JP6606308B2 - 温度センサ及び温度センサを備えた装置 - Google Patents

温度センサ及び温度センサを備えた装置 Download PDF

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Description

本発明は、温度センサ及び温度センサを備えた装置に関する。
例えば、エアコン、冷蔵庫、給湯器、IHクッキングヒータ等の家電機器、自動車等の車載機器のモータコイル及び二次電池等の温度を検知するためにサーミスタ素子で構成された温度センサが用いられている。このような温度センサは、使用環境に応じて耐熱性、耐薬品性、耐水性、耐油性等の耐久性が要求されている。
そこで、従来、サーミスタ素子と、引出し線とリード線の接続部位を内層用チューブと外層用チューブとの樹脂被覆層で被覆し、直方体形状の外観を有するように成形された温度センサが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、この温度センサは、内層用チューブと外層用チューブとの二重のチューブで形成されているため、厚さ寸法を薄くすることが困難であり、また、被測温物との接触面積を広くすることや被測温物の被測温面の形状に合わせて、例えば、曲面形状に形成することが困難であるという問題が生じる。
一方、一対の絶縁シートの間に感熱素子を配置し、一対の絶縁シートを接着剤で貼着した温度センサが知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。
しかしながら、この温度センサは、絶縁シートが内層、外層の二重構造を構成するものではなく、また、感熱素子の厚さ寸法分が外面側に突出し、絶縁シートが平坦状になり難いという課題が生じる。
特許第5830636号公報 特開平8−54292号公報 特開平8−110268号公報 特開2004−233267号公報 特開2010−123641号公報
本発明が解決しようとする課題は、厚さ寸法を薄くし、被測温物との接触面積を広くすることが可能で、測定精度を向上することができる温度センサ及び温度センサを備えた装置を提供することである。
請求項1に記載の温度センサは、サーミスタ素子と、前記サーミスタ素子に接続された引出し線と、前記引出し線と接続されるリード線と、一対のシート状で樹脂材料の内層材を加熱硬化又は溶融凝固させた内層と、前記内層を形成する内層材とは別体のものとして用意され、一対のシート状で樹脂材料の両面が平坦である外層材によって形成された状態の外層と、を具備し、前記サーミスタ素子、引出し線及び引出し線とリード線との接続部位は、前記内層に被覆されるとともに、前記一対の外層の間に挟まれて被覆されており、かつ前記一対の外層の表面は前記サーミスタ素子、引出し線及び引出し線とリード線との接続部位に対応する部位を含めて平坦状であることを特徴とする。
かかる発明によれば、厚さ寸法を薄くし、被測温物との接触面積を広くすることが可能で、測定精度を向上することができる。
請求項2に記載の温度センサは、前紀外層の一方の面に赤外線を反射する材料を設けたこと特徴とする。
請求項3に記載の温度センサは、前記外層は、平坦な曲面状であり、一方の表面が凹曲面状であり、他方の表面が凸曲面状であることを特徴とする。かかる発明によれば、温度検知面を被測温物の表面の曲面形状に沿って接触させることができる。
請求項4に記載の温度センサは、前記外層の内面側は、サーミスタ素子に対応して変形して凹みが形成されることを特徴とする。かかる発明によれば、厚さ寸法を薄くできるとともに、サーミスタ素子が外層の外面側へ突出するのを回避することが期待できる。
請求項5に記載の温度センサは、可撓性を有していることを特徴とする。かかる発明によれば、温度検知面を被測温物の表面の形状に沿って変形して接触させて取付けることが可能となる。
請求項6に記載の温度センサは、前記リード線は、絶縁被覆された電線であることを特徴とする。リード線の形態は、単線、角線、撚り線等の任意のものが適用可能である。
請求項7に記載の温度センサは、前記外層及び内層は、200℃以上の耐熱性を有していることを特徴とする。
請求項8に記載の温度センサは、前記外層及び内層は、150℃以上の耐油性を有していることを特徴とする。
請求項9に記載の温度センサは、前記一対のシート状で樹脂材料の外層材は、同じ形状であることを特徴とする。かかる発明によれば、部材の共通化を図ることができる。
請求項10に記載の温度センサは、前記内層の厚さ寸法は、外層の厚さ寸法より大きいことを特徴とする。
請求項11に記載の温度センサを備えた装置は、請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載された温度センサが備えられていることを特徴とする。
温度センサを備えた装置は、エアコン、冷蔵庫、給湯器等の家電機器、自動車等の車載機器のモータコイル及び二次電池等の各種温度検出のために温度センサが備えられた各種装置が該当する。格別温度センサが適用される装置が限定されるものではない。
本発明の実施形態によれば、厚さ寸法を薄くし、被測温物との接触面積を広くすることが可能で、測定精度を向上できる温度センサ及び温度センサを備えた装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る温度センサを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図1中、Y−Y線に沿う断面図である。 図1中、X−X線に沿う断面図である。 同温度センサの製造方法において、用意する部材を示す斜視図である。 同温度センサの製造方法において、製造工程を示す説明図である。 同温度センサが被測温物に配置されて温度検知を行う状態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図6中、Y−Y線に沿って断面にして示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 測温対象試料として、実施形態の温度センサ及び比較例の温度センサを模式的に示す横断面図である。 温度測定対象(熱源)の温度と温度センサの検知温度とを示すグラフである。 温度測定対象(熱源)の温度と温度センサの検知温度との温度差を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る温度センサを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 同温度センサが被測温物に配置されて温度検知を行う状態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図12中、Y−Y線に沿って断面にして示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 温度センサを被測温物に取付ける場合の取付け部を形成した実施形態を示す平面図であり、(a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3を示している。
以下、本発明の第1の実施形態に係る温度センサについて図1乃至図5を参照して説明する。図1乃至図3は温度センサを示し、図4及び図5は温度センサを被測温物に配置した状態を示している。なお、各図において、同一又は相当部分には、同一符号を付し重複する説明を省略する。また、各図では、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1乃至図3に示すように、温度センサ1は、サーミスタ素子2と、引出し線3と、リード線4と、被覆層5とを備えている。
サーミスタ素子2は、サーミスタ焼結体の感温焼結であり、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、イットリウム(Y)、クロム(Cr)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)等の遷移金属元素の中から選ばれる2種あるいはそれ以上の元素から構成され、結晶構造を有する複合金属酸化物を主成分として含む酸化物のサーミスタ材料で構成される。また、特性向上等のために副成分が含有されていてもよい。主成分、副成分の組成及び含有量は、所望の特性に応じて適宜決定することができる。
また、サーミスタ素子2は、ガラス等の封止材によって被覆されている。これにより、高温の環境下で温度センサ1が使用される場合にもサーミスタ素子2を効果的に保護することができる。
引出し線3は、導電性を有し、サーミスタ素子2の表面に形成された金、銀、銅及び白金等の電極に溶着又ははんだ付け等によって電気的に接続されてガラス等の封止材から導出されている。この引出し線3は、単一の導線から構成され、その材料には、ジュメットや42アロイが好適に用いられる。引出し線3の材料としては、銅(Cu)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、アルミ(Al)、亜鉛(Zn)、チタン(Ti)又はこれらの少なくとも1種を含む合金を用いることができる。
この引出し線3は、リード線4に電気的に接続されている。リード線4は、絶縁被覆41された撚り線からなる電線であり、各芯線42が引出し線3に半田付け、溶接や圧着等で電気的に接続される。したがって、引出し線3とリード線4との接続によって接続部位が形成される。なお、リード線の形態は、単線、角線、撚り線等の任意のものが適用可能である。
なお、サーミスタ素子2の形態は、チップサーミスタ及び薄膜サーミスタにリード線4を電気的に接合したものでもよい。
被覆層5は、サーミスタ素子2、引出し線3及び引出し線3とリード線4との接続部位を覆って、これらを周囲環境から保護するものである。被覆層5は樹脂材料、例えば、フッ素樹脂から形成されていて内層6及び外層7から構成されている。
具体的には、内層6は、フッ素樹脂のFEP(テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの共同合体したフッ素樹脂)から形成されており、FEPが溶解して凝固した状態でサーミスタ素子2等が被覆されている。
後述の温度センサ1の製造方法で説明するように、内層6は、一対のシート状の樹脂材料(第1の内層材61、第2の内層材62)を加熱して溶解して凝固させたものであり、もともとは一対(2枚)のシート状の樹脂材料が溶解して一体となって単層化したものである。内層6の厚さ寸法は1mm〜1.25mm程度である。
外層7は、一対のシート状の樹脂材料、例えば、フッ素樹脂のPTFE(四フッ化エチレン)から形成されており、第1の外層材71及び第2の外層材72を有している。第1の外層材71及び第2の外層材72は、略長方形状で表面が平坦状に形成されており、長さ寸法が約22mm、幅寸法が約6.6mm、厚さ寸法が約0.25mmである。
したがって、内層6の厚さ寸法が1mm〜1.25mm程度であるのに対し、外層7の厚さ寸法は0.25mm×2(枚)=0.5mmであり、外層7の厚さ寸法より内層6の厚さ寸法の方が大きくなっている。
以上のような構成において、内層6に被覆されたサーミスタ素子2、引出し線3及び引出し線3とリード線4との接続部位は、さらに外層7に被覆されている。なお、リード線4は、図示を省略する温度計測回路に接続するため、被覆層5の一端側から露出して導出されるようになっている。したがって、前記サーミスタ素子2の抵抗値の変化に基づいて温度計測回路によって被測温物の温度を検知することができる。
具体的には、サーミスタ素子2等は、内層6に被覆されるとともに、一対の外層7の間に挟まれて被覆されている。この場合、被覆層5は、後述するようにプレス工程と加熱工程を経て形成されるため、図3に代表して示すように、外層7(第1の外層材71及び第2の外層材72)の内面側には若干の凹み7aが形成される。つまり、サーミスタ素子2の厚さ寸法の範囲内において、その厚さ寸法を吸収するように、サーミスタ素子2に対応して外層7の内面側にサーミスタ素子2が食い込み変形して凹み7aが形成される。このため、温度センサ1の厚さ寸法が薄型化され、外層7の表面は平坦状が維持されるようになる。
なお、外層7の内面側に食い込んだサーミスタ素子2の部位、正確にはガラス等の封止材の部位は、内層6に完全には被覆されないで、主として外層7に被覆されることとなる。
また、温度センサ1は可撓性を有していて曲面状に曲げることが可能となっている。因みに、温度センサ1の厚さ寸法は、約1.5mmに形成することができる。
次に、図4及び図5を参照して温度センサ1の製造方法の一例について説明する。一対のシート状の内層材及び一対のシート状の外層材の間にサーミスタ素子2を挟んでプレス工程と加熱工程とを経て、サーミスタ素子2を内層材及び外層材によって被覆して温度センサ1を作製する。
図4に示すように、引出し線3及びリード線4が接続されたサーミスタ素子2と、一対の内層材としてシート状の第1の内層材61及び第2の内層材62と、一対の外層材としてシート状の第1の外層材71及び第2の外層材72とを用意する。
一対の内層材と一対の外層材とは、それぞれ略同形状であり、長方形状で表面が平坦状をなしている。各内層材(第1の内層材61、第2の内層材62)の厚さ寸法は0.5mmであり、各外層材(第1の外層材71、第2の外層材72)の厚さ寸法は既述のように0.25mmである。なお、内層材及び外層材は、熱可塑性の樹脂であり、内層材はフッ素樹脂のFEPから形成されており、外層材はフッ素樹脂のPTFEから形成されている。
内層材のFEPの融点は275℃であり、外層材のPTFEの融点は327℃である。したがって、外層材の方が内層材より融点が高いものとなっている。また、内層材及び外層材ともに耐熱性が良好で200℃以上の温度に耐えることができ、特に、PTFEは−100℃〜+260℃の広い温度範囲にわたって長時間の使用に耐えることができる。
図5に示すように、金型を用いたプレス加工によるプレス工程と加熱工程とを経て温度センサ1が作製される。まず、図5(a)に示すように、金型の表面が平坦な下型10上に第1の外層材71を配置し、その上に第1の内層材61を重ねて配置し、さらにその上にサーミスタ素子2を配置する。次いで、図5(b)に示すように、サーミスタ素子2の上に第2の内層材62、第2の外層材72を配置する。したがって、サーミスタ素子2は、内層材及び外層材に挟まれるように配置される。この配置工程に続いて、図5(c)及び(d)に示すように、表面が平坦な下型10上に配置された内層材、外層材及びサーミスタ素子2を金型の表面が平坦な上型11によってプレスし加工する(プレス工程)。
また、このプレス工程とともに被覆層5である内層材及び外層材を加熱する(加熱工程)。この加熱工程の加熱温度は、内層材のFEPの融点以上の温度に設定して温度センサ1が作製される。
なお、加熱工程は、プレス工程の前に行ってもよいし、プレス工程と同時に行ってもよく、工程の順序が格別限定されるものではない。加熱工程がプレス工程の前に行われる場合には、内層材が溶解している間にプレス工程が行われる。
以上のようなプレスと加熱による製造工程によって作製された温度センサ1は、厚さ寸法が薄いシート状であり、外層7の表面が平坦状に形成される。詳しくは、第1の内層材61及び第1の外層材71と、第2の内層材62及び第2の外層材72との間にサーミスタ素子2がサンドイッチ状態で挟まれ、内層材(第1の内層材61、第2の内層材62)が溶解し一体となって単層化してサーミスタ素子2が内層材及び外層材によって被覆される。
この場合、サーミスタ素子2は、シート状の内層材及び外層材の間に挟まれるようになるので、第1の内層材61及び第1の外層材71と第2の内層材62及び第2の外層材72との間の周囲は、部材がなく開放される状態となる(例えば、図5(c)参照)。したがって、本実施形態によれば、従来の内層用チューブと外層用チューブとの二重のチューブで形成される温度センサに比し、厚さ寸法を薄くすることが可能となる。
また、プレス工程と加熱工程とを経て作製される温度センサ1は、そのプレス圧力と加熱温度が適宜調整される。したがって、圧力と熱により、第1の外層材71及び第2の外層材72の内面側には、既述のようにサーミスタ素子2に対応して変形する凹み7aが形成される。この凹み7aはサーミスタ素子2が第1の外層材71及び第2の外層材72の内面側に食い込み厚さ寸法を吸収するための逃げ部であり、これにより、温度センサ1の厚さ寸法が薄型化されるにもかかわらず、外層7の表面を平坦状とすることができる。
このような温度センサ1によれば、耐久性を有し、薄型化でき、外層7の表面が平坦状で、かつ広い面積を確保することが可能となり、被測温物との接触面積を広く確保して測定精度を向上することができる。
なお、内層材として熱硬化性樹脂の材料を用いてもよい。この場合、内層材は加熱硬化する。つまり、加熱工程により、熱硬化性樹脂は流動化し、その後硬化してサーミスタ素子2等を被覆するようになる。
なお、一対のシート状の樹脂材料である第1の内層材61及び第2の内層材62は、部材の共通化を可能とするため同じ形状であることが好ましい。しかし、必ずしも同じ形状である必要はなく、形状が相違していてもよい。また、同様に、一対のシート状の樹脂材料である第1の外層材71及び第2の外層材72も同じ形状であることが好ましいが、必ずしも同じ形状である必要はない。
図6及び図7の一例に示すように温度センサ1は、被測温物である温度測定対象100に取り付けられて温度検知が行われる。温度測定対象100は熱源であり、この熱源の平板状の部分に温度センサ1の表面を接触させて温度検知が行われる。この例では第1の外層材71側を温度検知面dfとし、温度測定対象100に接触させている。なお、温度検知面dfは、第2の外層材72側であってもよい。第1の外層材71及び第2の外層材72ともに同様に平坦状に形成されているからである。第1の外層材71及び第2の外層材72の両面を温度検知面dfとして機能させることが可能である。
図に示すように、温度センサ1は薄型化され、温度検知面dfが平坦状であり、温度測定対象100と広い接触面積で接触させることができる。したがって、温度測定対象100からの熱が温度センサ1に良好に伝わり、熱応答性が速く、測定精度の向上が期待できる。
次に、上記実施形態の測温性能を確認した結果について図8乃至図10を参照して説明する。測温性能は、温度測定対象(熱源)100に対する温度センサの検知温度で示している。測温対象試料は、本実施形態の温度センサ及び比較例の温度センサである。
図8に模式的に横断面で示すように、比較例の温度センサは、測温対象試料としてNo.1比較例1及びNo.2比較例2のものであり、本実施形態の温度センサは、測温対象試料としてNo.3実施形態1及びNo.4実施形態2のものである。
No.1比較例1及びNo.2比較例2は、既述の特許文献1に示されたタイプのものであり、内層用チューブと外層用チューブとの二重の収縮チューブで形成され、外観が円柱状及び四角柱状をなした温度センサである。No.1比較例1の厚さ寸法は2.1mmであり、No.2比較例2の厚さ寸法は1.7mm、幅寸法は3.5mmである。また、No.3実施形態1の厚さ寸法は1.5mm、幅寸法は6.6mmであり、No.4実施形態2はNo.3実施形態1と同様な寸法であって、温度検知面と反対側の面に赤外線を反射する材料を設け、具体的にはアルミテープを設けて覆ったものである。アルミテープで覆うことで輻射断熱の効果が期待できる。
図9は、温度測定結果を示しており、横軸は時間[sec]を示し、縦軸は温度[℃]を示している。温度測定対象(熱源)の温度に対する測温対象試料の温度センサの検知温度を示している。
No.3実施形態1及びNo.4実施形態2の温度センサは、測定開始から約300秒以内の過渡状態では温度測定対象(熱源)に対する追随性が良好で、熱応答性が速く、測定開始から約300秒以降の定常状態では、温度測定対象と略並行して安定して温度検知が行われることが分る。
図10は、測温対象試料の温度センサについて、温度測定対象(熱源)との温度差を示している。なお、横軸は時間[sec]を示し、縦軸は温度差[℃]を示している。図10に示すデータから、No.1比較例1及びNo.2比較例2の温度センサによる場合に対し、No.3実施形態1及びNo.4実施形態2の温度センサによる場合の温度差が小さく、温度測定対象(熱源)の温度を精度よく測定できることが確認できる。
なお、No.3実施形態1とNo.4実施形態2との温度センサでは、測定開始から100秒付近の初期において、No.4実施形態2の方が温度差が小さく過渡状態の追従性がさらによいことが分る。以降の定常状態は両者とも良好な温度検知が行われる結果となっている。過渡特性がよくなることにより温度測定対象(熱源)の温度管理の制御性がよくなる効果がある。
また、加えて、サーミスタ素子2と被覆層5との寸法の関係で、サーミスタ素子2を封止するガラスの封止材の外径に対して、シート状の被覆層5(内層6及び外層7)の幅寸法を5倍以上の寸法にすることにより測温性能が良好になることを確認している。
次に、第2の実施形態に係る温度センサについて図11乃至図13を参照して説明する。図11は温度センサを示し、図12及び図13は温度センサを被測温物に配置した状態を示している。なお、各図において、第1の実施形態と同一又は相当部分には、同一符号を付し重複する説明を省略する。
本実施形態の温度センサ1は、基本構成は第1の実施形態のものと同様である。本実施形態では、温度センサ1を平坦な曲面状に湾曲させて成形している。具体的には、温度検知面dfが被測温物である温度測定対象100の曲面状の形状に合うように成形されている。また、温度センサ1の曲面状の形状は、リード線4の導出方向に曲がった曲面形状であり、一方の表面の温度検知面df側(第1の外層材71側)が平坦な凹曲面状となり、他方の反対側の表面の第2の外層材72側が平坦な凸曲面状となるように形成されている。
したがって、温度検知面dfが温度測定対象100の表面の形状に沿って密着するように接触させることができ測定精度の向上が実現できる。
本実施形態の温度センサ1の製造にあたっては、第1の実施形態と同様に、引出し線3及びリード線4が接続されたサーミスタ素子2と、一対の内層材としてシート状の第1の内層材61及び第2の内層材62と、一対の外層材としてシート状の第1の外層材71及び第2の外層材72とが用意される。プレス工程と加熱工程が適用されるが、表面(プレス面)が曲面状の金型が用いられる。例えば、下型の表面が凸曲面状であり、これに対向する上型の表面が凹曲面状の金型が用いられる。これにより、温度センサ1が曲面状に湾曲して成形される。
以上のように本実施形態によれば、温度センサ1の温度検知面dfを、温度測定対象100の形状に合わせて曲率を変えて作製することができる。したがって、第1の実施形態の効果に加え、本実施形態の温度センサ1は、例えば、電気自動車やハイブリッド車の中核部品である走行用モータにおけるモータコイルの温度を検知する場合に好適に用いることができる。
モータコイルは一般的には略円筒状の外観をなしているため、温度検知面dfをモータコイルの形状に合わせて曲面状に形成することにより、温度検知面dfをモータコイル側へ確実に接触させることが可能となり、測定精度の向上を図ることができる。
モータコイルはオートマオイル等のオイルで冷却することから、これらのセンサは耐油性が求められる。したがって、外層材及び内層材は150℃以上の高温下における耐油性のある材料を選定する必要がある。
耐油性のシート状の材料にはPTFE,PPS、PEEK,ポリイミド及びガラスエポキシ等がある。また、熱可塑性樹脂の材料としてはPFA、FEPなどがあり、熱硬化性樹脂の材料としてはエポキシ樹脂が一般的である。これらの材料を適宜組み合わせて内層及び外層を形成し、温度センサ1を構成する。
なお、本実施形態では、温度センサ1を曲面状に成形する場合について説明したが、第1の実施形態の平坦状の温度センサ1を温度測定対象100に取付けるときに、当該温度センサ1を温度測定対象100の形状に合わせて曲面状に湾曲させて取付けるようにしてもよい。温度センサ1は、所定の可撓性を有しているため曲面状に湾曲させることが可能である。
次に、上記各実施形態の温度センサ1において、被測温物である温度測定対象100に温度センサ1を取付ける場合の取付け部を形成した実施形態について、図14を参照して説明する。本実施形態における取付け部は被覆層5に形成されている。
(実施例1)
図14(a)に示すように、温度センサ1における被覆層5の幅方向の両端側に、取付け部5aとして一対の切欠きを形成したものである。したがって、例えば、温度測定対象100に形成されたボス等に切欠きを嵌合することにより位置決めし取付けを行うことができる。
(実施例2)
図14(b)に示すように、温度センサ1における被覆層5の後端側であって、幅方向の両端に取付け部5bとして一対の外側に向かう突起を形成したものである。
(実施例3)
図14(c)に示すように、温度センサ1における被覆層5幅方向の両端側に、取付け部5cとして一対の孔を形成したものである。
以上の各実施例によれば、取付け部を利用して、温度センサ1を被測温物である温度測定対象100に取付けることが可能となる。
なお、上記温度センサ1は、エアコン、冷蔵庫、給湯器、IHクッキングヒータ等の家電機器、自動車等の車載機器のモータコイル及び二次電池等の温度を検知するために各種装置に備えられ適用することができる。格別適用される装置が限定されるものではない。
また、本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・・温度センサ
2・・・・サーミスタ素子
3・・・・引出し線
4・・・・リード線
41・・・絶縁被覆
42・・・芯線
5・・・・被覆層
5a、5b、5c・・・取付け部
6・・・・内層
61・・・第1の内層材
62・・・第2の内層材
7・・・・外層
71・・・第1の外層材
72・・・第2の外層材
10・・・金型の下型
11・・・金型の上型
100・・温度測定対象
df・・・温度検知面

Claims (11)

  1. サーミスタ素子と、
    前記サーミスタ素子に接続された引出し線と、
    前記引出し線と接続されるリード線と、
    一対のシート状で樹脂材料の内層材を加熱硬化又は溶融凝固させた内層と、
    前記内層を形成する内層材とは別体のものとして用意され、一対のシート状で樹脂材料の両面が平坦である外層材によって形成された状態の外層と、
    を具備し、
    前記サーミスタ素子、引出し線及び引出し線とリード線との接続部位は、前記内層に被覆されるとともに、前記一対の外層の間に挟まれて被覆されており、かつ前記一対の外層の表面は前記サーミスタ素子、引出し線及び引出し線とリード線との接続部位に対応する部位を含めて平坦状であることを特徴とする温度センサ。
  2. 前記外層の一方の面に赤外線を反射する材料を設けたこと特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記外層は、平坦な曲面状であり、一方の表面が凹曲面状であり、他方の表面が凸曲面状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度センサ。
  4. 前記外層の内面側は、サーミスタ素子に対応して変形して凹みが形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の温度センサ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の温度センサであって、
    可撓性を有していることを特徴とする温度センサ。
  6. 前記リード線は、絶縁被覆された電線であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の温度センサ。
  7. 前記外層及び内層は、200℃以上の耐熱性を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の温度センサ。
  8. 前記外層及び内層は、150℃以上の耐油性を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の温度センサ。
  9. 前記一対のシート状で樹脂材料の外層材は、同じ形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の温度センサ。
  10. 前記内層の厚さ寸法は、外層の厚さ寸法より大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の温度センサ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載された温度センサが備えられていることを特徴とする温度センサを備えた装置。
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