動スペースを開けて収容されると共に、当該コロ45を常時楔領域51方向(図3中、矢印A方向)へ付勢するリーフスプリング48が各収納部61に装着されている。
【0023】
そして、図2に示すように保持器47の一側(スプール11側)に設けた係合部63に、円盤状に成形された作動プレート(制御部材)65が駆動軸19を中心に一体的に係合し、また、図2及び図3に示すように当該作動プレート65には、支持部33に設けた切欠き67を挿通してその径方向外方に突出する突片69が形成されており、当該突片69に切換え部材71の基部73が連結されている。
【0024】
図2乃至図6に示すように切換え部材71は、駆動軸19を回動中心として支持部33の外周に回動操作可能に取り付く平面視円形形状の基部73と、当該基部73から魚釣用リール29の上方へ突出するレバー形状の操作部75とで構成されており、図5及び図6に示すように操作部75は、釣人が魚釣用リール29を握持した反ハンドル側の手Hの親指Sによって魚釣用リール29の前方向(図5中、矢印B方向)へ操作可能に配置されている。そして、図3に示すように基部73に設けた連結用凹部77内のピン79に前記突片69が連結されている。
【0025】
また、図2及び図3に示すように基部73のスプール側側部81は平面視C字状に成形されている。そして、当該スプール側側部81は、支持部33側に設けられた平面視C字状の案内溝83に抜止め保持されて基部73の脱落防止が図られると共に、案内溝83の隔壁85にスプール側側部81の一端部87が当接して、付勢バネ89による切換え部材71の矢印C方向への回転が規制されている。
【0026】
上記付勢バネ89は、隔壁85とスプール側側部81の他端部91との間の案内溝83に収納されており、当該付勢バネ89のバネ力が基部71,突片69,作動プレート65から保持器47に伝達されて、当該保持器47が矢印C方向へ付勢され回転する。
このため、リーフスプリング48のバネ力で楔領域51と内輪43との間にコロ45が食い込んで、一方向クラッチ35は逆転防止状態となる。
【0027】
そして、図5の二点鎖線で示すように釣人が魚釣用リール29を握持した反ハンドル側の手Hの親指Sで操作部75を矢印B方向(魚釣用リール29の前方向)へ操作すると、その操作力が基部71,突片69,作動プレート65から保持器47に伝達されて、図4に示すように保持器47が付勢バネ89のバネ力に抗して同方向に回転するため、保持器47の突出部57がコロ45を楔領域51から非楔領域49へ移動させて一方向クラッチ35が逆転可能状態に切り換わるようになっている。
【0028】
従って、操作部75を矢印B方向へ操作する際に、親指Sには付勢バネ89の付勢力が作用し、このため、釣人は操作部75を矢印B方向へ押圧操作することとなる。
【0029】
そして、操作部75から親指Sを離すと、付勢バネ89の復元力で切換え部材71が図5の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に戻り、これと同時に保持器47が図4の状態から図3の状態に戻って一方向クラッチ35が瞬時に逆転防止状態に復帰するようになっている。
その他、図2に於て、93は一方向クラッチ35の脱落防止用のワッシャ、そして、図6中、95は魚釣用リール29を装着した釣竿、Fは魚釣用リール29を握持する手Hの人差し指を示す。
【0030】
本実施形態はこのように構成されているから、切換え部材71が図5の実線で示す非作動状態にあるとき、付勢バネ89のバネ力で楔領域51と内輪43との間にコロ45が食い込んで、一方向クラッチ35は常時逆転防止状態にある。
従って、この状態で釣りをすれば、逆転防止装置31(一方向クラッチ35)によって釣糸の巻取り操作時に於けるハンドル17の逆転防止が図られる。
【0031】
そして、釣竿のガイド部への糸通しやキャスト前の仕掛け垂らし量の修正作業、或いは仕掛けの巻き込み過ぎを修正する場合、スプール11を釣糸巻取り状態(クラッチON)にしたまま、図5に示すように魚釣用リール29を握持した反ハンドル側の手Hの親指Sで切換え部材71の操作部75を矢印B方向(魚釣用リール29の前方向)へ押圧操作すると、その操作力が基部71,突片69,作動プレート65から保持器47に伝達されて、図4の如く保持器47が付勢バネ89のバネ力に抗して同方向に回転し、保持器47の突出部57がコロ45を楔領域51から非楔領域49へ移動させて一方向クラッチ35が逆転可能状態に切り換わり、スプール11やハンドル17を逆回転させて釣糸を所定量繰り出して対応することができる。
【0032】
而して、所定の作業を行った後に、操作部75から親指Sを離せば、付勢バネ89の復元力で切換え部材71が図5の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に戻り、これと同時に保持器47が図4の状態から図3の状態に戻って一方向クラッチ35が瞬時に逆転防止状態に復帰し、逆転防止装置31によって釣糸の巻取り操作時に於けるハンドル17の逆転防止が図られることとなる。
【0033】
このように本実施形態は、バネ力に抗して押圧操作したときのみ逆転防止装置31を逆転防止状態から逆転可能状態に切り換えることのできる切換え部材71を、魚釣用リール29を握持した反ハンドル側の手Hの親指Sで容易に操作できるように設けたので、釣竿のガイド部への糸通しやキャスト前の仕掛け垂らし量の修正作業、或いは仕掛けの巻き込み過ぎの修正等の作業を行うに当たり、反ハンドル側の手Hで魚釣用リール29の保持及び逆転防止装置31の切換え操作を行い乍ら、他方の手で仕掛けを持って釣糸を引き出したりハンドル17を逆回転操作する等の作業を、確実,迅速且つ無理なく行うことが可能となった。
【0034】
而も、本実施形態は切換え部材71を駆動軸19上に設けたため、駆動軸19上の側板外側部に於けるスペースの有効活用を図って無理なく切換え部材71を装着することができると共に、転がり式の一方向クラッチ35を用いたことで、切換え部材71から親指Sを離なせば直ぐに逆転遊度の少ない逆転防止状態に復帰できるため、魚釣用リール29を握持した状態のままで、次の釣り動作(キャスティング操作,合わせ操作,巻取り操作等)に確実,迅速且つ容易に移行できる利点を有する。
【0035】
尚、上記実施形態は、図5及び図6に示すように切換え部材71のレバー形状の操作部75を魚釣用リール29の上方へ突出させて、当該操作部75を、反ハンドル側の手Hの親指Sで魚釣用リール29の前方向(図5中、矢印B方向)へ押圧操作可能としたが、図7及び図8に示す請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態の如く、切換え部材71のレバー形状の操作部75を魚釣用リール29の下方へ突出させて、魚釣用リール29−1を握持する反ハンドル側の手Hの人差し指Fで、操作部75を魚釣用リール29−1の後方向(図7中、矢印方向)へ押圧操作可能としてもよく、斯かる実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0036】
また、図示しないが魚釣用リールを握持する反ハンドル側の手の親指や人差し指で、操作部を魚釣用リールの上下方向へ操作可能に切換え部材をリール本体に装着してもよい。
更にまた、上述した各実施形態は本発明を両軸受リールに適用したものであるが、本発明を片軸受リールに適用できることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように各請求項に係る発明は、付勢バネのバネ力に抗して操作したときのみ逆転防止装置を逆転防止状態から逆転可能状態に切り換えることのできる切換え部材を、魚釣用リールを握持する手の指でその前後方向または上下方向へ容易に操作可能に設けたので、釣竿のガイド部への糸通しやキャスト前の仕掛け垂らし量の修正作業、或いは仕掛けの巻き込み過ぎの修正等の作業を行うに当たり、一方の手で魚釣用リールの保持及び逆転防止装置の切換え操作を行い乍ら、他方の手で仕掛けを持って釣糸を引き出したりハンドルを逆回転操作する等の作業を、確実,迅速且つ無理なく行うことが可能となった。
【0038】
そして、請求項3によれば、駆動軸上の側板外側部に於けるスペースの有効活用を図って無理なく切換え部材を装着することができ、また、請求項4に係る発明によれば、転がり式の一方向クラッチを用いたことで、切換え部材から指を離なせば直ぐに逆転遊度の少ない逆転防止状態に復帰できるため、魚釣用リールを握持した状態のままで、次の釣り動作(キャスティング操作,合わせ操作,巻取り操作等)に確実,迅速且つ容易に移行できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る魚釣用リールの要部切欠き平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの要部拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】逆転可能状態にある逆転防止装置の断面図である。
【図5】図1に示す魚釣用リールの要部切欠き側面図である。
【図6】図1に示す魚釣用リールの正面図である。
【図7】請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係る魚釣用リールの要部切欠き側面図である。
【図8】図7に示す魚釣用リールの正面図である。
【符号の説明】
1,3 側板
7 リール本体
9 スプール軸9
11 スプール
15 クラッチレバー
17 ハンドル
19 駆動軸
29,29−1 魚釣用リール
31 逆転防止装置
33 支持部
35 一方向クラッチ
41 外輪
43 内輪
45 コロ
47 保持器
48 リーフスプリング
49 非楔領域
51 楔領域
61 収容部
65 作動プレート
69 突片
71 切換え部材
73 基部
75 操作部
89 付勢バネ
H 反ハンドル側の手
S 親指
F 人差し指

Claims (4)

  1. リール本体に装着したハンドルの逆転防止装置と、当該逆転防止装置を逆転防止状態と逆転可能状態とに切り換える切換え部材を備えた魚釣用リールに於て、
    上記切換え部材を、リール本体を握持する手の指でリール本体の前後方向または上下方向へ操作可能にリール本体に装着すると共に、当該切換え部材を付勢バネで一方向にバネ付勢して逆転防止装置を当該付勢バネのバネ力で常時逆転防止状態に付勢保持し、バネ力に抗する切換え部材の操作で、逆転防止装置を逆転防止状態から逆転可能状態に切換え可能としたことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 切換え部材は、リール本体を握持する手の親指で押圧操作可能であることを特徴とする請求項1記載の魚釣用リール。
  3. 切換え部材は、リール本体の側板に装着したハンドルの駆動軸に基部が回動可能に装着され、当該基部に駆動軸の径方向外方に突出する操作部が突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の魚釣用リール。
  4. 逆転防止装置は転がり式一方向クラッチで構成され、当該転がり式一方向クラッチの転がり部材の楔係合状態を制御する制御部材に、切換え部材が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
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