JP6604835B2 - ポリオレフィン系熱収縮性フィルム - Google Patents

ポリオレフィン系熱収縮性フィルム Download PDF

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Description

本発明は収縮包装材料に関し、より詳しくは、低温高収縮性に優れたポリオレフィン系熱収縮性フィルムに関する。
従来、熱収縮性包装材料としてポリエチレン系樹脂を主体とするポリエチレン系熱収縮性フィルムや、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリプロピレン系熱収縮性フィルムなどのポリオレフィン系熱収縮性フィルムが知られている。このうち、ポリプロピレン系熱収縮性フィルムは、耐熱性等に優れるものの、低温収縮性に乏しい等の欠点を有している。
低温収縮性を改善すべく、以前から種々の開発がなされている。例えば、特許文献1には、示差走査熱量計によって測定される溶融ピーク温度が130℃〜170℃の範囲であり、かつ硬度(ショアーA)が60〜90であるポリオレフィン系エラストマー10〜60重量部とポリプロピレン系樹脂40〜90重量部からなる表層、及びポリエチレン系樹脂からなる芯層の少なくとも3層からなり、縦横2軸延伸したポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提案されている。
しかしながら、ポリオレフィン系エラストマーは、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムの主成分となるポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂に比べて高価である。このため、ポリオレフィン系エラストマーの含有量が多くなると、製品のコストアップを招くという問題がある。
また、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが、近年、熱に弱い被包装物の熱収縮包装に用いられることが多くなり、低温でも高い収縮率を有するフィルムが要求されている。
特開2011−136548号公報
そこで、本発明は、比較的安価に製造でき、且つ低温高収縮性に優れるポリオレフィン系熱収縮性フィルムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明によると上記課題を解決するための手段として、
ポリオレフィン系樹脂を主成分とし、硬度(ショアA)が60〜90であるポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを1重量%〜50重量%含有するポリオレフィン系熱収縮性フィルムにおいて、前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが、密度が850kg/m〜915kg/mのエチレン−オクテン共重合体エラストマーであることを特徴とするポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
また、前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に、前記ポリオレフィン系樹脂としてポリプロピレン系樹脂を30重量%以上含むことを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
さらに、前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に、前記ポリオレフィン系樹脂としてポリプロピレン系樹脂を50重量%以上含むことを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
また、芯層と、ポリプロピレン系樹脂を主成分とする両表面層の少なくとも3層からなることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
さらに、前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムにおける前記両表面層の前記エチレン−オクテン共重合体エラストマー含有量は1重量%未満であることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
また、前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に、前記エチレン−オクテン共重合体エラストマーが1重量%〜20重量%含有されていることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
さらに、前記エチレン−オクテン共重合体エラストマーは、密度が860kg/m〜899kg/mであることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
また、芯層中に、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレンが含有されていることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
さらに、表面層、中間層、芯層、中間層、表面層の順で積層された5層構成であり、
前記中間層及び/又は前記芯層が、製造工程で発生するフィルムを再利用した再生樹脂層であることを特徴とする前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが提供される。
本発明のポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、ポリオレフィン系エラストマーの含有量が少なくても低温において高収縮性を有する。このため、製品のコストアップを抑えることができ、比較的安価に製造することができる。また、収縮トンネル温度が低温において良好なる熱収縮包装体が得られるので、熱に弱い被包装物を包装する際に、極力低温での包装が可能となり、低温での収縮率が高いことから被包装物にぴったりと密着した綺麗な包装が可能となる。更に、低温での収縮包装が可能なことにより、包装設備の加熱温度を低く設定できることから、省エネ包装が可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、ポリオレフィン系樹脂を主成分とし、硬度(ショアA)が60〜90であるポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを1重量%〜50重量%含有し、前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが、密度が850kg/m〜915kg/mのエチレン−オクテン共重合体エラストマーであることを特徴とするものである。
ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に含まれるポリオレフィン系樹脂は、50重量%〜99重量%が好ましく、更に70重量%〜99重量%が好ましく、特に80重量%〜99重量%であることが好ましい。また、ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中の樹脂成分は、ポリオレフィン系樹脂とポリオレフィン系熱可塑性エラストマーのみからなるものが特に好ましい。
尚、本明細書で「主成分」とは、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムの樹脂成分中で、重量割合が最も大きいもののことを意味するものである。
ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂などが挙げられる。以下には、ポリプロピレン系樹脂を主成分とするポリオレフィン系熱収縮フィルムについて説明する。
ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に含まれるポリプロピレン系樹脂の含有量は、30重量%〜99重量%が好ましく、更に50重量%〜99重量%が好ましく、特に80重量%〜99重量%であることが好ましい。ポリプロピレン系樹脂の含有量が30%以上であると、耐熱性や滑り性に優れると共に、適切な弾性率を有することからフィルムのハンドリング性が良好であり包装機械適性に優れる。
本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂とは、ポリプロピレン含量が50mol%以上からなる重合体のことであり、メタロセン触媒やチーグラー・ナッタ触媒により製造された、ポリプロピレン単独重合体、プロピレンとα−オレフィンの共重合体、例えばプロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン3元共重合体などのランダムポリプロピレンやブロックポリプロピレンが挙げられる。
本発明において、ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に含有するポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、硬度(ショアA)が60〜90であるエラストマーのうち、密度が850kg/m〜915kg/mのエチレン−オクテン共重合体エラストマーであり、本発明のポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、このエラストマーをポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に1重量%〜50重量%含有するものである。
このエチレン−オクテン共重合体エラストマーは、後述する実施例に記載のように、他のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(例えば、後述の実施例で示すエチレン−ブテン共重合体エラストマー)と比べて、含有量が少なくてもフィルムに低温における高収縮性を付与し得る。このため、製品のコストアップを抑えることができ、比較的安価に製造することができる。
上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーは、ポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に1重量%〜30重量%含有することが好ましく、更に2重量%〜20重量%含有することが好ましく、特には5重量%〜15重量%が好ましい。上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーの含有量が1重量%未満では、フィルムに低温での高収縮性を付与することができず、また50重量%を超えると適切な弾性率を有するフィルムとすることができない。
上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーの密度は、860kg/m〜899kg/mが好ましく、特に860kg/m〜880kg/mが好ましく、更には865kg/m〜875kg/mが好ましい。密度が850kg/m未満のものは市販品の入手ができず、密度915kg/mを超えるものは所望の低温高収縮性が得られない。
また、エチレン−オクテン共重合体エラストマーのメルトインデックス(MI)は0.3〜35g/10分であることが好ましい。尚、後述の実施例から分かるように、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーのMIと低温収縮特性との間で相関関係はみられない為、フィルムを製造する上で適宜選択することができる。
上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとしては、例えば、ダウケミカル社製のエンゲージの8千番台グレードや、同じくダウケミカル社製のアフィニティーEGグレードなどが挙げられる。
本発明におけるポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、ポリプロピレン系樹脂および上記エチレン−オクテン共重合体エラストマー以外にも、他のオレフィン系樹脂を混合することも制限はない。
他のオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂が挙げられる。ポリエチレン系樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンが挙げられ、通常これらのポリエチレン系樹脂はショアA硬度が90を超えるものである。
上記ポリエチレン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂を主体とするポリオレフィン系熱収縮フィルムに含有させることで低温収縮性を向上させることができる。本発明においては、ポリプロピレン系樹脂、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーに加え、ポリエチレン系重合体を1重量%〜30重量%を含有するポリオレフィン系熱収縮性フィルムとすることが好ましい。また、このポリエチレン系樹脂としては、密度が910kg/m〜925kg/mが好ましく、MIが0.5〜35g/10分であることが好ましい。
また、本発明の目的に支障をきたさない範囲であれば、滑剤、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、防曇剤、酸化防止剤等の添加剤をそれぞれの有効な作用を具備させる目的で適宜使用することができる。
以上は、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが単層および多層の両方において、全層における樹脂の組成に関して説明したが、以下にポリオレフィン系熱収縮性フィルムを多層にした場合について説明する。
本発明におけるポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、両表面層と芯層の3層構成であることが好ましく、耐熱性の観点から両表面層がポリプロピレン系樹脂を主成分とすることが好ましい。表面層に含まれるポリプロピレン系樹脂は80重量%以上、更にはポリプロピレン系樹脂のみからなることが好ましい。
そして、このポリオレフィン系熱収縮性フィルム中に、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーを1重量%〜50重量%含有していれば良いものであるが、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムにおける両表面層の上記エチレン−オクテン共重合体エラストマー含有量は1重量%未満であることが好ましく、特に、芯層にのみ上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーが含有されていることが好ましい。このように、両表面層中のエチレン−オクテン共重合体エラストマー含有量が少ない又は含有していないことで、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムを製膜する際や、スリット等の二次加工を行う際に、フィルム同士のブロッキングが生じにくくなる。また、収縮包装時の被包装物との滑り性が良好であることから収縮包装を綺麗に仕上げることができ、更には、包装時の溶断シール性も良好である。
芯層に用いる樹脂組成としては、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーのみ、ポリエチレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物、ポリプロピレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物、または、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物等が挙げられる。複数の樹脂を混合した際の組成比については、適宜設定すれば良いものであるが、ポリエチレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物の場合やポリプロピレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物の場合は、97〜3:3〜97の重量比率が好ましい。ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーとの組成物の場合には、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂の合計と上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーの重量比率が、97〜3:3〜97とすることが好ましい。
そして、3層構成の場合のポリオレフィン系熱収縮フィルムの層厚み比は、表面層/芯層/表面層の順において、30〜48/40〜4/30〜48の比率とすることが好ましい。
また、本発明におけるポリオレフィン系熱収縮性フィルムは、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層の5層構成とすることもできる。
中間層及び/又は芯層としては、本発明のポリオレフィン系熱収縮性フィルムを製造する際に発生するフィルムロスを溶融し、ペレット化した再生樹脂を用いることができる。
このように、再生樹脂を中間層及び/又は芯層として利用することで、資源の再利用や廃棄物の削減などでのコストダウンを図れる。
通常、ポリオレフィン系熱収縮性フィルムに、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを含有させた場合、エラストマーとポリプロピレン系樹脂との相溶性が良くないことが多く、再生樹脂を用いるとヘーズが悪化する傾向にある。そして、それは、エラストマー成分の含有量が増えるほどヘーズ悪化の度合いが増すものである。
しかしながら、本発明においては、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーがポリプロピレン系樹脂と相溶性が良いことから高い光学特性を維持することができ、後述する実施例で記載するように良好なヘーズ値を示す。そして、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーの含有量が増えた場合にもヘーズの悪化はほぼみられない。
本発明における5層のポリオレフィン系熱収縮性フィルムの層構成として、例えば、ポリプロピレン系樹脂層/再生樹脂層/ポリエチレン系樹脂層/再生樹脂層/ポリプロピレン樹脂層や、ポリプロピレン系樹脂層/ポリエチレン系樹脂層/再生樹脂層/ポリエチレン系樹脂層/ポリプロピレン樹脂層、などが挙げられ、これらの層構成の中で、表層以外の層に上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーが含有されていることが好ましい。また、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーのみからなる層を設け、例えば、ポリプロピレン系樹脂層/再生樹脂層/上記エチレン−オクテン共重合体エラストマー層/再生樹脂層/ポリプロピレン樹脂層や、ポリプロピレン系樹脂層/上記エチレン−オクテン共重合体エラストマー層/再生樹脂層/上記エチレン−オクテン共重合体エラストマー層/ポリプロピレン樹脂層とすることもできる。
上述まではポリプロピレン系樹脂を主成分とするポリオレフィン系熱収縮フィルムについての説明であるが、ポリエチレン系樹脂を主成分とするポリオレフィン系熱収縮性フィルムにおいても、ポリプロピレン系熱収縮性フィルムと同様、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーを1重量%〜50重量%含有させることで、低温高収縮性を付与することができる。
本発明のポリオレフィン系熱収縮性フィルムを製造する方法は、特に限定されるものではないが、次の様な方法により製造されるのが好ましい。即ち、複数の押出機を用いてダイより未延伸フィルムを共押出しする。そして、該未延伸フィルムを延伸可能な温度まで加熱して、縦方向、横方向共に少なくとも、3.0倍以上延伸した後、冷却させる。延伸方法としては、テンター方式、或は、チューブラー方式とも可能であるが、縦方向と横方向の熱収縮特性をよく近似させるのが容易である事から、チューブラー方式により製造するのが好ましい。このために、未延伸フィルムは多層サーキュラーダイを用い、多層チューブ状フィルムとして得る事が望ましい。
未延伸フィルムをチューブラー方式で延伸する際の加熱温度は、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有しない従来のポリオレフィン系熱収縮性フィルムを製造する際の延伸温度よりも1℃〜20℃低い温度であることが好ましい。本発明においては、ポリオレフィン系樹脂を主成分とするフィルムに、上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーが1重量%〜50重量%含有されていることで、延伸時の加熱温度を下げることができ、低温での延伸が可能となる。そして、低温で延伸すること及び上記エチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有させることで、100℃以下の低温での収縮率を向上させることができる。
得られた二軸延伸フィルムは、自然放置していると該フィルム自体の持っている自然収縮性によって変形や表面状態が悪化するので、これを防止するために自然収縮量を減らす事がより好ましい。
本発明のポリオレフィン系熱収縮性フィルムを用いた熱収縮包装方法としては、従来のポリプロピレン系樹脂よりなるポリオレフィン系熱収縮性フィルムに用いられる熱収縮包装ラインをそのまま使用することができる。また、ポリ塩化ビニル樹脂からなる熱収縮性フィルム用の包装設備も使用することができる。
そして、従来のポリオレフィン系熱収縮性フィルムと比較して、収縮トンネル温度が低温において良好なる熱収縮包装体が得られるので、熱による影響を受けやすい被包装物を包装する際に低温での包装が可能となり、低温で高収縮性を有することから被包装物にぴったりと密着した綺麗な包装が可能となる。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例と比較例における測定及び評価の方法、及び用いた原料を以下に示す。
<測定方法・評価方法>
1.MI:ASTM D1238に準じて、190℃、2.16kg荷重条件で測定した。
2.ショア硬度A:ASTM D2440に準じて瞬間値を測定した。
3.安定延伸加工温度:製膜した未延伸フィルムをテーブル2軸延伸装置にセットし雰囲気温度を変えて、MD(フィルム流れ方向)4.0倍、TD(フィルム流れ方向に直交する方向)4.8倍に延伸し、フィルムが裂けることなく延伸できた最低の温度を計測し、その最低温度に5℃加えた温度を安定延伸加工温度とした。
4.100℃熱収縮率:縦横それぞれ100mmの正方形に切り取ったフィルムを、100℃のグリセリン浴中に10秒間浸漬した後、水中で急冷し、縦横それぞれの長さを測定し、式(1)によりMD、TDの熱収縮率を算出した。
熱収縮率(%)=100−A ・・・・式(1)
(但し、Aは、急冷後の縦、又は横の長さ(mm)を示す。)
5.100℃熱収縮率の上昇割合(基準:比較例1または比較例3):100℃熱収縮率を測定した後、式(2)により算出した。
100℃熱収縮率の上昇割合(%)=((対象フィルムの100℃熱収縮率(%)/基準フィルムの100℃熱収縮率(%))−1)×100・・・・式(2)
6.ヘーズ:日本電色工業株式会社製ヘーズメーター「NDH−2000」にて、JIS K7105−1981に準拠して測定し、得られた値にてフィルムの透明性を評価した。尚、光源はCを用いた。
<原料>
PP1:プロピレン−エチレンランダム共重合体A
PP2:プロピレン−エチレンランダム共重合体B
LLDPE:エチレン−オクテン共重合体(ショア硬度A:98)
PO系エラストマー1:エチレン−ブテン共重合体エラストマー(商品名:タフマーA4085S(三井化学社製)、密度:885kg/m、MI:3.6g/10分、ショア硬度A:86)
PO系エラストマー2:エチレン−オクテン共重合体エラストマー(商品名:エンゲージEG8407(ダウ ケミカル社製)、密度:870kg/m、MI:30g/10分、ショア硬度A:72)
PO系エラストマー3:エチレン−オクテン共重合体エラストマー(商品名:アフィニティーEG8100G(ダウ ケミカル社製)、密度:870kg/m、MI:1.0g/10分、ショア硬度A:74)
PO系エラストマー4:エチレン−オクテン共重合体エラストマー(商品名:アフィニティーEG8200G(ダウ ケミカル社製)、密度:870kg/m、MI:5.0g/10分、ショア硬度A:75)
[試験A]
<比較例1>
表1に示すように、PP1を両表面層とし、PP2を28.6重量%、LLDPEを71.4重量%とした樹脂組成物を芯層とし、ポリプロピレン系熱収縮フィルムの再生原料を表面層と芯層の層間に中間層として介在させ、表面層/芯層/表面層の厚み比が、37.5/25.0/37.5になるように環状ダイスにより共押出し、チューブ状の未延伸フィルムを得た。(層構成は、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層)
得られたチューブ状の未延伸フィルムを切り開いて所定の矩形フィルム片とした後、テーブル二軸延伸装置にセットして、表1に示す安定延伸加工温度においてMDに4.0倍、TDに4.8倍に同時二軸延伸を行い、フィルム厚み10μmの熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<比較例2>
芯層の樹脂組成物を、PP2を28.6重量%、LLDPEを19.9重量%、PO系エラストマー1を51.5重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例1と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例1>
芯層の樹脂組成物を、PP2を28.6重量%、LLDPEを35.3重量%、PO系エラストマー2を36.1重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例1と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
[試験A]の結果について
比較例1の結果からわかるように、ポリオレフィン系エラストマーを含有しないものの100℃収縮率は、MDが23.4%、TDが25.4%であった。また、比較例2の結果からわかるように、エチレン−ブテン共重合体エラストマーであるPO系エラストマー1を含有したものは、フィルム中に約10重量%含有したものであるにもかかわらず、MD・TDの100℃収縮率が、比較例1に対して10数%程度の上昇割合であった。一方、実施例1の結果からわかるように、エチレン−オクテン共重合体エラストマーであるPO系エラストマー2を、フィルム中に約7重量%含有したものは、100℃収縮率がMD・TD共に比較例1に対して20%以上の上昇割合であった。
[試験B]
<比較例3>
両表面層の樹脂をPP2とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例1と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例2>
芯層の樹脂組成物を、PP2を28.6重量%、LLDPEを56.0重量%、PO系エラストマー2を15.4重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例3と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例3>
芯層の樹脂組成物を、PP2を28.6重量%、LLDPEを46.1重量%、PO系エラストマー2を25.3重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例3と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
[試験B]の結果について
比較例3の結果からわかるように、PO系エラストマーを含有しないものの100℃収縮率は、MDが26.2%、TDが27.9%であった。一方、実施例2、3の結果からわかるように、エチレン−オクテン共重合体エラストマーであるPO系エラストマー2を、フィルム中に約3重量%または約5重量%含有することで、MD・TDの100℃収縮率が比較例3に対して20%以上の上昇割合であった。
また、エチレン−オクテン共重合体エラストマーをフィルム中に約3重量%含有する実施例2の安定延伸加工温度は95℃、エチレン−オクテン共重合体エラストマーをフィルム中に約5重量%含有する実施例3の安定延伸加工温度は90℃であり、エチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有しない比較例3(安定延伸加工温度:105℃)よりも低温での延伸が可能であった。
[試験C]
<実施例4>
芯層の樹脂組成物を、PP2を28.6重量%、LLDPEを50.6重量%、PO系エラストマー4を20.8重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例3と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例5>
芯層の樹脂組成物を、LLDPEを71.5重量%、PO系エラストマー4を28.5重量%とし、表面層/芯層/表面層の厚み比を40.9/18.2/40.9とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、比較例3と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例6>
芯層の樹脂組成物を、LLDPEを71.5重量%、PO系エラストマー2を28.5重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、実施例5と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例7>
芯層の樹脂組成物を、LLDPEを71.5重量%、PO系エラストマー3を28.5重量%とし、表1に示す安定延伸加工温度にて延伸した以外は、実施例5と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
[試験C]の結果について
実施例4と実施例5の結果から分かるように、芯層がポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂のブレンドにエチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有したもの(実施例4)と、芯層がポリエチレン系樹脂にエチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有したもの(実施例5)においては、低温収縮性に差がみられず、どちらも低温高収縮性に優れるものであった。
また、[試験B]の比較例3と、[試験C]の実施例4〜7の結果からわかるように、エチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有しないフィルム(比較例3)よりも、エチレン−オクテン共重合体エラストマーを含有するフィルム(実施例4〜7)の方が、ヘーズが良好であった。
更に、PO系エラストマー2〜4は、エチレン−オクテン共重合体エラストマーのMIが異なるものである。実施例5〜7の結果からわかるように、エチレン−オクテン共重合体エラストマーのMIの違いによる低温収縮性の差はみられず、どれも低温高収縮性に優れるものであった。また、実験Aおよび実験Bでは芯層の厚み比が25.0であったが、実施例5〜7では芯層の厚み比を18.2としたが、実施例1〜4と同等の低温高収縮性能であった。
[試験D]
<実施例8>
表1に示すように、PP2を両表面層とし、PP2を17.5重量%、LLDPEを69.1重量%、PO系エラストマー3を13.4重量%とした樹脂組成物を芯層とし、事前に製造した当該フィルムの再生原料(実施例8のフィルムロスを再利用したもの)を表面層と芯層の層間に中間層として介在させ、表面層/芯層/表面層の厚み比が、38.5/23.0/38.5になるように環状ダイスにより共押出し、チューブ状の未延伸フィルムを得た。(層構成は、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層)
得られたチューブ状の未延伸フィルムを切り開いて所定の矩形フィルム片とした後、テーブル二軸延伸装置にセットして、表1に示す安定延伸加工温度においてMDに4.0倍、TDに4.8倍に同時二軸延伸を行い、フィルム厚み10μmの熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例9>
芯層の樹脂組成物を、PP2を17.5重量%、LLDPEを64.4重量%、PO系エラストマー3を18.1重量%とし、中間層として、事前に製造した当該フィルムの再生原料(実施例9のフィルムロスを再利用したもの)を利用し、且つ、延伸温度を表1に示す安定延伸加工温度とした以外は、実施例8と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例10>
芯層の樹脂組成物を、PP2を36.1重量%、LLDPEを43.8重量%、PO系エラストマー3を20.1重量%とし、中間層として、事前に製造した当該フィルムの再生原料(実施例10のフィルムロスを再利用したもの)を利用し、且つ、延伸温度を表1に示す安定延伸加工温度とした以外は、実施例8と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例11>
芯層の樹脂組成物を、PP2を58.8重量%、LLDPEを18.6重量%、PO系エラストマー3を22.6重量%とし、中間層として、事前に製造した当該フィルムの再生原料(実施例11のフィルムロスを再利用したもの)を利用し、且つ、延伸温度を表1に示す安定延伸加工温度とした以外は、実施例8と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。
得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表1に示す。
<実施例12>
芯層の樹脂組成物を、PP2を83.5重量%、PO系エラストマー3を16.5重量%とし、中間層として、事前に製造した当該フィルムの再生原料(実施例12のフィルムロスを再利用したもの)を利用し、表面層/芯層/表面層の厚み比を30.8/38.4/30.8とし、且つ、延伸温度を表1に示す安定延伸加工温度とした以外は、実施例8と同様に行い、熱収縮性フィルムを得た。(層構成は、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層)
[試験D]の結果について
実施例8〜12は、エチレン−ブテン共重合体エラストマーであるPO系エラストマー3の含有量を徐々に増やした試験である。結果、どれも低温高収縮性に優れるものであった。
また、実施例8と実施例9は、芯層の樹脂組成を、PP2の含有量は同じとしLLDPEとPO系エラストマー3の含有量を変えたものであるが、PO系エラストマー3の含有量が多い実施例9の方がヘーズの値が良好であった。
Figure 0006604835
本発明においては、熱に弱い被包装物、例えば、野菜、果物、精肉類、チョコレート等の菓子類、バターやマーガリンなどの食品、雑誌やコミック本などの包装に好適に用いることができる。
また、熱に弱い被包装物以外であっても、包装機の加熱温度を低く設定できることから、省エネ包装が可能となる。

Claims (3)

  1. 芯層と、ポリプロピレン系樹脂からなる両表面層の少なくとも3層からなるポリオレフィン系熱収縮性フィルムであって、
    芯層は、ポリプロピレン系樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンから選ばれる1種または2種以上のポリオレフィン系樹脂と、硬度(ショアA)が60〜90で、密度が860kg/m 〜899kg/m であるエチレン−オクテン共重合体エラストマーからなり、
    前記ポリオレフィン系樹脂:前記エチレン−オクテン共重合体エラストマーの重量比が、63.9〜86.6:13.4〜36.1であることを特徴とするポリオレフィン系熱収縮性フィルム。
  2. 前記表面層、中間層、前記芯層、中間層、前記表面層の順で積層された5層構成であり、
    前記中間層が、製造工程で発生するフィルムを再利用した再生樹脂層であることを特徴とする請求項1記載のポリオレフィン系熱収縮性フィルム。
  3. 前記ポリオレフィン系熱収縮性フィルムが、ポリプロピレン系樹脂を50重量%以上含むことを特徴とする請求項1または2記載のポリオレフィン系熱収縮性フィルム。
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