JP6608785B2 - 遠隔操作システム - Google Patents

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Description

この発明は、車載機と携帯機との相互認証に基づきエンジン等の始動・停止又はドアの施解錠等を許可する遠隔操作システムに関する。
この種の遠隔操作装置が特許文献1(特開平5−187158号公報)に開示されている。
特許文献1では、携帯機の相互認証用のIDを車載機に初期登録する際、携帯機から同一IDを2回送信し、2回送信分のIDが一致したときに、該IDを車載機に登録するようになっている(特許文献1の図2)。
なお、電波状態にもよるが、車載機と携帯機との信号電波の交信が、数百m程度の範囲内で可能になる場合もある点に留意する。
特開平5−187158号公報
ところで、携帯機のIDを車載機に登録する際には、まず、車載機を登録受け付け可能状態に設定する必要がある。
しかしながら、車載機の登録受け付け可能状態時に、登録しようとする携帯機以外の、例えば、車載機から数百m以内の範囲内に位置している他の携帯機からの信号電波を受信してしまうと、車載機は、他の前記携帯機を登録対象の携帯機であると誤認識し、結果として他の前記携帯機のIDを誤登録してしまう虞がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、登録対象の携帯機以外の携帯機のIDを誤登録することを防止する遠隔操作システムを提供することを目的とする。
この発明に係る遠隔操作システムは、車両が備える車載機に携帯機のIDを登録した後、前記車両に対する前記携帯機の操作を有効にする遠隔操作システムであって、前記携帯機は、前記車載機にIDを登録するために前記IDを含む信号電波を送信し、前記車載機は、受信した前記IDを含む前記信号電波の受信強度(信号受信強度)が、閾値以上である場合には前記登録を許可し、前記閾値未満である場合には前記登録を拒絶することを特徴とする。
この発明によれば、携帯機のIDを車載機に最初に登録する初期登録時に、前記車載機は、前記携帯機からの前記IDを含む信号電波の受信強度が閾値以上である場合にのみ前記IDの登録を許可するようにしたので、受信強度の弱い状態での登録が拒絶されることから、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止することができる。
なお、前記車載機は、前記IDを含む信号電波を受信する際の前記受信強度の前記閾値を、前記IDを登録後に前記車両に対する操作用の信号電波を受信する際の通常閾値より高いレベルに設定する受信強度の閾値設定器を備えることが好ましい。
携帯機のIDを車載機に初期登録する際の前記車載機における信号電波を受信する際の受信強度の閾値を前記IDを初期登録後に前記車両に対する操作用の信号電波を受信する際の通常閾値より高いレベルに設定することで、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止しつつ、ID登録後済みの携帯機による遠方からの操作を許容するので、携帯機の利便性が失われることがない。
なお、前記車載機の前記閾値設定器は、前記IDを含む信号電波を受信する際の前記閾値を、受信強度最大閾値に設定した後、前記閾値まで低下させて前記IDを含む信号電波を受信するように前記閾値を可変するようにしてもよい。
このように構成すれば、車載機に最も近い位置に位置する携帯機の信号電波を最初に受信できるので、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止することができる。
さらに、前記車載機は、前記IDを含む最初の信号電波を受信して前記IDを記憶器に記憶した後、前記IDを含む次の信号電波を前記閾値にて受信して前記IDを前記記憶器に記憶し、両IDが一致した場合に、前記車載機のIDを前記携帯機に送信して前記車載機のID登録処理を終了することで、ID登録処理において、一定の信頼性・セキュリティを確保することができる。
さらに、前記車載機は、前記IDを含む最初の信号電波を受信して前記IDを記憶器に記憶した後、前記IDを含む次の信号電波を受信する際に、前記受信強度の閾値設定器により前記IDを含む最初の前記信号電波を受信した前記閾値を下げて受信して前記IDを前記記憶器に記憶し、両IDが一致した場合に、前記車載機のIDを前記携帯機に送信して前記車載機のID登録処理を終了するようにしてもよい。
このように、携帯機から送信される第2回目の信号電波に対する受信強度の閾値を、前記携帯機から送信される第1回目の信号電波に対する受信強度の閾値よりも小さくすることで、一旦、IDが記憶器に記憶された後は、より確実に2回目のIDを受信して登録することができる。
前記車載機は、前記IDの登録が所定時間以内に完了しなかった場合には、登録シーケンスを中止することが好ましい。
IDの初期登録が所定時間以内に完了しなかった場合には、登録シーケンスを中止するようにしたので、車載機及び携帯機における無駄な電力の消費を抑制することができる。
前記IDを登録するための前記IDを含む信号電波は、前記携帯機による前記車両のエンジンの停止指令信号及び前記IDを含む信号電波であることが好ましい。このように構成すれば、携帯機のIDの車載機への初期登録時にエンジンが誤起動することを防止できる。
前記IDを登録するための前記IDを含む信号電波は、前記携帯機による前記車両の燃料電池の停止指令信号及び前記IDを含む信号電波であることが好ましい。このように構成すれば、携帯機のIDの車載機への初期登録時に燃料電池が誤起動することを防止できる。
前記IDを登録するための前記IDを含む信号電波は、前記携帯機による前記車両の駆動用電動機の停止指令信号及び前記IDを含む信号電波であることが好ましい。このように構成すれば、携帯機のIDの車載機への初期登録時に駆動用電動機が誤起動することを防止できる。
この発明によれば、携帯機のIDを車載機に最初に登録する初期登録時に、前記車載機が、前記携帯機からの前記IDを含む信号電波の受信強度が閾値以上である場合にのみ前記IDの登録を許可するようにしたので、受信強度の弱い状態での登録が拒絶されることから、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止することができる。
この実施形態に係る遠隔操作システムの概略構成を示すブロック図である。 図1中、携帯機の概略構成を示すブロック図である。 IDの初期登録の説明に供されるフローチャートである。 IDの初期登録の説明に供されるシーケンス図である。 変形例1の動作説明に供される波形図である。 変形例2の動作説明に供されるフローチャートである。
以下、この発明に係る遠隔操作システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
図1は、この実施形態に係る遠隔操作システム10の概略構成を示すブロック図である。
遠隔操作システム10は、基本的には、車両に設けられた車載機12と、前記車両の使用者が携帯可能な携帯機14とから構成される。
携帯機14のボタン押圧等の操作による前記車両の操作(エンジン始動・停止、ドアの施解錠等の操作)は、車載機12に携帯機14のID(固有の識別符号であって、以下、携帯機IDともいう。)を登録(初期登録)した後に有効とされる。
携帯機14のIDを車載機12に初期登録する際には、図1に示すように、車載機12に設けられたコネクタ16に、ケーブル付きコネクタ18を介して接続可能な外部の診断機20が準備される。診断機20を利用するのは前記車両の盗難防止等の観点からである。診断機20と車載機12とは、無線接続してもよい。
なお、診断機20は、表示器84とキーボード86を備えない診断機、いわゆる専用機とし、該専用機にパーソナルコンピュータを接続し、該パーソナルコンピュータ上の表示器及びキーボードを用いて初期登録を行う構成としてもよい。
図2は、図1に正面外観を示した携帯機14の概略構成を示すブロック図である。
携帯機14は、制御装置としての携帯機ECU(Electronic Control Unit)22を備える。携帯機ECU22は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)及びRAM(ランダムアクセスメモリ)等の記憶器24、その他、必要に応じて、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時器としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現器(機能実現手段)、例えば制御器、演算器、及び処理器等として機能する。なお、携帯機ECU22の記憶器24には、工場出荷時等に、予め固有の識別符号(ユニークID)であるID(携帯機IDという。)が記憶されている。
なお、以下に、説明する他のECUも同様の構成を有している。
図1及び図2に示すように、携帯機14には、外観に現れる、それぞれ使用者等が押圧可能なエンジンボタン26、解錠ボタン(アンロックボタンともいう。)28、及び施錠ボタン(ロックボタンともいう。)30からなる操作部が設けられる他、使用者等が視認可能なLED等のインジケータ32が設けられる。インジケータ32は、スピーカ・ブザーにすることもできる。
携帯機14の内部には、送信アンテナ34が設けられた送信回路35と、受信アンテナ36が設けられた受信回路40が設けられている。
エンジンボタン26、アンロックボタン28、ロックボタン30、インジケータ32、送信回路35、及び受信回路40は、携帯機ECU22に接続されている。
一方、車載機12は、前記車両のダッシュボード内等に搭載される。
図1に示すように、車載機12は、車載機ECU50を備える。車載機ECU50は、集積回路である車載通信用のRFIC52、メモリである記憶器54、計時器であるタイマ55の他、機能実現器としての登録制御器56、及び閾値設定器58を備える。
車載機ECU50の記憶器54には、該車載機12の固有の識別符号(ユニークID)である車載機ID等が記憶されている。
車載機ECU50に、前記コネクタ16の他、受信アンテナ72が設けられた受信回路74、送信アンテナ68が設けられた送信回路70、前記車両のドアを施解錠するドアアクチュエータ62やエンジン64が接続されている。
エンジン64は、エンジン車両のエンジン、あるいはシリーズハイブリッド車両の発電機発電用のエンジンが該当する。なお、燃料電池車両の場合、エンジン64は、燃料電池(FC)66に代替される。また、電気自動車の場合、エンジン64は、図示しない駆動用電動機に代替される。
車載機12への携帯機IDの登録後に、携帯機14のアンロックボタン28が押圧されるとドアが解錠し、ロックボタン30が押圧されるとドアが施錠される。エンジン64(燃料電池66)は、ロックボタン30が押圧された後、所定時間内にエンジンボタン26が押圧(例えば、長押し)されたときに始動する(燃料電池66の場合、発電を開始する。)。さらに、エンジン64(燃料電池66)は、所定時間内にエンジンボタン26が1回押圧されると停止する。つまり、エンジンボタン26が1回押圧されると携帯機14からエンジン停止信号が送信され、エンジンが始動されないことに留意する。
診断機20は、メモリである記憶器82を有する診断機ECU80を備える。
診断機ECU80には、前記ケーブル付きコネクタ18の他、液晶ディスプレイ等の表示器84及びデータ入力装置としてのキーボード86を備える。
[動作]
次に、基本的には以上のように構成されるこの実施形態に係る遠隔操作システム10の動作(特に、閾値設定器58を利用した携帯機ID(携帯機14のID)の車載機12への登録動作)について、図3に示す車載機ECU50が実行するプログラムに係るフローチャート、及び図4に示す車載機12と診断機20と携帯機14間の処理を示すシーケンス図を参照して説明する。
なお、携帯機14のIDを車載機12に登録するために行われる診断機20のキーボード86及び携帯機14の操作は、例えばディーラーのサービスエンジニアによって行われる。
事前準備として、サービスエンジニアは、携帯可能な診断機20のケーブル付きコネクタ18を、車両のダッシュボード下等に設けられている車載機12のコネクタ16に装着する。また、ID登録前の携帯機14を準備する。
次に、サービスエンジニアは、キーボード86を操作して診断機20のメニューを表示器84上に表示させ、サービスエンジニアが図4に示すシーケンスQ1でメニュー画面から「ID登録」を選択すると、登録コマンドが診断機ECU80から車載機ECU50に対し、コネクタ18、16を通じて送信される。
これにより車載機ECU50では、図3のステップS1にて、診断機20からの登録コマンドの受信判定が肯定的(ステップS1:YES)になる。
次いで、ステップS2にて、登録コマンド受信した車載機ECU50は、登録モードに遷移すると共に、シーケンスQ2で診断機20に対し登録コマンドを受け付けた旨の情報である受付情報を、コネクタ16、18を通じて送信し、且つタイマ55に5秒をプリセットし、5秒からのダウン計時を開始する。プリセットされた5秒をダウン計時するタイマ55を、5秒タイマと称する。
さらにそのステップS2にて、閾値設定器58は、受信強度(信号受信強度)RSSI(Received Signal Strength Indicator)の閾値Th1を設定する。設定された閾値Th1を上回る受信強度RSSIの受信は、例えば、携帯機14が受信アンテナ72から数m以内に位置するときに可能にされる値に設定する。なお、電波は、距離の2乗に反比例して減衰する。
受付情報を受信した診断機20の診断機ECU80は、シーケンスQ3で、表示器84上に、5秒タイマのダウン計時を表示すると共に、携帯機14から1回目のIDを送信させるためのエンジン停止操作を促す表示を表示する。
この表示を見たとき(図4中、シーケンスQ3からシーケンスQ4に向かう矢印付き破線を参照)、サービスエンジニアは、携帯機14からエンジン停止信号を送信させるためエンジンボタン26を1度、押圧する。エンジンボタン26の押圧を検知した携帯機ECU22は、シーケンスQ4で、携帯機ECU22の記憶器24から読み出した携帯機IDを含むエンジン停止信号を、携帯機14の送信回路35及び送信アンテナ34を通じて送信する。
ステップS3にて、携帯機IDを含む停止信号が、車載機12の受信アンテナ72及び受信回路74を通じて受信されRFIC52に取り込まれる。
次いで、ステップS4にて、RFIC52は、取り込んだ携帯機IDを含む停止信号の受信強度RSSI[dBm]を算出すると共に、前記停止信号に含まれる携帯機IDを復調する。
次に、ステップS5にて、車載機ECU50は、算出した受信強度RSSIと閾値設定器58により設定された閾値Th1との大小を比較し、受信強度RSSIが閾値Th1以上の大きさ(RSSI≧Th1)であるか否かを判定する。
受信強度RSSIが閾値Th1未満であった(RSSI<Th1)場合には、現在登録しようとしている携帯機14以外の携帯機からの電波である可能性が高いと判定し(ステップS5:NO)、ステップS6にて、タイマ55による5秒の計時が経過(ステップS6:YES)するまで、ステップS3〜ステップS6:NOを繰り返す。なお、ステップS3にて、停止信号を受信しなかった(ステップS3:NO)場合にも、ステップS6にて、タイマ55による5秒の計時が経過するまで、ステップS3での受信待ちを実行する。
ステップS6にて、5秒間停止信号を受信しないとき、あるいはステップS3にて停止信号を受信してもステップS5にて受信強度RSSIが閾値Th1未満(ステップS5:NO)であって5秒間経過した(ステップS6:YES)場合には、ステップS7にて、診断機20に対し、登録失敗情報を送信する。
診断機ECU80は、登録失敗情報(5秒経過しても停止信号を受信しない。あるいは停止信号を受信したが、受信強度RSSIが閾値Th1未満)を表示器84上に表示する。
この表示によりサービスエンジニアは、携帯機14の電池切れ、故障等を推定することができる。
ステップS5の判定にて、受信強度RSSIが閾値Th1以上の大きさ(RSSI≧Th1)であると判定した(ステップS5:YES)場合、ステップS8にて、ステップS4で復調してある携帯機IDを記憶器54に記憶する(シーケンスQ5)。
さらに、ステップS8にて、車載機ECU50は、携帯機14へ車載機IDの登録準備信号を送信する(シーケンス図上では省略)。
さらにまた、ステップS8にて、車載機ECU50は、診断機20に対し、1度目の携帯機IDを正常に受信した旨の受付情報を送信する(シーケンスQ5)と共に、再び、タイマ55による5秒のダウン計時を開始させる。
受付情報を受信した診断機20の診断機ECU80は、シーケンスQ6で、表示器84上に、再び、5秒タイマのダウン計時を表示すると共に、携帯機14から2回目のIDを送信させるためのエンジン停止操作を促す表示を表示器84上に表示する。
この表示を見たとき(図4中、シーケンスQ6からQ7に向かう矢印付き破線を参照)、サービスエンジニアは、携帯機14のエンジンボタン26を押圧する。エンジンボタン26の押圧を検知した携帯機ECU22は、シーケンスQ7で、携帯機ECU22の記憶器24から読み出した携帯機IDを含む停止信号を、携帯機14の送信回路35及び送信アンテナ34を通じて再び送信する。
ステップS9にて、携帯機IDを含む停止信号が、車載機12の受信アンテナ72及び受信回路74を通じて受信されRFIC52に取り込まれる。
次いで、ステップS10にて、RFIC52は、取り込んだ、携帯機IDを含む停止信号の受信強度RSSI[dBm]を算出すると共に、停止信号に含まれる携帯機IDを復調する。
次に、ステップS11にて、車載機ECU50は、算出した受信強度RSSIと閾値設定器58により設定された閾値Th1との大小を比較し、受信強度RSSIが閾値Th1以上の大きさ(RSSI≧Th1)であるか否かを判定する。
受信強度RSSIが閾値Th1未満であった(RSSI<Th1)場合には、現在登録しようとしている携帯機14以外の携帯機からの電波であると判定し(ステップS11:NO)、ステップS12にてタイマ55による5秒の計時が経過するまで、ステップS9:YES〜ステップS12:NOを繰り返す。なお、ステップS9にて、停止信号を受信しなかった(ステップS9:NO)場合にも、ステップS12にて、タイマ55による5秒の計時が経過するまで、ステップS9での受信待ちを実行する。
ステップS12にて、5秒間停止信号を受信しない(ステップS12:NO)とき、あるいはステップS9にて停止信号を受信してもステップS11にて受信強度RSSIが閾値Th1未満(ステップS11:NO)であって5秒間経過した(ステップS12:YES)場合には、ステップS7にて、診断機20に対し、登録失敗情報を送信する。
診断機ECU80は、登録失敗情報(5秒経過しても停止信号を受信しない。あるいは停止信号を受信したが、受信強度RSSIが閾値Th1未満)を表示器84上に表示する。
この表示によりサービスエンジニアは、携帯機14の電池切れ、故障等を推定することができる。
ステップS11の判定にて、受信強度RSSIが閾値Th1以上の大きさ(RSSI≧Th1)であると判定した(ステップS11:YES)場合、ステップS13にて、1回目の停止信号の送信にて記憶器54に記憶してある携帯機IDと今回(2回目)受信した携帯機IDが一致しているか否かを比較する。
一致していない(ステップS13:NO)場合には、ステップS12に戻る。
一致している場合には、ステップS14にて、携帯機IDの記憶器54への登録処理を行う(シーケンスQ8)。
ステップS14の登録処理では、また、携帯機14に対し、車載機IDを送信する。携帯機14は、シーケンスQ9で車載機IDを受信し、記憶器24に記憶して携帯機14の車載機12に対する登録処理を終了する。
ステップS14の登録処理では、さらに、車載機12が登録モードを終了して、診断機20に対して登録完了情報を送信する。
シーケンスQ10で、登録完了情報を受信した診断機20は、表示器84上に登録完了の旨を表示する。
これにより、一連の処理を終了する。
[まとめ及び変形例]
上述した実施形態に係る遠隔操作システム10は、車両が備える車載機12に携帯機14のIDを登録した後、前記車両に対する携帯機14の操作を有効にする遠隔操作システム10である。
携帯機14のIDを車載機12に初期登録する際、携帯機14は、車載機12にIDを登録するために前記IDを含む信号電波を送信する(ステップS2、シーケンスQ4)。
車載機12(車載機ECU50)は、受信した前記IDを含む前記信号電波の受信強度RSSIが、予め閾値設定器58に記憶されている閾値Th1以上である場合には前記登録を許可し、閾値Th1未満である場合には前記登録を拒絶する。
このように、携帯機14のIDを車載機12に最初に登録する初期登録時に、車載機12(車載機ECU50)は、携帯機14からの前記IDを含む信号電波の受信強度RSSIが閾値Th1以上である場合にのみ前記IDの登録を許可するようにしたので、受信強度RSSIの弱い状態での登録が拒絶されることから、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止することができる。
この場合、車載機12(車載機ECU50)は、前記IDを含む信号電波を受信する際の受信強度RSSIの閾値Th1を、前記IDを登録後に前記車両に対する操作用の信号電波を受信する際の閾値(閾値Thnormという。)より高いレベルに設定する受信強度RSSIの閾値設定器58を備えている。このため、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止しつつ、ID登録後済みの携帯機14による遠方からの操作を許容するので、携帯機14の利便性が失われることがない。
なお、車載機12(車載機ECU50)は、前記IDの初期登録が所定時間以内に完了しなかった(ステップS6:NO、ステップS12:NO)場合には、登録シーケンスを中止する(ステップS7)ようにしたので、車載機12及び携帯機14における無駄な電力の消費を抑制することができる。
また、前記IDを初期登録するための前記IDを含む信号電波は、携帯機14による前記車両のエンジンの停止指令信号及び前記IDを含む信号電波(ステップS3、ステップS9)としているので、携帯機14のIDの車載機12(車載機ECU50)への初期登録時にエンジン64及び/又は燃料電池66が誤起動することを防止できる。
[変形例1]
図5の波形図に示すように、車載機12(車載機ECU50)の閾値設定器58は、前記IDを含む信号電波を受信する際の閾値Th(ステップS3、S4、S5及びステップS9、S10、S11)を、閾値Th1から受信強度最大閾値Thmaxに設定した後、徐々に閾値Th1まで低下させて前記IDを含む信号電波を受信するようにしてもよい。
このようにすることで、車載機12に最も近い位置に位置する携帯機14の信号電波を最初に受信できるので、遠方に位置する他の携帯機のIDの誤登録を防止することができる。
受信強度最大閾値Thmaxは、例えば、車載機12の受信アンテナ72と携帯機14の送信アンテナ34との間の距離が0値(0[m])であるときの受信強度RSSIに設定し、受信強度最大閾値Thmaxから閾値Th1までに低下する遷移時間Taは、例えば、0.1[s]≦Ta<5[s]の間の適当な時間である。なお、0.1[s]は、人の応答遅れを考慮した時間である。
[変形例2]
図6のフローチャートに示すように、図3のステップS11の判定「RSSI≧Th1」をステップS11aの判定「RSSI≧Thnorm」に代替する。
すなわち、車載機12(車載機ECU50)は、前記携帯機IDを含む最初の信号電波を受信して(ステップS3)前記携帯機IDを記憶器54に記憶した(ステップS8)後、前記携帯機IDを含む次の信号電波を受信する際に、受信強度RSSIの閾値設定器58により前記携帯機IDを含む最初の前記信号電波を受信した閾値Th1を下げて、例えば、通常閾値Thnormまで下げて受信して前記携帯機IDを記憶器54に記憶し、両ID(1回目と2回目の受信ID)が一致した場合に、車載機12のIDを携帯機14に送信して車載機12のID登録処理を終了するようにしてもよい。
この場合、携帯機14から送信される第2回目の信号電波に対する受信強度RSSIの閾値Thnormを、携帯機14から送信される第1回目の信号電波に対する受信強度RSSIの閾値Th1よりも小さくしているので、一旦、携帯機IDが記憶器54に記憶された後は、より確実に2回目の携帯機IDを受信して登録することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…遠隔操作システム 12…車載機
14…携帯機 16、18…コネクタ
20…診断機 22…携帯機ECU
50…車載機ECU 52…RFIC
55…タイマ 56…登録制御器
58…閾値設定器

Claims (7)

  1. 車両が備える車載機に携帯機のIDを登録した後、前記車両に対する前記携帯機の操作を有効にする遠隔操作システムであって、
    前記携帯機は、
    前記車載機にIDを登録するために前記IDを含む信号電波を送信し、
    前記車載機は、
    受信した前記IDを含む前記信号電波の受信強度が、閾値以上である場合には前記登録を許可し、前記閾値未満である場合には前記登録を拒絶し、
    前記車載機は、
    前記IDを含む前記信号電波を受信する際の前記受信強度の前記閾値を、前記IDを登録後に前記車両に対する操作用の信号電波を受信する際の通常閾値より高いレベルに設定する前記受信強度の閾値設定器を備える
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 請求項1に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記車載機の前記閾値設定器は、
    前記IDを含む信号電波を受信する際の前記閾値を、受信強度最大閾値に設定した後、前記閾値まで低下させて前記IDを含む信号電波を受信するように前記閾値を可変する
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  3. 請求項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記車載機は、
    前記IDを含む最初の信号電波を受信して前記IDを記憶器に記憶した後、前記IDを含む次の信号電波を前記閾値にて受信して前記IDを前記記憶器に記憶し、両IDが一致した場合に、前記車載機のIDを前記携帯機に送信して前記車載機のID登録処理を終了する
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  4. 請求項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記車載機は、
    前記IDを含む最初の信号電波を受信して前記IDを記憶器に記憶した後、前記IDを含む次の信号電波を受信する際に、前記受信強度の閾値設定器により前記IDを含む最初の前記信号電波を受信した前記閾値を下げて受信して前記IDを前記記憶器に記憶し、両IDが一致した場合に、前記車載機のIDを前記携帯機に送信して前記車載機のID登録処理を終了する
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記車載機は、
    前記IDの登録が所定時間以内に完了しなかった場合には、登録シーケンスを中止する
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記IDを登録するための前記IDを含む信号電波は、前記携帯機による前記車両のエンジンの停止指令信号及び前記IDを含む信号電波である
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の遠隔操作システムにおいて、
    前記IDを登録するための前記IDを含む信号電波は、前記携帯機による前記車両の燃料電池の停止指令信号及び前記IDを含む信号電波である
    ことを特徴とする遠隔操作システム。
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