JP6166672B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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本発明は、魚釣用スピニングリールに関するものである。
一般的に、魚釣用スピニングリールは、リール本体の前方に回転可能に設けられたロータと、このロータの回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられ、ロータを介して釣糸が巻回されるスプールとを有して構成される。
ところで、魚釣用スピニングリールは、釣糸の放出または巻き取りの一連の操作の中で、釣糸の巻き付け状態が崩れて釣糸が解れたり、張力変化、風の影響等による糸ふけ現象により釣糸の巻き付け位置が後方へずれたりすることがある。この場合、例えば、解れた釣糸がロータの内側等に侵入して、ロータの内側に配置される部材等に釣糸が食い込んだり絡み付いたりする現象が発生するおそれがあった。
このような現象が生じると魚釣操作性が損なわれてしまう。
一方、魚釣用スピニングリールの軽量化を図る目的で、ロータのアーム部や筒部に開口を形成したものが知られている(特許文献1,2参照)。
特許第4939573号公報 特開2012−29650号公報
特許文献1,2に記載された魚釣用スピニングリールでは、ロータの軽量化を図ることが可能であるが、開口が大きく形成されることによりリール本体の前部とロータとの間の隙間が広がる傾向にある。このため、前記隙間を通じた釣糸の侵入によりロータの内側に配置される部材等に釣糸が食い込んだり絡み付いたりする現象(以下、「糸落ち現象」ということがある)の発生リスクが高まるおそれがある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、ロータの内側に配置される部材等に釣糸が食い込んだり絡み付いたりする現象を防止することができる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体と、前記リール本体に設けられたハンドルの回転操作に連動回転するロータとを備え、前記ロータのアーム部に設けた釣糸案内部を介して、スプールに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、前記ロータの内側において前記リール本体の前部に設けられ、前記ロータの内側に配置される部材を収容する有底筒状の保護カバーと、前記保護カバーの底部の前部に取り付けられる板状部材と、を備え、前記板状部材は、前記底部の外縁部よりも径方向外側に突出する釣糸係止部を備えており、前記板状部材は、防水機構の一部を構成しており、前記防水機構は、前記保護カバーと前記ロータの駆動軸との間に形成される開口部をシールすることを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、魚釣操作中に、釣糸がリール本体の前部とロータとの間に侵入しても、釣糸係止部により保護カバーの前部周りに釣糸を係止することができ、釣糸係止部よりも前方へ釣糸が移動するのを規制することができる。
また、開口部の密封性が防水機構によって確保される。
また、本発明は、「前記底部の前部には凹部が設けられており、前記板状部材には前記凹部に嵌め入れられる嵌合部を有している」ことを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、凹部に対する嵌合部の嵌合を利用して底部の前部に板状部材を取り付けることができる。
また、本発明は、「前記底部の前部には位置決め部が設けられており、前記板状部材は、前記位置決め部に位置決めされて前記底部の前部に取り付けられる」ことを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、位置決め部を利用して前記底部の前部に板状部材を位置決めすることができる。
また、本発明は、「前記防水機構は、前記板状部材と前記ロータの駆動軸との間に磁気回路を形成し、この間に磁性流体を保持することにより前記開口部をシールする磁気シール機構である」ことを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、磁気シール機構によりロータの駆動軸の回転性能を低下させることなく、防水、防塵を図ることができる。
したがって、
また、本発明は、「前記保護カバーは、前記リール本体と別体に設けられており、前記リール本体の前部に装着される」ことを特徴とする。
この魚釣用スピニングリールによれば、保護カバーをリール本体の前部に装着することで、ロータの内側に配置される部材を保護カバーで収容することができ、保護カバーに板状部材を取り付けることで、リール本体に釣糸係止部を簡単に設けることができる。
本発明によれば、釣糸係止部により保護カバーの前部周りに釣糸を係止することができ、釣糸係止部よりも前方へ釣糸が移動するのを規制することができるので、ロータ内側に配置される部材等に釣糸が食い込んだり絡み付いたりする現象を防止することができる。これにより、魚釣操作性に優れた魚釣用スピニングリールが得られる。
また、保護カバーに板状部材を取り付けることによって、リール本体に釣糸係止部を簡単に設けることができる。
また、凹部に対する嵌合部の嵌合を利用して底部の前部に板状部材を取り付けることができるので、組み付けが簡単であり生産性が向上する。
また、位置決め部を利用して底部の前部に板状部材を位置決めすることができるので、煩雑な位置合わせを行う必要がなく、作業性よく板状部材を取り付けることができる。
また、位置決め部を利用して底部の前部に板状部材を精度よく組み付けることができるので、ロータ内側の狭いスペースにおいて、ロータの内面と釣糸係止部とのクリアランスの確保が容易である。
また、開口部の密封性が防水機構によって確保されるので、ロータと保護カバーとの間に水分が入り込んでもリール本体内に水分が浸入することがなく、リール本体を好適に防水することができる。
また、糸落ち現象を防止する機能と防水機能との2つの機能を、板状部材に併せ持たせることができ、構成部品の共通化を図りつつ全体の構成を簡素化することができる。これにより、部品数を少なくしてコストを低減することができる。
また、磁気シール機構によりロータの駆動軸の回転性能を低下させることなく、防水、防塵を図ることができるので、駆動軸を支持するボールベアリングに海水、砂、異物等が付着するのを防止することができる。したがって、錆びや塩分等に起因する回転性能の悪化を未然に防止できる。
保護カバーをリール本体の前部に装着することで、ロータの内側に配置される部材を保護カバーで収容することができ、保護カバーに板状部材を取り付けることで、リール本体に釣糸係止部を簡単に設けることができるので、コストの低減が可能であるとともに生産性が向上する。
本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体構成を示す図である。 (a)はロータの側面図、(b)は図2(a)のA−A線に沿う模式断面図である。 前方斜め上方から見たリール本体の要部を示す斜視図である。 リール本体から保護カバーと板状部材とを外した分解斜視図である。 図1の魚釣用スピニングリールの要部拡大断面図である。 図5の断面を磁気シール機構のボルトを通る断面で示す要部拡大断面図である。 保護カバーとロータとの間に釣糸が入り込むときの様子を示す説明図である。 前面の平らな保護カバーへの取り付け例を示す分解斜視図である。 シール部材の組み付け例を示す図であり、(a)は分解断面図、(b)は組み付けた状態を示す断面図である。 (a)〜(h)は板状部材のその他の変形例を示す斜視図である。 板状部材の変形例を示す要部断面図である。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照して説明する。各実施形態において、同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において、「前後」「上下」を言うときは、図1に示した方向を基準とする。
(第1実施形態)
図1に示すように、主として、魚釣用スピニングリールは、図示しない釣竿に装着するための脚部1Aが形成されたリール本体1(例えば、金属から形成される)と、リール本体1の前方に回転可能に設けられたロータ3と、このロータ3の回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられたスプール4とを有して構成される。
リール本体1は、側部開口が蓋部材1Bで閉塞されている。リール本体1の前部には、筒状の保護カバー20(図3参照)が装着されている。保護カバー20は、ロータ3の内側に位置している。
リール本体1には、図示しない軸受を介してハンドル軸2が回転可能に支持されている。ハンドル軸2の図示しない突出端部には、巻き取り操作されるハンドル5が取り付けられている。ハンドル軸2には、図示しない軸筒が回り止め固定されている。この軸筒には、ロータ3を巻き取り駆動するための内歯が形成されたドライブギヤ6が一体的に形成されている。このドライブギヤ6は、ハンドル軸2と直交する方向に延出するとともに内部に軸方向に延出する空洞部を有する回転軸筒(駆動軸)8のピニオンギヤ8aに噛合している。
回転軸筒8は、ピニオンギヤ8aの前側と後側において、軸受(ボールベアリング)12a、12bを介してリール本体1に回転可能に支持されている。また、回転軸筒8はスプール4側に向けて延出しており、その先端部にロータ3がロータナット3aによって取り付けられている。
ピニオンギヤ8aの前側の軸受12aは、その後端がピニオンギヤ8aの前端、およびリール本体1の前部中央に形成された凹所の支持部1bに突き当てられて保持されている。また、軸受12aは、前端が転がり式一方向クラッチ10の内輪13によって軸方向で抜け止めされている。
一方、ピニオンギヤ8aの後側の軸受12bは、ピニオンギヤ8aの後端とリール本体1に形成された支持部1fとに挟持されることにより固定されている。
一方向クラッチ10は、ハンドル5(ロータ3)の釣糸放出方向への逆回転を防止する公知の逆転防止機構(ストッパ)を構成している。
一方向クラッチ10は、リール本体1の下部に設けられた切換部材11に連動しており、切換部材11を回動操作することで、一方向クラッチ10が作動状態と非作動状態とに切り換えられるように構成されている。この場合、切換部材11を作動状態に切り換えることで、ハンドル5(ロータ3)の逆転方向の回転(釣糸放出方向の回転)が防止される。
このような一方向クラッチ10は、保護カバー20によってその外周が包囲されて保護されている。
回転軸筒8の内部には、空洞部が形成されており、この空洞部には、摺動可能なクリアランスを有してスプール軸9が挿通支持されている。スプール軸9の後端には、スプール4(スプール軸9)を前後往復動させるための公知のスプール往復動装置15が係合している。
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、ハンドル5により巻き取り操作を行うと、ロータ3が巻き取り駆動機構を介して回転駆動されるとともに、スプール4がスプール往復動装置15を介して前後往復動される。これにより、釣糸は、ロータ3の釣糸案内部35(図2(a)参照)を介してスプール4の巻回胴部4aに均等に巻回される。
ロータ3は、図2(a)に示すように、略円筒状に形成された筒部31を備えており、その外周には、略180°間隔おいて一対のアーム部32が形成されている。各アーム部32は、筒部31の後部(リール本体1側)から径方向外方に突き出した連結部32aを介して筒部31に一体形成されており、連結部32aから軸方向に延出している。これにより、筒部31と各アーム部32との間には隙間S1が形成されている。隙間S1には、スプール4のスカート部4c(図1参照)が配置される(図6参照)。
図2(a)に示すように、一対のアーム部32の先端には、支持部材33がそれぞれ支持されている。支持部材33は、公知のように、支軸34を中心として釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で回動可能である。一方の支持部材33の先端部には、釣糸案内部(ラインローラ)35が設けられている。また、両支持部材33の間には、ベール38が設けられている。ベール38は、支持部材33が釣糸放出位置から釣糸巻き取り位置へ反転した際、釣糸をピックアップして釣糸案内部35へ案内する。なお、ベール38を備えていない構成(ベールレスタイプ)であってもよい。
なお、一対のアーム部32のうち、一方のアーム部32の内部には、支持部材33を釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で反転させて振り分け保持する反転保持機構(図示せず)が配設されている。また、一対のアーム部32間には、補強部材37が設けられている。
補強部材37は、一対のアーム部32間に架設されており、一方のアーム部32の側部から他方のアーム部32の側部に向けて後方に向けて湾曲するアーチ状(略∪字状、リール本体1に向けて湾曲凸状)に形成されている。なお、補強部材37は、アーム部32を挟んで両側に設けておくことが好ましい。両側に設けられた補強部材37は、好ましくは略同一の形状とされ、図2(b)に示すように、アーム部32の側部の前部(支持部材33が設けられる部分、図2(a)参照)から後方に向かって延出し、後方側に移行するにつれて、相互に離間する形状となっている。すなわち、両アーム部32が対向する方向の側面視において、略ハの字型となる形状(後方へ向けて広がる形状)とされている。
このような補強部材37は、図5に示すように、その後端部37aがリール本体1の基端部1cの斜め前方において、基端部1c等に接触することのない隙間S2を空けて配置されている。これにより、ロータ3の好適な回転が確保されている。
図2(a)に示すように、補強部材37に対向している筒部31の周壁面31aには、軽量化を目的として一対の切欠部36が設けられている。切欠部36は、一対のアーム部32が形成される位置に対して周方向に略90°ずれた位置にそれぞれ形成されている。
切欠部36は、前縁部301と、前縁部301に連続する側縁部302,302と、を備える。前縁部301は、側面視で略直線状を呈し、側縁部302,302は、連結部32aに向けて広がる傾斜状とされている。
保護カバー20は、リール本体1と別体に設けられており、前記したようにリール本体1の前部に装着される。保護カバー20は、有底円筒状(キャップ状とされた環状カバー体)に形成されている。保護カバー20は、図3に示すように、胴部21と、底部を形成する蓋部22とを有しており、樹脂材等によりこれらが一体に形成されてなる。なお、保護カバー20にはメッキ処理が施されており、ねじ39(図3,図4参照)により、リール本体1の前部に対して取り付け取り外し可能に設けられている。
胴部21は、円筒状を呈しており、図5に示すように、リール本体1の前部をスプール軸9周りに囲繞して一方向クラッチ10等を保護する役割をなす。胴部21の内側には、同心円筒状に内側周壁部24が形成されている。内側周壁部24は、蓋部22の内縁部22aから後方に延設されており、一方向クラッチ10の前部側を囲繞している。内側周壁部24の後端は、リール本体1の前部に設けられた円筒端1dに突き合わされている。
なお、胴部21の後端部21bは、リール本体1の前部の基端に形成された段差部1aにシール材1eを介して接合される。
蓋部22は、図4に示すように、前面側から見て環状を呈しており、中心部に円形の開口部201を有している。蓋部22の前面(保護カバー20の前面)には、保護カバー20の中心を挟んで点対称となる位置に凹部202が形成されている。凹部202は、前面側から見て蓋部22の外周縁部203から内周縁部204に向けて広がる略台形状とされている。各凹部202内には、固定用のねじ39が挿通されるねじ孔205がそれぞれ形成されている。
蓋部22の前部には、一定の厚みを有する板状部材40が取り付けられる。板状部材40は、内側環状部41と、内側環状部41の外側に同心円状に設けられる外側環状部42と、内側環状部41と外側環状部42とを連結する連結部43とを備える。内側環状部41と外側環状部42との間には、同心円状にスリット45,45が形成されている。
内側環状部41は、蓋部22の開口部201を塞ぐようにして開口部201の内側に配置される。内側環状部41の開口46には、一方向クラッチ10の内輪13が挿通される(図5参照)。
外側環状部42は、連結部43,43に連続して設けられており、保護カバー20の外周縁部203よりも径方向外側に突出している。外側環状部42は、保護カバー20の前部周りに周方向に連続して形成されており、対向するロータ3の内面(筒部31の内面)に非接触状態に配置されて、後記するように侵入した釣糸Lが係止される壁を構成している。ここで、外側環状部42は、特許請求の範囲における「釣糸係止部」に相当する。
連結部43,43は、蓋部22の凹部202,202に対応する位置に設けられており、凹部102,202の形状に対応する形状を有している。連結部43,43は、凹部202,202に嵌り込む嵌合部として機能する。凹部202,202内に連結部43,43が嵌り込んだ状態で、蓋部22の前面22bと連結部43,43の前面とは、略面一となる。つまり、蓋部22の前部において板状部材40は、蓋部22に埋設されるように取り付けられる。
連結部43,43には、ねじ孔44,44がそれぞれ形成されている。ねじ孔44,44には、ねじ39,39がそれぞれ挿通される。
このような板状部材40は、保護カバー20をリール本体1に取り付ける際に、保護カバー20とともにリール本体1の前部に取り付けられる。取り付けに際しては、ねじ39,39を板状部材40のねじ孔44,44および保護カバー20のねじ孔205,205にそれぞれ挿通し、リール本体1の前部の円筒端1dに設けられた固定穴1g,1g(図4では一方のみ図示)に螺合する。この螺合によって、板状部材40および保護カバー20がリール本体1の前部に一体的に取り付けられる(図3参照)。
取り付けられた状態で、図3に示すように、蓋部22の凹部202,202に連結部43,43が嵌り込むとともに、蓋部22の開口部201に内側環状部41が嵌り込んで、蓋部22の前部に板状部材40が位置決めされる。つまり、凹部202および開口部201が板状部材40の位置決め部として機能する。
また、位置決めされた状態で、外側環状部42が外周縁部203から径方向外側に突出し、蓋部22の前端周りに釣糸係止部として機能する壁が形成される。
なお、図3に示すように、スリット45,45に対して蓋部22の前端部22c,22aがそれぞれ嵌り込み、このスリット45と前端部22cとの嵌め合いによっても、板状部材40が位置決めされることとなる。つまり、前端部22cも位置決め部として機能する。
また、蓋部22の前面22bと連結部43,43の前面とは、略面一となるので、蓋部22の前方に板状部材40が突出することがなく、軸方向の大型化が抑えられている。
蓋部22の内側には、防水機構としての磁気シール機構25が設けられている。磁気シール機構25は、蓋部22の内縁部22aで囲まれる開口部201をシールするものである。
磁気シール機構25は、図6に示すように、内側環状部41と、磁石25aと、内輪13と、保持部材25bと、磁性流体25cと、を備え、これらが1つのユニットとして構成される。
内側環状部41は、磁気シール機構25を構成する部品としても使用されており、磁石25aを前側から保持する保持部材(磁気リング)として機能している。
磁石25aは、環状を呈しており、回転軸筒8を所定の隙間を有して囲うように配置されている。保持部材25bは、磁石25aを後側から保持する部材(磁気リング)である。内輪13は、一方向クラッチ10の一部を構成している筒状の磁性体であり、回転軸筒8に回り止め嵌合されて一方向クラッチ10に嵌入され、磁石25aとの間に磁気回路を形成するものである。
ここで、内側環状部41,保持部材25bは、磁石25aを挟持して保持しつつその内側に周方向に沿って凹所が生じるように、かつ、内輪13の外面との間に磁性流体25cを保持するためのわずかな隙間を確保するように配置される。
なお、磁性流体25cは、例えば、Feのような磁性微粒子を、界面活性剤によってベースオイル中で安定な分散状態が保たれているものであり、粘性があって磁石を近づけると引き寄せられる特性を備えている。このため、磁性流体25cは、磁石25a、内側環状部41および保持部材25b、さらに、磁性体としての内輪13によって形成される磁気回路によって、前記凹所内および磁石25a周りに形成される隙間に安定して保持され、内縁部22aで囲まれる開口部201をシールする。
本実施形態では、前記したねじ39,39による板状部材40の固定とともに、磁気シール機構25が蓋部22の内縁部22aに固定されるように構成されている。つまり、板状部材40を蓋部22とともにリール本体1に固定する際に磁気シール機構25も一緒に固定される。
次に、図7を参照して、リール本体1の前部とロータ3との間に釣糸Lが侵入した際の作用について説明する。
釣糸Lの放出または巻き取りの一連の操作の中で、釣糸Lの巻き付け状態が崩れて釣糸Lが解れたり、張力変化、風の影響等による糸ふけ現象により釣糸Lの巻き付け位置が後方へずれたりすることがある。この場合に、例えば、ロータ3の補強部材37の後端部37aとリール本体1の前部(前部の基端部1c)との隙間S2から保護カバー20上へ釣糸Lが侵入すると(入り込むと)、保護カバー20の胴部21に釣糸Lが巻き付く状態となる。
胴部21に巻き付いた釣糸Lは、釣糸巻き付け時の張力(または釣糸Lの放出時の張力)により、胴部21の外周面に沿って胴部21の後部側から前部側へ移動する。その後、釣糸Lは、保護カバー20の前端の外側環状部42へ近付いてこれに当接し、外側環状部42に係止される。
ここで、外側環状部42は、保護カバー20の前端周りに配置されており、ロータ3の内側における比較的狭い空間内にて壁状とされているので、保護カバー20上を移動してきた釣糸Lは、外側環状部42に確実に係止されることとなる。これによって、外側環状部42よりも前方への釣糸Lの移動が規制されて保護カバー20の前端外周面上に釣糸Lが保持される。
これにより、ロータ3の内側に配置される部材等に釣糸Lが食い込んだり絡み付いたりする現象を防止することができる。
以上説明した本実施形態の魚釣用スピニングリールによれば、外側環状部42により保護カバー20の前端外周面上に釣糸Lを係止することができ、外側環状部42よりも前方へ釣糸Lが移動するのを規制することができるので、ロータ3の内側に配置される部材等、例えば、磁気シール機構25等に釣糸Lが食い込んだり絡み付いたりする現象を防止することができる。これにより、魚釣操作性に優れた魚釣用スピニングリールが得られる。
また、保護カバー20の前部に釣糸係止部として機能する外側環状部42が設けられているので、外側環状部42よりも前方へ釣糸Lが移動することを確実に規制することができる。
また、保護カバー20に板状部材40を取り付けることによって、リール本体1に釣糸係止部を簡単に設けることができる。
また、凹部202,202に対する連結部43,43の嵌合を利用して蓋部22の前部に板状部材40を組み付け合わせることができるので、組み付けが簡単であり生産性が向上する。
また、凹部202,202に対する連結部43,43の嵌合、蓋部22の開口部201に対する内側環状部41の嵌り込みを利用して蓋部22の前部に板状部材40を位置決めすることができるので、煩雑な位置合わせを行う必要がなく、作業性よく板状部材40を取り付けることができる。
また、このような位置決めを利用して蓋部22の前部に板状部材40を精度よく組み付けることができるので、ロータ3の内側の狭いスペースにおいて、ロータ3の内面と外側環状部42とのクリアランスの確保が容易である。
また、蓋部22の内縁部22aで囲まれる開口部201の密封性が磁気シール機構25によって確保されるので、ロータ3と保護カバー20との間に水分が入り込んでもリール本体1内に水分が浸入することがなく、リール本体1を好適に防水することができる。
また、糸落ち現象を防止する機能と防水機能との2つの機能を、板状部材40に併せ持たせることができ、構成部品の共通化を図りつつ全体の構成を簡素化することができる。これにより、部品数を少なくしてコストを低減することができる。
また、磁気シール機構25によりロータ3の回転軸筒8の回転性能を低下させることなく、防水、防塵を図ることができるので、回転軸筒8を支持する軸受12aに海水、砂、異物等が付着するのを防止することができる。したがって、錆びや塩分等に起因する回転性能の悪化を未然に防止できる。
また、保護カバー20は、リール本体1と別体に設けられているので、リール本体1の前部に装着することで、ロータ3の内側に配置される部材を保護カバー20で容易に収容することができる。さらに、保護カバー20に板状部材40を取り付けることで、リール本体1に釣糸係止部として機能する外側環状部42を簡単に設けることができるので、コストの低減が可能であるとともに生産性が向上する。
なお、外側環状部42は、後方へ向けて傾斜状に延出するように形成してもよく、また、釣糸Lが係止され易いように、断面L字形状(外側環状部42の先端部が後方へ向けて折曲されている形状等)に形成してもよい。
また、図8に示すように、保護カバー20の前端面22c1を平らに形成して前記した凹部202を有さない形状にし、その前端面22c1に対して板状部材40をねじ39,39で取り付けるように構成してもよい。
このように構成することによって、保護カバー20をシンプルなものとすることができる。
(第2実施形態)
図9を参照して第2実施形態の魚釣用スピニングリールについて説明する。図9の魚釣用スピニングリールでは、蓋部22と板状部材40Aとの間にシール部材50を保持した例を示している。
板状部材40Aは、中心部にシール部材50が挿通される開口46を有している。開口46の内周縁部には、周方向に段差部47が形成されている。段差部47は、シール部材50の基部51に対向しており、蓋部22の前面22bとの間にシール部材50の基部51を挟持する。
シール部材50は、基部51と、基部51から前方へ向けて立ち上がるリップ部52とを有している。基部51は、環状を呈しており、板状部材40Aの段差部47と蓋部22の前面22bとの間に挟持される。リップ部52は、一方向クラッチ10の内輪13等の外周面に弾性的に密着し、内縁部22aで囲まれる開口部201をシールする。
本実施形態においても、ロータ3の補強部材37やアーム部32と保護カバー20の胴部21との間に形成される隙間S2を通じて釣糸Lが侵入した場合に、ロータ3の内側における保護カバー20の前端外周面上に釣糸Lを係止することができ、ロータ3の内側に配置される部材等、例えば、磁気シール機構25等に釣糸Lが食い込んだり絡み付いたりする現象を防止することができる。
また、併せて、板状部材40Aを保護カバー20に取り付けることによってシール部材50を一緒に保持することができる。したがって、シール部材50を保持するための部品を別途用意する必要がなく、コストの低減が可能であるとともに生産性が向上するという利点が得られる。
図10に板状部材の変形例を示す。図10(a)(b)に示すものは、第1実施形態で示した板状部材40の変形例である。図10(a)に示す板状部材401は、外側環状部42を連結部43,43に連続する部分にのみ設けたものである。別言すれば、外側環状部42が周方向に連続しておらず、部分的に切除されたものである。
この板状部材401では、外側環状部42が部分的に切除される分、コストを低減することができる。
図10(b)に示す板状部材402は、連結部43,43をそれぞれ延出して、その延出端43a,43aを保護カバー20の径方向外側に突出させたものである。この板状部材402では、延出端43a,43aが釣糸係止部として機能する。
この板状部材402では、連結部43,43を単に延出することで釣糸係止部を構成しているので、図10(a)の板状部材401に比べて、コストを一層低減することができる。
図10(c)に示す板状部材403は、八角形の板状体であり、周縁部403aを保護カバー20の径方向外側に突出させたものである。この板状部材403では、周縁部403aが釣糸係止部として機能する。
この板状部材403では、八角形の板状体からなるので、形成が簡単であり、コストを低減することができる。
なお、板状部材403は、五角形や六角形等の多角形で構成してもよい。
図10(d)に示す板状部材404は、略半円形の板状体であり、周縁部404aを保護カバー20の径方向外側に突出させたものである。この板状部材404では、周縁部404aが釣糸係止部として機能する。
この板状部材404では、略半円形の板状体であるので、前記板状部材403や図示しない円形の板状体で構成してものに比べて、軽量化が可能である。
なお、蓋部22の前部に板状部材404に対応する形状の凹部208を形成し、この凹部208に板状部材404を組み付けるようにしてもよい。
図10(e)に示す板状部材405は、図10(c)に示す板状部材403の変形例であり、八角形の各角部405aを残しつつ、各辺405bを径方向内側に向けて湾曲凹状に切り欠いたものである。この板状部材405では、各角部405aが釣糸係止部として機能する。
この板状部材405では、図10(c)に示す板状部材403に比べて軽量化が可能である。
図10(f)に示す板状部材406は、図10(e)に示す板状部材405の変形例であり、各辺406bをさらに径方向内側に向けて湾曲凹状に切り欠いたものである。この例では、隣り合う角部406a同士の間に、蓋部22の外周縁部203の一部が露出する状態に各辺406bが切り欠かれている。なお、各角部406aは、アール状に形成されている。
この板状部材406では、図10(e)に示す板状部材405に比べてさらに軽量化が可能である。
図10(g)に示す板状部材407は、径方向両側に延出するフランジ部407a,407aを設け、フランジ部407a,407aの各先端部を保護カバー20の径方向外側に突出させたものである。この板状部材407では、フランジ部407a,407aの各先端部が釣糸係止部として機能する。
この板状部材407では、全体をシンプルな構成にすることが可能となる。
なお、蓋部22の前部に板状部材407に対応する形状の凹部209を形成し、この凹部209に板状部材407を嵌合して取り付けてもよい。
図10(h)に示す板状部材408は、二つのねじ孔205,205の中心を通る直線Nに直交する径方向に延出する延出部408a,408aを設け、その各延出端を保護カバー20の径方向外側に突出させたものである。この板状部材408では、延出部408a,408aの各延出端が釣糸係止部として機能する。
この板状部材408においても全体をシンプルな構成にすることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、前記第1実施形態で示した板状部材40の変形例として、図11に示すように、外側環状部42に周方向に点在する孔部42e,42fを設けて板状部材40の軽量化を図ってもよい。
また、前記各実施形態では、保護カバー20がリール本体1とは別体に設けられたものを示したが、これに限られることはなく、リール本体1と一体に保護カバーを設け、その前部に板状部材40(板状部材40A,401等)が取り付けられるように構成してもよい。
また、板状部材40(板状部材40A,401等)は、釣糸係止部として機能する部分を有していればよく、前記した形状の他、種々の形状のものを採用することができる。
なお、板状部材40の突出量は、釣糸係止部として機能する量であればよい。
また、板状部材40(板状部材40A,401等)は、蓋部22から胴部21にかけて被せることが可能な有底円筒状に形成し、その開口縁部に鍔部(外側環状部)を設けた構成にしてもよい。この場合、有底円筒状の深さを適宜変更することによって、鍔部分が胴部21の前後方向の適宜の位置にくるように設けてもよい。
1 リール本体
3 ロータ
4 スプール
5 ハンドル
20 保護カバー
25 磁気シール機構(防水機構)
50 シール部材(防水機構)
32 アーム部
35 釣糸案内部
40 板状部材
40A 板状部材
401〜408 板状部材
42 外側環状部(釣糸係止部)
201 開口部(位置決め部)
202 凹部(位置決め部)
43 連結部(嵌合部)
L 釣糸

Claims (5)

  1. リール本体と、前記リール本体に設けられたハンドルの回転操作に連動回転するロータとを備え、前記ロータのアーム部に設けた釣糸案内部を介して、スプールに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記ロータの内側において前記リール本体の前部に設けられ、前記ロータの内側に配置される部材を収容する有底筒状の保護カバーと、
    前記保護カバーの底部の前部に取り付けられる板状部材と、を備え、
    前記板状部材は、前記底部の外縁部よりも径方向外側に突出する釣糸係止部を備えており、
    前記板状部材は、防水機構の一部を構成しており、前記防水機構は、前記保護カバーと前記ロータの駆動軸との間に形成される開口部をシールすることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記底部の前部には凹部が設けられており、
    前記板状部材には前記凹部に嵌め入れられる嵌合部を有していることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記底部の前部には位置決め部が設けられており、
    前記板状部材は、前記位置決め部に位置決めされて前記底部の前部に取り付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記防水機構は、前記板状部材と前記ロータの駆動軸との間に磁気回路を形成し、この間に磁性流体を保持することにより前記開口部をシールする磁気シール機構であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
  5. 前記保護カバーは、前記リール本体と別体に設けられており、前記リール本体の前部に装着されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
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