JP2000272063A - 多層延伸フィルム - Google Patents

多層延伸フィルム

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JP2000272063A
JP2000272063A JP11077108A JP7710899A JP2000272063A JP 2000272063 A JP2000272063 A JP 2000272063A JP 11077108 A JP11077108 A JP 11077108A JP 7710899 A JP7710899 A JP 7710899A JP 2000272063 A JP2000272063 A JP 2000272063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムを得る際の押出成形工程におけるゲ
ル状物やカーボン等の発生が少なく、包装機械適性や包
装仕上がりに優れたフィルムの提供。 【解決手段】 ガスバリヤー性樹脂層に隣接して、ビカ
ット軟化点が60℃以下のポリオレフィン系エラストマ
ー(a)、特定のエチレンα−オレフィン共重合体
(b)、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の特定樹脂群
の少なくとも1種(c)、およびポリプロピレン系樹脂
またはポリプロピレン系樹脂とポリブテン−1系樹脂と
の混合樹脂(d)からなる特定組成の樹脂組成物を含有
するポリオレフィン樹脂層を設けた多層延伸フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリヤー層を
含む多層延伸フィルム、特に押出成形工程を含む加工プ
ロセスで得られるシュリンク包装に適した多層延伸フィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスバリヤー性を有する多層延伸フィル
ムは、被包装物の変質や腐敗を抑制し、その保存期間を
向上させるために食品分野を中心にして、その他医薬等
の化学薬品、更にはエレクトロニクス関連製品等の包装
用に多用されている。また、その包装方法は特に延伸フ
ィルムであることの利点を生かして、シュリンク包装が
好適に用いられており、該包装方法の特徴として被包装
物の形状や大きさに依らず同時に複数個の製品を迅速か
つタイトに包装することができ、得られた包装物は外観
が美麗でディスプレイ効果を発揮して商品価値を高め、
また内容物を衛生的に保ち、視覚による品質確認が容易
である等の機能が発揮可能である。以上の機能を有効に
発揮させるために、特にガスバリヤー性を生かしたシュ
リンク包装用途で必要とされるフィルムの特性として
は、安定したガスバリヤー性を有することはもちろん、
包装時のシールの安定性、シール強度、耐破れ性や腰等
の機械的強度、低温収縮性の他、透明性、光沢、防曇性
等がある。従来、これらの特性を満たすフィルムとし
て、特開平3−218829号公報には、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(以下、EVAと記す。)、エチレン
α−オレフィン共重合体エラストマー、結晶性エチレン
α−オレフィン共重合体、及び結晶性ポリプロピレン
(以下、ポリプロピレンをPPと記す。)等の組成が特
定された樹脂組成物層を少なくとも一層有し、かつ該層
の厚み比率が特定されたポリオレフィン系多層延伸フィ
ルムが開示されている。該公報によれば、実施例28〜
30にバリヤー層を有した5層フィルムが例示されてお
り、得られたフィルムは突起物耐引裂性と腰強度が同時
に改良され、包装性に優れていると記述されている。
【0003】また、本発明者らは、特開平7−2665
13号公報にて、エチレンα−オレフィン共重合体やE
VA等から少なくとも1種選ばれる両表層とガスバリヤ
ー性樹脂層の間に、ポリブテン−1系樹脂(以下、PB
−1と記す。)、PP系樹脂および変性ポリオレフィン
系接着性樹脂の特定混合樹脂層を配した少なくとも4層
からなり、熱収縮率と熱収縮応力および熱収縮力が特定
された熱収縮性多層フィルムを提供した。得られたフィ
ルムは、良好なガスバリヤー性を有し、機械的特性や光
学特性および防曇性に優れ、特にトレーや容器を変形さ
せずに包装が可能で、また食品等の被包装物と接触した
時の包装仕上がりに優れ、変形回復性も良好な包装体が
得られるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−218829号公報で開示されている技術では、熱
収縮性が不足しており、シュリンク包装時の余裕率が小
さな条件下でしかタイトな包装仕上がりが得られないと
いった問題がある。また、トレーや容器を用いて包装し
た場合、トレーや容器が変形し易いといった問題を有し
ている。また、本発明者らが開示した特開平7−266
513号公報の技術にあっては、フィルムを得る際の押
出成形工程において、押出機やダイを含む押出系内に滞
留していたゲル状物やカーボン(褐色ないしは黒色炭化
物)等を引き出し易いことが判明し、一旦、上記の異物
が流出し始めると、延伸工程でフィルム破れを誘発させ
たり、フィルムが得られても外観を損ねる他、実用面で
もシールの安定性を欠いたり、バリヤー層の厚みの不均
一をもたらし、ひどい場合には流出した異物のある部分
のバリヤー層がほとんど存在しないといったケースも有
り、安定した品質を確保する上で問題がある。
【0005】従って、本発明の課題は、上記従来技術が
有する優れた諸特性、すなわち透明性、防曇性、ヒート
シール性、および実用性を満たす機械的強度等を維持し
つつ、上記各従来技術がなし得なかった高収縮性、特に
低温高収縮性や包装時のトレーや容器の変形を抑制して
美麗な包装仕上がりを達成すると共に、フィルムを得る
際の押出成形工程において、ゲル状物やカーボン等を引
き出したり発生させることが無く、その後の延伸製膜性
とガスバリヤー性等の品質の安定性を向上させることが
可能な多層延伸フィルムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を達
成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至っ
た。すなわち、本発明は、ガスバリヤー性樹脂層を含有
する多層延伸フィルムであって、該ガスバリヤー性樹脂
層に隣接して、ビカット軟化点が60℃以下のポリオレ
フィン系エラストマー(a)7〜30重量%、密度が
0.890〜0.925g/cm3 ,メルトフローレー
ト(190℃、荷重2.16kgf)が0.2から5.
0g/10分であるエチレンα−オレフィン共重合体
(b)5〜20重量%、エチレン−酢酸ビニル共重合
体,エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体,エチ
レン−脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体から選
ばれる少なくとも一種の樹脂(c)40〜70重量%、
およびポリプロピレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂
とポリブテン−1系樹脂との混合樹脂のいずれか(d)
5〜30重量%からなるポリオレフィン系樹脂組成物を
含有するポリオレフィン系樹脂層を含有することを特徴
とする多層延伸フィルムである。以下、本発明を詳細に
説明する。
【0007】まず、本発明の従来技術との相違は、特定
の組成を有するポリオレフィン系樹脂組成物を用いるこ
とにある。これにより、従来技術がなし得なかった高収
縮性、特に低温高収縮性や包装時のトレーや容器の変形
を抑制して美麗な包装仕上がりを達成すると共に、フィ
ルムを得る際の押出成形工程におけるゲル状物やカーボ
ン等の引き出し、発生を減少させ、その後の延伸製膜性
とガスバリヤー性等の品質の安定性を向上させることが
可能となったのである。
【0008】本発明の多層延伸フィルムにおけるポリオ
レフィン系樹脂層(A層)の役割は、ガスバリヤー性樹
脂層(B層)に隣接して配置することで、通常、単独層
では延伸、特に収縮性フィルムとして必要な高度の分子
配向を付与するための延伸が困難であるガスバリヤー性
樹脂の延伸性を助け、更にはフィルム全体の耐破れ性等
の機械的強度を保持し、また防曇性を長期に亘って発現
させるための防曇剤保持の役割を担い、更に包装仕上が
りを良好にならしめるための収縮特性(収縮率、収縮応
力)を適宜調整する等の重要な役割を担う。
【0009】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
組成物を構成するビカット軟化点が60℃以下のポリオ
レフィン系エラストマー(a)は、A層中の各樹脂成分
間の相溶性を向上し、低温高収縮性を発揮させるための
より低温で、より高倍率に延伸を行えるように延伸性を
改良する効果をもたらす。該ポリオレフィン系エラスト
マー(a)の具体例としては、エチレンと炭素数が3〜
18のα−オレフィンから選ばれる少なくとも1種類の
単量体とのランダム共重合体が挙げられ、α−オレフィ
ンとしては、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられ、これにポ
リエン構造を有する炭化水素、例えばジシクロペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、ノルボルネン系単量体
(例えば、エチリデンノルボルネン)等を共重合しても
良い。
【0010】共重合体中のエチレンの含量は、通常40
〜95重量%、好ましくは50〜90重量%、より好ま
しくは60〜85重量%のものである。該ポリオレフィ
ン系エラストマー(a)は、チーグラー触媒等のマルチ
サイト触媒、あるいはメタロセン系触媒等のシングルサ
イト触媒のいずれで重合されたものでも良く、例えば後
者のシングルサイト触媒で重合されたものの場合、分子
量分布(重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比(Mw/Mn))が約1.5〜4.0のものが
代表例として挙げられる。ここで、MwおよびMnはW
aters Associates社製の150型高温
GPC装置とPERKIN ELMER社製のFTIR
を接続し、カラムとして東ソー社製GMH−H6を2
本、昭和電工社製AT−807Sを1本使用して測定さ
れるものであり、溶剤にはトリクロロベンゼン(TC
B)を用い、140℃の条件で測定された値である。ま
た、上記シングルサイト触媒で重合されたポリオレフィ
ン系エラストマーは、多段で重合されたものでも良く、
また制御された長鎖分岐を有したものであったり、上記
α−オレフィンに加え、極性基を有する単量体やスチレ
ン系モノマー等のその他の単量体が共重合されたもので
あっても良い。該ポリオレフィン系エラストマー(a)
のビカット軟化点は、JIS−K−7206(試験荷重
1kg,昇温速度50℃/時間)で測定される値であ
り、60℃以下、好ましくは50℃以下のものである
が、その下限は上記の測定法では数値の特定は困難であ
るが、該エラストマーの性状として通常は常温(23
℃)で固体状のものである。また、このポリオレフィン
系エラストマー(a)は、単体でも溶融押出加工によっ
てフィルムやペレット形成が可能な程度のものである。
【0011】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
組成物におけるビカット軟化点が60℃以下のポリオレ
フィン系エラストマー(a)の比率は7〜30重量%で
ある。7重量%未満では相溶性が低下し、低温高収縮性
を得るための延伸性改良効果が得難いことがある。一
方、30重量%を越えると、フィルムが柔らかくなり過
ぎて腰が低下し、包装機械適性上、包装速度が上げられ
ない等の制約を受けたり、他の樹脂成分のとり得る混合
比率が低下して、逆に延伸性が低下したり、収縮応力が
低下してタイト感のない包装仕上がりになってしまう。
上記ポリオレフィン系エラストマー(a)のより好まし
い組成比率は10〜30重量%、更に好ましい組成比率
は15〜25重量%である。
【0012】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
組成物は、密度が0.890〜0.925g/cm3
メルトフローレート(190℃、荷重2.16kgf:
以下、エチレンα−オレフィン共重合体については同条
件)が0.2から5.0g/10分であるエチレンα−
オレフィン共重合体(b)を5〜20重量%を含む。該
エチレンα−オレフィン共重合体(b)は示差走査熱量
計(DSC)による最高融点が一般に110〜130
℃、ビカット軟化点が60〜110℃であり、前記した
ビカット軟化点が60℃以下のポリオレフィン系エラス
トマー(a)のようなゴム状の領域で実質的に非晶質な
ものとははっきり区別されて、低度の結晶性を有するも
のであり、これらは通常10〜60%、好ましくは15
〜50%の結晶化度を有するものである。該エチレンα
−オレフィン共重合体は、延伸製膜時の安定性を確保す
る上で重要であり、延伸中のフィルム破れに対して有効
であり、前記したビカット軟化点が60℃以下のポリオ
レフィン系エラストマー(a)の低温高収縮性発現効果
を助ける。また、フィルムに耐破れ性等の機械的強度や
包装後のフィルムの変形回復性(例えば、フィルムを指
で押し込んだりした時にできる凹み跡の解消能力)を付
与する。該エチレンα−オレフィン共重合体としては、
線状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン等があ
り、これらはエチレンとプロピレン、ブテン−1、ペン
テン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、
オクテン−1等の炭素数が3〜18のα−オレフィンか
ら選ばれる少なくとも1種類の単量体との共重合体であ
るが、耐破れ性等の機械的強度および延伸製膜性の点か
ら、α−オレフィンとしては4−メチル−ペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1が好ましい。該エチレ
ンα−オレフィン共重合体(b)は、前記ポリオレフィ
ン系エラストマー(a)と同様、マルチサイト触媒ある
いはシングルサイト触媒のいずれで重合されたものでも
よく、またシングルサイト触媒で得られたものはその分
子量分布の程度、また制御された長鎖分岐を有したもの
等をも含むことは前記と同様である。 該エチレンα−
オレフィン共重合体(b)の密度が0.925g/cm
3 を越えると他の樹脂との相溶性が低下し、延伸が不安
定になったり、透明性が低下し、0.890g/cm3
未満であると、同様に延伸性が低下し、変形回復性が悪
くなったり、フィルムの腰が低下する。より好ましい密
度は、0.895〜0.923g/cm3 、更に好まし
くは0.900〜0.921cm3 のものである。な
お、密度はJIS−K−7112に従って測定される2
3℃の値である。
【0013】また、本発明におけるメルトフローレート
(以下、MFRと記す。)は、JIS−K−7210に
従って測定される値であるが、該エチレンα−オレフィ
ン共重合体(b)のMFRが0.2g/10分未満で
は、押出成形時の押出動力が上昇し、押し出された原反
の表面平滑性が低下したり、他の樹脂との相溶性が低下
して透明性が劣化する場合がある。一方、MFRが5.
0g/10分を越えると延伸性が低下する他、変形回復
性や耐破れ性等の機械的強度に劣ったものしか得られな
い。より好ましいMFRは、0.3〜4g/10分、更
に好ましくは0.5〜3g/10分である。
【0014】本発明のポリオレフィン系樹脂組成物中の
該エチレンα−オレフィン共重合体(b)の組成比率
が、5重量%未満では上記の効果が得られず、また20
重量%を越えるとフィルムの収縮応力が高くなり過ぎて
シュリンク包装時にトレーや容器が変形し易くなった
り、また熱収縮率の温度依存性と熱収縮応力が相対的に
大きくなり、特に被包装物が冷凍物である場合に、該被
包装物と接触する部分でのアバタ状の収縮斑が発生し易
くなるといった問題を生じる。上記エチレンα−オレフ
ィン共重合体(b)のより好ましい組成比率は7〜20
重量%、より好ましくは10〜18重量%である。
【0015】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
組成物は、EVA,エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸
共重合体,エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸エステル
共重合体から選ばれる少なくとも一種の樹脂(c)40
〜70重量%を含む。これらの樹脂は、主としてガスバ
リヤー性樹脂層(B層)との層間接着性を確保し、特に
延伸時およびヒートシール時に層間剥離が発生せず、ま
た押出成形工程において、自身の接着性に由来すると思
われる押出系内に滞留しているゲル状物やカーボン等の
異物を引き出すといった問題を大幅に改善する効果を発
揮する。また、防曇剤の保持や他に、フィルムの硬さや
腰を調整する役割も有している。上記特定の樹脂群の少
なくとも1種の樹脂(c)が70重量%を越えると、本
発明の他の樹脂成分のとり得る比率が本発明の特定比率
を下回り、延伸性が悪くなったり、機械的強度や変形回
復性が低下する。一方、40重量%未満の場合は、ガス
バリヤー性樹脂層(B層)との層間接着性が保たれず、
延伸中やヒートシール時に層間剥離が発生し易くなる。
【0016】上記EVAはその酢酸ビニル基含量が5〜
26重量%、MFR(190℃、2.16kgf:以
下、EVAについては同条件)が0.3〜10g/10
分のものが好ましい。また、同様に、エチレン−脂肪族
不飽和カルボン酸共重合体およびエチレン−脂肪族不飽
和カルボン酸エステル共重合体の具体例としては、エチ
レン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタ
クリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸
エステル(メチル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素
数1〜8のアルコールの成分より選ばれる)共重合体、
エチレン−メタクリル酸エステル(メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等の炭素数1〜8のアルコールの成分よ
り選ばれる)共重合体等が挙げられ、これらは更にその
他の成分を加えた3成分以上の多元共重合体(例えば、
エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸および同エステルよ
り適宜選ばれる3元以上の共重合体等)であっても良
い。これらのカルボン酸またはカルボン酸エステル基の
含有量は、通常3〜35重量%のものが用いられ、ま
た、MFR(190℃、2.16kgf:以下、エチレ
ン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体およびエチレン−
脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体については同
条件)は、EVAと同様である。
【0017】本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂
組成物はPP系樹脂又はPP系樹脂とPB−1系樹脂と
の混合樹脂のいずれか(d)5〜30重量%を含む。P
P系樹脂は組成物中の硬質、耐熱成分として、延伸時に
おいてはガスバリヤー性樹脂層に均一な延伸性を与え、
一方得られたフィルムに対しては腰を付与することで包
装機械適性を向上させ、またヒートシールの安定性を保
つ効果を発揮する。樹脂(d)の組成比率が5重量%未
満では、上記延伸効果が発揮されず、また30重量%を
越えるとフィルムの透明性の低下および収縮性(収縮
率)が低下し、包装仕上がりが悪くなる。
【0018】ここで、PP系樹脂には、ホモのPP、プ
ロピレン含量が70重量%以上のプロピレンと他のα−
オレフィン(エチレンの他、炭素数4〜8のもの)の1
種または2種以上のとの共重合体であって、チーグラー
・ナッタ触媒のような従来の触媒で重合されたもの以外
に、前述のメタロセン系触媒等で重合されたシンジオタ
クチックPPやアイソタクチックPP等も含まれ、更に
50重量%程度までの高濃度のゴム成分を均一微分散し
たものであっても良く、これらのうち少なくとも1種が
用いられる。上記PP系樹脂のMFR(230℃、2.
16kgf:以下、PP系樹脂については同条件)は、
通常0.1〜15g/10分のものである。
【0019】PB−1系樹脂は、PP系樹脂との相溶性
が特に優れるため、好ましくはPP系樹脂と併用される
ものであるが、PP系樹脂に対しては等重量比率以下で
用いられる。PB−1系樹脂は低温延伸性を助ける効果
がある他、フィルムの硬さや腰の調整に使用するもので
ある。PB−1系樹脂としては、ブテン−1含量70モ
ル%以上の結晶性で他の単量体(エチレン、プロピレン
の他、炭素数5〜8のオレフィン系)の1種または2種
以上との共重合体をも含む高分子量のものが用いられ
る。このものは、液状およびワックス状の比較的低分子
量のものとは異なり、MFR(190℃、2.16kg
f:以下、PB−1系樹脂については同条件)が、通常
0.1〜10g/10分のものである。好ましいPB−
1系樹脂としては、ビカット軟化点が40〜100℃の
共重合体である。
【0020】本発明の多層延伸フィルムにおいて、ポリ
オレフィン樹脂層(A)には、前記ポリオレフィン系樹
脂組成物の他に、その本来の特性を損なわない範囲、好
ましくは(A)層中の50重量%、更には40重量%を
越えない範囲、で必要に応じ、その他の樹脂を混合して
も良い。混合する樹脂の例として、水添ポリジシクロペ
ンタジエン、水添ポリテルペン等の石油樹脂、結晶性
1,2−ポリブタジエン、スチレン−共役ジエン共重合
体(ブロック、ランダム)および該共重合体の少なくと
も一部を水添したもの、アイオノマー樹脂、高圧法低密
度ポリエチレン、遷移金属触媒によって重合された高分
岐度エチレンポリマー(分岐度:5〜100基/100
0炭素)、低圧法高密度ポリエチレン等が挙げられる。
【0021】本発明の多層延伸フィルムにおいて、ポリ
オレフィン樹脂層(A)には、その本来の特性を損なわ
ない範囲で、防曇剤、滑剤、アンチブロッキング剤、可
塑剤、酸化防止剤、界面活性剤、着色剤、紫外線吸収
剤、架橋剤、無機フィラー等を添加しても良い。本発明
の多層延伸フィルムにおけるガスバリヤー性樹脂層
(B)に使用されるガスバリヤー性樹脂としては、23
℃、65%RHの雰囲気下で測定された酸素透過度の値
が、約1000cc[25.4μm/(m2 ・24hr
・atm)]以下のものが用いられるが、好ましくは5
00cc[25.4μm/(m2 ・24hr・at
m)]以下のものであり、この条件を満たす樹脂から少
なくとも1種用いられる。なお、酸素透過度は、AST
M−D3985の方法によって測定される。
【0022】ガスバリヤー性樹脂の例としては、ポリア
ミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアル
コール、熱可塑性ポリエステル等が挙げられ、ポリアミ
ドとしては、ナイロン6、66、610、11、12、
共重合ナイロン6/66、6/12、6/610、6/
66/12、6/66/610、6/66/612等が
挙げられる。また、主鎖に芳香環を有したものも含ま
れ、例として原料にフタル酸、イソフタル酸、メタキシ
リレンジアミン等を用いたものが挙げられ、その他重合
反応に寄与しない置換基を有したもの等、結晶性及び非
晶性のいずれも含まれる。これらは、単独または2種以
上の混合樹脂として適宜使用されるが、延伸性、収縮
性、透明性等よりナイロン6、6/66、6/12のい
ずれか1種または2種以上を主体成分とすることが好ま
しく、また熱安定性の向上および他の樹脂とのブレンド
時の反応性を抑制するために、分子鎖末端がアルキル基
等の活性の低い置換基で安定化されたものがより好まし
い。
【0023】エチレン−ビニルアルコール共重合体とし
ては、好ましくはエチレン含量が15〜70モル%、ケ
ン化度80%以上のものが使用され、より好ましくはエ
チレン含量が20〜60モル%、ケン化度90%以上、
更に好ましくはエチレン含量が25〜55モル%、ケン
化度95%以上のものである。ポリアルコールは、一般
にポリケトンのもつカルボニル基(主として主鎖に炭素
−炭素結合として有するもの)の少なくとも一部を水素
添加して得られるヒドロキシメチレン単位を有する共重
合体である。上記ポリケトンは一酸化炭素と少なくとも
1種の炭素数2以上のα−オレフィンとの共重合体、あ
るいは、一酸化炭素と少なくとも1種の該α−オレフィ
ンと酢酸ビニル、脂肪族不飽和カルボン酸、脂肪族不飽
和カルボン酸エステルより選ばれる少なくとも1種の単
量体との3元以上の共重合体である。炭素数2以上のα
−オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキ
セン−1、オクテン−1の他、通常、炭素数が12まで
のものから少なくとも1種選ばれたものが使用される
が、好ましくはエチレン単独、エチレンとプロピレンを
併用したもの、エチレンあるいはプロピレンと炭素数4
〜8のα−オレフィンを併用したもの、またはエチレン
とプロピレンおよび炭素数4〜8のα−オレフィンを併
用したものである。該ポリアルコール中の一酸化炭素由
来のカルボニル基の還元によって得られるヒドロキシメ
チレン単位の含有率が10〜50モル%、α−オレフィ
ン単位の合計が40〜90モル%、その他残基が0〜3
0モル%の範囲のものである。
【0024】熱可塑性ポリエステルとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共
重合ポリエステル等があり、特に限定するものではない
が、好ましくは共重合ポリエステル、より好ましくは低
結晶性、低結晶融点の共重合ポリエステル、更に好まし
くは実質的に非晶性の共重合ポリエステルである。ま
た、ガスバリヤー性のより高い成分を共重合したもの等
(例えば、アルコール成分として芳香族系のモノマーを
混合して得られる共重合体等)がある。具体的には、例
えばアルコールを共重合成分とする場合は、エチレング
リコールが一般的であるが、この他の共重合成分とし
て、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコールや
トリエチレングリコール等のポリエチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール、キシリレングリコール、またはその他公知のも
のから選ばれる少なくとも1種のジオールが挙げられ、
エチレングリコールとこれらのジオールの1種との組み
合わせ、またはエチレングリコールを含まず、上記ジオ
ールの1つを含んだものでも良い。一方、共重合の酸成
分としては、テレフタル酸が一般的であるが、その他に
イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、そ
の他の芳香族系のもの、またはその芳香族環にエステル
化反応に寄与しない置換基を有するジカルボン酸等があ
る。また、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、その他
の脂肪族ジカルボン酸類等、またはその他公知のものか
ら選ばれる少なくとも1種のジカルボン酸を含む場合が
ある。
【0025】上記アルコール成分と酸成分は、どちらか
一方を利用する場合、または両方を適時利用する場合が
ある。好ましい組み合わせの例としては、例えばアルコ
ール成分としてエチレングリコールを主成分に、1,4
−シクロヘキサンジメタノールを40モル%以下含み、
酸成分としてテレフタル酸を利用し共重合したもの等が
ある。その場合、共重合のより好ましい比率は、1,4
−シクロヘキサンジメタノールが20〜40モル%、更
に好ましくは、25〜36モル%程度である。好ましい
のは、これらのうち、原料としての結晶化度(広角X線
回折法で測定)が30%以下、より好ましくは10%以
下、更に好ましくは実質的に非晶質のものである。ま
た、上記ポリエステル同志のブレンド、または上記以外
の他のポリエステルとのブレンド等、2種以上を自由に
混合したものでも良い。
【0026】これら熱可塑性ポリエステルは、特に保香
性が重視される用途に好適に用いられる。上記のポリア
ミド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアル
コール、および熱可塑性ポリエステルには、その本来の
特性を損なわない範囲で他の樹脂の少なくとも1種を5
0重量%を上回らない範囲で混合しても良い。
【0027】ガスバリヤー性多層延伸フィルムの表層
は、ヒートシールや密着等による包装体としての気密性
を確保すると共に、透明性や光沢の他、添加剤としての
防曇性、帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等を
内部添加法によりブリードさせて、フィルムとして必要
な表面特性を発揮する層である。表層は本発明のポリオ
レフィン系樹脂組成物で形成されてもよいが、別に新た
に設けても良い。表層に用いられる好ましい樹脂には、
本発明のポリオレフィン系樹脂組成物で使用する特定樹
脂(b)を含む密度が0.880〜0.930g/cm
3 、MFRが0.2〜10g/10分であるエチレンα
−オレフィン共重合体、および同様に本発明のポリオレ
フィン系樹脂組成物に使用するEVA、エチレン−脂肪
族不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−脂肪族不飽和
カルボン酸エステル共重合体、PP系樹脂等があり、こ
れらの中から少なくとも1種用いられる。フィルムの表
面には場合により、ショ糖エステル、各種シリコーンエ
マルジョン、シリコーンオイル、各種界面活性剤、高級
脂肪酸金属塩、およびポリビニルアルコール等の公知の
表面改質用高分子等により、必要に応じて適宜溶媒で希
釈してコーティングを施しても良い。
【0028】本発明の多層延伸フィルムの厚みは、通常
5〜100μm、好ましくは7〜80μm、より好まし
くは8〜60μmであり、フィルム中に占めるポリオレ
フィン系樹脂層(A層)の総厚みは通常2〜60μm、
好ましくは3〜40μm、より好ましくは5〜30μm
である。また、ガスバリヤー性樹脂層(B層)の厚みは
合計で0.5〜20μm、好ましくは0.8〜15μm
である。
【0029】本発明の多層延伸フィルムの好適な使用例
としてシュリンクフィルムがあり、80℃における熱収
縮率がタテとヨコの少なくとも1方向において15%以
上であり、かつ80℃におけるタテとヨコの平均熱収縮
率の値と100℃における同平均熱収縮率の値との差が
20%以下であり、また80℃におけるタテとヨコの平
均熱収縮応力が70g/mm2 以上で、かつ同温度での
タテ、ヨコ各々の熱収縮力が110g/15mm幅以下
の値を有することが好ましい。上記の値が好ましい理由
は、低温収縮性を有し、包装時においてタルミが無くタ
イトに包装可能である一方で、トレーや容器の変形およ
び食品等の被包装物と接触する部分でのアバタ状の収縮
斑の発生を抑制し、また実用上十分な包装後の変形回復
性を発揮するために有効である。
【0030】次に、本発明の多層延伸フィルムの製造方
法の一例について述べるが、これに限定されるものでは
ない。まず、各層を構成する樹脂をそれぞれの押出機で
溶融して、多層ダイで共押出し急冷固化して多層延伸用
原反を得る。押出法は、多層のTダイ法、多層のサーキ
ュラー法等を用いることができるが、好ましくは後者が
良い。このようにして得た多層延伸用原反を延伸に適し
た温度にまで加熱して延伸を行う。延伸方法としては、
ロール延伸法、テンター法、インフレ法(ダブルバブル
法を含む)等があるが、同時二軸延伸で製膜される方法
が好ましい。また、延伸は少なくとも1方向に面積延伸
倍率で4〜40倍に延伸されるが、この延伸倍率は用途
により必要なフィルム特性、例えば熱収縮率等に応じて
適宜選択される。また、必要に応じ、後処理、例えば寸
法安定性のためのヒートセット、コロナ処理、プラズマ
処理の他、他種フィルム等とのラミネーションが行われ
ても良い。更に、本発明の多層延伸フィルムは、その少
なくとも一つの層が架橋されていても良く、架橋処理は
電子線、γ線、紫外線等のエネルギー線照射やパーオキ
サイドの利用等の従来公知の方法が用いられる。
【0031】
【発明の実施の態様】以下、本発明を実施例にて更に詳
しく説明するが、本発明で用いた測定評価方法は、以下
の通りである。 (1)ゲル及び異物評価 ダイの先端リップ以外は分解掃除をせずに、通算500
時間以上ポリオレフィン系樹脂を使用して運転した3台
の押出機(φ30mm2台、φ40mm1台)と5層サ
ーキュラーダイからなる多層押出し装置を用いて、所望
の条件で押出しを行い、各種多層延伸用原反を得る。得
られた原反から長さ3mを切り出し、次いで東洋精機製
フィッシュアイチェッカーを用いてゲルおよび異物のチ
ェックを行い、上視状態で長手寸法および長手方向と直
角方向の寸法との平均寸法をとり、この平均寸法が0.
5mm以上のゲルおよび異物の数をカウントし、以下の
ように評価した。 ◎:1ヶ/m2 以下、○:2〜5ヶ/m2 、△:6〜2
0ヶ/m2 、×:21ヶ/m2 以上 (2)熱収縮率 100mm角のフィルム試料を所定の温度に設定したエ
アーオーブン式恒温槽に入れ、自由に収縮する状態で1
0分間処理した後、フィルムの収縮量を求め、元の寸法
で割った値の百分比で表した。1軸延伸の場合は延伸方
向の値、2軸延伸の場合には、タテ、ヨコ両方向につい
て各々測定した。 (3)熱収縮力および熱収縮応力(以下、文中にてOR
Sと記す) フィルムを幅15mmの短冊状にサンプリングし、それ
をストレインゲージ付きのチャックにチャック間50m
mに緩めることなくセットし、それを80℃に加熱した
シリコーンオイル中に浸漬して発生した収縮力をタテ、
ヨコそれぞれについて検出し、浸漬後10秒以内におけ
る最大値をフィルムの収縮力とした。また、この値を浸
漬前のフィルムの初期断面積で除した値をORSとし
た。 (4)酸素透過度 ASTM−D−3985の方法により、23℃、相対湿
度65%の条件下で測定した。 (5)包装機械適性および包装仕上がり 底に重りとして鉄片を貼り付けたPSPトレー(概略寸
法:タテ195mm、ヨコ155mm、高さ30mm)
を被包装物として、熱風加熱方式のシュリンクトンネル
を備えた茨木精機(株)製シュリンク包装機CFP30
00にて、40パック/分の包装速度にて50ヶの包装
を行い最初に通した5ヶを除いた残りの45ヶの包装体
について評価を行った。センターシーラーとエンドシー
ラーの温度、及びシュリンクトンネル熱風温度(トンネ
ル通過時間は約4秒)は最適条件になるように適宜変更
して包装を行った。シュリンク前の余裕率はタテ/ヨコ
=19%/8%の条件で行った。
【0032】ここで、余裕率はトレーの周長に対するシ
ュリンク前の袋状フィルムの周長の百分比から百を差し
引いた値をいい、タイトに仕上げるためにシュリンクす
べき余裕分を表す。この余裕率が大きくとれるフィルム
ほど包装機械適性に優れていると言える。以下に、評価
基準を記す。 ○:シール部に欠陥がなく、トレーの変形もほとんどな
くタイトに仕上がって十分な商品価値を有する。 △:シール部は問題ないが、トレーに若干の変形が認め
られるか、またはトレーコーナー部にシュリンク不足の
膨らみ部分が残り、全体にややタイト感が乏しく、外観
に問題があり商品性に劣る。 ×:フィルム走行中に破れを生じたり、シール部に破れ
やピンホールの欠陥が認められる。または、積み重ねが
困難な程度に外観状重大な問題となるトレー変形が生じ
るか、収縮不足でタイト感が全くなく、商品価値がな
い。
【0033】次に、実施例および比較例において使用し
た樹脂を以下に記す。 a1:エチレン−オクテン−1共重合体(シングルサイ
ト触媒で重合されたものでオクテン−1含量=25重量
%、密度0.868g/cm3 、MFR(190℃、
2.16kgf)=0.5g/10分、Mw/Mn=
2.7、ビカット軟化点≦40℃) a2:エチレン−オクテン−1共重合体(シングルサイ
ト触媒で重合されたものでオクテン−1含量=22重量
%、密度0.875g/cm3 、MFR=3.0g/1
0分、Mw/Mn=2.5、ビカット軟化点=48℃) a3:エチレン−プロピレン共重合体(プロピレン含量
=15モル%、エチリデンノルボルネン含量=2重量
%、密度0.880g/cm3 、MFR=0.45g/
10分、ビカット軟化点≦40℃) b1:エチレンα−オレフィン共重合体(α−オレフィ
ン=ヘキセン−1、密度=0.912g/cm3 、MF
R(190℃、2.16kgf)=2.0g/10分、
DSC融点=120℃、ビカット軟化点=89℃) b2:エチレンα−オレフィン共重合体(α−オレフィ
ン=オクテン−1、密度=0.912g/cm3 、MF
R=1.0g/10分、DSC融点=122℃、ビカッ
ト軟化点=94℃) b3:エチレンα−オレフィン共重合体(シングルサイ
ト触媒で重合されたもの。α−オレフィン=オクテン−
1、密度=0.902g/cm3 、MFR=1.0g/
10分、DSC融点=98℃、ビカット軟化点=88
℃) b4:エチレンα−オレフィン共重合体(シングルサイ
ト触媒で重合されたもの。α−オレフィン=オクテン−
1、密度=0.915g/cm3 、MFR=3.5g/
10分、DSC融点=124℃、ビカット軟化点=10
0℃) b5:エチレンα−オレフィン共重合体(シングルサイ
ト触媒で2段重合されたもの。α−オレフィン=ヘキセ
ン−1、密度=0.921g/cm3 、MFR=1.8
g/10分、DSC融点=118℃、ビカット軟化点=
104℃) b6:エチレンα−オレフィン共重合体(α−オレフィ
ン=4−メチル−ペンテン−1、密度=0.935g/
cm3 、MFR=2.1g/10分、DSC融点=12
5℃、ビカット軟化点=114℃) b7:エチレンα−オレフィン共重合体(α−オレフィ
ン=オクテン−1、密度=0.916g/cm3 、MF
R=6.0g/10分、DSC融点=119℃、ビカッ
ト軟化点=100℃) c1:エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量
=15重量%、MFR=2.0g/10分) c2:エチレン−アクリル酸メチル共重合体(アクリル
酸メチル含量=9重量%、MFR=3.0g/10分) c3:エチレン−アクリル酸共重合体(アクリル酸含量
=6.5重量%、MFR=3.5g/10分) d1:ポリプロピレン系樹脂(アイソタクチックポリプ
ロピレン(ホモポリマー)、MFR=4.0g/10
分)、融点(DSC法最高融解ピーク温度、以下同じ)
=160℃) d2:ポリプロピレン系樹脂(エチレンとブテン−1を
コモノマーとする共重合体、MFR=6.0g/10
分、融点=132℃) d3:ポリプロピレン系樹脂(メタロセン系触媒により
重合されたシンジオタクチックポリプロピレン、Mw/
Mn=2.1、MFR=2.5g/10分)、融点=1
49℃) d4:ポリブテン−1系樹脂(プロピレンをコモノマー
とする共重合体、MFR=1.0g/10分、ビカット
軟化点=59℃) d5:変性ポリオレフィン系接着性樹脂(ポリプロピレ
ン系樹脂タイプ、MFR=2.8g/10分) G1:ポリアミド(6/66共重合ナイロンで分子鎖末
端がアルキル化処理されたもの、融点=192℃、相対
粘度(JIS6810硫酸溶液、以下同じ)=3.5) G2:ポリアミド(6ナイロン、融点=224℃、相対
粘度=3.5) G3:エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(エチレ
ン含量=44モル%、MFR(210℃、2160g)
=3.5) G4:熱可塑性ポリエステル(酸成分がテレフタル酸を
主体とし、ジオール成分が1,4−シクロヘキサンジメ
タノール30モル%、エチレングリコール70モル%よ
りなる共重合ポリエステル、ガラス転移温度=81℃、
結晶化度=0%(非晶質))
【0034】
【実施例1】ダイの先端リップ以外は分解掃除をせず
に、通算500時間以上ポリオレフィン系樹脂を使用し
て運転した3台の押出機(φ30mm2台、φ40mm
1台)と5層サーキュラーダイからなる多層押出し装置
を用いて、エチレン−酢酸ビニル共重合体;c1を両表
層、またガスバリヤー性樹脂層としてポリアミド;G1
を、そして該ガスバリヤー性樹脂層(B層)に隣接した
中間層として、エチレン−酢酸ビニル共重合体;c1を
46重量%、ポリオレフィン系エラストマー;a1を1
7%、エチレンα−オレフィン共重合体;b1を17重
量%、ポリプロピレン系樹脂;d1を14重量%および
ポリブテン−1系樹脂:d4を6重量%の樹脂組成物を
ポリオレフィン系樹脂層(A層)として配し、層構成が
c1/(上記樹脂組成物)/G1/(上記樹脂組成物)
/c1の5層になるように押出した後、冷水にて急冷固
化して折り幅200mm、厚み175μmのチューブ状
原反を作製した。該原反の厚み比率(%)は15/30
/10/30/15であった。この際、ジグリセリンモ
ノラウレート33重量%とグリセリンモノラウレート6
7重量%の混合物を両表層と中間層に各々1.5重量%
と1.0重量%を各押出機の混合混練部へ液状で圧入混
合し、またチューブ状原反内部には、6%オレイン酸ナ
トリウム水溶液を封入し、ニップロールでしごくことに
より内面コーティングを施した。得られたチューブ状原
反にはゲル状物やカーボン等の異物は認められなかっ
た。
【0035】次いでこの原反を2対の差動ニップロール
間に通し、約70℃に加熱した後、内部に空気を圧入し
てバブルを形成させて連続延伸を行い、約20℃の冷風
を吹き付けてバブルを折り畳み、延伸倍率でタテ3.0
倍、ヨコ2.7倍に同時二軸延伸した厚み約22μmの
フィルムを安定して得た。該フィルムの評価結果を表1
に示すが、低温高収縮性に優れ、包装時のトレー変形が
ほとんどなく、タイトで良好な仕上がりが得られ、包装
機械適性も十分なものであった。
【0036】また、フィルムを1枚にしてロール状に巻
き取った試料の巻取り内側面と外側面の防曇性につい
て、20℃の水を入れた上部開放容器をこのフィルムで
密封状態にした後、5℃の冷蔵ショーケースに保管して
各々調べたところ、両面共水滴の発生はほとんど見られ
ず良好な防曇性を有するものであった。
【0037】
【比較例1】本発明の効果を従来技術と比較するため
に、特開平7−266513号公報の実施例1に記載さ
れている各層樹脂とほぼ同様な樹脂を使用して、本発明
の実施例1と厚み構成が同様なc1/(d4:40重量
%+d2:20重量%+d5:40重量%)/G1/
(d4:40重量%+d2:20重量%+d5:40重
量%)/c1の5層のチューブ状原反を本発明の実施例
1と同様な方法で作製し、以下同様に延伸製膜を行い、
表3に示す厚み約22μmのフィルムを得た。延伸製膜
は可能であったが、延伸前のチューブ状原反にはやや褐
色を帯びたゲル状物が無数に存在し、最終的に得られた
フィルムは見た目の商品性に劣るばかりでなく、包装機
械適性においても、シール部にピンホールが多発し、実
用に耐えないものであった。
【0038】
【実施例2】各層に使用した樹脂および樹脂組成物はそ
のままで、厚み比率を変えた以外は実施例1と同様にし
てチューブ状原反を作製し、以下同様に延伸製膜を行い
表1に示す厚み22μmのフィルムを得た。原反の各層
厚み比率(%)は10/20/40/20/10であっ
た。得られたフィルムは実施例1と同様にゲル等の異物
は認められず、包装仕上がりや包装機械適性に優れるも
のであった。
【0039】
【比較例2】同様に従来技術に対する本発明の効果を比
較するために、本発明とはポリオレフィン系樹脂層(A
層)中の組成物の混合比率が異なる特開平3−2188
29号公報に対して、該公報記載の実施例28に対応す
るほぼ同様な層構成及び厚み比率の5層のチューブ状原
反(層構成=c1/(c1:25重量%+a3:15重
量%+b1:40重量%+d1:20重量%)/G1/
(c1:25重量%+a3:15重量%+b1:40重
量%+d1:20重量%)/c1、厚み比率(%)=1
0/20/40/20/10)を本発明の実施例1と同
様な方法で作製し、以下同様に延伸製膜を行い、厚み約
22μmのフィルムを得た。
【0040】得られたチューブ状原反には、実用上問題
となるゲル状物やカーボン等の異物はほとんど認められ
なかった。しかしながら、得られたフィルムは低温収縮
性に劣り、包装仕上がりにおいてもタイト感がなくトレ
ーのコーナー部に明らかな収縮不足と思われるフィルム
のタルミや突起状の膨らみ(いわゆるドッグイヤー)を
生じ、商品性に欠けるものであった。また、シュリンク
前の余裕率条件をタテ/ヨコ=13%/6%(面積余裕
率で約20%)に変更して同様な評価を行ったところ、
上記収縮不足によるタルミやドッグイヤーは改善された
ものの、トレーにゆがみによる変形を生じ、やはり商品
性に問題のあるものであった。
【0041】
【実施例3〜6】ポリオレフィン系樹脂層(A層)の組
成を種々変更し、実施例1と同様な方法で表1及び表2
に示すフィルムを得た。なお、実施例5および実施例6
については延伸倍率をタテ3.7倍、ヨコ3.2倍で延
伸製膜を行った。実施例1と同様に、チューブ状原反に
はゲル状物やカーボン等の異物はほとんど無く、得られ
たフィルムも低温高収縮性の包装機械適性、包装仕上が
りに優れるものであった。
【0042】
【比較例3および4】実施例1のエチレンα−オレフィ
ン共重合体(b)として用いたb1を、密度が本発明の
範囲外であるb6に変えたものを比較例3、また同様に
MFRが本発明の範囲外であるb7に変えたものを比較
例4として、以下実施例1と同様な方法で延伸製膜を行
い、それぞれ表4および表5に示すフィルムを得た。
【0043】いずれもチューブ状原反にはゲル状物やカ
ーボン等の異物は認められなかったが、比較例3では延
伸性が悪く、延伸倍率を下げてタテ2.5倍、ヨコ2.
2倍の条件にてようやく厚み約32μmのフィルムを得
た。得られたフィルムは収縮性に劣り、包装品はタイト
感が無く全体にタルミがあり、実用上問題のあるもので
あった。また、比較例4で得られたフィルムは包装時の
走行中にフィルムに裂けが生じ、包装機械適性に劣るも
のであった。
【0044】
【比較例5および6】ポリオレフィン系樹脂層(A層)
の組成が本発明の範囲外である以外は、実施例1と同様
な方法で、表5に示すフィルムを得た。比較例5で得ら
れたフィルムは収縮性が不足しており、タイト感の無い
包装物しか得られなかった。一方、比較例6で得られた
フィルムでは包装時にトレーが著しく変形していまい、
商品性に問題のあるものしか得られず、実用性に乏しい
フィルムであった。
【0045】
【実施例7〜9】ガスバリヤー性樹脂層(B層)に用い
る樹脂を変更した以外は実施例1と同様な方法で、表3
に示すフィルムを得た。実施例1と同様に、チューブ状
原反にはゲル状物やカーボン等の異物は認められず、得
られたフィルムも包装機械適性および包装仕上がりに優
れるものであった。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、シュリンクフィルムと
して優れた特性を有しており、透明性や防曇性、ヒート
シール性および実用性を満たす機械的強度等を維持しつ
つ、従来技術がなし得なかった高収縮性を有する多層延
伸フィルムを提供できる。特に低温高収縮性や包装時の
トレーや容器の変形を抑制して、商品価値に十分優れた
包装仕上がりを提供できる。また、フィルムの製造にお
いても、従来技術において問題のあった押出成形工程に
おけるゲル状物等の異物の発生を減少でき、かつ延伸製
膜性を向上できる。
【0052】本発明の多層延伸フィルムは、シュリンク
包装用途を主体に各種包装材料の用途、例えば家庭用ラ
ップフィルム、業務用ラップフィルム、バリヤー性が利
用可能な非シュリンク包装用フィルム、ラミネート用フ
ィルム、等に利用が可能であり、各種ガス充填包装用
(場合により脱酸素剤も併用)としても好適に使用可能
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 // B29C 55/16 B29C 55/16 C08J 5/18 CER C08J 5/18 CER B29K 23:00 55:00 B29L 7:00 9:00 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA15X AA20 AA20X AA21X AA28X AA32X AA33X AA82 AA88 AH04 BA01 BB06 BB07 BB08 BC01 4F100 AK01A AK03B AK03C AK07B AK07C AK09B AK09C AK46 AK62B AK62C AK68B AK68C AK70B AK70C AL05B AL05C AL09B AL09C BA02 BA03 BA06 BA07 BA10B BA10C EH20 EH202 EJ38 EJ382 GB15 JA03 JD02A 4F207 AA04E AA08K AA10K AA11 AA11K AA12K AA20E AA29 AA45E AD04 AG01 AG03 AH54 KA01 KA17 KA19 KB26 KW41 4F210 AA04 AA08K AA10K AA11 AA11K AA12K AA20E AA29 AA45E AD04 AG01 AG03 AH54 QA01 QC07 QC20 QD34 QD42 QG04 QG15 QG18 QP09 4J002 BB052 BB053 BB061 BB071 BB081 BB102 BB124 BB144 BB174 GG02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスバリヤー性樹脂層を含有する多層延伸
    フィルムであって、該ガスバリヤー性樹脂層に隣接し
    て、ビカット軟化点が60℃以下のポリオレフィン系エ
    ラストマー(a)7〜30重量%、密度が0.890〜
    0.925g/cm3 ,メルトフローレート(190
    ℃、荷重2.16kgf)が0.2から5.0g/10
    分であるエチレンα−オレフィン共重合体(b)5〜2
    0重量%、エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン−
    脂肪族不飽和カルボン酸共重合体,エチレン−脂肪族不
    飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれる少なくと
    も一種の樹脂(c)40〜70重量%、およびポリプロ
    ピレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂とポリブテン−
    1系樹脂との混合樹脂のいずれか(d)5〜30重量%
    からなるポリオレフィン系樹脂組成物を含有するポリオ
    レフィン系樹脂層を含有することを特徴とする多層延伸
    フィルム。
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