JP6778844B2 - 温度センサおよび調理器具 - Google Patents

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Description

本発明は、検知対象との接触状態を維持するための可動体を有する温度センサに関し、一例として、加熱される調理器の底面に接触して調理器の温度を測定する温度センサに関する。
調理器、例えば鍋、フライパンなどの底面に接触して温度を測定する温度センサは、例えば特許文献1、特許文献2に記載されるように、調理器の底面に接する集熱体が上下方向に往復移動ができるように設けられるとともに、集熱体はコイルばねにより弾性力が上方に向けて加えられている。集熱体には感熱素子として例えばサーミスタ素子が接触または近接して設けられ、集熱体から伝達される熱を受けることにより調理器の温度を検知する。なお、ここでいうサーミスタ素子とは、感熱体としてのサーミスタとサーミスタに電気的に接続されるリード線とからなる。
この温度センサは、調理器具、例えばガスコンロに設けられており、コンロの五徳に調理器を載せる過程で調理器が集熱体に接触して集熱体が押し下げられる。集熱体には、上方に向けて弾性力が加えられているので、調理の最中に弾性力により調理器との接触状態が維持される。調理が終了して調理器を五徳から持ち上げられると、集熱体は当初の位置まで弾性力により押し上げられる。このように、この種の温度センサは集熱体のように往復移動する可動体を有している。
特開2006−34783号公報 特許第4451260号公報
集熱体は調理器から押し下げられるときに荷重を受ける。この荷重は集熱体を介して感熱素子に伝わるので、感熱体とリード線の接合部分には圧縮荷重が加わる。また、調理器が五徳から持ち上げられると集熱体は弾性力により押し上げられるが、この際に感熱体とリード線の接合部分に引張荷重が加わる。調理器が集熱体に衝撃荷重となって接触したり、圧縮荷重および引張荷重が長期にわたって繰り返されたりすると、感熱体とリード線の接合部分に断線が生ずるおそれがある。
そこで本発明は、集熱体が衝撃荷重を受けたり長期にわたって使用されたりしても感熱体とリード線の接続状態を維持できる温度センサを提供することを目的とする。
本発明者らは感熱体とリード線の接合部分の断線に与える集熱体への荷重の影響を確認したところ、以下のことを知見した。
調理器が集熱体に接触し、または、調理器が持ち上げられると集熱体は荷重を受けるが、この荷重は感熱体およびリード線に伝わり、さらにリード線に接続される継線にも伝わる。集熱体が受けた荷重は感熱素子に比べて総延長の長いこれら電線類の部分で緩和され得る。ところが、荷重が緩やかであれば電線類における荷重の緩和が成り立つが、急激に衝撃荷重が加わると成り立たなくなり、集熱体が受けた衝撃荷重は専ら感熱素子の部分に加わる。その結果、感熱体とリード線の相対的な位置ずれが生ずるように力が加わり断線に至ることがある。
以上の知見に基づいてなされた本願発明の温度センサは、検知対象に接触する感熱体と、感熱体に接続される一対のリード線と、リード線のそれぞれに接続される継線と、を有するセンサ要素と、対象器具に位置が固定される固定体と、センサ要素の感熱体を支持するとともに固定体に対して第一位置と第二位置との間で往復移動する可動体と、を有する保持要素と、を備える。
本発明におけるリード線は、単線からなる第一芯線を備える。本発明における継線は、撚線からなる第二芯線と、第二芯線を覆う第二絶縁被覆と、を備える。
本発明の温度センサは、撚線を構成する導線は単線より線径が小さいこと、を特徴とする。
本発明の温度センサにおいて、好ましくは、継線の第二芯線は、リード線の第一芯線より強度が低い変形領域を備える。
本発明の温度センサにおけるリード線と継線は、好ましくは、第一芯線の剥き出しとされた第一露出部と第二芯線の剥き出しとされた第二露出部との接続部分を介して接続されており、変形領域は、第二露出部に備えられる。
変形領域が第二露出部に備えられる本発明の第一形態は、好ましくは、第二芯線の変形量を規制する、電気絶縁性材料からなる変形規制要素を備える。
本発明における変形規制要素は、好ましくは、第一露出部、接続部分および第二露出部を所定の間隙を有して周囲から覆う。
本発明におけるリード線と継線は、好ましくは、第一芯線の剥き出しとされた第一露出部と第二芯線の剥き出しとされた第二露出部との接続部分を介して接続されており、変形領域は、第二絶縁被覆に覆われる第二芯線に備えられる。
変形領域が第二絶縁被覆に覆われる第二芯線に備えられる本発明の第二形態において、継線は、好ましくは、第二芯線と第二絶縁被覆は軸線方向への相対的な移動が可能に接している。本発明の第二形態においては、第二絶縁被覆が変形規制要素を兼ねる。
本発明の温度センサにおいて、典型的には、可動体に対して第一位置に向けて弾性力を加える弾性体を備える。
本発明に係る温度センサにおいて、継線は、撚線からなる第二芯線と、第二芯線を覆う第二絶縁被覆と、を備え、撚線を構成する導線は単線より線径が小さいために、第二芯線の方が第一芯線よりも強度が低い。これにより、集熱体が衝撃荷重を受けたとしても、芯線が先行して弾性変形できる。したがって、本願発明に係る温度センサによれば、衝撃荷重を受けたとしても、感熱体からの芯線の断線を防止できる。
本発明の第1実施形態に係る温度センサを示し、(a)は側面図、(b)縦断面図である。 第1実施形態に係る温度センサの可動体の動作を示し、(a)は調理器が載っていない無負荷の状態を示し、(b)は調理器が載っているために可動体が後退している状態を示している。 第1実施形態に係る温度センサの感熱素子を示し、(a)は正常な状態を示し、(b)は断線が生じた状態を示す。 第1実施形態に係る温度センサのリード線と継線の接合部分の近傍の動作を示す縦断面図であり、(a)は調理器が載っていない無負荷の状態を示し、(b)は調理器を調理器具に載せたときに衝撃荷重が加えられた状態を示している。 図4(b)の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る温度センサを示し、(a)は側面図、(b)縦断面図である。 第2実施形態に係る温度センサのリード線と接続電線の接合部分の近傍の動作を示し、(a)は調理器が載っていない無負荷の状態を示し、(b)は(a)の部分拡大断面図、(c)は調理器が調理器具に載ることにより衝撃荷重が加えられたときの(b)に対応する断面図、(d)は(b)に対応する第1実施形態に係る接続電線の断面図である。 本実施形態による温度センサを備えるガスコンロの要部を示す図である。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。以下では、第1実施形態と第2実施形態の二つを順に説明する。第1実施形態および第2実施形態は、集熱体に衝撃荷重が加わったときに、感熱素子のリード線に接続される接続電線の芯線が弾性変形することによって加わった荷重を緩和する。この芯線の弾性変形する部分はリード線よりも強度が低いために、リード線が感熱体から断線するよりも先行して芯線が弾性変形することにより、感熱体とリード線の接続状態を維持する。
第1実施形態と第2実施形態はともに接続電線の芯線が弾性変形することにより衝撃荷重を緩和する点では同じである。ところが、第1実施形態は剥き出しとされた芯線に弾性変形を生じさせるのに対して、第2実施形態は絶縁被覆で覆われた芯線に弾性変形を生じさせる。また、第1実施形態における弾性変形はいわゆる座屈に類似するように局所的に生ずると言えるのに対して、第2実施形態における弾性変形は第1実施形態に比べて広い範囲で蛇行するように生ずる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について、図1〜図4および図8を参照して説明する。なお、以降の説明において、各図の上側を上方Uまたは前方、下側を下方Lまたは後方として説明する。
温度センサ1は、図8に示すように、一例としてガスコンロなどの調理器具100において、鍋などの調理器107の底面108に接触してその温度を検出する。温度センサ1は、調理器107が載せられる五徳106,106の間の中央またはその近傍する位置に設けられる。
温度センサ1は、図1および図2に示すように、温度検出の主たる要素である感熱素子10と、感熱素子10のリード線13と電気的に接続される継線30と、感熱素子10を保持するセンサ保持体40と、を備えている。
[感熱素子10]
感熱素子10は、図3(a)に示すように、感熱体11と、感熱体11の対向する二面(図中の左右)のそれぞれに形成される電極12,12と、電極12,12を介して感熱体11に電気的に接続される一対のリード線13,13と、感熱体11を封止する保護層16とを備えている。
感熱体11は、温度変化によって電気抵抗値が変化する特性を有する金属酸化物または金属が用いられる。感熱体11に一対のリード線13,13を介して一定の電流を流し、測定器で感熱体11の電極12,12の間の電圧を測定し、オームの法則(E=IR)から抵抗値を求め、温度を検出する。
金属酸化物としてはサーミスタ(Thermistor:Thermally Sensitive Resistor)が好適に用いられ、典型的には負の温度係数を有するNTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient Thermistor)が用いられる。金属としては白金(例えば、Pt100;JIS−C1604)が好適に用いられる。
電極12は、感熱体11とリード線13を電気的に接続するものであり、好ましくは金、白金などの貴金属で構成される。
リード線13は感熱体11に一定の電流を流す導線であり、図1および図2に示すように、芯線14と、芯線14を覆う絶縁被覆15と、からなる。芯線14には電気伝導度の高い金属材料、典型的には銅が用いられる。後述する継線30の芯線31も同様の金属材料で構成される。芯線14が本願発明の第一芯線に該当する。リード線13の芯線14は単線からなる。
保護層16としてガラスが用いられる場合には、芯線14にはジュメット線(Dumet Wire)が好適に用いられる。ジュメット線とは、鉄−ニッケル合金からなる内層と銅からなる外層とをクラッドした複合線をいう。内層を構成する鉄−ニッケル合金の線膨張係数がガラスに近似する。したがって、保護層16がガラスからなる場合であっても、ジュメット線を用いることにより芯線14の熱膨張による保護層16の破損が阻止される。
絶縁被覆15は、芯線14の外周面を覆う。
リード線13は感熱体11に一定の電流を流す電線である点で後述する継線30と同じ役割を有するが、感熱体11に直接的に接続される電線をリード線13と称し、リード線13を介して感熱体11に間接的に接続される電線を継線30と区別している。
保護層16は、感熱体11を封止して気密状態に維持することによって、化学的な変化及び物理的な変化が感熱体11に生ずるのを避けるために設けられる。保護層16としてはガラスが用いられるのが好ましいが、温度センサ1を使用する環境によっては樹脂材料を用いることもできる。
[継線30]
継線30は、感熱素子10と図示しない後段の電気回路等とを電気的に接続するための電線で、芯線31と、芯線31を覆う絶縁被覆33と、を備えている。
芯線31は、複数、例えば7本、12本の導線を撚り合わせて作製された撚線である。撚線を構成するそれぞれの導線はリード線13の芯線14よりも線径が小さい。一例として、芯線14の直径が0.3mmであるのに対して、芯線31を構成する導線の直径は0.1mmである。
芯線31が本願発明の第二芯線に該当し、絶縁被覆33が本願発明の第二絶縁被覆に該当する。
第1実施形態における継線30は押し出し法で作製されており、第2実施形態の継線30と製法が異なる。押し出し法で作製された継線30は、その作製過程で絶縁被覆33が溶融しているために、図7(d)に示すように、溶融した絶縁材が芯線31の外周の凹凸に入り込む。したがって、継線30は、芯線31に対して絶縁被覆33が軸線方向に容易に位置ずれすることはない。
[リード線13と継線30の接合部分18]
次に、リード線13と継線30の接続部分18の周囲について図4および図5を参照して説明する。
リード線13の芯線14と継線30の芯線31は、例えば溶接による接続部分18により電気的に接続される。以下、接続部分18より感熱体11の側を前とし、その反対側を後とする定義に基づいた説明することがある。
接続部分18を含む前後の所定範囲はリード線13の絶縁被覆15および継線30の絶縁被覆33が剥がされている。つまり、この所定範囲については、芯線14および芯線31は剥き出しとされる。この所定範囲で剥き出しにされた部分の軸線方向の寸法は、衝撃荷重を受けたときに、衝撃荷重を緩和するために十分な長さに設定されている。これについて詳しくは後述する。
[センサ保持体40]
次に、センサ保持体40は、図1および図2に示すように、図8に示すように、調理器107の底面108に当接すると下方Lへ後退可能に設けられた可動体41と、可動体41を支持する固定体51と、を備えている。センサ保持体40は、本願発明における保持要素に該当する。
[可動体41]
可動体41は、図1および図2に示すように、例えば、調理器107の底面108におもて面が当接される板状の集熱体42と、集熱体42のうら面側に設けられ、感熱体11を収容して保持する収容筒43と、集熱体42を上端部で支持する筒状のホルダ44と、ホルダ44の上端部44Aから下端部44Bの付近までを同心状に覆う筒状のカバー45と、を備えている。集熱体42、収容筒43、ホルダ44およびカバー45は、耐熱性、耐酸化性を有する金属材料、例えばステンレス鋼により構成されることが好ましい。
また、可動体41は、ホルダ44の内部に収容され、固定体51に対して集熱体42、ホルダ44およびカバー45を上方Uに向けて弾性力を付与するコイルばね46を備えている。コイルばね46は、ステンレス鋼のなかで弾性係数の大きい材料で構成されることが好ましい。
集熱体42は、調理器107の底面108に面接触するように、おもて面に平坦な接触面42Aを備えている。
収容筒43は、フランジ状に形成された上端部43Aを備える。この上端部43Aが集熱体42のうら面に、例えば溶接により接合されることで、収容筒43は、上端部43A側は閉じられ、下端部43Bは開口している。収容筒43の内部には感熱素子10の感熱体11が収容される。感熱体11はその上端部が集熱体42のうら面に接触するように収容筒43に収容される。収容筒43の内部には感熱体11との隙間を埋める充填材を充填することが好ましい。充填材は、耐熱性の接着剤、特に金属フィラーを含むものが好ましい。
ホルダ44は、収容筒43よりも径の大きな筒状の部材であり、収容筒43、感熱素子10を内部に収容する。
ホルダ44の上端部44Aはフランジ状に形成されており、集熱体42の周縁部がホルダ44の上端部44Aの全周縁に亘って折り込まれている。これにより、ホルダ44は、上端部44Aの側が集熱体42により密閉されるので、調理器から煮こぼれがあってもこぼれた汁が内部に浸入しないようになっている。
ホルダ44は、段差部44Cよりも下方Lに径の細い下端部44Bが形成される。この段差部44Cが座金54に接触することで、可動体41の前端位置が規定される。ここでいう前端位置とは、固定体51に対して可動体41が最も前進している第一位置であり、集熱体42に荷重が加わらなければ可動体41はこの第一位置に位置する。
カバー45の上端部45Aは閉じられており、その内側が円筒状の空隙45Bをなしている。また、カバー45の下端部45Cは開放される。
カバー45は、その上端部45Aがホルダ44の上端部44Aの外周に圧入されることで、ホルダ44に対して固定される。こうして、ホルダ44とカバー45は相互に液密状態に固定される。
コイルばね46は、その上端部46Aが集熱体42のうら面側を支持し、下端部44Bが固定体51をなす外筒53の上端部を支持する。コイルばね46は、固定体51と可動体41の間に鉛直方向の弾性力を加える。
コイルばね46は、調理器を調理器具に載せたときに、集熱体42が下方Lへ後退するとともに調理器の底面への集熱体42の接触を維持できる程度の弾性力を有している。
[固定体51]
次に固定体51について図1、図2および図4を参照して説明する。
固定体51は、温度センサ1を調理器具に取り付けた後には、調理器を載せたとしてもその位置が固定される。
固定体51は、図1(b)および図4(a)に示すように、外筒53と、外筒53の内側に設けられ、接続部分18に臨むリード線13の芯線14が剥き出しとされる部分と継線30の芯線31が剥き出しとされる部分を取り囲む内筒55と、を備えている。芯線14が剥き出しとされる部分が本願発明における第一露出部に該当する、芯線31が剥き出しとされる部分が本願発明における第二露出部に該当する。また、内筒55が本発明における変形規制要素に該当する。
外筒53は、上方U側にフランジ状に突き出す上端部53Aが形成されており、この上端部53Aの下面には座金54が配置される。座金54は、外筒53の外周に嵌合される円筒状の部材である。座金54は、ホルダ44の段差部44Cが突き当たることで、可動体41の前方(上方U)へのそれ以上の移動を規制する。
外筒53および座金54は、ホルダ44と同様の金属材料で構成されるのが好ましい。
内筒55は、集熱体42が衝撃荷重を受けた時に芯線31が変形する量を規制する。
内筒55は、図1(b)、図4および図5に示すように、軸線方向Cに貫通するそれぞれが円柱状に形成された収容室56を備える、いわゆる2孔チューブからなる。この一対の収容室56,56は、径が互いに等しく設定されており、その径の直径Dは、リード線13と継線30の周囲に間隙が空くように定められている。この一対の収容室56,56のそれぞれには、接続部分18を含むリード線13と継線30が収容される。
内筒55は、電気絶縁性の樹脂材料から構成される。したがって、剥き出しとされた芯線14および芯線31が接触したとしても、内筒55との間に短絡が生じることがない。また、内筒55には、収容室56と収容室56の間に芯線14と芯線31が接触して短絡するのを防ぐための区画壁57が設けられている。
[温度センサ1の動作]
次に、この温度センサ1の動作、作用について図2、図4、図5および図8を参照して説明する。
図2(a),(b)および図8に示すように、この温度センサ1が取り付けられたガスコンロ100の五徳106の上に調理器107が載せられると、調理器107の底面に集熱体42が当接し、可動体41が下方Lへ移動、つまり後退する。このとき、図2(b)に示すように、集熱体42とともにホルダ44およびカバー45もコイルばね46の弾性力に抗して後退して停止する。調理の終了に伴って調理器107が五徳106から取り除かれると、集熱体42、ホルダ44およびカバー45は、コイルばね46の弾性力により上方Uへ移動、つまり前進する。集熱体42などは、図2(a)に示すように、ホルダ44の段差部44Cが座金54に接すると前進が止まる。このように、温度センサ1は、感熱体11を保持する可動体41が、調理器具であるガスコンロ100に対して位置が固定するように配置される固定体51に対して往復移動する。
この往復移動は、第一位置と第二位置の間で行われる。第一位置とは、調理器107が五徳106に載っていないためにコイルばね46に負荷か加わらないときの可動体41の位置である。第二位置とは、調理器107が五徳106に載っているためにコイルばね46に負荷か加わっているときの可動体41の位置である。コイルばね46は、可動体41を第二位置から第一位置に向けて弾性力を加える弾性体である。なお、第一位置に向けた可動体41の相対的な移動を前進といい、第二位置に向けた可動体41の相対的な移動を後退と称している。
集熱体42には急激な衝撃荷重が加わり、この衝撃荷重を感熱素子10で受けると、感熱体11とリード線13の電気的な接続が解かれる断線が生じるおそれがある。図3(b)はその一例を示しており、リード線13の芯線14に矢印で示すように引張力が作用することにより、電極12による芯線14の感熱体11との接続が解かれることがある。感熱素子10は保護層16を備えるが、保護層16による電極12による芯線14の接続を保持する力は衝撃荷重による引張力に比べると小さい。したがって、保護層16に断線の防止を期待することはできない。
そこで、温度センサ1は、感熱素子10の感熱体11と芯線14の接合部分で衝撃荷重を受け止めるのではなく、継線30の芯線31で衝撃荷重を緩和する要件を備えている。この要件は、接続部分18よりも後方において芯線31が相当の長さに亘って剥き出しとされること、および、芯線14よりも芯線31の強度が小さいことである。この要件を備えるので、芯線14が感熱体11から断線するのに先行して、芯線31が弾性変形することにより芯線14の断線を防止することができる。
図4(a),(b)および図5を参照して衝撃荷重を受ける継線30の芯線31の動作を説明する。
図4(a)に示す無負荷の状態から集熱体42に衝撃荷重が加わると、図4(b),図5に示すようにリード線13が瞬間的に後退する。そうすると、接続部分18よりも下方Lの芯線31が弾性変形して外側に向けて膨らみ変形部Eが形成されるので、芯線31が衝撃荷重を緩和する。絶縁被覆33が芯線31で覆われている部分は、剥き出しとなっている芯線31よりも強度が大きいので、弾性変形が生ずることはない。
ここで、集熱体42を介してリード線13および継線30に加えられる衝撃荷重は、リード線13および継線30の軸線方向に加わる圧縮荷重となる。したがって、衝撃荷重を受ける初期においてはリード線13および継線30は圧縮変形するが、受ける荷重が過大になると変形部Eとなって径方向の外側に向けてたわむ。これは、柱の座屈として知られている現象とみなされる。第1実施形態は、衝撃荷重を剥き出しとされた芯線31に座屈に類する変形に変換することで、衝撃荷重が緩和される。
ここで、圧縮荷重を受ける部材の荷重方向の寸法が大きいことが座屈の前提である。したがって、第1実施形態において、剥き出しとされる芯線31の軸線方向Cの寸法を長くしている。本発明者らの知見によると、強度の高い接続部分18より後方における剥き出しの寸法Dが5mm以上であれば変形部Eが生じやすく、10mm以上であればより変形部Eが生じやすい。
また、変形部Eは、図4(b)および図5に示すように、剥き出しの寸法Dのほぼ中央に生じる傾向が強い。したがって、寸法Dのほぼ中央の近傍が本発明における変形領域に該当する。
継線30は撚線から構成されているので、上述した弾性変形は撚線を構成するそれぞれの導線に生じる。それぞれの導線はリード線13の芯線14よりも線径が小さい。一方で、座屈は材料が持つ強度より遥かに小さな力で生じるので、撚線を構成する導線は芯線14よりも容易に変形部Eが生じる。
ここで、収容室56の直径D(図4)が小さいと変形部Eの変形量が小さくなり、衝撃荷重を十分に緩和できなくなる。一方、収容室56の直径Dが必要以上に大きすぎると、弾性域を超えて塑性変形が生じ、撚線を構成する導線が脆性破壊するおそれがある。これらを考慮すると、収容室56の直径Dは、好ましくは芯線31の直径の1.5〜4倍、より好ましくは2〜3倍の範囲とされる。
調理が継続している間、すなわち、五徳106の上に調理器107が置かれている間は、集熱体42を介して加えられる調理器の荷重がリード線13および継線30に継続して加えられているので、芯線31の弾性変形した状態は維持されるが、調理が終了して調理器が五徳106上から取り除かれると、変形部分は弾性復帰して図4(a)に示すように芯線31はもとの真直な状態に戻る。ここでは、弾性変形と説明したが、撚線である芯線31を構成する複数の導線の中の一部が塑性変形するのを否定しない。
[温度センサ1の効果]
温度センサ1は、感熱素子10から継線30の間に、剥き出しとされることで最も強度の小さい領域を芯線31に設ける。これにより、集熱体42に衝撃荷重を受けたとしても、芯線31が先行して弾性変形する。したがって、温度センサ1によれば、衝撃荷重を受けたとしても、感熱素子10の感熱体11からの芯線14の断線を防止できる。
しかも、温度センサ1は芯線31の変形量を規制する内筒55を備えている。これにより、芯線31が塑性変形に至るのを防ぐとともに、内筒55の区画壁57が芯線31どうしの接触による短絡を防ぐ。
さらに、温度センサ1は、芯線31の変形量を規制し、かつ芯線31どうしの短絡を防ぐために内筒55を設けること以外に新たな部材を設ける必要がない。しかも、芯線31の剥き出しとなる寸法を長くする必要はあるが、加工工数は剥き出しが短い場合と変わらない。よって、第1実施形態によれば、コストをほとんどかけることなく、耐衝撃性の温度センサ1を提供できる。
[第1実施形態の変形例]
以上、本発明に係る第1実施形態を説明したが、本発明は第1実施形態に限るものではなく、種々の変形を許容する。
はじめに、温度センサ1は芯線31の変形を規制するための要素として2孔チューブからなる内筒55を用いたが、本発明における芯線31の変形を規制する要素はこれに限らない。
例えば、芯線31の外周面を覆うように設けられるシリコーンゴムからなる被覆は本発明における芯線31の変形を規制する要素を構成する。芯線31の周囲にこの被覆が隙間なく設けられていたとしても、シリコーンゴムは柔軟性に富むため、芯線31の変形に伴って当該被覆が径方向に膨張しつつ芯線31の変形を規制する。
また、本発明における芯線31の変形を規制する要素は、芯線31の周囲を取り囲む以上の形態に限らない。例えば、芯線31は撚線からなるので、撚線をなす複数の導線の間に介在される粘着剤を本発明における芯線31の変形を規制する要素として用いることができる。
次に、第1実施形態は継線30の芯線31の強度がリード線13の芯線14の強度よりも小さい例を示したが、リード線13の芯線14の強度を継線30の芯線31の強度よりも小さくしてもよい。この場合、芯線14の直径をより小さくして撚線をなす芯線31よりも強度を小さくすればよい。この場合、剥き出しとされた芯線14の部分が弾性変形することになる。
また、芯線14の強度と芯線31の強度を調整することにより、衝撃荷重を受けたときに芯線14および芯線31の両方において変形を生じさせることもできる。
次に、温度センサ1の用途として示したガスコンロ100はあくまで本発明の一例にすぎず、加熱対象物と接触して温度を測定する器具に広く適用できる。例えば、電磁調理器、炊飯器、ポット、コーヒーメーカなどが掲げられる。
また、温度センサ1の構造もあくまで本発明の一例であり、固定体に対して往復移動する可動体を備える温度センサに広く適用される。固定体および可動体を構成する部材の材料も、第1実施形態に示した以外の材料を用いることもできる。例えば、金属材料を用いるとした部材について、測定温度が低ければ樹脂からなる成形品を用いることもできる。
以上のことは第2実施形態についても同様に当てはまる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る温度センサ2を説明する。
温度センサ2は、絶縁被覆63で被覆された範囲で芯線61を弾性変形させる点で第1実施形態の温度センサ1と相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に温度センサ2を説明する。なお、温度センサ2において、温度センサ1と同じ構成要素には同じ符号を付ける。また、第2実施形態において、芯線61が本願発明の第二芯線に該当し、絶縁被覆63が本願発明の第二絶縁被覆に該当するが、絶縁被覆63は本願発明の変形規制要素を兼ねる。
[温度センサ2の構成]
はじめに、温度センサ2は、図6(a)に示すように温度センサ1と同じ外観を有しているが、図6(b),図7(a)に示すように、芯線14と継線60の接続部分18の周りの形態が異なる。つまり、温度センサ2は、絶縁被覆15および絶縁被覆63が接続部分18の間際まで設けられており、剥き出しとされる芯線14および芯線61の範囲が接続に必要な最小限の範囲に抑えられている。
次に、温度センサ2の継線60は、温度センサ1の継線30とは異なり、テープラッピング法により製造される。テープラッピング法とは、導線の外周に樹脂材料製のテープを巻き回した後に、テープの外周を溶融、固化することにより絶縁被覆を形成する継線の製造方法である。テープの内周は溶融されないので、テープラッピング法による継線60は、芯線61の外周面と絶縁被覆63の内周面の機械的な結合はほとんどない。しかも、撚線からなる芯線61の外周は凹凸があるため、芯線61と絶縁被覆63の間には微小な隙間が存在する。したがって、芯線61と絶縁被覆63は軸線方向への相対的な変位が可能であるとともに、絶縁被覆63の内部において芯線61は軸線方向Cへの相対的な移動および径方向への変形が可能である。第2実施形態は、この継線60の特質を利用して衝撃荷重を緩和する。
ここで、第1実施形態で用いた押し出し法による継線30は、絶縁被覆33を構成する樹脂材料が溶融した状態で芯線31に径方向の外側から内側に向けた圧力を受けながら押し出し機から押し出される。これにより、図7(d)に示すように、芯線31の外周の凹凸には絶縁被覆33が食い込むので、押し出し法による継線30はテープラッピング法による継線60に比べて、芯線31と絶縁被覆33の機械的な結合力が強い。
[温度センサ2の作用]
以上のように継線60は接続部分18の近傍の短い範囲でしか芯線61が剥き出しとされておらず、衝撃荷重を受けたときにこの短い範囲で弾性変形することは難しい。ところが、図7(b),(c)を参照して以下に説明するように、絶縁被覆63で覆われている部分で芯線61が弾性変形する。
無負荷の図7(b)の状態から集熱体42に衝撃荷重が作用すると図7(c)に示すように絶縁被覆63の内部の芯線61が蛇行するように変形することにより、芯線61が衝撃荷重を緩和する。芯線61に生じる蛇行変形は絶縁被覆63の径を押し拡げるように作用するが、絶縁被覆63はこの蛇行変形を拘束する。
ここで、絶縁被覆63で覆われていない芯線61の部分の軸線方向の寸法が短いのでこの部分に座屈に類する変形は生じにくい。一方で、絶縁被覆63で覆われている芯線61に第1実施形態のように座屈に類する変形が生じないのは、芯線61と絶縁被覆63の間の隙間が狭いために変形量が頭打ちとなり、頭打ちとなった分が蛇行変形としてあらわれるものと推察される。
調理が継続している間、弾性変形は維持されるが、調理が終了して調理器が取り除かれると、変形部分は弾性復帰して図7(b)に示すように芯線61はもとの真直な状態に戻る。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態に係る温度センサ2も第1実施形態に係る温度センサ1と同様の効果を奏するのに加えて、以下の効果を奏する。
温度センサ2は、芯線61が相当の長さに亘って蛇行することにより衝撃荷重の緩和をすることができる。したがって、芯線31の局所的に変形することにより衝撃荷重の緩和をする温度センサ1に比べて、芯線61の耐久性が優れる。ただし、押し出し法による電線の方がテープラッピング法による電線よりも製造コストが低い。
1,2 温度センサ
10 感熱素子
11 感熱体
12 電極
13 リード線
14 芯線
15 絶縁被覆
16 保護層
18 接続部分
30 継線
31 芯線
33 絶縁被覆
40 センサ保持体
41 可動体
42 集熱体
42A 接触面
43 収容筒
44 ホルダ
45 カバー
46 コイルばね
51 固定体
53 外筒
54 座金
55 内筒
56 収容室
57 区画壁
60 継線
61 芯線
63 絶縁被覆
100 ガスコンロ
106 五徳
107 鍋
108 底面
C 軸線方向
E 変形部

Claims (9)

  1. 検知対象に接触する感熱体と、前記感熱体に接続される一対のリード線と、前記リード線のそれぞれに接続される継線と、を有するセンサ要素と、
    対象器具に位置が固定される固定体と、前記センサ要素の前記感熱体を支持するとともに前記固定体に対して第一位置と第二位置との間で往復移動する可動体と、を有する保持要素と、を備え、
    前記リード線は、単線からなる第一芯線を有し、
    前記継線は、撚線からなる第二芯線と、前記第二芯線を覆う第二絶縁被覆と、を備え、
    前記撚線を構成する導線は前記単線より線径が小さく、
    前記継線は、前記第二絶縁被覆から剥き出しとなった前記第二芯線を含む変形領域を備える、
    ことを特徴とする温度センサ。
  2. 前記継線の前記第二芯線は、前記リード線の前記第一芯線より強度が低い、
    請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記リード線と前記継線は、前記第一芯線の剥き出しとされた第一露出部と前記第二芯線の剥き出しとされた第二露出部との接続部分を介して接続されており、
    前記変形領域は、前記第二露出部に備えられる、
    請求項2に記載の温度センサ。
  4. 前記第二芯線の変形量を規制する、電気絶縁性材料からなる変形規制要素を備える、
    請求項3に記載の温度センサ。
  5. 前記変形規制要素は、
    前記第一露出部、前記接続部分および前記第二露出部を所定の間隙を有して周囲から覆う、
    請求項4に記載の温度センサ。
  6. 検知対象に接触する感熱体と、前記感熱体に接続される一対のリード線と、前記リード線のそれぞれに接続される継線と、を有するセンサ要素と、
    対象器具に位置が固定される固定体と、前記センサ要素の前記感熱体を支持するとともに前記固定体に対して第一位置と第二位置との間で往復移動する可動体と、を有する保持要素と、を備え、
    前記リード線は、単線からなる第一芯線を有し、
    前記継線は、撚線からなる第二芯線と、前記第二芯線を覆う第二絶縁被覆と、を備え、
    前記撚線を構成する導線は前記単線より線径が小さく、
    前記リード線と前記継線は、前記第一芯線の剥き出しとされた第一露出部と前記第二芯線の剥き出しとされた第二露出部との接続部分を介して接続されており
    記第二絶縁被覆に覆われる前記第二芯線は変形領域をえる
    ことを特徴とする温度センサ。
  7. 前記継線は、
    前記第二芯線と前記第二絶縁被覆は軸線方向への相対的な移動が可能に接している、
    請求項6に記載の温度センサ。
  8. 前記可動体に対して前記第一位置に向けて弾性力を加える弾性体を備える、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の温度センサ。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の温度センサを備えることを特徴とする調理器具。
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