JP6610221B2 - 車両用ドア - Google Patents

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本発明は、車両用ドアの改良に関するものである。
車両用ドアを構成する窓枠の構造として、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、アウタと、このアウタに接合されるインナと、このインナと前記アウタとで形成される窓枠と、この窓枠に設けられ窓ガラスが当接するシール部材と、インナに支持されシール部材に力が掛かったとき、シール部材を所定位置に支持する支持部材とを有する車両用ドアが記載されている。
特開2010−179818号公報
ところで、支持部材は、インナに片持ちで支持されるため、ガラス開閉によってガラスの端部が繰り返しシール部材に当接すると、シール部材を支持する支持部材が徐々に変形する可能性があった。支持部材の変形を抑制する技術が望まれる。
そこで、本発明の目的は、シール部材を支持する支持部材の変形を抑制することができる車両用ドアを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の車両用ドアは、車外側に配置されたアウタと、前記アウタに固定され車内側に配置されたインナであって、前記アウタと共に上部窓枠を構成するインナと、前記アウタと前記インナに開口形成された窓開口部と、前記窓開口部に昇降可能に設けられた窓ガラスと、前記上部窓枠内に形成される窓枠空間と、前記窓枠空間を下方から塞ぎ、前記窓ガラスの上昇時に窓ガラスが当接されるシール部材と、前記窓枠空間内に配置され、前記アウタおよび前記インナの一方に片持ち支持され、シール部材を上方から支持する支持部材と、前記窓枠空間内に配置され、前記アウタおよび前記インナの少なくとも一方と、前記支持部材とに当接された補強部材とを備えたものである。
前記補強部材は、前記窓枠空間の長手方向に沿って延びていてもよい。
前記支持部材に切欠部が形成され、前記補強部材は、前記切欠部を跨ぐように配置されていてもよい。
前記補強部材は、一方及び他方のフランジ部と、前記一方及び他方のフランジ部から各々延びる一方及び他方の縦壁部と、前記一方及び他方の縦壁部の間に渡される頂部とを有していてもよい。
本発明によれば、シール部材を支持する支持部材の変形を抑制することができるという、優れた効果が発揮される。
本発明の一実施の形態に係る車両用ドアの正面図である。 図1の上部窓枠を示す要部断面図である。 車両用ドアの窓枠部に設けられる補強部材を説明する図である。 図3のIV部拡大図である。 補強部材の斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右は、車両の走行方向を基準とする。例えば、車両走行方向前方は単に前方、車両走行方向後方は単に後方という。
図1及び図2に示すように、車両用ドア1は、車外側に配置されるアウタ2と、このアウタ2に固定され車内側に配置されたインナ3と、アウタ2とインナ3の上部に開口形成された窓開口部4と、この窓開口部4に昇降可能に設けられた窓ガラス5と、窓ガラス5の上昇時に窓ガラス5が当接されるシール部材6とを備える。窓開口部4の上方において、アウタ2とインナ3により上部窓枠7が構成される。
窓ガラス5は、図示せぬモータによって昇降可能にされる。いわゆるパワーウインドウ(電動式ガラス昇降機)の構成である。窓開口部4に対し窓ガラス5を昇降させることで、窓開口部4は開閉可能となる。
以下、上部窓枠7の構成について詳しく述べる。
窓開口部4から近い側から遠い側の順に述べると、アウタ2は、垂直部2aと、この垂直部2aの上端から車幅方向外方へ延びる第1枠部2cと、この第1枠部2cから上方へ延びる第2枠部2dとを有する。一方、インナ3は、垂直部3aと、この垂直部3aから一旦車幅方向内方へ湾曲した後、車幅方向外方かつ斜め上方へ延びる傾斜部3cとを有する。
アウタ2にインナ3の上端部3tが固定される。詳細には、アウタ2の上端部2tをインナ3の上端部3tに向け包むように折り曲げる、いわゆる、ヘミング加工により、インナ3の上端部3tが固定される。
上部窓枠7内に、窓枠空間11が形成される。この窓枠空間11を下方から塞ぐように、シール部材6が設けられる。このシール部材6に、窓ガラス5が上昇したときに、窓ガラス5が当接可能とされる。
シール部材6は、ゴム製のドアガラスランを形成する。シール部材6は、断面略下方に開放する略U字形状の本体部15と、この本体部15の開口下縁に続いて、窓ガラス5に向け各々延びて窓ガラス5に当接可能な内リップ部16a及び外リップ部16bと、本体部15の開口下縁に続いて窓ガラス5から離間する方向に各々屈曲した後上向きへ延びる内グリップ部17a及び外グリップ部17bとを一体形成したものである。本体部15は、横部21と、横部21の両端から下方へ延びる内縦部22a及び外縦部22bとを有し、横部21の端部から、内爪部23a及び外爪部23bが突設される。加えて、内縦部22aの外側に第2の爪部24が突設される。本体部15の内縦部22aと内グリップ部17aとにより内溝25aが形成される。本体部15の外縦部22bと外グリップ17bとにより外溝25bが形成される。
窓枠空間11内に、シール部材6を上方から支持する支持部材12が配設される。支持部材12は、断面略L字状を呈する部材であり、下から上に延びる垂直部12aと、この垂直部12aの上部に形成されシール部材6と係合しくびれ形状を呈するくびれ部12bと、このくびれ部12bの上端から車幅方向外方へ略水平に延びる水平部12cと、水平部12cの端部に上向きに折り曲げ形成される折曲部12dとを有する。
図2〜図4に示すように、支持部材12の垂直部12aは、インナ3の垂直部3aに複数の溶接点w4(図4に一つのみ図示)で溶接される。本実施形態では、溶接はスポット溶接による。支持部材12は、その水平部12cにより、シール部材6の本体部15(横部21)を上方から支持する。
インナ3の垂直部3aと支持部材12の垂直部に、シール部材6の内溝25aが嵌め込まれる。アウタ2の垂直部2aに、シール部材6の外溝25bが嵌め込まれる。このとき、支持部材12のくびれ部12bの上方に、シール部材6の内爪部23aが係合され、支持部材12のくびれ部12bの下方に、第2の爪部24が係合される。アウタ2の第1枠部2cに、シール部材6の外爪部23bが係合される。これにより、シール部材6が抜け止めされる。
図3はアウタ2とシール部材6を除いたインナアセンブリ部27を車両の外側から見たときの図である。図示するように、支持部材12は、上部窓枠7が延びる方向に沿って延びている。
窓枠空間11内には、アウタ2及びインナ3のうちのインナ3と、支持部材12とに当接された補強部材13が配置されている。
図4及び図5に示すように、補強部材13は、板状部材(本実施形態では金属板)を折曲加工することにより構成される。補強部材13は、一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bと、一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bから各々延びる一方の縦壁部32a及び他方の縦壁部32bと、一方の縦壁部32a及び他方の縦壁部32bの間に渡される頂部33とを有する。補強部材13は、一方の縦壁部32aと一方のフランジ部31aの間に強度アップのための一方のビード部34aを有し、他方の縦壁部32bと他方のフランジ部31bの間に強度アップのための他方のビード部34bを有する。
補強部材13は、窓枠空間11内に配置され、頂部33がインナ3の傾斜部3cに当接し、一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bが支持部材12の水平部12cに当接する。支持部材12の水平部12cに対しインナ3の傾斜部3cが傾斜されているのに対応して、補強部材13においても、一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bに対し頂部33が傾斜されている。これにより、支持部材12の水平部12cに補強部材13の一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bを広面積で面接触させられる。また、インナ3の傾斜部3cに補強部材13の頂部33を広面積で面接触させられる。結果、補強部材13による支持部材12の支持剛性を向上できる。一方のフランジ部31aと他方のフランジ部31bの間で、支持部材12に切欠部28が形成される。これにより補強部材13は、切欠部28を跨ぐように配置されている。切欠部28は、支持部材12が延びる方向と同じ向きに延びている。
補強部材13の頂部33は、インナ3の傾斜部3cに溶接点w1で溶接され、補強部材13のフランジ部31a、31bは、各々、支持部材12の水平部12cに溶接点w2、w3で溶接される。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図2〜4を併せて参照し、インナ3に片持ち支持される支持部材12は、補強部材13を介してインナ3にさらに固定される。
仮に、補強部材13が設けられていない構造では、窓ガラス5の開閉によって、窓ガラス5が繰り返しシール部材6を介して支持部材12を上向きに押圧すると、支持部材12が上方に変形する可能性がある。支持部材12が変形すると、窓ガラス5の閉止時にシール部材6も変形し、例えば、内リップ16a及び外リップ16bが窓ガラス5に引き込まれると共に、内グリップ部17a及び外グリップ部17bの上部が外側に拡がるように変形する場合がある。そうすると、車両の外観性に悪影響を与え、車両走行時に風切音が出易くなる。
この点、本実施形態では、支持部材12が、補強部材13を介してインナ3の傾斜部3cに更に固定される。補強部材13が支持部材12への上向き力に抗することで、支持部材12の変形を抑制することができる。結果、シール部材6の変形を抑制し、車両の外観性に対する悪影響を抑止し、また、車両走行時の風切音も抑えられる。
支持部材12は、切欠部28を備え、この切欠部28を跨ぐように補強部材13を配置し、切欠部28に補強部材13の頂部33を配置したので、溶接ガンを頂部33の溶接点w1に容易に近づけることができる。結果、溶接時間を短縮することができる。
また、補強部材13は、窓枠空間11の長手方向に沿って延びている。すなわち、上部窓枠7が延びている方向に沿って、補強部材13の一方のフランジ部31a及び他方のフランジ部31bと頂部33とが配置される。かかる構成によれば、溶接ガンを横にスライドさせることで、溶接ガンの姿勢・向きを変化させることなく、一方のフランジ部31aと頂部33と他方のフランジ部31bとに最短距離で溶接ガンを移動させることができる。
仮に、補強部材が窓枠が延びている方向と直角に配置されていると、溶接ガンのアクセスする向きが変わるため、溶接ガンのハンドリング時間が増える可能性がある。
この点、本実施形態では、補強部材13は、窓枠空間11の長手方向に沿って延びているため、溶接ガンの姿勢・向きを変える必要はない。結果、溶接時間を短縮できる。
なお、本実施形態では、支持部材12はインナ3のみに片持ち支持されているが、支持部材12が、アウタ2のみに片持ち支持されることは差し支えない。また、本実施形態では、補強部材13はインナ3及びアウタ2のうちのインナ3のみに当接及び接合されているが、補強部材13が、アウタ2のみ、若しくはインナ3及びアウタ2の両方に当接及び接合されることは差し支えない。
本実施形態では、補強部材13の数は2つであるが、1つ又は3つでも良く、補強部材13の数は必要に応じて任意に設定可能である。
また、本実施形態で説明したスポット溶接以外の、例えば、接着、かしめその他の固定手段で補強部材13を固定することは差し支えない。
1 車両用ドア
2 アウタ
3 インナ
4 窓開口部
5 窓ガラス
6 シール部材
7 上部窓枠
11 窓枠空間
12 支持部材
13 補強部材
28 切欠部
31a 一方のフランジ部
31b 他方のフランジ部
32a 一方の縦壁部
32b 他方の縦壁部
33 頂部

Claims (4)

  1. 車外側に配置されたアウタと、
    前記アウタに固定され車内側に配置されたインナであって、前記アウタと共に上部窓枠を構成するインナと、
    前記アウタと前記インナに開口形成された窓開口部と、
    前記窓開口部に昇降可能に設けられた窓ガラスと、
    前記上部窓枠内に形成される窓枠空間と、
    前記窓枠空間を下方から塞ぎ、前記窓ガラスの上昇時に窓ガラスが当接されるシール部材と、
    前記窓枠空間内において前記アウタおよび前記インナの一方に片持ち支持され、シール部材を上方から支持する支持部材と、
    前記窓枠空間内に配置され、前記アウタおよび前記インナの少なくとも一方と、前記支持部材とに当接された補強部材と、
    を備えたことを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記補強部材は、前記窓枠空間の長手方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア。
  3. 前記支持部材に切欠部が形成され、
    前記補強部材は、前記切欠部を跨ぐように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア。
  4. 前記補強部材は、一方及び他方のフランジ部と、前記一方及び他方のフランジ部から各々延びる一方及び他方の縦壁部と、前記一方及び他方の縦壁部の間に渡される頂部とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用ドア。
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