JP6611479B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Description
該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、個数平均粒径が0.3μm以下である粒子が分散されている硬化膜で構成されており、
該支持体の表面の0.5Lm1(μm)以上1.5Lm1(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm2(μm)以上1.5Lm2(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であり、
前記中間層における前記粒子の含有量が、前記中間層の全体積に対して0.7体積%以上13体積%以下であることを特徴とする電子写真感光体に関する。
(Lm1は、該支持体の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。
Lm2は、該中間層の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。)
また、本発明は、支持体、該支持体上に形成された導電層、該導電層の直上に形成された中間層、該中間層上に形成された電荷発生層、および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体であって、
該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、個数平均粒径が0.3μm以下である粒子が分散されている硬化膜で構成されており、
該導電層の表面の0.5Lm3(μm)以上1.5Lm3(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm4(μm)以上1.5Lm4(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であり、
前記中間層における前記粒子の含有量が、前記中間層の全体積に対して0.7体積%以上13体積%以下であることを特徴とする電子写真感光体に関する。
また、本発明は、支持体、該支持体の直上に形成された中間層、該中間層上に形成された電荷発生層、および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体であって、該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、
重合性官能基を有する電子輸送物質および架橋剤を含む組成物の重合物と、個数平均粒径が0.3μm以下であり、かつ、稠密度が0.90以下である無機粒子と、
を含有する硬化膜であり、
該中間層における該無機粒子の含有量が、該中間層の全体積に対して、0.7体積%以上13体積%以下であり、
該支持体の表面の0.5Lm 1 (μm)以上1.5Lm 1 (μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm 2 (μm)以上1.5Lm 2 (μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であることを特徴とする電子写真感光体に関する。
(1)得られた表面形状データを、一辺の長さがLのメッシュに分割する(図1、i)下段図参照)。
(2)一辺の長さ:Lの各メッシュ内で、高さ:z(x、y)を平均化する(図1、i)上段図参照)。
(3)各メッシュにおいて、周りのメッシュとの高さの差から局所高低差を計算する。
(4)得られた局所高低差を、全てのメッシュに渡って平均化する。これを、平均局所高低差:Rmkと呼ぶ。
(5)(1)〜(4)の手順を、Lを変化させて繰り返し、平均局所高低差(Rmk)の算出長さ(L)依存性、すなわち関数:Rmk(L)を得る。
1:支持体、支持体の直上に形成された中間層、中間層上に形成された電荷発生層、電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する。
2:支持体、支持体上に形成された導電層、導電層の直上に形成された中間層、中間層上に形成された電荷発生層、および電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する。
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)が好ましい。例えば、アルミニウム、ニッケル、銅、金、鉄などの金属または合金製の支持体を用いることができる。また、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ガラスなどの絶縁性支持体上にアルミニウム、銀、金などの金属の薄膜を形成した支持体、または酸化インジウム、酸化スズなどの導電性材料の薄膜を形成した支持体が挙げられる。また、アルミニウム製の支持体やアルミニウム合金製の支持体を用いる場合は、ED管、EI管などを用いることができる。
支持体と、後述の中間層との間には、導電層を1層あるいは複数層設けてもよい。導電層は、例えば、導電性粒子を結着樹脂に分散させた導電層用塗布液の塗膜を支持体上に形成し、乾燥させることで得られる。導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラックや、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀のような金属粉や、導電性酸化スズ、ITOのような金属酸化物粉体が挙げられる。
本発明の電子写真感光体には、中間層が設けられる。
中間層の上には、電荷発生層が設けられる。電荷発生層には、電荷発生物質、および結着樹脂を含有する。電荷発生層は、電荷発生物質、および結着樹脂を含有する電荷発生層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
電荷発生層の上には、電荷輸送層が設けられる。電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を含有する。電荷輸送層は、電荷輸送物質、および結着樹脂を含有する電荷輸送層用塗布液の塗膜を形成し、塗膜を乾燥させることによって形成することができる。
図2に、電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。
支持体:長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウム製支持体に、湿式ホーニング処理装置(不二精機製造所(株)製)を用い、以下の条件にて凹凸部(表面形状)を形成した。
<液体ホーニング条件>
研磨材砥粒:球状アルミナビーズ(商品名:CB−A30S 昭和電工(株)製)
懸濁媒体:水
研磨材/懸濁媒体:1/9(体積比)
アルミニウム製支持体の回転数:1.67s−1
エアー吹き付け圧力:0.15MPa
ガン移動速度:13.3mm/s
ガンノズルとアルミニウム製支持体の距離:190mm
ホーニング砥粒吐出角度:45°
研磨液投射回数:1回
ブロックされたイソシアネート化合物(商品名:SBN−70D、旭化成ケミカルズ(株)製)8.6部、
ポリビニルアセタール樹脂(商品名:KS−5Z、積水化学工業(株)製)0.6部、
ヘキサン酸亜鉛(II)(商品名:ヘキサン酸亜鉛(II)、三津和化学薬品(株)製)0.15部とを、
1−メトキシ−2−プロパノール45部とテトラヒドロフラン45部の混合溶媒に溶解し、これにシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−UP、シリカ比率:15質量%、日産化学(株)製)を3.3部加えて撹拌した。
ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)5部、および
シクロヘキサノン250部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、2時間分散処理した。次に、これに酢酸エチル250部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。
下記式(C−1)で示される構造単位、および下記式(C−2)で示される構造単位を5/5のモル比で有している、重量平均分子量:Mwが100,000であるポリエステル樹脂10部を、
ジメトキシメタン40部およびo−キシレン60部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。
得られた電子写真感光体の中間層上に積層されている電荷発生層、電荷輸送層を、中間層を溶解ないし膨潤させず、かつ電荷発生層、電荷輸送層を溶解できる溶媒を用いて除去した。なお、電子写真感光体は、電荷輸送層作製法Aあるいは電荷輸送層作製法Bにて作製した電子写真感光体のいずれを用いてもよい。
得られた電子写真感光体の支持体上に積層されている中間層、電荷発生層、電荷輸送層を、各々を溶解できる溶媒を用いて除去した。なお、電子写真感光体は、電荷輸送層作製法Aあるいは電荷輸送層作製法Bにて作製した電子写真感光体のいずれを用いてもよい。
得られた電子写真感光体を断面が観察できるように薄片化し、透過型電子顕微鏡(JEM−2800、日本電子(株)製)を用いて中間層を拡大観察した。得られた観察画像から、独立して存在している粒子の長径をランダムに100個測定して平均することで、個数平均粒径を求めた。粒子と粒子以外の領域の境界が分かるように、画像コントラストと拡大倍率は適宜調整した。結果を表1に示す。
上記<粒子の個数平均粒径測定>と同様の方法で中間層の断面拡大画像を得た。画像解析ソフトウェア(Image−Pro Plus、Media Cybernetics社製)を用いて、粒子と粒子以外の領域が分かれるように観察画像を二値化することで、粒子と粒子以外の領域の面積を各々算出した。中間層に含有される粒子の面積比率を体積比率に換算し、含有量(体積%)を求めた。また、含有量の測定領域は、中間層の水平方向に5μm、垂直方向は中間層の膜厚分の範囲にて行った。結果を表1に示す。
粒子の稠密度は、図5に示すように、粒子の面積と、粒子の凹部を埋めるようにして粒子を囲う線(包絡線)の内部の面積の割合から求められる値である。稠密度により粒子の凹部の量を規定でき、粒子における凹部が多いほど稠密度の値は小さくなる。
・干渉縞評価
画像出力には、レーザービームプリンター(LBP−2510、キヤノン(株)製)を用いた。
a:画像上干渉縞が全く確認されない。
b:画像上に干渉縞がわずかに観測される。
c:干渉縞が観測される。
d:激しく干渉縞が発生している。
中間層の膜厚を表1に記載の膜厚に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを0.5部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを8.8部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層おいて、式(A−1)で示される化合物を下記式(A−2)で示される化合物5部に変更し、ポリビニルアセタール樹脂を3部に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
星型酸化チタン粒子(商品名:ST−K4−Si、住友大阪セメント(株)製)10部とテトラヒドロフラン10部を混合し、ホモジナイザーで分散したのち、5時間静置した。静置した液の上半分の液が得られるように、液半量を別の容器に静かに移し替え、テトラヒドラフランを減圧留去にて除去し、星型酸化チタン粒子の粉末を得た。
ブロックされたイソシアネート化合物(商品名:SBN−70D)8.6部、
ポリビニルアセタール樹脂(商品名:KS−5Z)0.6部、
ヘキサン酸亜鉛(II)(商品名:ヘキサン酸亜鉛(II))0.15部とを、
1−メトキシ−2−プロパノール45部とテトラヒドロフラン45部の混合溶媒に溶解した。得られた溶液に上記の方法にて得られた星型酸化チタン粒子の粉末2.1部を加え、直径0.8mmのガラスビーズを加えてペイントシェーカーで3時間撹拌し、ガラスビーズを除去して中間層用塗布液を調製した。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
支持体を湿式ホーニング処理する際のエアー吹き付け圧力を0.05MPaに変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを0.33部に変更し、中間層の膜厚を5.5μmに変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例1〜3と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。実施例11は実施例11に対応し、実施例12は実施例2に対応し、実施例13は実施例3に対応させた。
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST、シリカ比率:30質量%、日産化学(株)製)1.7部に変更し、中間層の膜厚を表1に記載の膜厚に変更した以外は、実施例1〜3と同様にして中間層を形成した。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−UP)を、
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−ZL、シリカ比率:30質量%、日産化学(株)製)1.7部に変更した。それ以外は、実施例1と同様にして中間層を形成し、そして、電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表1および表5に示す。
支持体の表面処理を切削処理に変更し、支持体と中間層の間に導電層を形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。導電層の形成方法は下記の通りである。また、感光体の評価では、前記<支持体の表面形状測定>を下記の<導電層の表面形状測定>に変更して評価した。結果を表2および表5に示す。また、前記<中間層の表面形状測定>にて得られたRmk(L)の計算結果を図3(D)に示す。
酸素欠損型酸化スズ(SnO2)が被覆されている酸化チタン粒子214部、
フェノール樹脂(フェノール樹脂のモノマー/オリゴマー)(商品名:プライオーフェンJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、樹脂固形分:60質量%)132部、および、
1−メトキシ−2−プロパノール98部を、直径0.8mmのガラスビーズ450部を用いたサンドミルに入れ、回転数:2000rpm、分散処理時間:4.5時間、冷却水の設定温度:18℃の条件で分散処理を行い、分散液を得た。
得られた電子写真感光体の導電層上に積層されている中間層、電荷発生層、電荷輸送層を、導電層を溶解ないし膨潤させず、かつ中間層、電荷発生層、電荷輸送層を溶解できる溶媒を用いて除去した。なお、電子写真感光体は、前記電荷輸送層作製法Aあるいは電荷輸送層作製法Bにて作製した電子写真感光体のいずれを用いてもよい。
中間層の膜厚を表2に記載の膜厚に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを0.5部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを8.8部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層おいて、式(A−1)で示される化合物を前記式(A−2)で示される化合物5部に変更し、ポリビニルアセタール樹脂を3部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
導電層において、シリコーン樹脂粒子の添加量を、ガラスビーズを取り除いた後の分散液中の金属酸化物粒子とフェノール樹脂の合計質量に対して5質量%になるように変更した。それ以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリーを0.33部に変更し、中間層の膜厚を5.5μmに変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17〜19と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。実施例27は実施例17に対応し、実施例28は実施例18に対応し、実施例29は実施例19に対応させた。
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST、シリカ比率:30質量%)1.7部に変更し、中間層の膜厚を表2に記載の膜厚に変更した以外は、実施例17と同様にして中間層を形成した。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−UP)を、
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST)0.2部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−UP)を、
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST)4.4部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層用塗布液に混合するシリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−UP)を、
シリカ粒子がイソプロパノールに分散されたスラリー(商品名:IPA−ST−ZL)1.7部に変更した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例17と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表2および表5に示す。
支持体として、長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウム製ED管を用い、中間層の下記のように形成した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表3および表5に示す。また、上述の支持体の表面形状測定にて得られたRmk(L)の計算結果を図3(E)に示す。
酸化亜鉛粒子(テイカ(株)製、平均粒子径:50nm)60部をトルエン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤(商品名:KBM603、信越化学工業(株)製)0.75部を添加し、2時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去にて除去し、6時間140℃で加熱乾燥を行い、シランカップリング剤で表面処理した酸化亜鉛粒子を得た。
アリザリン1部、
ブロックされたイソシアネート化合物(商品名:スミジュールBL−3175、住化バイエルンウレタン(株)製)22.5部と、
ブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学工業(株)製)25部とを、
メチルエチルケトン150部に混合し、分散液を調製した。得られた分散液40部とメチルエチルケトン50部とを混合し、直径0.8mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて5時間の分散を行い、ガラスビーズを除去して分散液を得た。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、比較例1と同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表3および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表3および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例9と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表3および表5に示す。
前記式(A−2)で示される化合物5部、
シリカ粒子(商品名:Sciqas0.4μm、堺化学工業(株)製)1.4部、
アルキッド樹脂(商品名:ベッコライトM6401−50−S、DIC(株)製)15部、
メラミン樹脂(商品名:スーパーベッカミンL−121−60、DIC(株)製)10部、および
メチルエチルケトン90部とを混合し、72時間ボールミル分散を行って、中間層用塗布液を調製した。この中間層用塗布液を支持体上に浸漬塗布して塗膜を形成し、塗膜を30分間120℃で乾燥・熱硬化させることによって、膜厚が5μmの中間層を形成した。
導電層を下記のように変更して形成した以外は、実施例22と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表4および表5に示す。
酸化亜鉛粒子(テイカ(株)製、平均粒子径:50nm)60部をトルエン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤(商品名:KBM603)0.75部を添加し、2時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去にて除去し、6時間140℃で加熱乾燥を行い、シランカップリング剤で表面処理した酸化亜鉛粒子を得た。
アリザリン1部、
ブロックされたイソシアネート化合物(商品名:スミジュールBL−3175、住化バイエルンウレタン(株)製)22.5部と、
ブチラール樹脂(商品名:BM−1、積水化学工業(株)製)25部とを、
メチルエチルケトン150部に混合し、分散液を調製した。得られた分散液40部とメチルエチルケトン25部とを混合し、直径0.8mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて5時間の分散を行い、ガラスビーズを除去して分散液を得た。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例25と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表4および表5に示す。
中間層を下記のように変更して形成した以外は、実施例25と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。結果を表4および表5に示す。
支持体として、長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウム製ED管を用いた以外は、実施例17、27と同様にして電子写真感光体をそれぞれ作製し、評価した。結果を表6および表7に示す。
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
21 電子写真感光体
22 塗布装置(一部)
23 電荷輸送層用塗布液
24 局所排気設備(一部)
25 気流の流れの方向
26 囲い
31 粒子の面積(斜線部)
32 包絡線
33 包絡線内の面積(斜線部)
Claims (11)
- 支持体、該支持体の直上に形成された中間層、該中間層上に形成された電荷発生層、および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体であって、
該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、個数平均粒径が0.3μm以下である粒子が分散されている硬化膜で構成されており、
該支持体の表面の0.5Lm1(μm)以上1.5Lm1(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm2(μm)以上1.5Lm2(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であり、
前記中間層における前記粒子の含有量が、前記中間層の全体積に対して0.7体積%以上13体積%以下であることを特徴とする電子写真感光体。
(Lm1は、該支持体の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。
Lm2は、該中間層の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。) - 支持体、該支持体上に形成された導電層、該導電層の直上に形成された中間層、該中間層上に形成された電荷発生層、および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体であって、
該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、個数平均粒径が0.3μm以下である粒子が分散されている硬化膜で構成されており、
該導電層の表面の0.5Lm3(μm)以上1.5Lm3(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm4(μm)以上1.5Lm4(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であり、
前記中間層における前記粒子の含有量が、前記中間層の全体積に対して0.7体積%以上13体積%以下であることを特徴とする電子写真感光体。
(Lm3は、該導電層の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。
Lm4は、該中間層の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。) - 前記導電層が、樹脂粒子、及び結着樹脂を含有する請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層の前記粒子が、無機粒子である請求項1から3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記無機粒子が、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、及びアルミナからなる群より選択される少なくとも1つを含む粒子である請求項4に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層の前記粒子の稠密度が、0.90以下である請求項1から5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記硬化膜が、重合性官能基を有する有機化合物を含む組成物の重合物を含有する膜である請求項1から6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記硬化膜が、重合性官能基を有する電子輸送物質および架橋剤を含む組成物の重合物を含有する膜である請求項1から7のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 支持体、該支持体の直上に形成された中間層、該中間層上に形成された電荷発生層、および該電荷発生層上に形成された電荷輸送層を有する電子写真感光体であって、該中間層の膜厚が6.0μm以下であり、
該中間層が、
重合性官能基を有する電子輸送物質および架橋剤を含む組成物の重合物と、個数平均粒径が0.3μm以下であり、かつ、稠密度が0.90以下である無機粒子と、
を含有する硬化膜であり、
該中間層における該無機粒子の含有量が、該中間層の全体積に対して、0.7体積%以上13体積%以下であり、
該支持体の表面の0.5Lm1(μm)以上1.5Lm1(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.1μm以上であり、
該中間層の表面の0.5Lm2(μm)以上1.5Lm2(μm)以下の算出長さ範囲における平均局所高低差(Rmk)の値が、0.08μm以上であることを特徴とする電子写真感光体。
(Lm1は、該支持体の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。Lm2は、該中間層の表面において、算出長さが0.1μm以上100μm以下の範囲内における平均局所高低差の最大値(Rmk、max)が発現した算出長さを示す。) - 請求項1から9のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
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