JP6603180B2 - 米飯成形食品の包装装置 - Google Patents
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Description
このような特許文献1の包装形態を得る装置としては、特許文献2に開示の装置が提案されている。
包装材で米飯成形食品を密封した包装体を得る包装装置であって、
供給源から引き出された包装材の両端縁部を包装体の底部となる一側方で合掌状に重ね合わせた重合部にシールを施して筒状包装材とするサイドシール手段と、
該サイドシール手段でシールして横方向シール部が施された前記重合部を、前記サイドシール手段より筒状包装材の搬送方向下流側で前記包装体の底部となる筒状包装材の一側部に重なるように下方または上方へ折曲げ形成する折曲げ手段と、
前記筒状包装材中に搬送方向に所定間隔で寝かせて収容された米飯成形食品の間に、前記筒状包装材の搬送方向と交差する方向にシールを施すエンドシール手段と、
前記折曲げ手段で折曲げた前記重合部を、前記エンドシール手段で筒状包装材をシールする位置の前記搬送方向の上流近傍まで、その折曲げ状態を維持するサイドガイドと、
前記エンドシール手段でシールする位置を挟む前記搬送方向の上流と下流とにおいて、前記筒状包装材の一側部に折り重なった前記重合部を押込み片により内方へ押し込む押込み手段とを備え、
前記筒状包装材を前記エンドシール手段により施されたシール部で分断して、前記米飯成形食品の表裏を熱溶着性のシート材で厚みが30μm〜50μmの包装材でコ字状に覆って、米飯成形食品が収容された袋の左右縁部と底部のみにシール部を設けた包装体を得るようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、包装材の重なり部となる横方向シール部を袋底部に位置させ、立てて陳列される袋底の保形性を高め、また、包装体の表裏にシール部が形成されていない見栄えの良い包装体を連続包装により得ることができる。
前記折曲げ手段は、前記重合部の基端が偏る側と反対側に横方向シール部を折曲げて、その折曲がった前記重合部の上下方向の高さの中間を前記筒状包装材の高さの中間に位置させ、
前記押込み手段は、前記筒状包装材の一側部における高さの中間で、前記重合部の上下方向の高さの中間位置を前記押込み片により押し込むようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、押込み手段による包装材の押し込みにより形成される折込み部の折込量や折込状態が均一になるようにして、折込み部の形成を良好に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、サイドシール手段により加熱された熱を利用して横方向シール部を折曲げる折癖を付すことができる。
請求項4に係る発明によれば、折癖を付ける際に包装材に搬送抵抗を与えることなく横方向シール部を折曲げる折癖の形成を良好に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、押込み手段による折込み部の形成に際して、筒状包装材が押し込み方向にずれてしまうのを防止して、良好に包装することができる。
請求項6に係る発明によれば、押込み手段による折込み部の形成に際して、筒状包装材の押し込み方向のずれを最小限に抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、商品情報を包装材に直接プリントすることができ、品種の異なる商品ごとへの対応が簡単で生産効率が高まり、ラベルを用いる必要がないので、包装コストを大幅に抑制することができる。
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)前記折曲げ手段41は、一対の折曲げローラ41a,41aのテーパー面間の隙間に横方向シール部16を案内して折曲げるように構成したが、折曲げローラの平面同士の対向面間に案内して折曲げるものであったり、固定のガイド部材間に案内して折曲げるものであったり、公知の折曲げ形態に係る適宜構成を採用してもよい。
(2)また、折曲げ手段41は、前記サイドシール手段36の下流側に近接して設けてシールの残存熱の利用によりローラにより折癖を効果的に付与するようにしたが、必要に応じて、癖付け具自体を加熱してその熱を利用して折癖を付与するようにしてもよい。
(3)前記サイドシール手段36による加熱直後に、折曲げ手段41によって横方向シール部16を、延出基部16aからおにぎり14の背面側となる下方へ折曲げて筒状フィルムFの一側部に重なるように形成したが、その逆方向への折曲げも採用し得る。すなわち、筒状フィルムFの一側部における上下方向の高さの中間から下方に基端を偏らせて合掌状の重合部を形成し、サイドシール手段36でシールして得られた横方向シール部16を、折曲げ手段41で延出基部16aから上方に折曲げて筒状フィルムFの一側部に重なるように形成する。
(4)実施例では、筒状フィルムFの長手方向重合端縁部の重合高さおよびサイドシール手段36における加熱シール高さは、横方向シール部16を延出基部16aで袋底部に沿って折曲げた際に前記延出長さN1の1/2の位置が物品高さの1/2の位置とし、該位置から延出する横方向シール部16を袋底部に折曲げて横方向シール部16を袋底部における幅方向中央部とし、その横方向シール部16の中央を押込み手段39で押し込むようにしたが、重合端縁部の重合高さについて、袋底部の一方に飛び出して位置しない範囲で横方向シール部16が配置されるように折曲げ形成し、少なくとも、袋底部で折り重なって4重にフィルムが重合する個所であって、おにぎり14の載置高さの1/2に相当する位置に合わせて設けた押込み片39aによる押込み位置において、筒状フィルムFを内方へ押し込むものであればよい。すなわち、比較的軟質でハリが弱いフィルムなど、押し込み時に包装体を構成する他のフィルムが過度に引っ張られて変形するなどの不具合が生じるフィルム以外のものに適応できる。
(5)前記受け部材40は、押込み手段39が筒状フィルムFを内方へ押し込む際に、筒状フィルムFの側面に当接する支持位置まで移動してフィルムFの他側部を支持するようにしたが、これについては、必要に応じて採用されるものであればよい。
28 品質表示欄,36 サイドシール手段,38 エンドシール手段
39 押込み手段,39a 押込み片,40 受け部材
40a 支持片,41 折曲げ手段,41a 折曲げローラ
42a サイドガイド,F フィルム(包装材)、筒状フィルム(筒状包装材)
Claims (7)
- 包装材(F)で米飯成形食品(14)を密封した包装体(10)を得る包装装置であって、
供給源から引き出された包装材(F)の両端縁部を包装体(10)の底部となる一側方で合掌状に重ね合わせた重合部にシールを施して筒状包装材(F)とするサイドシール手段(36)と、
該サイドシール手段(36)でシールして横方向シール部(16)が施された前記重合部を、前記サイドシール手段(36)より筒状包装材(F)の搬送方向下流側で前記包装体(10)の底部となる筒状包装材(F)の一側部に重なるように下方または上方へ折曲げ形成する折曲げ手段(41)と、
前記筒状包装材(F)中に搬送方向に所定間隔で寝かせて収容された米飯成形食品(14)の間に、前記筒状包装材(F)の搬送方向と交差する方向にシールを施すエンドシール手段(38)と、
前記折曲げ手段(41)で折曲げた前記重合部を、前記エンドシール手段(38)で筒状包装材(F)をシールする位置の前記搬送方向の上流近傍まで、その折曲げ状態を維持するサイドガイド(42a)と、
前記エンドシール手段(38)でシールする位置を挟む前記搬送方向の上流と下流とにおいて、前記筒状包装材(F)の一側部に折り重なった前記重合部を押込み片(39a,39a)により内方へ押し込む押込み手段(39)とを備え、
前記筒状包装材(F)を前記エンドシール手段(38)により施されたシール部(20)で分断して、前記米飯成形食品(14)の表裏を熱溶着性のシート材で厚みが30μm〜50μmの包装材(F)でコ字状に覆って、米飯成形食品(14)が収容された袋(12)の左右縁部と底部のみにシール部(16,20)を設けた包装体(10)を得るようにした
ことを特徴とする米飯成形食品の包装装置。 - 前記サイドシール手段(36)は、前記筒状包装材(F)の一側部における上下方向の高さの中間から上下何れか一方に基端が偏って合掌状に重合された前記包装材(F)の重合部をシールして横方向シール部(16)を形成し、
前記折曲げ手段(41)は、前記重合部の基端が偏る側と反対側に横方向シール部(16)を折曲げて、その折曲がった前記重合部の上下方向の高さの中間を前記筒状包装材(F)の高さの中間に位置させ、
前記押込み手段(39)は、前記筒状包装材(F)の一側部における高さの中間で、前記重合部の上下方向の高さの中間位置を前記押込み片(39a,39a)により押し込むようにしたことを特徴とする請求項1記載の米飯成形食品の包装装置。 - 前記折曲げ手段(41)は、前記サイドシール手段(36)により加熱して横方向シール部(16)を得た直後の前記重合部を折曲げて折癖を付けるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の米飯成形食品の包装装置。
- 前記折曲げ手段(41)は、前記横方向シール部(16)が通過できる程度のわずかな隙間を設けてテーパー面を対向するように配置した一対の折曲げローラ(41a,41a)を備え、回転駆動する一対の折曲げローラ(41a,41a)のテーパー面間の隙間に前記横方向シール部(16)を通過させて前記重合部が前記包装体(10)の底部となる一側部に重なるように折癖を付けるようにしたことを特徴とする請求項3記載の米飯成形食品の包装装置。
- 前記押込み手段(39)の押込み片(39a)で前記筒状包装材(F)を、前記包装体(10)の底部となる一側部に重なる前記重合部に前記押込み片(39a)をあてがって押し込む位置に対して、筒状包装材(F)を挟む他側における反対位置を支持する受け部材(40)を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の米飯成形食品の包装装置。
- 前記受け部材(40)は、前記押込み片(39a)を押し込む動作と同調し、該押込み片(39a)が包装材(F)を押し込む前に筒状包装材(F)から離間した退避位置から接近して該筒状包装材(F)の他側を当接支持する支持位置まで移動する支持片(40a)を有することを特徴とする請求項5記載の米飯成形食品の包装装置。
- 前記包装材(F)の供給源からの引き出し案内経路に、包装材(F)における包装体(10)の背面となる位置に設けられた品質表示欄(28)に商品の消費期限と品質表示を含む情報をプリントするプリント手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6項の何れか一項に記載の米飯成形食品の包装装置。
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JP2016126432A JP6603180B2 (ja) | 2016-06-27 | 2016-06-27 | 米飯成形食品の包装装置 |
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